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JP2001127310A - シールドケース付き光空間伝送デバイス及びその製造方法 - Google Patents

シールドケース付き光空間伝送デバイス及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001127310A
JP2001127310A JP30257499A JP30257499A JP2001127310A JP 2001127310 A JP2001127310 A JP 2001127310A JP 30257499 A JP30257499 A JP 30257499A JP 30257499 A JP30257499 A JP 30257499A JP 2001127310 A JP2001127310 A JP 2001127310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield case
transmission device
optical space
space transmission
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30257499A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Takahashi
富志雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP30257499A priority Critical patent/JP2001127310A/ja
Publication of JP2001127310A publication Critical patent/JP2001127310A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単品状態の面実装型光空間伝送デバイス中間
単体にシールドケースをはめ込んで取り付けるケーシン
グ作業に要する時間を短縮し、コストの低減を図る。 【構成】 プリント配線板上に発光ダイオード、フォト
ダイオード、IC等を実装し樹脂モールド15を施した
面実装型光空間伝送デバイス中間単体11を複数搭載し
た多連記板10と金属製のシールドケース単体21を複
数有する多連シールドケース20を用意し、多連基板1
0の表面の発光レンズ13と受光レンズ14の間に接着
剤16を一個一個塗布する。その後、多連シールドケー
ス20を多連基板10に重ね合わせる。次に、一体とな
った多連基板10と多連シールドケース20とを一括し
てダイシングすることにより、シールドケース付き面実
装型光空間伝送デバイス30が完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドケース付
光空間伝送デバイス及びその製造方法に関し、さらに詳
しくは、パソコン間及びパソコンと周辺機器間の赤外線
によるデータ通信を1対1の半二重通信で行うIrDA
(Infrared Data Association)方式のシールドケース
付き面実装型光空間伝送デバイス及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、IrDA1.0(伝送速度2.4
kbps〜115.2kbps)やIrDA1.1
(9.6kbps〜4Mkbps)の他にローパワー用
のIrDA1.2が規格化されており、PDA(Person
al Digital Assistants:携帯型情報端末)、携帯電話
等に広く利用されてきている。今後、IrDAは更に高
速化やローパワー化が必要とされ、そのためには受光側
のS/N比、受光感度の向上等多くの課題があるが、そ
のひとつにシールドによる外部ノイズの除去があげられ
る。高速化やローパワー用IrDAになると周囲のわず
かな外部ノイズにも過敏に反応し、誤動作や受信距離低
下を引き起こすため、今後全てのIrDAデバイスには
シールドケースの搭載が必要となってくる。現在のIr
DAデバイスの半分以上はシールドケースを搭載してい
る。
【0003】図10、図11は、従来のシールドケース
付き面実装型光空間伝送デバイスの一連の製造工程を説
明するための図である。図10(A)は、樹脂モールド
後の多連基板10の平面図、図10(B)は、多連基板
10をダイシングすることによって得られた、単品状態
の面実装型光空間伝送デバイスの半完成品を示す斜視図
である。多連基板10は、面実装型光空間伝送デバイス
11を構成するプリント配線板(PWB:Printed Wiri
ng Board)12aを複数個縦横に並べて配置した多連プ
リント配線板12の個々の単位プリント配線板12a上
に、フォトダイオード(PD)チップ、集積回路(I
C)チップ、発光ダイオード(LED)チップ等の各種
チップを載置し、ダイボンド、ワイヤボンドして実装し
た後、全体を発光レンズ13、受光レンズ14とともに
樹脂モールド16を施して形成する。その後、多連基板
10をダイシングによって図10(B)のように単品状
態の面実装型光空間伝送デバイス11を得る。
【0004】次に、別の工程において、金属製の板体に
よって予め形成しておいた図11(A)に示すようなシ
ールドケース21を、図11(B)に示すようにケーシ
ング治具22の溝23に逆さまにして並べ、シールドケ
ース21の裏に接着剤を一個一個塗布し、シールドケー
ス21の中に面実装型光空間伝送デバイス11を図11
(C)に示すように手作業で嵌め込んでいくことによ
り、図11(D)に示すようなシールドケース付き面実
装型光空間伝送デバイス30が完成し、ケーシング作業
は完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のケ
ーシング作業、すなわちダイシングによって得られた単
品状態の面実装型光空間伝送デバイスにシールドケース
をはめ込んで取り付ける工程には多くの手作業が必要な
ため、取り付けに多くの手間と時間を要し、コストアッ
プにつながる問題があった。本発明はこれらの課題を解
決し、ケーシング作業の製造工程を合理的にすることに
よって、ケーシング作業に要する時間を短縮し、コスト
を低減を図った面実装型光空間伝送デバイスを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するためになされたものであって、第1の
技術手段は、シールドケース付光空間伝送デバイスの製
造方法において、プリント配線板上に発光ダイオード、
フォトダイオード、集積回路等を実装し、樹脂モールド
を施した光空間伝送デバイスを複数搭載した多連基板
に、シールドケースを複数取り付けた多連シールドケー
スを嵌合し一体化した後、前記多連基板と前記多連シー
ルドケースを一括してダイシングを行うことを特徴とす
る。
【0007】また、第2の技術手段は、前記第1の技術
手段において、前記各シールドケースは、前記光空間伝
送デバイスの発光ダイオードとフォトダイオードの間の
部分を覆う前面板を有することを特徴とする。
【0008】また、第3の技術手段は、前記第2の技術
手段において、前記各シールドケースは、前記前面板の
下端から前方へ折曲した接地接続用の前方折曲片を有す
ることを特徴とする。
【0009】また、第4の技術手段は、前記第2の技術
手段において、前記各シールドケースは、前記前面板の
下端にシールドケース付き光空間伝送デバイスが取り付
けられるプリント配線板に穿設された孔に差し込むため
の真っ直ぐに延びた延在部が形成されていることを特徴
とする。
【0010】また、第5の技術手段は、前記第2の技術
手段において、前記各シールドケースは、前記光空間伝
送デバイスの両側面を覆う側面板と、該側面板から外側
方に折曲した接地接続用の側方折曲片を有することを特
徴とする。
【0011】また、第6の技術手段は、前記第1乃至5
の技術手段において、前記各光空間伝送デバイスは、発
光レンズと受光レンズを有するとともに、前記各シール
ドケースの前面板には前記受光レンズと発光レンズの間
を遮断する遮蔽板が形成されることを特徴とする。
【0012】また、第7の技術手段は、前記第6の技術
手段において、前記シールドケースの前面板は、前記受
光レンズに対応する位置がメッシュ構造に形成されてい
ることを特徴とする。
【0013】また、第8の技術手段は、前記第1の技術
手段において、前記多連基板に前記多連シールドケース
を嵌合するのに先立ち、前記多連基板の樹脂モールド上
の接着剤の塗布部分にのみ貫通穴が設けられた接着剤塗
布治具を使用して接着剤を塗布しておくことを特徴とす
る。
【0014】また、第9の技術手段は、前記第1の技術
手段において、前記多連基板に位置決め穴または位置決
め突起を設けるとともに、前記多連シールドケースに位
置決め突起または位置決め穴を設け、前記多連基板に前
記多連シールドケースを嵌合する際、前記位置決め穴と
位置決め突起を利用して前記多連基板に前記多連シール
ドケースを嵌合することを特徴とする。
【0015】また、第10の技術手段は、シールドケー
ス付き光空間伝送デバイスが前記第1乃至9からなるシ
ールドケース付き光空間伝送デバイスの製造方法によっ
て製造されたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシールドケース付
き面実装型光空間伝送デバイス及びその製造方法の実施
の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。なお、
本発明の実施例について説明するに際し、従来例と同一
または対応する構成要素及び工程については、従来例の
構成要素及び工程と同様の用語を用いて説明する。図1
は、本発明において使用する多連基板10の平面図であ
る。多連基板10は、シールドケース付き面実装型光空
間伝送デバイス30を構成する単位大きさのプリント配
線板(PWB)12aを複数個縦横に並べて配置した多
連プリント配線板12の個々のプリント配線板12a上
に、発光ダイオード(LED)チップ、フォトダイオー
ド(PD)チップ、集積回路(IC)チップ等の各種チ
ップを載置し、ダイボンド、ワイヤボンド等によって実
装した後、全体を発光レンズ13、受光レンズ14とと
もに樹脂モールド15を施して形成する。
【0017】図2(A)は、本発明において使用する多
連シールドケース20の平面図であって、図1に示す多
連基板10上の個々の面実装型光空間伝送デバイス11
と同数のシールドケース21が、金属板を金型等でプレ
スすることによって作製されている。個々のシールドケ
ース21の構成は、図2(B)に示すように上面板21
a、側面板21b、上面板21aの中央部から垂下した
適宜幅の前面板21c、前面板21cの下端を前方へ折
曲した前方折曲片21dからなり、これらのシールドケ
ース21を多連基板20に設けられた個々の面実装型光
空間伝送デバイス11に対応させて縦横に連接した構成
である。
【0018】多連基板10と多連シールドケース20か
ら図3(C)に示すようなシールドケース付き面実装型
光空間伝送デバイス30を形成する製造方法について、
図3に基づいて説明する。まず、多連基板10と多連シ
ールドケース20を予め作成して用意し、図3(A)に
示すように、多連基板10の表面に露出している発光レ
ンズ13と受光レンズ14の間の樹脂モールド15上に
接着剤16を一個一個塗布する。その後、多連シールド
ケース20を多連基板10の上方から多連基板10に重
ね合わせる。
【0019】図3(B)は、多連基板10の上に多連シ
ールドケース20を重ね合わせた状態の平面図である。
多連基板10の個々の樹脂モールド15と多連シールド
ケース20の個々のシールドケース21とが定められた
位置に正確に、十分な強度をもって接着するように、多
連シールドケース20を上方から押圧し両者を一体化す
る。次に、一体となった多連基板10と多連シールドケ
ース20とを一括してダイシングすることにより、図3
(C)に示すようなシールドケース付き面実装型光空間
伝送デバイス30が完成する。このように、本発明は、
樹脂モールド後の多連基板10に対し多連シールドケー
ス20を一括して取り付ける製造工程と、一体となった
多連基板10と多連シールドケース20とを一括してダ
イシングする製造工程とからなる製造方法及びこのよう
な製造方法によって製造された面実装型光空間伝送デバ
イスを特徴とする。
【0020】以上のようにして製造されたシールドケー
ス付き面実装型光空間伝送デバイス30は、図3(C)
に示すように、面実装型光空間伝送デバイス11の上面
及び両側面がそれぞれシールドケース21の上面板21
a及び側面板21bで覆われ、樹脂モールド15の前面
であって、発光レンズ13と受光レンズ14の間の部分
がシールドケース21の前面板21cで覆われた構成で
ある。シールドケース付き面実装型光空間伝送デバイス
30を、パソコン等の機器のプリント配線板(PWB)
に取り付る際は、シールドケース21の前面板12cの
下端の前方折曲片21dをパソコン等の機器のプリント
配線板の接地線と接続することによりシールド効果をも
たせることができる。そして、シールドケース付き面実
装型光空間伝送デバイス30は、発光ダイオード(LE
D)チップの発光する赤外線を発光レンズ13aを介し
て周辺機器に送信し、また周辺機器から送信された赤外
線を受光レンズ14aを介してフォトダイオード(P
D)チップに受光するものである。
【0021】IrDA方式は、送信と受信を同時ではな
く別々に行う半二重通信であり、送信、受信の切り替え
のスピードも性能に欠かせない要素となっている。しか
し、受発光一体型の光空間伝送デバイスでは受光レンズ
と発光レンズが隣り合って配置されており、自分自身の
送信光が受信側に干渉を及ぼし、そのため送信から受信
の切り替わりの時間が長くなってしまう。そのため、受
光レンズと発光レンズの間に遮断物を設け迷光を防ぐ必
要がある。本発明は、図3(C)に示すシールドケース
21の前面板21cと前方折曲片21dの部分に、さら
に図4(B)のよう遮蔽片21eを設ける。図4(A)
は、遮蔽片21eを有するシールドケース21を多数搭
載した多連シールドケース20であって、図4(C)
は、図1に示す多連基板10と図4(A)に示す多連シ
ールドケース20とから製造されたシールドケース付き
面実装型光空間伝送デバイス30の斜視図、図4(D)
は、同じく平面図で、発光レンズ13と受光レンズ14
の間に正面板21cに加えて遮断片21eが設けられて
いることにより、発光レンズ13からの迷光を防ぐこと
ができる。
【0022】シールドケース付き面実装型光空間伝送デ
バイス30に対し、更にシールド効果を持たせるため
に、多連シールドケース20の個々のシールドケース2
1の受光レンズ14の位置に図5(B)のようなメッシ
ュ構造を設けることにより、受光レンズ14にもシール
ド効果をもたせることができる。この場合の多連シール
ドケース20は、図5(A)に示すようなものであっ
て、その個々のシールドケース21は、図5(B)に示
すようなものである。シールドケース21の前面板21
cは、面実装型光空間伝送デバイス30の前面の略1/
2を覆う大きさであり、受光レンズ14を覆う十分の大
きさを有し、受光レンズ14に対応する位置にメッシュ
構造が形成されている。図5(C)は、図5(A)に示
す多連シールドケース20を用いて製造したシールドケ
ース付き面実装型光空間伝送デバイス30の斜視図であ
る。
【0023】シールドケース付き面実装型光空間伝送デ
バイス30にシールド効果を持たせるために、シールド
ケース21の前面板21cに図3(C)に示すような前
方折曲片21dを設け、パソコン等の機器のプリント配
線板(PWB)の接地線に接続し、接地電位にするが、
プリント配線板12aにシールドケース付き面実装型光
空間伝送デバイス30をマウントする際にシールドケー
ス21の前面板21cに設けた前方折曲片21dの大き
さだけ余計に必要となり、図6(A)のようにその分だ
けシールドケース付き面実装型光空間伝送デバイス30
を後方にマウントしなければならないこととなる。その
結果、パソコン等のプリント配線板に遮られ下方向の発
光強度、受信感度の低下につながる。本発明は図6
(B)のようにシールドケース21の前面ではなく両側
板21b,21bの下端に側方折曲起21f,21fを
設けることにより、パソコン等のプリント配線板にマウ
ントする際に図6(C)のようにプリント配線板の端に
合わせてマウントすることができ、その結果プリント配
線板に遮られることはなく下方向の発光強度、受信感度
も低下する恐れもなくなる。
【0024】シールドケース21の前面板21cの下端
を前方に折り曲げた折曲片21dを図2(B)のように
折曲せずに、図7(A)のように面実装型光空間伝送デ
バイス30の前面に沿って下方に真っ直ぐ設け、図7
(B)のようにパソコン等のプリント配線板(PWB)
に設けた穴にその先端部分を挿入し、接地電位とするこ
とができる。このようにすることにより、面実装型光空
間伝送デバイス30をプリント配線板の端にまでマウン
トすることができ、更にプリント配線板の穴に挿し込め
ることにより、リフロー前の面実装型光空間伝送デバイ
ス30を仮固定させることもできる。
【0025】図3において、多連基板10に多連シール
ドケース20を載置し押圧して一体化するケーシング作
業前に、多連基板10の受光レンズ14と発光レンズ1
3の間に接着剤16を塗布するのは前記したとおりであ
るが、接着剤16の量が多すぎると接着剤16が個々の
シールドケース21からはみ出て発光レンズ13,受光
レンズ14にまで及び、発光強度、受信感度の低下を生
じる恐れがある。また、接着剤が少なすぎると多連基板
10と多連シールドケース20が十分に接着しない恐れ
があるため、接着剤16は常に一定の量に保たなくては
ならないが、その時の接着剤の粘度や塗布量のバラツキ
等から一定にするのは困難である。また、塗布する位置
がズレると、レンズ13,14に付着したり、シールド
ケース21との接着が不十分になるので塗布する位置も
一定でなければならない。
【0026】本発明は、面実装型光空間伝送デバイス1
1の樹脂モールド15上に接着剤16を塗布する際、接
着剤塗布用治具40を使用する。接着剤塗布用治具40
は、図8(B)に示す多連基板10と同じ大きさで、個
々の面実装型光空間伝送デバイス11の受光レンズ14
と発光レンズ13が嵌入するように受光レンズ14と発
光レンズ13を収容する大きさで外側に膨らんだ膨出部
41を有しており、また受光レンズ14と発光レンズ1
3の間に貫通孔42が設けられている。
【0027】受光レンズ14と発光レンズ13間の樹脂
モールド15上に接着剤16を塗布する工程について説
明すると、まず、接着剤塗布用治具40を図8(A)に
示す多連基板10上に、図8(C)の正面図に示すよう
に重合する。このとき、多連基板10から突出した発光
レンズ13と受光レンズ14は、接着剤塗布用治具40
に設けられた膨出部41に収容される。次に、図8
(D)に示すように、それぞれの貫通穴42に接着剤1
6を注入し、樹脂モールド15上の所定位置に接着剤1
6を塗布する。その後、図8(E)に示すように塗布後
接着剤塗布用治具40を取り外すことにより、接着剤1
6が塗布された多連基板10が得られる。接着剤塗布用
治具40を使用することにより、接着剤16の塗布位置
がズレることがなく、また塗布量が多すぎても貫通穴4
2の大きさの部分しか塗布されないので、常に一定量の
接着剤16が受光レンズ14と発光レンズ13との間に
塗布される。これにより、誰でも簡単に接着剤の塗布
量、塗布場所が正確にすばやく塗布することができる。
【0028】多連シールドケース20を多連基板10上
に上方から載置する工程(ケーシング工程)の際に、多
連基板10上にシールドケース20をズレることなく正
確に載置して重合するする必要があり、その調整作業に
長時間要することとなり、時間のロスにもつながる。本
発明は、位置決め用として図9(A)のように、多連基
板10の表面の上下両端隅部に適宜大きさの位置決め穴
17a,17b,17c,17dを設けるとともに、図
9(B)のように多連シールドケース20の裏面の上下
両端隅部に多連基板10に設けた位置決め穴17a,1
7b,17c,17dに嵌合する大きさの位置決め突起
22a,22b,22c,22dを設ける。
【0029】多連基板10上に上方から多連シールドケ
ース20を載置する工程について説明すると、図9
(C)のように、多連シールドケース20のそれぞれの
突起22a,22b,22c,22dを多連基板10に
設けられたそれぞれに対応した穴17a,17b,17
c,17dに嵌合させる。これにより、多連ケーシング
20の多連基板10に対する位置決めが正確に、かつ確
実にできるため誰でも簡単に正確にケーシング作業をす
ることができる。なお、多連基板10に位置決め突起を
設け、多連シールドケース20に位置決め穴を設けるこ
とによっても同様の効果が得られる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果が生じる。プリント配線板
(PWB)上に発光ダイオード(LED)、フォトダイ
オード(PD)、集積回路(IC)等を搭載し、ダイボ
ンド、ワイヤボンド等を行って実装し、樹脂モールドを
施した多連基板に発光ダイオードとフォトダイオードの
間の部分の樹脂モールド上に接着剤を一個一個塗布した
後、金型等でプレス成形して作製した多連シールドケー
スを多連基板の上に重ね、一体となった多連シールドケ
ースと多連基板とを一括してダイシングすることにより
シールドケース付き面実装型光空間伝送デバイスが得ら
れるので、従来のケーシングと比べてより短時間でケー
シング作業を行うことができ、安価で多量のシールドケ
ース付き面実装型光空間伝送デバイスを提供することが
できる。また、光空間伝送デバイスが搭載されるプリン
ト配線板の構成に適したシールドケースを有する面実装
型光空間伝送デバイスが、適宜の構成のシールドケース
を有する多連シールドケースを選択するのみで得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する多連基板の平面図である。
【図2】本発明に使用する多連シールドケースの平面図
及びシールドケースの斜視図である。
【図3】多連基板上に多連シールドケースを嵌合する工
程を説明するための図、及びダイシングによって得られ
たシールドケース付き光空間伝送デバイスの斜視図であ
る。
【図4】異なる多連シールドケースの平面図、シールド
ケースを示す斜視図、及びシールドケース付き光空間伝
送デバイスの斜視図、平面図である。
【図5】さらに異なる多連シールドケースの平面図、シ
ールドケースを示す斜視図、及びシールドケース付き光
空間伝送デバイスの斜視図である。
【図6】さらに異なる多連シールドケースを組み付けた
シールドケース付き光空間伝送デバイス、及びそれをプ
リント配線板に実装する様子を示す図である。
【図7】さらに異なる多連シールドケースを組み付けた
シールドケース付光空間伝送デバイスの斜視図、及びそ
れをプリント配線板に実装する様子を示す斜視図であ
る。
【図8】接着剤塗布具、及びそれを使用した製造方法を
示す図である。
【図9】位置決め穴を設けた多連基板と、位置決め突起
を設けた多連シールドケースを使用した製造方法を示す
図である。
【図10】従来の多連基板の平面図、及びダイシングに
よって得られた光空間伝送デバイスの斜視図である。
【図11】従来の光空間伝送デバイスとシールドケース
からシールドケース付き光空間伝送デバイスを得る製造
方法を示す図である。
【符号の説明】
10…多連基板、11…面実装型光空間伝送デバイス、
12…プリント配線板(PWB)、13…発光レンズ、
14…受光レンズ、15…樹脂モールド、16…接着
剤、17…位置決め穴、20…多連シールドケース、2
1…シールドケース、21a…上面板、21b…側面
板、21c…前面板、21d…前方折曲片、21e…遮
蔽板、21f…側方折曲片、22…位置決め突起、30
…シールドケース付き面実装型光空間伝送デバイス、4
0…接着剤塗布用治具、41…膨出部、42…貫通孔。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板上に発光ダイオード、フ
    ォトダイオード、集積回路等を実装し、樹脂モールドを
    施した光空間伝送デバイスを複数搭載した多連基板に、
    シールドケースを複数取り付けた多連シールドケースを
    嵌合し一体化した後、前記多連基板と前記多連シールド
    ケースを一括してダイシングを行うことを特徴とするシ
    ールドケース付き光空間伝送デバイスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記各シールドケースは、前記光空間伝
    送デバイスの発光ダイオードとフォトダイオードの間の
    部分を覆う前面板を有することを特徴とする請求項1記
    載のシールドケース付き光空間伝送デバイスの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記各シールドケースは、前記前面板の
    下端から前方へ折曲した接地接続用の前方折曲片を有す
    ることを特徴とする請求項2記載のシールドケース付き
    光空間伝送デバイスの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記各シールドケースは、前記前面板の
    下端にシールドケース付き光空間伝送デバイスが取り付
    けられるプリント配線板に穿設された孔に差し込むため
    の真っ直ぐに延びた延在部が形成されていることを特徴
    とする請求項2記載のシールドケース付き光空間伝送デ
    バイスの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記各シールドケースは、前記光空間伝
    送デバイスの両側面を覆う側面板と、該側面板から外側
    方に折曲した接地接続用の側方折曲片を有することを特
    徴とする請求項2記載のシールドケース付き光空間伝送
    デバイスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記各光空間伝送デバイスは、発光レン
    ズと受光レンズを有するとともに、前記各シールドケー
    スの前面板には前記受光レンズと発光レンズの間を遮断
    する遮蔽板が形成されることを特徴とする請求項1乃至
    5記載のシールドケース付き光空間伝送デバイスの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記シールドケースの前面板は、前記受
    光レンズに対応する位置がメッシュ構造に形成されてい
    ることを特徴とする請求項6記載のシールドケース付き
    光空間伝送デバイスの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記多連基板に前記多連シールドケース
    を嵌合するのに先立ち、前記多連基板の樹脂モールド上
    の接着剤の塗布部分にのみ貫通穴が設けられた接着剤塗
    布治具を使用して接着剤を塗布しておくことを特徴とす
    る請求項1記載のシールドケース付き光空間伝送デバイ
    スの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記多連基板に位置決め穴または位置決
    め突起を設けるとともに、前記多連シールドケースに位
    置決め突起または位置決め穴を設け、前記多連基板に前
    記多連シールドケースを嵌合する際、前記位置決め穴と
    位置決め突起を利用して前記多連基板に前記多連シール
    ドケースを嵌合することを特徴とする請求項1記載のシ
    ールドケース付き光空間伝送デバイスの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載のシールドケース付
    き光空間伝送デバイスの製造方法によって製造されたこ
    とを特徴とするシールドケース付き光空間伝送デバイ
    ス。
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