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JP2001129276A - 電子ミシン - Google Patents

電子ミシン

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Publication number
JP2001129276A
JP2001129276A JP31319699A JP31319699A JP2001129276A JP 2001129276 A JP2001129276 A JP 2001129276A JP 31319699 A JP31319699 A JP 31319699A JP 31319699 A JP31319699 A JP 31319699A JP 2001129276 A JP2001129276 A JP 2001129276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
needle swing
cloth
maximum
swing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31319699A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Yokomizo
保久 横溝
Yoshikatsu Hattori
好克 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP31319699A priority Critical patent/JP2001129276A/ja
Publication of JP2001129276A publication Critical patent/JP2001129276A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々のゲージ部品に対応して針振り巾を制限
して針振りパターンの縫目を形成することが可能な電子
ミシンを提供する。 【解決手段】 針3を針振りモータ11により布送り方
向に対して直交する方向に振って往復移動させ、針振り
パターンの縫目を形成する。ゲージを交換するとき、そ
のゲージに対応して最大針振り巾が規定される。基線位
置Cの中心振り分けで最大針振り巾W2を規定するか、
あるいは針振り機構の中心位置Pからの右位置P1及び
左位置P2をそれぞれ入力することにより最大針振り巾
W3を規定する。このような構成では、種々のゲージ部
品に対応して容易に最大針振り巾を設定することがで
き、針の部品当りを未然に防止することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ミシン、更に
詳細には、主軸を回転させる主モータにより上下動され
る針と、この針の上下動に関連して針板上に出没して布
を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により布に
千鳥縫目パターンを形成する電子ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の千鳥ミシンにおいて千鳥縫目を形
成する場合、止め縫いパターンを含めた針振りパターン
を外周上に刻んだ円形のカムを作成し、この力ムをミシ
ンにセットするようにしている。縫目形成にしたがって
主モータが回転すると、カムが回転し、力ムの凹凸をな
ぞることにより針振り機構の針振り量が変化され、カム
の凹凸に対応した千鳥縫目が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
千鳥ミシンにおいては、新たな縫目パターンとするには
新たなカムを作成することが必要であり、そのために時
間とコストがかかるとともに、力ム変更作業も必要にな
り、多品種少量生産には対応できない、という問題があ
った。
【0004】そこで、針振りパターンに対応する針振り
データを記憶し、これを読み出して主モータ並びに針振
りモータを制御して針振りパターンの縫目を形成する電
子ミシンが提案されている。この場合、押え足、針板、
送り歯などのゲージ部品はそれぞれ所定の針振り巾用に
設計されているので、ゲージ部品を交換すると、それに
対応して針振り巾を制限しなければならない。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、種々のゲージ部品に対応して針振り巾を制
限して針振りパターンの縫目を形成することが可能な電
子ミシンを提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、いずれも、主
軸を回転させる主モータにより上下動される針と、この
針の上下動に関連して針板上に出没して布を送る布送り
歯を備えた布送り装置との協働により布に縫目を形成す
る電子ミシンにおいて、針を前記布送り装置の布送り作
用と同期させながら布送り方向に対して直交する方向に
振って往復移動させる針振り機構と、針振りパターンに
対応する針振りデータを記憶する手段とを備えている。
【0007】本発明では、最大針振り巾と基線基準もし
くは基線位置を入力し、記憶する手段と、前記針振りデ
ータと最大針振り巾並びに基線基準もしくは基線位置の
少なくとも一方に基づいて前記針振り機構を制御し、針
振りパターンの縫目を形成する手段とを備えたことを特
徴としている。
【0008】また、本発明では、針振り機構の中心位置
からの左位置及び右位置をそれぞれ入力することにより
最大針振り巾を定めて、記憶する手段と、前記針振りデ
ータと前記左位置及び右位置に基づいて針振り機構を制
御し、針振りパターンの縫目を形成する手段とを備えた
ことも特徴としている。
【0009】更に、本発明では、最大針振り巾を記憶す
る手段と、前記針振りデータと最大針振り巾に基づいて
針振り機構を制御し、針振りパターンの縫目を形成する
手段とを備えたことも特徴としている。
【0010】また、本発明では、最大針振り巾を基線位
置の中心振り分けで入力するか、あるいは針振り機構の
中心位置からの左位置及び右位置をそれぞれ指定するこ
とにより入力する手段と、入力された最大針振り巾を記
憶する手段と、前記針振りデータと最大針振り巾に基づ
いて針振り機構を制御し、針振りパターンの縫目を形成
する手段とを備えたことも特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に示す実施の形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0012】[全体構成]図1には、本発明に係わる電子
ミシンの概観が図示されており、同図において、主軸を
回転させる主モータ1により針棒2に支持された針3が
上下動される。この針3の上下動に関連して針板4上に
布送り装置の送り歯(不図示)が出没し、それにより押
さえ板5に押さえられた布が送られ、布送り装置との協
働により布に縫目が形成される。布の縫い送り量は送り
目盛ダイヤル6で設定することができ、また縫い始めあ
るいは終わりのときに行われる止め縫いは、コンデンス
目盛ダイヤル7でコンデンス送り量を設定して、その設
定された送り量で送り装置を駆動することにより行われ
る。コンデンス送り量は、正送り量と同量の逆送り量か
らゼロに設定可能であり、通常の設定量としては、微小
送り又は千鳥縫目送り量とされる。その場合、返し縫い
レバー8を操作することにより、または止め縫い時に図
示しない返し縫いソレノイドを駆動して送り量を切り換
えて返し縫いを行うことができる。なお、9は電源スイ
ッチであり、10は後述するように各種の設定を行う操
作パネルである。
【0013】本発明の電子ミシンには、図2に図示され
たような針振り機構が設けられ、針3を支持する針棒2
は、針振りモータ(例えば、ステッピングモータ又はサ
ーボモータ)11を一方向あるいは逆方向に作動するこ
とにより駆動されるリンク機構12により、布送り装置
の布送り作用と同期させながら布送り方向に対して直交
する方向(図2の矢印の方向)に往復移動され、それに
より所定の針振りパターンの縫目を形成することができ
る。針振り機構には、針振りモータ11の回転とともに
回転する遮蔽板11aを検知する原点センサ13が設け
られ、針振り位置の原点が検出される。針振り機構はそ
の機構中心位置Pを中心に最大針振り巾W1で駆動され
る。また後述するように、基線位置Cを中心にした振り
分けにより定まる最大針振り巾W2ないし機構中心位置
Pからの右位置及び左位置を指定することにより定まる
最大針振り巾W3を設定することができ、この場合に
は、この設定値に基づいて針振りモータ11を制御する
ことにより、針振り巾はこれらの設定された最大針振り
巾に制限することができる。
【0014】図3には、電子ミシンの制御システムがブ
ロック図として示されており、ペダル指令20によりミ
シン回転制御回路21、ミシン主軸駆動回路22を介し
て主モータ1が駆動され、それよりミシンの主軸が駆動
されて送り歯が、いわゆる4送り運動して、送り目盛ダ
イヤル6で設定した送り量で布送りをするとともに、針
3が上下動して縫目が形成される。シンクロナイザ23
は、主軸位置を検出し、1針縫目を検出するとともに、
上位置、下位置を検出し、その信号がミシン回転制御回
路21並びに針振り制御回路24に入力される。針振り
制御回路24は、針振り駆動回路25を介して針振りモ
ータ11を駆動し、原点センサ13の信号を受けて針振
り機構を制御する。止め縫い時は返し縫いソレノイド2
7が作動してコンデンス目盛ダイヤル7で設定した送り
量となる。操作パネル10により、以下に説明するよう
に、ミシンの制御に必要な種々のデータを設定すること
ができ、これらのデータは必要に応じて一旦メモリ26
に格納され、これらの設定されたデータに基づき、また
送り目盛ダイヤル6並びにコンデンス目盛ダイヤル7な
どで設定されたデータに基づきミシンの主軸の回転が制
御され、また針振り機構が制御される。
【0015】[操作パネル]次に、図4を参照して表示パ
ネル10に配置された各種スイッチ並びに表示器につい
て説明する。
【0016】41は設定スイッチ(SW)で、各種設定
を行うためのスイッチである。スイッチ42は、始め止
め縫いを「する/しない」の設定を行う始め止め縫いスイ
ッチで、このスイッチを操作すると、始め止め縫い表示
LED(発光ダイオード)42aが点灯/消灯する。
又、スイッチ43は、終わり止め縫いを「する/しない」
の設定を行う終わり止め縫いスイッチで、このスイッチ
を操作すると、終わり止め縫い表示LED43aが点灯
/消灯する。
【0017】44は、半針(又は1針)スイッチで、ミ
シンを半針(又は1針)動作させるスイッチであり、4
5は、糸切り禁止スイッチで、ペダル後ろ踏みで止め縫
いは行うが糸切りは行わないことを指示するスイッチで
ある。このスイッチを操作すると、糸切り禁止表示LE
D45aが点灯し、糸切り禁止が有効であることを示
す。
【0018】46は、セグメント表示器48a、48
b、48cを備えた針振り表示器48の「A」の桁を表
示する表示器48aの表示を+−させるスイッチで、そ
れを操作することにより、表示器48aの設定を変更す
ることができる。又、47は、針振り表示器48の
「B」の桁を表示する表示器48bの表示を+−させる
スイッチで、それを操作することにより、表示器48b
の設定を変更することができる。この針振り表示器48
により針振り巾、針数、基線位置等を表示することがで
きる。
【0019】49は、針振りパターン直線縫い選択スイ
ッチで、これを選択すると、直線縫い表示LED49a
が点灯し、針振りパターンとして直線縫いが選択された
ことが示される。2点千鳥スイッチ50は、針振りパタ
ーン2点千鳥縫いを選択するスイッチで、このスイッチ
を操作し、針振りパターンとして2点千鳥縫いを選択す
ると、2点千鳥表示LED50aが点灯する。又、3点
千鳥スイッチ51は、針振りパターン3点千鳥縫いを選
択するスイッチで、このスイッチを操作し、針振りパタ
ーンとして3点千鳥縫いを選択すると、3点千鳥表示L
ED51aが点灯する。又、4点千鳥スイッチ52は、
針振りパターン4点千鳥縫いを選択するスイッチで、こ
のスイッチを操作し、針振りパターンとして4点千鳥縫
いを選択すると、4点千鳥表示LED52aが点灯す
る。
【0020】左スカラップスイッチ53は、針振りパタ
ーン左スカラップ縫いを選択するスイッチで、針振りパ
ターンとして左スカラップ縫いを選択すると、左スカラ
ップ表示LED53aが点灯する。又、右スカラップス
イッチ54は、針振りパターン右スカラップ縫いを選択
するスイッチで、針振りパターンとして右スカラップ縫
いを選択すると、右スカラップ表示LED54aが点灯
する。一方、左ブラインドステッチスイッチ55は、針
振りパターン左ブラインドステッチ縫いを選択するスイ
ッチで、針振りパターンとして左ブラインドステッチ縫
いを選択すると、左ブラインドステッチ表示LED55
aが点灯する。又、右ブラインドステッチスイッチ56
は、針振りパターン右ブラインドステッチ縫いを選択す
るスイッチで、針振りパターンとして右ブラインドステ
ッチ縫いを選択すると、右ブラインドステッチ表示LE
D56aが点灯する。又、カスタムパターンスイッチ5
7は、針振りパターンカスタムパターン縫いを選択する
スイッチで、針振りパターンとしてカスタムパターン縫
いを選択すると、カスタムパターン表示LED57aが
点灯する。
【0021】停止位置指示スイッチ58は、ペダル中立
にて針停止位置指定を行うスイッチで、左停止の場合
は、左停止指示表示LED58aが点灯し、右停止の場
合は、右停止指示表示LED58bが点灯し、任意停止
の場合は両LED58a、58bが消灯する。
【0022】詳細設定スイッチ59は、設定スイッチ4
1と組み合わせて使用され、設定スイッチ41より詳細
な設定を行う。このスイッチを操作すると、詳細設定表
示LED59aが点灯する。針数設定スイッチ60は、
スカラップ・ブラインドステッチの針数を設定する時に
使用され、針数設定時には針数設定表示LED60aが
点灯する。又、基線スイッチ61は、基線位置を変更す
る時に使用され、基線位置設定時には基線位置表示LE
D61aが点灯する。この基線スイッチ61をオンする
ごとに基線基準は、中央位置、最大右振り位置、最大左
振り位置にこれを繰り返しながら順次移動する。
【0023】62は、下糸カウンタリセットスイッチ
で、ミシンの下糸(針数)カウンタをリセットするため
に使用される。下糸カウンタ「+」「−」スイッチ63
は、カウンタにカウント値をセットするスイッチであ
る。このカウンタの値は、4セグメント64a〜64d
を備えた下糸カウンタ表示器64に表示される。
【0024】[針振りパターン]本発明による電子ミシン
では、針振りパターンとして、直線縫い、2点千鳥、3
点千鳥、4点千鳥、スカラップ、ブラインドステッチ、
カスタムパターンが用意されている。直線縫いは、図5
(A)に示したように、針振りを行わず、基線位置で直
線縫いを行うパターンであり、針振り巾(NW)は0で
ある。2点千鳥は、図5(D)に示したように、基線に
準じて1針振り巾が針振り巾(NW)で左、右2点に針
落ちする縫い方であり、3点千鳥は、図5(E)に示し
たように、基線に準じて1針振り巾が針振り巾(NW)
の2分の1で左、中心、右の3点に針落ちする縫い方で
あり、4点千鳥は、図5(F)に示したように、基線に
準じて1針振り巾が針振り巾(NW)の3分の1で左、
中2点、右の4点に針落ちする縫い方である。
【0025】一方、スカラップは、図5(B)に示した
ように、2つの円弧の中を12針又は24針で縫う三日
月型の模様縫いで、運針の種類で、「標準・三日月・均
等」の3種類がある。又、円弧の向きで左右のスカラッ
プがあって、左右の規定は、ミシンの懐側を右とし円弧
の頂上側が懐側にある場合、右スカラップといい、その
逆の場合を左スカラップという。ブラインドステッチ
は、図5(C)に示したように、縫い始めは、直線縫い
を行い運針針数の最終針−2針で針振り巾(NW)で針
振りを行ない、最終針−1針で再び元の位置に戻るパタ
ーンの繰り返し動作を行う縫い方である。この場合も、
針振り方向により左、右ブラインドステッチがあり、右
(左)ブラインドステッチは、直線縫いから右側(左
側)に針振りするパターンである。又、カスタムパター
ンは任意に作成されるオリジナルパターンである。
【0026】[固有データ]上述した各針振りパターンに
は、針振り巾(NW)、基線位置(NP)、基線基準位
置(NPs)、縫い始め位置(NS)、縫い終わり位置
(NE)、針数(NC)の固有データがある。
【0027】針振り巾(NW)は、各針振りパターンに
おける針振り巾を示すもので、例えば、図6(A)に示
すような、4点千鳥の場合1針巾(NWs)は、針振り
巾(NW)を3分割値とする。すなわち、NWs=NW
/3である。このとき、分割値に余りが出た場合は、針
振り巾中心位置を基準とし左右に均等となるようにす
る。NWが5.0の場合、NWs=1.6余り0.2と
なる。従って、最初の1針は1.7、2針目は1.6、
3針目は1.7となり、折り返して1.7、1.6、
1.7となる。又、例えば、スカラップの場合の針振り
巾は、模様巾であり、針振りには、針振りデータを用
い、針振りデータは、中心振り分けで規定する。パター
ンにより、24針、12針のデータを持ち、運針位置計
算は、NDnを運針データ、NDpを運針位置、NPを
基線位置として、NDp=NP+(NW×NDn/8.
2)の式に従って行う。
【0028】基線位置(NP)は、図6(B)に示した
ように、ミシン針振り機構の中心を「0」とし、ミシン
懐側を「+」(右側)、その反対側を「−」(左側)と
した針振りの振り基点位置をいい、最大針振り巾(WP
x)を超えない範囲で−5.0〜0〜+5.0の範囲で
設定される。
【0029】基線基準位置(NPs)は、針振りを、図
6(C)に示したように、「中心基準振り分け・右端基
準振り・左端基準振り」に設定可能とした場合の基線基
準位置を示すもので、初期設定は中心基準振り分けに設
定されていて、基線位置(NP)に対し、中央・右・左
に振り基準を指定する。例えば、2点千鳥において、基
線位置(NP)=0.0、針振り巾(NW)=3.0、
基線基準位置(NPs)=左、とした場合、針は、0.
0と3.0の間で針振りを行う。
【0030】縫い始め位置(NS)は、図7(A)に示
したように、糸切り後の次の縫い始め位置を「右・左」
に設定するもので、初期設定は、左縫い始めである。な
お、スカラップ、ブラインドステッチにおいて、左右が
あるが、右スカラップ、右ブラインドステッチの場合、
左縫い始めが縫い始め位置となる。
【0031】針数(NC)は、スカラップ、ブラインド
ステッチの針数で、スカラップの場合、標準は24針、
三日月も24針、均等で12針と24針であり、ブライ
ンドステッチは、3〜250針の間で設定される。初期
設定は、スカラップの場合、標準・三日月・均等ともに
24針で、ブラインドステッチは4針である。
【0032】また、針振りパターンの始め、又は終わり
に形成される止め縫いパターン(コンデンスパターンと
もいう)は、直線縫い、2点千鳥、3点千鳥、4点千
鳥、並びにカスタムパターンの各パターンに対して有効
とされる。コンデンスの回数は、縫い始めから折り返し
までを1パターンとしてパターン単位で行われ、針数1
9針以内で設定可能である。また、コンデンス時のコン
デンス送り量はコンデンス送り量設定ダイヤル7によっ
て設定される。例えば、4点千鳥の場合は、図7(B)
に示したように、6パターン可能であり、1パターンに
3針あるので、針数は18となる。
【0033】また、止め縫い(コンデンス)のオプショ
ン設定として、針振りパターンとは別のパターンで止め
縫いを行う方法と、針振り巾(NW)以内で針振り巾を
狭くし、針数を設定でき、針振り巾(NW)内の運針中
は同一方向に針振りをする方法とがある。
【0034】針振りパターンとは別の止め縫いパターン
で止め縫いを行う方法は、針振りパターンとは別に、始
め止め縫い、終わり止め縫いごとに、止め縫いパターン
(PC)、針振り巾(CW)、コンデンス回数(CC)
を設定するもので、基線位置(NP)、基線基準位置
(NPs)、縫い始め位置(NS)は針振りパターンと
同一とするものである。例えば、図7(C)に示したよ
うに、始め止め縫いパターンを4点千鳥、針振りパター
ンを2点千鳥、終わり止め縫いパターンを3点千鳥とす
る例で説明すると、始め止め縫いパターンは4点千鳥で
あり、針振り巾はCW1であり、コンデンス回数は3回
となっている。この止め縫いに続く針振りパターンは2
点千鳥であり、この場合、始め止め縫い終了後の、針振
りパターンで2−4点千鳥縫いのように必ず開始位置の
決まっていない場合には、止め縫い終了位置の近い針振
り開始点より針振りを行う。また、始め止め縫いパター
ンの終了位置と、針振りパターンの開始が一致しない場
合、止め縫い終了後、1針の間スピード制限を加える。
また、終わり止め縫いパターンは3点千鳥で、針振り巾
はCW2、コンデンス回数は4回となっている。この終
わり止め縫いでは針振りパターンから終わり止め縫いパ
ターンに移行するのに、1針必要であるためコンデンス
回数+1針をコンデンス針数とする。
【0035】止め縫いのカスタム設定として、針振り巾
(NW)以内で針振り巾を狭くし、針数を設定でき、針
振り巾(NW)内の運針中は同一方向に針振りをする方
法を以下に説明する。このカスタム設定では、始め止め
縫い、終わり止め縫いごとに、始めコンデンス詰めピッ
チ巾(CPs)、始めコンデンス詰めピッチ針数(CN
s)、終わりコンデンス詰めピッチ巾(CPe)、終わ
りコンデンス詰めピッチ針数(CNe)が設定可能で、
詰めピッチ×詰めピッチ針数>針振り巾の場合は、設定
不可とする。
【0036】止め縫いパターンが2点千鳥の場合、針振
り巾から詰めピッチ動作針振り量を引いたものを、通常
針振りとつめピッチ針振りとの、移行針振り巾(NI)
とする。移行針振り巾(NI)=針振り巾(NW)−詰
めピッチ(CP*)×詰めピッチ針数(CN*)とな
る。3点千鳥の場合は、針振り巾から詰めピッチ動作針
振り量を引いたものが、1針針振り巾(NTs)より小
さい場合、移行針振り巾(NTe)とする。3点千鳥の
場合、針振り巾から詰めピッチ動作針振り量を引いたも
のが、1針針振り巾(NWs)より大きい場合、1針針
振り巾分を差し引いた針振り巾を移行針振り巾(NI)
とし、詰めピッチ制御、移行針振り、1針針振りの順に
制御する。4点千鳥の場合も同様に、詰めピッチ巾を差
し引いた残り(NN)が1針針振り巾より大きい場合、
NNを1針針振り巾で割り余りを移行針巾(NI)と
し、商を1針針振り巾針数(NCn)とする。コンデン
ス針数は、「詰めピッチ針数と移行針数と残りパターン
針数」を引き残りの針数で、針振りパターンはこの針数
にて可能な回数とする。詰めピッチを行ったパターンも
1パターンと数える。
【0037】始め止め縫いを3パターンについて例示し
たものが図8に図示されている。
【0038】[最大針振り巾の設定、表示]押え足、針
板、送り歯などのゲージ部品はそれぞれ所定の針振り巾
用に設計されているので、ゲージ部品を交換すると、そ
れに対応して針振り巾を制限しなければならない。その
ために、最大針振り巾を設定する流れが図9に図示され
ている。基本的に最大針振り巾は、基線位置の中心振り
分けで規定するか、あるいは針振り機構の中心位置から
右位置及び左位置を指定することにより規定する。
【0039】まず、設定スイッチ41と詳細設定スイッ
チ59をオンすると(ステップS1)、詳細設定表示L
ED59aが点灯する(ステップS2)。次に、糸切り
禁止スイッチ45をオンにして(ステップS3)、基線
位置の中心振り分けにより最大針振り巾を規定するかを
判断する(ステップS4)。そうである場合には、糸切
り禁止LED45aが点灯し、針振り表示器48には、
所定の最大針振り巾が表示され、下糸カウンタ表示器6
4aには最大針振り巾が表示器48に示されていること
を示す「H」の文字が表示される(ステップS5)。
【0040】表示器48に表示されている最大針振り巾
を変更する場合には、A「+」「−」スイッチ46及び
B「+」「−」スイッチ47で変更しこれを表示器48
に表示する(ステップS6、S7)。また、基線位置を
変更する場合は、下糸カウンタ「+」「−」スイッチ6
3によりモードを基線位置表示モードに変更する(ステ
ップS8)。このとき、下糸カウンタ表示器64aには
基線位置が表示器48に示されていることを示す「S」
の文字が表示されるので、A「+」「−」スイッチ46
及びB「+」「−」スイッチ47で基線位置を変更しこ
れを表示器48に表示する。このように、下糸カウンタ
表示器64aを「H」ないし「S」表示させるのに対応
して、表示器48には、設定(変更)した最大針振り巾
ないし基線位置の値が表示される。例えば、基線位置に
Cを、最大針振り巾にW2を入力した場合の針振り巾の
範囲が図2に概略図示されている。
【0041】一方、基線位置の中心振り分けにより最大
針振り巾の設定でない場合は(ステップS4の否定)、
針振り機構の中心位置からの右最大位置と左最大位置を
入力することにより最大針振り巾を規定する。その場合
には、糸切り禁止LED45aが点灯し、針振り表示器
48には、針振り機構の中心位置から右最大針振り位置
が表示され、下糸カウンタ表示器64aには右最大針振
り位置が表示器48に示されていることを示す「r」の
文字が表示される(ステップS10)。
【0042】表示器48に表示されている右最大針振り
位置を変更する場合には、A「+」「−」スイッチ46
及びB「+」「−」スイッチ47で変更しこれを表示器
48に表示する(ステップS11、S12)。また、左
最大針振り位置を変更する場合は、下糸カウンタ「+」
「−」スイッチ63によりそれを変更する(ステップS
13)。このとき、下糸カウンタ表示器64aには左最
大針振り位置が表示器48に示されていることを示す
「L」の文字が表示されるので、A「+」「−」スイッ
チ46及びB「+」「−」スイッチ47でこの値を変更
しこれを表示器48に表示する。このように、下糸カウ
ンタ表示器64aを「r」ないし「L」表示させるのに
対応して、表示器48には、設定(変更)した右最大針
振り位置ないし左最大針振り位置の値が表示される。例
えば、右最大針振り位置にP1を、左最大針振り位置に
P2を入力した場合の針振り巾の範囲W3が図2に概略図
示されている。
【0043】なお、ステップS3の判断が否定された場
合、設定スイッチ41がもう一度押されない(オフにさ
れない)限り、リターンになる(ステップS15)。ま
た、ステップS8、S13の判断が否定される場合は、
それぞれステップS16、S17の判断となり、設定ス
イッチ41がもう一度押されない限りそれぞれステップ
S6、S11に移行する。
【0044】このように最大針振り巾が規定された場
合、針振りパターンの縫い目を形成する処理を図10、
図11を参照して説明する。
【0045】針振り機構の原点を原点センサ13で検出
したあと(ステップS20)、メモリ26から選択され
た針振りパターンの針振りデータを読み出し(ステップ
S21)、それを展開した後(ステップS22)、各デ
ータを操作パネル10の表示器に表示させる(ステップ
S23)。データに変更がない場合には、ミシンを駆動
して(ステップS24)、主モータ1、針振りモータ1
1を作動して針振りパターンの縫目を形成する(ステッ
プS25)。
【0046】例えば、ゲージ部品が変更されてそれにと
もない最大針振り巾を変更しなければならないときは、
ミシンを止めて最大針振り巾などのデータを変更する
(ステップS26、S27)。この変更は図9の流れに
従って行われる。この変更されたデータはそれぞれ操作
パネル10の表示器に表示され(ステップS28)、メ
モリ26に格納され(ステップS29)、原点検出され
た後(ステップS1)、新たに設定されたデータに基づ
いて針振りパターンの縫製が行われる。
【0047】この最大針振り巾が変更されたときの針振
りのタイミングが図11に図示されている。同図におい
て、主軸の角度θ1は針が下位置から移動してほぼ針板
を抜け出す角度であり、針は主モータ1により上方に移
動するとともに、針振りモータ11により右位置から左
位置に移動し、針が今度は上位置から下方に移動して布
にささる寸前の角度θ2で左位置に達する(針振りパタ
ーンが、例えば2点千鳥で、針振りが角度制御される場
合)。針振りの最大巾は針振り機構の最大振り巾で定ま
るW1である。
【0048】ステップS4で、基線位置Cの中心振り分
けで最大針振り巾を規定する場合には、針は点線で図示
したような針振り巾W2に、また機構中心Pからの右最
大位置P1及び左最大位置P2を指定して規定する場合に
は、一点鎖線で示すように、P1−P2に相当する針振り
巾W3に制限される。すなわち、縫製針振り巾がこの範
囲内ならばそれに応じた針振り巾で、またそれ以上の針
振り巾の場合には、最大針振り巾W2ないしW3に制限さ
れて縫製される。
【0049】基線位置Cの中心振り分けで最大針振り巾
を規定する場合には、機構中心での最大針振り巾規制に
比べて、種々のゲージ部品に対して細かく対応が取れる
という効果があり、一方、機構中心からの右最大位置及
び左最大位置を指定して最大針振り巾を規定する場合に
は、中心振り分け以外のゲージ部品に対応でき、機構中
心より左右にどれだけ余裕があるかで最大針振り巾を簡
単に定めることができるので、針の部品当りの事故を未
然に防止できるという効果が得られる。
【0050】なお、基線位置Cの中心振り分けで最大針
振り巾を規定する以外に、他の基線基準ないし基準位置
を入力して最大針振り巾を規定するようにすることもで
きる。例えば、基線位置を左端とした左端基準振り、あ
るいは基線位置を右端とした右端基準振りで最大針振り
巾を規定するようにすることもできる。
【0051】[他の実施形態]なお、上述した実施形態
で、電源投入時、あるいは針巾変更時に今設定されてい
る最大針振り巾を表示するようにすると、現在の使用ゲ
ージと針振り巾の関係を再認識できるので、その例を図
12を参照して説明する。
【0052】電源投入時には(ステップS30)、最大
針振り巾表示設定がオンであれば(ステップS31)、
針振り表示器48に現在設定されている最大針振り巾を
表示する(ステップS32)。そして、針振りパターン
を選択したら(ステップS33)、その針振り巾を表示
器48に表示し(ステップS34)、針振り巾が最大針
振り巾以下であるか確認して縫製を開始する。また、ス
テップS31で最大針振り巾表示設定がオフである場合
もステップS35に移行する。
【0053】一方、電源投入直後でない場合は、設定ス
イッチ41がオンされない場合は、そのまま縫いを行い
(ステップS35)、針振り巾を変更するような場合に
は設定スイッチ41がオンされるので(ステップS3
6)、最大針振り巾表示設定がオンであれば(ステップ
S37)、針振り表示器48に現在設定されている最大
針振り巾を表示し(ステップS38)、針振りパターン
を選択したら(ステップS39)、その針振り巾を表示
器48に表示する(ステップS40)。A「+」「−」
スイッチ46及びB「+」「−」スイッチ47により針
振り巾を変更しこれを表示器48に表示する(ステップ
S41)。その場合、設定値が最大針振り巾を超えるよ
うな場合は、縫製針振り巾を最大針振り巾にして設定値
がそれを超えないようにする(ステップS43)。
【0054】なお、ステップS39、S41が否定さ
れ、ステップS42が肯定される場合は、ステップS4
4に進み、設定スイッチ41がもう一度押された場合は
処理を終了し、そうでない場合はリターンになる(ステ
ップS44)。
【0055】また、上記最大針振り巾の表示は必ずしも
必要でないので、表示又は非表示を選択し切替できるよ
うにすると、必要でない操作を簡略化できる。この例が
図13に図示されている。
【0056】まず、設定スイッチ41と詳細設定スイッ
チ59をオンすると(ステップS50)、詳細設定表示
LED59aが点灯する(ステップS51)。最大針振
り巾の表示、非表示の設定を直線縫い設定スイッチ49
で行う(ステップS52)。このスイッチをオンする
と、表示設定と非表示設定が選択できるようになり、A
「+」「−」スイッチ46及びB「+」「−」スイッチ
47により、表示、非表示を変更し、これを表示器48
に表示する(ステップS54)。表示設定の場合には、
ステップS56で示したように、針振り表示器48の
A、B及びCに「ON」が表示され、また非表示設定の
場合は、「OFF」が表示される。
【0057】なお、ステップS52、S54の判断が否
定された場合は、ステップS57に移行し、設定スイッ
チ41がもう一度押されたかどうかで処理の終了ないし
リターンとなる。
【0058】また、上記最大針振り巾を基線位置の中心
振り分けで入力するか、あるいは針振り機構の中心位置
からの左位置及び右位置で入力するかを選択可能とする
こともできる。
【0059】この例が図14のステップS60からS6
7に図示されている。処理の流れは、図13のステップ
S50からS57と同様であるが、中心振り分けで入力
するか、あるいは機構中心位置からの左位置及び右位置
で入力するかの設定の選択を針数設定スイッチ60で行
っていること(ステップS62)、A「+」「−」スイ
ッチ46及びB「+」「−」スイッチ47により(ステ
ップS64)、中心振り分けによる最大針振り巾設定と
なり表示器48のAに「0」が表示され、また左右位置
設定の場合には、表示器48のBとCにそれぞれ「r」
と「L」が表示されるところが相違するだけである(ス
テップS66)。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、基線
位置の中心振り分けで最大針振り巾を規定するか、ある
いは針振り機構の中心位置からの左位置及び右位置をそ
れぞれ入力することにより最大針振り巾を規定している
ので、種々のゲージ部品に対応して容易に最大針振り巾
を設定することができ、針振りパターン形成時針の部品
当りを未然に防止することが可能になる。
【0061】また、本発明では、電源投入時、あるいは
針巾変更時に今設定されている最大針振り巾を表示する
ようにしているので、現在の使用ゲージと針振り巾の関
係を再認識することが可能になる。
【0062】また、本発明では、電源投入時、あるいは
針巾変更時における最大針振り巾の表示、非表示を選択
可能としたので、不必要な操作を省略できるようにな
る。また最大針振り巾を基線位置の中心振り分けで入力
するか、あるいは針振り機構の中心位置からの左位置及
び右位置で入力するかを選択可能としたので、使用する
ゲージに対応した最適な最大針振り巾を設定することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子ミシンの概観を示す斜視図であ
る。
【図2】針振り機構の概略構成を示す構成図である。
【図3】電子ミシンの制御構成を示すブロック図であ
る。
【図4】操作パネルの各種スイッチ並びに表示器の配置
を示した配置図である。
【図5】各種の針振りパターンによる縫目を示した説明
図である。
【図6】針振りパターンの各種固有データを示した説明
図である。
【図7】(A)は、針振りパターンの固有データを示し
た説明図で、(B)は止め縫いパターンと針振りパター
ンが同一である場合の縫目を示した説明図、(C)は止
め縫いパターンと針振りパターンが異なる場合の縫目を
示した説明図である。
【図8】止め縫いパターンと針振りパターンが異なる場
合の縫目を示した説明図である。
【図9】最大針振り巾の設定の流れを示したフローチャ
ート図である。
【図10】針振りパターンの縫いの流れを示したフロー
チャート図である。
【図11】針振り巾を設定された最大針振り巾に規制す
る状態を示した線図である。
【図12】電源投入時あるいは針振り巾変更時に最大針
振り巾を表示させるときの処理の流れを示したフローチ
ャート図である。
【図13】電源投入時あるいは針振り巾変更時に最大針
振り巾を表示させるか、非表示にするかを切り替える処
理の流れを示したフローチャート図である。
【図14】最大針振り巾を基線位置の中心振り分けで入
力するか、あるいは針振り機構の中心位置からの左位置
及び右位置で入力するかを切り替える処理の流れを示し
たフローチャート図である。
【符号の説明】
2 針棒 3 針 6 送り目盛ダイヤル 7 コンデンス目盛ダイヤル 11 針振りモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA07 CE03 CE09 CE22 CE23 GG02 LA06 LA07 MA03 NA07 NB18 NC06 NC07 QA02 QA04 QA06 QA07 QA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンに対応する針振りデータを記憶する手段
    と、 最大針振り巾と基線基準もしくは基線位置を入力し、記
    憶する手段と、 前記針振りデータと最大針振り巾並びに基線基準もしく
    は基線位置の少なくとも一方に基づいて前記針振り機構
    を制御し、針振りパターンの縫目を形成する手段とを備
    えたことを特徴とする電子ミシン。
  2. 【請求項2】 前記最大針振り巾を基線位置の中心振り
    分けで規定することを特徴とする請求項1に記載の電子
    ミシン。
  3. 【請求項3】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンに対応する針振りデータを記憶する手段
    と、 針振り機構の中心位置からの左位置及び右位置をそれぞ
    れ入力することにより最大針振り巾を定めて、記憶する
    手段と、 前記針振りデータと前記左位置及び右位置に基づいて針
    振り機構を制御し、針振りパターンの縫目を形成する手
    段とを備えたことを特徴とする電子ミシン。
  4. 【請求項4】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンに対応する針振りデータを記憶する手段
    と、 最大針振り巾を記憶する手段と、 前記針振りデータと最大針振り巾に基づいて針振り機構
    を制御し、針振りパターンの縫目を形成する手段とを備
    えたことを特徴とする電子ミシン。
  5. 【請求項5】 前記最大針振り巾を電源投入時と針振り
    巾入力時に表示させる手段を備えたことを特徴とする請
    求項4に記載の電子ミシン。
  6. 【請求項6】 前記最大針振り巾の表示を、表示又は非
    表示に切り替える切り替え手段を備えたことを特徴とす
    る請求項5に記載の電子ミシン。
  7. 【請求項7】 主軸を回転させる主モータにより上下動
    される針と、この針の上下動に関連して針板上に出没し
    て布を送る布送り歯を備えた布送り装置との協働により
    布に縫目を形成する電子ミシンにおいて、 針を前記布送り装置の布送り作用と同期させながら布送
    り方向に対して直交する方向に振って往復移動させる針
    振り機構と、 針振りパターンに対応する針振りデータを記憶する手段
    と、 最大針振り巾を基線位置の中心振り分けで入力するか、
    あるいは針振り機構の中心位置からの左位置及び右位置
    をそれぞれ指定することにより入力する手段と、 入力された最大針振り巾を記憶する手段と、 前記針振りデータと最大針振り巾に基づいて針振り機構
    を制御し、針振りパターンの縫目を形成する手段とを備
    えたことを特徴とする電子ミシン。
  8. 【請求項8】 前記最大針振り巾を基線位置の中心振り
    分けで入力するか、あるいは針振り機構の中心位置から
    の左位置及び右位置で入力するかを選択可能とする選択
    手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載の電子ミ
    シン。
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