JP2001095031A - 移動通信端末装置 - Google Patents
移動通信端末装置Info
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- JP2001095031A JP2001095031A JP27053699A JP27053699A JP2001095031A JP 2001095031 A JP2001095031 A JP 2001095031A JP 27053699 A JP27053699 A JP 27053699A JP 27053699 A JP27053699 A JP 27053699A JP 2001095031 A JP2001095031 A JP 2001095031A
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Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接基地局の受信品質測定終了後に元の基地
局との通信を再開する際に、常に最適な送信電力で通信
を再開できるようにし、これにより干渉や回線切断の発
生を防止して通信再開後の通信品質を良好に保持する。 【解決手段】 隣接基地局BSbの受信品質測定終了後
に元の基地局BSaとの通信を再開する際に、切替直前
の最終送信電力値、受信電界強度及び時刻を保存すると
共に、切替復帰直後の受信電界強度及び時刻を保存す
る。そして、切替直前の受信電界強度と切替復帰直後の
受信電界強度との大小関係を判定すると共に、切替直前
の時刻と切替復帰直後の時刻から測定所要時間を求めて
この測定期間中に欠落した送信電力制御回数を求め、こ
の欠落した送信電力制御回数をもとに送信電力の補正量
を算出して、この補正量と上記大小関係の判定結果とに
基づいて送信電力値を決定し通信を再開するようにした
ものである。
局との通信を再開する際に、常に最適な送信電力で通信
を再開できるようにし、これにより干渉や回線切断の発
生を防止して通信再開後の通信品質を良好に保持する。 【解決手段】 隣接基地局BSbの受信品質測定終了後
に元の基地局BSaとの通信を再開する際に、切替直前
の最終送信電力値、受信電界強度及び時刻を保存すると
共に、切替復帰直後の受信電界強度及び時刻を保存す
る。そして、切替直前の受信電界強度と切替復帰直後の
受信電界強度との大小関係を判定すると共に、切替直前
の時刻と切替復帰直後の時刻から測定所要時間を求めて
この測定期間中に欠落した送信電力制御回数を求め、こ
の欠落した送信電力制御回数をもとに送信電力の補正量
を算出して、この補正量と上記大小関係の判定結果とに
基づいて送信電力値を決定し通信を再開するようにした
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セルラ移動通信
システムで使用される移動通信端末装置に係わり、特に
異周波数間ハンドオーバ機能を備えた移動通信端末装置
に関する。
システムで使用される移動通信端末装置に係わり、特に
異周波数間ハンドオーバ機能を備えた移動通信端末装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、無線アクセス方式として符号分
割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Acces
s)方式を採用したセルラ移動通信システムは、サービ
スエリアに多数の基地局を分散配置してこれらの基地局
によりセル又はセクタと呼ばれる無線エリアをそれぞれ
形成し、移動局を当該移動局が存在するセル又はセクタ
の基地局に無線チャネルを介して接続することにより無
線通信を可能にしている。また、移動局が通信中に他の
セル又はセクタへ移動した場合には、ハンドオーバを行
うことにより通信を継続できるようにしている。
割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Acces
s)方式を採用したセルラ移動通信システムは、サービ
スエリアに多数の基地局を分散配置してこれらの基地局
によりセル又はセクタと呼ばれる無線エリアをそれぞれ
形成し、移動局を当該移動局が存在するセル又はセクタ
の基地局に無線チャネルを介して接続することにより無
線通信を可能にしている。また、移動局が通信中に他の
セル又はセクタへ移動した場合には、ハンドオーバを行
うことにより通信を継続できるようにしている。
【0003】ハンドオーバには、移動局が同一の無線周
波数が割り当てられたセル又はセクタ間を移動する際に
行われる同一周波数間のハンドオーバと、移動局が異な
る無線周波数が割り当てられたセル又はセクタ間を移動
する際に行われる異周波数間のハンドオーバとがある。
波数が割り当てられたセル又はセクタ間を移動する際に
行われる同一周波数間のハンドオーバと、移動局が異な
る無線周波数が割り当てられたセル又はセクタ間を移動
する際に行われる異周波数間のハンドオーバとがある。
【0004】このうち異周波数間のハンドオーバは、例
えば次のように行われる。図6及び図7はその動作を説
明するための図である。すなわち、いま仮に移動局MS
が通信中に図6に示すセルA内の地点P1からセルB内
の地点P3に移動する途中で、セルA,Bの境界付近P
2に到達したとする。そうするとセルAを形成する基地
局BSaは、移動局MSにおける受信電界強度の低下を
検出すると、先ず候補テーブルからハンドオーバ先とし
て適当な基地局、つまりセルAと同一周波数が割り当て
られた隣接基地局の候補を検索する。そして、適当な基
地局が見付かれば、この基地局との間で同一周波数間の
ハンドオーバ制御を実行する。
えば次のように行われる。図6及び図7はその動作を説
明するための図である。すなわち、いま仮に移動局MS
が通信中に図6に示すセルA内の地点P1からセルB内
の地点P3に移動する途中で、セルA,Bの境界付近P
2に到達したとする。そうするとセルAを形成する基地
局BSaは、移動局MSにおける受信電界強度の低下を
検出すると、先ず候補テーブルからハンドオーバ先とし
て適当な基地局、つまりセルAと同一周波数が割り当て
られた隣接基地局の候補を検索する。そして、適当な基
地局が見付かれば、この基地局との間で同一周波数間の
ハンドオーバ制御を実行する。
【0005】これに対し適当な基地局が見付からなかっ
た場合には、基地局BSaは異周波数間ハンドオーバを
実行するべく、先ず移動局MSに対し指示メッセージを
送出して、候補となり得る無線周波数の探索を指示す
る。上記指示メッセージを受信すると移動局MSは、図
7に示すように時刻T2で、基地局BSaとの間の通信
を一時中断して、無線周波数を通信中のF1から探索対
象の隣接基地局BSbの無線周波数F2に切り替え、こ
の無線周波数F2により受信されるパイロット信号の受
信電界強度を測定する。そして、この無線周波数F2の
受信電界強度の測定を終了すると、その測定値を基地局
BSbに通知したのち、無線周波数を元の無線周波数F
1に切替え、この状態で基地局BSaとの間の通信条件
が満足すると通信を再開する。
た場合には、基地局BSaは異周波数間ハンドオーバを
実行するべく、先ず移動局MSに対し指示メッセージを
送出して、候補となり得る無線周波数の探索を指示す
る。上記指示メッセージを受信すると移動局MSは、図
7に示すように時刻T2で、基地局BSaとの間の通信
を一時中断して、無線周波数を通信中のF1から探索対
象の隣接基地局BSbの無線周波数F2に切り替え、こ
の無線周波数F2により受信されるパイロット信号の受
信電界強度を測定する。そして、この無線周波数F2の
受信電界強度の測定を終了すると、その測定値を基地局
BSbに通知したのち、無線周波数を元の無線周波数F
1に切替え、この状態で基地局BSaとの間の通信条件
が満足すると通信を再開する。
【0006】なお、通信条件を満足するか否かの判定
は、例えば基地局BSaから移動局MSに向かう下りチ
ャネルにおいて、12フレーム分に相当する期間(24
0msec)に良好な2フレームを受信できたか否かにより
行われる。
は、例えば基地局BSaから移動局MSに向かう下りチ
ャネルにおいて、12フレーム分に相当する期間(24
0msec)に良好な2フレームを受信できたか否かにより
行われる。
【0007】かくして、異周波数間ハンドオーバの準備
は終了し、この状態で基地局BSaから基地局BSbへ
のハンドオーバ指示が到来すると、以後移動局MSの接
続先を基地局BSaから基地局BSbへ切り替える異周
波数間ハンドオーバ制御が行われる。
は終了し、この状態で基地局BSaから基地局BSbへ
のハンドオーバ指示が到来すると、以後移動局MSの接
続先を基地局BSaから基地局BSbへ切り替える異周
波数間ハンドオーバ制御が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のハンドオーバ制御方式には次のような改善すべき
課題があった。すなわち、無線周波数を通信中の基地局
BSaの無線周波数F1から隣接基地局BSbの無線周
波数F2に切り替えてその受信電界強度を測定する際
に、移動局MSは無線周波数をF1からF2へ切り替え
る直前(T2)の通信パラメータを記憶する。そして、
測定を終了して無線周波数をF2からF1に戻し、時刻
T3で元の基地局BSaとの間の通信を再開する際に、
上記記憶した通信パラメータをそのまま使用して通信を
再開するようにしている。
従来のハンドオーバ制御方式には次のような改善すべき
課題があった。すなわち、無線周波数を通信中の基地局
BSaの無線周波数F1から隣接基地局BSbの無線周
波数F2に切り替えてその受信電界強度を測定する際
に、移動局MSは無線周波数をF1からF2へ切り替え
る直前(T2)の通信パラメータを記憶する。そして、
測定を終了して無線周波数をF2からF1に戻し、時刻
T3で元の基地局BSaとの間の通信を再開する際に、
上記記憶した通信パラメータをそのまま使用して通信を
再開するようにしている。
【0009】しかし、上記測定期間中に例えば移動局が
さらに移動したり、無線伝送路環境が変化すると、通信
再開直後の実際の通信パラメータは測定直前に記憶した
通信パラメータに対し大きく変化し、その結果通信再開
直後の通信品質が著しく劣化することがある。これは、
通信パラメータの一要素である送信電力についてみた場
合に特に大きな問題となる。
さらに移動したり、無線伝送路環境が変化すると、通信
再開直後の実際の通信パラメータは測定直前に記憶した
通信パラメータに対し大きく変化し、その結果通信再開
直後の通信品質が著しく劣化することがある。これは、
通信パラメータの一要素である送信電力についてみた場
合に特に大きな問題となる。
【0010】すなわち、移動局MSの送信電力は、通信
中において刻々と変化する無線伝送路の状況に対応する
ために、基地局BSaから通知されるパワーコントロー
ルビットに従い短い周期(例えば1秒間に800回)で
こまめに制御されている。しかし、この送信電力の制御
は上記隣接基地局BSbの受信電界強度測定期間中には
停止状態となる。このため、測定開始直前に保存した古
い送信電力値をそのまま使用して通信再開時の送信電力
値を決定してしまうと、通信再開直後の送信電力値が実
際の送信電力値に対しかけ離れた値となり、この結果種
々の不具合を生じる。
中において刻々と変化する無線伝送路の状況に対応する
ために、基地局BSaから通知されるパワーコントロー
ルビットに従い短い周期(例えば1秒間に800回)で
こまめに制御されている。しかし、この送信電力の制御
は上記隣接基地局BSbの受信電界強度測定期間中には
停止状態となる。このため、測定開始直前に保存した古
い送信電力値をそのまま使用して通信再開時の送信電力
値を決定してしまうと、通信再開直後の送信電力値が実
際の送信電力値に対しかけ離れた値となり、この結果種
々の不具合を生じる。
【0011】例えば、通信再開直後の送信電力値が必要
以上に大きいと、周囲の移動局の通信に干渉を与えてこ
れが通信品質を劣化させる原因になる。逆に、通信再開
直後の送信電力値が極端に不足すると、通信相手の基地
局に上りデータが届かず、通信断状態となって結果的に
回線が切断される場合がある。
以上に大きいと、周囲の移動局の通信に干渉を与えてこ
れが通信品質を劣化させる原因になる。逆に、通信再開
直後の送信電力値が極端に不足すると、通信相手の基地
局に上りデータが届かず、通信断状態となって結果的に
回線が切断される場合がある。
【0012】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、隣接基地局の受信品質
測定終了後に元の基地局との通信を再開する際に、常に
最適な通信パラメータに従い通信を再開できるように
し、これにより干渉や回線切断の発生を防止して通信再
開後の通信品質を良好に保持することが可能な移動通信
端末装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、隣接基地局の受信品質
測定終了後に元の基地局との通信を再開する際に、常に
最適な通信パラメータに従い通信を再開できるように
し、これにより干渉や回線切断の発生を防止して通信再
開後の通信品質を良好に保持することが可能な移動通信
端末装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係わる移動通信端末装置は、無線エリア間
の移動に伴い、通信中の第1の無線周波数を周辺無線エ
リアの第2の無線周波数に一時的に切り替えてその受信
品質を測定したのち、元の第1の無線周波数に切り替え
て通信を再開する処理を行う場合に、上記第1の無線周
波数から第2の無線周波数への切替直前に、その通信パ
ラメータを検出してこれを切替前情報として記憶すると
ともに、上記第2の無線周波数から第1の無線周波数へ
の切替復帰直後に、その通信パラメータを検出してこれ
を切替後情報として記憶し、かつ通信パラメータ補正手
段において、上記切替前情報と切替後情報とを比較し、
その比較結果をもとに上記切替復帰後に再開する通信の
通信パラメータを補正するようにしたものである。
にこの発明に係わる移動通信端末装置は、無線エリア間
の移動に伴い、通信中の第1の無線周波数を周辺無線エ
リアの第2の無線周波数に一時的に切り替えてその受信
品質を測定したのち、元の第1の無線周波数に切り替え
て通信を再開する処理を行う場合に、上記第1の無線周
波数から第2の無線周波数への切替直前に、その通信パ
ラメータを検出してこれを切替前情報として記憶すると
ともに、上記第2の無線周波数から第1の無線周波数へ
の切替復帰直後に、その通信パラメータを検出してこれ
を切替後情報として記憶し、かつ通信パラメータ補正手
段において、上記切替前情報と切替後情報とを比較し、
その比較結果をもとに上記切替復帰後に再開する通信の
通信パラメータを補正するようにしたものである。
【0014】具体的には、上記第1の検出手段において
第1の無線周波数の切替直前の受信品質を検出してこれ
を切替前情報として記憶すると共に、第2の検出手段に
おいて第1の無線周波数の切替直後の受信品質を検出し
てこれを切替後情報として記憶し、かつ通信パラメータ
補正手段により、第1の無線周波数の切替直前の受信品
質と切替直後の受信品質とを比較して、その大小関係を
もとに切替復帰後に再開する通信の送信電力を補正する
ように構成する。
第1の無線周波数の切替直前の受信品質を検出してこれ
を切替前情報として記憶すると共に、第2の検出手段に
おいて第1の無線周波数の切替直後の受信品質を検出し
てこれを切替後情報として記憶し、かつ通信パラメータ
補正手段により、第1の無線周波数の切替直前の受信品
質と切替直後の受信品質とを比較して、その大小関係を
もとに切替復帰後に再開する通信の送信電力を補正する
ように構成する。
【0015】さらに、上記送信電力の補正量を求める場
合には、上記第1の検出手段において第1の無線周波数
の切替直前の受信品質とその時刻を検出してこれを切替
前情報として記憶すると共に、第2の検出手段において
第1の無線周波数の切替直後の受信品質とその時刻を検
出してこれを切替後情報として記憶し、かつ通信パラメ
ータ補正手段により、上記切替直前の時刻と切替直後の
時刻とから第2の無線周波数の受信品質の測定に要した
処理時間を求めてこの処理時間中に欠落した送信電力制
御の回数を予測し、この予測回数に応じて送信電力の最
適補正量を求める。
合には、上記第1の検出手段において第1の無線周波数
の切替直前の受信品質とその時刻を検出してこれを切替
前情報として記憶すると共に、第2の検出手段において
第1の無線周波数の切替直後の受信品質とその時刻を検
出してこれを切替後情報として記憶し、かつ通信パラメ
ータ補正手段により、上記切替直前の時刻と切替直後の
時刻とから第2の無線周波数の受信品質の測定に要した
処理時間を求めてこの処理時間中に欠落した送信電力制
御の回数を予測し、この予測回数に応じて送信電力の最
適補正量を求める。
【0016】従ってこの発明によれば、切替直前に記憶
した通信パラメータと切替復帰直後に検出した通信パラ
メータとの比較結果をもとに、切替復帰後に再開する通
信の通信パラメータが最適値に補正される。このため、
隣接する無線エリアの受信品質測定期間中に通信パラメ
ータが変化しても、常に最適な通信パラメータにより通
信を再開することが可能となる。
した通信パラメータと切替復帰直後に検出した通信パラ
メータとの比較結果をもとに、切替復帰後に再開する通
信の通信パラメータが最適値に補正される。このため、
隣接する無線エリアの受信品質測定期間中に通信パラメ
ータが変化しても、常に最適な通信パラメータにより通
信を再開することが可能となる。
【0017】例えば、切替直前に記憶した受信品質と切
替復帰直後に記憶した受信品質との大小関係をもとに、
通信再開時の送信電力を増加方向に補正するか、減少方
向に補正するか、或いは補正無しとするかが判定され
る。さらに、切替直前の時刻と切替復帰直後の時刻との
差から第2の無線エリアの受信品質測定時間が求めら
れ、この測定時間中に欠落した送信電力制御の予測回数
をもとに、送信電力の最適補正量が求められる。このよ
うにすることで、通信再開直後の送信電力を的確に補正
することができる。
替復帰直後に記憶した受信品質との大小関係をもとに、
通信再開時の送信電力を増加方向に補正するか、減少方
向に補正するか、或いは補正無しとするかが判定され
る。さらに、切替直前の時刻と切替復帰直後の時刻との
差から第2の無線エリアの受信品質測定時間が求めら
れ、この測定時間中に欠落した送信電力制御の予測回数
をもとに、送信電力の最適補正量が求められる。このよ
うにすることで、通信再開直後の送信電力を的確に補正
することができる。
【0018】したがって、通信再開直後の送信電力値を
常に実際の状況に対応した適切な値に設定することがで
き、この結果送信電力の上がり過ぎによる他の移動通信
端末装置への干渉や、送信電力の下がり過ぎによる通信
断を防止して、通信再開後においても安定で高品質の通
信を維持することができる。
常に実際の状況に対応した適切な値に設定することがで
き、この結果送信電力の上がり過ぎによる他の移動通信
端末装置への干渉や、送信電力の下がり過ぎによる通信
断を防止して、通信再開後においても安定で高品質の通
信を維持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる移動通信
端末装置の実施形態を説明する。図1は、この発明の一
実施形態であるCDMA移動通信端末装置の構成を示す
回路ブロック図である。
端末装置の実施形態を説明する。図1は、この発明の一
実施形態であるCDMA移動通信端末装置の構成を示す
回路ブロック図である。
【0020】同図において、図示しない基地局から送信
された無線周波信号は、アンテナ1で受信されたのちア
ンテナ共用器2(DUP)を介して受信回路(RX)3
に入力される。受信回路3では、上記無線周波信号が周
波数シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局部
発振信号とミキシングされて中間周波或いはベースバン
ドの受信信号に周波数変換される。なお、上記周波数シ
ンセサイザ4から発生される受信局部発振信号の周波数
は、制御部40から出力される制御信号SYCによって
指示される。
された無線周波信号は、アンテナ1で受信されたのちア
ンテナ共用器2(DUP)を介して受信回路(RX)3
に入力される。受信回路3では、上記無線周波信号が周
波数シンセサイザ(SYN)4から出力された受信局部
発振信号とミキシングされて中間周波或いはベースバン
ドの受信信号に周波数変換される。なお、上記周波数シ
ンセサイザ4から発生される受信局部発振信号の周波数
は、制御部40から出力される制御信号SYCによって
指示される。
【0021】上記受信信号は、CDMA信号処理部6に
おいて、直交復調処理が施されたのち、受信チャネルに
割り当てられた拡散符号(PN符号)により逆拡散処理
が施されてデータレートに応じた所定のフォーマットの
復調データに変換される。そしてこの変換された復調デ
ータは音声符号処理部7に入力され、また上記受信デー
タのうちデータレートを示すデータについては受信デー
タレートとして制御部40に入力される。
おいて、直交復調処理が施されたのち、受信チャネルに
割り当てられた拡散符号(PN符号)により逆拡散処理
が施されてデータレートに応じた所定のフォーマットの
復調データに変換される。そしてこの変換された復調デ
ータは音声符号処理部7に入力され、また上記受信デー
タのうちデータレートを示すデータについては受信デー
タレートとして制御部40に入力される。
【0022】音声符号処理部7は、上記CDMA信号処
理部6から出力された復調データに対し、制御部40か
ら通知される受信データレートに応じた伸長処理を施し
たのち、ビタビ復号等を用いた復号処理と誤り訂正復号
処理とを行って、受信ディジタルデータを再生する。
理部6から出力された復調データに対し、制御部40か
ら通知される受信データレートに応じた伸長処理を施し
たのち、ビタビ復号等を用いた復号処理と誤り訂正復号
処理とを行って、受信ディジタルデータを再生する。
【0023】PCM符号処理部8は、制御部40から出
力されたディジタル音声信号通信の種別(音声通信であ
るかデータ通信であるか)に応じて異なる信号処理を行
なう。すなわち、音声通信時には、音声符号処理部7か
ら出力された受信ディジタルデータをPCM復号してア
ナログ受話信号を出力する。このアナログ受話信号は、
受話増幅器9にて増幅されたのちスピーカ10より拡声
出力される。これに対しデータ通信時には、音声符号処
理部7から出力された受信ディジタルデータを制御部4
0へ出力する。制御部40は、上記受信ディジタルデー
タを図示しない外部インタフェースから例えば携帯情報
端末(PDA:Personal Digital Assistance )やノー
ト型パーソナル・コンピュータ等のパーソナル・コンピ
ュータ(図示せず)へ出力する。なお、制御部40とパ
ーソナル・コンピュータとの間のデータ転送にはモデム
等を備えたパーソナル・コンピュータ用の通信インタフ
ェースが用いられる。
力されたディジタル音声信号通信の種別(音声通信であ
るかデータ通信であるか)に応じて異なる信号処理を行
なう。すなわち、音声通信時には、音声符号処理部7か
ら出力された受信ディジタルデータをPCM復号してア
ナログ受話信号を出力する。このアナログ受話信号は、
受話増幅器9にて増幅されたのちスピーカ10より拡声
出力される。これに対しデータ通信時には、音声符号処
理部7から出力された受信ディジタルデータを制御部4
0へ出力する。制御部40は、上記受信ディジタルデー
タを図示しない外部インタフェースから例えば携帯情報
端末(PDA:Personal Digital Assistance )やノー
ト型パーソナル・コンピュータ等のパーソナル・コンピ
ュータ(図示せず)へ出力する。なお、制御部40とパ
ーソナル・コンピュータとの間のデータ転送にはモデム
等を備えたパーソナル・コンピュータ用の通信インタフ
ェースが用いられる。
【0024】一方、音声通信時における話者の入力音声
は、マイクロホン11を通じてアナログ送話信号として
入力され、送話増幅器12で適正信号レベルまで増幅さ
れたのち、PCM符号処理部8にてPCM符号化処理が
施され、送信データとして音声符号処理部7に供給され
る。また、パーソナル・コンピュータから出力されたデ
ータは、外部インタフェースを介して制御部40に入力
され、この制御部40からPCM符号処理部8を介して
音声符号処理部7へ出力される。
は、マイクロホン11を通じてアナログ送話信号として
入力され、送話増幅器12で適正信号レベルまで増幅さ
れたのち、PCM符号処理部8にてPCM符号化処理が
施され、送信データとして音声符号処理部7に供給され
る。また、パーソナル・コンピュータから出力されたデ
ータは、外部インタフェースを介して制御部40に入力
され、この制御部40からPCM符号処理部8を介して
音声符号処理部7へ出力される。
【0025】音声符号処理部7は、音声通信時には、P
CM符号処理部8から出力された送信音声データより入
力音声のエネルギー量を検出し、この検出結果に基づい
てデータレートを決定する。そして、上記送信データを
上記データレートに応じたフォーマットのバースト信号
に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施したのちCD
MA信号処理部6へ出力する。また、データ通信時にお
いては、PCM符号処理部8から出力された送信データ
を、予め設定されたデータレートに応じたフォーマット
のバースト信号に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を
施してCDMA信号処理部6へ出力する。なお、音声通
信時およびデータ通信時、いずれのデータレートも、送
信データレートとして制御部40に通知される。
CM符号処理部8から出力された送信音声データより入
力音声のエネルギー量を検出し、この検出結果に基づい
てデータレートを決定する。そして、上記送信データを
上記データレートに応じたフォーマットのバースト信号
に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を施したのちCD
MA信号処理部6へ出力する。また、データ通信時にお
いては、PCM符号処理部8から出力された送信データ
を、予め設定されたデータレートに応じたフォーマット
のバースト信号に圧縮し、さらに誤り訂正符号化処理を
施してCDMA信号処理部6へ出力する。なお、音声通
信時およびデータ通信時、いずれのデータレートも、送
信データレートとして制御部40に通知される。
【0026】CDMA信号処理部6は、上記音声符号処
理部7にて圧縮されたバースト信号に対して、送信チャ
ネルに割り当てられたPN符号を用いて拡散処理を施
す。そしてこの拡散符号化された送信信号に対して直交
変調処理を施し、この直交変調信号を送信回路(TX)
5へ出力する。
理部7にて圧縮されたバースト信号に対して、送信チャ
ネルに割り当てられたPN符号を用いて拡散処理を施
す。そしてこの拡散符号化された送信信号に対して直交
変調処理を施し、この直交変調信号を送信回路(TX)
5へ出力する。
【0027】送信回路5は、上記直交変調信号を周波数
シンセサイザ4から発生される送信局部発振信号と合成
して無線周波信号に変換する。そして、送信回路5は、
制御部40により通知される送信データレートに基づい
て、上記無線周波信号の有効部分だけを高周波増幅し、
送信無線周波信号として出力する。この送信回路5から
出力された送信無線周波信号は、アンテナ共用器2を介
してアンテナ1に供給され、このアンテナ1から図示し
ない基地局へ向けてバースト送信される。
シンセサイザ4から発生される送信局部発振信号と合成
して無線周波信号に変換する。そして、送信回路5は、
制御部40により通知される送信データレートに基づい
て、上記無線周波信号の有効部分だけを高周波増幅し、
送信無線周波信号として出力する。この送信回路5から
出力された送信無線周波信号は、アンテナ共用器2を介
してアンテナ1に供給され、このアンテナ1から図示し
ない基地局へ向けてバースト送信される。
【0028】ところで、制御部40は例えばマイクロコ
ンピュータを主制御部として有したもので、その制御機
能としては、発着信に応じて図示しない基地局と通信リ
ンクを開設して音声通信やデータ通信を行なうための通
信制御機能や、通話相手の音声を記憶部41を用いて録
音/再生する制御機能等の通常の制御機能に加え、本発
明に係わる制御機能として異周波数間ハンドオーバ制御
手段40aと、送信電力補正処理機能40bとを備えて
いる。
ンピュータを主制御部として有したもので、その制御機
能としては、発着信に応じて図示しない基地局と通信リ
ンクを開設して音声通信やデータ通信を行なうための通
信制御機能や、通話相手の音声を記憶部41を用いて録
音/再生する制御機能等の通常の制御機能に加え、本発
明に係わる制御機能として異周波数間ハンドオーバ制御
手段40aと、送信電力補正処理機能40bとを備えて
いる。
【0029】異周波数間ハンドオーバ制御手段40a
は、基地局から隣接基地局の受信品質測定指示が到来し
た場合に、通信中の基地局との通信を一時中断して、無
線周波数を隣接基地局の無線周波数に切り替えその受信
品質を測定する。そして測定結果を基地局に通知したの
ち、元の無線周波数に切り替えて基地局との間の同期を
再度確立したのち通信を再開する。
は、基地局から隣接基地局の受信品質測定指示が到来し
た場合に、通信中の基地局との通信を一時中断して、無
線周波数を隣接基地局の無線周波数に切り替えその受信
品質を測定する。そして測定結果を基地局に通知したの
ち、元の無線周波数に切り替えて基地局との間の同期を
再度確立したのち通信を再開する。
【0030】送信電力補正処理機能40bは、上記異周
波数間ハンドオーバ制御の過程において、無線周波数を
隣接基地局の周波数に切り替える直前と、測定終了後無
線周波数を隣接基地局の周波数から元の無線周波数に切
り替えた直後において、その時の基地局との間の通信パ
ラメータを保存する。このとき保存する通信パラメータ
には、例えば図5に示すように、通信相手の基地局ID
やチャネル情報等のシステム構成情報(基本パラメー
タ)に加え、最終送信電力値と、受信電界強度と、切替
直前の時刻(測定開始時刻)と、切替復帰直後における
受信電界強度と、切替復帰時点の時刻(測定終了時刻)
とが含まれる。そして送信電力補正処理手段40bは、
切替復帰直後において、上記保存した通信パラメータを
用いて通信再開時に設定すべき最適な送信電力値を算出
する。
波数間ハンドオーバ制御の過程において、無線周波数を
隣接基地局の周波数に切り替える直前と、測定終了後無
線周波数を隣接基地局の周波数から元の無線周波数に切
り替えた直後において、その時の基地局との間の通信パ
ラメータを保存する。このとき保存する通信パラメータ
には、例えば図5に示すように、通信相手の基地局ID
やチャネル情報等のシステム構成情報(基本パラメー
タ)に加え、最終送信電力値と、受信電界強度と、切替
直前の時刻(測定開始時刻)と、切替復帰直後における
受信電界強度と、切替復帰時点の時刻(測定終了時刻)
とが含まれる。そして送信電力補正処理手段40bは、
切替復帰直後において、上記保存した通信パラメータを
用いて通信再開時に設定すべき最適な送信電力値を算出
する。
【0031】なお、31は電源回路であり、バッテリ3
0の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回
路部に供給する。また42は入力部であり、これにはダ
イヤルキー、発信キー、電源キー、終了キー、音量調節
キー及びモード指定キー等の各種キーが設けられてい
る。さらに43はLCD等を用いた表示部であり、これ
らは通話相手端末の電話番号や装置の動作状態等が表示
される。
0の出力を基に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回
路部に供給する。また42は入力部であり、これにはダ
イヤルキー、発信キー、電源キー、終了キー、音量調節
キー及びモード指定キー等の各種キーが設けられてい
る。さらに43はLCD等を用いた表示部であり、これ
らは通話相手端末の電話番号や装置の動作状態等が表示
される。
【0032】次に、以上のように構成されたCDMA移
動通信端末装置の異周波数間ハンドオーバの動作を説明
する。図3はその制御手順及び制御内容を示すフローチ
ャートである。
動通信端末装置の異周波数間ハンドオーバの動作を説明
する。図3はその制御手順及び制御内容を示すフローチ
ャートである。
【0033】なお、ここでも図6に示したように、移動
局MSが通信中にセルA内の地点P1からセルA,Bの
境界付近P2を通ってセルB内の地点P3に移動する場
合を例にとって説明する。
局MSが通信中にセルA内の地点P1からセルA,Bの
境界付近P2を通ってセルB内の地点P3に移動する場
合を例にとって説明する。
【0034】セルA内において移動局MSは、ステップ
2aで基地局BSaとの通信制御を行いながら、ステッ
プ2bで無線周波数の切替えが必要か否かを監視してい
る。この状態で、基地局BSaから無線周波数の探索を
指示する指示メッセージが到来すると、移動局MSはス
テップ2cで現在の通信に係わるシステム構成情報、つ
まり基本パラメータを保存すると共に、ステップ2dに
てこの時点での最終送信電力値と、受信電界強度と、時
刻(測定開始時刻T2)とを記憶部42内の保存テーブ
ル(図5)に保存する。
2aで基地局BSaとの通信制御を行いながら、ステッ
プ2bで無線周波数の切替えが必要か否かを監視してい
る。この状態で、基地局BSaから無線周波数の探索を
指示する指示メッセージが到来すると、移動局MSはス
テップ2cで現在の通信に係わるシステム構成情報、つ
まり基本パラメータを保存すると共に、ステップ2dに
てこの時点での最終送信電力値と、受信電界強度と、時
刻(測定開始時刻T2)とを記憶部42内の保存テーブ
ル(図5)に保存する。
【0035】そして、この通信パラメータの保存が終了
すると移動局MSは、ステップ2eで図4に示すように
無線周波数を探索対象の隣接基地局BSbの無線周波数
F2に切り替え、ステップ2fにおいてこの無線周波数
F2を介して基地局BSbから到来するパイロット信号
の受信電界強度を測定する。そして、受信電界強度の測
定が終了すると、その測定値を隣接基地局BSbに通知
したのち、ステップ2gで図4に示すように元の無線周
波数F1に切り替える。
すると移動局MSは、ステップ2eで図4に示すように
無線周波数を探索対象の隣接基地局BSbの無線周波数
F2に切り替え、ステップ2fにおいてこの無線周波数
F2を介して基地局BSbから到来するパイロット信号
の受信電界強度を測定する。そして、受信電界強度の測
定が終了すると、その測定値を隣接基地局BSbに通知
したのち、ステップ2gで図4に示すように元の無線周
波数F1に切り替える。
【0036】さて、そうして元の無線周波数F1に切り
替え復帰すると移動局MSは、通信相手の基地局BSa
との間の通信を再開するが、その際にステップ2hにお
いて送信電力の補正処理を実行する。図3はその処理手
順と処理内容を示すフローチャートである。
替え復帰すると移動局MSは、通信相手の基地局BSa
との間の通信を再開するが、その際にステップ2hにお
いて送信電力の補正処理を実行する。図3はその処理手
順と処理内容を示すフローチャートである。
【0037】すなわち、移動局MSは、先ずステップ3
aで切替復帰直後に無線周波数F1を介して到来する無
線信号の受信電界強度を検出し、この検出値を現在時刻
(測定終了時刻T3)と共に保存テーブルに図5に示す
ように保存する。そして、ステップ3bで、保存テーブ
ルに保存されている切替直前の受信電界強度と切替復帰
直後の受信電界強度とを比較する。
aで切替復帰直後に無線周波数F1を介して到来する無
線信号の受信電界強度を検出し、この検出値を現在時刻
(測定終了時刻T3)と共に保存テーブルに図5に示す
ように保存する。そして、ステップ3bで、保存テーブ
ルに保存されている切替直前の受信電界強度と切替復帰
直後の受信電界強度とを比較する。
【0038】この比較の結果、 (切替直前の受信電界強度)<(切替復帰直後の受信電
界強度) だった場合には、切替直前より送信電力を低下させる必
要があると判断し、送信電力の補正量を求める。
界強度) だった場合には、切替直前より送信電力を低下させる必
要があると判断し、送信電力の補正量を求める。
【0039】すなわち、先ずステップ3dにおいて保存
テーブルに保存されている測定開始時刻T2と測定終了
時刻T3とから、無線周波数F2の受信電界強度の測定
に要した時間(T3−T2)を求める。この測定所要時
間(T3−T2)は、無線周波数をF1からF2に切り
替えるために必要な時間と、受信電界強度の測定所要時
間と、無線周波数をF2からF1に切り替えるための必
要な時間とから構成される。そして、ステップ3eにお
いて上記測定所要時間(T3−T2)中に欠落した無線
周波数F1に対する送信電力制御の回数を求める。この
欠落した送信電力制御回数は、 (測定所要時間(T3−T2))/(送信電力制御周
期) により算出される。なお、送信電力の制御周期は例えば
1秒間に800回に設定されている。
テーブルに保存されている測定開始時刻T2と測定終了
時刻T3とから、無線周波数F2の受信電界強度の測定
に要した時間(T3−T2)を求める。この測定所要時
間(T3−T2)は、無線周波数をF1からF2に切り
替えるために必要な時間と、受信電界強度の測定所要時
間と、無線周波数をF2からF1に切り替えるための必
要な時間とから構成される。そして、ステップ3eにお
いて上記測定所要時間(T3−T2)中に欠落した無線
周波数F1に対する送信電力制御の回数を求める。この
欠落した送信電力制御回数は、 (測定所要時間(T3−T2))/(送信電力制御周
期) により算出される。なお、送信電力の制御周期は例えば
1秒間に800回に設定されている。
【0040】次に移動局MSは、ステップ3fにおい
て、上記算出した欠落した送信電力制御回数と、1回の
電力制御量Sとをもとに (欠落した送信電力制御回数)×(1回の電力制御量
S) なる演算を行って送信電力の補正量を求め、さらにこの
補正量と保存テーブルに保存してある切替直前の最終送
信電力値とから (切替直前の最終送信電力値)−(補正量) なる演算を行って、これにより再送信時に設定すべき送
信電力値(送信電力1)を求める。
て、上記算出した欠落した送信電力制御回数と、1回の
電力制御量Sとをもとに (欠落した送信電力制御回数)×(1回の電力制御量
S) なる演算を行って送信電力の補正量を求め、さらにこの
補正量と保存テーブルに保存してある切替直前の最終送
信電力値とから (切替直前の最終送信電力値)−(補正量) なる演算を行って、これにより再送信時に設定すべき送
信電力値(送信電力1)を求める。
【0041】これに対し、上記ステップ3bにおける比
較の結果、 (切替直前の受信電界強度)≧(切替復帰直後の受信電
界強度) だった場合には、移動局MSは送信電力値を補正する必
要がないと判断してステップ3cに移行する。そして、
ここで送信電力値を保存テーブルに保存されている切替
直前の最終送信電力値に設定する。つまり、 通信再開後の送信電力値(送信電力2)=(切替直前の
最終送信電力値) とする。
較の結果、 (切替直前の受信電界強度)≧(切替復帰直後の受信電
界強度) だった場合には、移動局MSは送信電力値を補正する必
要がないと判断してステップ3cに移行する。そして、
ここで送信電力値を保存テーブルに保存されている切替
直前の最終送信電力値に設定する。つまり、 通信再開後の送信電力値(送信電力2)=(切替直前の
最終送信電力値) とする。
【0042】そうして通信再開時の送信電力値が設定さ
れると移動局MSは、この決定した送信電力値を送信回
路5に設定し、基地局BSaとの間のフレーム同期が再
度確立したのち基地局BSaとの間の通信を再開する。
この再開した通信により、先の隣接基地局サーチによっ
て得られた隣接基地局BSbの受信電界強度測定結果が
基地局BSaに報告される(ステップ2i)。
れると移動局MSは、この決定した送信電力値を送信回
路5に設定し、基地局BSaとの間のフレーム同期が再
度確立したのち基地局BSaとの間の通信を再開する。
この再開した通信により、先の隣接基地局サーチによっ
て得られた隣接基地局BSbの受信電界強度測定結果が
基地局BSaに報告される(ステップ2i)。
【0043】以上詳述したようにこの実施形態では、基
地局BSaとの間の通信を中断して無線周波数を隣接基
地局BSbの無線周波数F2に一時的に切り替えてその
受信品質を測定し、測定終了後に元の無線周波数F1に
切り替えて基地局BSaとの通信を再開する処理を行う
際に、無線周波数F1からF2への切替直前の最終送信
電力値、受信電界強度及び時刻を保存すると共に、無線
周波数F2からF1に切り替えた直後の受信電界強度及
び時刻を保存する。そして、切替直前の受信電界強度と
切替復帰直後の受信電界強度とを比較してその大小関係
を判定すると共に、切替直前の時刻と切替復帰直後の時
刻から測定所要時間を求めて、この測定期間中に欠落し
た送信電力制御回数を求め、この欠落した送信電力制御
回数をもとに送信電力の補正量を算出して、この補正量
と上記大小関係の判定結果とに基づいて送信電力値を決
定し通信を再開するようにしている。
地局BSaとの間の通信を中断して無線周波数を隣接基
地局BSbの無線周波数F2に一時的に切り替えてその
受信品質を測定し、測定終了後に元の無線周波数F1に
切り替えて基地局BSaとの通信を再開する処理を行う
際に、無線周波数F1からF2への切替直前の最終送信
電力値、受信電界強度及び時刻を保存すると共に、無線
周波数F2からF1に切り替えた直後の受信電界強度及
び時刻を保存する。そして、切替直前の受信電界強度と
切替復帰直後の受信電界強度とを比較してその大小関係
を判定すると共に、切替直前の時刻と切替復帰直後の時
刻から測定所要時間を求めて、この測定期間中に欠落し
た送信電力制御回数を求め、この欠落した送信電力制御
回数をもとに送信電力の補正量を算出して、この補正量
と上記大小関係の判定結果とに基づいて送信電力値を決
定し通信を再開するようにしている。
【0044】したがってこの実施形態であれば、隣接す
る無線エリアBの受信品質測定期間中に移動局MSが移
動したり無線環境が変化したとしても、通信再開直後の
送信電力値を常に実際の状況に対応した適切な値に設定
することができ、この結果送信電力の上がり過ぎによる
他の移動通信端末装置への干渉や、送信電力の下がり過
ぎによる通信断を防止して、通信再開後においても安定
で高品質の通信を維持することができる。
る無線エリアBの受信品質測定期間中に移動局MSが移
動したり無線環境が変化したとしても、通信再開直後の
送信電力値を常に実際の状況に対応した適切な値に設定
することができ、この結果送信電力の上がり過ぎによる
他の移動通信端末装置への干渉や、送信電力の下がり過
ぎによる通信断を防止して、通信再開後においても安定
で高品質の通信を維持することができる。
【0045】なお、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、前記実施形態では(切替直前
の受信電界強度)<(切替復帰直後の受信電界強度)だ
った場合にのみ補正量を算出して送信電力値を補正する
ようにしたが、(切替直前の受信電界強度)>(切替復
帰直後の受信電界強度)の場合にも、補正量を算出して
送信電力値を補正するようにしてもよい。
るものではない。例えば、前記実施形態では(切替直前
の受信電界強度)<(切替復帰直後の受信電界強度)だ
った場合にのみ補正量を算出して送信電力値を補正する
ようにしたが、(切替直前の受信電界強度)>(切替復
帰直後の受信電界強度)の場合にも、補正量を算出して
送信電力値を補正するようにしてもよい。
【0046】また、切替直前の受信電界強度と切替復帰
直後の受信電界強度との大小関係を判定するだけでなく
その差を求め、この差が所定量を超えている場合にのみ
送信電力値の補正を行うようにしてもよい。このように
すると、受信電界強度の差が小さく実質的に補正が不要
な場合には補正処理が省略され、これにより通信を再開
するまでに要する時間を短縮することが可能となる。
直後の受信電界強度との大小関係を判定するだけでなく
その差を求め、この差が所定量を超えている場合にのみ
送信電力値の補正を行うようにしてもよい。このように
すると、受信電界強度の差が小さく実質的に補正が不要
な場合には補正処理が省略され、これにより通信を再開
するまでに要する時間を短縮することが可能となる。
【0047】さらに、前記実施形態では受信電界強度を
検出してこれをそのまま受信品質とするようにしたが、
受信電界強度と共にデータ誤り率を検出してこれらをも
とに受信品質を求めるようにしてもよい。
検出してこれをそのまま受信品質とするようにしたが、
受信電界強度と共にデータ誤り率を検出してこれらをも
とに受信品質を求めるようにしてもよい。
【0048】その他、端末装置の種類や構成、送信電力
補正処理の手順と内容等についても、この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
補正処理の手順と内容等についても、この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、無線
エリア間の移動に伴い、通信中の第1の無線周波数を周
辺無線エリアの第2の無線周波数に一時的に切り替えて
その受信品質を測定したのち、元の第1の無線周波数に
切り替えて通信を再開する処理を行う場合に、上記第1
の無線周波数から第2の無線周波数への切替直前に、そ
の通信パラメータを検出してこれを切替前情報として記
憶するとともに、上記第2の無線周波数から第1の無線
周波数への切替復帰直後に、その通信パラメータを検出
してこれを切替後情報として記憶し、かつ通信パラメー
タ補正手段において、上記切替前情報と切替後情報とを
比較し、その比較結果をもとに上記切替復帰後に再開す
る通信の通信パラメータを補正するようにしている。
エリア間の移動に伴い、通信中の第1の無線周波数を周
辺無線エリアの第2の無線周波数に一時的に切り替えて
その受信品質を測定したのち、元の第1の無線周波数に
切り替えて通信を再開する処理を行う場合に、上記第1
の無線周波数から第2の無線周波数への切替直前に、そ
の通信パラメータを検出してこれを切替前情報として記
憶するとともに、上記第2の無線周波数から第1の無線
周波数への切替復帰直後に、その通信パラメータを検出
してこれを切替後情報として記憶し、かつ通信パラメー
タ補正手段において、上記切替前情報と切替後情報とを
比較し、その比較結果をもとに上記切替復帰後に再開す
る通信の通信パラメータを補正するようにしている。
【0050】従ってこの発明によれば、隣接基地局の受
信品質測定終了後に元の基地局との通信を再開する際
に、常に最適な通信パラメータに従い通信を再開するこ
とができ、これにより干渉や回線切断の発生を防止して
通信再開後の通信品質を良好に維持することが可能な移
動通信端末装置を提供することができる。
信品質測定終了後に元の基地局との通信を再開する際
に、常に最適な通信パラメータに従い通信を再開するこ
とができ、これにより干渉や回線切断の発生を防止して
通信再開後の通信品質を良好に維持することが可能な移
動通信端末装置を提供することができる。
【図1】 この発明の一実施形態であるCDMA移動通
信端末装置の構成を示す回路ブロック図。
信端末装置の構成を示す回路ブロック図。
【図2】 図1に示した装置による異周波数間ハンドオ
ーバの制御手順及び制御内容を示すフローチャート。
ーバの制御手順及び制御内容を示すフローチャート。
【図3】 図2に示した制御中の送信電力補正処理の手
順と内容を示すフローチャート。
順と内容を示すフローチャート。
【図4】 図1に示した装置による異周波数間ハンドオ
ーバの動作を説明するための図。
ーバの動作を説明するための図。
【図5】 送信電力の補正のために保存テーブルに保存
されるパラメータの一例を示す図。
されるパラメータの一例を示す図。
【図6】 移動局が無線周波数の異なるセル間を移動す
る場合の動作を説明するための図。
る場合の動作を説明するための図。
【図7】 従来の異周波数間ハンドオーバの動作を説明
するための図。
するための図。
A,B…セル BSa,BSb…基地局 MS…移動局 F1,F2…無線周波数 1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DUP) 3…受信回路(RX) 4…周波数シンセサイザ 5…送信回路(TX) 6…CDMA信号処理部 7…音声符号処理部 8…PCM符号処理部 9…受話増幅器 10…スピーカ 11…マイクロホン 12…送話増幅器 20…外部インタフェース 30…バッテリ 31…電源回路 40…制御部 40a…異周波数間ハンドオーバ制御手段 40b…送信電力補正処理手段 41…記憶部 42…入力部 43…表示部
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の無線周波数が割り当てられた第1
の無線エリアから第2の無線周波数が割り当てられた第
2の無線エリアに移動する際に、通信中の第1の無線周
波数を第2の無線エリアの第2の無線周波数に一時的に
切り替えてその受信品質を測定したのち、元の第1の無
線周波数に切り替えて通信を再開する機能を備えた移動
通信端末装置において、 前記第1の無線周波数から第2の無線周波数への切替直
前に、この時の通信パラメータを検出してこれを切替前
情報として記憶する第1の検出手段と、 前記第2の無線周波数から第1の無線周波数への切替復
帰直後に、この時の通信パラメータを検出してこれを切
替後情報として記憶する第2の検出手段と、 前記第1の検出手段により検出された切替前情報と前記
第2の検出手段により検出された切替後情報とを比較
し、その比較結果をもとに前記切替復帰後に再開する通
信の通信パラメータを補正する通信パラメータ補正手段
とを具備したことを特徴とする移動通信端末装置。 - 【請求項2】 前記第1の検出手段は、第1の無線周波
数の切替直前の受信品質を検出してこれを切替前情報と
して記憶し、 前記第2の検出手段は、第1の無線周波数の切替直後の
受信品質を検出してこれを切替後情報として記憶し、 前記通信パラメータ補正手段は、第1の無線周波数の切
替直前の受信品質と切替直後の受信品質とを比較し、そ
の大小関係に基づいて切替復帰後に再開する通信の送信
電力を補正することを特徴とする請求項1記載の移動通
信端末装置。 - 【請求項3】 前記第1の検出手段は、第1の無線周波
数の切替直前の受信品質とその時刻を検出してこれを切
替前情報として記憶し、 前記第2の検出手段は、第1の無線周波数の切替直後の
受信品質とその時刻を検出してこれを切替後情報として
記憶し、 前記通信パラメータ補正手段は、前記切替直前の時刻と
切替直後の時刻とから第2の無線周波数の受信品質の測
定に要した処理時間を求めてこの処理時間中に欠落した
送信電力制御の回数を予測し、この予測回数に応じて送
信電力の最適補正量を求めることを特徴とする請求項2
記載の移動通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27053699A JP2001095031A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 移動通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27053699A JP2001095031A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 移動通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001095031A true JP2001095031A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17487580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27053699A Pending JP2001095031A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 移動通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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