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JP2001074380A - Egrクーラ - Google Patents

Egrクーラ

Info

Publication number
JP2001074380A
JP2001074380A JP25154699A JP25154699A JP2001074380A JP 2001074380 A JP2001074380 A JP 2001074380A JP 25154699 A JP25154699 A JP 25154699A JP 25154699 A JP25154699 A JP 25154699A JP 2001074380 A JP2001074380 A JP 2001074380A
Authority
JP
Japan
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shell
cooling water
exhaust gas
gas
axial
Prior art date
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Granted
Application number
JP25154699A
Other languages
English (en)
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JP4248095B2 (ja
Inventor
Makoto Tsujita
誠 辻田
Yoji Yamashita
洋二 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Denso Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Sankyo Radiator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd, Sankyo Radiator Co Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP25154699A priority Critical patent/JP4248095B2/ja
Priority to KR1020017009059A priority patent/KR20010102981A/ko
Priority to PCT/JP2000/000218 priority patent/WO2000043663A1/ja
Priority to EP00900811A priority patent/EP1148231A4/en
Publication of JP2001074380A publication Critical patent/JP2001074380A/ja
Priority to US10/356,611 priority patent/US6684938B2/en
Priority to US10/356,610 priority patent/US20030111209A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4248095B2 publication Critical patent/JP4248095B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/16Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブの局所的な高温化を回避して熱変形
を防止すると共に、排気ガスと冷却水との熱交換効率を
向上する。 【解決手段】 EGRクーラに関し、シェル1の軸心方
向一端側における冷却水入口4に対し直径方向に対峙す
る位置に、冷却水入口4から導入した冷却水9の一部を
抜き出す為のバイパス出口14を設ける。冷却水9を冷
却水入口4からシェル1の内部に導入しながら、その導
入した冷却水9の一部をバイパス出口14から抜き出す
ようにすると、シェル1の軸心方向一端側における冷却
水入口4に対し直径方向に対峙する位置で冷却水9が澱
まなくなり、チューブ3の局所的な高温化が回避され、
排気ガス10と冷却水9との熱交換効率も大幅に向上さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気ガ
スを再循環して窒素酸化物の発生を低減させるEGR装
置に付属されて再循環用排気ガスを冷却するEGRクー
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車等のエンジンの排気ガス
の一部をエンジンに再循環して窒素酸化物の発生を低減
させるEGR装置が知られているが、このようなEGR
装置では、エンジンに再循環する排気ガスを冷却する
と、該排気ガスの温度が下がり且つその容積が小さくな
ることによって、エンジンの出力を余り低下させずに燃
焼温度を低下して効果的に窒素酸化物の発生を低減させ
ることができる為、エンジンに排気ガスを再循環するラ
インの途中に、排気ガスを冷却するEGRクーラを装備
したものがある。
【0003】図4及び図5は前述したEGRクーラの一
例を示す断面図であって、図中1は円筒状に形成された
シェルを示し、該シェル1の軸心方向両端には、シェル
1の端面を閉塞するようプレート2,2が固着されてい
て、該各プレート2,2には、多数のチューブ3の両端
が貫通状態で固着されており、これら多数のチューブ3
はシェル1の内部を軸心方向に延びている。
【0004】そして、シェル1の一方の端部近傍には冷
却水入口4が取り付けられ、シェル1の他方の端部近傍
には冷却水出口5が取り付けられており、冷却水9が冷
却水入口4からシェル1の内部に供給されてチューブ3
の外側を流れ、冷却水出口5からシェル1の外部に排出
されるようになっている。
【0005】更に、各プレート2,2の反シェル1側に
は、椀状に形成されたボンネット6,6が前記各プレー
ト2,2の端面を被包するように固着され、一方のボン
ネット6の中央にはガス入口7が、他方のボンネット6
の中央にはガス出口8が夫々設けられており、エンジン
の排気ガス10がガス入口7から一方のボンネット6の
内部に入り、多数のチューブ3を通る間に該チューブ3
の外側を流れる冷却水9との熱交換により冷却された後
に、他方のボンネット6の内部に排出されてガス出口8
からエンジンに再循環するようになっている。
【0006】また、図6及び図7はEGRクーラの別の
例を示すもので、ここに図示しているEGRクーラで
は、車両への搭載上の問題からシェル1を縦方向に扁平
な箱型形状に形成しており、各ボンネット6,6をガス
入口7又はガス出口8からシェル1側に向け該シェル1
の端面の長辺方向(図示する例では上下方向)外側へ拡
張してプレート2,2の端面全域を被包させるようにし
ている。
【0007】また、図8はEGRクーラの更に別の例を
示すもので、ここに図示しているEGRクーラでは、車
両への搭載上の問題からボンネットを省略し、シェル1
の軸心延長線xに対し略直角な向きに延びるガス配管1
1,11を前記シェル1の両端部に対し約90゜屈曲さ
せて直接的に接続するようにしており、しかも、各ガス
配管11,11におけるシェル1に対する接続側端部の
形状を従来のボンネットを模した椀型形状としてある。
【0008】尚、図4及び図6における図中のxもシェ
ル1の軸心延長線を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図5により一番目に示した従来のEGRクーラにおい
ては、冷却水入口4からシェル1の内部に供給された冷
却水9が、シェル1の内部断面に対して均等に冷却水出
口5に向かって流れないという不具合があり、経路12
で示すように、冷却水入口4からシェル1の内部に流入
した後、冷却水出口5の方に屈曲して斜めに冷却水出口
5に向かう流れが主流となり、シェル1内における冷却
水入口4及び冷却水出口5に対峙する側の隅部近傍で冷
却水9が澱んで冷却水停滞部13が生じてしまう為、特
に高温の排気ガス10が導入されることになる冷却水入
口4に対し直径方向に対峙する位置では、冷却水停滞部
13付近でチューブ3が局部的に高温になって熱変形を
起こす虞れがあり、また、この部分での熱交換効率が悪
くなるという問題もあった。
【0010】また、図6及び図7により二番目に示した
従来のEGRクーラにおいては、ガス入口7からボンネ
ット6内に導入された排気ガス10が、その導入時の流
れの向きのまま直伸して流れる傾向が強い為、シェル1
の端面の長辺方向外側に拡散され難く、しかも、ボンネ
ット6内のガス入口7に近い部分でガス流が剥離して乱
流化が起こり易いという不具合があり、これによって、
シェル1の端面の長辺方向中央のチューブ3に偏って排
気ガス10が流れ込み、当該チューブ3が主として排気
ガス10の入側で高温化して局部的な熱変形を起こす虞
れがあり、他方、シェル1の端面の長辺方向外側のチュ
ーブ3に分配される排気ガス10の量が不足し、この部
分での熱交換効率が悪くなるという問題を招いていた。
【0011】また、図8により三番目に示した従来のE
GRクーラにおいては、シェル1の両端部に対しガス配
管11,11を略直角に屈曲させて接続するようにして
いた為、特に排気ガス10の入側においてガス配管11
の急激な屈曲によりコーナ部分の内側でガス流が剥離し
て乱流化が起こってしまい、そのコーナ部分の外側に面
したチューブ3に偏って排気ガス10が流れ込み易く、
当該チューブ3が排気ガス10の入側で高温化して局部
的な熱変形を起こす虞れがあり、他方、コーナ部分の内
側に面したチューブ3に対して分配される排気ガス10
の量が不足し、この部分での熱交換効率が悪くなるとい
う問題を招いていた。
【0012】本発明は、上述の実情に鑑みて成されたも
ので、チューブの局所的な高温化を回避して熱変形を防
止すると共に、排気ガスと冷却水との熱交換効率を向上
することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、円筒状に形成されたシェルと、該シェルの軸
心方向両端にシェル端面を閉塞するよう固着されたプレ
ートと、該プレートの反シェル側にプレート端面を被包
するよう固着されたボンネットと、前記シェルの内部を
軸心方向に延び且つその両端を前記各プレートに貫通固
着されたチューブとを備え、シェルの内部に冷却水を給
排し且つチューブ内には一方のボンネット側から他方の
ボンネット側に向け排気ガスを通して該排気ガスと冷却
水とを熱交換するようにしたEGRクーラであって、シ
ェルの軸心方向一端側に、該シェル内へ冷却水を導入す
る為の冷却水入口を設けると共に、シェルの軸心方向他
端側には、該シェル内から冷却水を排出する為の冷却水
出口を設け、且つシェルの軸心方向一端側における冷却
水入口に対し直径方向に対峙する位置には、冷却水入口
から導入した冷却水の一部を抜き出す為のバイパス出口
を設けたことを特徴とするものである。
【0014】而して、冷却水を冷却水入口からシェルの
内部に導入しながら、その導入した冷却水の一部をバイ
パス出口から抜き出すようにすると、シェルの軸心方向
一端側における冷却水入口に対し直径方向に対峙する位
置で冷却水が澱まなくなり、ここに冷却水停滞部が生じ
てしまうことがなくなるので、シェルの軸心方向一端側
でチューブの局所的な高温化が回避されることになり、
排気ガスと冷却水との熱交換効率も大幅に向上されるこ
とになる。
【0015】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
扁平な箱型形状に形成されて軸心方向両端を開放したシ
ェルと、該シェルの軸心方向両端にシェル端面を閉塞す
るよう固着されたプレートと、該プレートの反シェル側
にプレート端面を被包するよう固着されたボンネット
と、前記シェルの内部を軸心方向に延び且つその両端を
前記各プレートに貫通固着されたチューブとを備え、シ
ェルの内部に冷却水を給排し且つチューブ内には一方の
ボンネット側から他方のボンネット側に向け排気ガスを
通して該排気ガスと冷却水とを熱交換するようにしたE
GRクーラであって、排気ガス入側のボンネットを、シ
ェルの軸心延長線上に開口したガス入口からシェル側に
向け急激にシェル端面の長辺方向へ拡張してプレート端
面全域を被包し且つそのガス入口に近い部分をガス流の
剥離が生じないよう外側に向け凹面を成す曲面部とした
ベルマウス型の断面形状に形成し、排気ガス入側のボン
ネット内におけるガス入口に臨む位置に、シェルの軸心
延長線に沿う方向からシェル端面の長辺方向外側へ円弧
状に湾曲する一対のガイド板を八の字型に配設し、該各
ガイド板に挟まれた中間位置には、シェル端面の短辺方
向に延びて排気ガスの主流を分断する丸棒を配設したこ
とを特徴とするものである。
【0016】このようにすれば、ガス入口からボンネッ
ト内に導入された排気ガスが、各ガイド板により滑らか
に流れの向きを変更されてシェル端面の長辺方向外側に
良好に拡散され、しかも、各ガイド板の間を通過してし
まった排気ガスの流れも丸棒に突き当たって分断される
ことにより良好に拡散され、更には、排気ガス入側のボ
ンネットにおけるガス入口に近い部分でガス流が曲面部
に沿い剥離せずに層流を成して流れる傾向が強まり、排
気ガス入側のボンネット内でガス流の乱流化が起こり難
くなって、シェル端面の長辺方向外側に配置されたチュ
ーブに対しても排気ガスが導入され易くなるので、全て
のチューブについて排気ガスを略均等に導入分配するこ
とが可能となり、チューブの局所的な高温化が回避され
ることになり、排気ガスと冷却水との熱交換効率も大幅
に向上されることになる。
【0017】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
円筒状に形成されたシェルと、該シェルの軸心方向両端
にシェル端面を閉塞するよう固着されたプレートと、前
記シェルの内部を軸心方向に延び且つその両端を前記各
プレートに貫通固着されたチューブとを備え、シェルの
内部に冷却水を給排し且つチューブ内にはシェルの軸心
方向一端側から他端側に向け排気ガスを通して該排気ガ
スと冷却水とを熱交換するようにしたEGRクーラであ
って、シェルの軸心方向両端に、該シェルの軸心延長線
に対し略直角な向きに延びるガス配管を徐々に口径を漸
増させつつガス流の剥離が生じないよう緩やかに曲げ且
つ前記シェルの軸心延長線と前記各ガス配管の軸心線と
が所要の角度を有して交差するように接続したことを特
徴とするものである。
【0018】このようにすれば、シェルの軸心方向一端
側に向け導かれる排気ガスがガス配管の内周面に沿い層
流を成して滑らかに流れの向きを変えられ、しかも、そ
の変更した後の流れの向きを完全にはシェルの軸心方向
と一致させずに一様な流速分布のままシェルの軸心方向
一端側のプレートに突き当たらせるようにしているの
で、シェルの軸心方向一端側でガス流の乱流化を抑制し
つつ全てのチューブに対し偏りなく排気ガスを略均等に
導入分配することが可能となり、他方、各チューブを通
りシェルの軸心方向他端側へ抜け出た排気ガスもガス配
管の内周面に沿い層流を成して滑らかに流れの向きを変
えられ、各チューブの出口部分で局部的な通気抵抗を受
けることなく円滑に排出されることになるので、チュー
ブの局所的な高温化が回避されることになり、排気ガス
と冷却水との熱交換効率も大幅に向上されることにな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0020】図1は本発明の実施する形態の一例を示す
もので、図4及び図5と同一部分については同一符号を
付してある。
【0021】本形態例のEGRクーラにおいては、先に
図4及び図5で説明したEGRクーラと略同様に構成し
たEGRクーラに関し、シェル1の軸心方向一端側にお
ける冷却水入口4に対し直径方向に対峙する位置に、冷
却水入口4から導入した冷却水9の一部を抜き出す為の
バイパス出口14を設けている。
【0022】而して、このようにすれば、エンジンの排
気ガス10がガス入口7から一方のボンネット6の内部
を経て分散して多数のチューブ3を通り、他方のボンネ
ット6の内部に入ってガス出口8からエンジンに再循環
する一方、冷却水9が冷却水入口4からシェル1の内部
に供給されて冷却水出口5へ向かって流れることになる
が、このとき、冷却水9を冷却水入口4からシェル1の
内部に導入しながら、その導入した冷却水9の一部をバ
イパス出口14から抜き出すようにすると、シェル1の
軸心方向一端側における冷却水入口4に対し直径方向に
対峙する位置で冷却水9が澱まなくなり、ここに冷却水
停滞部が生じてしまうことがなくなるので、シェル1の
軸心方向一端側でチューブ3の局所的な高温化が回避さ
れることになり、排気ガス10と冷却水9との熱交換効
率も大幅に向上されることになる。
【0023】従って、上記形態例によれば、冷却水入口
4から導入したばかりの冷却水9の一部をバイパス出口
14から抜き出すことによって、冷却水入口4に対し直
径方向に対峙する位置に冷却水停滞部が生じてしまうこ
とを防止できるので、チューブ3の局所的な高温化を回
避し得て熱変形を確実に防止することができ、しかも、
排気ガス10と冷却水9との熱交換効率を大幅に向上す
ることができる。
【0024】図2は本発明の別の形態例を示すもので、
この形態例においては、先に図6及び図7で説明したE
GRクーラと略同様に構成したEGRクーラに関し、排
気ガス10入側のボンネット6を、シェル1の軸心延長
線x上に開口したガス入口7からシェル1側に向け急激
にシェル1端面の長辺方向(図示する例では上下方向)
へ拡張してプレート2端面全域を被包し且つそのガス入
口7に近い部分をガス流の剥離が生じないよう外側に向
け凹面を成す曲面部15としたベルマウス型の断面形状
に形成し、排気ガス10入側のボンネット6内における
ガス入口7に臨む位置に、シェル1の軸心延長線xに沿
う方向からシェル1端面の長辺方向外側へ円弧状に湾曲
する一対のガイド板16,16を八の字型に配設し、該
各ガイド板16,16に挟まれた中間位置には、シェル
1端面の短辺方向(図7中における左右方向に相当)に
延びて排気ガス10の主流を分断する丸棒17を配設し
ている。
【0025】このようにすれば、ガス入口7からボンネ
ット6内に導入された排気ガス10が、各ガイド板1
6,16により滑らかに流れの向きを変更されてシェル
1端面の長辺方向外側に良好に拡散され、しかも、各ガ
イド板16,16の間を通過してしまった排気ガス10
の流れも丸棒17に突き当たって分断されることにより
良好に拡散され、更には、排気ガス10入側のボンネッ
ト6におけるガス入口7に近い部分でガス流が曲面部1
5に沿い剥離せずに層流を成して流れる傾向が強まり、
排気ガス10入側のボンネット6内でガス流の乱流化が
起こり難くなって、シェル1端面の長辺方向外側に配置
されたチューブ3に対しても排気ガス10が導入され易
くなるので、全てのチューブ3について排気ガス10が
略均等に導入分配されてチューブ3の局所的な高温化が
回避されることになり、排気ガス10と冷却水9との熱
交換効率も大幅に向上されることになる。
【0026】図3は本発明の更に別の形態例を示すもの
で、この形態例においては、先に図8で説明したEGR
クーラと略同様に構成したEGRクーラに関し、シェル
1の軸心方向両端に、該シェル1の軸心延長線xに対し
略直角な向きに延びるガス配管11,11を徐々に口径
を漸増させつつガス流の剥離が生じないよう緩やかに曲
げ且つ前記シェル1の軸心延長線xと前記各ガス配管1
1,11の軸心線yとが所要の角度θを有して交差する
ように接続している。
【0027】このようにすれば、シェル1の軸心方向一
端側に向け導かれる排気ガス10がガス配管11の内周
面に沿い層流を成して滑らかに流れの向きを変えられ、
しかも、その変更した後の流れの向きを完全にはシェル
1の軸心方向と一致させずに一様な流速分布のままシェ
ル1の軸心方向一端側のプレート2に突き当たらせるよ
うにしているので、シェル1の軸心方向一端側でガス流
の乱流化を抑制しつつ全てのチューブ3に対し偏りなく
排気ガス10を略均等に導入分配することが可能とな
り、他方、各チューブ3を通りシェル1の軸心方向他端
側へ抜け出た排気ガス10もガス配管11の内周面に沿
い層流を成して滑らかに流れの向きを変えられ、各チュ
ーブ3の出口部分で局部的な通気抵抗を受けることなく
円滑に排出されることになるので、全てのチューブ3に
ついて略均等に排気ガス10が流れてチューブ3の局所
的な高温化が回避されることになり、排気ガスと冷却水
との熱交換効率も大幅に向上されることになる。
【0028】尚、本発明のEGRクーラは、上述の形態
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0029】
【発明の効果】上記した本発明のEGRクーラによれ
ば、チューブの局所的な高温化を回避し得て熱変形を確
実に防止することができ、しかも、排気ガスと冷却水と
の熱交換効率を大幅に向上することができるという優れ
た効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の別の形態例を示す断面図である。
【図3】本発明の更に別の形態例を示す断面図である。
【図4】従来のEGRクーラの一例を示す断面図であ
る。
【図5】図4のV−V矢視の断面図である。
【図6】従来のEGRクーラの別の例を示す断面図であ
る。
【図7】図6のVII−VII矢視の断面図である。
【図8】従来のEGRクーラの更に別の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 シェル 2 プレート 3 チューブ 4 冷却水入口 5 冷却水出口 6 ボンネット 7 ガス入口 9 冷却水 10 排気ガス 11 ガス配管 14 バイパス出口 15 曲面部 16 ガイド板 17 丸棒 x シェルの軸心延長線 y ガス配管の軸心線 θ 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 洋二 東京都八王子市大和田町6丁目3番28号 三共ラヂエーター株式会社内 Fターム(参考) 3G062 ED08 GA08 GA10 3L103 AA09 AA37 BB39 CC02 CC27 DD08 DD44

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成されたシェルと、該シェル
    の軸心方向両端にシェル端面を閉塞するよう固着された
    プレートと、該プレートの反シェル側にプレート端面を
    被包するよう固着されたボンネットと、前記シェルの内
    部を軸心方向に延び且つその両端を前記各プレートに貫
    通固着されたチューブとを備え、シェルの内部に冷却水
    を給排し且つチューブ内には一方のボンネット側から他
    方のボンネット側に向け排気ガスを通して該排気ガスと
    冷却水とを熱交換するようにしたEGRクーラであっ
    て、シェルの軸心方向一端側に、該シェル内へ冷却水を
    導入する為の冷却水入口を設けると共に、シェルの軸心
    方向他端側には、該シェル内から冷却水を排出する為の
    冷却水出口を設け、且つシェルの軸心方向一端側におけ
    る冷却水入口に対し直径方向に対峙する位置には、冷却
    水入口から導入した冷却水の一部を抜き出す為のバイパ
    ス出口を設けたことを特徴とするEGRクーラ。
  2. 【請求項2】 扁平な箱型形状に形成されて軸心方向両
    端を開放したシェルと、該シェルの軸心方向両端にシェ
    ル端面を閉塞するよう固着されたプレートと、該プレー
    トの反シェル側にプレート端面を被包するよう固着され
    たボンネットと、前記シェルの内部を軸心方向に延び且
    つその両端を前記各プレートに貫通固着されたチューブ
    とを備え、シェルの内部に冷却水を給排し且つチューブ
    内には一方のボンネット側から他方のボンネット側に向
    け排気ガスを通して該排気ガスと冷却水とを熱交換する
    ようにしたEGRクーラであって、排気ガス入側のボン
    ネットを、シェルの軸心延長線上に開口したガス入口か
    らシェル側に向け急激にシェル端面の長辺方向外側へ拡
    張してプレート端面全域を被包し且つそのガス入口に近
    い部分をガス流の剥離が生じないよう外側に向け凹面を
    成す曲面部としたベルマウス型の断面形状に形成し、排
    気ガス入側のボンネット内におけるガス入口に臨む位置
    に、シェルの軸心延長線に沿う方向からシェル端面の長
    辺方向へ円弧状に湾曲する一対のガイド板を八の字型に
    配設し、該各ガイド板に挟まれた中間位置には、シェル
    端面の短辺方向に延びて排気ガスの主流を分断する丸棒
    を配設したことを特徴とするEGRクーラ。
  3. 【請求項3】 円筒状に形成されたシェルと、該シェル
    の軸心方向両端にシェル端面を閉塞するよう固着された
    プレートと、前記シェルの内部を軸心方向に延び且つそ
    の両端を前記各プレートに貫通固着されたチューブとを
    備え、シェルの内部に冷却水を給排し且つチューブ内に
    はシェルの軸心方向一端側から他端側に向け排気ガスを
    通して該排気ガスと冷却水とを熱交換するようにしたE
    GRクーラであって、シェルの軸心方向両端に、該シェ
    ルの軸心延長線に対し略直角な向きに延びるガス配管を
    徐々に口径を漸増させつつガス流の剥離が生じないよう
    緩やかに曲げ且つ前記シェルの軸心延長線と前記各ガス
    配管の軸心線とが所要の角度を有して交差するように接
    続したことを特徴とするEGRクーラ。
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