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JP2001100465A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001100465A
JP2001100465A JP28101699A JP28101699A JP2001100465A JP 2001100465 A JP2001100465 A JP 2001100465A JP 28101699 A JP28101699 A JP 28101699A JP 28101699 A JP28101699 A JP 28101699A JP 2001100465 A JP2001100465 A JP 2001100465A
Authority
JP
Japan
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recording
image
sheet
recorded
sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28101699A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Iida
雅浩 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP28101699A priority Critical patent/JP2001100465A/ja
Publication of JP2001100465A publication Critical patent/JP2001100465A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 割込の指示があった場合になるべく速く割込
機能に移行できるとともに、割込機能においても両面記
録機能が利用可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 記録部16では、両面記録を行う際に、
最大N枚の用紙について先に片面を順次記録した後、そ
れらの用紙について順次他方の面に画像を記録する。i
枚目の用紙の片面に記録しているとき、操作部13の割
込キー14が操作されると、それ以後の片面記録を行わ
ずに、それまでのi枚の用紙について他方の面への記録
を行って排出し、割込処理に移行する。そのため、従来
のようにN枚の両面記録後に割込処理に移行する場合に
比べ、速く割込処理に移行することができ、割込キー1
4の操作者を待たせる時間を短縮できる。割込処理終了
後は、N枚ずつの両面記録を再開することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、N枚の用紙の一方
の面に画像を記録した後に前記N枚の用紙の他方の面に
画像を記録し、両面記録を行う機能を有する画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】両面記録の機能を備えた画像形成装置に
おいて、両面記録を行う手法の一つとして、複数の用紙
の片面に順次記録を行って滞留させておき、次に他方の
面に順次記録を行って排紙する手法がある。一般に用紙
の反転給送に時間が掛かるため、このように複数の用紙
について片面ずつ記録を行うことによって、記録時間の
短縮を図ることができる。
【0003】一方、画像形成装置には割込機能が備えら
れたものが多い。例えば大量の画像の記録を行っている
とき、その記録終了を待つことなく、割り込んで別の記
録を行わせることができる。
【0004】上述のように、複数の用紙について一方の
面を順次記録し、その後他方の面を記録する両面記録の
手法を用いて両面記録を行う画像形成装置において、割
込機能も搭載した装置もある。このような装置におい
て、例えば両面記録を行っている途中で割込が指示され
る場合も考えられる。しかし従来は、両面記録を行って
いる間は割込機能を利用できず、両面の記録が終了する
まで待たなければならなかった。そのため、割込を指示
しても実際に割込機能を用いて記録が可能になるまでに
操作者を長時間待たせてしまうという問題があった。
【0005】両面記録中でも割込の指示を行った直後に
割込機能の利用が可能な画像形成装置もある。一般にこ
のような装置では、例えば片面だけ記録した用紙を所定
の位置に蓄積しているため、割込機能に移行したときに
片面だけ記録した用紙が内部にそのまま蓄積されたまま
で割込機能に移行してしまう。そのため、両面記録中に
割込を指示した場合には、割込機能において両面記録が
利用できないなど、記録機能の一部が制約されてしまう
などの問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、割込の指示があった場合に
なるべく速く割込機能に移行できるとともに、割込機能
においても両面記録機能が利用可能な画像形成装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
において、N枚の用紙の一方の面に画像を記録した後に
前記N枚の用紙の他方の面に画像を記録可能な記録手段
と、割込の指示を受け付ける操作手段と、前記記録手段
で第I枚目(I≦N)の用紙の一方の面に画像を記録中
に前記操作手段で割込が指示されたとき前記記録手段に
前記第I枚目までの用紙の他方の面に記録を行わせて割
込処理に移行する制御手段を有することを特徴とするも
のである。記録する画像は例えば画像メモリに格納して
おき、それぞれの用紙の表裏にそれぞれ記録すべき画像
を画像メモリから読み出して記録させることができる。
【0008】このように、N枚より少ない第I枚目にお
いて割込の指示を受けた場合には、第I+1〜N枚目の
記録を行わずに、それまで記録したI枚の用紙について
両面記録を完成させた後に割込処理に移行する。そのた
め、従来のようにN枚すべてについて両面記録を完成し
た後でなければ割込処理を行えなかった場合に比べて、
速く割込処理に移行することができる。また、それまで
に片面のみを記録したI枚の用紙については他方の面に
ついても記録して排紙するので、割込処理においても両
面記録機能を利用することが可能である。
【0009】なお、割込処理の後は、再び割込の指示を
行ったときの記録処理に戻る。このとき、割込処理時に
上述のようにしてN枚より少ないI枚目までの用紙に両
面記録を完了させてから割込処理を実行した場合には、
割込処理から戻ったときにI+1枚目の用紙からN枚の
用紙への両面記録を開始するように構成することができ
る。
【0010】また、割込の指示によって記録すべき画像
についても取得が停止されている場合がある。割込処理
から復帰した時点でI+1枚目の用紙の両面に記録する
画像がまだ揃っていない場合には、その用紙の両面に記
録する画像が揃うまで待ってから記録を開始するように
構成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置の
実施の一形態を含むファクシミリ装置の一例を示すブロ
ック図である。図中、11は主制御部、12は表示部、
13は操作部、14は割込キー、15は読取部、16は
記録部、17はNCU、18はモデム、19は画像メモ
リ、20はRAM、21はROM、22はバスである。
【0012】主制御部11は、装置全体を制御し、各部
を動作させて、画像送受信機能、コピー機能などを実現
する。画像送信機能では、読取部15で読み取った画像
をモデム18及びNCU17を用いて通信相手先へ送信
する。また画像受信機能では、通信相手先から送られて
くる画像をNCU17及びモデム18を介して受信し、
記録部16で記録出力する。コピー機能では、読取部1
5で読み取った画像を記録部16で記録出力する。この
コピー機能では、記録部16を制御して両面記録を行う
ことができる。両面記録では、記録する画像を画像メモ
リ19に蓄積し、後述するようにN枚の用紙についてま
ず一方の面に画像を記録して滞留させておき、その後、
一方の面に画像を記録した用紙に対して他方の面の画像
を記録して排紙させる。もちろん、両面記録機能は画像
受信機能において受信した画像を記録出力する際にも利
用することができる。
【0013】主制御部11はまた、操作部13から割込
の指示を受けると、送信動作を除き、実行中の動作を停
止して割込処理に移行する。上述の両面記録中に割込の
指示を受けた場合、それまでに片面に記録を行った用紙
について、他方の面に記録を行って排紙した後に、割込
処理に移行する。例えばNより少ないI枚目の一方の面
に画像を形成しているときに割込の指示を受けると、残
りの(N−I)枚については一方の面の画像形成を行わ
ず、それまでに一方の面に画像を形成したI枚の用紙に
ついて、他方の面を記録して排紙する。その後、割込処
理に移行する。
【0014】また、割込処理から復帰後は、割込処理に
移行時に行っていた動作を再開する。上述のようにI枚
目までの両面記録を行って割込処理に移行し、復帰した
場合には、I+1枚目からN枚の用紙について両面記録
を開始する。このとき、コピー機能では割込処理に移行
したときに、読取部15における記録画像の読取も停止
している。そのため、記録すべき画像が揃っていないこ
とがある。このような場合には、読取部15に原稿がセ
ットされ、読取を開始して記録すべき画像が揃った後
に、記録部16による両面記録動作を開始するように制
御する。
【0015】表示部12は、利用者に対するメッセージ
や、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスな
ど、種々の情報を表示することができる。操作部13
は、利用者が各種の設定や指示などを行う際に用いられ
る。例えば、送信機能あるいはコピー機能の選択を行う
選択キーや、選択した機能の実行指示などを行うスター
トキー等が設けられている。特に、各種の機能を実行中
に割込処理を指示するための割込キー14が設けられて
いる。この割込キー14を操作者が操作することによっ
て、割込処理を指示することができる。また、割込処理
から復帰する場合にも、やはり割込キー14を操作すれ
ばよい。もちろん、割込の指示と割込からの復帰を別の
キーによって指示するように構成してもよい。もちろん
操作部13では、このほかにも種々の入力、設定を行う
ことが可能である。
【0016】読取部15は、主制御部11による制御に
従い、送信あるいはコピーすべき原稿上の画像を読み取
る。読取部15としては、イメージスキャナやデジタル
カメラなど、種々の画像読取装置を適用することができ
る。
【0017】記録部16は、受信した画像あるいは読取
部15で読み取った画像などを、主制御部11の制御に
従って用紙上に記録する。記録方法としては、例えば電
子写真方式やインクジェット方式など、種々の方式を採
用することができる。図2は、記録部における用紙の搬
送経路の一例を示す模式図である。図中、31は用紙カ
セット、32は記録ドラム、33は反転部、34は反転
経路である。図2では電子写真方式により両面記録を行
う場合の構成例を示している。片面のみに記録を行う場
合には、用紙カセット31から用紙を給送し、記録ドラ
ム32と対向する位置で画像を形成し、定着後、反転部
33を経て排紙される。両面記録を行う場合には、同様
にして用紙の片面に画像を形成し、反転部33に搬送し
た後、逆送して反転経路34を経て、記録ドラム32と
対向する記録位置へと用紙を搬送する。反転経路34を
経ることによって用紙の記録面が反転し、他方の面に記
録を行うことができる。その後、反転部33を経て排紙
される。このような構成では、片面の記録を行っている
間に反転部33から先に記録を行った用紙を反転経路3
4に搬送することができる。反転経路34の経路長に応
じて、複数枚(N枚)の用紙について反転経路34上を
搬送することが可能である。これを利用し、記録速度を
向上させるため、最大N枚の用紙についてまず片面を順
に記録して反転部33から反転経路34へ搬送し、その
後、反転経路34に沿って搬送されて来たN枚の用紙に
ついて他方の面に順次画像を記録してゆくことができ
る。もちろん、N枚以下であれば任意の枚数の用紙につ
いて、同様の両面記録動作を行うことができる。また、
図2に示した構成は一例であって、他の両面記録機構を
有していてもよいし、電子写真方式に限らず、種々の記
録方式を用いるものであってよい。
【0018】NCU17は、回線を制御して外部機器と
の通信を行う。また、モデム18は、送受信する画像デ
ータの変復調を行う。
【0019】画像メモリ19は、送信する画像データや
受信した画像、読取部15で読み取った画像等を記憶す
る。画像を記憶する場合、そのまま記憶してもよいし、
圧縮された状態で記憶してもよい。
【0020】RAM20は、主制御部11や他の各部の
処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。
ROM21は、主制御部11の動作を規定したプログラ
ムや、固定的なデータなどが格納されている。
【0021】バス22は、主制御部11、表示部12、
操作部13、読取部15、記録部16、NCU17、モ
デム18、画像メモリ19、RAM20、ROM21等
を相互に接続しており、これらの間のデータ転送を可能
にしている。もちろん、これらのほか、外部記憶装置な
ど、各種の機器がバス22に接続されていてもよい。ま
た、例えばバス22にインタフェースを接続し、そのイ
ンタフェースを介して外部のコンピュータあるいはLA
N等と接続されていてもよい。
【0022】次に、本発明の画像形成装置の実施の一形
態を含むファクシミリ装置の一例における動作の一例に
ついて説明する。例えば画像送受信機能及びコピー機能
を有する場合、読取部15における画像の読取処理と、
記録部16における画像の記録処理と、NCU17及び
モデム18による画像の送受信処理とは、それぞれ並行
して実行可能である。ここではコピー機能を取り上げ、
特に両面記録を行う際の記録処理について説明する。な
お、コピー機能時の読取処理は、記録処理と並行して実
行され、読み取った画像は画像メモリ19に格納され
る。画像メモリ19に格納された画像は、それぞれ、頁
を指定して読み出すことが可能である。
【0023】図3は、本発明の画像形成装置の実施の一
形態を含むファクシミリ装置の一例における両面記録動
作の一例を示すフローチャートである。記録部16にお
いて両面記録を行う際には、上述のように、最大N枚の
用紙の片面にそれぞれ画像を記録した後に、それぞれの
用紙の他方の面に画像を記録してゆくものとする。ま
た、以下に示す動作例では、用紙の片面にまず偶数頁を
記録し、その後、他方の面に奇数頁を記録するものとす
る。例えば2頁の画像を記録する場合、最初に2頁目を
用紙の片面に記録し、その後、他方の面に1頁目を記録
する。
【0024】まずS41において、片面ずつ記録可能な
最大枚数であるNを変数Mに格納しておく。そしてS4
2において、記録した用紙の枚数を示す変数iを0に初
期化する。なお、この時点までに、2頁以上の画像が読
み込まれているか、あるいは1頁の画像を読み取って読
取処理が終了しているものとする。
【0025】S43において、次の用紙に記録する2頁
分の画像のうち、偶数頁の画像が存在するか否かを判定
する。この偶数頁の画像の有無の判定は、例えば読取部
15における読取処理の遅れも勘案し、例えば読取部1
5で一連の原稿を読み取っている場合には、偶数頁の画
像が画像メモリ19内になくても待つようにするとよ
い。もちろん、偶数頁の画像が存在しない状態で読取部
15における読取処理が終了すれば、偶数頁の画像は存
在しないと判定すればよい。
【0026】偶数頁の画像が存在すれば、S44におい
てその偶数頁の画像を画像メモリ19から読み出して、
記録部16で用紙の片面に記録する。そして、S45に
おいて、1枚の用紙に記録したので変数iを1だけ増加
させておく。
【0027】S46において、割込指示があったか否か
を判定する。割込指示がなければ、S47において変数
iと変数Mを比較し、記録した用紙の枚数がM(=N)
枚に達していなければS43に戻って用紙の片面への記
録動作を繰り返す。片面に記録した用紙の枚数がM枚に
達した場合には、そのM枚について、S49〜S52に
おける他方の面への記録処理を行う。
【0028】S49において変数iを0にリセットし、
S50において、M枚のうちのi枚目の用紙の他方の面
に記録する画像(奇数頁の画像)を画像メモリ19から
読み出し、記録する。奇数頁を記録した用紙は、排出さ
れる。そしてS51において、変数iを1だけ増加さ
せ、S52において新たな変数iの値と変数Mの値を比
較する。M枚の用紙の他方の面への記録が終了していな
ければ、S50へ戻って用紙の他方の面への記録を繰り
返す。
【0029】M枚の用紙について他方の面の記録が終了
すると、S53において割込指示があったか否かを判定
し、なければS54において、次の用紙に記録する画像
のうち偶数頁の画像があるか否かを判定する。存在すれ
ばS41へ戻り、上述のようにして再び最大M枚の両面
記録動作を繰り返す。
【0030】このような処理を繰り返してゆくうちに、
読取部15で読み取った画像がなくなる。読み取った画
像の頁数が2Nの倍数の頁数であれば、上述の処理を何
回か繰り返した後、S54からS55に進み、奇数頁の
画像もないのでそのまま記録処理を終了する。読み取っ
た画像の頁数が用紙N枚分に満たない(2N未満の)場
合には、S43において次の用紙に記録する偶数頁の画
像がなくなる。この場合、それまで片面に記録した用紙
の枚数が変数iに格納されているので、S48において
この値を変数Mに格納し、S49〜S52においてそれ
ぞれの用紙の他方の面に画像を記録する。その後、割込
指示がなければS54に進むが、次の用紙に記録する偶
数頁の画像は存在しないのでS55に進む。読み取った
画像が奇数頁数であった場合、これまでの処理によって
1頁分の画像がまだ記録されずに残っている。このよう
な場合、S55からS56へ進み、残っている1頁分の
画像を用紙の片面に記録し、この用紙はそのまま排出さ
れる。読み取った画像が偶数頁数であった場合には、読
み取った画像はこれまでの記録処理ですべて用紙の両面
に記録されているので、そのまま記録処理を終了する。
【0031】例えば用紙の片面に記録を行っている間
に、割込指示が行われたとする。割込指示は、操作部1
3の割込キー14を操作者が操作することによって行わ
れる。この場合、S46において割込指示が行われたこ
とを検出する。割込指示があると、用紙の片面への画像
の記録を停止し、それまで片面に記録した用紙に対して
他方の面への画像の記録を行う。すなわち、S46から
S43〜S47のループを抜けてS48に進む。S48
でそれまでに片面に記録を行った用紙の枚数を示す変数
iを変数Mに格納する。そして、S49〜S52におい
て、M枚の用紙に対して他方の面について画像の記録を
行って排紙する。
【0032】このようにして、N枚の用紙の片面に記録
を行っている間に割込指示が行われた場合には、その後
の用紙の片面への記録を行わずに、それまで片面に記録
した用紙に対して他方の面への記録を行って排紙する。
そのため、従来のようにN枚すべてについて両面記録を
行ってから割込処理に移行する場合に比べて速く割込処
理に移行することができる。なお、片面への記録が終了
して他方の面への記録実行中に割込指示が行われた場合
には、他方の面への記録を終了した後、S53で割込指
示を検知し、S57における割込処理に移行することに
なる。
【0033】S57において、割込処理を行う。上述の
ように両面記録中の用紙は割込処理前に排紙しているの
で、割込処理で例えば両面記録を行うことも可能であ
る。割込処理は、例えば操作者が操作部13の割込キー
14を再度操作することによって終了させることができ
る。割込終了時には、割込処理移行時に停止した処理を
再開させることになる。例えば割込指示時に読取部15
で画像の読取処理を行っていれば、その読取処理を再開
する。また、割込指示時に記録部16で記録を行ってい
れば、その記録処理を再開する。図3における処理実行
時に割込指示を受けた場合には、S58へ復帰する。
【0034】S58では、読取部15において現在記録
処理中のジョブで記録すべき画像の読取中か否かを判定
する。既に読取が終了していれば、画像メモリ19内に
格納されている画像を記録するだけであるので、S54
に進み、通常の両面記録処理に戻る。読取中である場
合、割込処理からの復帰時に原稿の再装填などの操作が
必要な場合があり、画像の読取が送れることがある。そ
のため、記録すべき画像が画像メモリ19内に無い場合
でも、記録処理は記録すべき画像が読取部15で読み取
られて画像メモリ19に格納されるまで待つ必要があ
る。基本的にはS60において、次の用紙の片面に記録
する偶数頁の読取が完了しているか否かを判定し、偶数
頁の読取が完了するまでS59,S60を繰り返して待
つことになる。もちろん、割込処理前に次の用紙の片面
に記録する偶数頁の画像の読取が完了していれば、S4
1に戻って両面記録を再開する。S59では読取終了か
否かを判定しているが、これは奇数頁までの画像を読み
取って終了してしまった場合に対するものであり、この
場合にはS54,S55,S56と進み、最後の奇数頁
を用紙の片面に記録して記録処理を終了する。
【0035】割込処理から復帰し、記録処理を再開する
場合、上述のようにS41へ戻る。これによって、例え
ば割込処理前にN枚より少ないi枚の用紙に両面記録を
行って割込処理に移行した場合でも、両面記録再開後
は、改めてN枚ごとの両面記録を行うことができる。こ
れによって記録効率を向上させることができる。
【0036】上述の本発明の画像形成装置の実施の一形
態を含むファクシミリ装置の一例における両面記録動作
の一例について、具体例を用いて説明する。ここでは、
記録部16は図2に示すような機構を有しているものと
し、2枚の用紙について連続して片面に偶数頁の画像を
記録し、その後、片面に画像が記録された2枚の用紙に
対して他方の面に奇数頁の画像を記録するものとする。
すなわち、N=2の場合を示すことにする。また、以下
に説明する具体例では、8頁の画像を記録する場合につ
いて示している。なお、以下の図4,図5においては、
表記した数値が記録される頁数に対応している。また、
裏面に記録された頁については点線で数値を示してい
る。
【0037】図4は、本発明の画像形成装置の実施の一
形態を含むファクシミリ装置の一例における通常の両面
記録動作の具体例の説明図である。まず図4(A)にお
いて、1枚目の用紙の片面に偶数頁である2頁目の画像
を記録する。この1枚目の用紙は、記録後に図2におけ
る反転部33を介して反転経路34に送られる。それと
ともに、2枚目の用紙が給送され、図4(B)に示すよ
うに、2枚目の用紙の片面に偶数頁である4頁目の画像
を記録する。この2枚目の用紙も片面に画像が記録され
た後、反転経路に送られる。今度は反転経路に送られて
いた1枚目の用紙が反転されて給送され、図4(C)に
示すように、2頁目の画像が記録された面の裏面に1頁
目の画像が記録される。1枚目の用紙は、そのまま排紙
される。さらに図4(D)に示すように、反転経路に送
られた2枚目の用紙も反転されて給送され、4頁目の画
像が記録された面の裏面に3頁目の画像が記録されて排
出される。このようにして2枚の用紙に対する両面記録
が終了する。このような用紙2枚ずつの両面記録を繰り
返して行う。
【0038】同様にして図4(E)において、3枚目の
用紙の片面に6頁目の画像を記録し、図4(F)に示す
ように反転経路に送られる。それとともに、4枚目の用
紙が給送され、図4(F)に示すように片面に8頁目の
画像を記録し、反転経路に送られる。今度は反転経路に
送られていた3枚目の用紙が反転されて給送され、図4
(G)に示すように、6頁目の画像が記録された面の裏
面に5頁目の画像が記録されて排紙される。さらに図4
(H)に示すように、反転経路に送られた4枚目の用紙
も反転されて給送され、8頁目の画像が記録された面の
裏面に7頁目の画像が記録されて排出される。
【0039】このようにして、8頁分の画像を4枚の用
紙の両面に記録することができる。この場合、それぞれ
の用紙について反転しながら両面記録を行う場合に比べ
て、用紙の搬送時間を節約することができ、高速な両面
記録を行うことができる。
【0040】図5は、本発明の画像形成装置の実施の一
形態を含むファクシミリ装置の一例において割込指示を
受けた場合の両面記録動作の具体例の説明図である。こ
の例では、1枚目の用紙の片面に画像を記録している途
中で割込指示を受けた場合の動作について示している。
【0041】まず図5(A)において、1枚目の用紙の
片面に偶数頁である2頁目の画像を記録する。この記録
の途中で割込指示を受けたとする。すると、この1枚目
の用紙は、記録後に反転経路に送られるが、2枚目の用
紙の給送は停止される。そして、この時点までに片面へ
の記録が行われた1枚目の用紙について反転して給送
し、図5(B)に示すように2頁目の画像が記録された
面の裏面に1頁目の画像を記録し、排紙される。この
後、割込処理に移行する。このようにして用紙1枚のみ
に対する両面記録を行って割込処理に移行するので、割
込指示を行った操作者の待ち時間を軽減することができ
る。また、搬送経路上に片面のみ記録した用紙が存在し
ないので、割込処理においても両面記録が可能である。
【0042】割込処理が終了して両面記録処理に復帰す
ると、再び用紙2枚ずつの両面記録動作を開始する。す
なわち、図5(C)において、2枚目の用紙の片面に4
頁目の画像を記録し、図5(D)に示すように反転経路
に送られる。なお、割込処理から復帰した時点では、読
取部15で4頁目の画像がまだ読み取られていない場合
も想定される。その場合には、4頁目の画像が読み取ら
れ、画像メモリ19に格納されるまで待ってから両面記
録処理を開始する。
【0043】2枚目の用紙に4頁目の画像が記録され、
反転経路に送られると、それとともに3枚目の用紙が給
送され、図5(D)に示すように片面に6頁目の画像を
記録し、反転経路に送られる。今度は反転経路に送られ
ていた2枚目の用紙が反転されて給送され、図5(E)
に示すように、4頁目の画像が記録された面の裏面に3
頁目の画像が記録されて排紙される。さらに図5(F)
に示すように、反転経路に送られた3枚目の用紙も反転
されて給送され、6頁目の画像が記録された面の裏面に
5頁目の画像が記録されて排出される。
【0044】さらに7頁目、8頁目の画像が残ってい
る。図5(G)において、4枚目の用紙の片面に8頁目
の画像を記録し、反転経路に送られる。次の用紙につい
ては記録する画像がないので片面への画像の記録はこれ
で終了し、他方の面への記録動作に移る。図5(H)に
示すように、4枚目の用紙が反転されて給送され、8頁
目の画像が記録された面の裏面に7頁目の画像が記録さ
れて排出される。
【0045】このようにして、途中で割込処理を行った
場合でも、確実に両面記録を行うことができる。割込処
理から復帰後は、再度、用紙2枚ずつの両面記録を行う
ので、効率よく両面記録を続けてゆくことができる。上
述の例では、記録する画像が偶数の場合を示している
が、奇数頁の場合でも最後の頁は用紙の片面のみに記録
して排出されるので、問題なく記録を行うことができ
る。
【0046】図4,図5に示した具体例では、両面記録
を行う単位である枚数Nが2の場合について示したが、
これに限らず、任意の枚数Nについて同様に両面記録を
行うことができるとともに、割込指示を受けた場合も、
上述のようになるべく速く割込処理に移行することがで
きる。また、割込処理から復帰後も、N枚ずつの両面記
録を再開することができ、効率よく両面記録を行うこと
ができる。
【0047】上述の動作例、具体例では、偶数頁の画像
を先に用紙の片面に記録し、その後、その用紙の他方の
面に奇数頁の画像を記録するものとして説明した。しか
し本発明はこれに限られるものではなく、例えば奇数頁
の画像を先に、偶数頁の画像を後で記録するように構成
してもよい。なお、上述の動作例、具体例では読み取っ
た順に両面記録を行う例を示したが、これに限らず、例
えば小冊子印刷など、両面記録を用いる種々の応用記録
時にも適用することが可能である。
【0048】上述の図1に示した例では、本発明の画像
形成装置を、画像送受信機能、コピー機能を有するファ
クシミリ装置に適用した例を示した。しかし本発明はこ
れに限らず、例えばNCU17およびモデム18を設け
ずに通信機能を有しないコピー機として構成することが
できる。あるいは、上述のようにインタフェースを介し
て外部のコンピュータやネットワークに接続された構成
でもよい。この場合、NCU17及びモデム18ととも
に読取部15も有しないプリンタとして実現することも
可能であり、割込指示を外部からインタフェースを介し
て受信する構成とすることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、両面記録を行っているとき、N枚の用紙の片
面記録中に割込指示を受けた場合、以後の片面記録を中
止してそれまで片面に記録した用紙について他方の面を
記録して割込処理に移行する。これによって、従来のよ
うにN枚の用紙について両面記録を行う場合に比べて、
速く割込処理に移行することができ、割込指示を行った
操作者を待たせる時間を短縮することができる。また、
割込処理時には両面記録も可能であり、割込処理時の制
限を少なくすることができる。さらに、割込処理からの
復帰後は、N枚ずつの両面記録を再開するので、効率よ
く、また正しく両面記録を行うことが可能であるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態を含むフ
ァクシミリ装置の一例を示すブロック図である。
【図2】記録部における用紙の搬送経路の一例を示す模
式図である。
【図3】本発明の画像形成装置の実施の一形態を含むフ
ァクシミリ装置の一例における両面記録動作の一例を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の画像形成装置の実施の一形態を含むフ
ァクシミリ装置の一例における通常の両面記録動作の具
体例の説明図である。
【図5】本発明の画像形成装置の実施の一形態を含むフ
ァクシミリ装置の一例において割込指示を受けた場合の
両面記録動作の具体例の説明図である。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…
割込キー、15…読取部、16…記録部、17…NC
U、18…モデム、19…画像メモリ、20…RAM、
21…ROM、22…バス、31…用紙カセット、32
…記録ドラム、33…反転部、34…反転経路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 H04N 1/00 C Fターム(参考) 2C061 AP03 AR03 HH07 HJ06 HK11 HN04 HN15 2H027 DA46 EJ15 FA10 FA13 FD08 ZA07 2H028 BA05 BA14 BB01 BB04 3F100 AA02 BA02 EA06 EA15 5C062 AA05 AB20 AB22 AC04 AC09 AE13 BA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N枚の用紙の一方の面に画像を記録した
    後に前記N枚の用紙の他方の面に画像を記録可能な記録
    手段と、割込の指示を受け付ける操作手段と、前記記録
    手段で第I枚目の用紙の一方の面に画像を記録中に前記
    操作手段で割込が指示されたとき前記記録手段に前記第
    I枚目までの用紙の他方の面に記録を行わせて割込処理
    に移行する制御手段を有することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、I枚の両面記録を完了
    させて割込処理を実行後、割込の指示が解除された場合
    には、I+1枚目の用紙からN枚の用紙への両面記録を
    前記記録手段に開始させることを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、割込の指示が解除され
    た時点でI+1枚目の用紙の両面に記録する画像が揃っ
    ていないとき、該用紙の両面に記録する画像が揃うまで
    待ってから前記記録手段に記録を開始させることを特徴
    とする請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012088501A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2020082686A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム
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