JP2001005265A - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
現像装置及びこれを用いた画像形成装置Info
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Abstract
電圧の印加停止時に、現像領域における現像プロセス途
中の現像剤が、静電潜像担持体の表面に残留することを
抑制し、画像形成装置内や転写手段などの各部材の現像
剤による汚れを防止し、良好な画像を得ることが可能で
あり、しかも簡単な回路構成でコスト高を招くことがな
い現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 振動バイアス電圧の印加を停止すると
き、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常の周波数よ
りも高くしてから停止するように構成して課題を解決し
た。
Description
スや静電記録プロセス等を適用したプリンターや複写
機、あるいはファクシミリ等の画像形成装置に使用され
る現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関し、特
に、静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像剤担
持体に振動バイアス電圧を印加することにより現像する
現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関するもので
ある。
プロセス等を適用したプリンターや複写機、あるいはフ
ァクシミリ等の画像形成装置において、静電潜像を現像
する現像装置としては、現像剤担持体に振動バイアス電
圧を印加する技術が広く用いられてきている。
バイアス電圧を印加することにより、現像剤担持体と静
電潜像担持体との間に振動電界を形成し、この振動電界
によって現像剤を現像剤担持体と静電潜像担持体との間
で往復飛翔させ、現像効率を向上させるとともに、かぶ
り等を防止するように構成されている。
装置では、画像形成動作中は、現像剤担持体に直流電圧
に交流電圧を重畳した振動バイアス電圧を印加すること
により、現像剤を現像剤担持体と静電潜像担持体との間
で往復飛翔させ、現像効率を向上させるとともに、かぶ
り等を防止し、画像形成動作が終了したときに、現像剤
担持体への振動バイアス電圧の印加を停止させるように
なっている。
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記従来の現像装置を適用した画像形成装置では、
画像形成動作が終了して、現像のために発振していた振
動バイアス電圧の印加を停止すると、現像領域における
現像プロセス途中の現像剤が、静電潜像の有無に関わら
ず静電潜像担持体の表面に残留する。更に説明すると、
振動バイアス電圧の印加を停止すると、静電潜像担持体
の表面に付着した現像剤には、現像剤担持体側に引き戻
す力が作用しなくなるため、振動バイアス電圧の印加停
止時に静電潜像担持体の表面に付着していた現像剤は、
静電潜像の有無に関わらず、ファンデルワールス力や鏡
像力等によって、静電潜像担持体の表面に付着したまま
の状態となって残留する。
も、静電潜像担持体の表面に現像剤が残留すると、当該
現像剤が画像形成装置内に飛散して、画像形成装置内の
汚れとなったり、クリーニング装置によって回収される
など、不要現像剤の増加を招くという問題点があった。
交流成分の位相と残留現像剤量との関係を示すグラフで
ある。
ス電圧の印加停止時の交流成分の位相によっては、感光
体ドラムの表面に多くのトナーが残留し、画像形成装置
内の汚れや、不要現像剤の増加を招く。
の転写媒体に転写せしめる手段として、静電潜像担持体
の表面に接触する接触式のローラやブラシなどを用いた
画像形成装置が実用化されてきている。かかる接触式の
ローラやブラシなどを用いた画像形成装置においては、
静電潜像担持体の表面に残留した現像剤が、当該静電潜
像担持体の表面に接触するローラやブラシなどの接触式
の帯電手段に転移し、ローラやブラシなどの接触式の帯
電手段を汚損するという問題点もあった。
よって汚損されると、当該接触式の転写手段に転移した
現像剤が、紙などの転写媒体の裏面に付着して不要な汚
れを招くこともあり、特に両面印字等の際に画質を低下
させるといった大きな妨げになるという問題点もあっ
た。
止時に、静電潜像担持体の表面に現像剤が残留すること
に伴う問題点を解決し得る技術としては、特開平2−1
30569号公報や特公平4−35074号公報等に開
示されているものがある。
された画像形成装置は、振動バイアス電圧を停止すると
き、静電潜像担持体の表面に残留する現像剤を低減する
ために、振動バイアス電圧が停止するときの振動位相を
制御するように構成したものである。
係る画像形成方法は、振動バイアス電圧の出力振幅を順
次減少させて停止するように構成したものである。
9号公報に開示された画像形成装置の場合には、振動バ
イアス電圧を停止するとき、静電潜像担持体の表面に残
留する現像剤を低減するために、振動バイアス電圧が停
止するときの振動位相を制御するように構成したもので
あるが、現像剤の中には、所定の極性と逆極性に帯電し
たものが存在するため、逆極帯電現像剤などの残留は低
減することができず、特に一成分現像方式などでは効果
が低いという問題点を有している。
係る画像形成方法の場合には、振動バイアス電圧の出力
振幅を順次減少させて停止するものであるが、このよう
に、振動バイアス電圧の出力振幅を順次減少させるに
は、高圧電源に複雑な回路構成を必要とすることが多
く、コスト高となりがちであるという問題点を有してい
る。なお、単に、振動バイアス電圧の出力振幅を順次減
少させるだけであれば、従来から広く用いられてきたC
−R結合による単純な発振回路を用いた振動バイアス電
圧発生装置であれば、回路特性から、発振停止時に振動
電圧の振幅を徐々に小さくすることができる。
化等のためにデジタル化されてきており、現像剤担持体
に印加する振動バイアス電圧も、正弦波を使用するので
はなく、任意形状の矩形波を使用する傾向にあるととも
に、振動バイアス電圧の周波数も複数の周波数を使用す
るようになってきている。そのため、従来のC−R結合
による単純なアナログ方式の発振回路を用いた振動バイ
アス電圧発生装置では、任意形状の矩形波や、複数の周
波数の振動バイアス電圧を発生させ、これらの振動バイ
アス電圧の出力振幅を順次減少させるには、高圧電源に
複雑な回路構成を必要とし、コスト高となるという問題
点を有している。
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、現像剤担持体に印加される振動バイアス電
圧の印加停止時に、現像領域における現像プロセス途中
の現像剤が、静電潜像担持体の表面に残留することを抑
制し、画像形成装置内や転写手段などの各部材の現像剤
による汚れを防止し、良好な画像を得ることが可能であ
り、しかも簡単な回路構成でコスト高を招くことがない
現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供すること
にある。
解決するため、請求項1に記載された発明は、静電潜像
担持体に対向させて現像剤を担持した現像剤担持体を配
置し、当該現像剤担持体に振動バイアス電圧を印加し
て、前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像
する現像装置において、前記振動バイアス電圧の印加を
停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常
の周波数よりも高くしてから停止することを特徴とする
現像装置である。
潜像担持体に対向させて現像剤を担持した現像剤担持体
を配置し、当該現像剤担持体に振動バイアス電圧を印加
して、前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現
像する現像装置において、前記振動バイアス電圧の印加
を停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通
常の周波数よりも段階的に高くしてから停止することを
特徴とする現像装置である。
記振動バイアス電圧の印加を停止するときの振動成分の
位相が、静電潜像を現像するのに現像剤を静電潜像担持
体側に付勢するのとは反対の力を生じるときであること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置で
ある。
動バイアス電圧の印加を停止する直前の出力が、通常時
とは異なる電圧ピークを持つことを特徴とする請求項3
記載の現像装置である。
振動バイアス電圧の印加を停止するときの振動成分の位
相が、静電潜像を現像するのに現像剤を静電潜像担持体
側に付勢するのとは反対の力を生じるときにあり、印加
を停止する直前の振動成分が、通常時とは異なる波長を
持つことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
に記載の現像装置である。
静電潜像担持体に所望の画像情報に応じた静電潜像を形
成し、前記静電潜像担持体に現像剤を担持した現像剤担
持体を対向させて、当該現像剤担持体に振動バイアス電
圧を印加して現像することにより画像の形成を行う画像
形成装置において、前記振動バイアス電圧の印加を停止
するとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常の周
波数よりも高くしてから停止することを特徴とする画像
形成装置である。
電潜像担持体に所望の画像情報に応じた静電潜像を形成
し、前記静電潜像担持体に現像剤を担持した現像剤担持
体を対向させて、当該現像剤担持体に振動バイアス電圧
を印加して現像することにより画像の形成を行う画像形
成装置において、前記振動バイアス電圧の印加を停止す
るとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常の周波
数よりも段階的に高くしてから停止することを特徴とす
る画像形成装置である。
動バイアス電圧の印加を停止するとき、当該振動バイア
ス電圧の周波数を、通常の周波数よりも高くする際に、
画像形成部に印加される他の交流成分が持つ周波数と干
渉しうる周波数を避けることを特徴とする請求項6又は
7記載の画像形成装置である。
振動バイアス電圧の印加を停止するとき、当該振動バイ
アス電圧の周波数を、通常の周波数よりも高くする際
に、当該通常の周波数よりも高く設定される周波数は、
画像形成装置が設置される場所の温度や湿度などの環境
条件により定められる複数種類の値を持つことを特徴と
する請求項6乃至8のいずれかに記載の画像形成装置で
ある。
ドラム状の静電潜像担持体と対向して、ロール状の現像
剤担持体を持ち、この現像剤担持体に波形が正弦波であ
る振動電圧と直流電圧を重畳した振動バイアス電圧を印
加した現像手段を例に説明する。
される。
現像剤担持体02の間には、現像剤担持体02に印加さ
れた振動バイアス電圧(図2(a))により周期的に向
きが変化する電界Eが発生し、帯電し電荷を持つ現像剤
03は、生じた電界Eによる向きに付勢され、往復飛翔
し運動する。そして、上記静電潜像担持体01の表面に
残留するトナーの量は、図2(b)に示すように、振動
バイアス電圧の周期に対応して変化する。実際の現像剤
担持体02の表面に存在する現像剤03は、図3に示す
ように、意図とは反対の極性(例えば、プラス)の電荷
を持つものや、著しく低い帯電量を持つもの(例えば、
帯電量が略ゼロのもの)も存在し、先述の現像剤03と
は正反対の挙動を示したり、運動するこれら現像剤03
によってはじき出されることによって、現像部分には、
図4(a)(b)に示すように、帯電量の大小や極性に
関わらず、静電潜像担持体01の表面に残留する現像剤
03が存在する。現像プロセスの進行とともに、これら
現像剤03は、静電潜像を可視化するという目的に合致
したものが選択的に静電潜像担持体01上に残留し、現
像動作を終了する。
形成動作終了前に停止させなければならないが、振動バ
イアス電圧が発振している間は現像部に様々な帯電量を
もつ現像剤が混沌と存在し、ただ振動バイアス電圧を停
止させたのでは、先述の選択的な現像プロセス終了前の
現像剤が、像担持体上の静電潜像の有無に関わらず現像
され、この例のように、像担持体と現像担持体にロール
を用いた場合、軸方向の帯状となって現れる。
圧停止時に現像部に存在した、様々な帯電量をもつ現像
剤が混じりあったものとなる。
を少なくするために、振動バイアス電圧の発振を停止す
るとき、その振動部分の位相を制御することが知られて
いるが、残留する現像剤の帯電量は、前述のように様々
であり、問題とならないレベルまで量を制御することは
難しかった。
現像剤は、不要な現像剤として、クリーニング装置によ
って清掃、回収され問題となることは少なかった。ま
た、広く用いられて来た、C−R結合による単純な発振
回路を用いた振動バイアス電圧発生装置では、回路特性
から、発振停止時に振動電圧の振幅が徐々に小さくな
り、現像部に存在する様々な帯電量をもつものが混じり
あった現像剤の絶対量が振動電圧の振幅の減衰とともに
減少し、結果、発振停止時に像担持体上に残留する現像
剤量も少なくなるので、障害の原因とはなり難い。
なアナログ方式の発振回路を用いた振動バイアス電圧発
生装置では、デジタル化した画像形成装置に対応するこ
とができない。
の印加を停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波数
を、通常の周波数よりも高くすることで、像担持体上に
残留する現像剤量を極めて少なくすることが可能となっ
た。その動作は次のように説明される。
は、その振動周波数は、現像剤の帯電量、大きさ、重
さ、振動バイアス電圧振幅などによって現像され易さが
変化するため、現像するのに必要な像担持体上の静電潜
像に付着する現像剤量を得るには最適値が存在し、それ
よりも高すぎても低すぎても現像動作はされにくくな
る。従って、現像部に存在する様々な帯電量を持つもの
がまじりあった現像剤の絶対量は、振動バイアス電圧の
周波数を高くしていく事で減少させることができる。
持に付着する現像剤量は、現像部に存在する様々な帯電
量をもつものが混じりあった現像剤の絶対量に概略比例
するので、振動バイアス電圧の発振停止する際、予めそ
の周波数を高く変化させることで、振動バイアス電圧停
止時の像担持体上に残留する現像剤量を極めて少なく抑
制することが可能となる。
振動バイアス電圧を印加する方式の画像形成装置では、
その振動周波数と、現像動作に用いられる振動電圧の周
波数が相互に干渉したとき、像担持体の帯電電圧が周期
的に変化したり現像電界が周期的変動するなどの原因
で、像担持体上に地汚れを生じることがある。
干渉しにくい設定を行うことが考えられるが、この発明
に係る振動バイアス電圧停止時の周波数変化を複数の飛
び値をもって行うことで、この現象を避けることができ
る。
イアス電圧の振幅は一定となるため、電源回路の構成が
簡単になりコストの低減効果も期待できる。
波に限らず、矩形波、三角波、パルス波等、周期的な交
流波形であればよく、直流成分を周期的にオンーオフす
ることによって形成された電圧をも含むものである。
態に基づいて説明する。
た画像形成装置としての電子写真方式の卓上ページプリ
ンターを示すものである。
うに、静電潜像担持体としての感光体ドラム2と、当該
感光体ドラム2の表面を所定の電位に帯電する帯電手段
3と、前記感光体ドラム2の表面に画像露光4を施すこ
とにより静電潜像を形成する画像露光手段と、前記感光
体ドラム2の表面に形成された静電潜像を現像する現像
剤担持体としての現像ロール5を備えた現像手段と、当
該現像手段によって現像された現像像を転写用紙6に転
写する転写手段としての転写ロール7と、前記感光体ド
ラム2上に残留した現像剤を除去するクリーニング手段
8とを備えるように構成されている。
m/s程度のプロセススピードで回転駆動される。ま
た、上記帯電手段3としては、コロナワイヤーに直流電
圧が印加されるスコロトロンが用いられる。さらに、上
記現像手段としては、例えば、現像剤として磁性一成分
のトナーを用いた現像装置が用いられる。
ドラム2や現像装置、更にはクリーニング装置8等が、
プロセスカートリッジとして一体的に構成されており、
感光体ドラム2等を一体的に交換することが可能となっ
ている。また、上記ページプリンター1は、図示しない
両面ユニットを備えており、転写用紙6の両面に画像形
成が可能となっている。
担持体に対向させて現像剤を担持した現像剤担持体を配
置し、当該現像剤担持体に振動バイアス電圧を印加し
て、前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像
する現像装置において、前記振動バイアス電圧の印加を
停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常
の周波数よりも高くしてから停止するように構成されて
いる。
ターの電気回路をも同時に示すものである。
して、コントローラ10と、高圧電源装置11とから構
成されている。コントローラ10は、CPU等からなる
制御回路12を備えており、当該制御回路12は、波形
発生回路13に対して、デジタル信号からなるON/O
FF信号及び周波数情報14を出力するとともに、高圧
電源装置11の直流電圧発生回路15に対して信号を出
力するようになっている。また、上記波形発生回路13
は、制御回路12からのデジタル信号に応じて、所定の
波形及び周波数の交流電圧を発生するものである。上記
波形発生回路13で発生された所定の波形及び周波数の
交流電圧は、高圧電源装置11の増幅回路16によっ
て、所定のピークツーピーク電圧を有する交流電圧に増
幅される。さらに、上記高圧電源装置11の増幅回路1
6では、直流電圧発生回路15で発生される直流電圧と
重畳されて、所定の振動バイアス電圧が発生され、当該
振動バイアス電圧が現像手段の現像ロール5に印加され
る。
路13に対して出力する周波数情報を制御し、振動バイ
アス電圧の印加を停止するとき、当該振動バイアス電圧
の周波数を、通常の周波数よりも高くしてから停止する
ように構成されている。
る現像装置を適用したページプリンターでは、次のよう
にして、現像剤担持体に印加される振動バイアス電圧の
印加停止時に、現像領域における現像プロセス途中の現
像剤が、静電潜像担持体の表面に残留することを抑制
し、画像形成装置内や転写手段などの各部材の現像剤に
よる汚れを防止し、良好な画像を得ることが可能であ
り、しかも簡単な回路構成でコスト高を招くことがない
ようになっている。
図5に示すように、感光体ドラム2の表面を、スコロト
ロンからなる帯電手段3によって所定の電位に帯電した
後、画像露光4を施すことにより、感光体ドラム2上に
画像情報に応じた静電潜像が形成される。この感光体ド
ラム2上に形成された静電潜像は、現像手段の現像ロー
ル5によって現像される。
た静電潜像を現像するには、現像剤担持体である現像ロ
ール5の現像スリーブに、振動高電圧と直流成分とが重
畳された振動バイアス電圧を印加して、帯電した現像剤
を往復飛翔させ、潜像部に付着させるこにより現像動作
が行なわれる。現像動作中は、現像スリーブと感光体ド
ラム2とが対向する間隙(現像領域)に、所定の帯電極
性を中心にして様々な帯電量を持つトナーが混沌として
存在する所謂トナークラウドが形成され、現像プロセス
の進行とともに選択的に良帯電トナーによって静電潜像
の現像が行なわれる。
ブに振動バイアス電圧の印加を停止するとき、そのまま
高圧印加を瞬時に停止すると、現像部に存在したトナー
クラウドが、静電潜像がないにもかかわらず感光体ドラ
ム2上に付着し、感光体ドラム2の軸方向に沿って帯状
の地かぶりが発生してしまう。
動作の際、ページ毎に振動バイアス電圧の印加を停止さ
せているため、プロセスカートリッジの寿命がくるまで
に、感光体ドラムの軸方向に沿った地かぶりとなるトナ
ー重量を含め、クリーニング装置で回収されるトナーの
重量は、新品のプロセスカートリッジに充填されたトナ
ー重量比で7%程度にもなってしまっていた。
ャップ部)のトナー汚れは、接触式の転写ロールの表面
を汚し、連続プリント動作時は次用紙の裏面にトナー汚
れの帯となって現れ、両面印字動作を行うプリンターに
おいては、致命的な障害となった。また、プリントジョ
ブ終了後には、転写ロール表面にトナー汚れが残留して
蓄積するため、装置の動作シーケンスに転写装置を電気
的にクリーニングする動作が加えられるが、もともと感
光体ドラム上に残留したトナーは、さまざまな帯電量を
持ち、電気的なクリーニングの効果は小さい。
スを停止させる際、現像動作の通常周波数の2倍以上の
周波数まで発振を変化させた後で停止するように構成さ
れている。
数では、現像剤の運動が、早い現像電界の変化に追従し
きれずに、トナークラウドが著しく減少する。従って、
このとき、現像バイアスの発振を停止させても、感光体
ドラム2上に残留するトナー量は極めて少なくなり、何
ら障害を発生させることもない。
示すように、通常時2.4kHz、発振停止時は100
msの時間で連続的に5.6kHzまで上昇させ停止し
た。検討の結果、停止時の周波数が4kHz以下では、
感光体ドラム上の残留トナー量の低減に効果は見られな
かった。停止時の最終的な周波数は、画質上最適化され
た通常発振時の周波数の何倍とは言えず、トナーの重
量、帯電量、現像バイアス交流分の振幅、トナーの帯電
量分布により異なると考えられる。
のAに示すように、必ずしも直線状に上昇させる必要は
なく、図7のBに示すように、停止直前に周波数を急激
に上昇させるように設定してもよい。
した回収トナー重量は、プロセスカートリッジ充填トナ
ー重量比、3%程度に低減することができた。これによ
り、プロセスカートリッジの印字可能枚数が3%程度増
加した。
なり画質が著しく向上し、転写装置のクリーニング動作
の効率が上がり、クリーニング動作回数を減らすことが
可能となり、装置の稼働効率も上昇した。
実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明
すると、この実施の形態2では、振動バイアス電圧の印
加を停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、
通常の周波数よりも段階的に高くしてから停止するよう
に構成されている。
置を適用したページプリンター1は、図8に示すよう
に、帯電手段3として、スコロトロンではなく、感光体
ドラム2の表面に接触して、当該感光体ドラムの表面を
所定の電位に帯電する接触式の帯電ロール17が用いら
れている。この帯電ロール17には、直流電圧が重畳さ
れた、例えば800Hzの交流電圧を印加するように構
成されている。
流電圧が印加されているため、現像バイアスの交流成分
の周波数と干渉すると、感光体ドラム2の帯電電位の干
渉周波数での周期変化や、現像バイアス直流成分の変動
により、感光体ドラム2上に軸方向に沿った地かぶりが
発生する。
17に印加される交流電圧及び現像バイアスの交流成分
の通常周波数を設定する際に、互いに周波数の干渉が発
生しないように設定するか、発生してもプリント画質上
問題が生じないように行うように構成されている。
実施の形態1と同様に、現像動作の通常発振の2倍以上
の周波数まで発振周波数を変化させた後に停止したとこ
ろ、感光体ドラム2上に軸方向に沿った帯状のトナー付
着が発生した。このトナー付着の発生原因を詳細に調査
したところ、現像バイアス電圧の周波数を連続的に高く
していく際、帯電手段17に印加した振動電圧の周波数
(800Hz)と強く共振する周波数を通過していたた
めに発生した地かぶりであることがわかった。
数を、通常時2.4kHz、発振停止時は5.6kHz
まで上昇させて停止することは同様に、図9に示すよう
に、その間を3.2kHz、4.0kHz、4.8kH
zというように、帯電手段17に印加した振動電圧の周
波数(800Hz)の整数倍に段階的に変化させ、各周
波数の発振時間を25msづつとし、実施の形態1と同
様100msの時間で発振を停止した。
の形態1と同じ効果を得ることができ、又、現像バイア
ス停止に要する時間が変わらなかったことから、装置制
御シーケンスに大きな変更を加えることなく帯電手段の
方式変更に対応することができる。
1と同様であるので、その説明を省略する。
明する。
真方式の卓上ページプリンターを示す概略構成図であ
る。
の本体を示すものであり、このページプリンター本体2
1の内部には、外部から入力される画像情報に対して所
定の画像処理を施す画像処理部21と、当該画像処理部
21によって所定の画像処理が施された画像情報に基づ
いて画像を出力する画像出力部22とが配設されてい
る。上記ページプリンター本体20内の画像処理部21
には、図示しないパーソナルコンピュータ等のホストコ
ンピュータ、あるいは電話回線やLAN等の通信回線を
介して送られてくる画像情報や、図示しない画像読取装
置によって読み取られた画像情報などが入力されるよう
になっている。
力部22には、画像処理部21によって所定の画像処理
が施された画像情報に基づいて画像露光を行なうROS
23(Raster Output Scanner)
が配置されており、このROS23では、画像情報に応
じてレーザー光LBによる画像露光が行なわれる。
に、図示しない半導体レーザーからレーザー光LBが画
像情報の階調データに応じて出射される。この半導体レ
ーザーから出射されたレーザー光LBは、回転多面鏡2
4によって偏向走査され、反射ミラー25、26を介し
て静電潜像担持体としての感光体ドラム27上に走査さ
れる。
走査露光される感光体ドラム27としては、例えば、有
機系の光導電性物質(OPC)を用いた感光体が用いら
れ、当該感光体ドラム27は、図示しない駆動手段によ
って矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動されるよう
になっている。この感光体ドラム27の表面は、図11
に示すように、予め帯電手段としての帯電ロール28に
よって所定の電位に帯電された後、画像情報に応じてレ
ーザー光LBが走査露光されることによって静電潜像が
形成される。上記感光体ドラム27上に形成された静電
潜像は、現像装置29の現像剤担持体としての現像ロー
ル30によって現像され、トナー像となる。
ー像は、当該感光体ドラム27に接触するように配置さ
れた転写ロール31によって転写媒体としての転写用紙
32上に転写されるとともに、このトナー像が転写され
た転写用紙32は、針状電極からなる分離帯電器33に
より除電されて感光体ドラム27から分離される。この
針状電極からなる分離帯電器27には、AC電圧、又は
DC電圧を重畳したAC電圧が印加されるようになって
いる。上記転写用紙32は、図10に示すように、ペー
ジプリンター本体20内の下部に配置された用紙カセッ
ト34から給紙ロール35によって給紙される。この給
紙された転写用紙32は、搬送ロール36及びレジスト
ロール37によって感光体ドラム27の表面まで搬送さ
れる。
図10に示すように、右側の側面に手差しトレイ38を
備えており、この手差しトレイ38を時計回り方向に略
水平な位置まで回動させて停止させることによって、当
該手差しトレイ38からは、OHPシートやハガキ等の
材質やサイズの異なる転写媒体なども、直径の大きな給
紙ロール39を介して給紙可能となっている。
像が転写された転写用紙32は、上述したように、針状
電極からなる分離帯電器33により除電されて感光体ド
ラム27の表面から分離された後、定着器40へ搬送さ
れる。その際、上記転写用紙32が分離帯電器33の除
電及び感光体ドラム27の曲率半径並びに転写用紙32
の剛性によって、感光体ドラム27の表面から独りでに
剥離しない場合には、転写用紙32を感光体ドラム27
の表面から強制的に剥離するため、図12に示すよう
に、剥離爪41が設けられている。上記感光体ドラム2
7の表面から分離された転写用紙32は、定着器40の
加熱ロール40a及び加圧ロール40bによって熱及び
圧力でトナー像が、当該転写用紙27上に定着された
後、排出ロール42によってページプリンター本体20
の上部に設けられた排出トレイ43上に排出されて、画
像形成工程が終了する。
リントする場合には、図10に示すように、片面に画像
がプリントされた転写用紙32を、そのまま排出トレイ
43上に排出せずに、排出ロール42を逆転して複数の
搬送ロール46を備えた両面ユニット47へと導き、転
写用紙32の表裏を反転した状態で、再度感光体ドラム
27の転写位置へと搬送するように構成されている。
感光体ドラム27の表面は、図11に示すように、クリ
ーナーブレード44を備えたクリーニング装置45によ
って、残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工
程に備えるようになっている。
ターでは、図11に示すように、メンテナンス性の向上
等のため、感光体ドラム27、及びその周辺の現像装置
29やクリーニング装置45等が、プロセスカートリッ
ジ48として一体的にユニット化されており、このプロ
セスカートリッジ48は、ページプリンター本体20に
対して一体的に着脱可能となっている。また、上記プロ
セスカートリッジ48は、感光体ドラム27の劣化時期
や、現像装置29内の現像剤が消費される時期がほぼ同
じ時期となるように設定されており、感光体ドラム27
が磨耗して劣化したり、現像装置29内の現像剤が消費
された場合に、感光体ドラム27や現像装置29を個々
に新しいものと交換するのではなく、プロセスカートリ
ッジ48全体として、感光体ドラム27や現像装置29
等をページプリンター本体20から一体的に脱着して新
しいものと交換することにより、メンテナンス性を向上
することが可能となっている。
る現像装置をプロセスカートリッジ全体と共に示す構成
図である。
に、現像装置ハウジング50を備えており、この現像装
置ハウジング50は、大きく分けて、現像剤担持体とし
ての現像ロール30が設けられた現像槽51と、この現
像槽51の後方に連設された現像剤貯蔵槽52とから構
成されている。上記現像装置ハウジング50の現像槽5
1には、感光体ドラム27側の端部に、現像ロール30
が回転可能に配設されており、この現像ロール30は、
既知の如く、所定の位置に所定の極性の磁極が着磁さ
れ、固定状態に配置された図示しないマグネットロール
と、このマグネットロールの外周に矢印方向に沿って回
転可能に配置された図示しない現像スリーブとから構成
されている。
は、必要に応じて、当該現像ロール30に現像剤を攪拌
しつつ供給する板状ないし棒状に形成された図示しない
現像部アジテータが、回転可能に配設されている。さら
に、上記現像ロール30の外周には、当該現像ロール3
0の外周に図示しないマグネットロールの磁力によって
吸着された一成分磁性現像剤53(トナー)を、摩擦帯
電によって所定の極性に帯電するための帯電部材として
の帯電ブレード54が設けられている。この帯電ブレー
ド54は、全体を合成樹脂等によって形成しても良い
し、又、金属等からなる板バネ部材と、この板バネ部材
の先端部に接着等の手段により固着された合成樹脂等か
らなる摩擦帯電部材とから構成しても良い。上記帯電ブ
レード54の基端部は、現像装置ハウジング50に固着
されているとともに、その先端部は、現像ロール30の
表面に所定の圧力で圧接されている。
と、この現像槽51の後方に連設された現像剤貯蔵槽5
2との間には、図11に示すように、当該現像剤貯蔵槽
52から現像槽51側へ供給される現像剤53の量を規
制する開口部55が設けられており、この開口部55に
は、必要に応じて、その長手方向に沿って所定の間隔を
おいて、当該開口部55を仕切る図示しないリブが複数
本設けられている。
磁性一成分のトナーからなる現像剤53を所定量だけ貯
蔵可能なように大きく構成されており、この現像剤貯蔵
槽52の現像剤貯蔵率、つまり現像剤貯蔵槽53の体積
に占める現像剤53の割合は、例えば、60〜70%に
設定されている。さらに、上記現像剤貯蔵槽52の内部
には、当該現像剤貯蔵槽52の内部に貯蔵された現像剤
53を攪拌しつつ、現像槽51側へと搬送する2つの現
像剤攪拌搬送部材56、57が回転可能に設けられてい
る。これら2つの現像剤攪拌搬送部材56、57は、現
像装置29の背面側に配設されたギア等を介して、感光
体ドラム27等を駆動する図示しない駆動モーターによ
って、所定のタイミングで回転駆動されるようになって
いる。
体に対向させて現像剤を担持した現像剤担持体を配置
し、当該現像剤担持体に振動バイアス電圧を印加して、
前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を現像する
現像装置において、前記振動バイアス電圧の印加を停止
するとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常の周
波数よりも段階的に高くしてから停止するように構成さ
れている。
ンターの電気回路を示すものである。
して、コントローラ60と、高圧電源装置61とから構
成されている。コントローラ60は、CPU等からなる
制御回路62を備えており、当該制御回路62は、波形
発生回路63に対して、デジタル信号からなるON/O
FF信号及び周波数情報64を出力するとともに、高圧
電源装置61の直流電圧発生回路65に対して信号を出
力するようになっている。また、上記波形発生回路63
は、制御回路62からのデジタル信号に応じて、所定の
波形及び周波数の交流電圧を発生するものである。上記
波形発生回路63で発生された所定の波形及び周波数の
交流電圧は、高圧電源装置61の増幅回路66によっ
て、所定のピークツーピーク電圧を有する交流電圧に増
幅される。さらに、上記高圧電源装置61の増幅回路6
6では、直流電圧発生回路65で発生される直流電圧と
重畳されて、図14に示すような矩形状の振動バイアス
電圧が発生され、当該振動バイアス電圧が現像装置29
の現像ロール30に印加される。
路63に対して出力する周波数情報を制御し、振動バイ
アス電圧の印加を停止するとき、当該振動バイアス電圧
の周波数を、通常の周波数よりも段階的に高くしてから
停止するように構成されている。
像装置を適用したページプリンターでは、次のようにし
て、現像剤担持体に印加される振動バイアス電圧の印加
停止時に、現像領域における現像プロセス途中の現像剤
が、静電潜像担持体の表面に残留することを抑制し、画
像形成装置内や転写手段などの各部材の現像剤による汚
れを防止し、良好な画像を得ることが可能であり、しか
も簡単な回路構成でコスト高を招くことがないようにな
っている。
図10に示すように、感光体ドラム27の表面を、帯電
ロール31によって所定の電位に帯電した後、ROS2
3によって画像露光を施すことにより、感光体ドラム2
7上に画像情報に応じた静電潜像が形成される。この感
光体ドラム27上に形成された静電潜像は、現像装置2
9の現像ロール30によって現像される。
潜像を可視化するには、現像ロール30の現像スリーブ
に、振動高電圧と直流成分とが重畳された図14に示す
ような矩形状の振動バイアス電圧を印加して、帯電した
現像剤53を往復飛翔させ、潜像部に付着させるこによ
り現像動作が行なわれる。現像動作中は、現像スリーブ
と感光体ドラム27とが対向する間隙(現像領域)に、
所定の帯電極性を中心にして様々な帯電量を持つトナー
が混沌として存在する所謂トナークラウドが形成され、
現像プロセスの進行とともに選択的に良帯電トナーによ
って静電潜像の現像が行なわれる。
ブに振動バイアス電圧の印加を停止するとき、現像動作
の通常周波数の2倍以上の周波数まで発振を段階的に変
化させた後、停止するように構成されている。
数では、現像剤の運動が、早い現像電界の変化に追従し
きれずに、トナークラウドが著しく減少する。従って、
このとき、現像バイアスの発振を停止させても、感光体
ドラム上に残留するトナー量は極めて少なくなり、何ら
障害を発生させることもない。
Hz、発振停止時は100msの時間で段階的に5.6
kHzまで上昇させ停止した。検討の結果、停止時の周
波数が4kHz以下では、感光体ドラム上の残留トナー
量の低減に効果は見られなかった。停止時の最終的な周
波数は、画質上最適化された通常発振時の周波数の何倍
とは言えず、トナーの重量、帯電量、現像バイアス交流
分の振幅、トナーの帯電量分布により異なると考えられ
る。
回収トナー重量は、プロセスカートリッジ充填トナー重
量比、3%程度に低減することができた。これにより、
プロセスカートリッジの印字可能枚数が3%程度増加し
た。
なり画質が著しく向上し、転写装置のクリーニング動作
の効率が上がり、クリーニング動作回数を減らすことが
可能となり、装置の稼働効率も上昇した。
動バイアス電圧の印加を停止するときの振動成分の位相
を特に限定しなかったが、振動バイアス電圧の印加を停
止するときの振動成分の位相が、図15に示すように、
静電潜像を現像するのに現像剤を静電潜像担持体側に付
勢するのとは反対の力を生じるときであるように設定し
ても良い。
帯電した現像剤が静電潜像担持体上に残留するのを一層
効果的に防止することができる。
する直前の出力が、図15に示すように、通常時とは異
なる(通常よりも低い)電圧ピークを持つように設定し
ても良い。
止するときの振動成分の位相が、図15に示すように、
静電潜像を現像するのに現像剤を静電潜像担持体側に付
勢するのとは反対の力を生じるときにあり、印加を停止
する直前の振動成分が、通常時とは異なる波長(例え
ば、通常よりも長い波長)を持つように設定しても良
い。
帯電した現像剤が静電潜像担持体上に残留するのを一層
効果的に防止することができる。
停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常
の周波数よりも高くする際に、当該通常の周波数よりも
高く設定される周波数は、画像形成装置が設置される場
所の温度や湿度などの環境条件により定められる複数種
類の値を持つように設定しても良い。
置される場所の温度や湿度などの環境条件が変化した場
合でも、常に現像剤が静電潜像担持体上に残留するのを
防止することができる。
の現像剤を用いた場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、二成分の現像剤を用いたものであ
ってもよく、一成分の現像剤を用いた場合でも、現像剤
は、磁性現像剤であっても、非磁性の現像剤であっても
良い。
るもので、現像剤担持体に印加される振動バイアス電圧
の印加停止時に、現像領域における現像プロセス途中の
現像剤が、静電潜像担持体の表面に残留することを抑制
し、画像形成装置内や転写手段などの各部材の現像剤に
よる汚れを防止し、良好な画像を得ることが可能であ
り、しかも簡単な回路構成でコスト高を招くことがない
現像装置及びこれを用いた画像形成装置を提供すること
ができる。
示す概念図である。
担持体上に残留するトナー量をそれぞれ示すグラフであ
る。
示す概念図である。
担持体上に残留するトナー量をそれぞれ示すグラフであ
る。
置を適用したページプリンターを示す構成図である。
形図である。
フである。
置を適用したページプリンターを示す構成図である。
形図である。
を適用したページプリンターを示す構成図である。
を含むプロセスカートリッジを示す構成図である。
を適用したページプリンターの画像形成部を示す構成図
である。
を適用したページプリンターの電気回路を示す構成図で
ある。
ある。
ある。
交流成分位相と残留現像剤量の関係を示すグラフであ
る。
像剤。
Claims (9)
- 【請求項1】 静電潜像担持体に対向させて現像剤を担
持した現像剤担持体を配置し、当該現像剤担持体に振動
バイアス電圧を印加して、前記静電潜像担持体上に形成
された静電潜像を現像する現像装置において、前記振動
バイアス電圧の印加を停止するとき、当該振動バイアス
電圧の周波数を、通常の周波数よりも高くしてから停止
することを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 静電潜像担持体に対向させて現像剤を担
持した現像剤担持体を配置し、当該現像剤担持体に振動
バイアス電圧を印加して、前記静電潜像担持体上に形成
された静電潜像を現像する現像装置において、前記振動
バイアス電圧の印加を停止するとき、当該振動バイアス
電圧の周波数を、通常の周波数よりも段階的に高くして
から停止することを特徴とする現像装置。 - 【請求項3】 前記振動バイアス電圧の印加を停止する
ときの振動成分の位相が、静電潜像を現像するのに現像
剤を静電潜像担持体側に付勢するのとは反対の力を生じ
るときであることを特徴とする請求項1又は請求項2に
記載の現像装置。 - 【請求項4】 前記振動バイアス電圧の印加を停止する
直前の出力が、通常時とは異なる電圧ピークを持つこと
を特徴とする請求項3記載の現像装置。 - 【請求項5】 前記振動バイアス電圧の印加を停止する
ときの振動成分の位相が、静電潜像を現像するのに現像
剤を静電潜像担持体側に付勢するのとは反対の力を生じ
るときにあり、印加を停止する直前の振動成分が、通常
時とは異なる波長を持つことを特徴とする請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の現像装置。 - 【請求項6】 静電潜像担持体に所望の画像情報に応じ
た静電潜像を形成し、前記静電潜像担持体に現像剤を担
持した現像剤担持体を対向させて、当該現像剤担持体に
振動バイアス電圧を印加して現像することにより画像の
形成を行う画像形成装置において、前記振動バイアス電
圧の印加を停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波
数を、通常の周波数よりも高くしてから停止することを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】 静電潜像担持体に所望の画像情報に応じ
た静電潜像を形成し、前記静電潜像担持体に現像剤を担
持した現像剤担持体を対向させて、当該現像剤担持体に
振動バイアス電圧を印加して現像することにより画像の
形成を行う画像形成装置において、前記振動バイアス電
圧の印加を停止するとき、当該振動バイアス電圧の周波
数を、通常の周波数よりも段階的に高くしてから停止す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】 前記振動バイアス電圧の印加を停止する
とき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常の周波数
よりも高くする際に、画像形成部に印加される他の交流
成分が持つ周波数と干渉しうる周波数を避けることを特
徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記振動バイアス電圧の印加を停止する
とき、当該振動バイアス電圧の周波数を、通常の周波数
よりも高くする際に、当該通常の周波数よりも高く設定
される周波数は、画像形成装置が設置される場所の温度
や湿度などの環境条件により定められる複数種類の値を
持つことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載
の画像形成装置。
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