JP2003181996A - 化粧シート及び化粧材 - Google Patents
化粧シート及び化粧材Info
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- JP2003181996A JP2003181996A JP2001381182A JP2001381182A JP2003181996A JP 2003181996 A JP2003181996 A JP 2003181996A JP 2001381182 A JP2001381182 A JP 2001381182A JP 2001381182 A JP2001381182 A JP 2001381182A JP 2003181996 A JP2003181996 A JP 2003181996A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】耐水性や耐溶剤性に優れた熱可塑性樹脂層を主
たる表面構成材としつつ、表面硬度が高く、建築内装材
等として長期の使用に堪える優れた耐傷付き性や耐圧痕
性を備え、壁材や家具材等は勿論のこと、特に条件の厳
しい床材としても好適に使用可能な化粧シート及び化粧
材を提供する。 【解決手段】バルカナイズドファイバーシート1上に、
1層以上の熱可塑性樹脂層(表装シート3)を積層して
なる化粧シート、及び、当該化粧シートを、積層合板等
の化粧材用基材5上に積層してなる化粧材であり、望ま
しくは表面硬度をデュロメーター硬さ試験タイプD(J
IS K 6253)にて60以上とする。
たる表面構成材としつつ、表面硬度が高く、建築内装材
等として長期の使用に堪える優れた耐傷付き性や耐圧痕
性を備え、壁材や家具材等は勿論のこと、特に条件の厳
しい床材としても好適に使用可能な化粧シート及び化粧
材を提供する。 【解決手段】バルカナイズドファイバーシート1上に、
1層以上の熱可塑性樹脂層(表装シート3)を積層して
なる化粧シート、及び、当該化粧シートを、積層合板等
の化粧材用基材5上に積層してなる化粧材であり、望ま
しくは表面硬度をデュロメーター硬さ試験タイプD(J
IS K 6253)にて60以上とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物に
おける床材、壁材、天井材等の建築内装材や建具、家具
什器類、自動車等の車両内装、家電製品外装等に使用す
るための化粧シート及び化粧材に関するものであり、特
に、優れた表面硬度や耐傷付き性、耐圧痕性を備え、床
材などとして好適な化粧シート及び化粧材に関するもの
である。
おける床材、壁材、天井材等の建築内装材や建具、家具
什器類、自動車等の車両内装、家電製品外装等に使用す
るための化粧シート及び化粧材に関するものであり、特
に、優れた表面硬度や耐傷付き性、耐圧痕性を備え、床
材などとして好適な化粧シート及び化粧材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、上記各種の用途に用いられる化粧
シートや化粧材としては、例えば薄葉紙又はチタン紙等
の建材用紙に木目等の絵柄の印刷を施し、該印刷面に透
明な合成樹脂によるトップコートを施したものや、ポリ
塩化ビニル樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィル
ム、ポリエステル樹脂フィルム等の熱可塑性樹脂フィル
ムの表面又は裏面に木目等の印刷を施したもの、或いは
その印刷面にさらに別の熱可塑性樹脂フィルムを積層し
たものなどの化粧シートや、これらの化粧シートを木質
基材等の化粧材用基材の表面に積層してなる化粧材が、
広く用いられている。
シートや化粧材としては、例えば薄葉紙又はチタン紙等
の建材用紙に木目等の絵柄の印刷を施し、該印刷面に透
明な合成樹脂によるトップコートを施したものや、ポリ
塩化ビニル樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィル
ム、ポリエステル樹脂フィルム等の熱可塑性樹脂フィル
ムの表面又は裏面に木目等の印刷を施したもの、或いは
その印刷面にさらに別の熱可塑性樹脂フィルムを積層し
たものなどの化粧シートや、これらの化粧シートを木質
基材等の化粧材用基材の表面に積層してなる化粧材が、
広く用いられている。
【0003】ところが近年になって、特に住宅を中心と
して建築物の長寿命化が社会的に強く要請される様にな
るにつれて、係る化粧シートや化粧材にも、長期に亘る
使用に堪え、表面の傷付きや変形などによって見苦しく
ならないように、表面硬度や耐傷付き性の一層の向上に
対する要求が、ますます強くなっている。
して建築物の長寿命化が社会的に強く要請される様にな
るにつれて、係る化粧シートや化粧材にも、長期に亘る
使用に堪え、表面の傷付きや変形などによって見苦しく
ならないように、表面硬度や耐傷付き性の一層の向上に
対する要求が、ますます強くなっている。
【0004】また、内装用の床材の分野では、従来主流
であった天然木突板を用いた木質系フローリング材が、
天然資源の枯渇による材料調達難や、天然材料ゆえの品
質のばらつき、木材ゆえの耐水性の弱さ等の短所が指摘
されるようになり、これを補うものとして、天然木突板
に代えて、木目等の印刷を施した熱可塑性樹脂フィルム
からなる化粧シートを用いたものが、提案されるように
なった。
であった天然木突板を用いた木質系フローリング材が、
天然資源の枯渇による材料調達難や、天然材料ゆえの品
質のばらつき、木材ゆえの耐水性の弱さ等の短所が指摘
されるようになり、これを補うものとして、天然木突板
に代えて、木目等の印刷を施した熱可塑性樹脂フィルム
からなる化粧シートを用いたものが、提案されるように
なった。
【0005】しかし、床材は、その表面上を人が歩いた
り物品が引きずられたりされるため、壁材などと比較す
れば遥かに厳しい耐傷付き性が要求されることに加え、
家具などの重量物の長期間に亘る載置や、キャスター付
きの椅子や家具等の移動などによっても、置き痕やキャ
スター転動痕等が凹みとなって残りにくい様な、耐圧痕
性も要求されるのであるが、上記した床材の基材には依
然として積層合板等の木質基材が用いられる例が多く、
この積層合板の表面硬度に限界がある以上、その表面に
熱可塑性樹脂製の化粧シートを積層したり、さらに紫外
線硬化性塗料などによる硬質の塗装を施したりしても、
得られる床材の耐傷付き性や耐圧痕性は、必ずしも満足
すべき水準にはない。
り物品が引きずられたりされるため、壁材などと比較す
れば遥かに厳しい耐傷付き性が要求されることに加え、
家具などの重量物の長期間に亘る載置や、キャスター付
きの椅子や家具等の移動などによっても、置き痕やキャ
スター転動痕等が凹みとなって残りにくい様な、耐圧痕
性も要求されるのであるが、上記した床材の基材には依
然として積層合板等の木質基材が用いられる例が多く、
この積層合板の表面硬度に限界がある以上、その表面に
熱可塑性樹脂製の化粧シートを積層したり、さらに紫外
線硬化性塗料などによる硬質の塗装を施したりしても、
得られる床材の耐傷付き性や耐圧痕性は、必ずしも満足
すべき水準にはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記のような問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的とするところは、耐水性や耐溶剤
性に優れた熱可塑性樹脂層を主たる表面構成材としつ
つ、表面硬度が高く、建築内装材等として長期の使用に
堪える優れた耐傷付き性や耐圧痕性を備え、壁材や家具
材等は勿論のこと、特に条件の厳しい床材としても好適
に使用可能な化粧シート及び化粧材を提供することにあ
る。
における上記のような問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的とするところは、耐水性や耐溶剤
性に優れた熱可塑性樹脂層を主たる表面構成材としつ
つ、表面硬度が高く、建築内装材等として長期の使用に
堪える優れた耐傷付き性や耐圧痕性を備え、壁材や家具
材等は勿論のこと、特に条件の厳しい床材としても好適
に使用可能な化粧シート及び化粧材を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、バルカナイズ
ドファイバーシート上に、1層以上の熱可塑性樹脂層が
積層されてなることを特徴とする化粧シートである。
ドファイバーシート上に、1層以上の熱可塑性樹脂層が
積層されてなることを特徴とする化粧シートである。
【0008】特に、上記化粧シートにおいて、表面硬度
がデュロメーター硬さ試験タイプD(JIS K 62
53)にて60以上であることを特徴とする化粧シート
である。
がデュロメーター硬さ試験タイプD(JIS K 62
53)にて60以上であることを特徴とする化粧シート
である。
【0009】また本発明は、化粧材用基材上に、バルカ
ナイズドファイバーシートと、1層以上の熱可塑性樹脂
層とがこの順に積層されてなることを特徴とする化粧材
である。
ナイズドファイバーシートと、1層以上の熱可塑性樹脂
層とがこの順に積層されてなることを特徴とする化粧材
である。
【0010】また特に、上記化粧材において、表面硬度
がデュロメーター硬さ試験タイプD(JIS K 62
53)にて60以上であることを特徴とする化粧材であ
る。
がデュロメーター硬さ試験タイプD(JIS K 62
53)にて60以上であることを特徴とする化粧材であ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の化粧
シートの実施の形態を示す側断面図であり、図2は本発
明の化粧材の実施の形態を示す側断面図である。
面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の化粧
シートの実施の形態を示す側断面図であり、図2は本発
明の化粧材の実施の形態を示す側断面図である。
【0012】図1に示す例では、本発明の化粧シート
は、バルカナイズドファイバーシート1上に、1層以上
の熱可塑性樹脂層を主体として構成された表装シート2
が積層されて構成されている。
は、バルカナイズドファイバーシート1上に、1層以上
の熱可塑性樹脂層を主体として構成された表装シート2
が積層されて構成されている。
【0013】バルカナイズドファイバーシート1は、通
常の木材パルプ紙の如くセルロース系繊維を原料とした
紙を、塩化亜鉛水溶液中で任意の所望の厚さに積層さ
せ、塩化亜鉛によるセルロース系繊維の膨潤作用を利用
して相互に自己接着させ、水洗及び乾燥工程を経て製造
される、変性セルロース系の固体シートである。
常の木材パルプ紙の如くセルロース系繊維を原料とした
紙を、塩化亜鉛水溶液中で任意の所望の厚さに積層さ
せ、塩化亜鉛によるセルロース系繊維の膨潤作用を利用
して相互に自己接着させ、水洗及び乾燥工程を経て製造
される、変性セルロース系の固体シートである。
【0014】その成分は原料のセルロースと殆ど変わら
ず、接着等の加工性も紙と同等であり、燃焼時の有害ガ
スの発生も殆どなく、燃焼熱や灰分も一般の紙の水準以
下で、自然界の微生物による分解も可能であるなど、紙
としての基本的な化学的性質を備えていながら、通常の
紙を遥かに凌駕して硬質合成樹脂に匹敵する強度や耐摩
耗性、耐衝撃性等の優れた機械的物性を備えた材料であ
る。
ず、接着等の加工性も紙と同等であり、燃焼時の有害ガ
スの発生も殆どなく、燃焼熱や灰分も一般の紙の水準以
下で、自然界の微生物による分解も可能であるなど、紙
としての基本的な化学的性質を備えていながら、通常の
紙を遥かに凌駕して硬質合成樹脂に匹敵する強度や耐摩
耗性、耐衝撃性等の優れた機械的物性を備えた材料であ
る。
【0015】本発明の化粧シートに用いるバルカナイズ
ドファイバーシート1の厚さは特に限定されるものでは
ないが、薄すぎると化粧シートの表面硬度が不十分とな
り、厚すぎると巻取りなどの取扱性が低下し経済性も悪
化するので、通常0.1〜5mm程度とするのが良く、
中でも0.5〜3mm程度が最も望ましい。また、十分
な表面硬度を確保するために、バルカナイズドファイバ
ーシート1の密度は、1.1〜1.3g/cm3のもの
を使用することが望ましい。そして、化粧シートの表面
硬度としては、デュロメーター硬さ試験タイプD(JI
S K 6253)にて60以上、さらに好ましくは6
5以上とすることが望ましい。
ドファイバーシート1の厚さは特に限定されるものでは
ないが、薄すぎると化粧シートの表面硬度が不十分とな
り、厚すぎると巻取りなどの取扱性が低下し経済性も悪
化するので、通常0.1〜5mm程度とするのが良く、
中でも0.5〜3mm程度が最も望ましい。また、十分
な表面硬度を確保するために、バルカナイズドファイバ
ーシート1の密度は、1.1〜1.3g/cm3のもの
を使用することが望ましい。そして、化粧シートの表面
硬度としては、デュロメーター硬さ試験タイプD(JI
S K 6253)にて60以上、さらに好ましくは6
5以上とすることが望ましい。
【0016】本発明の化粧シートに用いる表装シート3
は、熱可塑性樹脂層を主体として構成されるシート状体
であれば、その構成材料や細部構造等は特に制限される
ものではなく、所望により種々の応用が考えられる。
は、熱可塑性樹脂層を主体として構成されるシート状体
であれば、その構成材料や細部構造等は特に制限される
ものではなく、所望により種々の応用が考えられる。
【0017】表装シート3は、例えば、ただ1層の熱可
塑性樹脂層のみから構成されるものであっても良く、そ
の表面及び/又は裏面に印刷層及び/又は塗工層等が適
宜設けられたものであってもよい。また、2層以上の熱
可塑性樹脂層の積層体から構成されるものであっても良
く、その表面、裏面及び/又は層間に印刷層及び/又は
塗工層等が適宜設けられたものであってもよい。
塑性樹脂層のみから構成されるものであっても良く、そ
の表面及び/又は裏面に印刷層及び/又は塗工層等が適
宜設けられたものであってもよい。また、2層以上の熱
可塑性樹脂層の積層体から構成されるものであっても良
く、その表面、裏面及び/又は層間に印刷層及び/又は
塗工層等が適宜設けられたものであってもよい。
【0018】例えば、図1に示す例では、表装シート3
は、熱可塑性樹脂層からなる基材シート32と、熱可塑
性樹脂層からなる透明樹脂層36とを主体として構成さ
れており、該2層の他に、両層の層間には隠蔽層33、
絵柄層34、接着性樹脂層35、基材シート3の裏面に
はプライマー層31がそれぞれ形成され、透明樹脂層3
6の表面には、エンボス37が施されると共に、表面保
護層38が形成されている。
は、熱可塑性樹脂層からなる基材シート32と、熱可塑
性樹脂層からなる透明樹脂層36とを主体として構成さ
れており、該2層の他に、両層の層間には隠蔽層33、
絵柄層34、接着性樹脂層35、基材シート3の裏面に
はプライマー層31がそれぞれ形成され、透明樹脂層3
6の表面には、エンボス37が施されると共に、表面保
護層38が形成されている。
【0019】基材シート32や透明樹脂層36などの熱
可塑性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート
等のポリエステル系樹脂、ポリメチルメタクリレート等
のアクリル系樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹
脂等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル等のビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂
等、或いはそれらの複数種の混合物、共重合体、複合
体、積層体等を使用することができる。
可塑性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹
脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート
等のポリエステル系樹脂、ポリメチルメタクリレート等
のアクリル系樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹
脂等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル等のビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂
等、或いはそれらの複数種の混合物、共重合体、複合
体、積層体等を使用することができる。
【0020】これらの中でも、安価で加工性や物理的・
化学的諸物性に優れ、焼却時の有毒ガス発生の問題もな
い、ポリオレフィン系樹脂又はポリエステル系樹脂が、
最も適したものであると言える。さらにその中でも剛性
や表面硬度などの面で、ホモポリプロピレン、ランダム
ポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、プロピレン
−α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂
が、特に床材などの様に耐傷付き性や耐圧痕性等が厳し
く要求される用途には最も適している。
化学的諸物性に優れ、焼却時の有毒ガス発生の問題もな
い、ポリオレフィン系樹脂又はポリエステル系樹脂が、
最も適したものであると言える。さらにその中でも剛性
や表面硬度などの面で、ホモポリプロピレン、ランダム
ポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、プロピレン
−α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂
が、特に床材などの様に耐傷付き性や耐圧痕性等が厳し
く要求される用途には最も適している。
【0021】上記熱可塑性樹脂には、必要に応じて、例
えば着色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定
剤、酸化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、
難燃剤、減摩剤、艶調整剤等の各種の添加剤が適宜添加
されていてもよい。
えば着色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定
剤、酸化防止剤、帯電防止剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、
難燃剤、減摩剤、艶調整剤等の各種の添加剤が適宜添加
されていてもよい。
【0022】隠蔽層33や絵柄層34は、染料又は顔料
等の着色剤を、適当なバインダー樹脂と共に、適当な分
散媒中で混練してなる、印刷インキ又は塗料等を使用し
て、例えばグラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリ
ーン印刷法、凸版印刷法、フレキソ印刷法、ドライオフ
セット印刷法、インクジェット印刷法等の各種印刷法
や、ベタ状であればグラビアコート法、ロールコート
法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコー
ト法、リップコート法、キスコート法、スプレーコート
法、フローコート法等の各種塗工法などによって形成す
ればよい。
等の着色剤を、適当なバインダー樹脂と共に、適当な分
散媒中で混練してなる、印刷インキ又は塗料等を使用し
て、例えばグラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリ
ーン印刷法、凸版印刷法、フレキソ印刷法、ドライオフ
セット印刷法、インクジェット印刷法等の各種印刷法
や、ベタ状であればグラビアコート法、ロールコート
法、ナイフコート法、エアーナイフコート法、ダイコー
ト法、リップコート法、キスコート法、スプレーコート
法、フローコート法等の各種塗工法などによって形成す
ればよい。
【0023】絵柄層34のなす絵柄の種類にも一切制限
はなく、使用目的や使用者の嗜好により任意であり、例
えば木目柄、石目柄、布目柄、抽象柄、幾何学図形、文
字又は記号等、或いはそれらの複数種の組み合わせ等で
あってよく、特別な絵柄が必要なければ単色無地であっ
てもよい。
はなく、使用目的や使用者の嗜好により任意であり、例
えば木目柄、石目柄、布目柄、抽象柄、幾何学図形、文
字又は記号等、或いはそれらの複数種の組み合わせ等で
あってよく、特別な絵柄が必要なければ単色無地であっ
てもよい。
【0024】基材シート32と透明樹脂層36との積層
方法としては、例えば接着剤を介したウェットラミネー
ト法又はドライラミネート法や、接着剤を介した又は介
さない熱ラミネート法、溶融押出した熱可塑性樹脂層を
介して両者を接着させるサンドラミネート法、透明樹脂
層36を形成するための熱可塑性樹脂を加熱溶融して押
し出すと同時に基材シート32上に積層する押出ラミネ
ート法等、従来公知の方法を適宜採用することができ
る。
方法としては、例えば接着剤を介したウェットラミネー
ト法又はドライラミネート法や、接着剤を介した又は介
さない熱ラミネート法、溶融押出した熱可塑性樹脂層を
介して両者を接着させるサンドラミネート法、透明樹脂
層36を形成するための熱可塑性樹脂を加熱溶融して押
し出すと同時に基材シート32上に積層する押出ラミネ
ート法等、従来公知の方法を適宜採用することができ
る。
【0025】また、上記押出ラミネート法にあっては、
透明樹脂層36を基材シート32と強固に接着するため
の接着性樹脂層35を、透明樹脂層36と共に共押出ラ
ミネート法により積層してもよい。この接着性樹脂層3
5に用いる接着性樹脂としては、例えば、エチレン−
(メタ)アクリレート共重合体や、マレイン酸等の不飽
和カルボン酸又はその無水物をポリエチレン又はポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂にグラフト共重合し
てなる酸変性ポリオレフィン系樹脂などを使用すること
ができる。
透明樹脂層36を基材シート32と強固に接着するため
の接着性樹脂層35を、透明樹脂層36と共に共押出ラ
ミネート法により積層してもよい。この接着性樹脂層3
5に用いる接着性樹脂としては、例えば、エチレン−
(メタ)アクリレート共重合体や、マレイン酸等の不飽
和カルボン酸又はその無水物をポリエチレン又はポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂にグラフト共重合し
てなる酸変性ポリオレフィン系樹脂などを使用すること
ができる。
【0026】透明樹脂層36の表面に施されるエンボス
37は、電鋳法、彫刻法又はエッチング法等により製造
された金属製のエンボス版又はエンボスロールを使用し
た機械エンボス加工により設けられるのが一般的であ
る。エンボス加工の時期は、透明樹脂層36の基材シー
ト32との積層前、積層と同時又は積層後のいずれであ
っても良いが、予めシート状に成形された基材シート3
2及び透明樹脂層36の積層と同時に熱圧エンボス加工
を行うダブリングエンボス法や、基材シート32上に溶
融樹脂を押出し積層すると同時にエンボス冷却ロールを
使用してエンボス加工を行う押出積層同時エンボス法な
どが一般的である。エンボス37の柄は、絵柄層34の
柄と同種又は異種、同調又は非同調など任意であり、一
切制限はない。
37は、電鋳法、彫刻法又はエッチング法等により製造
された金属製のエンボス版又はエンボスロールを使用し
た機械エンボス加工により設けられるのが一般的であ
る。エンボス加工の時期は、透明樹脂層36の基材シー
ト32との積層前、積層と同時又は積層後のいずれであ
っても良いが、予めシート状に成形された基材シート3
2及び透明樹脂層36の積層と同時に熱圧エンボス加工
を行うダブリングエンボス法や、基材シート32上に溶
融樹脂を押出し積層すると同時にエンボス冷却ロールを
使用してエンボス加工を行う押出積層同時エンボス法な
どが一般的である。エンボス37の柄は、絵柄層34の
柄と同種又は異種、同調又は非同調など任意であり、一
切制限はない。
【0027】表面保護層38は、表装シート3の表面に
耐溶剤性や耐傷付き性等の表面物性を付与したり、表装
シート3の表面の艶を所望の状態に調整したりするため
に設けられるものである。その材質は物性面から一般に
硬化性樹脂が用いられる。具体的には、例えばメラミン
樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、酸硬化型ア
クリル樹脂、アミノアルキド樹脂等の熱硬化性樹脂や、
(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等
の電離放射線硬化性樹脂などを挙げることができる。
耐溶剤性や耐傷付き性等の表面物性を付与したり、表装
シート3の表面の艶を所望の状態に調整したりするため
に設けられるものである。その材質は物性面から一般に
硬化性樹脂が用いられる。具体的には、例えばメラミン
樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、酸硬化型ア
クリル樹脂、アミノアルキド樹脂等の熱硬化性樹脂や、
(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等
の電離放射線硬化性樹脂などを挙げることができる。
【0028】なお、表装シート3の表面に後述する表面
塗膜6が塗装形成される場合には、表面保護層38とし
ては表面塗膜6との親和性に優れた再塗装性(リコート
性)を有する樹脂組成物が採用される。具体的には例え
ば、イソシアネート基やエポキシ基等の接着性に富む反
応性官能基を多く含むものとしたり、表面塗膜6が極性
樹脂を主体とするものであれば水酸基やアミノ基、カル
ボキシル基等の極性官能基を多く含むものとしたり、表
面塗膜6が反応硬化性樹脂(例.2液ウレタン樹脂)を
主体とするものであればそれと反応可能な官能基(例.
水酸基)を多く含むものとしたり、表面塗膜6が電離放
射線硬化性樹脂を主体とするものであれば重合性二重結
合基(例.(メタ)アクリロイル基)を多く含むものと
したりするなどの方法が用いられる。
塗膜6が塗装形成される場合には、表面保護層38とし
ては表面塗膜6との親和性に優れた再塗装性(リコート
性)を有する樹脂組成物が採用される。具体的には例え
ば、イソシアネート基やエポキシ基等の接着性に富む反
応性官能基を多く含むものとしたり、表面塗膜6が極性
樹脂を主体とするものであれば水酸基やアミノ基、カル
ボキシル基等の極性官能基を多く含むものとしたり、表
面塗膜6が反応硬化性樹脂(例.2液ウレタン樹脂)を
主体とするものであればそれと反応可能な官能基(例.
水酸基)を多く含むものとしたり、表面塗膜6が電離放
射線硬化性樹脂を主体とするものであれば重合性二重結
合基(例.(メタ)アクリロイル基)を多く含むものと
したりするなどの方法が用いられる。
【0029】表面保護層38上に表面塗膜6が形成され
る場合には、表面保護層38は必ずしも硬化性樹脂から
なる必要はなく、熱可塑性樹脂組成物であっても良い
が、各種物性面からは硬化性樹脂を用いることが有利で
ある。但し、その架橋密度が高すぎると、表面塗膜6と
の親和性が低下して層間密着性が悪化したり、表面塗膜
6の硬化収縮の応力を吸収できずに層間剥離の原因とな
ったりする場合があるので、表面保護層38に硬化性樹
脂を用いる場合には、その架橋密度を表面塗膜6よりも
低めに設計することが望ましい。
る場合には、表面保護層38は必ずしも硬化性樹脂から
なる必要はなく、熱可塑性樹脂組成物であっても良い
が、各種物性面からは硬化性樹脂を用いることが有利で
ある。但し、その架橋密度が高すぎると、表面塗膜6と
の親和性が低下して層間密着性が悪化したり、表面塗膜
6の硬化収縮の応力を吸収できずに層間剥離の原因とな
ったりする場合があるので、表面保護層38に硬化性樹
脂を用いる場合には、その架橋密度を表面塗膜6よりも
低めに設計することが望ましい。
【0030】基材シート32の裏面には、バルカナイズ
ドファイバーシート1との接着を容易にするためのプラ
イマー層31が設けられていてもよい。バルカナイズド
ファイバーシート1は変性セルロースからなることか
ら、例えば酢酸ビニル系やウレタン系などの紙又は木材
用の汎用接着剤との接着性に優れているので、こうした
接着剤との接着性に優れた樹脂組成物からプライマー層
31を構成することが望ましい。具体的には、例えば2
液硬化型ウレタン系樹脂やアクリル系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂等からなるプライマー剤を好適
に用いることができる。また、これに粒径0.5〜5μ
m程度のシリカ等の無機質粉体を添加することにより、
投錨効果による接着力の向上と共に、表装シート3の巻
取保存時のブロッキングの防止を図ることもできる。
ドファイバーシート1との接着を容易にするためのプラ
イマー層31が設けられていてもよい。バルカナイズド
ファイバーシート1は変性セルロースからなることか
ら、例えば酢酸ビニル系やウレタン系などの紙又は木材
用の汎用接着剤との接着性に優れているので、こうした
接着剤との接着性に優れた樹脂組成物からプライマー層
31を構成することが望ましい。具体的には、例えば2
液硬化型ウレタン系樹脂やアクリル系樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂等からなるプライマー剤を好適
に用いることができる。また、これに粒径0.5〜5μ
m程度のシリカ等の無機質粉体を添加することにより、
投錨効果による接着力の向上と共に、表装シート3の巻
取保存時のブロッキングの防止を図ることもできる。
【0031】表装シート3の厚みは、本発明において特
に制限されるものではないが、厚過ぎるとバルカナイズ
ドファイバーシート1による表面硬度の向上効果が減殺
され、耐傷付き性や耐圧痕性が低下するので、概ね30
0μm以下とすることが望ましく、200μm以下であ
れば更に望ましい。一方、あまり薄過ぎても、加工性が
低下するほか、傷付きにより破れ易くなって耐水性を損
なうので、概ね50μm以上とすることが望ましい。
に制限されるものではないが、厚過ぎるとバルカナイズ
ドファイバーシート1による表面硬度の向上効果が減殺
され、耐傷付き性や耐圧痕性が低下するので、概ね30
0μm以下とすることが望ましく、200μm以下であ
れば更に望ましい。一方、あまり薄過ぎても、加工性が
低下するほか、傷付きにより破れ易くなって耐水性を損
なうので、概ね50μm以上とすることが望ましい。
【0032】バルカナイズドファイバーシート1と表装
シート3との積層方法としては、上記した様に、例えば
水性エマルジョン型酢酸ビニル系接着剤や、水性又は溶
剤型ウレタン系接着剤等の接着剤層2を介した接着法が
最も簡便であるが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばホットメルト接着剤を用いたホットメルト
接着法、ドライラミネート接着剤を用いたドライラミネ
ート接着法、感熱接着剤を用いるか又は用いない熱接着
法、両者の間に溶融熱可塑性樹脂を押出して接着させる
サンドラミネート法等、表装シート3自体をシート状に
溶融押出すと同時にバルカナイズドファイバーシート1
上に積層する押出ラミネート法等、従来公知の任意の積
層方法を適宜適用することができる。
シート3との積層方法としては、上記した様に、例えば
水性エマルジョン型酢酸ビニル系接着剤や、水性又は溶
剤型ウレタン系接着剤等の接着剤層2を介した接着法が
最も簡便であるが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えばホットメルト接着剤を用いたホットメルト
接着法、ドライラミネート接着剤を用いたドライラミネ
ート接着法、感熱接着剤を用いるか又は用いない熱接着
法、両者の間に溶融熱可塑性樹脂を押出して接着させる
サンドラミネート法等、表装シート3自体をシート状に
溶融押出すと同時にバルカナイズドファイバーシート1
上に積層する押出ラミネート法等、従来公知の任意の積
層方法を適宜適用することができる。
【0033】本発明の化粧材は、図2に示す様に、化粧
材用基材5上に、バルカナイズドファイバーシート1
と、1層以上の熱可塑性樹脂層(図2では表装シート
3)とが、この順に積層されて構成されるものである。
これは基本的には、化粧材用基材5上に、上述した本発
明の化粧シートを積層したものと考えることができる。
そして、実際その様にして本発明の化粧材を製造するこ
とも勿論可能であるが、本発明はそれに限定されず、例
えば、化粧材用基材5上にまずバルカナイズドファイバ
ーシート1を積層し、しかる後に、該バルカナイズドフ
ァイバーシート1上に熱可塑性樹脂層(表装シート3)
を積層しても良いし、これら3者を同時に積層しても勿
論構わない。
材用基材5上に、バルカナイズドファイバーシート1
と、1層以上の熱可塑性樹脂層(図2では表装シート
3)とが、この順に積層されて構成されるものである。
これは基本的には、化粧材用基材5上に、上述した本発
明の化粧シートを積層したものと考えることができる。
そして、実際その様にして本発明の化粧材を製造するこ
とも勿論可能であるが、本発明はそれに限定されず、例
えば、化粧材用基材5上にまずバルカナイズドファイバ
ーシート1を積層し、しかる後に、該バルカナイズドフ
ァイバーシート1上に熱可塑性樹脂層(表装シート3)
を積層しても良いし、これら3者を同時に積層しても勿
論構わない。
【0034】本発明の化粧材におけるバルカナイズドフ
ァイバーシート1、表装シート3及びその両者の積層方
法については、前述した本発明の化粧シートの場合と基
本的に同様であるので、以下、詳細な説明は省略する。
ァイバーシート1、表装シート3及びその両者の積層方
法については、前述した本発明の化粧シートの場合と基
本的に同様であるので、以下、詳細な説明は省略する。
【0035】化粧材用基材5の材質や形態は、目的とす
る化粧材の用途に応じて任意であり、従来の各種の化粧
材において基材として使用されていたものと同様のもの
を適宜使用することができる。
る化粧材の用途に応じて任意であり、従来の各種の化粧
材において基材として使用されていたものと同様のもの
を適宜使用することができる。
【0036】具体的には、例えば木材単板、合板、集成
材、単板積層材、配向性ボード、中密度繊維板、硬質繊
維板、パーティクルボード等の木質系基材や、ガラス、
陶磁器、石膏ボード、スレート板、珪酸カルシウム板、
木毛セメント板、スラグセメント板、ガラス繊維強化コ
ンクリート板、軽量気泡コンクリート板等の無機質系基
材、ポリオレフィン樹脂板、ポリエステル樹脂板、アク
リル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、スチロール樹脂
板、ABS樹脂板、炭素繊維強化プラスチック板、ガラ
ス繊維強化プラスチック板等の合成樹脂系基材、発泡ポ
リオレフィン系樹脂成形体、ポリウレタンフォーム等の
発泡合成樹脂系基材、鋼板、ステンレス板、真鍮板、ア
ルミニウム板等の金属系基材等、或いはそれらの複数種
の混合物、複合体、積層体等を挙げることができる。
材、単板積層材、配向性ボード、中密度繊維板、硬質繊
維板、パーティクルボード等の木質系基材や、ガラス、
陶磁器、石膏ボード、スレート板、珪酸カルシウム板、
木毛セメント板、スラグセメント板、ガラス繊維強化コ
ンクリート板、軽量気泡コンクリート板等の無機質系基
材、ポリオレフィン樹脂板、ポリエステル樹脂板、アク
リル樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、スチロール樹脂
板、ABS樹脂板、炭素繊維強化プラスチック板、ガラ
ス繊維強化プラスチック板等の合成樹脂系基材、発泡ポ
リオレフィン系樹脂成形体、ポリウレタンフォーム等の
発泡合成樹脂系基材、鋼板、ステンレス板、真鍮板、ア
ルミニウム板等の金属系基材等、或いはそれらの複数種
の混合物、複合体、積層体等を挙げることができる。
【0037】中でも、安価且つ軽量で加工性にも優れる
が表面硬度には劣るきらいのある、木質系基材や発泡合
成樹脂系基材等を使用した場合に、最も顕著に本発明の
本領が発揮される。こうした基材を使用した場合にあっ
ても、本発明の化粧材は、バルカナイズドファイバーシ
ート1の密度や厚みを適宜調整することにより、デュロ
メーター硬さ試験タイプD(JIS K 6253)に
て60以上、更に望ましくは65以上の表面硬度を得る
ことが容易であり、床材を始めとする各種用途に好適に
使用可能である。
が表面硬度には劣るきらいのある、木質系基材や発泡合
成樹脂系基材等を使用した場合に、最も顕著に本発明の
本領が発揮される。こうした基材を使用した場合にあっ
ても、本発明の化粧材は、バルカナイズドファイバーシ
ート1の密度や厚みを適宜調整することにより、デュロ
メーター硬さ試験タイプD(JIS K 6253)に
て60以上、更に望ましくは65以上の表面硬度を得る
ことが容易であり、床材を始めとする各種用途に好適に
使用可能である。
【0038】化粧材用基材5とバルカナイズドファイバ
ーシート1との積層方法は、本発明において特に制限さ
れるものではなく、バルカナイズドファイバーシート1
と表装シート3との積層の場合と同様の、従来公知の各
種の積層方法から適宜選択して実施することができる。
例えば、化粧材用基材5が合板等の木質系基材である場
合には、水性エマルジョン型酢酸ビニル系接着剤や水性
又は溶剤型ウレタン系接着剤などの、汎用の木工用接着
剤を使用して容易に接着することができる。
ーシート1との積層方法は、本発明において特に制限さ
れるものではなく、バルカナイズドファイバーシート1
と表装シート3との積層の場合と同様の、従来公知の各
種の積層方法から適宜選択して実施することができる。
例えば、化粧材用基材5が合板等の木質系基材である場
合には、水性エマルジョン型酢酸ビニル系接着剤や水性
又は溶剤型ウレタン系接着剤などの、汎用の木工用接着
剤を使用して容易に接着することができる。
【0039】本発明の化粧材には、熱可塑性樹脂層とし
ての表装シート3の表面に、さらなる表面物性の向上を
目的として、表面塗膜6が設けられる場合もある。この
表面塗膜6は、優れた表面物性を発現させるために、架
橋密度の高い熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂(特
に、紫外線硬化性樹脂又は電子線硬化性樹脂)を主成分
とする塗料によって形成されるのが一般的である。熱硬
化性樹脂としては、例えばメラミン樹脂、尿素樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、
2液硬化型ウレタン樹脂、酸硬化型アクリル樹脂、アミ
ノアルキド樹脂等、電離放射線硬化性樹脂としては、例
えば(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂等を挙げることができる。
ての表装シート3の表面に、さらなる表面物性の向上を
目的として、表面塗膜6が設けられる場合もある。この
表面塗膜6は、優れた表面物性を発現させるために、架
橋密度の高い熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂(特
に、紫外線硬化性樹脂又は電子線硬化性樹脂)を主成分
とする塗料によって形成されるのが一般的である。熱硬
化性樹脂としては、例えばメラミン樹脂、尿素樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ジアリルフタレート樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、
2液硬化型ウレタン樹脂、酸硬化型アクリル樹脂、アミ
ノアルキド樹脂等、電離放射線硬化性樹脂としては、例
えば(メタ)アクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂等を挙げることができる。
【0040】表面塗膜6には、必要に応じて、例えば着
色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、帯
電防止剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、艶調整剤、減摩剤等
の添加剤を添加することもできる。
色剤、充填剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、帯
電防止剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、艶調整剤、減摩剤等
の添加剤を添加することもできる。
【0041】表面塗膜6は、1層のみならず、複数層の
積層構成とすることもできる。この場合、上記した各種
の添加剤は全ての層に添加する必要は必ずしもなく、最
も効果を発揮し易い層にのみ添加することにより、添加
剤の使用量を節減しつつ最大の効果を発揮させることも
できる。例えば、帯電防止剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、
艶調整剤等は、複数層からなる表面塗膜6の最表層のみ
に添加するといった応用も可能である。
積層構成とすることもできる。この場合、上記した各種
の添加剤は全ての層に添加する必要は必ずしもなく、最
も効果を発揮し易い層にのみ添加することにより、添加
剤の使用量を節減しつつ最大の効果を発揮させることも
できる。例えば、帯電防止剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、
艶調整剤等は、複数層からなる表面塗膜6の最表層のみ
に添加するといった応用も可能である。
【0042】また、減摩剤は、アルミナ又は炭化珪素
等、合成樹脂との親和性の比較的低い無機物質からな
り、しかも、粒径数μm乃至数十μmという粒径の大き
な粒子からなるため、最表層に添加すると、表面塗膜6
から脱落し易いことや、その硬度が極めて高いため、化
粧材に接触する物品に減摩剤が直接接触すると物品を損
耗させることなどの問題がある。そこで、こうした減摩
剤は、複層構成の表面塗膜6における最表層以外の層
(例えば、2層構成における下層や、3層構成における
中間層など)に添加することにより、減摩剤の表面を表
面塗膜6の最表層で覆い、脱落や接触物品の損耗を防止
するといった応用も可能である。
等、合成樹脂との親和性の比較的低い無機物質からな
り、しかも、粒径数μm乃至数十μmという粒径の大き
な粒子からなるため、最表層に添加すると、表面塗膜6
から脱落し易いことや、その硬度が極めて高いため、化
粧材に接触する物品に減摩剤が直接接触すると物品を損
耗させることなどの問題がある。そこで、こうした減摩
剤は、複層構成の表面塗膜6における最表層以外の層
(例えば、2層構成における下層や、3層構成における
中間層など)に添加することにより、減摩剤の表面を表
面塗膜6の最表層で覆い、脱落や接触物品の損耗を防止
するといった応用も可能である。
【0043】表面塗膜6の形成の時期は任意であり、表
装シート3のバルカナイズドファイバーシート1上への
積層前又は積層後、バルカナイズドファイバーシート1
の化粧材用基材5上への積層前又は積層後のいずれも特
に問わない。また、表面塗膜6が複数層からなる場合に
は、それら複数層を、表装シート3、バルカナイズドフ
ァイバーシート1及び化粧材用基材5の相互の積層の前
後に分けて、複数回に亘って塗装形成することもでき
る。
装シート3のバルカナイズドファイバーシート1上への
積層前又は積層後、バルカナイズドファイバーシート1
の化粧材用基材5上への積層前又は積層後のいずれも特
に問わない。また、表面塗膜6が複数層からなる場合に
は、それら複数層を、表装シート3、バルカナイズドフ
ァイバーシート1及び化粧材用基材5の相互の積層の前
後に分けて、複数回に亘って塗装形成することもでき
る。
【0044】本発明の化粧材には、施工性の向上を目的
として、化粧材用基材5の側面に雄雌実等の連結構造を
設けてもよい。また、装飾性の向上を目的として、表面
に溝加工を施したり、表面と側面との端部に面取り加工
を施したりしてもよい。さらに、上記溝加工による凹溝
部の内面や、上記面取り加工による面取り面に、塗装法
又は転写法により着色層ないし保護層を設けることもで
き、その際、凹溝部の内面や面取り面の少なくとも一部
に、接着性の良好なバルカナイズドシート1の切削面が
露出していることから、塗装法や転写法による着色層や
保護層の密着性にも優れる利点もある。
として、化粧材用基材5の側面に雄雌実等の連結構造を
設けてもよい。また、装飾性の向上を目的として、表面
に溝加工を施したり、表面と側面との端部に面取り加工
を施したりしてもよい。さらに、上記溝加工による凹溝
部の内面や、上記面取り加工による面取り面に、塗装法
又は転写法により着色層ないし保護層を設けることもで
き、その際、凹溝部の内面や面取り面の少なくとも一部
に、接着性の良好なバルカナイズドシート1の切削面が
露出していることから、塗装法や転写法による着色層や
保護層の密着性にも優れる利点もある。
【0045】
【実施例】以下に本発明の具体的な実施例及び比較例を
挙げ、本発明をより詳細に説明する。
挙げ、本発明をより詳細に説明する。
【0046】<実施例1>
[表装シートの作製]厚さ60μmの着色無延伸ポリプ
ロピレン樹脂フィルムを基材シートとして、その表面に
ウレタン樹脂系インキを使用してグラビア印刷法にて隠
蔽層及び木目柄の絵柄層を順次印刷形成した。次に、該
絵柄層面に、エチレン−エチルアクリレート系接着性樹
脂層20μmと、光安定剤及び紫外線吸収剤を添加した
ホモポリプロピレン樹脂100μmとを共押出ラミネー
トして、透明樹脂層を形成すると同時に、金属製エンボ
スロールにて導管柄のエンボスを施し、冷却固化後、透
明樹脂層の表面に2液硬化型ウレタン系トップコート剤
をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量5g/m2に塗
工した。しかる後、基材シートの裏面に、シリカ粉末を
配合した2液硬化型ウレタン系プライマー剤をグラビア
コート法にて乾燥後の塗布量1g/m2に施してプライ
マー層を形成して、総厚が約190μmの表装シートを
作製した。
ロピレン樹脂フィルムを基材シートとして、その表面に
ウレタン樹脂系インキを使用してグラビア印刷法にて隠
蔽層及び木目柄の絵柄層を順次印刷形成した。次に、該
絵柄層面に、エチレン−エチルアクリレート系接着性樹
脂層20μmと、光安定剤及び紫外線吸収剤を添加した
ホモポリプロピレン樹脂100μmとを共押出ラミネー
トして、透明樹脂層を形成すると同時に、金属製エンボ
スロールにて導管柄のエンボスを施し、冷却固化後、透
明樹脂層の表面に2液硬化型ウレタン系トップコート剤
をグラビアコート法にて乾燥後の塗布量5g/m2に塗
工した。しかる後、基材シートの裏面に、シリカ粉末を
配合した2液硬化型ウレタン系プライマー剤をグラビア
コート法にて乾燥後の塗布量1g/m2に施してプライ
マー層を形成して、総厚が約190μmの表装シートを
作製した。
【0047】[化粧シートの作製]厚さ1mm、密度
1.2g/cm3のバルカナイズドファイバーシートの
表面に、水性2液硬化型ウレタン系接着剤を介して、上
記表装シートをロールラミネート法により貼り合わせ
て、本発明の化粧シートを作製した。この化粧シートの
表面硬度は、デュロメーター硬さ試験タイプD(JIS
K 6253)にて65であった。
1.2g/cm3のバルカナイズドファイバーシートの
表面に、水性2液硬化型ウレタン系接着剤を介して、上
記表装シートをロールラミネート法により貼り合わせ
て、本発明の化粧シートを作製した。この化粧シートの
表面硬度は、デュロメーター硬さ試験タイプD(JIS
K 6253)にて65であった。
【0048】[化粧材の作製]幅960mm、長さ18
00mm、厚み12mmの積層合板を化粧材用基材とし
て、その表面に、水性2液硬化型ウレタン系接着剤(塗
布量70g/m2)を介して、上記化粧シートのバルカ
ナイズドファイバーシート面を重ね合わせ、プレス装置
にて圧締しつつ接着剤を十分に硬化させた。プレス装置
から取り出した後、312mm×1800mmの寸法に
正寸カットし、さらに端部に雄雌実及び面取り部を切削
加工により形成して、表面寸法300mm×1800m
mに仕上げた。次いで、表装シート側の表面に、ウレタ
ン系紫外線硬化型樹脂からなる塗布量5g/m2の下層
と、減摩剤として粒径5〜10μmの鱗片状炭化珪素粒
子を樹脂固形分100重量部当たり20重量部添加した
エポキシ系紫外線硬化型樹脂からなる塗布量10g/m
2の中間層と、ポリエステル系紫外線硬化型樹脂からな
る塗布量5g/m2の最表層とを、ロールコート法にて
順次塗工し、紫外線の照射により硬化させて表面塗膜を
形成した。
00mm、厚み12mmの積層合板を化粧材用基材とし
て、その表面に、水性2液硬化型ウレタン系接着剤(塗
布量70g/m2)を介して、上記化粧シートのバルカ
ナイズドファイバーシート面を重ね合わせ、プレス装置
にて圧締しつつ接着剤を十分に硬化させた。プレス装置
から取り出した後、312mm×1800mmの寸法に
正寸カットし、さらに端部に雄雌実及び面取り部を切削
加工により形成して、表面寸法300mm×1800m
mに仕上げた。次いで、表装シート側の表面に、ウレタ
ン系紫外線硬化型樹脂からなる塗布量5g/m2の下層
と、減摩剤として粒径5〜10μmの鱗片状炭化珪素粒
子を樹脂固形分100重量部当たり20重量部添加した
エポキシ系紫外線硬化型樹脂からなる塗布量10g/m
2の中間層と、ポリエステル系紫外線硬化型樹脂からな
る塗布量5g/m2の最表層とを、ロールコート法にて
順次塗工し、紫外線の照射により硬化させて表面塗膜を
形成した。
【0049】上記表面塗膜の表面側から、幅方向に75
mm間隔で長手方向に延びる縦溝と、隣接する縦溝間を
直角に結ぶ様に、縦溝で隔てられた領域間では互い違い
の位置に来る様に配列された、300mm間隔で幅方向
に延びる横溝とを、ルーターを用いた切削加工法によ
り、深さ1.5mm、斜面角45度の断面V字状に形成
した。しかる後、該溝部の内面と、端部の面取り部と
に、転写シートを用いた転写法により、保護層、着色層
及び接着剤層からなる転写層を転写形成して、本発明の
化粧材である床材を作製した。
mm間隔で長手方向に延びる縦溝と、隣接する縦溝間を
直角に結ぶ様に、縦溝で隔てられた領域間では互い違い
の位置に来る様に配列された、300mm間隔で幅方向
に延びる横溝とを、ルーターを用いた切削加工法によ
り、深さ1.5mm、斜面角45度の断面V字状に形成
した。しかる後、該溝部の内面と、端部の面取り部と
に、転写シートを用いた転写法により、保護層、着色層
及び接着剤層からなる転写層を転写形成して、本発明の
化粧材である床材を作製した。
【0050】上記床材の表面硬度は、デュロメーター硬
さ試験タイプD(JIS K 6253)にて65であ
り、耐傷付き性は、ホフマンスクラッチ試験1200g
にて傷付きなし、耐圧痕性は、耐キャスター試験(ナイ
ロン輪、荷重30kg、200往復)にて変化なしの結
果であり、床材として十分な表面物性を備えていること
が確認された。
さ試験タイプD(JIS K 6253)にて65であ
り、耐傷付き性は、ホフマンスクラッチ試験1200g
にて傷付きなし、耐圧痕性は、耐キャスター試験(ナイ
ロン輪、荷重30kg、200往復)にて変化なしの結
果であり、床材として十分な表面物性を備えていること
が確認された。
【0051】<比較例1>上記実施例1において、バル
カナイズドファイバーシートを省略し、上記積層合板か
らなる化粧材用基材の上に、水性2液硬化型ウレタン系
接着剤にて上記表装用シートを積層した他は、上記実施
例1と同一の要領で、化粧材である床材を作製した。こ
の床材の表面硬度は、デュロメーター硬さ試験タイプD
(JISK 6253)にて52であり、耐傷付き性
は、ホフマンスクラッチ試験800gにて傷付きあり、
耐圧痕性は、同一条件の耐キャスター試験にて凹みあり
の結果であり、床材としては表面物性が不十分であっ
た。
カナイズドファイバーシートを省略し、上記積層合板か
らなる化粧材用基材の上に、水性2液硬化型ウレタン系
接着剤にて上記表装用シートを積層した他は、上記実施
例1と同一の要領で、化粧材である床材を作製した。こ
の床材の表面硬度は、デュロメーター硬さ試験タイプD
(JISK 6253)にて52であり、耐傷付き性
は、ホフマンスクラッチ試験800gにて傷付きあり、
耐圧痕性は、同一条件の耐キャスター試験にて凹みあり
の結果であり、床材としては表面物性が不十分であっ
た。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の化粧
シート及び化粧材は、耐水性や耐溶剤性に優れた熱可塑
性樹脂層を主たる表面構成材とする化粧シートや化粧材
において、該熱可塑性樹脂層の裏面側にバルカナイズド
ファイバーシートが積層されていることにより、表面硬
度、耐傷付き性、耐圧痕性、耐衝撃性等の機械的諸物性
に優れ、建築内装材などとしての耐久性が高く、例えば
床材などとしても十分に使用可能な表面物性を備えてお
り、しかも、バルカナイズドファイバーシートの有する
優れた加工性により、製造が容易で生産性も高く、ま
た、バルカナイズドファイバーシートが木材繊維等の天
然セルロースを原料とするセルロース系材料であること
から、資源は再生可能であるので地球環境にも優しく、
安全性も高く、焼却処分等の廃棄時の問題もないなど、
数々の顕著な実用上の利点を有するものである。
シート及び化粧材は、耐水性や耐溶剤性に優れた熱可塑
性樹脂層を主たる表面構成材とする化粧シートや化粧材
において、該熱可塑性樹脂層の裏面側にバルカナイズド
ファイバーシートが積層されていることにより、表面硬
度、耐傷付き性、耐圧痕性、耐衝撃性等の機械的諸物性
に優れ、建築内装材などとしての耐久性が高く、例えば
床材などとしても十分に使用可能な表面物性を備えてお
り、しかも、バルカナイズドファイバーシートの有する
優れた加工性により、製造が容易で生産性も高く、ま
た、バルカナイズドファイバーシートが木材繊維等の天
然セルロースを原料とするセルロース系材料であること
から、資源は再生可能であるので地球環境にも優しく、
安全性も高く、焼却処分等の廃棄時の問題もないなど、
数々の顕著な実用上の利点を有するものである。
【図1】本発明の化粧シートの実施の形態を示す側断面
図である。
図である。
【図2】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
ある。
1 バルカナイズドファイバーシート
2 接着剤層
3 表装シート
31 プライマー層
32 基材シート
33 隠蔽層
34 絵柄層
35 接着性樹脂層
36 透明樹脂層
37 エンボス
38 表面保護層
4 接着剤層
5 化粧材用基材
6 表面塗膜
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
D21H 27/30 D21H 27/30 C
E04F 13/00 E04F 13/00 B
13/08 13/08 G
(72)発明者 巻口 篤
東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印
刷株式会社内
(72)発明者 柴田 洋
東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印
刷株式会社内
Fターム(参考) 2E110 AA42 AB04 AB23 BA05 GA32W
GB42W
4F055 AA12 AA15 BA12 CA15 CA18
DA02 EA26 FA05 GA18 GA32
HA06
4F100 AJ02A AK01B AK01C AK07B
AK07C AK25G AK51G AT00D
BA03 BA04 BA07 BA10A
BA10C BA10D CB02 CB04
DG10A GB08 HB31B JB16B
JB16C JK10 JK12 JL16
JN01C YY00
4L055 AJ01 AJ02 AJ10 BE14 EA27
FA11 FA13 GA21 GA22 GA23
Claims (4)
- 【請求項1】バルカナイズドファイバーシート上に、1
層以上の熱可塑性樹脂層が積層されてなることを特徴と
する化粧シート。 - 【請求項2】表面硬度がデュロメーター硬さ試験タイプ
D(JIS K 6253)にて60以上であることを
特徴とする請求項1に記載の化粧シート。 - 【請求項3】化粧材用基材上に、バルカナイズドファイ
バーシートと、1層以上の熱可塑性樹脂層とがこの順に
積層されてなることを特徴とする化粧材。 - 【請求項4】表面硬度がデュロメーター硬さ試験タイプ
D(JIS K 6253)にて60以上であることを
特徴とする請求項3に記載の化粧材。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001381182A JP2003181996A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 化粧シート及び化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001381182A JP2003181996A (ja) | 2001-12-14 | 2001-12-14 | 化粧シート及び化粧材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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- 2001-12-14 JP JP2001381182A patent/JP2003181996A/ja active Pending
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