JP2001115832A - 排気浄化装置 - Google Patents
排気浄化装置Info
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Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に運転開始当初の浄化性能を向上させた排
気浄化装置を提供する。 【解決手段】 上流側にHC吸着部10、下流側に三元
触媒部20を配置した直列構成の排気浄化装置1であっ
て、下流側に設置する三元触媒部20の断面積を上流側
に設置するHC吸着材部10の断面積より小さく設定し
ている。
気浄化装置を提供する。 【解決手段】 上流側にHC吸着部10、下流側に三元
触媒部20を配置した直列構成の排気浄化装置1であっ
て、下流側に設置する三元触媒部20の断面積を上流側
に設置するHC吸着材部10の断面積より小さく設定し
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等の排気
浄化装置に関する。
浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気通路に排気浄化触媒を配
置して、排気中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(C
O)、窒素酸化物(NOx)等の有害成分を浄化する排
気浄化装置が知られている。排気浄化触媒は通常、特定
の活性化温度以上にならないと機能せず、その活性化温
度も比較的高温であるため、排気浄化触媒の温度が低い
ときには有害成分を充分に浄化できず、大気中に放出し
てしまうおそれがある。
置して、排気中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(C
O)、窒素酸化物(NOx)等の有害成分を浄化する排
気浄化装置が知られている。排気浄化触媒は通常、特定
の活性化温度以上にならないと機能せず、その活性化温
度も比較的高温であるため、排気浄化触媒の温度が低い
ときには有害成分を充分に浄化できず、大気中に放出し
てしまうおそれがある。
【0003】そこで、触媒の温度が低いときには、低温
で排気中の有害成分を吸着し、高温になると吸着した有
害成分を放出する吸着材を併用することで、排気浄化触
媒の温度が低いときの有害成分の大気中への放出を防止
する技術が知られている。具体的には、吸着材と浄化触
媒を2層化する技術や浄化触媒の上流側に吸着材を配置
する技術が知られている。
で排気中の有害成分を吸着し、高温になると吸着した有
害成分を放出する吸着材を併用することで、排気浄化触
媒の温度が低いときの有害成分の大気中への放出を防止
する技術が知られている。具体的には、吸着材と浄化触
媒を2層化する技術や浄化触媒の上流側に吸着材を配置
する技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように吸着材による反応は低温で進行するため、熱容
量を大きくとることが有効である一方、浄化触媒は早期
に活性化する必要がある。さらに、低温では、HCが浄
化触媒の活性を阻害することから、従来技術では、浄化
触媒が活性化するのが遅れ、運転開始当初の浄化性能が
十分ではなかった。
たように吸着材による反応は低温で進行するため、熱容
量を大きくとることが有効である一方、浄化触媒は早期
に活性化する必要がある。さらに、低温では、HCが浄
化触媒の活性を阻害することから、従来技術では、浄化
触媒が活性化するのが遅れ、運転開始当初の浄化性能が
十分ではなかった。
【0005】本発明は係る問題点に鑑みて、特に運転開
始当初の浄化性能を向上させた排気浄化装置を提供する
ことを課題とする。
始当初の浄化性能を向上させた排気浄化装置を提供する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る排気浄化装置は、排気中の炭化水素を
吸着するHC吸着材と、排気中の少なくとも炭化水素を
反応除去する浄化触媒とを組み合わせた排気浄化装置に
おいて、HC吸着材を上流側、浄化触媒を下流側に配置
し、排気ガス流路における浄化触媒の断面積をHC吸着
材の断面積より小さく設定していることを特徴とする。
め、本発明に係る排気浄化装置は、排気中の炭化水素を
吸着するHC吸着材と、排気中の少なくとも炭化水素を
反応除去する浄化触媒とを組み合わせた排気浄化装置に
おいて、HC吸着材を上流側、浄化触媒を下流側に配置
し、排気ガス流路における浄化触媒の断面積をHC吸着
材の断面積より小さく設定していることを特徴とする。
【0007】本発明によれば、浄化触媒の断面積をHC
吸着材の断面積より小さくしているので、浄化触媒の単
位体積あたりの排気ガスとの接触面積を増大させること
が可能であり、その結果、排気ガスによって浄化触媒の
昇温と活性化を促進し得る。ここで、浄化触媒、HC吸
着材の断面積とは、例えば浄化触媒、HC吸着材がハニ
カム担体に担持されている場合は、ハニカム担体の流路
における断面積を指している。このようにすると、浄化
触媒をHC吸着材と分離して配置するので、二層配置の
場合に比較して浄化触媒の耐久性を確保できる。
吸着材の断面積より小さくしているので、浄化触媒の単
位体積あたりの排気ガスとの接触面積を増大させること
が可能であり、その結果、排気ガスによって浄化触媒の
昇温と活性化を促進し得る。ここで、浄化触媒、HC吸
着材の断面積とは、例えば浄化触媒、HC吸着材がハニ
カム担体に担持されている場合は、ハニカム担体の流路
における断面積を指している。このようにすると、浄化
触媒をHC吸着材と分離して配置するので、二層配置の
場合に比較して浄化触媒の耐久性を確保できる。
【0008】この浄化触媒の単位体積当たりの熱容量を
HC吸着材の単位体積あたりの熱容量より小さく設定し
ていることが好ましい。これにより、下流側の浄化触媒
を排ガスで確実に昇温するとともに、浄化触媒が活性化
するまでHC吸着材を有害物質の吸着モードに保持でき
る。
HC吸着材の単位体積あたりの熱容量より小さく設定し
ていることが好ましい。これにより、下流側の浄化触媒
を排ガスで確実に昇温するとともに、浄化触媒が活性化
するまでHC吸着材を有害物質の吸着モードに保持でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0010】図1は、本発明に係る排気浄化装置1の概
略構成図である。内燃機関に接続される上流側にHC吸
着部10を、その下流に三元触媒部20を有する直列構
成となっている。
略構成図である。内燃機関に接続される上流側にHC吸
着部10を、その下流に三元触媒部20を有する直列構
成となっている。
【0011】図2、図3は、HC吸着部10、三元触媒
部20それぞれの内部構成を示す拡大断面図である。図
2に示されるように、HC吸着部10は、ハニカム担体
11の各内壁部分にHC吸着材12がコーティングされ
ている。HC吸着材12としては、ZSM−5型、Y
型、β型等のゼオライト系HC吸着材を好適に用いるこ
とができる。HC吸着材12としてはH2O吸着性能を
有しているとさらに好ましい。
部20それぞれの内部構成を示す拡大断面図である。図
2に示されるように、HC吸着部10は、ハニカム担体
11の各内壁部分にHC吸着材12がコーティングされ
ている。HC吸着材12としては、ZSM−5型、Y
型、β型等のゼオライト系HC吸着材を好適に用いるこ
とができる。HC吸着材12としてはH2O吸着性能を
有しているとさらに好ましい。
【0012】図3に示されるように、三元触媒部20も
HC吸着部10とほぼ同様の構成を有しており、ハニカ
ム担体21の各内壁部分に三元触媒22がコーティング
されている。三元触媒22は、Pt、Rh、Pdのうち
の少なくとも一種の貴金属と多孔質アルミナ、チタニ
ア、ジルコニアのうちの少なくとも一種の酸化物と酸化
セリウムから構成されていることが好ましい。
HC吸着部10とほぼ同様の構成を有しており、ハニカ
ム担体21の各内壁部分に三元触媒22がコーティング
されている。三元触媒22は、Pt、Rh、Pdのうち
の少なくとも一種の貴金属と多孔質アルミナ、チタニ
ア、ジルコニアのうちの少なくとも一種の酸化物と酸化
セリウムから構成されていることが好ましい。
【0013】この排気浄化装置1では、三元触媒部20
の排気ガス流路中に占める断面積S2、つまり、排気ガ
ス流路におけるハニカム担体21と三元触媒22の断面
積の和、がHC吸着部10の排気ガス流路中に占める断
面積S1、つまり、排気ガス流路におけるハニカム担体
11と吸着材12の断面積の和、より小さくなるよう設
定されている。ハニカム担体11とハニカム担体21の
開口率(流路部13、23の全体の面積に占める比率)
が同一であれば、図1に示されるようにHC吸着部10
の外径が三元触媒20の外径より大きく設定される。
の排気ガス流路中に占める断面積S2、つまり、排気ガ
ス流路におけるハニカム担体21と三元触媒22の断面
積の和、がHC吸着部10の排気ガス流路中に占める断
面積S1、つまり、排気ガス流路におけるハニカム担体
11と吸着材12の断面積の和、より小さくなるよう設
定されている。ハニカム担体11とハニカム担体21の
開口率(流路部13、23の全体の面積に占める比率)
が同一であれば、図1に示されるようにHC吸着部10
の外径が三元触媒20の外径より大きく設定される。
【0014】さらに、三元触媒部20の流路部23を除
くハニカム担体21と三元触媒22部分の単位体積あた
りの熱容量がHC吸着部10の流路部13を除くハニカ
ム担体11とHC吸着材12部分の単位体積あたりの熱
容量より小さいことが好ましい。
くハニカム担体21と三元触媒22部分の単位体積あた
りの熱容量がHC吸着部10の流路部13を除くハニカ
ム担体11とHC吸着材12部分の単位体積あたりの熱
容量より小さいことが好ましい。
【0015】本発明に係る排気浄化装置1においては、
三元触媒部20が低温で活性化してない間は、排気ガス
中のHC成分は前段のHC吸着部10のHC吸着材12
に吸着されるので、大気中への放出が抑制される。そし
て、前述したように、前段のHC吸着部10の断面積よ
り後段の三元触媒部20の断面積を小さくすることで、
高温の排気ガスと三元触媒部20の構成要素との接触面
積を増大させて熱伝達を促進し、三元触媒部20の昇温
を促進し、早期活性化を実現できる。HC吸着部10が
排気ガスによって加熱され、温度が上がると、HC吸着
材12は吸着していたHC成分を放出するが、後段の三
元触媒部20の三元触媒22が活性化されているので、
HC成分を酸化反応により分解除去することができる。
したがって、運転開始当初の排出性能を向上させること
ができる。
三元触媒部20が低温で活性化してない間は、排気ガス
中のHC成分は前段のHC吸着部10のHC吸着材12
に吸着されるので、大気中への放出が抑制される。そし
て、前述したように、前段のHC吸着部10の断面積よ
り後段の三元触媒部20の断面積を小さくすることで、
高温の排気ガスと三元触媒部20の構成要素との接触面
積を増大させて熱伝達を促進し、三元触媒部20の昇温
を促進し、早期活性化を実現できる。HC吸着部10が
排気ガスによって加熱され、温度が上がると、HC吸着
材12は吸着していたHC成分を放出するが、後段の三
元触媒部20の三元触媒22が活性化されているので、
HC成分を酸化反応により分解除去することができる。
したがって、運転開始当初の排出性能を向上させること
ができる。
【0016】本願発明者は、本発明に係る排気浄化装置
の排出性能の向上効果を確認する比較実験を行ったの
で、以下、その比較実験結果について説明する。
の排出性能の向上効果を確認する比較実験を行ったの
で、以下、その比較実験結果について説明する。
【0017】比較実験においては、ハニカム担体11、
21としていずれも1cm2あたり62セル(1in2あ
たり400セル)のセルを有するハニカム担体を用い
た。そして、上流側のHC吸着部10と下流側の三元触
媒部20の容量はそれぞれ1.3リットルと0.9リッ
トルとした。HC吸着材12には、ZSM−5型とY型
のゼオライトを重量比3:1で混合した吸着材を用い
た。そして、三元触媒22には、三元触媒部20の容量
1リットル当たり5gのPdと1gのRhを、アルミナ
とセリアを3:2の重量比で混合したコート材により担
持させた。そして、上流側のHC吸着部10と下流側の
三元触媒部20の断面積、容量を変えてその排出性能を
評価した。本発明に係る排気浄化装置に該当する実施例
1〜4と、比較のために下段の断面積を上段の断面積と
同じか大きくした比較例1、2の排気浄化装置の諸元を
表1にまとめて示す。
21としていずれも1cm2あたり62セル(1in2あ
たり400セル)のセルを有するハニカム担体を用い
た。そして、上流側のHC吸着部10と下流側の三元触
媒部20の容量はそれぞれ1.3リットルと0.9リッ
トルとした。HC吸着材12には、ZSM−5型とY型
のゼオライトを重量比3:1で混合した吸着材を用い
た。そして、三元触媒22には、三元触媒部20の容量
1リットル当たり5gのPdと1gのRhを、アルミナ
とセリアを3:2の重量比で混合したコート材により担
持させた。そして、上流側のHC吸着部10と下流側の
三元触媒部20の断面積、容量を変えてその排出性能を
評価した。本発明に係る排気浄化装置に該当する実施例
1〜4と、比較のために下段の断面積を上段の断面積と
同じか大きくした比較例1、2の排気浄化装置の諸元を
表1にまとめて示す。
【0018】
【表1】
【0019】排出性能の評価には、排気量2.2リット
ルの直列4気筒エンジンに接続し、LA#4モード走行
時のColdバック時(走行開始から505秒経過時点
まで)の総HC排出量で評価した。評価結果を図4にま
とめて示す。
ルの直列4気筒エンジンに接続し、LA#4モード走行
時のColdバック時(走行開始から505秒経過時点
まで)の総HC排出量で評価した。評価結果を図4にま
とめて示す。
【0020】運転開始当初である0〜45秒におけるH
C排出量は、実施例1〜4がいずれも比較例1、2以下
に抑えられた。そして、45〜505秒におけるHC排
出量は、実施例1〜4がいずれも比較例1、2を下回っ
た。
C排出量は、実施例1〜4がいずれも比較例1、2以下
に抑えられた。そして、45〜505秒におけるHC排
出量は、実施例1〜4がいずれも比較例1、2を下回っ
た。
【0021】これは、触媒温度が低い運転開始当初にお
いては、HC吸着材12へのHC成分の吸着が主として
進行するため、実施例1〜4と比較例1の差は小さい。
比較例2の排出性能が劣っているのは、HC吸着部10
の昇温が早く、HCの脱離が早くから始まるためと考え
られる。
いては、HC吸着材12へのHC成分の吸着が主として
進行するため、実施例1〜4と比較例1の差は小さい。
比較例2の排出性能が劣っているのは、HC吸着部10
の昇温が早く、HCの脱離が早くから始まるためと考え
られる。
【0022】実施例1〜4では、比較例1、2に比べて
三元触媒部20の昇温が速いため、活性化するのが早
く、この結果、特に45〜125秒におけるHC排出量
を抑制できたものと考えられる。この効果は、三元触媒
部20の断面積、熱容量とも最も小さくなる実施例4に
おいて顕著であった。これにより、本発明に係る排気浄
化装置の排出性能の向上が確認された。
三元触媒部20の昇温が速いため、活性化するのが早
く、この結果、特に45〜125秒におけるHC排出量
を抑制できたものと考えられる。この効果は、三元触媒
部20の断面積、熱容量とも最も小さくなる実施例4に
おいて顕著であった。これにより、本発明に係る排気浄
化装置の排出性能の向上が確認された。
【0023】上述の実施形態では、HC吸着部10と三
元触媒部20のそれぞれの断面積が排気ガス流動方向に
一定の実施形態について説明してきたが、図5に示され
るように、下流側にいくにしたがって断面積が小さくな
る形状を採用してもよい。この場合は、それぞれの平均
断面積が上記の関係を満たしていればよい。
元触媒部20のそれぞれの断面積が排気ガス流動方向に
一定の実施形態について説明してきたが、図5に示され
るように、下流側にいくにしたがって断面積が小さくな
る形状を採用してもよい。この場合は、それぞれの平均
断面積が上記の関係を満たしていればよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
流側に設置する三元触媒の断面積を上流側に設置するH
C吸着材の断面積より小さくすることで、三元触媒の昇
温促進による早期活性化とHC吸着材の昇温抑制による
脱離の抑制を同時に実現でき、触媒温度が低い運転当初
の排出性能を向上させることができる。
流側に設置する三元触媒の断面積を上流側に設置するH
C吸着材の断面積より小さくすることで、三元触媒の昇
温促進による早期活性化とHC吸着材の昇温抑制による
脱離の抑制を同時に実現でき、触媒温度が低い運転当初
の排出性能を向上させることができる。
【図1】本発明に係る排気浄化装置の概略構成図であ
る。
る。
【図2】図1の装置のHC吸着部の拡大断面図である。
【図3】図1の装置の三元触媒部の拡大断面図である。
【図4】比較実験結果を示す図である。
【図5】本発明に係る排気浄化装置の別の実施形態の概
略構成図である。
略構成図である。
1…排気浄化装置、10…HC吸着部、20…三元触媒
部、11、21…ハニカム担体、12…HC吸着材、2
2…三元触媒、13、23…流路部。
部、11、21…ハニカム担体、12…HC吸着材、2
2…三元触媒、13、23…流路部。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G091 AA02 AA28 AB03 AB10 BA03 BA14 BA15 BA19 BA25 FA02 FA04 FA12 FA13 FB02 FC07 GA06 GA19 GB01W GB01X GB04W GB05W GB06W GB07W GB09Y GB10W GB10X GB17X HA20 HA47 HB01
Claims (2)
- 【請求項1】 排気中の炭化水素を吸着するHC吸着材
と、排気中の少なくとも炭化水素を反応除去する浄化触
媒とを組み合わせた排気浄化装置において、 前記HC吸着材を上流側、前記浄化触媒を下流側に配置
し、排気ガス流路における前記浄化触媒の断面積を前記
HC吸着材の断面積より小さく設定していることを特徴
とする排気浄化装置。 - 【請求項2】 前記浄化触媒の単位体積当たりの熱容量
を前記HC吸着材の単位体積あたりの熱容量より小さく
設定していることを特徴とする請求項1記載の排気浄化
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29527599A JP2001115832A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 排気浄化装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012013059A (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-19 | Mitsubishi Motors Corp | 排ガス浄化装置 |
JP2013034985A (ja) * | 2011-01-24 | 2013-02-21 | Nissan Motor Co Ltd | 排気ガス浄化システム |
WO2015151736A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 日産自動車株式会社 | エンジンの排気装置 |
KR20190062706A (ko) * | 2017-11-29 | 2019-06-07 | 에이치에스디엔진 주식회사 | 선택적 촉매 환원 시스템 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29527599A patent/JP2001115832A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015151736A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | 日産自動車株式会社 | エンジンの排気装置 |
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KR102402306B1 (ko) | 2017-11-29 | 2022-05-27 | 에이치에스디엔진 주식회사 | 선택적 촉매 환원 시스템 |
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