JP2001150598A - 粘着剤付き建材用防水シート - Google Patents
粘着剤付き建材用防水シートInfo
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Abstract
水シートを提供する。 【解決手段】 透明性又は半透明性の防水性を有するポ
リマーを主体とした基材シート、例えばランダム共重合
ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体ゴムと
を配合してなるシートにポリプロピレン不織布や発泡シ
ート等の弾力性のあるシートを積層してなる基材シート
に、透明性を有するアクリル系粘着剤、ブチルゴム系粘
着剤又はスチレン−イソブチレンブロック共重合ゴム系
粘着剤と離型材を順次積層する。
Description
水シートとして好適に使用される粘着剤付き建材用防水
シートに関する。
アスファルト等を不織布に含浸したシートや各種合成樹
脂製のシートが知られている。従来のシートは、施工の
際、タッカー針や釘等を用いて野地板等の下地材に固定
されるが、シート材が不透明なため、シートを張り付け
る際あるいは一旦張り付けた後、下地の状態を視認する
ことが困難である。
着性に優れた粘着剤付き建材用防水シートを提供するこ
とを目的とする。
透明性の防水性を有するポリマーを主体とした基材シー
トに、透明性を有する粘着剤と離型材を順次積層したこ
とを特徴とする視認性のある粘着剤付き建材用防水シー
トである。
ロピレンとエチレン−プロピレン共重合体ゴムとを配合
してなるシートに、弾力性のあるシートを積層したもの
であるのが好ましい。
いは発泡シートであるものが好ましい。
ム系粘着剤、スチレン−イソブチレンブロック共重合ゴ
ム系粘着剤の何れかであるものが好ましい。
処理を施した不織布であるものが好ましい。
防水性を有するポリマーを主体とした基材シートに、透
明性を有する粘着剤と離型材を順次積層したことを特徴
とする視認性のある粘着剤付き建材用防水シートであ
る。
合成ゴムを主体として、ゴム弾性を示してタッカー針や
釘による打ち付けに対し、タッカー針穴、釘穴のシーリ
ング性を発揮し得る防水性を有するものが用いられる。
そして、このポリマーは透明性又は半透明性のものであ
ることが肝要である。
特に限定されるものではない。例えば、ランダム共重合
ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体ゴムと
を配合してなるシートに、弾力性のあるシートを積層し
たものであるものが好ましい例として挙げられる。
チレン−プロピレン共重合体ゴムとを配合してなるシー
トにおいては、ランダム共重合ポリプロピレン40〜6
0質量部と、エチレン−プロピレン共重合体ゴム60〜
40質量部とを配合してなるシートが、加重時にもタッ
カー針孔が広がりにくく、漏水防止性が優れる。すなわ
ち、タッカー針打ち付け後、シート上を歩行すること等
により荷重がかかると、タッカー針孔が広がり、水漏れ
の原因となり易いが、上記の構成により、加重時にもタ
ッカー針孔が広がりにくく、漏水防止性が優れる。
ては、例えば、エチレン−プロピレンのランダム共重合
ポリプロピレンが挙げられる。エチレンに代えて他のオ
レフィン等を用いることもできる。
は、エチレン:プロピレンのモル比が50:50〜9
0:10の範囲のものが好ましく、さらに好ましくは7
0:30〜80:20の範囲のものである。ここにエチ
レン−プロピレン共重合体ゴムは、非共役ジエン、例え
ばジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、ビ
ニルノルボルネン等が1種又は2種以上共重合されたエ
チレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)
を含むものであり、これらを用いることは好ましい態様
である。エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムの
ヨウ素価は0〜30が好ましく、特に10〜15が好ま
しい。
0〜50℃における弾性率が1×108 〜8×108 P
a(パスカル)であるものが好ましい。従来、この種の
シートは低弾性のものであったが、このように高弾性化
することにより、加重時にもタッカー針孔が広がりにく
く、漏水防止性、タッカー針孔シーリング性が優れたも
のとなる。
ム共重合ポリプロピレン40〜60質量部と、エチレン
−プロピレン共重合体ゴム60〜40質量部を配合した
組成物を用い、これをカレンダー成形、押出成形等の適
宜手段によりシート状に作製することができる。エチレ
ン−プロピレン共重合体ゴムの配合量が40質量部未満
であると良好な漏水防止性が得られず、60質量部を超
えると押出成形性が低下しピンホール等が発生しやす
く、良好なシートを得にくい。
ないが、施工性、コスト等の点から、0.5〜1mm程
度が好ましい。
のあるシートをさらに積層して基材シートとすることも
好ましい態様である。
るいは発泡シートを用いるのが好ましい。ただし、下地
の状態に対する視認性を確保することができるよう、透
明性が維持できる目付量や厚さの不織布、発泡シートを
選択することが肝要である。
布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布等があ
り、素材としてはアクリル系、ナイロン系、ポリエステ
ル系、ポリプロピレンその他のポリオレフィン系等が挙
げられる。特にポリプロピレン不織布が好ましく用いら
れる。不織布や発泡シートを積層することにより、長期
間の釘穴防水耐久性が得られる。
脂製のシート、例えば、ポリエチレン、ポリウレタンの
発泡シートが用いられる。
しては、熱融着や、接着剤(粘着剤)による積層方法等
が挙げられる。前記組成物をシートに製膜すると同時に
積層する方法でも、別工程で積層してもよい。積層に当
たってはゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤等を用いるこ
とができる。ゴム系粘着剤としては、非加硫ブチルゴム
が好適に用いられる。例えば、上記の粘着剤をカレンダ
ーロールあるいはコンマコーターにて上記防水シートに
施し、さらに不織布又は発泡シートを積層して作製す
る。
織布、発泡シートを積層することができる。ホットメル
ト系の粘着剤としては、スチレン・イソプレン・スチレ
ンゴム(SIS)やスチレンーイソブチレンブロック共
重合体等のスチレン系エラストマーが好適に用いられ
る。例えば、ホットメルトコーターを用いてホットメル
ト系の粘着剤を上記防水シートに塗工し、さらに不織布
を積層して作製する。
あるいは不織布又は発泡シート等の弾力性のあるシート
を積層した基材シートに、透明性を有する粘着剤と離型
材を順次積層して本発明の防水シートを得る。
の接着性が良好であることが必要である。種々検討の結
果、アクリル系粘着剤(アクリル系溶剤型粘着剤)、ブ
チルゴム系粘着剤、またホットメルト系の粘着剤である
スチレン・イソプレン・スチレンゴム(SIS)やスチ
レンーイソブチレンブロック共重合ゴム等のスチレン系
粘着剤は、屋根下地(特に木毛セメント板等の粗面)へ
の良好な接着性を示すことが認められた(特に上記ラン
ダム共重合ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重
合体ゴムとを配合してなるシートにポリプロピレン不織
布を積層した基材シートについて有効である)。粘着剤
層の厚さは、特に限定されるものではないが、0.1〜
0.4mm程度が好ましい。
はないが、積層に当たっては、例えばゴム系粘着剤、ア
クリル系粘着剤等をカレンダーロールあるいはコンマコ
ーターにより上記基材シートに形成する。
いてホットメルト系の粘着剤、例えばスチレン・イソプ
レン・スチレンゴム(SIS)やスチレンーイソブチレ
ンブロック共重合体等の粘着剤を上記基材シートに塗工
する。
型材としては離型紙、あるいは片面に離型処理を施した
不織布(透明性の)であるものが好ましい。
揮し得るものであれば、特に限定されない。公知の離型
紙を用いることができる。片面に離型処理を施した不織
布(透明性の)としては、前記した弾力性のあるシート
として用いることのできる不織布と同じものを用いるこ
とができる。
(日本ポリケム(株)製、商品名ノバテックEG−7)
50質量部に、エチレン−プロピレン共重合体ゴム(エ
クソン化学(株)製、商品名ビスタロンVL−3708
P)50質量部をタンブラーで配合した組成物を、ロー
ル温度150〜175℃でカレンダー圧延して厚み0.
6mmのシートを得た。このシートに、ポリプロピレン
不織布を0.4mmの厚さに積層して基材シートを得
た。この基材シートに、透明性を有するアクリル系溶剤
型粘着剤(サイデン化学(株)製、商品名X398)
を、コンマコーターにより0.1mm塗工し、離型紙を
施し、本発明の防水シートを得た。
できる透明性を有していた。また、接着耐久性を評価す
るため、下記の実暴試験、耐熱劣化試験、耐冷熱劣化試
験を行なったが、何れの試験にも良好な結果が得られ
た。
メント板に貼り、南向きに傾斜面の角度が45°となる
ように放置し、50日後、その接着状態を評価した。
毛セメント板に貼り、80℃の条件下で50日間放置
し、その接着状態を評価した。
木毛セメント板に貼り、−20℃の条件下で4時間及び
80℃の条件下で4時間のヒートサイクルを50サイク
ル行ない、その接着状態を評価した。
るブチルゴム系粘着剤(東洋ケミテック(株)製、商品
名ブチルゴム系粘着剤)を、コンマコーターにより0.
1mm塗工した以外は実施例1と同様にして防水シート
を得た。
できる透明性を有していた。また、接着耐久性を評価す
るため、上記の実暴試験、耐熱劣化試験、耐冷熱劣化試
験を行なったが、何れの試験にも良好な結果が得られ
た。
るスチレン−イソブチレンブロック共重合ゴム粘着剤
(ACIジャパン(株)製、商品名PS481)を、ホ
ットメルトコーターにより0.1mm塗工した以外は実
施例1と同様にして防水シートを得た。
できる透明性を有していた。また、接着耐久性を評価す
るため、前記の実暴試験、耐熱劣化試験、耐冷熱劣化試
験を行なったが、何れの試験にも良好な結果が得られ
た。
き建材用防水シートは、下地の状態を確認できる視認性
を有するため、シートを張り付ける際あるいは一旦張り
付けた後、下地の状態を視認することができ、施工を簡
単かつ確実に行なうことができる。しかも、下地に対す
る接着耐久性に優れており、屋根下地や壁材の最外装そ
の他の建築材に極めて好適に使用される。
Claims (7)
- 【請求項1】 透明性又は半透明性の防水性を有するポ
リマーを主体とした基材シートに、透明性を有する粘着
剤と離型材を順次積層したことを特徴とする視認性のあ
る粘着剤付き建材用防水シート。 - 【請求項2】 前記基材シートは、ランダム共重合ポリ
プロピレンとエチレン−プロピレン共重合体ゴムとを配
合してなるシートに、弾力性のあるシートを積層したも
のである請求項1記載の粘着剤付き建材用防水シート。 - 【請求項3】 前記弾力性のあるシートが不織布である
請求項2記載の粘着剤付き建材用防水シート。 - 【請求項4】 前記弾力性のあるシートが発泡シートで
ある請求項2記載の粘着剤付き建材用防水シート。 - 【請求項5】 前記透明性を有する粘着剤がアクリル系
粘着剤、ブチルゴム系粘着剤、スチレン−イソブチレン
ブロック共重合ゴム系粘着剤の何れかである請求項1,
2,3又は4記載の粘着剤付き建材用防水シート。 - 【請求項6】 前記離型材が離型紙である請求項1,
2,3,4又は5記載の粘着剤付き建材用防水シート。 - 【請求項7】 前記離型材が、片面に離型処理を施した
不織布である請求項1,2,3,4又は5記載の粘着剤
付き建材用防水シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33363099A JP3765955B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 粘着剤付き建材用防水シート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP33363099A JP3765955B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 粘着剤付き建材用防水シート |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3765955B2 JP3765955B2 (ja) | 2006-04-12 |
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JP33363099A Expired - Fee Related JP3765955B2 (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | 粘着剤付き建材用防水シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3765955B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006118311A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Suzuko Seisakusho:Kk | 防水シート |
JP2006299072A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Nitto Denko Corp | 防水気密用粘着テープ |
JP2008156882A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Toppan Cosmo Inc | 壁面下地処理用シート及び塗り壁材の施工方法 |
JP2015206224A (ja) * | 2014-04-22 | 2015-11-19 | 多摩防水技研株式会社 | 防水シートおよびその製造方法 |
KR102280071B1 (ko) * | 2021-01-20 | 2021-07-21 | 씨티소재 주식회사 | 복합방수용 방수시트 및 이를 이용한 방수공법 |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33363099A patent/JP3765955B2/ja not_active Expired - Fee Related
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