JP2001063854A - 給紙装置 - Google Patents
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- JP2001063854A JP2001063854A JP24440299A JP24440299A JP2001063854A JP 2001063854 A JP2001063854 A JP 2001063854A JP 24440299 A JP24440299 A JP 24440299A JP 24440299 A JP24440299 A JP 24440299A JP 2001063854 A JP2001063854 A JP 2001063854A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広範囲の種類の用紙に対応して充分な分離性
能を得ることができる給紙装置を提供する。 【解決手段】 用紙Pを給紙する給紙ローラ5と、給紙
ローラ5に当接して用紙Pを1枚ずつ分離する分離手段
7とを備える給紙装置1において、分離手段7は、給紙
ローラ5に当接する第1分離パッド11と、第1分離パ
ッド11を支持する第1支持台13と、第1支持台13
を給紙ローラ5に向けて付勢する第1加圧ばね15と、
第1分離パッド11より給紙ローラ5の回転方向におけ
る下流側で給紙ローラ5に当接する第2分離パッド17
と、第2分離パッド17を支持する第2支持台19と、
第2支持台19を給紙ローラ5に向けて付勢する第2加
圧ばね21とを備える。
能を得ることができる給紙装置を提供する。 【解決手段】 用紙Pを給紙する給紙ローラ5と、給紙
ローラ5に当接して用紙Pを1枚ずつ分離する分離手段
7とを備える給紙装置1において、分離手段7は、給紙
ローラ5に当接する第1分離パッド11と、第1分離パ
ッド11を支持する第1支持台13と、第1支持台13
を給紙ローラ5に向けて付勢する第1加圧ばね15と、
第1分離パッド11より給紙ローラ5の回転方向におけ
る下流側で給紙ローラ5に当接する第2分離パッド17
と、第2分離パッド17を支持する第2支持台19と、
第2支持台19を給紙ローラ5に向けて付勢する第2加
圧ばね21とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置における給紙装置に関す
る。
タ、FAX等の画像形成装置における給紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、給紙装置には、用紙を給紙ロー
ラで給紙する際に、分離パッド(摩擦部材)を有する支
持台を給紙ローラに圧接させる(分離圧を得る)ことに
より、用紙を1枚ずつ分離して給紙するものがある(フ
リクションパッド方式)。この分離パッドによる用紙の
分離力は、用紙が分離パッドに当接したときに用紙が受
ける抗力の違いから大きく2つの部位で異なっている。
1つ目は、用紙先端が分離パッドとの当接位置から給紙
ローラと分離パッドとのニップ部突入開始位置までの区
間(プレ分離部)で、2つ目は、ニップ部突入開始位置
からニップ部中心位置までの区間(本分離部)である。
ラで給紙する際に、分離パッド(摩擦部材)を有する支
持台を給紙ローラに圧接させる(分離圧を得る)ことに
より、用紙を1枚ずつ分離して給紙するものがある(フ
リクションパッド方式)。この分離パッドによる用紙の
分離力は、用紙が分離パッドに当接したときに用紙が受
ける抗力の違いから大きく2つの部位で異なっている。
1つ目は、用紙先端が分離パッドとの当接位置から給紙
ローラと分離パッドとのニップ部突入開始位置までの区
間(プレ分離部)で、2つ目は、ニップ部突入開始位置
からニップ部中心位置までの区間(本分離部)である。
【0003】これらプレ分離部、本分離部での分離性能
は、用紙の種類(用紙のコシの強さ)により異なってお
り、用紙の分離パッドへの進入角度(用紙の移動方向と
分離バッドとの成す角度)、給紙ローラと分離パッドと
ニップ部における分離圧(分離パッドの給紙ローラに対
する加圧力)に依存している。従って、用紙の種類毎
(紙種毎)に、最適進入角度、最適分離圧が存在する。
は、用紙の種類(用紙のコシの強さ)により異なってお
り、用紙の分離パッドへの進入角度(用紙の移動方向と
分離バッドとの成す角度)、給紙ローラと分離パッドと
ニップ部における分離圧(分離パッドの給紙ローラに対
する加圧力)に依存している。従って、用紙の種類毎
(紙種毎)に、最適進入角度、最適分離圧が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の給紙装
置では、プレ分離部と本分離部との2つの領域におい
て、用紙のコシの強さが紙種によって異なっていても、
用紙の進入角度及び用紙に対する分離圧が一定である。
このため、給紙する用紙の種類が異なると(用紙のコシ
の強さが異なると)、充分な分離性能を得にくく、広範
囲の用紙に対応しにくいという課題がある。
置では、プレ分離部と本分離部との2つの領域におい
て、用紙のコシの強さが紙種によって異なっていても、
用紙の進入角度及び用紙に対する分離圧が一定である。
このため、給紙する用紙の種類が異なると(用紙のコシ
の強さが異なると)、充分な分離性能を得にくく、広範
囲の用紙に対応しにくいという課題がある。
【0005】そこで、本発明は、広範囲の種類の用紙に
対応して充分な分離性能を得ることができる給紙装置を
提供することを目的とする。
対応して充分な分離性能を得ることができる給紙装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、用紙を給紙する給紙ローラと、給紙ローラに当接し
て用紙を1枚ずつ分離する分離手段とを備える給紙装置
において、分離手段は、給紙ローラに当接する第1摩擦
部材と、第1摩擦部材を支持する第1支持部材と、第1
支持部材を給紙ローラに向けて付勢する第1付勢部材
と、第1摩擦部材より給紙ローラの回転方向における下
流側で給紙ローラに当接する第2摩擦部材と、第2摩擦
部材を支持する第2支持部材と、第2支持部材を給紙ロ
ーラに向けて付勢する第2付勢部材とを備えることを特
徴とする。
は、用紙を給紙する給紙ローラと、給紙ローラに当接し
て用紙を1枚ずつ分離する分離手段とを備える給紙装置
において、分離手段は、給紙ローラに当接する第1摩擦
部材と、第1摩擦部材を支持する第1支持部材と、第1
支持部材を給紙ローラに向けて付勢する第1付勢部材
と、第1摩擦部材より給紙ローラの回転方向における下
流側で給紙ローラに当接する第2摩擦部材と、第2摩擦
部材を支持する第2支持部材と、第2支持部材を給紙ロ
ーラに向けて付勢する第2付勢部材とを備えることを特
徴とする。
【0007】この請求項1に記載の発明では、給紙ロー
ラにより呼び出された(給紙ローラの回転により初期位
置よりも下流側に移動した)用紙が重送(2枚以上重な
った状態)されている場合、給紙ローラと第1摩擦部材
による第1分離部により分離された後、給紙ローラと第
2摩擦部材とによる第2分離部により分離されつつ給紙
される。
ラにより呼び出された(給紙ローラの回転により初期位
置よりも下流側に移動した)用紙が重送(2枚以上重な
った状態)されている場合、給紙ローラと第1摩擦部材
による第1分離部により分離された後、給紙ローラと第
2摩擦部材とによる第2分離部により分離されつつ給紙
される。
【0008】即ち、第1摩擦部材への当接位置から給紙
ローラと第1摩擦部材とのニップ部突入開始位置までの
区間(第1プレ分離部)において、第1摩擦部材の摩擦
力により2枚目以降の用紙の移動を阻止される(1枚ず
つ分離される)。この用紙が給紙ローラと第1摩擦部材
とのニップ部に突入し、このとき用紙が重送されていれ
ば、ニップ部突入位置からニップ部の中心位置までの区
間(第1本分離部)において、分離されて第2摩擦部材
に向けて移動する。
ローラと第1摩擦部材とのニップ部突入開始位置までの
区間(第1プレ分離部)において、第1摩擦部材の摩擦
力により2枚目以降の用紙の移動を阻止される(1枚ず
つ分離される)。この用紙が給紙ローラと第1摩擦部材
とのニップ部に突入し、このとき用紙が重送されていれ
ば、ニップ部突入位置からニップ部の中心位置までの区
間(第1本分離部)において、分離されて第2摩擦部材
に向けて移動する。
【0009】次いで、用紙は、第2摩擦部材への当接位
置から給紙ローラと第2摩擦部材とのニップ部突入開始
位置までの区間(第2プレ分離部)及び、ニップ突入位
置からニップ部の中心位置までの区間(第2本分離部)
において分離されつつ給紙される。
置から給紙ローラと第2摩擦部材とのニップ部突入開始
位置までの区間(第2プレ分離部)及び、ニップ突入位
置からニップ部の中心位置までの区間(第2本分離部)
において分離されつつ給紙される。
【0010】分離手段は、給紙ローラにおける異なる部
位にそれぞれ当接する第1及び第2摩擦部材を備えるこ
とにより、用紙の進入角度(用紙と第1及び第2摩擦部
材との成す角度)は、給紙ローラと第1摩擦部材との間
及び給紙ローラと第2摩擦部材との間において異なって
いるので、広範囲の用紙(異なる種類の用紙)に対応し
て充分な分離性能を得ることができる。また、第1及び
第2付勢部材の付勢力を異ならせれば、第1及び第2摩
擦部材の給紙ローラに対する加圧力(分離圧)を異なら
せることができ、進入角度とともに分離圧とを異ならせ
ることができ、広範囲の用紙に対応して更に充分な分離
圧を得ることができる。
位にそれぞれ当接する第1及び第2摩擦部材を備えるこ
とにより、用紙の進入角度(用紙と第1及び第2摩擦部
材との成す角度)は、給紙ローラと第1摩擦部材との間
及び給紙ローラと第2摩擦部材との間において異なって
いるので、広範囲の用紙(異なる種類の用紙)に対応し
て充分な分離性能を得ることができる。また、第1及び
第2付勢部材の付勢力を異ならせれば、第1及び第2摩
擦部材の給紙ローラに対する加圧力(分離圧)を異なら
せることができ、進入角度とともに分離圧とを異ならせ
ることができ、広範囲の用紙に対応して更に充分な分離
圧を得ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第1摩擦部材の給紙ローラに対す
る加圧力は、前記第2摩擦部材の給紙ローラに対する加
圧力よりも小さいことを特徴とする。
の発明において、前記第1摩擦部材の給紙ローラに対す
る加圧力は、前記第2摩擦部材の給紙ローラに対する加
圧力よりも小さいことを特徴とする。
【0012】この請求項2に記載の発明では、請求項2
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、給紙
ローラによりコシの弱い用紙を呼び出すと、この用紙
は、進入角度が第2分離部よりも小さい第1分離部に向
かう。第1分離部の第1プレ分離部では用紙の進入角度
が小さく、用紙はその先端部から第1分離パッドの面上
を摺動しやすくなることにより、用紙先端部の第1摩擦
部材から受ける抗力が大きくなるので、第1摩擦部材か
らの摩擦力が充分に働いて分離性が大きくなる。次い
で、用紙は、第1本分離部及び第2分離部にて分離され
て給紙される。
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、給紙
ローラによりコシの弱い用紙を呼び出すと、この用紙
は、進入角度が第2分離部よりも小さい第1分離部に向
かう。第1分離部の第1プレ分離部では用紙の進入角度
が小さく、用紙はその先端部から第1分離パッドの面上
を摺動しやすくなることにより、用紙先端部の第1摩擦
部材から受ける抗力が大きくなるので、第1摩擦部材か
らの摩擦力が充分に働いて分離性が大きくなる。次い
で、用紙は、第1本分離部及び第2分離部にて分離され
て給紙される。
【0013】一方、給紙ローラによりコシの強い用紙を
呼び出すと、この用紙は、第1摩擦部材に当接し、その
コシの強さにより第1支持部材を押しながら、第1分離
部よりも進入角度の大きい第2分離部に向けて移動す
る。用紙は、第2分離部により分離されて給紙される。
呼び出すと、この用紙は、第1摩擦部材に当接し、その
コシの強さにより第1支持部材を押しながら、第1分離
部よりも進入角度の大きい第2分離部に向けて移動す
る。用紙は、第2分離部により分離されて給紙される。
【0014】このとき、第2分離部の第2プレ分離部で
は、用紙の進入角度が大きいために、用紙先端部の第2
摩擦部材から受ける抗力が小さくなるので、用紙の不送
りの発生を低減することができる。
は、用紙の進入角度が大きいために、用紙先端部の第2
摩擦部材から受ける抗力が小さくなるので、用紙の不送
りの発生を低減することができる。
【0015】即ち、第1支持部材がコシの強い用紙に押
されない場合は、進入角度の小さい第1摩擦部材におい
て用紙先端部が受ける抗力が大きいとともに、用紙のコ
シの強さにより、用紙が給紙ローラに向けて凸状に変形
して不送りの原因となるが、本請求項では、コシの強い
用紙は、進入角度の小さい給紙ローラと第1摩擦部材と
の間で分離されずに、進入角度の大きい給紙ローラと第
2摩擦部材の間において分離されることにより、用紙の
先端部が受ける抗力を小さくできるので、コシの強い用
紙の不送りを防止することができる。
されない場合は、進入角度の小さい第1摩擦部材におい
て用紙先端部が受ける抗力が大きいとともに、用紙のコ
シの強さにより、用紙が給紙ローラに向けて凸状に変形
して不送りの原因となるが、本請求項では、コシの強い
用紙は、進入角度の小さい給紙ローラと第1摩擦部材と
の間で分離されずに、進入角度の大きい給紙ローラと第
2摩擦部材の間において分離されることにより、用紙の
先端部が受ける抗力を小さくできるので、コシの強い用
紙の不送りを防止することができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、第1支持部材は、第2支持部材
の幅方向における略中央の位置に位置していることを特
徴とする。
に記載の発明において、第1支持部材は、第2支持部材
の幅方向における略中央の位置に位置していることを特
徴とする。
【0017】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、簡単な構成で、分離手段の小型化を図ることができ
る。
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、簡単な構成で、分離手段の小型化を図ることができ
る。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記第2摩擦部材は、櫛歯状をなして
おり、各櫛歯部の間には、第1摩擦部材が位置している
ことを特徴とする。
の発明において、前記第2摩擦部材は、櫛歯状をなして
おり、各櫛歯部の間には、第1摩擦部材が位置している
ことを特徴とする。
【0019】この請求項4に記載の発明では、請求項3
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、第2
摩擦部材を櫛歯状にすることにより、第1摩擦部材と第
2摩擦部材との境界部の幅を小さくすることができるの
で、用紙の幅方向に波打ちが発生したとしても、境界部
に用紙の先端部が引っかかりずらくなり、用紙の引っか
かりによる不送りを防止できる。
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、第2
摩擦部材を櫛歯状にすることにより、第1摩擦部材と第
2摩擦部材との境界部の幅を小さくすることができるの
で、用紙の幅方向に波打ちが発生したとしても、境界部
に用紙の先端部が引っかかりずらくなり、用紙の引っか
かりによる不送りを防止できる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記第2摩擦部材の櫛歯部において、
用紙先端部との当接部位に、湾曲部を形成したことを特
徴とする。
の発明において、前記第2摩擦部材の櫛歯部において、
用紙先端部との当接部位に、湾曲部を形成したことを特
徴とする。
【0021】この請求項5に記載の発明では、請求項4
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、第2
摩擦部材の櫛歯部の角に湾曲部を形成することにより、
用紙の幅方向に波打ちが発生しても、用紙の先端部が更
に引っかかりずらくなり、用紙の引っかかりによる不送
りを更に防止できる。
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、第2
摩擦部材の櫛歯部の角に湾曲部を形成することにより、
用紙の幅方向に波打ちが発生しても、用紙の先端部が更
に引っかかりずらくなり、用紙の引っかかりによる不送
りを更に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。先ず、図
1乃至5に基づいて第1実施の形態を説明する。図1
は、本発明に係る給紙装置を示す側面図であり、図2
は、図1の分離手段を示す斜視図である。
ら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。先ず、図
1乃至5に基づいて第1実施の形態を説明する。図1
は、本発明に係る給紙装置を示す側面図であり、図2
は、図1の分離手段を示す斜視図である。
【0023】給紙装置1は、例えば、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置(図示せず)に備え
られており、画像形成装置の画像形成部に向けて用紙を
給紙するものである。図1に示すように、給紙装置1
は、概して、用紙Pを積載する底板3と、用紙Pを給紙
する給紙ローラ5と、用紙Pを1枚ずつ分離する分離手
段7とを有している。
タ、ファクシミリ等の画像形成装置(図示せず)に備え
られており、画像形成装置の画像形成部に向けて用紙を
給紙するものである。図1に示すように、給紙装置1
は、概して、用紙Pを積載する底板3と、用紙Pを給紙
する給紙ローラ5と、用紙Pを1枚ずつ分離する分離手
段7とを有している。
【0024】底板3は、図示しない給紙トレイに設けら
れており、底板3に積載された用紙Pの最上紙が給紙ロ
ーラ5に当接している。底板3は、給紙トレイとの間に
圧縮スプリング9を有しており、この圧縮スプリング9
が、底板3を給紙ローラ5に向けて押し上げる(加圧す
る)ことにより、底板3に積載されている用紙Pを給紙
ローラ5に押しつける(加圧する)ようになっている。
れており、底板3に積載された用紙Pの最上紙が給紙ロ
ーラ5に当接している。底板3は、給紙トレイとの間に
圧縮スプリング9を有しており、この圧縮スプリング9
が、底板3を給紙ローラ5に向けて押し上げる(加圧す
る)ことにより、底板3に積載されている用紙Pを給紙
ローラ5に押しつける(加圧する)ようになっている。
【0025】給紙ローラ5は、用紙Pの給紙方向の一端
で、且つ用紙Pの最上紙に当接している。給紙ローラ5
は、図示しない駆動源からの駆動力により矢印方向に回
転し、底板3に積載されている用紙Pの最上紙を呼び出
して画像形成部に向けて給紙するようになっている。
で、且つ用紙Pの最上紙に当接している。給紙ローラ5
は、図示しない駆動源からの駆動力により矢印方向に回
転し、底板3に積載されている用紙Pの最上紙を呼び出
して画像形成部に向けて給紙するようになっている。
【0026】図1及び図2に示すように、分離手段7
は、第1分離パッド(第1摩擦部材)11と、第1分離
パッド11が取り付けられた第1支持台(第1支持部
材)13と、第1支持台13を給紙ローラ5に向けて加
圧(付勢)する第1加圧ばね(第1付勢部材)15と、
第2分離パッド(第2摩擦部材)17と、第2分離パッ
ド17が取り付けられた第2支持台(第2支持部材)1
9と、第2支持台19を給紙ローラ5に向けて加圧する
第2加圧ばね(第2付勢部材)21とを有している。
は、第1分離パッド(第1摩擦部材)11と、第1分離
パッド11が取り付けられた第1支持台(第1支持部
材)13と、第1支持台13を給紙ローラ5に向けて加
圧(付勢)する第1加圧ばね(第1付勢部材)15と、
第2分離パッド(第2摩擦部材)17と、第2分離パッ
ド17が取り付けられた第2支持台(第2支持部材)1
9と、第2支持台19を給紙ローラ5に向けて加圧する
第2加圧ばね(第2付勢部材)21とを有している。
【0027】第1分離パッド11及び第2分離パッド1
7は所定の摩擦係数を有する材質で構成されており、給
紙ローラ5により呼び出された用紙Pが重送(2枚以上
重なった状態)されたときに、その摩擦により2枚目以
降の用紙Pの移動を阻止するものである。これら第1及
び第2分離パッド11、17は、それぞれ異なる摩擦係
数を有する材質を使い分けることにより、用紙Pが第1
及び第2分離パッド11、17から受ける抗力を調整す
ることが可能である。なお、用紙Pが受ける抗力は、給
紙ローラ径、分離パッドの摩擦係数、後述する用紙Pの
進入角度にもよるが、例えば、コシの強い135kg紙
(1000枚分の重量)の用紙Pを用いた場合、100
gf(/50mm用紙幅あたり)程度であり、コシの弱
い薄紙である45kg紙の用紙Pを用いた場合、数gf
(/50mm用紙幅あたり)程度である。
7は所定の摩擦係数を有する材質で構成されており、給
紙ローラ5により呼び出された用紙Pが重送(2枚以上
重なった状態)されたときに、その摩擦により2枚目以
降の用紙Pの移動を阻止するものである。これら第1及
び第2分離パッド11、17は、それぞれ異なる摩擦係
数を有する材質を使い分けることにより、用紙Pが第1
及び第2分離パッド11、17から受ける抗力を調整す
ることが可能である。なお、用紙Pが受ける抗力は、給
紙ローラ径、分離パッドの摩擦係数、後述する用紙Pの
進入角度にもよるが、例えば、コシの強い135kg紙
(1000枚分の重量)の用紙Pを用いた場合、100
gf(/50mm用紙幅あたり)程度であり、コシの弱
い薄紙である45kg紙の用紙Pを用いた場合、数gf
(/50mm用紙幅あたり)程度である。
【0028】第1支持台13は、第2支持台19に設け
られた支点22に連結されている。第1支持台13は、
第1支持台13の給紙方向における下流側(以後、単に
「下流側」という。)の端部と第2支持台19の下流側
の端部との間に設けられた第1加圧ばね15の付勢力に
より、支点20を中心に回動して第1分離パッド11を
給紙ローラ5に当接(圧接)して分離圧を得るようにな
っている。
られた支点22に連結されている。第1支持台13は、
第1支持台13の給紙方向における下流側(以後、単に
「下流側」という。)の端部と第2支持台19の下流側
の端部との間に設けられた第1加圧ばね15の付勢力に
より、支点20を中心に回動して第1分離パッド11を
給紙ローラ5に当接(圧接)して分離圧を得るようにな
っている。
【0029】給紙ローラ5に対する第1分離パッド11
との圧接部位である第1ニップ部23は、図1に示すよ
うに、用紙Pが進入角度θ1で進入する部位に位置して
いる。また、本実施の形態では、第1加圧ばね15の付
勢力は、コシの強い用紙Pが第1分離パッド11を押圧
する押圧力よりも第1分離パッド11の給紙ローラ5に
対する加圧力(分離圧)のほうが小さくなるように設定
されている。なお、本実施の形態では、第1加圧ばね1
5の付勢力を50gf(/50mmあたり)程度に設定
している。
との圧接部位である第1ニップ部23は、図1に示すよ
うに、用紙Pが進入角度θ1で進入する部位に位置して
いる。また、本実施の形態では、第1加圧ばね15の付
勢力は、コシの強い用紙Pが第1分離パッド11を押圧
する押圧力よりも第1分離パッド11の給紙ローラ5に
対する加圧力(分離圧)のほうが小さくなるように設定
されている。なお、本実施の形態では、第1加圧ばね1
5の付勢力を50gf(/50mmあたり)程度に設定
している。
【0030】第2支持台19は、給紙トレイとの間に設
けられた第2加圧ばね21の付勢力により給紙ローラ5
に向けて付勢されており、これにより第2分離パッド1
7を給紙ローラ5に圧接して分離圧を得るようになって
いる。この第2分離パッド17は、図1に示すように、
第1分離パッド11よりも給紙ローラ5の下流側に圧接
している。なお、本実施の形態では、第2分離パッド1
7の給紙ローラ5に対する分離圧は、第1分離パッド1
1の給紙ローラ5に対する分離圧よりも強く設定されて
いる。
けられた第2加圧ばね21の付勢力により給紙ローラ5
に向けて付勢されており、これにより第2分離パッド1
7を給紙ローラ5に圧接して分離圧を得るようになって
いる。この第2分離パッド17は、図1に示すように、
第1分離パッド11よりも給紙ローラ5の下流側に圧接
している。なお、本実施の形態では、第2分離パッド1
7の給紙ローラ5に対する分離圧は、第1分離パッド1
1の給紙ローラ5に対する分離圧よりも強く設定されて
いる。
【0031】給紙ローラ5に対する第2分離パッド17
の圧接部位である第2ニップ部25は、図1に示すよう
に、用紙Pが進入角度θ2で進入する部位に位置してい
る。この第2ニップ部25は、第1ニップ部23よりも
給紙ローラ5の回転方向の下流側に位置しているので、
第2ニップ部25への用紙Pの進入角度θ2は、第1ニ
ップ部23への進入角度θ1よりも大きい(θ1<θ
2)。
の圧接部位である第2ニップ部25は、図1に示すよう
に、用紙Pが進入角度θ2で進入する部位に位置してい
る。この第2ニップ部25は、第1ニップ部23よりも
給紙ローラ5の回転方向の下流側に位置しているので、
第2ニップ部25への用紙Pの進入角度θ2は、第1ニ
ップ部23への進入角度θ1よりも大きい(θ1<θ
2)。
【0032】ここで、図3に基づいて、用紙Pに作用す
る力について概略的に説明する。なお、図3は、用紙に
作用する力を説明するための模式図である。一般に、用
紙Pが分離パッドに当接したとき、用紙Pの分離パッド
への進入角度θが、摩擦角(arctanθ<1/分離
パッドの摩擦係数)よりも大きい場合は、用紙Pが上方
に凸に変形し不送りが発生する。この不送りのし易さ
は、摩擦角の増加、換言すれば、用紙Pの進入角度θの
増加に伴い大きくなる。
る力について概略的に説明する。なお、図3は、用紙に
作用する力を説明するための模式図である。一般に、用
紙Pが分離パッドに当接したとき、用紙Pの分離パッド
への進入角度θが、摩擦角(arctanθ<1/分離
パッドの摩擦係数)よりも大きい場合は、用紙Pが上方
に凸に変形し不送りが発生する。この不送りのし易さ
は、摩擦角の増加、換言すれば、用紙Pの進入角度θの
増加に伴い大きくなる。
【0033】一方、用紙Pのコシの強さを考慮した場合
は、そのコシの強さにより用紙Pが撓んで分離パッドの
面上を摺動しやすくなるので、分離パッドからの抗力
(図4の符号M参照)を受け、摩擦力が働いてその移動
を阻止する力を受ける。用紙Pのセットされている給紙
位置から用紙Pの先端部が第1分離パッド11に当接す
る位置までの距離La(進入角度θ1の場合の距離L
a)は、第2分離パッド17に当接する位置までの距離
Lb(進入角度θ2の場合の距離Lb)よりも短い。
は、そのコシの強さにより用紙Pが撓んで分離パッドの
面上を摺動しやすくなるので、分離パッドからの抗力
(図4の符号M参照)を受け、摩擦力が働いてその移動
を阻止する力を受ける。用紙Pのセットされている給紙
位置から用紙Pの先端部が第1分離パッド11に当接す
る位置までの距離La(進入角度θ1の場合の距離L
a)は、第2分離パッド17に当接する位置までの距離
Lb(進入角度θ2の場合の距離Lb)よりも短い。
【0034】即ち、進入角度がθ1<θ2のとき、距離
La<Lbとなり、用紙Pの進入角度θの増加に従い、
距離Lが長くなるために用紙のコシが弱くなり、用紙の
分離パッドに対する押圧力が小さくなる。従って、用紙
Pの不送りのし易さは、進入角度θと用紙Pのコシの強
さに左右される。なお、用紙Pの不送りのし易さを計算
すると、進入角度θが30°>25°>35°>40°
>45°の順にし易くなる。
La<Lbとなり、用紙Pの進入角度θの増加に従い、
距離Lが長くなるために用紙のコシが弱くなり、用紙の
分離パッドに対する押圧力が小さくなる。従って、用紙
Pの不送りのし易さは、進入角度θと用紙Pのコシの強
さに左右される。なお、用紙Pの不送りのし易さを計算
すると、進入角度θが30°>25°>35°>40°
>45°の順にし易くなる。
【0035】これにより、給紙ローラ5と第1分離パッ
ド11との間の第1分離部24と、給紙ローラ5と第2
分離パッド17との間の第2分離部26とに分けて各々
に適正な進入角度を設定することが望ましい。具体的に
は、コシの強い用紙Pに対応するために、第2分離部2
6における進入角度を40°〜45°に設定し、コシの
弱い用紙Pに対応するために、第1分離部24における
進入角度を25°〜30°に設定することが望ましい。
ド11との間の第1分離部24と、給紙ローラ5と第2
分離パッド17との間の第2分離部26とに分けて各々
に適正な進入角度を設定することが望ましい。具体的に
は、コシの強い用紙Pに対応するために、第2分離部2
6における進入角度を40°〜45°に設定し、コシの
弱い用紙Pに対応するために、第1分離部24における
進入角度を25°〜30°に設定することが望ましい。
【0036】また、第1及び第2支持台13、19は、
互いに交差するように配置されており、第1支持台13
の用紙給紙方向における上流側(以後、単に「上流側」
という。)の端部は、第2支持台19の上流側の端部に
おける幅方向の略中央の位置に形成された凹み部19a
から露出している。従って、図2に示すように、第1ニ
ップ部23の幅L1は、第2ニップ部25の幅L2より
も短くなっている(L1<L2)。なお、第1ニップ部
23の幅L1と、第2ニップ部25の幅L2との幅をそ
れぞれ調整することで(ニップ幅の比を調整すること
で)、第1及び第2ニップ部23、25のニップ圧力を
調整することが可能である。第1支持台13を第2支持
台19の略中央に位置させる簡単な構成で、分離手段7
の小型化を図ることができる。
互いに交差するように配置されており、第1支持台13
の用紙給紙方向における上流側(以後、単に「上流側」
という。)の端部は、第2支持台19の上流側の端部に
おける幅方向の略中央の位置に形成された凹み部19a
から露出している。従って、図2に示すように、第1ニ
ップ部23の幅L1は、第2ニップ部25の幅L2より
も短くなっている(L1<L2)。なお、第1ニップ部
23の幅L1と、第2ニップ部25の幅L2との幅をそ
れぞれ調整することで(ニップ幅の比を調整すること
で)、第1及び第2ニップ部23、25のニップ圧力を
調整することが可能である。第1支持台13を第2支持
台19の略中央に位置させる簡単な構成で、分離手段7
の小型化を図ることができる。
【0037】次に、上述した構成に基づき第1実施の形
態の作用を説明する。給紙ローラ5によりコシの弱い用
紙P(本実施の形態では、上述の45kg紙)が呼び出
され、この用紙Pが重送(2枚以上重なった状態)され
ている場合、第1分離部24により分離された後、第2
分離部26により分離されつつ給紙される。
態の作用を説明する。給紙ローラ5によりコシの弱い用
紙P(本実施の形態では、上述の45kg紙)が呼び出
され、この用紙Pが重送(2枚以上重なった状態)され
ている場合、第1分離部24により分離された後、第2
分離部26により分離されつつ給紙される。
【0038】即ち、給紙ローラ5によりコシの弱い用紙
Pを呼び出すと、この用紙Pは、進入角度が第2分離部
26よりも小さい第1分離部24に向かう。第1分離部
24の第1プレ分離部(用紙Pの先端部が第1分離パッ
ド11に当接した位置から第1ニップ部23への突入開
始位置までの区間)では、用紙Pの進入角度が小さいた
めに、用紙Pは、その先端部から第1分離パッド11の
面上を摺動し易くなるので、用紙先端部の第1分離パッ
ド11から受ける抗力が大きくなる。従って、第1分離
パッド11からの摩擦力が充分に働いて分離性が大きく
なり、2枚目以降の用紙の移動を阻止される(1枚ずつ
分離される)。
Pを呼び出すと、この用紙Pは、進入角度が第2分離部
26よりも小さい第1分離部24に向かう。第1分離部
24の第1プレ分離部(用紙Pの先端部が第1分離パッ
ド11に当接した位置から第1ニップ部23への突入開
始位置までの区間)では、用紙Pの進入角度が小さいた
めに、用紙Pは、その先端部から第1分離パッド11の
面上を摺動し易くなるので、用紙先端部の第1分離パッ
ド11から受ける抗力が大きくなる。従って、第1分離
パッド11からの摩擦力が充分に働いて分離性が大きく
なり、2枚目以降の用紙の移動を阻止される(1枚ずつ
分離される)。
【0039】この用紙Pが給紙ローラ5と第1分離パッ
ド11とのニップ部23に突入し、このとき用紙Pが重
送されていれば、第1分離部24の第1本分離部(第1
ニップ部23への突入開始位置から第1ニップ部23の
中心位置までの区間)において、用紙Pは分離されて第
2分離パッド17に向けて移動する。そして、用紙は、
第2分離部26の第2プレ分離部(用紙Pの先端部が第
2分離パッド17に当接した位置から第2ニップ部25
への突入開始位置までの区間)、及び第2本分離部(第
2ニップ部25への突入開始位置から第2ニップ部25
の中心位置までの区間)において分離されつつ更に下流
側に向けて給紙される。なお、コシの弱い用紙Pに対す
る分離効果としては、第2本分離部、第1分離部、第1
プレ分離部、第2プレ分離部の順に効果が大きい。ま
た、不送り性については、第1分離部23の第1プレ分
離部が最も抗力が大きくなるが、45kg紙の用紙Pで
は、この抗力は数gf(/50mmあたり)であるので
無視することができる。
ド11とのニップ部23に突入し、このとき用紙Pが重
送されていれば、第1分離部24の第1本分離部(第1
ニップ部23への突入開始位置から第1ニップ部23の
中心位置までの区間)において、用紙Pは分離されて第
2分離パッド17に向けて移動する。そして、用紙は、
第2分離部26の第2プレ分離部(用紙Pの先端部が第
2分離パッド17に当接した位置から第2ニップ部25
への突入開始位置までの区間)、及び第2本分離部(第
2ニップ部25への突入開始位置から第2ニップ部25
の中心位置までの区間)において分離されつつ更に下流
側に向けて給紙される。なお、コシの弱い用紙Pに対す
る分離効果としては、第2本分離部、第1分離部、第1
プレ分離部、第2プレ分離部の順に効果が大きい。ま
た、不送り性については、第1分離部23の第1プレ分
離部が最も抗力が大きくなるが、45kg紙の用紙Pで
は、この抗力は数gf(/50mmあたり)であるので
無視することができる。
【0040】分離手段7が、給紙ローラ5における異な
る部位にそれぞれ当接する第1及び第2分離パッド1
1、17を備えることにより、用紙Pの進入角度が第1
及び第2分離部24、26において異なっているので、
広範囲の用紙(異なる種類の用紙)に対応して充分な分
離性能を得ることができる。また、第1及び第2加圧ば
ね15、21の付勢力を異ならせれば、第1及び第2分
離パッド11、17の給紙ローラ5に対する分離圧を異
ならせることができるので、進入角度とともに分離圧を
異ならせることができ、更に広範囲の用紙Pに対応して
充分な分離圧を得ることができる。
る部位にそれぞれ当接する第1及び第2分離パッド1
1、17を備えることにより、用紙Pの進入角度が第1
及び第2分離部24、26において異なっているので、
広範囲の用紙(異なる種類の用紙)に対応して充分な分
離性能を得ることができる。また、第1及び第2加圧ば
ね15、21の付勢力を異ならせれば、第1及び第2分
離パッド11、17の給紙ローラ5に対する分離圧を異
ならせることができるので、進入角度とともに分離圧を
異ならせることができ、更に広範囲の用紙Pに対応して
充分な分離圧を得ることができる。
【0041】一方、給紙ローラ5によりコシの強い用紙
(本実施の形態では、上述の135kg紙)Pを呼び出
すと、この用紙Pは、図4に示すように、第1分離パッ
ド11に当接する。用紙Pは、図5に示すように、その
コシの強さにより第1支持台13を押しながら、第1分
離部24よりも進入角度の大きい第2分離部26に向け
て移動する。そして、用紙Pは、第2分離部26の第2
プレ分離部及び第2本分離部により分離されて更に下流
側に向けて給紙される。
(本実施の形態では、上述の135kg紙)Pを呼び出
すと、この用紙Pは、図4に示すように、第1分離パッ
ド11に当接する。用紙Pは、図5に示すように、その
コシの強さにより第1支持台13を押しながら、第1分
離部24よりも進入角度の大きい第2分離部26に向け
て移動する。そして、用紙Pは、第2分離部26の第2
プレ分離部及び第2本分離部により分離されて更に下流
側に向けて給紙される。
【0042】このとき、第2分離部26の第2プレ分離
部では、用紙Pの進入角度が大きいために、用紙先端部
の第2分離パッド17から受ける抗力が小さくなるの
で、用紙Pの不送りの発生を低減することができる。
部では、用紙Pの進入角度が大きいために、用紙先端部
の第2分離パッド17から受ける抗力が小さくなるの
で、用紙Pの不送りの発生を低減することができる。
【0043】即ち、第1支持台13がコシの強い用紙P
に押されない場合は、進入角度の小さい第1分離部24
において用紙先端部が受ける抗力が大きいとともに、用
紙Pのコシの強さにより、用紙Pが給紙ローラ5に向け
て凸状に変形して不送りの原因となる場合があるが、本
実施の形態では、コシの強い用紙Pは、進入角度の大き
い第2分離部26のみにおいて分離されることにより、
用紙先端部が受ける抗力を小さくできるので、コシの強
い用紙Pの不送りを防止することができる。
に押されない場合は、進入角度の小さい第1分離部24
において用紙先端部が受ける抗力が大きいとともに、用
紙Pのコシの強さにより、用紙Pが給紙ローラ5に向け
て凸状に変形して不送りの原因となる場合があるが、本
実施の形態では、コシの強い用紙Pは、進入角度の大き
い第2分離部26のみにおいて分離されることにより、
用紙先端部が受ける抗力を小さくできるので、コシの強
い用紙Pの不送りを防止することができる。
【0044】なお、コシの強い用紙Pに対する分離効果
としては、第2本分離部、第2プレ分離部の順に効果が
大きい。また、用紙残量が減ったときに紙束を追加する
用紙Pの継ぎ足し時の場合は、継ぎ足し部において用紙
が裁かれることにより紙間摩擦係数が低下してしまい、
紙間摩擦係数のバラツキが大きくなる。例えば、通常の
バラツキが0.05程度であるのに対して、継ぎ足し時
によるバラツキが0.2〜0.3程度になると、第2本
分離部よりも第2プレ分離部の方が分離効果が大きくな
り、第2プレ分離部における分離効果が大きくなる。
としては、第2本分離部、第2プレ分離部の順に効果が
大きい。また、用紙残量が減ったときに紙束を追加する
用紙Pの継ぎ足し時の場合は、継ぎ足し部において用紙
が裁かれることにより紙間摩擦係数が低下してしまい、
紙間摩擦係数のバラツキが大きくなる。例えば、通常の
バラツキが0.05程度であるのに対して、継ぎ足し時
によるバラツキが0.2〜0.3程度になると、第2本
分離部よりも第2プレ分離部の方が分離効果が大きくな
り、第2プレ分離部における分離効果が大きくなる。
【0045】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり上述の部分と同様な部分には、同一の符号
を付することによってその説明を省略する。
説明にあたり上述の部分と同様な部分には、同一の符号
を付することによってその説明を省略する。
【0046】図6は、第2実施の形態に係る分離手段を
示す平面図である。第2実施の形態では、前記第2支持
台19が、櫛歯状をなしており、第2分離パッド17が
この櫛歯状の第2支持台19に取り付けられており、こ
れら第2分離パッド17の櫛歯部17aの間には、櫛歯
状の第1支持台13に取り付けられた第1分離パッド1
1が位置していることが第1実施の形態と異なる。
示す平面図である。第2実施の形態では、前記第2支持
台19が、櫛歯状をなしており、第2分離パッド17が
この櫛歯状の第2支持台19に取り付けられており、こ
れら第2分離パッド17の櫛歯部17aの間には、櫛歯
状の第1支持台13に取り付けられた第1分離パッド1
1が位置していることが第1実施の形態と異なる。
【0047】第1及び第2支持台13、19を櫛歯状に
形成することで、第1分離パッド11と第2分離パッド
17との境界部27の幅を小さくすることができるの
で、コシの弱い用紙Pを給紙したときに、この用紙Pの
幅方向に波打ちが発生したとしても、境界部27に用紙
Pの先端部が引っかかりずらくなり、用紙Pの引っかか
りによる不送りを防止できる。
形成することで、第1分離パッド11と第2分離パッド
17との境界部27の幅を小さくすることができるの
で、コシの弱い用紙Pを給紙したときに、この用紙Pの
幅方向に波打ちが発生したとしても、境界部27に用紙
Pの先端部が引っかかりずらくなり、用紙Pの引っかか
りによる不送りを防止できる。
【0048】図7は、第3実施の形態に係る分離手段を
示す平面図であり、図8は、図7の第2支持台を示す斜
視図である。この第3実施の形態では、図7及び図8に
示すように、第2分離パッド17の櫛歯部17aの角に
いわゆる面取りを施して湾曲部17bを形成したことが
第2実施の形態と異なる。なお、面取りではなく、R加
工により湾曲部17bを形成しても良い。
示す平面図であり、図8は、図7の第2支持台を示す斜
視図である。この第3実施の形態では、図7及び図8に
示すように、第2分離パッド17の櫛歯部17aの角に
いわゆる面取りを施して湾曲部17bを形成したことが
第2実施の形態と異なる。なお、面取りではなく、R加
工により湾曲部17bを形成しても良い。
【0049】第2分離パッド17の櫛歯部17aの角に
湾曲部17bを形成することにより、用紙Pの幅方向に
波打ちが発生しても、用紙Pが境界部27に更に引っか
かりずらくなり、用紙の引っかかりによる不送りを更に
防止できる。また、櫛歯部17aの角全体に湾曲部17
bを形成することで、幅の狭い用紙Pを給紙したときに
おいても、この用紙Pの両側縁が櫛歯部17aの角に引
っかかりにくくなるので、幅の違う用紙Pにも対応する
ことができる。
湾曲部17bを形成することにより、用紙Pの幅方向に
波打ちが発生しても、用紙Pが境界部27に更に引っか
かりずらくなり、用紙の引っかかりによる不送りを更に
防止できる。また、櫛歯部17aの角全体に湾曲部17
bを形成することで、幅の狭い用紙Pを給紙したときに
おいても、この用紙Pの両側縁が櫛歯部17aの角に引
っかかりにくくなるので、幅の違う用紙Pにも対応する
ことができる。
【0050】本発明は、上述の実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、第1支持台13と、第2支持台
19とを離れた位置に配置しても良く、給紙ローラ5に
対して分離パッドが2箇所で圧接していれば良い。
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、第1支持台13と、第2支持台
19とを離れた位置に配置しても良く、給紙ローラ5に
対して分離パッドが2箇所で圧接していれば良い。
【0051】また、図9に示すように、第1加圧ばね1
5の代わりに、板ばね29により第1支持台13を回動
方向に付勢する構成であっても良い。
5の代わりに、板ばね29により第1支持台13を回動
方向に付勢する構成であっても良い。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、分離手段
は、給紙ローラにおける異なる部位にそれぞれ当接する
第1及び第2摩擦部材を備えることにより、用紙の進入
角度が給紙ローラと第1摩擦部材との間及び給紙ローラ
と第2摩擦部材との間において異なっているので、広範
囲の用紙(異なる種類の用紙)に対応して充分な分離性
能を得ることができる。また、第1及び第2付勢部材の
付勢力を異ならせれば、第1及び第2摩擦部材の給紙ロ
ーラに対する加圧力(分離圧)を異ならせることができ
るので、進入角度とともに分離圧を異ならせることがで
き、更に広範囲の用紙に対応して充分な分離圧を得るこ
とができる。
は、給紙ローラにおける異なる部位にそれぞれ当接する
第1及び第2摩擦部材を備えることにより、用紙の進入
角度が給紙ローラと第1摩擦部材との間及び給紙ローラ
と第2摩擦部材との間において異なっているので、広範
囲の用紙(異なる種類の用紙)に対応して充分な分離性
能を得ることができる。また、第1及び第2付勢部材の
付勢力を異ならせれば、第1及び第2摩擦部材の給紙ロ
ーラに対する加圧力(分離圧)を異ならせることができ
るので、進入角度とともに分離圧を異ならせることがで
き、更に広範囲の用紙に対応して充分な分離圧を得るこ
とができる。
【0053】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、コシの強い用
紙は、進入角度の小さい給紙ローラと第1摩擦部材との
間で分離されずに、進入角度の大きい給紙ローラと第2
摩擦部材との間において分離されることにより、用紙の
先端部が受ける抗力を小さくできるので、コシの強い用
紙の不送りを防止することができる。
載の発明と同様な効果を奏するとともに、コシの強い用
紙は、進入角度の小さい給紙ローラと第1摩擦部材との
間で分離されずに、進入角度の大きい給紙ローラと第2
摩擦部材との間において分離されることにより、用紙の
先端部が受ける抗力を小さくできるので、コシの強い用
紙の不送りを防止することができる。
【0054】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、簡単な
構成で、分離手段の小型化を図ることができる。
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、簡単な
構成で、分離手段の小型化を図ることができる。
【0055】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、第1及び第2
摩擦部材をともに櫛歯状にすることにより、第1摩擦部
材と第2摩擦部材との境界部の幅を小さくすることがで
きるので、用紙の幅方向に波打ちが発生したとしても、
用紙の先端部が境界部に引っかかりずらくなり、用紙の
引っかかりによる不送りを防止できる。
載の発明と同様な効果を奏するとともに、第1及び第2
摩擦部材をともに櫛歯状にすることにより、第1摩擦部
材と第2摩擦部材との境界部の幅を小さくすることがで
きるので、用紙の幅方向に波打ちが発生したとしても、
用紙の先端部が境界部に引っかかりずらくなり、用紙の
引っかかりによる不送りを防止できる。
【0056】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、第2摩擦部材
の櫛歯部の角に湾曲部を形成することにより、用紙の幅
方向に波打ちが発生しても、用紙の先端部が更に引っか
かりずらくなり、用紙の引っかかりによる不送りを更に
防止できる。
載の発明と同様な効果を奏するとともに、第2摩擦部材
の櫛歯部の角に湾曲部を形成することにより、用紙の幅
方向に波打ちが発生しても、用紙の先端部が更に引っか
かりずらくなり、用紙の引っかかりによる不送りを更に
防止できる。
【図1】本発明に係る給紙装置を示す側面図である。
【図2】図1の分離手段を示す斜視図である。
【図3】用紙に作用する力を説明する模式図である。
【図4】用紙が第1分離パッドに当接した状態を示す側
面図である。
面図である。
【図5】用紙により第1支持台が回動している状態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】第2実施の形態に係る分離手段を示す平面図で
ある。
ある。
【図7】第3実施の形態に係る分離手段を示す平面図で
ある。
ある。
【図8】図7の第2支持台を示す斜視図である。
【図9】変形例に係る給紙装置を示す側面図である。
1 給紙装置 5 給紙ローラ 7 分離手段 11 第1分離パッド(第1摩擦部材) 13 第1支持台(第1支持部材) 15 第1加圧ばね(第1付勢部材) 17 第2分離パッド(第2摩擦部材) 19 第2支持台(第2支持部材) 21 第2加圧ばね(第2付勢部材) 29 板ばね(第1付勢部材)
Claims (5)
- 【請求項1】 用紙を給紙する給紙ローラと、給紙ロー
ラに当接して用紙を1枚ずつ分離する分離手段とを備え
る給紙装置において、 分離手段は、給紙ローラに当接する第1摩擦部材と、第
1摩擦部材を支持する第1支持部材と、第1支持部材を
給紙ローラに向けて付勢する第1付勢部材と、第1摩擦
部材より給紙ローラの回転方向における下流側で給紙ロ
ーラに当接する第2摩擦部材と、第2摩擦部材を支持す
る第2支持部材と、第2支持部材を給紙ローラに向けて
付勢する第2付勢部材とを備えることを特徴とする給紙
装置。 - 【請求項2】 前記第1摩擦部材の給紙ローラに対する
加圧力は、前記第2摩擦部材の給紙ローラに対する加圧
力よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の給紙
装置。 - 【請求項3】 第1支持部材は、第2支持部材の幅方向
における略中央の位置に位置していることを特徴とする
請求項1又は2に記載の給紙装置。 - 【請求項4】 前記第2摩擦部材は、櫛歯状をなしてお
り、各櫛歯部の間には、第1摩擦部材が位置しているこ
とを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。 - 【請求項5】 前記第2摩擦部材の櫛歯部において、用
紙先端部との当接部位に、湾曲部を形成したことを特徴
とする請求項4に記載の給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24440299A JP2001063854A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24440299A JP2001063854A (ja) | 1999-08-31 | 1999-08-31 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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