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JP2580176Y2 - 自動車の車体マウント構造 - Google Patents

自動車の車体マウント構造

Info

Publication number
JP2580176Y2
JP2580176Y2 JP1992036334U JP3633492U JP2580176Y2 JP 2580176 Y2 JP2580176 Y2 JP 2580176Y2 JP 1992036334 U JP1992036334 U JP 1992036334U JP 3633492 U JP3633492 U JP 3633492U JP 2580176 Y2 JP2580176 Y2 JP 2580176Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
bracket
cab mount
mount bracket
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992036334U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0594061U (ja
Inventor
隆二 松村
篤 西山
義雄 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1992036334U priority Critical patent/JP2580176Y2/ja
Publication of JPH0594061U publication Critical patent/JPH0594061U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580176Y2 publication Critical patent/JP2580176Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、座席シ−トがシートブ
ラケットによって車室フロアに支持されるキャブオーバ
ー型の自動車の車体マウント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特公昭54−42487号公報に
記載されるように、座席シ−トが前側及び後側シートブ
ラケットによって車室フロア上に支持されるキャブオー
バー型の自動車の車体マウント構造は知られている。
【0003】ところで、座席シートとして、シートベル
トの端部がシートフレームに連結されてなるシートベル
ト・イン・シートが知られており、それを上記キャブオ
ーバー型の自動車の座席シートとして用いることが考え
られる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなシートベルト・イン・シートでは、衝突時におい
て、シートベルトに作用する荷重は主としてシートフレ
ームに加わることとなるため、シ−トが前側下方に落ち
込むおそれがある。
【0005】本考案は、衝突時に、座席シートが前側下
方に落ち込むのを防止した自動車の車体マウント構造を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、シートベルト
の係合部を備えた座席シ−トが前側及び後側シートブラ
ケットによって車室を構成する車室フロア上に固定され
るキャブオーバー型の自動車の車体マウント構造を前提
とする。
【0007】そして、請求項1の考案は、少なくとも上
記前側シートブラケット下方の上記車室フロアの下面
に、その車室フロアの下方に位置する車体フレームに対
し車室を支持するキャブマウントブラケットを固定し、
かつ、このキャブマウントブラケットに対し上記シート
ブラケットの内の少なくとも上記前側シートブラケット
を上記車室フロアを挟んで連結する構成とするものであ
る。
【0008】請求項2の考案は、請求項1記載のキャブ
マウントブラケットを、前側及び後側シートブラケット
の間に跨がるように配設し、上記両シートブラケット
を、キャブマウントブラケットを介して連結する構成と
するものである。
【0009】請求項3の考案は、前側シートブラケット
に対応する第1キャブマウントブラケットと、後側シー
トブラケットに対応する第2キャブマウントブラケット
とを有し、第2キャブマウントブラケットを第1キャブ
マウントブラケットより大きく形成する構成とするもの
である。
【0010】
【作用】請求項1の考案の場合、衝突時に、シートベル
トの係合部を通じて座席シートに作用する荷重がその座
席シ−トの前側部分を下方に下げるように作用しても、
その荷重は相互に連結されたシートブラケット、車体フ
レーム、及び、キャブマウントブラケットを介して車室
を支持する車体フレームによって受け止められ、その結
果、座席シ−トの前側部分が車体下方に落ち込むことは
なく、座席シートの支持が強固になる。
【0011】請求項2の考案の場合、キャブマウントブ
ラケットが、座席シートの前側及び後側シートブラケッ
トの間に跨がるように配設されているので、座席シート
の支持が強固になり、座席シートがシートベルトの係合
部を備えたシートベルト・イン・シートのように衝突時
に座席シート(シートフレーム)に大きな荷重が作用す
るような場合においても、座席シートの支持が確実とな
る。
【0012】請求項3の考案の場合、衝突時に、衝突に
よる衝撃を効率よく吸収するために前側シートブラケッ
トが外れるようになっている場合でも、後側シートブラ
ケットに対応するキャブマウントブラケットは大きいこ
とから外れにくくなっているので、前側シートブラケッ
トが外れることによる影響を乗員はほとんど受けないよ
うになる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0014】非モノコックボディの上側に車室が設けら
れてなるキャブオーバー型の自動車の車体マウント構造
を示す図1〜図3において、1は前側の座席シートで、
シートクッション2とシートバック3とがヒンジ手段
(図示せず)を介して結合されてなり、シートバック3
の上側にヘッドレスト4が取付けられている。この座席
シート1は、シートベルト5の係合部としてのバックル
5a(図5参照)がシートフレーム1aに連結されてな
るいわゆるシートベルト・イン・シートである。
【0015】上記シートクッション2のフレームは、ス
ライド機構6A,6Bを介して前側及び後側シートブラ
ケット7A,7B,7C,7Dに結合されており、上記
シートブラケット7A〜7Dのうち外側に位置する前側
及び後側シートブラケット7B,7Dが車室の一部を構
成する車室フロアとしてのフロアパネル8を介して、上
記シートブラケット7B,7Dの下側に位置し車室を図
示省略の車体フレームに対して取付けるためのキャブマ
ウントブラケット9に連結されている。座席シート1
は、スライド機構6A,6Bによって、車体前後方向に
スライド移動して前後位置の調整ができるようになって
いる。
【0016】また、図4に示すように、キャブマウント
ブラケット9は、インナパネル14aとアウタパネル1
4bとが接合されてなる閉断面部材14のインナパネル
14aに対し、フロアパネル8と共に接合されている。
そして、上記後側のシートブラケット7Dは、上記イン
ナパネル14a及びアウタパネル14bから上方に延び
るピラーインナ15aとピラーアウタ15bとが接合さ
れてなるピラー15に対しても接合されている。
【0017】上記キャブマウントブラケット9は、前側
及び後側シートブラケット7B,7Dの間に跨がって配
設されており、各シートブラケット7B,7Dはフロア
パネル8を間に挟んだ状態でギャブマウントブラケット
9にスポット溶接されている。これによって、シ−トブ
ラケット7B,7Dはフロアパネル8及びキャブマウン
トブラケット9を介して連結され強度を確保するように
なっている。尚、内側のシートブラケット7A,7C
は、フロアパネル8の、上方に突出したいわゆるトンネ
ル部8aの近傍に配設されており、そのトンネル部8a
によって強度が確保されている。
【0018】後側シートブラケット7C,7Dの間には
レインフォースメント10が介設され、それらの取付部
を補強するようになっている。11,12はそれぞれ上
記キャブマウントブラケット9の前後に位置する別のキ
ャブマウントブラケットであり、13は上記座席シート
1の後側に位置する他の座席シートである。
【0019】シートベルト5は、図5〜図7に示すよう
に、一端部がショルダーアンカー21を経てピラー部1
5内に挿入され、ピラー部15の下部に設けられたリト
ラクタ22に収納されるようになっており、他端部がラ
ップアンカー23によってキャブマウントブラケット9
に結合され、そして中間部にバックル5aに係脱可能に
係合する係合具5bが設けられている。ショルダーアン
カー21の取付部はレインフォースメント24によって
補強されている。また、ピラー部15はピラートリム
(図示せず)によって被覆されている。
【0020】上記のように構成すれば、衝突時に、シー
トベルト5を通じて座席シート1に大きな荷重が作用し
ても、その荷重はシ−トブラケット7B,7Dを通じ
て、強度の高いキャブマウントブラケット9に伝達され
て受け止められるので、シートベルトアンカー部に作用
する荷重が軽減され、よってシートベルト5を通じて作
用する荷重によって、前側シートブラケット7Bが下方
に落ち込んだり、後側シートブラケット7Dが上方に浮
き上がるのが抑制される。また、シートブラケット7
A,7Cは、それの近傍に位置するトンネル部8aによ
って強度が確保され、シートブラケット7B,7Dと同
様に、前側シートブラケット7Aが下方に下がったり、
後側シートブラケット7Cが上方に上がることはない。
【0021】よって、座席シート1の支持が強固にな
り、ベルト・イン・シートのように衝突時に座席シート
1に大きな荷重が作用するような場合においても、座席
シート1の支持が確実となる。
【0022】上記実施例では、前側及び後側シートブラ
ケット7B,7Dを前後方向に長い1つのキャブマウン
トブラケット9に連結するようにしているが、座席シ−
トの少なくとも前側シートブラケット下方にキャブマウ
ントブラケットを配設し、上記キャブマウントブラケッ
トに少なくとも前側シートブラケットをフロアパネルを
介して連結することで、特に問題となる、座席シート1
の前側部分の落込みを回避することができるし、また、
その場合には、前側及び後側シートブラケットをそれぞ
れ、その下側に位置する別体のキャブマウントブラケッ
トに連結するようにしてもよい。
【0023】さらに、前側及び後側シートブラケットそ
れぞれに対しキャブマウントブラケットを設ける場合に
は、後側シートブラケットに対応するキャブマウントブ
ラケットを、前側シートブラケットに対応するキャブマ
ウントブラケットより大きく形成すれば、衝突時に、衝
撃の吸収性から前側シートブラケットが外れるように構
成していても、後側シートブラケットに対応するキャブ
マウントブラケットは大きく形成されて外れにくくなっ
ているので、座席シート1は移動せず、乗員の位置は維
持され、前側シートブラケットが外れることによる影響
を乗員はほとんど受けないようにできる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1の考案に
よれば、車室を構成する車室フロアの下面にキャブマウ
ントブラケットを固定し、このキャブマウントブラケッ
トに対し座席シートの少なくとも前側シートブラケット
を上記車室フロアを挟んで連結しているため、衝突時に
シートベルトの係合部から座席シートを前側下方に落と
し込むような荷重が座席シート及び前側シートブラケッ
トに対し入力しても、その入力荷重を車室フロア及びキ
ャブマウントブラケットを介して車体フレームにより確
実に受け止めることができ、座席シートの落ち込み発生
を確実に回避することができるようになる。また、シー
トベルトアンカ部に作用する荷重が軽減される。
【0025】請求項2の考案によれば、キャブマウント
ブラケットが、前側及び後側シートブラケットの間に跨
がるように配設されているので、前側シートブラケット
の落込みだけでなく、後側シートブラケットの浮上がり
も防止される。
【0026】請求項3の考案によれば、後側シートブラ
ケットに対応するキャブマウントブラケットが、前側シ
ートブラケットに対応するキャブマウントブラケットよ
り大きく形成されているので、衝突時に、衝撃の吸収性
から前側シートブラケットが外れても、後側シートブラ
ケットに対応するキャブマウントブラケットは大きく外
れにくくなっていることから、前側シートブラケットが
外れることによる影響を乗員はほとんど受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車体マウント構造を示す概略側面図で
ある。
【図2】自動車の車体マウント構造を示す概略正面図で
ある。
【図3】自動車の車体マウント構造を示す概略平面図で
ある。
【図4】座席シートのシートブラケットとキャブマウン
トブラケットとの関係を示す斜視図である。
【図5】シートベルトの取付状態を示す正面図である。
【図6】シートベルトの取付状態を示す側面図である。
【図7】シートベルトの、ピラー部への取付状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 座席シート 5 シートベルト 5a バックル(係合部) 7B,7D 前側及び後側シートブラケット 8 フロアパネル(車室フロア) 9 キャブマウントブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−160784(JP,A) 実開 昭49−20217(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/20

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトの係合部を備えた座席シ−
    トが前側及び後側シートブラケットによって、車室を構
    成する車室フロア上に固定されるキャブオーバー型の自
    動車の車体マウント構造において、 なくとも上記前側シートブラケット下方の上記車室フ
    ロアの下面には、その車室フロアの下方に位置する車体
    フレームに対し車室を支持するキャブマウントブラケッ
    トが固定され、かつ、 上記 キャブマウントブラケットに対し上記シートブラケ
    ットの内の少なくとも上記前側シートブラケットが上記
    車室フロアを挟んで連結されていることを特徴とする自
    動車の車体マウント構造。
  2. 【請求項2】 キャブマウントブラケットは、前側及び
    後側シートブラケットの間に跨がるように配設され、
    両シートブラケットがキャブマウントブラケットを介
    して連結されているところの請求項1記載の自動車の車
    体マウント構造。
  3. 【請求項3】 前側シートブラケットに対応する第1キ
    ャブマウントブラケットと、後側シートブラケットに対
    応する第2キャブマウントブラケットとを有し、上記
    2キャブマウントブラケットが上記第1キャブマウント
    ブラケットより大きく形成されているところの請求項1
    記載の自動車の車体マウント構造。
JP1992036334U 1992-05-29 1992-05-29 自動車の車体マウント構造 Expired - Lifetime JP2580176Y2 (ja)

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JPH0594061U JPH0594061U (ja) 1993-12-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5391771B2 (ja) * 2009-03-26 2014-01-15 マツダ株式会社 車両の車体下部構造
JP6409331B2 (ja) * 2014-05-16 2018-10-24 三菱自動車工業株式会社 フレーム車のシート取り付け構造
JP7127945B2 (ja) * 2018-03-12 2022-08-30 ダイハツ工業株式会社 蓄電装置搭載車両の構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4920217U (ja) * 1972-05-25 1974-02-20
JPH01160784A (ja) * 1987-12-15 1989-06-23 Mazda Motor Corp 車両のシート取付構造

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