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JP2001093223A - スピンドルモータおよびこれを備えたディスク駆動装置 - Google Patents

スピンドルモータおよびこれを備えたディスク駆動装置

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Publication number
JP2001093223A
JP2001093223A JP26514299A JP26514299A JP2001093223A JP 2001093223 A JP2001093223 A JP 2001093223A JP 26514299 A JP26514299 A JP 26514299A JP 26514299 A JP26514299 A JP 26514299A JP 2001093223 A JP2001093223 A JP 2001093223A
Authority
JP
Japan
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disk
rotor
magnet
stator core
stator
Prior art date
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Application number
JP26514299A
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English (en)
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Inventor
Daisuke Higuchi
大輔 樋口
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP26514299A priority Critical patent/JP3696451B2/ja
Publication of JP2001093223A publication Critical patent/JP2001093223A/ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータとロータマグネットとの軸方向磁気
中心を大きくずらさなくても、ディスク回転時のディス
クの浮上を防止でき、軸方向寸法の縮小化が可能なスピ
ンドルモータおよびこれを備えたディスク駆動装置を得
る。 【解決手段】 突極部33を有するステータコア3およ
び突極部に巻き回されたステータコイル4を有するステ
ータ部30と、回転軸5、ディスクを取り付け保持するデ
ィスク載置部9、ステータコアに対向して設けられたロ
ータマグネット8を有するロータ部40とを備えたスピ
ンドルモータ。回転軸5とディスク載置部とロータマグ
ネットとが取り付けられるロータケース7が磁性材で構
成され、ロータケースに対向するステータコアに、ディス
ク載置部吸引用マグネット16,17が取り付けられ、
ステータコア3が吸引用マグネットのバックヨークとし
て用いられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM,D
VD等のディスク記録媒体を回転駆動するディスク駆動
用のスピンドルモータおよびこれを用いたディスク駆動
装置に関するもので、特に高速化に対応することができ
るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】CD−ROM,DVD等のディスク記録
媒体を回転駆動するディスク駆動用のスピンドルモータ
およびこれを用いたディスク駆動装置は、ますます高速
化が進んでおり、これに伴って、解決すべき技術課題が新
たに生じている。高速化に伴うディスクの浮き上がりの
問題もその一つである。そこでまず、高速化に伴うディ
スクの浮き上がり現象の原理について説明する。
【0003】図4において、ディスク駆動用のスピンド
ルモータ61およびこのスピンドルモータ61によって
回転駆動されるディスク25は、ディスク駆動装置内の
限られた空間に収容されており、一つの筐体60内に収
容されているのと実質同一と考えてよい。ディスク載置
部はスピンドルモータ61の上端側にあるため、上記筐
体60内にスピンドルモータ61およびディスク25を
収容したとき、ディスク25の上面およびこれが対向す
る筐体60の天井面との空間は、ディスク25の下面お
よびこれが対向する筐体60の底面との空間よりも狭く
なっている。
【0004】スピンドルモータ61によってディスク2
5を回転駆動すると、ディスク25表面の空気摩擦抵抗
によって空気の流れが生じる。この空気の流れは、ディ
スク25の面と、これと対向する筐体60の面との間隔
の大小によって異なる。図4に示す例のように、ディス
ク25の上面の空間が、ディスク25の下面側の空間よ
りも狭い場合は、ディスク25上面側の空気の流速が、デ
ィスク25下面側の空気の流速よりも速くなるため、デ
ィスク25上面側の気圧がディスク25下面側の気圧よ
りも低くなり、ディスク25が筐体60の天井面に向か
って吸い寄せられ、ディスク25に浮上力が発生する。
この浮上力は、ディスクの回転速度が高くなるほど、ま
た、ディスクドライブ装置の薄型化に伴い上側空間が狭
くなればなるほど顕著に表れる。この浮上力によってデ
ィスク25が浮上すると、ディスク25の高さ位置が正
規の高さ位置より外れるため、CD−ROMあるいはD
VDドライブ用モータの場合、フォーカスエラーによっ
てデータの読み取りエラーや書き込みエラーが発生す
る。
【0005】上記のように、ディスクに浮上力が発生し
てもディスク25の高さ位置が正規の高さ位置から外れ
ないようにするための手段として、ディスクを取り付け
て保持するためのロータと、このロータを回転付勢する
ためのステータとの間に、軸方向の吸引力を作用させ、回
転軸をスラスト方向の一方向に偏らせることが考えられ
る。図5(b)はその例を示しており、ロータケース7
の周壁内面に取り付けられたロータマグネット8の回転
軸方向に関する磁気中心と、これに対向するステータコ
ア3の回転軸方向に関する磁気中心をAだけずらし、磁
気吸引力によってロータを下方に引き寄せる力を発生さ
せている。実開平5−23782号公報、実開昭63−
97367号公報、実開昭61−202153号公報に
記載されているものも同様の構成を有するもので、この
技術を利用することにより、回転軸にスラスト方向の一
方向に偏ろうとする力であって、上記浮上力に打ち勝つ
力を発生させ、この力をスラスト軸受で受けることによ
って、ディスク25の高さ位置がずれないようにするこ
とが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような方法によ
ってディスクの浮き上がりを防止しようとすると、ディ
スクの回転速度が高くなればなるほど、また、ディスクと
これに対向する筐体面との間隔が狭くなればなるほど浮
上力が大きくなるので、この浮上力に対抗するためには、
ステータの軸方向磁気中心と、これと対向するロータマ
グネットの軸方向磁気中心とを大きくずらして、回転軸
に発生するスラスト方向一方向の力をより大きくし、あ
るいは、ロータマグネットをより高性能のものとして、
回転軸に発生するスラスト方向一方向の力をより大きく
する必要がある。
【0007】しかしながら、前記問題を解決するため
に、上記のような方法によって回転軸に発生するスラス
ト方向一方向の力を大きくすると、次のような問題が生
じする。ロータの回転位置に応じたステータコイルへの
通電切り替えの際の、ロータとステータ間の吸引力と反
発力がともに大きくなり、モータのスイッチングノイズ
の増大、コギングトルクの増大をもたらす。ロータまた
はステータの少なくとも一方の軸方向寸法を大きくする
必要があるため、コストの増大をもたらすとともに、スピ
ンドルモータ全体としての軸方向寸法の縮小化に対する
障害となる。
【0008】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、ステータの軸方向磁気
中心と、これと対向するロータマグネットの軸方向磁気
中心とを大きくずらさなくても、ディスク回転時のディ
スクの浮上を防止することができるようにして、モータ
のスイッチングノイズの増大、コギングトルクの増大を
防止し、また、全体としての軸方向寸法の縮小化が可能
なスピンドルモータおよびこれを備えたディスク駆動装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外方に向けて突出形成された突極部を有するステータコ
アおよびこのステータコアの突極部に巻き回されたステ
ータコイルを有するステータ部と、回転軸、ディスクを取
り付け保持するディスク載置部、上記ステータコアの周
方向に対向して設けられたロータマグネットを有するロ
ータ部とを備えたスピンドルモータにおいて、回転軸と
ディスク載置部とロータマグネットとが取り付けられる
ロータケースが磁性材で構成され、ロータケースに対向
するステータコアに、ディスク載置部を吸引するための
吸引用マグネットが取り付けられ、ステータコアが吸引
用マグネットのバックヨークとして用いられていること
を特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、回転軸を回転自在に保持するラジアル滑り
軸受と、回転軸の端部を支持するスラスト軸受とを有し、
吸引用マグネットにより回転軸がスラスト軸受に圧接し
ていることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求
項2記載の発明において、ラジアル滑り軸受はステータ
コア取り付け部を有し、ステータコアには、ラジアル滑
り軸受とステータコイルとの間の空間において吸引用マ
グネットが取り付けられていることを特徴とする。請求
項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、ロー
タケースは、絞り加工によって吸引用マグネットへの近
接部が形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、外方に向けて突出
形成された突極部を有するステータコアおよびこのステ
ータコアの突極部に巻き回されたステータコイルを有す
るステータ部と、回転軸、ディスクを取り付け保持するデ
ィスク載置部、ステータコアの周方向に対向して設けら
れたロータマグネットを有するロータ部とを備えてなる
ディスク駆動用のスピンドルモータを用い、このスピン
ドルモータによってディスク載置部に取り付けられたデ
ィスクを回転駆動するようにしたディスク駆動装置にお
いて、回転軸とディスク載置部とロータマグネットとが
取り付けられるロータケースが磁性材で構成され、ロー
タケースに対向するステータコアに、ディスク載置部を
吸引するための吸引用マグネットが取り付けられ、ステ
ータコアが吸引用マグネットのバックヨークとして用い
られ、ディスク回転時にディスクの回転軸方向への移動
が規制されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかるスピンドルモータおよびこれを備えたディスク
駆動装置の実施の形態について説明する。図1、図3に
おいて、モータ基板1には軸受取り付け孔が形成されて
いて、この軸受取り付け孔にはラジアル滑り軸受2が嵌
められ固定されている。滑り軸受2は焼結金属からな
り、潤滑油が含浸された焼結含油軸受である。滑り軸受
2はその下端部が上記取り付け孔に挿入され、かしめ、接
着等の適宜の手段によって固定されている。滑り軸受2
はまたコアホルダも兼ねていて、中心孔を中心として周
囲が円筒形に形成されるとともに、複数の段状に形成さ
れ、その段部にステータコア3の内周部が嵌められ、適
宜の手段によって固定されている。図3を参照すれば明
らかなように、ステータコア3は外方に向けて放射状に
突出形成された突極部33を有し、各突極部33は、こ
れに線材が巻き回されることによって形成されたステー
タコイル4を有している。ステータコア3、ステータコ
イル4等によってステータ部30を構成している。
【0013】図1は、回転軸5の中心軸線を中心にして
右側と左側で異なった実施の形態を示しているが、その
差異は僅かである。まず、右側の実施の形態について説
明すると、上記ステータコア3の内周縁部上面には、ラジ
アル滑り軸受2よりも外周側で、かつ、ステータコイル
4よりも内周側に、換言すれば、滑り軸受2とステータ
コイル4との間の空間15に、次に説明するディスク載
置部を吸引するための吸引用マグネット16が固定され
ている。吸引用マグネット16は断面が長方形でリング
状の部材で、ステータコア3の平坦な上記内周縁部上面
に固定されている。
【0014】上記滑り軸受2の中心孔には回転軸5が挿
入されている。滑り軸受2の上端から突出した回転軸5
の上端部には、ボス6の中心孔が圧入されることによっ
てボス6が固着されている。ボス6は下端に鍔部61を
有し、この鍔部61の外周部下面側に、磁性材で構成され
たロータケース7の中心孔周縁部上面が当接させられ、
適宜の手段、例えばボス6のかしめ等によってボス6と
ロータケース7とが一体に結合されている。ロータケー
ス7のボス6との上記結合部は絞り加工され、上記吸引
用マグネット16への近接部27となっている。この近
接部27は上記吸引用マグネット16とほぼ対向する位
置に形成され、この近接部27と吸引用マグネット16
との間隔が、例えば0.3mm以下というようにかなり近
接している。ロータケース7は上記のように磁性材で構
成されているため、近接部27と吸引用マグネット16
が近接することによって、ロータケース7がかなり強い
吸引力で下側に向かって吸引される。
【0015】上記ロータケース7は扁平なカップ状をし
ていて、これがステータ30を取り囲むように伏せた形
で配置され、ロータケース7の外周壁内面には、リング状
のロータマグネット8が接着等によって固着されてい
る。ロータマグネット8は周方向に所定の間隔で適宜数
の磁極が形成されている。ロータマグネット8の内周面
は適宜の間隔をおいて前記突極33の先端面に対向して
いる。ロータケース7はディスク載置部を兼ねている。
より具体的には、ロータケース7の上面がディスク載置
面となっていて、上面に固着された滑り止めラバー9上
にディスクが載せられる。
【0016】ロータケース7の中心部上面には、ディス
クの中心孔が嵌まる円盤状の嵌合体10が、前記ボス6
の円筒部外周に嵌められることによって固着されてい
る。嵌合体10の外周面からは、適宜の数箇所、例えば
3箇所から、クランプ体11の先端部が突出している。
クランプ体11は、嵌合体10にその半径方向に移動可
能にガイドされて保持されるとともに、先端部が嵌合体
10の外周面から突出する向きに、ばねによって付勢さ
れ、所定の突出位置で付勢力による移動が規制されてい
る。クランプ体11の先端部は砲弾状に形成されるとと
もに、最大突出部が、クランプ体11の上下方向中心位置
よりも上側に位置するように、かつ、滑り止めラバー9
の上面から上記最大突出部までの高さ寸法よりもディス
クの厚み寸法が小さくなるように、上記最大突出部の高
さ位置が設定されている。
【0017】従って、ディスクの中心孔を嵌合体10に
合わせてディスクを押し下げると、ディスクの中心孔周
縁部がクランプ体11の上側傾斜面を押してクランプ体
11を付勢力に抗し後退させる。ディスクの中心孔上縁
がクランプ体11の最大突出部を乗り越えると、クラン
プ体11は付勢力で再び突出しようとする向きに移動し
つつディスクの中心孔上縁を下方に押し、ディスクをラ
バー9に押し付けて、ディスクを上下方向にも回転方向
にも所定位置に位置決めするようになっている。回転軸
5、ディスク載置部を兼ねたロータケース7、ロータマグ
ネット8などからなる回転部分は、ロータ部40を構成
している。
【0018】前記回転軸5の下端部は、滑り軸受2の下
端中央に形成された凹部に位置している。回転軸5の下
端部には周溝が形成され、この周溝には抜け止めのため
のリング22が嵌められ、回転軸5が滑り軸受2から上
方に抜けるのを防止している。滑り軸受2の上記凹部に
はキャップ状の保持体20が嵌められて固定されてい
る。この保持体20の内底部にはスラスト軸受21が配
置されていて、このスラスト軸受21に、回転軸5の部
分球面状下端が当接している。上記ロータ部40の荷重
によって、また、上記吸引用マグネット16によるロータ
ケース7に作用する吸引力によって、回転軸5の下端が
スラスト軸受21に圧接している。
【0019】ロータマグネット8の回転位置に応じて各
ステータコイル4への通電を制御することにより、突極
33とロータマグネット8との間に生じる磁気的吸引反
発力でロータマグネット8が周方向に回転付勢され、こ
れとともにロータ部40が連続回転駆動され、ディスク
載置部に載置されクランプされているディスクも一体に
回転駆動される。滑り軸受2は、回転軸5をラジアル方
向に回転可能に保持するラジアル軸受を構成している。
【0020】ディスクの回転駆動に伴い、前述のように
空気の流れが生じ、ディスクを浮上させようとする力が
働くが、ステータコア3の上面に吸引用マグネット16
を固定し、これを磁性材からなるロータケース7と対向
させたため、吸引用マグネット16がロータケース7を
上記浮上力に抗して吸引し、回転軸5の下端をスラスト
軸受21に圧接させる。そのため、ディスクの高さ位置
変動がなく、フォーカスエラーもなく、ディスクに対する
情報信号の書き込み、読み出しをエラーなく行うことが
できる。
【0021】このように、上記実施の形態によれば、吸引
用マグネット16を用いてディスクの浮き上がり防止を
図っているので、図5(b)について説明したような、ス
テータの軸方向磁気中心と、これと対向するロータマグ
ネットの軸方向磁気中心とをずらす必要はなく、図5
(a)に示すように、ステータの軸方向磁気中心と、こ
れと対向するロータマグネットの軸方向磁気中心とを一
致させて、そのずれを0とすることができる。従って、ロ
ータ部40の回転位置に応じたステータコイル4への通
電切り替えの際の、ロータ部40とステータ部30間の
吸引力と反発力の増大を抑えることができ、モータのス
イッチングノイズと、コギングトルクの低減を図ること
ができる。なお、磁気中心を一致させるとは、寸法的な
意味ではなく、磁気的にみたときの中心位置である。
【0022】図6、図7は、本発明の上記実施の形態に
かかるスピンドルモータと、ステータの軸方向磁気中心
とこれに対向するロータマグネットの軸方向磁気中心と
をずらしてなる従来のスピンドルモータについて、それ
ぞれノイズレベルを測定した結果を示す。図6が本発明
にかかるスピンドルモータの測定結果を、図7は従来の
スピンドルモータの測定結果を示す。何れも、5000
rpmでサーボが効くようにしたもので、サーボが効き
始めてからのノイズレベルは大差がない。しかし、サー
ボが効き始めるまでの騒音レベルは、本発明にかかるモ
ータの方が明らかに低く、静かに立ち上がっていること
がわかる。一方、従来のモータでは、サーボがかかるまで
の立ち上がりで、サーボが効いているときよりも大きな
騒音を発生している。さらに、サーボが効き始めるまで
の立ち上がり時間は、本願発明にかかるモータの方が、従
来のモータよりも明らかに早くなっている。
【0023】また、ロータ部40も、ステータ部30
も、軸方向寸法を大きくする必要がないため、コストの低
減を図ることができるとともに、スピンドルモータ全体
の軸方向寸法の縮小化を図ることができる。さらに、図
1に示す実施の形態によれば、ディスク載置部を軸方向
に吸引するための吸引用マグネット16は、モータのデ
ットスペースであるところの、ラジアル滑り軸受2とス
テータコイル4との間の空間15に取り付けられている
ため、吸引用マグネット16を取り付けたことによって
モータの軸方向寸法が増大することもない。
【0024】磁性材からなるロータケース7には、吸引
用マグネット16との対向位置において、絞り加工によ
って近接部27を設け、この近接部27を吸引用マグネ
ット16に近接させたため、吸引用マグネット16によ
るロータケース7を吸引する力が大きくなる。従って、
このスピンドルモータを備えたディスク駆動装置によれ
ば、ディスクの高速回転駆動に伴ってディスクの浮上力
が大きくなっても、これに打ち勝ってロータケース7を
吸引し、回転軸5の下端をラジアル軸受21に当接させ
て回転軸方向への移動を規制することができるため、デ
ィスクの軸方向位置を所定位置に保持することができ、
フォーカスエラーを防止して読み取りエラー、書き込み
エラーを防止することができる。
【0025】さらに、吸引用マグネット16をステータ
コア3の上面に直接取り付けているため、ステータコア
3がバックヨークとして用いられることになり、吸引用
マグネット16によるロータケース7の吸引力を強くす
ることができ、これによって上記のような効果を得るこ
とができる。
【0026】次に、図1の左側に示されている実施の形
態について説明する。この実施の形態は、上記実施の形態
と比較して、吸引用マグネットとステータコアの形状が
異なるものである。すなわち、吸引用マグネット17は
上側約半分の外径が下側約半分の外径よりも大きい段付
のリング状の部材で、この吸引用マグネット17を取り
付けるステータコア3の内径部分にも段部18が形成さ
れて吸引用マグネット17の下側約半分を受け入れるよ
うになっている。このように、図1の左側に示されてい
る実施の形態は、吸引用マグネットとステータコアの形
状が前記実施の形態と異なるのみであって、他の構成は
前記実施の形態と同じであり、作用効果も前記実施の形
態と同じであるから、説明は省略する。
【0027】次に、図2に示す実施の形態について説明
する。前記実施の形態では、ボス6を介してロータケース
7が回転軸5に結合されていたが、回転軸5に直接ロー
タケース7を結合させてもよい。図2に示す実施の形態
はその例である。図2において、ステータ部30、ラジア
ル滑り軸受2、吸引用マグネット16およびスラスト軸
受21を含む回転軸5にかかるスラスト荷重受け部の構
成は、図1の右側に示されている実施の形態と同じ構成
になっている。ロータケース7は中心位置に絞り加工に
よって円筒形のバーリング部26が形成されており、こ
のバーリング部26に回転軸5の上端部が嵌められ、回
転軸5とロータケース7が結合されている。
【0028】ロータケース7の中心部上面には、ディス
クの中心孔が嵌まる円盤状の嵌合体10が、上記バーリ
ング部26の外周に嵌められることによって固着されて
いる。嵌合体10の外周面からは、前記実施の形態と同
様に、適宜の数箇所から、クランプ体11の先端部が突出
して、ディスククランプ機構を構成している。図2におい
て符号2はディスクを示している。ディスク25は、ディ
スク載置部を構成するラバー9の上に載置されるが、図
2では、載置の途中を示している。図2の右半分に記載
されている実施の形態では、ロータケース7の、吸引用
マグネット16の上面と対向する位置が絞り加工され、
吸引マグネット16への近接部28が形成されている。
この近接部28は、回転軸5を中心とする同心円に沿っ
て形成されている。近接部28の下面と吸引マグネット
16の上面との間隔は、前述の例と同様に、例えば0.3
mm程度に近接している。
【0029】図2の右半分に記載されている実施の形態
における近接部28は、吸引マグネット16に対向する
範囲内において形成されているが、図2の左半分に記載
されている実施の形態では、吸引マグネット16に対向
する範囲から半径方向外側に及ぶ範囲で絞り加工によっ
て吸引マグネット16への近接部29が形成されてい
る。
【0030】図2の右半分に記載されている実施の形態
によっても、また、図2の左半分に記載されている実施
の形態によっても、図1に記載されている前記実施の形
態と同様の作用効果を得ることができる。加えて、回転軸
5とロータケース7との間にボスを介在させる必要画な
いため、部品点数を少なくすることができる。
【0031】以上説明した各実施の形態によれば、スピ
ンドルモータとしても前述の効果を得ることができる
し、このスピンドルモータを備えたディスク駆動装置を
構成すれば、ディスクを高速回転駆動したときのディス
クの浮き上がりを防止することができ、フォーカシング
エラーの低減によって、読み取りエラー、書き込みエラ
ーの低減を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ステータ
コアおよびステータコイルを有するステータ部と、回転
軸、ディスク載置部、ロータマグネットを有するロータ
部とを備えてなるスピンドルモータにおいて、回転軸と
ディスク載置部とロータマグネットとを取り付けるロー
タケースを磁性材で構成し、ロータケースに対向するス
テータコアに、ディスク載置部を吸引するための吸引用
マグネットを取り付けたため、ステータの軸方向磁気中
心と、これに対向するロータマグネットの軸方向磁気中
心とを一致させて、そのずれを0としても、回転軸を軸
方向一方向に偏らせることができ、従って、ロータ部の回
転位置に応じたステータコイルへの通電切り替えの際
の、ロータ部とステータ部間の吸引力と反発力の増大を
抑えることができ、モータのスイッチングノイズと、コ
ギングトルクの低減を図ることができる。また、ステー
タコアを吸引用マグネットのバックヨークとして用いた
ため、吸引用マグネットによるロータケースの吸引力を
大きくすることができる。
【0033】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明において、回転軸を回転自在に保持するラジア
ル滑り軸受と、回転軸の端部を支持するスラスト軸受と
を設け、吸引用マグネットにより回転軸をスラスト軸受
に圧接させるようにしたため、ロータ部の軸方向位置を
精度よく保つことができる。
【0034】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明において、ラジアル滑り軸受にステータコア取
り付け部を設け、ステータコアには、ラジアル滑り軸受
とステータコイルとの間の空間において吸引用マグネッ
トを取り付けたため、吸引用マグネットは、スピンドル
モータにおいてデッドスペースとなっている空間に配置
されることになり、吸引用マグネットを取り付けたこと
によるモータ体格の増大を回避することができる。
【0035】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明において、ロータケースに、絞り加工によって
吸引用マグネットへの近接部を形成したため、吸引用マ
グネットによるロータケースの吸引力を高めることがで
きる。
【0036】請求項5記載の発明によれば、請求項1に
記載されているようなスピンドルモータを備えたディス
ク駆動装置を構成し、ディスク回転時にディスクの回転
軸方向への移動を規制するようにしたため、ディスク回
転時に、ディスクに浮上力が発生しても、この浮上力に
打ち勝ってディスクの回転軸方向への移動を規制するこ
とができ、フォーカシングエラーの低減によって、読み
取りエラー、書き込みエラーの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスピンドルモータおよびこれを
備えたディスク駆動装置の実施の形態を示す正面断面図
である。
【図2】本発明にかかるスピンドルモータおよびこれを
備えたディスク駆動装置の、別の実施の形態を示す正面
断面図である。
【図3】上記別の実施の形態ステータ部を示す平面図で
ある。
【図4】従来のスピンドルモータの問題点を説明するた
めの正面断面概念図である。
【図5】ステータコアの軸方向磁気中心とロータマグネ
ットの軸方向磁気中心との関係を示すものであって、
(a)は磁気中心のずれがゼロの場合を、(b)は磁気
中心のずれがある場合の断面図である。
【図6】本発明にかかるモータの例においてノイズ測定
結果を示す線図である。
【図7】従来のモータにおいてノイズ測定結果を示す線
図である。
【符号の説明】
3 ステータコア 2 ラジアル滑り軸受 4 ステータコイル 5 回転軸 7 ロータケース 8 ロータマグネット 9 ディスク載置部を構成するラバー 15 空間 16 吸引用マグネット 17 吸引用マグネット 21 スラスト軸受 25 ディスク 27 近接部 28 近接部 30 ステータ部 33 突極部 40 ロータ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 7/14 H02K 7/14 C 5H622 21/22 21/22 M // F16C 33/10 F16C 33/10 A Fターム(参考) 3J011 BA02 BA08 KA02 KA03 SB19 5D109 BA01 BA14 BA18 BA20 BA26 BB14 BB21 BB22 5H605 AA05 BB05 BB14 BB19 CC03 CC04 CC05 CC08 DD03 DD09 EA07 EB03 EB06 EB13 EB21 EB39 GG12 5H607 AA04 BB01 BB14 BB17 BB25 CC01 CC05 DD01 DD02 DD03 DD14 DD16 FF01 GG01 GG03 GG09 GG10 JJ04 5H621 AA02 AA04 BB07 GA01 GA04 HH01 JK13 JK19 5H622 AA02 CA01 CA05 CA10 PP05 PP17 PP19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外方に向けて突出形成された突極部を有
    するステータコアおよびこのステータコアの突極部に巻
    き回されたステータコイルを有するステータ部と、回転
    軸、ディスクを取り付け保持するディスク載置部、上記
    ステータコアの周方向に対向して設けられたロータマグ
    ネットを有するロータ部とを備えてなるスピンドルモー
    タにおいて、上記回転軸とディスク載置部とロータマグ
    ネットとが取り付けられるロータケースが磁性材で構成
    され、上記ロータケースに対向する上記ステータコアに、
    上記ディスク載置部を吸引するための吸引用マグネット
    が取り付けられ、上記ステータコアが上記吸引用マグネ
    ットのバックヨークとして用いられていることを特徴と
    するスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 回転軸を回転自在に保持するラジアル滑
    り軸受と、上記回転軸の端部を支持するスラスト軸受と
    を有し、吸引用マグネットにより上記回転軸が上記スラ
    スト軸受に圧接している請求項1記載のスピンドルモー
    タ。
  3. 【請求項3】 ラジアル滑り軸受はステータコア取り付
    け部を有し、ステータコアには、上記ラジアル滑り軸受
    とステータコイルとの間の空間において吸引用マグネッ
    トが取り付けられている請求項2記載のスピンドルモー
    タ。
  4. 【請求項4】 ロータケースは、絞り加工によって吸引
    用マグネットへの近接部が形成されている請求項3記載
    のスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 外方に向けて突出形成された突極部を有
    するステータコアおよびこのステータコアの突極部に巻
    き回されたステータコイルを有するステータ部と、回転
    軸、ディスクを取り付け保持するディスク載置部、上記
    ステータコアの周方向に対向して設けられたロータマグ
    ネットを有するロータ部とを備えてなるディスク駆動用
    のスピンドルモータを用い、このスピンドルモータによ
    って上記ディスク載置部に取り付けられたディスクを回
    転駆動するようにしたディスク駆動装置において、上記
    回転軸とディスク載置部とロータマグネットとが取り付
    けられるロータケースが磁性材で構成され、上記ロータ
    ケースに対向する上記ステータコアに、上記ディスク載
    置部を吸引するための吸引用マグネットが取り付けら
    れ、上記ステータコアが上記吸引用マグネットのバック
    ヨークとして用いられ、ディスク回転時に上記ディスク
    の回転軸方向への移動が規制されていることを特徴とす
    るディスク駆動装置。
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