JP2001019829A - エラストマー組成物 - Google Patents
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Abstract
成形加工性に優れた水添ブロック共重合体の特性を生か
しつつ、低温特性を改良した熱可塑性エラストマー組成
物を提供し、そのエラストマー組成物よりなる低温展開
性能に優れたエアバッグ装置の収納カバーを提供する。 【解決手段】 (a)ビニル芳香族化合物を主体とする
重合体ブロックAと、共役ジエン化合物を主体とする重
合体ブロックBとからなるブロック共重合体を水素添加
してなる数平均分子量が30000〜400000であ
り、重合体ブロックAが共重合体の10〜50重量%を
構成する水素添加ブロック共重合体、(b)脂肪族エス
テル系可塑剤、(c)メルトフローレイトが1〜100
g/10分のポリオレフィン系樹脂、と(d)炭化水素
油からなることを特徴とするエラストマー組成物とす
る。
Description
熱可塑性エラストマー組成物に関する。特に本発明は、
自動車等の高速移動体が衝突事故等の際に乗員を座席に
拘束して操縦装置や計器盤等との二次衝突から保護する
ように設計されたエアバッグ装置の収納カバー用として
適する、幅広い温度範囲において優れた特性を有するエ
ラストマー組成物およびそれを用いたエアバッグ装置の
収納カバーに関する。
品、家電部品、医療部品、雑貨用途に、生産性の優れる
熱可塑性エラストマーが多く利用されるようになってき
ている。これらの例としてはエチレンープロピレン共重
合体とポリプロピレンからなるオレフィン系エラストマ
ー、ポリウレタンエラストマー、軟質ポリ塩化ビニル等
が挙げられる。
ラッチ性、柔軟性、加工性、経済性、リサイクル性の面
でそれぞれ欠点を有しているのが現状である。すなわち
オレフィン系エラストマーは比較的安価で耐候性、耐熱
性に優れるものの柔軟性、耐スクラッチ性に劣る。ポリ
ウレタンエラストマーは耐スクラッチ性に優れるもの
の、柔軟性、耐候性に劣りかつ高価であるという欠点を
有している。また軟質塩化ビニルは、比較的安価であり
耐候性、耐スクラッチ性に優れるものの、低温での柔軟
性、リサイクル性に劣るという欠点を有している。
合物ブロック共重合体の水素添加誘導体(以下、水添ブ
ロック共重合体と略記する)を用いたエラストマー組成
物についてもいくつかの提案がなされている。例えば特
開昭50ー14742号、特開昭52ー65551号、
特開昭58ー206644号各公報には水添ブロック共
重合体にゴム用軟化剤およびオレフィン系樹脂を配合し
た組成物が開示されている。しかしこれらの組成物もオ
レフィン系エラストマーと同様、耐スクラッチ性の劣る
ものであった。
速移動体の衝突を感知する衝突感知装置とエアバッグ装
置とで構成され、後者のエアバッグ装置はエアバッグ、
エアバッグを膨張させるガスを発生させるガス発生発生
器、エアバッグとガス発生器を収納する収納カバーおよ
びガス発生器と収納カバーを取付ける取付具(リテーナ
ー)から成る。エアバッグ装置は高速移動中の乗員の前
面に取付けられ、衝突によって衝突感知装置が作動する
と、ガス発生器から瞬間的にガスが発生し、ガス発生
器、収納カバーおよび取付具によって囲まれて形成され
る空間内に折畳まれて収納されているエアバッグにガス
が充填され、エアバッグに充填されたガスの圧力により
収納カバーが展開し、展開によって得た開口部からエア
バッグが乗員の前面に向けて瞬間的に放出、膨張するこ
とにより、乗員を座席側に拘束し、その結果乗員が操縦
装置や計器盤等に衝突して負傷することを防ぐことがで
きる。従って、エアバッグ装置の収納カバーは衝突事故
等が発生しガス発生器が作動した際には乗員を傷つける
危険性のある破片を飛散することなく確実に展開しバッ
グを瞬間的に放出するものでなくてはならない。
は、特開昭50−127336号あるいは特開昭55−
110643号各公報には、中に主としてナイロン製の
補強用ネットを入れたウレタン樹脂から成形されたエア
バッグ装置の収納カバーが提案されている。上記のよう
なエアバッグ収納カバーは、補強用ナイロン系ネットを
使用しているため、展開時に開裂部以外に亀裂が生じた
りカバーの一部が飛散するといった問題は解決されてい
るものの、成形時に補強用ネットを組み込むのに時間が
かかり、また補強用ネットの位置がズレる等の問題があ
り、生産性に劣るという欠点を有している。特開平5−
38996号公報等には、水素添加スチレン−共役ジエ
ン系ブロック共重合体を主体とする熱可塑性エラストマ
ー組成物から成形されたエアバッグ装置の収納カバーが
提案されている。本提案のカバーは乗員に適度に柔軟な
感触を与え、比較的広い温度範囲での適応性を実現して
いる点では好ましいが、特に低温での展開性が十分では
ないという問題を有している。
技術課題を背景になされたもので、柔軟性、耐候性、耐
熱性、低温特性、強度、成形加工性に優れた水添ブロッ
ク共重合体の特性を生かしつつ、低温特性を改良した熱
可塑性エラストマー組成物を提供し、そのエラストマー
組成物よりなる低温展開性能に優れたエアバッグ装置の
収納カバーを提供するものである。
少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体とする重合
体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエン化合物を
主体とする重合体ブロックBとからなるブロック共重合
体を水素添加してなるブロック共重合体で、数平均分子
量が30000〜400000であり、重合体ブロック
Aが共重合体の10〜50重量%を構成する水素添加ブ
ロック共重合体:100重量部 (b)脂肪族エステル系可塑剤:1〜80重量部 (c)メルトフローレイトが1〜100g/10分のポ
リオレフィン系樹脂:0〜200重量部 (d)炭化水素油:0〜200重量部 からなることを特徴とするエラストマー組成物および該
エラストマー組成物よりなるエアバッグ装置の収納カバ
ーである。 以下、本発明に関して詳細に説明する。
重合体を構成するビニル芳香族化合物としては、例え
ば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
p−第三ブチルスチレンなどのうちから1種または2種
以上が選択でき、中でもスチレンが好ましい。水添ブロ
ック共重合体中のビニル芳香族化合物を主体とする重合
体ブロックAは水添ブロック共重合体の10〜50重量
%、好ましくは15〜40重量%である。また、共役ジ
エン化合物としては、例えばブタジエン、イソプレン、
1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブ
タジエンなどのうちから1種または2種以上が選択で
き、中でもブタジエン、イソプレン及びこれらの組合わ
せが好ましい。そして水素添加される前の共役ジエン化
合物を主体とする重合体ブロックBは、そのブロックに
おけるミクロ構造を任意に選ぶことができ、例えば、ポ
リブタジエンブロックの場合においては、1,2−ビニ
ル結合構造が20〜50重量%、好ましくは25〜45
重量%であり、ポリイソプレンブロックにおいては1,
4−ビニル結合が80重量%以上、好ましくは90重量
%以上である。
平均分子量は30000〜400000,好ましくは5
0000〜350000である。水添ブロック共重合体
の数平均分子量が30000未満ではエラストマー組成
物の強度、耐熱性が低下し好ましくない。一方、水添ブ
ロック共重合体の数平均分子量が400000を超える
とエラストマー組成物の成形加工性(流動性)が低下
し、また成形品の外観が悪化する(フローマークの発
生)ので好ましくない。
度、高温特性および低温特性とのバランスに優れ、エア
バッグ装置の収納カバーとして好適に用いるためには、
水添ブロック共重合体は、(a−1)および(a−2)
の2種類が用いられる。水添ブロック共重合体(a−
1)は、数平均分子量が120000〜400000、
好ましくは140000〜350000、さらに好まし
くは180000〜300000であり、重合体ブロッ
クAが共重合体の15〜50重量%、好ましくは20〜
35重量%を構成する。水添ブロック共重合体の数平均
分子量が120000未満ではエラストマー組成物の強
度、耐熱性が低下し好ましくない。一方、水添ブロック
共重合体の数平均分子量が400000を超えるとエラ
ストマー組成物の成形加工性(流動性)が低下し、また
成形品の外観が悪化する(フローマークの発生)ので好
ましくない。また、重合体ブロックAが共重合体の15
重量%未満では、エラストマー組成物の強度、耐熱性が
低下するので好ましくない。一方、重合体ブロックAが
共重合体の50重量%を超えるとエラストマー組成物の
耐スクラッチ性、柔軟性が低下し、また成形加工性、低
温特性が低下するので好ましくない。
均分子量が30000〜119999、好ましくは40
000〜100000、さらに好ましくは50000〜
100000であり、重合体ブロックAが共重合体の1
0〜50重量%、好ましくは13〜30重量%、さらに
好ましくは15〜25重量%を構成する。水添ブロック
共重合体の数平均分子量が30000未満ではエラスト
マー組成物の強度、耐熱性が低下するので好ましくな
い。一方、水添ブロック共重合体の数平均分子量が11
9999を超えると、エラストマー組成物の成形加工性
(流動性)が低下し、また成形品の外観が悪化する(フ
ローマークの発生)ので好ましくない。また、重合体ブ
ロックAが共重合体の10重量%未満ではエラストマー
組成物の強度、耐熱性が低下するので好ましくない。一
方、重合体ブロックAが共重合体の50重量%を超える
ものを用いるとエラストマー組成物の耐スクラッチ性、
柔軟性が低下するので好ましくない。
平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(M
w/Mn)]は5以下、好ましくは2以下、さらに好ま
しくは1.5以下である。分子量分布が5を超えるとエ
ラストマー組成物の強度、耐熱性が十分でなく好ましく
ない。本明細書記載の分子量および分子量分布は、たと
えばGPC(Gel Permeation Crom
atograpy)法により測定される。GPC分析で
は標準ポリスチレンで作成した検量線を用い分子量を計
算することができる。
は少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体とする重
合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエン化合物
を主体とする重合体ブロックBとからなるブロック共重
合体を水素添加してなるブロック共重合体であり、例え
ばA−B、A−B−A、B−A−B−A、A−B−A−
B−A、B−A−B−A−B、(A−B)4−X、(B
−A−B)4−X、(A−B)3−X−R、(A−B)
2−X−R、R‘、等の構造を有する。(但し、式中
R、R’はC1〜C8のアルキル基、アルコキシル基ま
たはハロゲン残基であり、R、R‘は同一でも異なって
いても良い。Xはカップリング剤の残基。) 特に良好な成形性、強度、高温特性および低温特性との
バランスを得るためには、(a−1)および(a−2)
の2種類が用いられ、(a−1)成分として用いるられ
る水添ブロック共重合体は、少なくとも2個のビニル芳
香族化合物を主体とする重合体ブロックAと、少なくと
も1個の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック
Bとからなるブロック共重合体を水素添加してなるブロ
ック共重合体であり、例えばA−B−A、B−A−B−
A、A−B−A−B−A、B−A−B−A−B等の構造
を有する。
水添ブロック共重合体は、少なくとも1個のビニル芳香
族化合物を主体とする重合体ブロックAと、少なくとも
1個の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックB
とからなるブロック共重合体を水素添加してなるブロッ
ク共重合体であり、例えばA−B、A−B−A、B−A
−B−A、A−B−A−B−A、B−A−B−A−B等
の構造を有する。
る水添ブロック共重合体のビニル芳香族化合物を主体と
する重合体ブロックA、共役ジエン化合物を主体とする
重合体ブロックBは、それぞれの重合体ブロックにおけ
るビニル芳香族化合物または共役ジエン化合物の分布が
ランダムまたはテーパード(分子鎖にそってモノマー成
分が増加または減少するもの)または一部ブロック状ま
たはこれらの任意の組み合わせであってもよく、また重
合体ブロックAおよびBがそれぞれ2個以上ある場合
は、各重合体ブロックはそれぞれが同一構造であっても
よく、異なる構造であってもよい。
ロック共重合体(a−2)との配合比率は、水添ブロッ
ク共重合体の全量を100重量部とした場合、ブロック
共重合体(a−1)が10〜70重量部、ブロック共重
合体(a−2)が30〜90重量部であり、好ましくは
ブロック共重合体(a−1)が15〜60重量部、ブロ
ック共重合体(a−2)が40〜85重量部、さらに好
ましくはブロック共重合体(a−1)が20〜50重量
部、ブロック共重合体(a−2)が50〜80重量部で
ある。ブロック共重合体(a−1)が10重量部未満で
はエラストマー組成物の強度、耐熱性が低下するので好
ましくない。ブロック共重合体(a−1)が60重量部
を超えるとエラストマー組成物の成形加工性(流動性)
が低下し、また、成形品の外観が悪化する(フローマー
クの発生)ので好ましくない。
を有するものであれば、その製造方法を制限するもので
はなく、例えば、特公昭40−23798号公報に記載
された方法により、リチウム触媒を用いて不活性溶媒中
で水素添加前のビニル芳香族化合物−共役ジエン化合物
ブロック共重合体を合成することができる。水素添加の
製造方法としては、例えば、特公昭42−8704号公
報、特公昭43−6636号公報、特開昭60−220
147号公報、特開昭61−33132号公報あるいは
特開昭62−207303号公報の方法が挙げられる。
その際の共役ジエン化合物に由来する脂肪族二重結合
は、少なくとも80%、好ましくは90%以上が水素添
加され、一方ビニル芳香族化合物の20%未満、好まし
くは10%未満が水素添加されるように選択される。上
記水素添加ブロック共重合体の水素添加率については、
赤外線分光分析や核磁気共鳴分析により容易に知ること
ができる。
ル系可塑剤であり、得られる組成物のソフトセグメント
を可塑化し、運動性を高め、カラス転移温度を低下させ
る効果が有る。芳香族エステル系可塑剤は、本発明にお
ける成分(a)のハードセグメントであるスチレンを可
塑化してしまい、得られる組成物の物性が顕著に低下し
てしまうので好ましくない。脂肪族エステル系可塑剤の
具体的な例は、脂肪族一塩基酸エステル類としてオレイ
ン酸ブチル、オレイン酸ブトキシエチル、オレイン酸イ
ソオクチル、オレイン酸2−エチルヘキシル、オレイン
酸n−オクチル、オレイン酸ヘキシル、オレイン酸ノニ
ル、オレイン酸デシル、グリセリンモノオレイン酸エス
テル等が、脂肪族二塩基酸エステル類として、コハク酸
ジイソデシル、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n
−ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジ
ピン酸ジ−nオクチル、セバシン酸ジブチル、セバシン
酸ジ−2−エチルヘキシル等、二価アルコールエステル
としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチラー
ト等、オキシ酸エステル類としてアセチルリシノール酸
メチル、アセチルリシノール酸ブチル、アセチルクエン
酸トリブチル等、その他脂肪族エステル類としてトリア
セチン、トリブチリン、トール油酸イソオクチル、トー
ル油酸n−ブチル等があげられる。
エステル系可塑剤はオレイン酸ブチル、アジピン酸ジ−
nオクチル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼ
ライン酸ジ-nオクチル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘ
キシル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジ−2−エ
チルヘキシルが好ましい。脂肪族エステル系可塑剤の配
合量は、水素添加ブロック共重合体100重量部に対
し、1〜80重量部、好ましくは3〜50重量部、さら
に好ましくは5〜30重量部である。脂肪族エステル系
可塑剤の配合量が1重量部未満ではエラストマー組成物
の低温特性が不十分であり、80重量部を超えると脂肪
族エステル系可塑剤のブリードアウトが発生するので好
ましくない。
系樹脂であり、具体的にはポリエチレン樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂があげられる。ポリエチレン樹脂としては低
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、エチレンと炭素数3〜8のα−オレフィ
ンとの共重合体等があげられる。エチレンと炭素数3〜
8のα−オレフィンとの共重合体の場合、共重合体中の
α−オレフィンとしてはプロピレン、ブテン−1、イソ
ブテン、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペン
テン−1、オクテン−1等があげられる。また、α−オ
レフィンの割合は30重量%以下のものが用いられる。
単独重合体またはプロピレンと炭素数2〜8のα−オレ
フィンとの共重合体である(以下プロピレン系樹脂と略
記する)。プロピレンと炭素数2〜8のα−オレフィン
との共重合体の場合、共重合体中のα−オレフィンとし
てはエチレン、ブテン−1、イソブテン、ペンテン−
1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン
−1等があげられる。また、α−オレフィンの割合は3
0重量%以下のものが用いられる。これらのプロピレン
系樹脂は、従来公知の方法で合成することができ、例え
ばチーグラー・ナッタ型触媒を用いて合成されるプロピ
レン単独重合体、またはランダムあるいはブロックのプ
ロピレンとα−オレフィンとの共重合体があげられる。
耐熱性、成形性の優れるエラストマー組成物を得るため
には、ポリオレフィン系樹脂としてはポリプロピレン系
樹脂を用いる方が好ましい。
FRは5〜100g/10分、好ましくは10〜60g
/10分である。MFRが5g/10分未満ではエラス
トマー組成物の溶融粘度が高く、エラストマー組成物の
成形加工性(流動性)が低下し、また成形品の外観が悪
化する(フローマークの発生)ので好ましくない。ま
た、MFRが100g/10分を超えるとエラストマー
組成物の強度、耐熱性が低下するので好ましくない。
ン系樹脂は、熱可塑性エラストマー組成物の硬さの調
整、および加工性を改良する効果を有しており、配合量
は、水素添加ブロック共重合体100重量部に対し、0
〜200重量部、好ましくは30〜180重量部、さら
に好ましくは80〜150重量部である。ポリオレフィ
ン系樹脂の配合量が200重量部を超えるとエラストマ
ー組成物の柔軟性が低下するので好ましくない。本発明
における成分(c)は炭化水素油であり、得られる組成
物の柔軟性、加工性を改良する効果を有しており、非芳
香族系の鉱物油または液状もしくは低分子量の合成軟化
剤が適している。非芳香族系の鉱物油としては一般に知
られているパラフィン系オイルおよびナフテン系オイル
を使用することができるが、なかでも芳香族環成分が1
0重量%以下のパラフィン系オイルが好ましい。
共重合体100重量部に対し、0〜200重量部、好ま
しくは5〜100重量部、さらに好ましくは10〜60
重量部である。炭化水素油の配合量が200重量部を超
えるとエラストマー組成物の耐スクラッチ性、耐熱性が
低下するので好ましくない。
充填剤、安定剤、滑剤、着色剤、シリコンオイル、難燃
剤等を添加しても良い。無機充填剤としては、例えば炭
酸カルシウム、タルク、水酸化マグネシウム、マイカ、
硫酸バリウム、けい酸(ホワイトカーボン)、酸化チタ
ン、カーボンブラック等が挙げられる。安定剤としては
ヒンダードフェノール系酸化防止剤、りん系熱安定剤、
ヒンダードアミン系光安定剤、ベンゾトリアゾール系U
V吸収剤等が挙げられる。滑剤としてはステアリン酸、
ステアリン酸エステル、ステアリン酸の金属塩等が挙げ
られる。
造する方法としては、重合体成分をブレンドする為に従
来技術で知られているいかなる方法を使用しても良い。
最も均質なブレンド物を得るためには、通常使われてい
るミキシングロール、ニーダー、バンバリーミキサーお
よび押出機のような各種の混練機を使用して溶融混練す
る方法が望ましい。溶融混練する前に、これらの配合物
をヘンシェルミキサー、タンブラー、リボンブレンダー
のような混合機を用いて予めドライブレンドし、該混合
物を溶融混練することにより均質なエラストマー組成物
が得られる。
としては、射出成形、押出成形、圧縮成形等が適応可能
であるが、特に射出成形時の成形性に優れるという特長
を有する。射出成形を行う場合は、通常のプラスチック
の成形機を用いることができ、短時間で射出成形品を得
ることができる。また、本エラストマー組成物は熱安定
性に優れるため、スプルー部およびランナー部のリサイ
クルが可能であるという長所を有する。
装置の収納カバーに成形する方法としては射出成形が好
適に用いられる。エアバッグ装置の収納カバーの金型を
備えた射出成形機に供給し、射出成形することにより短
時間でエアバッグ装置の収納カバーを得ることができ
る。また本エラストマーは熱安定性に優れるため、スプ
ルー部およびランナー部のリサイクル使用が可能である
という長所を有する。エアバッグ装置の収納カバーが確
実に展開し、エアバッグを瞬間的に放出するためには、
該カバーにはあらかじめ設計されたティアラインを設け
ることが望ましい。ティアラインは乗客の位置、エアバ
ッグ装置の設置位置、バッグの放出方向、該カバーの形
状等を考慮し、H字状,U字状等に設計される。またテ
ィアラインは破断予定部分に沿ってV字状溝、U字状溝
等、他の部分より肉厚を薄くすることにより設けること
ができる。
より単層成形することが経済的に有利であるが、取り付
け部の補強や、成形品の剛性を高める目的で、他のプラ
スチックと複合して使用することも出来る。複合する場
合には、射出複層成形法や接着剤を用いて接着する方法
が用いることができるが、本エラストマー組成物は耐傷
付き性にすぐれるので、表皮材として好適に用いること
ができる。
種の評価方法に用いられた試験法は以下の通りである。 (1)硬さ[−]:JIS K6253、Aタイプ、2
3℃で測定。 (2)引張強さ[kgf/cm2 ]:JIS K625
1、3号ダンベル、試料は2mm厚のプレスシートを用
いた。 (3)伸び[%]:JIS K6251、3号ダンベ
ル、試料は2mm厚のプレスシートを用いた。 (4)反撥弾性[%]:JIS K6255、リュプケ振
子式、23℃ (5)ヒートサグ[mm]:射出成形機にて長さ110
mm、幅12.5mm、厚み2mmの試験片を成形し
た。温度23℃、相対湿度50%の雰囲気下に24時間
以上放置した。水平鉄板上に高さ80mmの角鉄柱を置
き、角鉄柱上面に試験片の一方をオーバーハング長さが
80mmとなる様に固定した(固定部は水平にセットし
た)。予め110℃に恒温にしたオーブンに上記サンプ
ルを入れ1時間放置後取り出した。固定部と反対側の先
端部と水平鉄板面との高さをオーブンに入れる前後で測
定し、その差を結果として示した。
/10分]:ASTM D1238、230℃、2.1
6kg荷重にて測定した。 (7)ソフト部Tg(ガラス転移温度)[℃]:引っ張り
モードに設定した粘弾性スペクトルメーターにて測定し
たtanδのピーク値。(周波数:35Hz、加重:
3.7kg/cm2) (8)耐傷付き性、光沢保持率[%]:射出成形にて平
滑な表面の平板を成形した。平板を水平に置き、荷重4
0g/cm2を加えた綿布を置き、200回往復させ
た。その摩擦面の光沢度をJISK7105の方法で測
定し(E1)、摩擦前の光沢度(E0)からの保持率;
(E1/E0)×100(%)を求めた。 (9)シボ落ち試験:射出成形にて表面シボ(梨地、エ
ッジング深さ約20ミクロン)の平板を成形した。平板
を100℃のオーブン中に168時間放置した。オーブ
ンから取り出した後、目視にて表面状態を観察し、変化
の無いものを○、若干光沢の出たものを△、光沢の出た
ものを×とした。 (10)成形加工性:射出成形機にて、厚み4mm、破
断予定部分(ティアライン)の肉厚が0.5mm、ヒン
ジ部分の肉厚が2.5mmの運転席用のエアバッグ装置
の収納カバーを下記の条件にて成形した。その成形体を
目視にてフローマーク、艶等の外観を観察し、良好なも
のを○、やや不良なものを△、不良なものを×とした。
10℃、C3:210℃、ノズル温度:200℃、射出
速度:低速、金型温度:40℃ (11)収納カバーの展開性能:鉄製の取り付け金具
(リテーナー)にエアバッグと収納カバーを取り付け、
更にガス発生器を取り付けてエアバッグ装置を組み立て
る。次にこのエアバッグ装置を展開温度(−40℃、2
3℃、および90℃)の空気恒温槽に入れ、内温が安定
してから更に1時間放置した後エアバッグ装置を取り出
し、架台に取り付け通電し展開する。(恒温槽から取り
出してから1分以内に通電する。)収納カバーが破断片
を発生することなく破断予定部分で開裂しエアバッグが
展開すれば展開性は良好とする。
成分は以下のとおりである。 成分(a−1)−1 A−B−Aの構造を有し、数平均分子量220000、
分子量分布1.2、結合スチレン量30重量%、水素添
加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が37
重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のスチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロック共
重合体を特開昭60−220147号公報に記載された
方法により合成した。
分子量分布1.1、結合スチレン量33重量%、水素添
加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が36
重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のスチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロック共
重合体を特開昭60−220147号公報に記載された
方法により合成した。
分子量分布1.2、結合スチレン量28重量%、水素添
加前のポリイソプレン部の1,4−結合量が94重量
%、3,4−結合量が6重量%、ポリイソプレン部の水
素添加率99%のスチレン/イソプレンブロック共重合
体の水素添加ブロック共重合体を特開昭60−2201
47号公報に記載された方法により合成した。
0、分子量分布1.2、結合スチレン量35重量%、水
素添加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が
36重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のス
チレン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロッ
ク共重合体を特開昭60−220147号公報に記載さ
れた方法により合成した。
分子量分布1.2、結合スチレン量55重量%、水素添
加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が36
重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のスチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロック共
重合体を特開昭60−220147号公報に記載された
方法により合成した。
子量分布1.10、結合スチレン量18重量%、水素添
加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が40
重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のスチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロック共
重合体を特開昭60−220147号公報に記載された
方法により合成した。
0、分子量分布1.13、結合スチレン量23重量%、
水素添加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量
が36重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%の
スチレン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロ
ック共重合体を特開昭60−220147号公報に記載
された方法により合成した。
子量分布1.1、結合スチレン量25重量%、水素添加
前のポリイソプレン部の1,4−結合量が94重量%、
3,4−結合量が6重量%、ポリイソプレン部の水素添
加率99%のスチレン/イソプレンブロック共重合体の
水素添加ブロック共重合体を特開昭60−220147
号公報に記載された方法により合成した。
子量分布1.14、結合スチレン量21重量%、水素添
加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が38
重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のスチレ
ン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロック共
重合体を特開昭60−220147号公報に記載された
方法により合成した。
0、分子量分布1.1、結合スチレン量55重量%、水
素添加前のポリブタジエン部の1,2−ビニル結合量が
36重量%、ポリブタジエン部の水素添加率99%のス
チレン/ブタジエンブロック共重合体の水素添加ブロッ
ク共重合体を特開昭60−220147号公報に記載さ
れた方法により合成した。 成分(b)−1 オレイン酸ブチル 成分(b)−2 アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル 成分(b)−3 アゼライン酸ジブチル 成分(b)−4 アゼライン酸ジ−2−ヘキシル 成分(b)−5 セバシン酸ジオクチル 成分(b)−6 フタル酸ジ−2−エチルヘキシル 成分(c)−1 JPO製、ショーアロマーMK511(ブロックタイプ
ポリプロピレン)、MFR15g/10分。曲弾性率1
400MPa 成分(c)−2 JPO製、ショーアロマーM1700(ホモポリプロピ
レン)、MFR31g/10分。曲弾性率1450MP
a 成分(d) 出光興産製、パラフィン系オイル。ダイアナプロセスオ
イルPW−380。(動粘度;380cSt)。
2)−1を用い、脂肪族エステル系可塑剤として(b)
−1、(b)−2、(b)−3、(b)−4を用い、表
1に示した各割合にてヘンシェルミキサーでブレンドし
た後、45mm径の同方向二軸押出機にて220℃の条
件で溶融混練しエラストマー組成物のペレットを得た。
物性および成形成形加工性の結果を表−1に示した。
2)−1を用い、脂肪族エステル系可塑剤として(b)
−3、(b)−6を用い、表2に示した各割合にて、実
施例1〜4の方法と同様に混練し評価した。結果を表2
に示した。この結果から本発明の範囲外の組成物はいず
れかの物性が悪いことが明らかである。
1)−4、(a−2)−2を用い、脂肪族エステル系可
塑剤(b)−3を用い、オレフィン系樹脂として(d)
−1を用い、炭化水素油として(c)を用い、表3、表
4に示した各割合にてヘンシェルミキサーでブレンドし
た後、45mm径の同方向二軸押出機にて220℃の条
件で溶融混練しエラストマー組成物のペレットを得た。
次にこのエラストマー組成物のペレットを射出成形して
複数の運転席用エアバッグ装置の収納カバーを得た。こ
れを上記試験法にて評価し結果を表3、表4に示した。
この結果より、本発明のエラストマーは耐傷付き性、強
度、耐熱性に優れ、また溶融特性も良好であり、射出成
形性に優れていることが明らかである。また、−40
℃、23℃、90℃での展開性はいずれも良好であっ
た。
〜図4に基づいて以下説明する。図1に示すように、収
納カバー1はリテーナー(図示せず)に取り付けるため
のボルト穴9を有するフランジ5を周囲に有し、一方が
開き、内部にエアバッグを収納できる空間8を有して箱
状に形成されており、天面2には脆弱な構造の破断予定
部分3が図1の点線で示すようにH字状に配設され、天
面2の二箇所に図1の一点鎖線で示すようにヒンジ部が
配設されている。
うに天面2の裏側の断面形状がV字状の溝6により形成
されており、ヒンジ部は図2、図4に示すように天面2
の裏側の断面形状がU字状の溝7により形成されてい
る。エアバッグ(図示せず)が膨張すると収納カバー1
は破断予定部分3で破断し、二つの扉2a、2bがそれ
ぞれヒンジ不4を軸に展開し、エアバッグが放出され
る。破断予定部分3の寸法はH字の2本の棒に相当する
部分が120mm、横の棒に相当する部分が150mm
であり、破断予定部分の肉厚が0.5mm、ヒンジ部の
肉厚が2.5mm、その他の部分は5mmである。
−1)−1、(a−1)−2、(a−1)−3、(a−
1)−4、(a−2)−1、(a−2)−2、(a−
2)−3を用い、脂肪族エステル系可塑剤として(b)
−1、(b)−2、(b)−3、(b)−4、(b)−
5を用い、、ポリオレフィン系樹脂として(c)−1、
(c)−2を用い、炭化水素油として(d)を用い、表
6、表7に示した各割合にて、実施例5〜12の方法と
同様に混練し評価した。結果を表5、表6に示した。こ
の結果より、本発明のエラストマーは耐傷付き性、強
度、耐熱性に優れ、また溶融特性も良好であり、射出成
形性に優れていることが明らかである。また、−40
℃、23℃、90℃での展開性はいずれも良好であっ
た。
1)−2、(a−1)−5、(a−2)−1、(a−
2)−4、(a−2)−5を用い、脂肪族エステル系可
塑剤として(b)−3を用い、ポリオレフィン系樹脂と
して(c)−1を用い、炭化水素油として(d)を用
い、表7,8に示した各割合にて、実施例5〜12の方
法と同様に混練し評価した。結果を表7、8に示した。
この結果から、本発明の範囲外の組成物はいずれかの物
性、または展開性能が悪いことが明らかである。
成物は、低温特性、耐傷付き性、強度、耐熱性、柔軟
性、成形加工性に優れるため、自動車部品、家電部品、
玩具、雑貨等の分野で好適に利用することができるが、
特に低温特性性に優れるため要求性能の厳しいアームレ
スト、ハンドル、ホーンパッド等の自動車内装部品やウ
インドモール、バンパー等の自動車外装部品に好適に使
用することができる。特に、本発明のエラストマー組成
物によって得られるエアバッグ装置の収納カバーは、−
40℃から90℃の広い温度領域でエアバッグ展開時に
開裂部分以外に亀裂が生じたり、カバーが飛散すること
なしに良好な展開性が得られる。また、成形品表面の耐
傷付き性、成形加工性に優れるため、従来必要であった
塗装工程をなくすことができるので、高生産性、低コス
トが実現される。
バーの一例を示す透視図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 (a)少なくとも1個のビニル芳香族化
合物を主体とする重合体ブロックAと、少なくとも1個
の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBとか
らなるブロック共重合体を水素添加してなるブロック共
重合体で、数平均分子量が30000〜400000で
あり、重合体ブロックAが共重合体の10〜50重量%
を構成する水素添加ブロック共重合体:100重量部 (b)脂肪族エステル系可塑剤:1〜80重量部 (c)メルトフローレイトが1〜100g/10分のポ
リオレフィン系樹脂:0〜200重量部 (d)炭化水素油:0〜200重量部 からなることを特徴とするエラストマー組成物。 - 【請求項2】 (a)下記(a−1)および(a−2)
の水添ブロック共重合体混合物100重量部、 (a−1)少なくとも2個のビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエ
ン化合物を主体とする重合体ブロックBとからなるブロ
ック共重合体を水素添加してなるブロック共重合体で、
数平均分子量が120000〜400000であり、重
合体ブロックAが共重合体の15〜50重量%を構成す
る水素添加ブロック共重合体:10〜70重量部 (a−2)少なくとも1個のビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックAと、少なくとも1個の共役ジエ
ン化合物を主体とする重合体ブロックBとからなるブロ
ック共重合体を水素添加してなるブロック共重合体で、
数平均分子量が30000〜119999であり、重合
体ブロックAが共重合体の10〜50重量%を構成する
上記水素添加ブロック共重合体:30〜90重量部 (b)脂肪族エステル系可塑剤:1〜80重量部 (c)メルトフローレイトが5〜100g/10分のポ
リオレフィン系樹脂:20〜200重量部 (d)炭化水素油:5〜200重量部 からなることを特徴とするエラストマー組成物。 - 【請求項3】 ビニル芳香族化合物がスチレンであり、
共役ジエン化合物がブタジエンまたはイソプレンもしく
はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項
1、2記載のエラストマー組成物。 - 【請求項4】 炭化水素油が非芳香族系の鉱物油である
ことを特徴とする請求項1、2項記載のエラストマー組
成物。 - 【請求項5】 ポリオレフィン系樹脂がプロピレン単独
重合体および/またはプロピレンと炭素数2〜8のα−
オレフィンとの共重合体であることを特徴とする請求項
1、2記載のエラストマー組成物。 - 【請求項6】 請求項1、2記載のエラストマー組成物
よりなるエアバッグ装置の収納カバー。
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