JP2001096674A - 化粧材 - Google Patents
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- JP2001096674A JP2001096674A JP27614499A JP27614499A JP2001096674A JP 2001096674 A JP2001096674 A JP 2001096674A JP 27614499 A JP27614499 A JP 27614499A JP 27614499 A JP27614499 A JP 27614499A JP 2001096674 A JP2001096674 A JP 2001096674A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】立体感や材質感等の意匠性や耐摩耗性等の耐久
性に優れ、しかも耐汚染性や耐溶剤性にも優れた化粧材
を提供する。また特に、各種の機能性を備え、しかも該
機能性の持続力にも優れた化粧材を提供する。 【解決手段】絵柄層3と盛り上げ印刷層1との間に透明
熱可塑性樹脂フィルム層2を挟持した構成とする。また
特に、透明熱可塑性樹脂フィルム層2上に機能性層5を
設けた構成とする。盛り上げ印刷層1は機能性層5より
も高硬度とすることが望ましい。
性に優れ、しかも耐汚染性や耐溶剤性にも優れた化粧材
を提供する。また特に、各種の機能性を備え、しかも該
機能性の持続力にも優れた化粧材を提供する。 【解決手段】絵柄層3と盛り上げ印刷層1との間に透明
熱可塑性樹脂フィルム層2を挟持した構成とする。また
特に、透明熱可塑性樹脂フィルム層2上に機能性層5を
設けた構成とする。盛り上げ印刷層1は機能性層5より
も高硬度とすることが望ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物の
内外壁、天井、床等の内外装材や、造作材、建具等の建
築資材、家具什器類、家電製品、住設機器等の表面化
粧、車両、船舶、航空機等の輸送機器内装等に使用する
ための化粧材に関するものである。
内外壁、天井、床等の内外装材や、造作材、建具等の建
築資材、家具什器類、家電製品、住設機器等の表面化
粧、車両、船舶、航空機等の輸送機器内装等に使用する
ための化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した各種用途の化粧材としては、天
然の木材の美麗な木目の意匠性を活かした無垢材や、木
材を薄く切削して得た突板を木質基材等の各種の基材の
表面に貼付した突板化粧材などが、特に木材資源が豊富
であった我が国では、古来伝統的に最も多く使用されて
来た。しかし、これら天然の木目による化粧材は、その
意匠性が専ら自然の偶然性に支配されていることから、
品質面で不安定であるのに加え、近代に入り天然木材資
源の枯渇が進むにつれて、美麗な木目の意匠性を有する
無垢材や突板の供給量の減少や、価格の高騰などの問題
も起こってきた。こうした背景により、木目の意匠性の
劣る木材や、意匠性を有しない各種の基材の表面に、美
麗な木目の絵柄を直接印刷したり、或いは別途用意した
木目化粧紙を貼付する等の方法により、美麗な木目の意
匠性が人工的に付加された化粧材が、大量に生産供給さ
れる様になって既に久しい。
然の木材の美麗な木目の意匠性を活かした無垢材や、木
材を薄く切削して得た突板を木質基材等の各種の基材の
表面に貼付した突板化粧材などが、特に木材資源が豊富
であった我が国では、古来伝統的に最も多く使用されて
来た。しかし、これら天然の木目による化粧材は、その
意匠性が専ら自然の偶然性に支配されていることから、
品質面で不安定であるのに加え、近代に入り天然木材資
源の枯渇が進むにつれて、美麗な木目の意匠性を有する
無垢材や突板の供給量の減少や、価格の高騰などの問題
も起こってきた。こうした背景により、木目の意匠性の
劣る木材や、意匠性を有しない各種の基材の表面に、美
麗な木目の絵柄を直接印刷したり、或いは別途用意した
木目化粧紙を貼付する等の方法により、美麗な木目の意
匠性が人工的に付加された化粧材が、大量に生産供給さ
れる様になって既に久しい。
【0003】こうした人工的な意匠性が付加された化粧
材は、一定の品質の製品が安価に大量に供給可能である
という利点は有しているものの、天然の木目による化粧
材と比較すれば、意匠面や耐久性面で及ぶものではなか
った。すなわち、天然の木目はその春材部と秋材部との
材質感の差や微妙な凹凸などによる立体感を有している
のに対し、印刷による木目はあくまでも平面的なもので
あるから、意匠面ではどうしても天然の木材よりは見劣
りがする。また、天然の木目は表面だけでなく木材内部
まで連続したものであるので、長年の使用により表面が
多少摩耗しても木目の意匠が失われることはないのに対
し、印刷による木目の絵柄層は高々僅か数μmという極
めて薄い印刷インキの層によるものであるから、この絵
柄層が摩耗により失われれば木目の意匠も当然に消失し
てしまう。係る問題点に鑑み、印刷による木目におい
て、意匠面や耐久性面で少しでも天然の木目に近づける
ための工夫も各種なされて来ている。
材は、一定の品質の製品が安価に大量に供給可能である
という利点は有しているものの、天然の木目による化粧
材と比較すれば、意匠面や耐久性面で及ぶものではなか
った。すなわち、天然の木目はその春材部と秋材部との
材質感の差や微妙な凹凸などによる立体感を有している
のに対し、印刷による木目はあくまでも平面的なもので
あるから、意匠面ではどうしても天然の木材よりは見劣
りがする。また、天然の木目は表面だけでなく木材内部
まで連続したものであるので、長年の使用により表面が
多少摩耗しても木目の意匠が失われることはないのに対
し、印刷による木目の絵柄層は高々僅か数μmという極
めて薄い印刷インキの層によるものであるから、この絵
柄層が摩耗により失われれば木目の意匠も当然に消失し
てしまう。係る問題点に鑑み、印刷による木目におい
て、意匠面や耐久性面で少しでも天然の木目に近づける
ための工夫も各種なされて来ている。
【0004】上記した各種の工夫の一つとして、盛り上
げ印刷という技法がある。これは、化粧材用基材や化粧
紙用原紙の表面にまず全面に、通常の印刷法等により天
然の木目を模した模様を印刷して絵柄層を形成し、しか
る後、天然の木目における凸部に相当する箇所に、高固
形分の印刷インキを使用して周囲より盛り上がる様に印
刷を施して盛り上げ印刷層を形成する技法である。この
技法によって、印刷による木目に凹凸による立体感を付
与することができると共に、盛り上げ印刷用の印刷イン
キのビヒクルの選択や、艶出し剤又は艶消し剤の添加な
どにより、印刷後の表面の艶状態を周囲とは異ならせ、
春材部と秋材部との材質感の差を表現することも可能で
ある。また、化粧材の表面の摩耗は一般に凸部の突端か
ら進行するから、盛り上げ印刷部分が摩耗により完全に
失われない限り、その下地の通常の印刷法による絵柄層
の模様は失われることがない。従って、少なくとも絵柄
層による意匠の寿命は、盛り上げ印刷のないものと比較
すれば、格段に延長することが可能である。また、耐久
性を更に向上する為に、盛り上げ印刷用の印刷インキと
して、架橋硬化型樹脂をビヒクルとするものを使用した
り、及び/又は、シリカ又はアルミナ等の高硬度の耐摩
耗性粒子を添加したものを使用する等の各種の工夫もな
されている。
げ印刷という技法がある。これは、化粧材用基材や化粧
紙用原紙の表面にまず全面に、通常の印刷法等により天
然の木目を模した模様を印刷して絵柄層を形成し、しか
る後、天然の木目における凸部に相当する箇所に、高固
形分の印刷インキを使用して周囲より盛り上がる様に印
刷を施して盛り上げ印刷層を形成する技法である。この
技法によって、印刷による木目に凹凸による立体感を付
与することができると共に、盛り上げ印刷用の印刷イン
キのビヒクルの選択や、艶出し剤又は艶消し剤の添加な
どにより、印刷後の表面の艶状態を周囲とは異ならせ、
春材部と秋材部との材質感の差を表現することも可能で
ある。また、化粧材の表面の摩耗は一般に凸部の突端か
ら進行するから、盛り上げ印刷部分が摩耗により完全に
失われない限り、その下地の通常の印刷法による絵柄層
の模様は失われることがない。従って、少なくとも絵柄
層による意匠の寿命は、盛り上げ印刷のないものと比較
すれば、格段に延長することが可能である。また、耐久
性を更に向上する為に、盛り上げ印刷用の印刷インキと
して、架橋硬化型樹脂をビヒクルとするものを使用した
り、及び/又は、シリカ又はアルミナ等の高硬度の耐摩
耗性粒子を添加したものを使用する等の各種の工夫もな
されている。
【0005】以上、木目の場合について述べてきたが、
盛り上げ印刷法の適用対象は決して木目の場合のみに限
られるものではない。すなわち、近年になって消費者の
嗜好の多様化が進み、例えば石目柄や布目柄、抽象柄
等、木目以外の各種の絵柄の意匠を付加した化粧材も広
く使用される様になっているが、係る各種の多様な意匠
の化粧材においても、立体感や材質感等の高度の意匠表
現が可能であり、しかも耐摩耗性等の耐久性の向上も可
能な技法として、盛り上げ印刷法は幅広く応用されるに
至っている。
盛り上げ印刷法の適用対象は決して木目の場合のみに限
られるものではない。すなわち、近年になって消費者の
嗜好の多様化が進み、例えば石目柄や布目柄、抽象柄
等、木目以外の各種の絵柄の意匠を付加した化粧材も広
く使用される様になっているが、係る各種の多様な意匠
の化粧材においても、立体感や材質感等の高度の意匠表
現が可能であり、しかも耐摩耗性等の耐久性の向上も可
能な技法として、盛り上げ印刷法は幅広く応用されるに
至っている。
【0006】ところで、近年になって人々の生活の洋風
化が進み、生活水準の向上に伴い清潔志向化や嗜好の多
様化が進むなど、社会の価値観が大きく変動していく中
で、上述したような各種の化粧材に対しても、意匠性や
耐久性のみに留まらず、各種の特殊な機能性の付加が求
められる様になっている。その一例として例えば、耐汚
染性という機能性を挙げることができる。これは、例え
ば一般住宅の厨房等において、醤油、ソース、食用油等
の汚染物質が化粧材の表面に付着すると、付着した部分
が着色したり艶が変化したりして、意匠性が損なわれて
しまうという問題があり、汚染物質が付着しにくいか、
若しくは付着しても拭き取り等により容易に除去できる
性能が化粧材に求められている。この問題の解決策の一
つとして、化粧材の表面にアミノアルキド樹脂又はアク
リルウレタン樹脂等からなる上塗り塗膜層を形成する方
法も実用化されている。
化が進み、生活水準の向上に伴い清潔志向化や嗜好の多
様化が進むなど、社会の価値観が大きく変動していく中
で、上述したような各種の化粧材に対しても、意匠性や
耐久性のみに留まらず、各種の特殊な機能性の付加が求
められる様になっている。その一例として例えば、耐汚
染性という機能性を挙げることができる。これは、例え
ば一般住宅の厨房等において、醤油、ソース、食用油等
の汚染物質が化粧材の表面に付着すると、付着した部分
が着色したり艶が変化したりして、意匠性が損なわれて
しまうという問題があり、汚染物質が付着しにくいか、
若しくは付着しても拭き取り等により容易に除去できる
性能が化粧材に求められている。この問題の解決策の一
つとして、化粧材の表面にアミノアルキド樹脂又はアク
リルウレタン樹脂等からなる上塗り塗膜層を形成する方
法も実用化されている。
【0007】しかしながら、こうした上塗り塗膜層を具
備する化粧材も、汚染物質の付着後短時間内に拭き取り
等により除去される場合には、確かに有効性が認められ
るものの、汚染物質の付着に気付かずに長時間放置され
ると、経時により汚染物質が上塗り塗膜層内を浸透して
絵柄層や原紙又は基材に達し、ここで染みを発生してし
まう。そして、一旦ここまで汚染が進行してしまうと、
その後に上塗り塗膜層の表面上の汚染物質を除去したと
ころで、最早絵柄層や原紙又は基材の染みの除去は全く
不可能である。こうした問題は、ソースや食用油等、油
脂分を多く含む汚染物質の場合に特に顕著であり、所謂
「油染み」として問題視されている。また、例えば加工
工場や建築現場等において化粧材を加工又は施工する際
にも、塗料や接着剤の希釈のための溶剤が化粧材の表面
に付着すると、やはり染みになったり、或いは該溶剤に
よって絵柄層のインキが溶解して絵柄が不鮮明になる所
謂「柄流れ」等の現象が発生する問題があった。
備する化粧材も、汚染物質の付着後短時間内に拭き取り
等により除去される場合には、確かに有効性が認められ
るものの、汚染物質の付着に気付かずに長時間放置され
ると、経時により汚染物質が上塗り塗膜層内を浸透して
絵柄層や原紙又は基材に達し、ここで染みを発生してし
まう。そして、一旦ここまで汚染が進行してしまうと、
その後に上塗り塗膜層の表面上の汚染物質を除去したと
ころで、最早絵柄層や原紙又は基材の染みの除去は全く
不可能である。こうした問題は、ソースや食用油等、油
脂分を多く含む汚染物質の場合に特に顕著であり、所謂
「油染み」として問題視されている。また、例えば加工
工場や建築現場等において化粧材を加工又は施工する際
にも、塗料や接着剤の希釈のための溶剤が化粧材の表面
に付着すると、やはり染みになったり、或いは該溶剤に
よって絵柄層のインキが溶解して絵柄が不鮮明になる所
謂「柄流れ」等の現象が発生する問題があった。
【0008】上記した問題点への対応策の一つとして、
木質基材等の基材への直接印刷や化粧紙の貼付に替え
て、例えば熱可塑性樹脂フィルムや熱可塑性樹脂フィル
ムラミネート紙、金属箔、金属箔ラミネート紙等の様
に、油脂分等の汚染物質や溶剤等に対する浸透性のない
非浸透性シートの表面に絵柄の印刷を施してなる化粧シ
ートを使用する方法も考えられるであろう。しかしなが
ら、非浸透性シートの表面に木目等の絵柄の印刷と盛り
上げ印刷とを施した化粧シートを使用しても、非浸透性
シートや基材の染みの問題は解決できるであろうが、絵
柄層の染みや柄流れ等の問題を解決することはできな
い。
木質基材等の基材への直接印刷や化粧紙の貼付に替え
て、例えば熱可塑性樹脂フィルムや熱可塑性樹脂フィル
ムラミネート紙、金属箔、金属箔ラミネート紙等の様
に、油脂分等の汚染物質や溶剤等に対する浸透性のない
非浸透性シートの表面に絵柄の印刷を施してなる化粧シ
ートを使用する方法も考えられるであろう。しかしなが
ら、非浸透性シートの表面に木目等の絵柄の印刷と盛り
上げ印刷とを施した化粧シートを使用しても、非浸透性
シートや基材の染みの問題は解決できるであろうが、絵
柄層の染みや柄流れ等の問題を解決することはできな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記のような問題点を解決する目的でなされた
ものであって、立体感や材質感等の意匠性や耐摩耗性等
の耐久性に優れ、しかも耐汚染性や耐溶剤性にも優れた
化粧材を提供しようとするものである。また更に、以上
に加えて各種の機能性を備え、しかも該機能性の持続力
にも優れた化粧材を提供しようとするものである。
における上記のような問題点を解決する目的でなされた
ものであって、立体感や材質感等の意匠性や耐摩耗性等
の耐久性に優れ、しかも耐汚染性や耐溶剤性にも優れた
化粧材を提供しようとするものである。また更に、以上
に加えて各種の機能性を備え、しかも該機能性の持続力
にも優れた化粧材を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧材は、少な
くとも絵柄層上に、透明熱可塑性樹脂フィルム層と、盛
り上げ印刷層とを順次具備することを特徴とするもので
ある。
くとも絵柄層上に、透明熱可塑性樹脂フィルム層と、盛
り上げ印刷層とを順次具備することを特徴とするもので
ある。
【0011】また特に、前記盛り上げ印刷層が、硬化性
樹脂を少なくとも含有することを特徴とするものであ
る。
樹脂を少なくとも含有することを特徴とするものであ
る。
【0012】また特に、前記盛り上げ印刷層が、耐摩耗
性粒子を少なくとも含有することを特徴とするものであ
る。
性粒子を少なくとも含有することを特徴とするものであ
る。
【0013】また特に、前記透明熱可塑性樹脂フィルム
層上に、機能性層を具備することを特徴とするものであ
る。
層上に、機能性層を具備することを特徴とするものであ
る。
【0014】また特に、前記盛り上げ印刷層が、前記機
能性層よりも高硬度であることを特徴とするものであ
る。
能性層よりも高硬度であることを特徴とするものであ
る。
【0015】また特に、前記機能性層が、硬化性樹脂を
少なくとも含有することを特徴とするものである。
少なくとも含有することを特徴とするものである。
【0016】また特に、前記機能性層が、汚染防止機
能、抗菌機能、防黴機能、防虫機能、消臭機能、揮発性
有機物質除去機能、芳香機能、吸放湿機能、光触媒機
能、超親水性機能、導電機能およびイオン発生機能から
選ばれる1種又は2種以上の機能性を有することを特徴
とするものである。
能、抗菌機能、防黴機能、防虫機能、消臭機能、揮発性
有機物質除去機能、芳香機能、吸放湿機能、光触媒機
能、超親水性機能、導電機能およびイオン発生機能から
選ばれる1種又は2種以上の機能性を有することを特徴
とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧材の実施の形
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜12
は、それぞれ本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面
図である。
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜12
は、それぞれ本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面
図である。
【0018】本発明の化粧材は、図1に例示する様に、
所望の色彩模様による意匠表現のための絵柄層3と、立
体感や材質感等の意匠表現や耐摩耗性の付与のための盛
り上げ印刷層1とを、少なくとも具備してなる化粧材に
おいて、前記絵柄層3と、前記盛り上げ印刷層1との間
に、透明熱可塑性樹脂フィルム層2を具備することによ
って、化粧材の表面に付着した汚染物質が絵柄層3や基
材4中に浸透して染みを発生する現象を効果的に防止
し、以て従来の同種の化粧材よりも格段に耐汚染性に優
れ、汚染の激しい使用環境下にあっても長期間に亘り良
好な意匠性を保持し得る化粧材を実現したものである。
所望の色彩模様による意匠表現のための絵柄層3と、立
体感や材質感等の意匠表現や耐摩耗性の付与のための盛
り上げ印刷層1とを、少なくとも具備してなる化粧材に
おいて、前記絵柄層3と、前記盛り上げ印刷層1との間
に、透明熱可塑性樹脂フィルム層2を具備することによ
って、化粧材の表面に付着した汚染物質が絵柄層3や基
材4中に浸透して染みを発生する現象を効果的に防止
し、以て従来の同種の化粧材よりも格段に耐汚染性に優
れ、汚染の激しい使用環境下にあっても長期間に亘り良
好な意匠性を保持し得る化粧材を実現したものである。
【0019】また、本発明の化粧材には、上記透明熱可
塑性樹脂フィルム層2上に、化粧材の用途により要求さ
れる各種の任意の機能性を発現させるための機能性層5
を設けることもできる。機能性層5は、透明熱可塑性樹
脂フィルム層2と盛り上げ印刷層1との間に設けても良
い(図2)し、透明熱可塑性樹脂フィルム層2及び盛り
上げ印刷層1の上に設けても良い(図3)。また、透明
熱可塑性樹脂フィルム層2上の、盛り上げ印刷層1が設
けられていない部分に設けても良い(図4)。これらの
何れの構成によっても、盛り上げ印刷層1が完全に摩耗
消失しない限り、少なくとも盛り上げ印刷層1が設けら
れていない部分の機能性層5は摩耗消失することがない
ので、長期間に亘り表面からの摩耗に耐え、機能性を持
続させることができる。
塑性樹脂フィルム層2上に、化粧材の用途により要求さ
れる各種の任意の機能性を発現させるための機能性層5
を設けることもできる。機能性層5は、透明熱可塑性樹
脂フィルム層2と盛り上げ印刷層1との間に設けても良
い(図2)し、透明熱可塑性樹脂フィルム層2及び盛り
上げ印刷層1の上に設けても良い(図3)。また、透明
熱可塑性樹脂フィルム層2上の、盛り上げ印刷層1が設
けられていない部分に設けても良い(図4)。これらの
何れの構成によっても、盛り上げ印刷層1が完全に摩耗
消失しない限り、少なくとも盛り上げ印刷層1が設けら
れていない部分の機能性層5は摩耗消失することがない
ので、長期間に亘り表面からの摩耗に耐え、機能性を持
続させることができる。
【0020】本発明の化粧材における盛り上げ印刷層1
の材質には特に制限はなく、従来の化粧材の盛り上げ印
刷層1に使用されて来たものと同様の任意の材質を使用
することができる。但し、耐摩耗性効果の面からは硬度
の高い材質とすることが好ましい。特に、機能性層5を
設ける場合には、機能性層5を摩耗から保護し、その機
能性を長期間に亘り持続させるという効果を十分に発揮
させるためには、盛り上げ印刷層1は少なくとも機能性
層5よりも高硬度の材質から構成することが好ましい。
の材質には特に制限はなく、従来の化粧材の盛り上げ印
刷層1に使用されて来たものと同様の任意の材質を使用
することができる。但し、耐摩耗性効果の面からは硬度
の高い材質とすることが好ましい。特に、機能性層5を
設ける場合には、機能性層5を摩耗から保護し、その機
能性を長期間に亘り持続させるという効果を十分に発揮
させるためには、盛り上げ印刷層1は少なくとも機能性
層5よりも高硬度の材質から構成することが好ましい。
【0021】上記の様に、盛り上げ印刷層1に十分な硬
度を持たせるという観点から、盛り上げ印刷層1として
は、例えばメラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ
系樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂、ポ
リエステル系樹脂等の熱硬化性樹脂や、アクリレート系
樹脂又はメタクリレート系樹脂等の電離放射線硬化性樹
脂等の硬化性樹脂を少なくとも含有する組成物を使用す
るか、又は、例えばシリカ、アルミナ、ガラス、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化ジルコニウム、窒化珪
素、炭化珪素、ゼオライト、シラスバルーン、珪藻土等
の耐摩耗性粒子を少なくとも含有する組成物を使用する
ことが好ましく、両者を併用すれば更に好ましい。
度を持たせるという観点から、盛り上げ印刷層1として
は、例えばメラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ
系樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、アルキド樹脂、ポ
リエステル系樹脂等の熱硬化性樹脂や、アクリレート系
樹脂又はメタクリレート系樹脂等の電離放射線硬化性樹
脂等の硬化性樹脂を少なくとも含有する組成物を使用す
るか、又は、例えばシリカ、アルミナ、ガラス、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウム、酸化ジルコニウム、窒化珪
素、炭化珪素、ゼオライト、シラスバルーン、珪藻土等
の耐摩耗性粒子を少なくとも含有する組成物を使用する
ことが好ましく、両者を併用すれば更に好ましい。
【0022】盛り上げ印刷層1の厚みには特に制限はな
いが、立体感や材質感等の意匠性の発現や耐摩耗性など
の効果を十分に発現する為には、一般に少なくとも5μ
m以上は必要である。厚い程立体感や耐摩耗性は向上す
るが、厚過ぎても透明熱可塑性樹脂フィルム層2との密
着性が低下したり、ラミネート加工時や折り曲げ加工時
に亀裂や剥離が発生し易くなる等の問題があるし、また
一般に100μmを越える盛り上げ印刷は印刷技術的に
も困難である。従って、性能面と生産性面との両面から
見て、一般的には10〜50μm程度の範囲内から要求
性能に応じて適宜設計され、中でも最も好ましい範囲は
20〜30μm程度である。盛り上げ印刷層1は無色で
あっても適宜の色彩に着色されていても良いし、後述す
る絵柄層3の絵柄に同調して設けられていても良い。
いが、立体感や材質感等の意匠性の発現や耐摩耗性など
の効果を十分に発現する為には、一般に少なくとも5μ
m以上は必要である。厚い程立体感や耐摩耗性は向上す
るが、厚過ぎても透明熱可塑性樹脂フィルム層2との密
着性が低下したり、ラミネート加工時や折り曲げ加工時
に亀裂や剥離が発生し易くなる等の問題があるし、また
一般に100μmを越える盛り上げ印刷は印刷技術的に
も困難である。従って、性能面と生産性面との両面から
見て、一般的には10〜50μm程度の範囲内から要求
性能に応じて適宜設計され、中でも最も好ましい範囲は
20〜30μm程度である。盛り上げ印刷層1は無色で
あっても適宜の色彩に着色されていても良いし、後述す
る絵柄層3の絵柄に同調して設けられていても良い。
【0023】盛り上げ印刷層1の形成方法にも特に制限
はないが、高固形分の印刷インキ組成物を使用し、グラ
ビア印刷法又はスクリーン印刷法によって設けるのが最
も一般的である。なお、盛り上げ印刷層1と透明熱可塑
性樹脂フィルム層2との密着性を向上する為に必要に応
じて、盛り上げ印刷層1の印刷形成前に透明熱可塑性樹
脂フィルム層2の表面に、予め例えばコロナ放電処理、
オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム
酸処理、アンカー又はプライマー処理等の表面処理を施
しても良い。
はないが、高固形分の印刷インキ組成物を使用し、グラ
ビア印刷法又はスクリーン印刷法によって設けるのが最
も一般的である。なお、盛り上げ印刷層1と透明熱可塑
性樹脂フィルム層2との密着性を向上する為に必要に応
じて、盛り上げ印刷層1の印刷形成前に透明熱可塑性樹
脂フィルム層2の表面に、予め例えばコロナ放電処理、
オゾン処理、プラズマ処理、電離放射線処理、重クロム
酸処理、アンカー又はプライマー処理等の表面処理を施
しても良い。
【0024】透明熱可塑性樹脂フィルム層2は、前述し
た様に、本発明の化粧材において耐汚染性や耐溶剤性を
向上する目的で設けられるものである。その材質には特
に制限はなく、少なくとも絵柄層3が透視可能な透明性
を備えた透明乃至半透明の熱可塑性樹脂フィルムであれ
ば良く、従来公知の任意の材料から適宜選択して使用す
ることができる。具体的には、例えばオレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリ
ル系樹脂、スチレン系樹脂等からなるフィルム乃至シー
ト等を使用することができる。
た様に、本発明の化粧材において耐汚染性や耐溶剤性を
向上する目的で設けられるものである。その材質には特
に制限はなく、少なくとも絵柄層3が透視可能な透明性
を備えた透明乃至半透明の熱可塑性樹脂フィルムであれ
ば良く、従来公知の任意の材料から適宜選択して使用す
ることができる。具体的には、例えばオレフィン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリ
ル系樹脂、スチレン系樹脂等からなるフィルム乃至シー
ト等を使用することができる。
【0025】透明熱可塑性樹脂フィルム層2の厚さには
特に制限はないが、耐汚染性や耐溶剤性の面からは一般
に最低限1μm以上は必要であり、フィルムの取扱性や
意匠面(塗装感、深み感、奥行き感)等を併せ考慮する
と少なくとも10μm以上とすることが望ましい。上限
はコスト面や加工性面等から500μm程度である。一
般的には、25〜150μm程度の範囲内とすることが
最も望ましい。
特に制限はないが、耐汚染性や耐溶剤性の面からは一般
に最低限1μm以上は必要であり、フィルムの取扱性や
意匠面(塗装感、深み感、奥行き感)等を併せ考慮する
と少なくとも10μm以上とすることが望ましい。上限
はコスト面や加工性面等から500μm程度である。一
般的には、25〜150μm程度の範囲内とすることが
最も望ましい。
【0026】また、透明熱可塑性樹脂フィルム層2は、
同種又は異種の材質からなる複数層の混合物、積層体又
は複合体から構成されていても良い。例えば、図5や図
6に示す様に、盛り上げ印刷層1側から絵柄層3側へ向
けて順に、表面透明熱可塑性樹脂フィルム層21及び中
間透明熱可塑性樹脂フィルム層22を積層した2層構成
とすることができる。この様に、透明熱可塑性樹脂フィ
ルム層2を複数層の積層体から構成すると、単一層の熱
可塑性樹脂フィルムによっては達成困難な特性を、2枚
の熱可塑性樹脂フィルムが互いに補い合うことによって
達成可能になるという利点がある。
同種又は異種の材質からなる複数層の混合物、積層体又
は複合体から構成されていても良い。例えば、図5や図
6に示す様に、盛り上げ印刷層1側から絵柄層3側へ向
けて順に、表面透明熱可塑性樹脂フィルム層21及び中
間透明熱可塑性樹脂フィルム層22を積層した2層構成
とすることができる。この様に、透明熱可塑性樹脂フィ
ルム層2を複数層の積層体から構成すると、単一層の熱
可塑性樹脂フィルムによっては達成困難な特性を、2枚
の熱可塑性樹脂フィルムが互いに補い合うことによって
達成可能になるという利点がある。
【0027】例えば、係る化粧材には、使用中に人体や
器物と擦れ合うことがあっても傷が付き難い為の表面硬
度が要求されると共に、加工時や施工時にはラミネート
又は折り曲げ加工等の為の適度の柔軟性が要求されるも
のである。しかし、透明熱可塑性樹脂フィルム層2を高
硬度の樹脂から構成すると、表面硬度の面では満足する
ものの加工適性は悪くなる。一方、透明熱可塑性樹脂フ
ィルム層2を柔軟な樹脂から構成すると、加工適性は良
いが表面硬度が不満足である。こうした場合には、透明
熱可塑性樹脂フィルム層2を、高硬度の樹脂からなる表
面透明熱可塑性樹脂フィルム層21と、柔軟な樹脂から
なる中間透明熱可塑性樹脂フィルム層22との2層から
構成することによって、使用時に表面に要求される硬度
と、加工上要求される柔軟性との、両者を満足した化粧
材を容易に実現することができる。
器物と擦れ合うことがあっても傷が付き難い為の表面硬
度が要求されると共に、加工時や施工時にはラミネート
又は折り曲げ加工等の為の適度の柔軟性が要求されるも
のである。しかし、透明熱可塑性樹脂フィルム層2を高
硬度の樹脂から構成すると、表面硬度の面では満足する
ものの加工適性は悪くなる。一方、透明熱可塑性樹脂フ
ィルム層2を柔軟な樹脂から構成すると、加工適性は良
いが表面硬度が不満足である。こうした場合には、透明
熱可塑性樹脂フィルム層2を、高硬度の樹脂からなる表
面透明熱可塑性樹脂フィルム層21と、柔軟な樹脂から
なる中間透明熱可塑性樹脂フィルム層22との2層から
構成することによって、使用時に表面に要求される硬度
と、加工上要求される柔軟性との、両者を満足した化粧
材を容易に実現することができる。
【0028】上記した例の場合、表面透明熱可塑性樹脂
フィルム層21及び中間透明熱可塑性樹脂フィルム層2
2の材質には特に制限はない。例えば全く異なる樹脂系
の熱可塑性樹脂フィルムを組み合わせて使用することも
可能であり、その場合、表面透明熱可塑性樹脂フィルム
層21としては例えば2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム又はエチレン−ビニルアルコール共重合体
樹脂フィルム等の高剛性の樹脂からなるフィルムを、中
間透明熱可塑性樹脂フィルム層22としては例えばポリ
塩化ビニル樹脂又はポリオレフィン系樹脂等の柔軟な樹
脂からなるフィルムを使用すれば良い。
フィルム層21及び中間透明熱可塑性樹脂フィルム層2
2の材質には特に制限はない。例えば全く異なる樹脂系
の熱可塑性樹脂フィルムを組み合わせて使用することも
可能であり、その場合、表面透明熱可塑性樹脂フィルム
層21としては例えば2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ートフィルム又はエチレン−ビニルアルコール共重合体
樹脂フィルム等の高剛性の樹脂からなるフィルムを、中
間透明熱可塑性樹脂フィルム層22としては例えばポリ
塩化ビニル樹脂又はポリオレフィン系樹脂等の柔軟な樹
脂からなるフィルムを使用すれば良い。
【0029】また、同一の樹脂系であっても組成や添加
物、加工条件等によって物性の異なるものを組み合わせ
ることも可能であり、例えば無可塑の硬質ポリ塩化ビニ
ル樹脂フィルムと可塑剤添加の軟質ポリ塩化ビニル樹脂
フィルム、2軸延伸ポリエステル樹脂フィルムと非晶質
ポリエステル樹脂フィルム、高結晶性のホモポリプロピ
レン樹脂フィルムと非晶質成分又はゴム成分を配合した
軟質ポリプロピレン樹脂フィルム、ゴム成分無添加の硬
質アクリル樹脂フィルムとゴム成分添加の軟質アクリル
樹脂フィルム等の組み合わせによって、表面透明熱可塑
性樹脂フィルム層21と中間透明熱可塑性樹脂フィルム
層22とを構成することができる。
物、加工条件等によって物性の異なるものを組み合わせ
ることも可能であり、例えば無可塑の硬質ポリ塩化ビニ
ル樹脂フィルムと可塑剤添加の軟質ポリ塩化ビニル樹脂
フィルム、2軸延伸ポリエステル樹脂フィルムと非晶質
ポリエステル樹脂フィルム、高結晶性のホモポリプロピ
レン樹脂フィルムと非晶質成分又はゴム成分を配合した
軟質ポリプロピレン樹脂フィルム、ゴム成分無添加の硬
質アクリル樹脂フィルムとゴム成分添加の軟質アクリル
樹脂フィルム等の組み合わせによって、表面透明熱可塑
性樹脂フィルム層21と中間透明熱可塑性樹脂フィルム
層22とを構成することができる。
【0030】表面透明熱可塑性樹脂フィルム21層及び
中間透明熱可塑性樹脂フィルム層22の厚みにも特に制
限はなく、化粧材全体として所望の物性を実現すべく適
宜配分して設計すれば良い。一般的には、表面透明熱可
塑性樹脂フィルム層21の厚みを10〜50μm程度、
中間透明熱可塑性樹脂フィルム層22の厚みを20〜1
00μm程度とするのが良い。
中間透明熱可塑性樹脂フィルム層22の厚みにも特に制
限はなく、化粧材全体として所望の物性を実現すべく適
宜配分して設計すれば良い。一般的には、表面透明熱可
塑性樹脂フィルム層21の厚みを10〜50μm程度、
中間透明熱可塑性樹脂フィルム層22の厚みを20〜1
00μm程度とするのが良い。
【0031】上述した様に、透明熱可塑性樹脂フィルム
層2を複数層の積層体で構成する場合、その積層方法に
は特に制限はなく、例えば接着剤を介したドライラミネ
ート法又はウェットラミネート法、接着剤を介するか又
は介しない熱ラミネート法、押出ラミネート法、ポリサ
ンドラミネート法、共押出法等、従来公知の任意の積層
方法を適宜採用することができる。透明熱可塑性樹脂フ
ィルム層2の基材4上への積層方法もほぼ同様であり、
特に制限はない。
層2を複数層の積層体で構成する場合、その積層方法に
は特に制限はなく、例えば接着剤を介したドライラミネ
ート法又はウェットラミネート法、接着剤を介するか又
は介しない熱ラミネート法、押出ラミネート法、ポリサ
ンドラミネート法、共押出法等、従来公知の任意の積層
方法を適宜採用することができる。透明熱可塑性樹脂フ
ィルム層2の基材4上への積層方法もほぼ同様であり、
特に制限はない。
【0032】絵柄層3は、本発明の化粧材に所望の色彩
模様による意匠性を付与する目的で設けられるものであ
る。絵柄の種類には特に制限はなく、例えば木目柄、石
目柄、布目柄、抽象柄、幾何学模様等、所望により任意
であり、色彩模様が必要でない場合には単色無地であっ
ても良い。絵柄層3の形成材料や形成方法も任意である
が、従来公知の如く、適宜の印刷インキ又は塗料を使用
して適宜の印刷方法又は塗装方法によって設けるのが一
般的である。なお、下地に対する隠蔽性が必要である場
合には、色彩模様と併せて、無機顔料又は金属粉顔料等
の隠蔽性顔料を大量に含む隠蔽性のインキ乃至塗料によ
る隠蔽層を設けることもできる。
模様による意匠性を付与する目的で設けられるものであ
る。絵柄の種類には特に制限はなく、例えば木目柄、石
目柄、布目柄、抽象柄、幾何学模様等、所望により任意
であり、色彩模様が必要でない場合には単色無地であっ
ても良い。絵柄層3の形成材料や形成方法も任意である
が、従来公知の如く、適宜の印刷インキ又は塗料を使用
して適宜の印刷方法又は塗装方法によって設けるのが一
般的である。なお、下地に対する隠蔽性が必要である場
合には、色彩模様と併せて、無機顔料又は金属粉顔料等
の隠蔽性顔料を大量に含む隠蔽性のインキ乃至塗料によ
る隠蔽層を設けることもできる。
【0033】絵柄層3は、基材4との積層の前に予め透
明熱可塑性樹脂フィルム層2の裏面に設けられていても
良いし、逆に、透明熱可塑性樹脂フィルム層2との積層
の前に予め基材4の裏面に設けられていても良い。その
両者の併用も勿論可能である。また、絵柄層3と透明熱
可塑性樹脂フィルム層2又は基材4との接着性を向上す
るために、絵柄層3の形成前に必要に応じて、透明熱可
塑性樹脂フィルム層2の裏面又は基材4の表面に、予め
例えばコロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、電
離放射線処理、重クロム酸処理、アンカー又はプライマ
ー処理等の表面処理を施すこともできる。
明熱可塑性樹脂フィルム層2の裏面に設けられていても
良いし、逆に、透明熱可塑性樹脂フィルム層2との積層
の前に予め基材4の裏面に設けられていても良い。その
両者の併用も勿論可能である。また、絵柄層3と透明熱
可塑性樹脂フィルム層2又は基材4との接着性を向上す
るために、絵柄層3の形成前に必要に応じて、透明熱可
塑性樹脂フィルム層2の裏面又は基材4の表面に、予め
例えばコロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、電
離放射線処理、重クロム酸処理、アンカー又はプライマ
ー処理等の表面処理を施すこともできる。
【0034】基材4は、従来の化粧材の場合と全く同様
であり、従来公知の任意の材料から適宜選択して使用す
ることができる。具体的には、例えば薄葉紙、チタン
紙、樹脂含浸紙、樹脂混抄紙、紙間強化紙、晒又は未晒
クラフト紙、リンター紙、上質紙、コート紙、無機紙、
難燃紙、板紙、和紙等の各種の紙類や、天然繊維、再生
繊維、合成繊維又は無機繊維等からなる織布又は不織布
類、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂等の合成
樹脂からなるフィルム乃至シートや板材乃至成形品類、
木材単板や合板、集成材、パーティクルボード、中密度
繊維板等の木質基材、石膏板、珪酸カルシウム板、石綿
セメント板、木毛セメント板、ガラス繊維強化コンクリ
ート板、軽量気泡コンクリート板等の無機質系基材、
鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウム等の金属系基
材等を使用することができ、また必要に応じてこれらか
ら選ばれる複数の材料を混合、積層又は複合してなる基
材を使用することもできる。
であり、従来公知の任意の材料から適宜選択して使用す
ることができる。具体的には、例えば薄葉紙、チタン
紙、樹脂含浸紙、樹脂混抄紙、紙間強化紙、晒又は未晒
クラフト紙、リンター紙、上質紙、コート紙、無機紙、
難燃紙、板紙、和紙等の各種の紙類や、天然繊維、再生
繊維、合成繊維又は無機繊維等からなる織布又は不織布
類、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂等の合成
樹脂からなるフィルム乃至シートや板材乃至成形品類、
木材単板や合板、集成材、パーティクルボード、中密度
繊維板等の木質基材、石膏板、珪酸カルシウム板、石綿
セメント板、木毛セメント板、ガラス繊維強化コンクリ
ート板、軽量気泡コンクリート板等の無機質系基材、
鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウム等の金属系基
材等を使用することができ、また必要に応じてこれらか
ら選ばれる複数の材料を混合、積層又は複合してなる基
材を使用することもできる。
【0035】機能性層5としては、目的とする化粧材の
用途に応じて所望の任意の機能性を有する材料を適宜使
用することができる。具体的には例えば、汚染防止機
能、抗菌機能、防黴機能、防虫機能、消臭機能、揮発性
有機物質除去機能、芳香機能、吸放湿機能、光触媒機
能、超親水性機能、導電機能、イオン発生機能等を挙げ
ることができる。勿論、それらの2つ以上の機能性を兼
ね備えていても良い。これらの機能性を有する材料とし
ては、それぞれ従来公知の任意の材料を適宜使用するこ
とができる。また、可能な場合には、盛り上げ印刷層1
にも機能性層5と同種又は異種の機能性を具備させても
良く、そうすることによって更に機能性に優れた化粧材
を得ることができる。
用途に応じて所望の任意の機能性を有する材料を適宜使
用することができる。具体的には例えば、汚染防止機
能、抗菌機能、防黴機能、防虫機能、消臭機能、揮発性
有機物質除去機能、芳香機能、吸放湿機能、光触媒機
能、超親水性機能、導電機能、イオン発生機能等を挙げ
ることができる。勿論、それらの2つ以上の機能性を兼
ね備えていても良い。これらの機能性を有する材料とし
ては、それぞれ従来公知の任意の材料を適宜使用するこ
とができる。また、可能な場合には、盛り上げ印刷層1
にも機能性層5と同種又は異種の機能性を具備させても
良く、そうすることによって更に機能性に優れた化粧材
を得ることができる。
【0036】機能性層5は、盛り上げ印刷層1によって
摩耗から保護されることから、必ずしも特段に硬度の高
い材料から構成する必要はない。しかしながら、盛り上
げ印刷層1には傷が付かなくても機能性層5に傷が付い
て意匠性が損なわれる場合があることや、摩耗の機構に
よっては、例えば落砂摩耗等の様に、凸部も凹部も同時
に摩耗を受ける場合もあること等を考慮すると、極力硬
度の高い材料から構成するに越したことはない。係る耐
摩耗性や耐傷性の観点の他、耐汚染性や耐溶剤性等の観
点から見ても、機能性層5も盛り上げ印刷層1の場合と
同様、熱硬化性樹脂又は電離放射線硬化性樹脂等の硬化
性樹脂を少なくとも含有することが望ましい。
摩耗から保護されることから、必ずしも特段に硬度の高
い材料から構成する必要はない。しかしながら、盛り上
げ印刷層1には傷が付かなくても機能性層5に傷が付い
て意匠性が損なわれる場合があることや、摩耗の機構に
よっては、例えば落砂摩耗等の様に、凸部も凹部も同時
に摩耗を受ける場合もあること等を考慮すると、極力硬
度の高い材料から構成するに越したことはない。係る耐
摩耗性や耐傷性の観点の他、耐汚染性や耐溶剤性等の観
点から見ても、機能性層5も盛り上げ印刷層1の場合と
同様、熱硬化性樹脂又は電離放射線硬化性樹脂等の硬化
性樹脂を少なくとも含有することが望ましい。
【0037】機能性層5の厚みや形成方法には特に制限
はなく、目的とする機能性を発現すべき機能性材料の特
性に合わせて適宜設計すればよい。一般的には、機能性
層2の厚みは0.1〜10μm程度の範囲内から選ばれ
る場合が多い。また、機能性層2の形成方法としては、
機能性層が塗液状で供給される場合や適当な溶剤に溶解
又は分散可能である場合には塗布法、熱可塑性物質であ
れば溶融押出積層法や射出成型法、溶射法等、減圧下で
気化し得る物質であれば真空蒸着法やスパッタリング法
等、従来公知の各種の製膜方法から適宜選択して実施す
ることができる。
はなく、目的とする機能性を発現すべき機能性材料の特
性に合わせて適宜設計すればよい。一般的には、機能性
層2の厚みは0.1〜10μm程度の範囲内から選ばれ
る場合が多い。また、機能性層2の形成方法としては、
機能性層が塗液状で供給される場合や適当な溶剤に溶解
又は分散可能である場合には塗布法、熱可塑性物質であ
れば溶融押出積層法や射出成型法、溶射法等、減圧下で
気化し得る物質であれば真空蒸着法やスパッタリング法
等、従来公知の各種の製膜方法から適宜選択して実施す
ることができる。
【0038】本発明の化粧材は、合成樹脂系、木質系、
無機質系又は金属系等の化粧材基材の表面に貼付して使
用するための化粧シートをも包含するものである。係る
化粧シートにあっては、基材4としては例えば紙、織布
又は不織布、合成樹脂フィルム乃至シート、木材突板、
金属箔等、薄型で可撓性のシート状材料(基材シート4
1)を使用する。また、透明熱可塑性樹脂フィルム層2
に化粧シートの支持体として十分な強度を有する場合に
は、図7〜図10に例示する様に、基材4を省略した構
成とすることも可能である。係る如く、盛り上げ印刷層
1が設けられた化粧シートは、後の化粧材基材42への
ラミネート時のダクが目立ちにくく、加工性が良好であ
るという利点もある。
無機質系又は金属系等の化粧材基材の表面に貼付して使
用するための化粧シートをも包含するものである。係る
化粧シートにあっては、基材4としては例えば紙、織布
又は不織布、合成樹脂フィルム乃至シート、木材突板、
金属箔等、薄型で可撓性のシート状材料(基材シート4
1)を使用する。また、透明熱可塑性樹脂フィルム層2
に化粧シートの支持体として十分な強度を有する場合に
は、図7〜図10に例示する様に、基材4を省略した構
成とすることも可能である。係る如く、盛り上げ印刷層
1が設けられた化粧シートは、後の化粧材基材42への
ラミネート時のダクが目立ちにくく、加工性が良好であ
るという利点もある。
【0039】係る化粧シートは、図11や図12に例示
する様に、適宜の接着剤6を介して、各種の化粧材基材
42の表面に貼付した形態で、最終製品の化粧材として
使用される。接着剤6の種類には特に制限はなく、化粧
材基材42の表面と化粧シートの裏面(絵柄層3又は基
材シート41)との接着性や耐久性等を考慮して適宜決
定する。一般的には、化粧材基材42としては合板又は
中密度繊維板等の木質系基材が使用される場合が多く、
係る分野では接着剤6として酢酸ビニル系等の水性エマ
ルジョン系接着剤が使用される例が多い。絵柄層3又は
基材シート41がこれらの水性エマルジョン系接着剤と
の接着性に乏しい材質からなる場合には、その裏面に水
性エマルジョン系接着剤との接着性に優れた材質からな
るプライマー層を設けておくと良い。
する様に、適宜の接着剤6を介して、各種の化粧材基材
42の表面に貼付した形態で、最終製品の化粧材として
使用される。接着剤6の種類には特に制限はなく、化粧
材基材42の表面と化粧シートの裏面(絵柄層3又は基
材シート41)との接着性や耐久性等を考慮して適宜決
定する。一般的には、化粧材基材42としては合板又は
中密度繊維板等の木質系基材が使用される場合が多く、
係る分野では接着剤6として酢酸ビニル系等の水性エマ
ルジョン系接着剤が使用される例が多い。絵柄層3又は
基材シート41がこれらの水性エマルジョン系接着剤と
の接着性に乏しい材質からなる場合には、その裏面に水
性エマルジョン系接着剤との接着性に優れた材質からな
るプライマー層を設けておくと良い。
【0040】
【実施例】以下に本発明の具体的な実施例を挙げ、本発
明をより詳細に説明する。
明をより詳細に説明する。
【0041】実施例1 坪量30g/m2の薄葉紙の表面に、まず硝化綿系イン
キを使用してグラビア印刷法により抽象柄の絵柄を印刷
形成し、該印刷面にウレタン系プライマー剤を乾燥後の
塗布量3g/m2に塗布後、透明なポリプロピレン系樹
脂を厚み50μmに溶融押出ラミネートし、該樹脂面に
コロナ放電処理後、耐摩耗性粒子としてアルミナ粉末を
含有するエポキシアクリレート系電子線硬化型樹脂を、
グラビア印刷法により絵柄の抽象柄と同調した模様状に
厚み40μmに印刷し、電子線照射により硬化させて盛
り上げ印刷層を形成し、本発明の化粧材である化粧シー
トを作製した。また、該化粧シートの薄葉紙の裏面を酢
酸ビニル系水性エマルジョン接着剤を介して厚さ10m
mのパーティクルボードの表面に貼付して、本発明の化
粧材である化粧板を作製した。
キを使用してグラビア印刷法により抽象柄の絵柄を印刷
形成し、該印刷面にウレタン系プライマー剤を乾燥後の
塗布量3g/m2に塗布後、透明なポリプロピレン系樹
脂を厚み50μmに溶融押出ラミネートし、該樹脂面に
コロナ放電処理後、耐摩耗性粒子としてアルミナ粉末を
含有するエポキシアクリレート系電子線硬化型樹脂を、
グラビア印刷法により絵柄の抽象柄と同調した模様状に
厚み40μmに印刷し、電子線照射により硬化させて盛
り上げ印刷層を形成し、本発明の化粧材である化粧シー
トを作製した。また、該化粧シートの薄葉紙の裏面を酢
酸ビニル系水性エマルジョン接着剤を介して厚さ10m
mのパーティクルボードの表面に貼付して、本発明の化
粧材である化粧板を作製した。
【0042】実施例2 厚さ3mmの中密度繊維板の表面に、ウレタン系印刷イ
ンキを使用してグラビアオフセット印刷法によりベタ印
刷及び木目柄の印刷を施した。一方、厚さ50μmの透
明二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの
表面にコロナ放電処理後、シリコーン系化合物が配合さ
れた2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビアコート法にて
乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して耐汚染性層を形成
し、更に該耐汚染性層上に、耐摩耗性粒子としてシリカ
粉末を含有する2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグ
ラビア印刷法により乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印
刷を施した。しかる後、該印刷フィルムの裏面にコロナ
放電処理後、2液硬化型ウレタン系接着剤を乾燥後の塗
布量50g/m2に塗布し、前記印刷済中密度繊維板の
印刷面にロールラミネートして、本発明の化粧材である
化粧板を作製した。
ンキを使用してグラビアオフセット印刷法によりベタ印
刷及び木目柄の印刷を施した。一方、厚さ50μmの透
明二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの
表面にコロナ放電処理後、シリコーン系化合物が配合さ
れた2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビアコート法にて
乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して耐汚染性層を形成
し、更に該耐汚染性層上に、耐摩耗性粒子としてシリカ
粉末を含有する2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグ
ラビア印刷法により乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印
刷を施した。しかる後、該印刷フィルムの裏面にコロナ
放電処理後、2液硬化型ウレタン系接着剤を乾燥後の塗
布量50g/m2に塗布し、前記印刷済中密度繊維板の
印刷面にロールラミネートして、本発明の化粧材である
化粧板を作製した。
【0043】実施例3 厚さ20mmのスラグセメント板の表面に、まずウレタ
ン系シーラー剤にて目止め処理後、離型性フィルム上に
ウレタン系インキによる転写層を有する転写シートを使
用して石目調の絵柄を転写形成した。一方、厚さ50μ
mの透明ポリプロピレン系樹脂フィルムの表面にコロナ
放電処理後、耐摩耗性粒子としてシリカ粉末を含有する
2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグラビア印刷法に
より乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印刷を施し、更
に、該盛り上げ印刷層を含む表面全面に、シリコーン系
化合物が配合された2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビ
アコート法にて乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して耐
汚染性層を形成した。しかる後、該印刷フィルムの裏面
にコロナ放電処理後、2液硬化型ウレタン系接着剤を乾
燥後の塗布量80g/m2に塗布し、前記絵柄形成済ス
ラグセメント板の絵柄面にロールラミネートして、本発
明の化粧材である化粧板を作製した。
ン系シーラー剤にて目止め処理後、離型性フィルム上に
ウレタン系インキによる転写層を有する転写シートを使
用して石目調の絵柄を転写形成した。一方、厚さ50μ
mの透明ポリプロピレン系樹脂フィルムの表面にコロナ
放電処理後、耐摩耗性粒子としてシリカ粉末を含有する
2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグラビア印刷法に
より乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印刷を施し、更
に、該盛り上げ印刷層を含む表面全面に、シリコーン系
化合物が配合された2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビ
アコート法にて乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して耐
汚染性層を形成した。しかる後、該印刷フィルムの裏面
にコロナ放電処理後、2液硬化型ウレタン系接着剤を乾
燥後の塗布量80g/m2に塗布し、前記絵柄形成済ス
ラグセメント板の絵柄面にロールラミネートして、本発
明の化粧材である化粧板を作製した。
【0044】実施例4 厚み50μmの無延伸着色ポリプロピレン樹脂フィルム
の表面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法によりベタ印刷層及び抽象柄の絵柄
層を順次印刷形成した。一方、厚さ50μmの透明二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの表面
に、まずシリコーン系化合物が配合された2液硬化型ウ
レタン系樹脂をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量7
g/m2に塗布して耐汚染性層を形成し、更に、該耐汚
染性層上に、耐摩耗性粒子としてシリカ粉末を含有する
2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグラビア印刷法に
より乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印刷を施し、乾燥
養生硬化させた。しかる後、前記した印刷済ポリプロピ
レン樹脂フィルムの印刷面に、印刷済ポリエチレンテレ
フタレート樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反対側の
面を、2液硬化型ウレタン系ドライラミネート用接着剤
を介してドライラミネートして、本発明の化粧材である
化粧シートを作製した。
の表面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法によりベタ印刷層及び抽象柄の絵柄
層を順次印刷形成した。一方、厚さ50μmの透明二軸
延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの表面
に、まずシリコーン系化合物が配合された2液硬化型ウ
レタン系樹脂をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量7
g/m2に塗布して耐汚染性層を形成し、更に、該耐汚
染性層上に、耐摩耗性粒子としてシリカ粉末を含有する
2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグラビア印刷法に
より乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印刷を施し、乾燥
養生硬化させた。しかる後、前記した印刷済ポリプロピ
レン樹脂フィルムの印刷面に、印刷済ポリエチレンテレ
フタレート樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反対側の
面を、2液硬化型ウレタン系ドライラミネート用接着剤
を介してドライラミネートして、本発明の化粧材である
化粧シートを作製した。
【0045】実施例5 厚み50μmの無延伸着色ポリプロピレン樹脂フィルム
の表面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法によりベタ印刷層及び木目柄の絵柄
層を順次印刷形成し、更にポリエステル−ウレタン系熱
接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布した。一
方、厚さ25μmの透明二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート樹脂フィルムの表面に、まずシリコーン系化合物
が配合された2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビアコー
ト法にて乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して耐汚染性
層を形成し、次いで該耐汚染性層上に、耐摩耗性粒子と
してシリカ粉末を含有する2液硬化型ウレタン系樹脂を
使用してグラビア印刷法により乾燥後の厚み20μmの
盛り上げ印刷を施し、更に、裏面にポリエステル−ウレ
タン系熱接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布
した。しかる後、前記した印刷済ポリプロピレン樹脂フ
ィルムの印刷面と、印刷済ポリエチレンテレフタレート
樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反対側の面との間
に、厚さ50μmの透明非晶質ポリエステル樹脂フィル
ムを挟持し、三層同時に熱ラミネートして、本発明の化
粧材である化粧シートを作製した。
の表面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法によりベタ印刷層及び木目柄の絵柄
層を順次印刷形成し、更にポリエステル−ウレタン系熱
接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布した。一
方、厚さ25μmの透明二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート樹脂フィルムの表面に、まずシリコーン系化合物
が配合された2液硬化型ウレタン系樹脂をグラビアコー
ト法にて乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して耐汚染性
層を形成し、次いで該耐汚染性層上に、耐摩耗性粒子と
してシリカ粉末を含有する2液硬化型ウレタン系樹脂を
使用してグラビア印刷法により乾燥後の厚み20μmの
盛り上げ印刷を施し、更に、裏面にポリエステル−ウレ
タン系熱接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布
した。しかる後、前記した印刷済ポリプロピレン樹脂フ
ィルムの印刷面と、印刷済ポリエチレンテレフタレート
樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反対側の面との間
に、厚さ50μmの透明非晶質ポリエステル樹脂フィル
ムを挟持し、三層同時に熱ラミネートして、本発明の化
粧材である化粧シートを作製した。
【0046】実施例6 厚み50μmの無延伸着色ポリプロピレン樹脂フィルム
の表面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法によりベタ印刷層及び木目柄の絵柄
層を順次印刷形成し、更にポリエステル−ウレタン系熱
接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布した。一
方、厚さ25μmの透明二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート樹脂フィルムの表面に、まず耐摩耗性粒子として
シリカ粉末を含有する2液硬化型ウレタン系樹脂を使用
してグラビア印刷法により乾燥後の厚み20μmの盛り
上げ印刷を施し、該盛り上げ印刷層を含むポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムの表面全面に、シリコーン
系化合物が配合された2液硬化型ウレタン系樹脂をグラ
ビアコート法にて乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して
耐汚染性層を形成し、更に、裏面にポリエステル−ウレ
タン系熱接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布
した。しかる後、前記した印刷済ポリプロピレン樹脂フ
ィルムの印刷面と、印刷済ポリエチレンテレフタレート
樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反対側の面との間
に、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー共重合ゴム
を配合した軟質ポリプロピレン樹脂を厚さ50μmに溶
融押出して積層一体化し、本発明の化粧材である化粧シ
ートを作製した。
の表面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法によりベタ印刷層及び木目柄の絵柄
層を順次印刷形成し、更にポリエステル−ウレタン系熱
接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布した。一
方、厚さ25μmの透明二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート樹脂フィルムの表面に、まず耐摩耗性粒子として
シリカ粉末を含有する2液硬化型ウレタン系樹脂を使用
してグラビア印刷法により乾燥後の厚み20μmの盛り
上げ印刷を施し、該盛り上げ印刷層を含むポリエチレン
テレフタレート樹脂フィルムの表面全面に、シリコーン
系化合物が配合された2液硬化型ウレタン系樹脂をグラ
ビアコート法にて乾燥後の塗布量7g/m2に塗布して
耐汚染性層を形成し、更に、裏面にポリエステル−ウレ
タン系熱接着性樹脂を乾燥後の塗布量3g/m2に塗布
した。しかる後、前記した印刷済ポリプロピレン樹脂フ
ィルムの印刷面と、印刷済ポリエチレンテレフタレート
樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反対側の面との間
に、エチレン−プロピレン−ジエンモノマー共重合ゴム
を配合した軟質ポリプロピレン樹脂を厚さ50μmに溶
融押出して積層一体化し、本発明の化粧材である化粧シ
ートを作製した。
【0047】実施例7 厚み50μmの無延伸透明ポリプロピレン樹脂フィルム
の裏面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法により木目柄の絵柄層及び隠蔽ベタ
印刷層を順次印刷形成した。一方、厚さ25μmの透明
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの表
面に、まずシリコーン系化合物が配合された2液硬化型
ウレタン系樹脂をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量
7g/m2に塗布して耐汚染性層を形成し、更に該耐汚
染性層上に、耐摩耗性粒子としてシリカ粉末を含有する
2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグラビア印刷法に
より乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印刷を施した。し
かる後、前記した印刷済ポリプロピレン樹脂フィルムの
非印刷面にコロナ放電処理後、該面と印刷済ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反
対側の面とを、2液硬化型ウレタン系ドライラミネート
接着剤を介してドライラミネートし、本発明の化粧材で
ある化粧シートを作製した。
の裏面にコロナ放電処理を施して濡れ指数を38dyn
/cm以上に調整した後、ウレタン樹脂系インキを使用
してグラビア印刷法により木目柄の絵柄層及び隠蔽ベタ
印刷層を順次印刷形成した。一方、厚さ25μmの透明
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの表
面に、まずシリコーン系化合物が配合された2液硬化型
ウレタン系樹脂をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量
7g/m2に塗布して耐汚染性層を形成し、更に該耐汚
染性層上に、耐摩耗性粒子としてシリカ粉末を含有する
2液硬化型ウレタン系樹脂を使用してグラビア印刷法に
より乾燥後の厚み20μmの盛り上げ印刷を施した。し
かる後、前記した印刷済ポリプロピレン樹脂フィルムの
非印刷面にコロナ放電処理後、該面と印刷済ポリエチレ
ンテレフタレート樹脂フィルムの盛り上げ印刷面とは反
対側の面とを、2液硬化型ウレタン系ドライラミネート
接着剤を介してドライラミネートし、本発明の化粧材で
ある化粧シートを作製した。
【0048】
【発明の効果】本発明の化粧材は、少なくとも絵柄層上
に、透明熱可塑性樹脂フィルム層と、盛り上げ印刷層と
を順次具備した構成により、表面から摩耗が進行して
も、まず盛り上げ印刷層の上部から摩耗が始まり、これ
が摩耗消失する間、下の層が摩耗から保護されるので、
絵柄層が長期間に亘り表面の摩耗から保護されると共
に、表面に汚染物質や溶剤等が付着することがあって
も、透明熱可塑性樹脂フィルム層によって遮断されるの
で、基材に染みを発生しないことは勿論、絵柄層におい
ても染みや柄流れ等の劣化現象を有効に防止することが
できる。
に、透明熱可塑性樹脂フィルム層と、盛り上げ印刷層と
を順次具備した構成により、表面から摩耗が進行して
も、まず盛り上げ印刷層の上部から摩耗が始まり、これ
が摩耗消失する間、下の層が摩耗から保護されるので、
絵柄層が長期間に亘り表面の摩耗から保護されると共
に、表面に汚染物質や溶剤等が付着することがあって
も、透明熱可塑性樹脂フィルム層によって遮断されるの
で、基材に染みを発生しないことは勿論、絵柄層におい
ても染みや柄流れ等の劣化現象を有効に防止することが
できる。
【0049】この様にして、本発明の化粧材は、盛り上
げ印刷層による立体感や材質感等の優れた意匠性を有す
ることはもとより、耐摩耗性、耐汚染性、耐溶剤性にも
優れ、長期間にわたり美麗な意匠性を保持することがで
きるという優れた効果を奏するものである。
げ印刷層による立体感や材質感等の優れた意匠性を有す
ることはもとより、耐摩耗性、耐汚染性、耐溶剤性にも
優れ、長期間にわたり美麗な意匠性を保持することがで
きるという優れた効果を奏するものである。
【0050】特に、上記化粧材において、透明熱可塑性
樹脂フィルム層上に機能性層を併せ設けた化粧材は、盛
り上げ印刷層によって機能性が摩耗から保護されること
から、化粧材に要求される各種の機能性を長期間に亘り
持続させることができるという優れた効果を奏するもの
である。
樹脂フィルム層上に機能性層を併せ設けた化粧材は、盛
り上げ印刷層によって機能性が摩耗から保護されること
から、化粧材に要求される各種の機能性を長期間に亘り
持続させることができるという優れた効果を奏するもの
である。
【図1】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図9】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図10】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図
である。
である。
【図11】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図
である。
である。
【図12】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図
である。
である。
1 ‥‥盛り上げ印刷層 2 ‥‥透明熱可塑性樹脂フィルム層 21‥‥表面透明熱可塑性樹脂フィルム層 22‥‥中間透明熱可塑性樹脂フィルム層 3 ‥‥絵柄層 4 ‥‥基材 41‥‥基材シート 42‥‥化粧材基材 5 ‥‥機能性層 6 ‥‥接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA19 AK01B AK01C AK01D AK07 AK25 AK51 AP03 AR00A AR00C AR00D BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C BA10D CA23C CB00 DD01C DE01C DG10 EJ081 EJ531 GB07 GB08 GB32 GB48 HB00A HB31 HB31C JB05D JB07 JB12C JB12D JB16B JC00D JD15D JG01D JK09 JK09C JL06 JL06D JL08D JN01B
Claims (7)
- 【請求項1】少なくとも絵柄層上に、透明熱可塑性樹脂
フィルム層と、盛り上げ印刷層とを順次具備することを
特徴とする化粧材。 - 【請求項2】前記盛り上げ印刷層が、硬化性樹脂を少な
くとも含有することを特徴とする請求項1に記載の化粧
材。 - 【請求項3】前記盛り上げ印刷層が、耐摩耗性粒子を少
なくとも含有することを特徴とする請求項1又は2に記
載の化粧材。 - 【請求項4】前記透明熱可塑性樹脂フィルム層上に、機
能性層を具備することを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載の化粧材。 - 【請求項5】前記盛り上げ印刷層が、前記機能性層より
も高硬度であることを特徴とする請求項4に記載の化粧
材。 - 【請求項6】前記機能性層が、硬化性樹脂を少なくとも
含有することを特徴とする請求項4又は5に記載の化粧
材。 - 【請求項7】前記機能性層が、汚染防止機能、抗菌機
能、防黴機能、防虫機能、消臭機能、揮発性有機物質除
去機能、芳香機能、吸放湿機能、光触媒機能、超親水性
機能、導電機能およびイオン発生機能から選ばれる1種
又は2種以上の機能性を有することを特徴とする請求項
4〜6のいずれかに記載の化粧材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27614499A JP2001096674A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27614499A JP2001096674A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 化粧材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001096674A true JP2001096674A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17565394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27614499A Withdrawn JP2001096674A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 化粧材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001096674A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307586A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Toray Coatex Co Ltd | 脱臭性および着色性に優れたポリウレタン発泡シート |
JP2006299455A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Achilles Corp | アルデヒド類吸着壁紙 |
JP2008087157A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
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JP2011093317A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Boeing Co:The | 抗汚染性被覆剤の加工構造及び方法 |
JP2012207437A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 可視光型光触媒機能を有する壁紙 |
JP2013123863A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Toppan Cosmo Inc | 化粧シート |
JP2014195874A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | 大建工業株式会社 | 化粧板 |
JP2015171810A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-10-01 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート |
JP2015171811A (ja) * | 2014-02-18 | 2015-10-01 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート |
US10188103B2 (en) | 2008-09-15 | 2019-01-29 | The Boeing Company | Antimicrobial coating fabrication method and structure |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27614499A patent/JP2001096674A/ja not_active Withdrawn
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4611094B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2011-01-12 | 紀州製紙株式会社 | アルデヒド類吸着壁紙 |
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US10537915B2 (en) | 2008-09-15 | 2020-01-21 | The Boeing Company | Contaminant resistant coating fabrication structure and method |
JP2011093317A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Boeing Co:The | 抗汚染性被覆剤の加工構造及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060725 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070419 |