JP2000304719A - ガスセンサ - Google Patents
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Abstract
散律速をできるだけ小さくして、高い耐飛水性と速い応
答性とを兼ね備えるようにする。 【解決手段】外側保護カバー102の外側ガス導入孔1
10と中間保護カバー104におけるフランジ部114
に設けられたスリット118の軸方向における最近接間
隔L1と中間保護カバー104のスリット118と内側
保護カバー100の内側ガス導入孔106の軸方向にお
ける最近接間隔L2との合計を少なくとも10mm以上
とする。外側保護カバー102と中間保護カバー104
との径方向の間、並びに外側保護カバー102と内側保
護カバー100との径方向の間に、界面張力により水が
溜まらない空隙を設ける。
Description
出ガスや大気中に含まれるNO、NO2 、SO2、CO
2 、H2 O等のガス成分を測定するガスセンサに関し、
特に、センサ素子を取り囲むように配置された保護カバ
ーを有するガスセンサに関する。
ンサ、NOxセンサ(特開平8−271476号公報参
照)、HCセンサ(特開平8−247995号公報参
照)、プロトンイオン伝導体を用いた水素センサ、H2
Oセンサ、あるいはSnO2 やTiO2 等の酸化物半導
体を用いた酸素センサや各種ガスセンサなど、様々なガ
スセンサが提案され、実用化されている。
いた酸素センサやTiO2 を用いた酸素センサは、自動
車の排気ガス環境下においても安定した性能を保つこと
から、広く自動車の排気ガス中の酸素濃度制御あるいは
A/F制御用として用いられている。また、ZrO2 を
用いたNOxセンサも自動車のNOx制御用として実用
段階に入っている。
る酸素センサとしては、実開平1−169350号公報
に示されるように、センサ素子部の周囲に排ガスの流れ
を均一にするようにした保護カバーや、エンジンの始動
時に発生する凝縮水の付着(いわゆる水掛かり)を防止
するようにした保護カバーが知られている。また、二重
構造の保護カバーを取り付けた酸素センサとしては、米
国特許第4597850号公報、米国特許第46830
49号公報に示されるものが公知になっている。
りを防止した耐飛水性の保護カバーにおいては、ガスセ
ンサでの応答性が遅くなるおそれがある。そこで、二重
構造の保護カバーのうち、センサ素子に近接する内側保
護カバーの内側ガス導入孔をセンサ素子に対向して設け
ることによって応答性を向上させたものが提案されてい
る(特許第2641346号公報参照)。
においては、触媒の前方に設置することを念頭に設計さ
れており、触媒の後方に設置して使用した場合、耐飛水
性(エンジン始動時に発生する凝縮水の付着を防止する
性能)の点で問題があることが判明した。
護カバーの構造を被測定ガスの入り量を増加させた構造
にすると、エンジンの始動時に発生する凝縮水も同様に
浸入しやすくなる。即ち、センサ素子への水掛かりの防
止効果と応答性の向上とは背反する関係にあり、これら
の効果を同時に満足することは困難である。
ンサをNOx吸蔵触媒の下流側に取り付けて、触媒に吸
蔵されたNOxを還元するために、排気ガスの空燃比を
リーン(酸素過剰雰囲気)から理論空燃比又はリッチに
切り換え、触媒からNOxが完全に放出された段階で再
びリーンに戻すというサイクルを考えた場合、触媒から
NOxが完全に放出されたことを早期に検出できれば、
触媒から漏洩する未燃焼ガスを少なくすることができ
る。
たものであり、耐飛水性のある保護カバーにおいて、ガ
スの拡散律速をできるだけ小さくすることができ、高い
耐飛水性と速い応答性とを兼ね備えた新規の保護カバー
を有するガスセンサを提供することを目的とする。
測定ガスのうちの所定ガス成分を測定するセンサ素子
と、該センサ素子を取り囲むように配置された保護カバ
ーを有するガスセンサにおいて、前記保護カバーは、前
記センサ素子の少なくとも先端部を覆う内側保護カバー
と、前記内側保護カバーを覆う外側保護カバーと、前記
内側保護カバーと前記外側保護カバーとの間に設置され
た中間保護カバーとを有する。
る保護カバーは、内側保護カバーと外側保護カバーから
なる2重構造のカバーに、中間保護カバーを設けた3重
構造としているため、エンジン始動時に発生する凝縮水
の付着(いわゆる水掛かり)を有効に防止することがで
き、しかも、被測定ガスの拡散律速をできるだけ小さく
することが可能となり、速い応答性を図ることができ
る。
x吸蔵触媒の下流側に取り付けて、触媒に吸蔵されたN
Oxを還元するために、排気ガスの空燃比をリーンから
理論空燃比又はリッチに切り換え、触媒からNOxが完
全に放出された段階で再びリーンに戻すというサイクル
を考えたとき、触媒からNOxが完全に放出されたこと
を早期に検出できるようになり、触媒から漏洩する未燃
ガスを少なくすることができる。
は、有底筒状に形成され、前記センサ素子に対向する位
置に内側ガス導入孔が形成され、底部に内側ガス排出孔
が形成され、前記外側保護カバーは、有底筒状に形成さ
れ、前記内側保護カバーの前記内側ガス導入孔に対向し
ない位置に外側ガス導入孔を有し、前記中間保護カバー
は、前記内側保護カバーの前記内側ガス導入孔と前記外
側保護カバーの前記外側ガス導入孔に対向しない位置に
中間ガス導入孔を有する。
入孔から入った水は、その大部分が中間保護カバーの側
面や内側保護カバーの側面に当たり、ガスセンサ内方へ
の浸入が阻止される。即ち、水のセンサ素子への浸入が
阻止され、水は外側保護カバーの外側ガス導入孔を通じ
て遅滞なく外部に排出されることになる。
から入った被測定ガスは、中間保護カバーの中間ガス導
入孔と内側保護カバーの内側ガス導入孔を通じてセンサ
素子に達し、その後、内側保護カバーの底部に形成され
たガス排出孔と外側保護カバーの外側ガス導入孔を通じ
て排出されることになるが、内側保護カバーの底部のガ
ス排出孔付近が負圧となるため、被測定ガスは前記流通
経路を急速に流れることになる。これにより、被測定ガ
スの拡散律速が小さくなり、速い応答性を図ることがで
きる。
導入孔と前記中間ガス導入孔の軸方向における最近接間
隔と、前記中間ガス導入孔と前記内側ガス導入孔の軸方
向における最近接間隔との合計を、少なくとも10mm
以上とすることが好ましく、更に好ましくは18mm以
上である。
カバーとの径方向の間、並びに前記外側保護カバーと前
記内側保護カバーとの径方向の間に、界面張力により水
が溜まらない空隙を有することが好ましい。
筒状に形成し、その前部に前記内側保護カバーを挿通す
る開口を形成し、後部に前記外側保護カバーの内壁に当
接するフランジ部を設けるようにしてもよい。また、前
記中間保護カバーを有底筒状に形成し、その底部に中間
ガス排出孔を形成するようにしてもよい。
の一部を、該外側保護カバーの側面のうち、前記内側ガ
ス排出孔あるいは中間ガス排出孔と外側保護カバーの底
部との間に設けるようにしてもよい。
ジ部に前記中間ガス導入孔を形成するようにしてもよ
い。
実施の形態例を図1〜図15を参照しながら説明する。
1に示すように、導入された被測定ガス(排気ガス)の
うちの所定ガス成分、例えばNOx等を測定するセンサ
素子12と、該センサ素子12の先端部を取り囲むよう
に配置された保護カバー200A等とを有して構成され
ている。
素イオン導伝性固体電解質を用いたセラミックスにより
なる例えば6枚の固体電解質層14a〜14fが積層さ
れて構成された基体16を有する。
が第1及び第2の基板層14a及び14bとされ、下か
ら3層目及び5層目が第1及び第2のスペーサ層14c
及び14eとされ、下から4層目及び6層目が第1及び
第2の固体電解質層14d及び14fとされている。
14dとの間には、酸化物測定の基準となる基準ガス、
例えば大気が導入される空間(基準ガス導入空間18)
が、第1の固体電解質層14dの下面、第2の基板層1
4bの上面及び第1のスペーサ層14cの側面によって
区画、形成されている。
固体電解質層14dの上面との間には、被測定ガス中の
酸素分圧を調整するための第1室20と、被測定ガス中
の酸素分圧を微調整し、更に被測定ガス中の酸化物、例
えば窒素酸化物(NOx)を測定するための第2室22
が区画、形成される。
ペーサ層14eの前端部に緩衝空間24が形成され、該
緩衝空間24の前方に第1の拡散律速部26が形成され
ている。この第1の拡散律速部26の前端開口はガス導
入口28を構成している。
は、第2の拡散律速部30を介して連通され、第1室2
0と第2室22は、第3の拡散律速部32を介して連通
されている。即ち、前記緩衝空間24は、前記第2のス
ペーサ層14eの前端部において、第2の固体電解質層
14fの下面、第1の固体電解質層14dの上面、第1
の拡散律速部26及び第2の拡散律速部30にて区画、
形成されるようになっている。
26、30及び32は、緩衝空間24、第1室20及び
第2室22にそれぞれ導入される被測定ガスに対して所
定の拡散抵抗を付与するものであり、この例では、被測
定ガスを導入することができる所定の断面積を有した縦
長のスリットとして形成されている。これら縦長のスリ
ットは、共に第2のスペーサ層14eの幅方向ほぼ中央
部分に形成されている。
に、ZrO2 等からなる多孔質体を充填、配置して、前
記第3の拡散律速部32の拡散抵抗が第2の拡散律速部
30の拡散抵抗よりも大きくなるようにしてもよい。第
3の拡散律速部32の拡散抵抗は第2の拡散律速部30
のそれよりも大きい方が好ましいが、小さくても問題は
ない。
て、第1室20内の雰囲気が所定の拡散抵抗の下に第2
室22内に導入されることとなる。
面のうち、前記第1室20を形づくる下面全面に、平面
ほぼ矩形状の多孔質サーメット電極からなる内側ポンプ
電極40が形成され、前記第2の固体電解質層14fの
上面のうち、前記内側ポンプ電極40に対応する部分に
外側ポンプ電極42が形成されており、これら内側ポン
プ電極40、外側ポンプ電極42並びにこれら両電極4
0及び42間に挟まれた第2の固体電解質層14fにて
電気化学的なポンプセル、即ち、主ポンプセル44が構
成されている。
側ポンプ電極40と外側ポンプ電極42間に、外部の可
変電源46を通じて所望の制御電圧(ポンプ電圧)Vp
0を印加して、外側ポンプ電極42と内側ポンプ電極4
0間に正方向あるいは負方向にポンプ電流Ip0を流す
ことにより、前記第1室20内における雰囲気中の酸素
を外部の外部空間に汲み出し、あるいは外部空間の酸素
を第1室20内に汲み入れることができるようになって
いる。
面のうち、基準ガス導入空間18に露呈する部分に基準
電極48が形成されており、前記内側ポンプ電極40及
び基準電極48並びに第2の固体電解質層14f、第2
のスペーサ層14e及び第1の固体電解質層14dによ
って、電気化学的なセンサセル、即ち、酸素分圧検出セ
ル50が構成されている。
内の雰囲気と基準ガス導入空間18内の基準ガス(大
気)との間の酸素濃度差に基づいて、内側ポンプ電極4
0と基準電極48との間に発生する起電力を通じて、前
記第1室20内の雰囲気の酸素分圧を検出できるように
なっている。
ィードバック制御するために使用され、具体的には、第
1室20内の雰囲気の酸素分圧が、次の第2室22にお
いて酸素分圧の制御を行い得るのに十分な低い所定の値
となるように、主ポンプ用のフィードバック制御系52
を通じて主ポンプセル44のポンプ動作が制御される。
ンプ電極40の電位と基準電極48の電位の差(検出電
圧V0)が、所定の電圧レベルとなるように、外側ポン
プ電極42と内側ポンプ電極40間のポンプ電圧Vp0
をフィードバック制御する回路構成を有する。
に導入された被測定ガスのうち、酸素を前記ポンプ電圧
Vp0のレベルに応じた量ほど汲み出す、あるいは汲み
入れる。そして、前記一連の動作が繰り返されることに
よって、第1室20における酸素濃度は、所定レベルに
フィードバック制御されることになる。
ンプ電極42を構成する多孔質サーメット電極は、Pt
等の金属とZrO2 等のセラミックスとから構成される
ことになるが、被測定ガスに接触する第1室20内に配
置される内側ポンプ電極40は、測定ガス中のNO成分
に対する還元能力を弱めた、あるいは還元能力のない材
料を用いる必要があり、例えばLa3 CuO4 等のペロ
ブスカイト構造を有する化合物、あるいはAu等の触媒
活性の低い金属とセラミックスのサーメット、あるいは
Au等の触媒活性の低い金属とPt族金属とセラミック
スのサーメットで構成されることが好ましい。更に、電
極材料にAuとPt族金属の合金を用いる場合は、Au
添加量を金属成分全体の0.03〜35vol%にする
ことが好ましい。
面のうち、前記第2室22を形づくる下面全面には、平
面ほぼ矩形状の多孔質サーメット電極からなる補助ポン
プ電極60が形成されており、前記主ポンプセル44の
外側ポンプ電極42及び前記補助ポンプ電極60並びに
第2の固体電解質層14fにて補助的な電気化学的ポン
プセル、即ち、補助ポンプセル62が構成されている。
外側ポンプ電極42と補助ポンプ電極60間に、外部の
補助可変電源64を通じて所望の補助制御電圧Vp1を
印加することにより、第2室22内の雰囲気中の酸素を
外部空間に汲み出す、あるいは外部空間の酸素を第2室
22内に汲み入れるようになっている。
極48並びに第2の固体電解質層14f、第2のスペー
サ層14e及び第1の固体電解質層14dによって、電
気化学的なセンサセル、即ち、補助酸素分圧検出セル6
6が構成され、この補助酸素分圧検出セル66は、第2
室22内の雰囲気と基準ガス導入空間18内の基準ガス
(大気)との間の酸素濃度差に基づいて補助ポンプ電極
60と基準電極48との間に発生する起電力を通じて、
前記第2室22内の雰囲気の酸素分圧を検出できるよう
になっている。
をフィードバック制御するために使用され、具体的に
は、第2室22内の雰囲気の酸素分圧が、実質的に被測
定ガス成分(NOx)が還元又は分解され得ない状況下
で、かつ目的成分量の測定に実質的に影響がない低い酸
素分圧値となるように補助フィードバック制御系68を
通じて補助ポンプセル62のポンプ動作が制御される。
助ポンプ電極60の電位と基準電極48の電位の差(補
助検出電圧)V1が、所定の電圧レベルとなるように、
外側ポンプ電極42と補助ポンプ電極60間の電圧(補
助制御電圧)Vp1をフィードバック制御する回路構成
を有する。
2に導入された被測定ガスのうち、酸素を前記補助制御
電圧Vp1のレベルに応じた量ほど汲み出す、あるいは
汲み入れる。そして、前記一連の動作が繰り返されるこ
とによって、第2室22における酸素濃度は、所定レベ
ルにフィードバック制御されることになる。
プセル44の働きにより、この第2室22内に導入され
る酸素の量の変化は、被測定ガスの変化よりも大幅に縮
小されるため、第2室22における酸素分圧は精度よく
一定に制御される。
の固体電解質層14dの上面のうち、前記第2室22を
形づくる上面であって、かつ第3の拡散律速部32から
離間した部分に、平面ほぼ矩形状の多孔質サーメット電
極からなる検出電極70が形成され、この検出電極70
を被覆するように、第4の拡散律速部72を構成するア
ルミナ膜が形成されている。そして、該検出電極70、
前記基準電極48及び第1の固体電解質層14dによっ
て、電気化学的なポンプセル、即ち、測定用ポンプセル
74が構成される。
NOxを還元し得る金属であるRhとセラミックスとし
てのジルコニアからなる多孔質サーメットにて構成さ
れ、これによって、第2室22内の雰囲気中に存在する
NOxを還元するNOx還元触媒として機能するほか、
前記基準電極48との間に、直流電源(定電圧電源)7
6を通じて一定電圧Vp2が印加されることによって、
第2室22内の雰囲気中の酸素を基準ガス導入空間18
に汲み出せるようになっている。この測定用ポンプセル
74のポンプ動作によって流れるポンプ電流Ip2は、
電流計によって検出されるようになっている。
72により制限されたNOxの流入下において、測定用
ポンプセル74で分解時に生成した酸素のポンピングに
対して限界電流を与える大きさの電圧を印加できるよう
になっている。
1及び第2の基板層14a及び14bにて上下から挟ま
れた形態において、外部からの給電によって発熱するヒ
ータ80が埋設されている。このヒータ80は、酸素イ
オンの伝導性を高めるために設けられるもので、該ヒー
タ80の上下面には、基板層14a及び14bとの電気
的絶縁を得るために、アルミナ等のセラミック層82が
形成されている。
室20から第2室22の全体にわたって配設され、更に
ヒータ80に接続されたヒータ出力コントローラ84に
よる制御によって、第1室20及び第2室22がそれぞ
れ所定の温度に加熱され、併せて主ポンプセル44、酸
素分圧検出セル50、補助ポンプセル62及び測定用ポ
ンプセル74も所定の温度に加熱、保持されるようにな
っている。この場合、ヒータ80の正側リード線はヒー
タ出力コントローラ84を通じてヒータ電源86に接続
され、ヒータ80の負側リード線は接地(GND)とさ
れている。
前記主ポンプセル44における外側ポンプ電極42がヒ
ータ80の正側リード線に接続されて構成される。
説明する。まず、センサ素子12の先端部側が外部空間
に配置され、これによって、被測定ガスは、第1の拡散
律速部26、緩衝空間24及び第2の拡散律速部30を
通じて所定の拡散抵抗の下に、第1室20に導入され
る。この第1室20に導入された被測定ガスは、主ポン
プセル44を構成する外側ポンプ電極42及び内側ポン
プ電極40間に所定のポンプ電圧Vp0が印加されるこ
とによって引き起こされる酸素のポンピング作用を受
け、その酸素分圧が所定の値、例えば10-7atmとな
るように制御される。この制御は、フィードバック制御
系52を通じて行われる。
セル44にポンプ電圧Vp0を印加した際に、被測定ガ
ス中の酸素が測定空間(第1室20)に拡散流入する量
を絞り込んで、主ポンプセル44に流れる電流を抑制す
る働きをしている。
測定ガスによる加熱、更にはヒータ80による加熱環境
下においても、内側ポンプ電極40にて雰囲気中のNO
が還元されない酸素分圧下の状態、例えばNO→1/2
N2 +1/2O2 の反応が起こらない酸素分圧下の状況
が形成されている。これは、第1室20内において、被
測定ガス(雰囲気)中のNOが還元されると、後段の第
2室22内でのNOxの正確な測定ができなくなるから
であり、この意味において、第1室20内において、N
Oの還元に関与する成分(ここでは、内側ポンプ電極4
0の金属成分)にてNOが還元され得ない状況を形成す
る必要がある。具体的には、前述したように、内側ポン
プ電極40にNO還元性の低い材料、例えばAuとPt
の合金を用いることで達成される。
の拡散律速部32を通じて所定の拡散抵抗の下に、第2
室22に導入される。この第2室22に導入されたガス
は、補助ポンプセル62を構成する外側ポンプ電極42
及び補助ポンプ電極60間に補助制御電圧Vp1が印加
されることによって引き起こされる酸素のポンピング作
用を受け、その酸素分圧が一定の低い酸素分圧値となる
ように微調整される。
拡散律速部30と同様に、補助ポンプセル62に補助制
御電圧Vp1を印加した際に、被測定ガス中の酸素が測
定空間(第2室22)に拡散流入する量を絞り込んで、
補助ポンプセル62に流れるポンプ電流Ip1を抑制す
る働きをしている。
0内と同様に、外部の被測定ガスによる加熱やヒータ8
0による加熱環境下において、補助ポンプ電極60によ
って、雰囲気中のNOが還元されない酸素分圧下の状態
が形成されている。このため、前記補助ポンプ電極60
においても、内側ポンプ電極40と同様に、測定ガス中
のNO成分に対する還元能力を弱めた、あるいは還元能
力のない材料を用いる必要があり、例えばLa3 CuO
4 等のペロブスカイト構造を有する化合物、あるいはA
u等の触媒活性の低い金属とセラミックスのサーメッ
ト、あるいはAu等の触媒活性の低い金属とPt族金属
とセラミックスのサーメットで構成されることが好まし
い。更に、電極材料にAuとPt族金属の合金を用いる
場合は、Au添加量を金属成分全体の0.03〜35v
ol%にすることが好ましい。
おいて酸素分圧が制御された被測定ガスは、第4の拡散
律速部72を通じて所定の拡散抵抗の下に、検出電極7
0に導かれることとなる。
せて第1室20内の雰囲気の酸素分圧をNOx測定に実
質的に影響がない低い酸素分圧値に制御しようとしたと
き、換言すれば、酸素分圧検出セル50にて検出される
電圧V0が一定となるように、フィードバック制御系5
2を通じて可変電源46のポンプ電圧Vp0を調整した
とき、被測定ガス中の酸素濃度が大きく、例えば0〜2
0%に変化すると、通常、第2室22内の雰囲気及び検
出電極70付近の雰囲気の各酸素分圧は、僅かに変化す
るようになる。これは、被測定ガス中の酸素濃度が高く
なると、第1室20の幅方向及び厚み方向に酸素濃度分
布が生じ、この酸素濃度分布が被測定ガス中の酸素濃度
により変化するためであると考えられる。
第2室22に対して、その内部の雰囲気の酸素分圧を常
に一定の低い酸素分圧値となるように、補助ポンプセル
62を設けるようにしているため、第1室20から第2
室22に導入される雰囲気の酸素分圧が被測定ガスの酸
素濃度に応じて変化しても、前記補助ポンプセル62の
ポンプ動作によって、第2室22内の雰囲気の酸素分圧
を常に一定の低い値とすることができ、その結果、NO
xの測定に実質的に影響がない低い酸素分圧値に制御す
ることができる。
ガスのNOxは、該検出電極70の周りにおいて還元又
は分解されて、例えばNO→1/2N2 +1/2O2 の
反応が引き起こされる。このとき、測定用ポンプセル7
4を構成する検出電極70と基準電極48との間には、
酸素が第2室22から基準ガス導入空間18側に汲み出
される方向に、所定の電圧Vp2、例えば430mVが
印加される。
ンプ電流Ip2は、第2室22に導かれる雰囲気中の酸
素濃度、即ち、第2室22内の酸素濃度と検出電極70
にてNOxが還元又は分解されて発生した酸素濃度との
和に比例した値となる。
濃度は、補助ポンプセル62にて一定に制御されている
ことから、前記測定用ポンプセル74に流れるポンプ電
流Ip2は、NOxの濃度に比例することになる。ま
た、このNOxの濃度は、第4の拡散律速部72に制限
されるNOxの拡散量に対応していることから、被測定
ガスの酸素濃度が大きく変化したとしても、測定用ポン
プセル74から電流計を通じて正確にNOxの濃度を測
定することが可能となる。
けるポンプ電流値Ip2は、ほとんどがNOxが還元又
は分解された量を表し、そのため、被測定ガス中の酸素
濃度に依存するようなこともない。
は、外部空間における排気圧の脈動によって、ガス導入
口28を通じて酸素がセンサ素子12内に急激に入り込
むことになるが、この外部空間からの酸素は、直接第1
室20に入り込まずに、その前段の緩衝空間24に入り
込むことになる。つまり、排気圧の脈動による酸素濃度
の急激な変化は、緩衝空間24によって打ち消され、第
1室20に対する排気圧の脈動の影響はほとんど無視で
きる程度となる。
ル44による酸素ポンピング量と被測定ガス中の酸素濃
度との相関性がよくなり、測定用ポンプセル74での測
定精度の向上が図られることになると同時に、制御用酸
素分圧検出セルを例えば空燃比を求めるためのセンサと
して兼用させることが可能となる。
Ip0を通じて空燃比のリーンとリッチを検出すること
ができ、外側ポンプ電極42と基準電極48間の電圧V
3を通じて空燃比のストイキを検出することができる。
用ポンプセル74を用いるほかに、図4に示すように、
NOxを検出する電気化学的センサセルとして、前記測
定用ポンプセル74の代わりに測定用酸素分圧測定セル
90を用いるようにしてもよい。
の固体電解質層14dの上面のうち、前記第2室22を
形づくる上面に形成された検出電極92と、前記第1の
固体電解質層14dの下面に形成された前記基準電極4
8と、前記第1の固体電解質層14dによって構成され
ている。
おける検出電極92と基準電極48との間に、該検出電
極92の周りの雰囲気と基準電極48の周りの雰囲気と
の間の酸素濃度差に応じた起電力(酸素濃淡電池起電
力)V2が発生することとなる。
8間に発生する起電力(電圧)V2を電圧計にて測定す
ることにより、検出電極92の周りの雰囲気の酸素分
圧、換言すれば、被測定ガス成分(NOx)の還元又は
分解によって発生する酸素によって規定される酸素分圧
が電圧値V2として検出される。
が、NOxの濃度を表すことになる。つまり、前記検出
電極92と基準電極48と第1の固体電解質層14dと
から構成される測定用酸素分圧測定セル90から出力さ
れる起電力V2が、被測定ガス中のNOxの濃度を表す
ことになる。
ように配置された第1の具体例に係る保護カバー200
Aは、センサ素子12の先端部を覆う内側保護カバー1
00と、該内側保護カバー100を覆う外側保護カバー
102と、前記内側保護カバー100と外側保護カバー
102との間に設置された中間保護カバー104とを有
して構成されている。
底筒状に形成され、前記センサ素子12に対向する位置
に複数の内側ガス導入孔106が形成され、底部(前端
部)に内側ガス排出孔108が形成されている。
底筒状に形成され、その側周面のうち、前記内側保護カ
バー100の内側ガス導入孔106に対向しない位置に
外側ガス導入孔110を有する。
状に形成され、その前部に内側保護カバー100を挿通
する開口112が形成され、後部に外側保護カバー10
2の内壁に当接するフランジ部114を有する。
向に屈曲され、その周端縁に後方に屈曲してなる屈曲部
116が一体に形成されている。この屈曲部116の外
周面が前記外側保護カバー102の内壁に当接されるよ
うになっている。
すように、その前方周面に中間ガス導入孔を構成する複
数のスリット118が形成されている。本実施の形態で
は6等配のスリット118が形成され、各スリット11
8は、フランジ部114の円周に対して中心角40°の
円弧状を有する。なお、隣接するスリット118間には
中心角20°の円弧状の隙間120が置かれている。
2の外側ガス導入孔110と中間保護カバー104の中
間ガス導入孔(スリット118)の軸方向における最近
接間隔L1と中間保護カバー104の中間ガス導入孔
(スリット118)と内側保護カバー100の内側ガス
導入孔106の軸方向における最近接間隔L2との合計
を少なくとも10mm以上とし、好ましくは18mm以
上とする。
バー104との径方向の間、並びに外側保護カバー10
2と内側保護カバー100との径方向の間に、界面張力
により水が溜まらない空隙を設けることが好ましい。
護カバー100との空隙Z1の寸法L3を少なくとも径
方向に1.5mm以上とし、外側保護カバー102と中
間保護カバー104との空隙Z1の寸法L4を少なくと
も1.5mm以上とする。中間保護カバー104と内側
保護カバー100との空隙Z2の寸法L5は1mm以上
とするのが好ましい。
するガス排出孔(この実施の形態では内側ガス排出孔1
08)までの距離L6を少なくとも1.5mm以上と
し、好ましくは3mm以上とする。
104のフランジ部114に設けられたスリット118
の径方向の幅wを0.5〜1.5mmとし、図1に示す
ように、屈曲部116の内部に形成される空隙の高さh
を約1.0mm以上にすることが好ましい。
具体的な寸法例を示すと、外側保護カバー102につい
ては、該外側保護カバー102の外径Doが約14.2
mmとされ、外側保護カバー102の側周面のうち、内
側ガス排出孔108と外側保護カバー102の底部との
間に、直径d1=約2.5mmの外側ガス導入孔110
が6等配に形成され、該外側保護カバー102の厚みは
約0.4mmとされている。
筒状に形成され、その外径Diが約6.6mmとされ、
その側周面のうち、センサ素子12に対向する部分に複
数の内側ガス導入孔106が形成されている。この実施
の形態では、直径d2=約1.4mmの内側ガス導入孔
106が6等配に形成され、これら6つの内側ガス導入
孔106のうち、1つの内側ガス導入孔106がセンサ
素子12における外側ポンプ電極42の形成面(第2の
固体電解質層14fの表面)に対向する位置に設けられ
ている。内側保護カバー100の底部に設けられた内側
ガス排出孔108の径d3は約2.0mmである。な
お、内側保護カバー100の厚みは約0.3mmとされ
ている。
径Dcが約9.4mmとされ、その厚みは約0.3mm
とされている。
導入孔(スリット118)の軸方向における最近接間隔
L1は約15.1mmであり、中間ガス導入孔(スリッ
ト118)と内側ガス導入孔106の軸方向における最
近接間隔L2は約3.3mmであり、外側ガス導入孔1
10と中間ガス導入孔(スリット118)の軸方向にお
ける最近接間隔L1と中間ガス導入孔(スリット11
8)と内側ガス導入孔106の軸方向における最近接間
隔L2との合計は約18.4mmである。
バー104との間の空隙Z1の径方向の寸法L4は約2
mmであり、外側保護カバー102と内側保護カバー1
00との間の空隙Z1の径方向の寸法L3は約3.4m
mである。
00との間の空隙Z2の径方向の寸法L5は約1.1m
mであり、外側保護カバー102の底部から内側ガス排
出孔108までの距離L6は約4mmである。
114に設けられたスリット118の径方向の幅wは約
1.0mmであり、屈曲部116の内部に形成される空
隙122の高さhは約1.2mmである。
ー200Aは、内側保護カバー100と外側保護カバー
102からなる2重構造の保護カバーに、中間保護カバ
ー104を設けた3重構造としているため、エンジン始
動時に発生する凝縮水の付着(いわゆる水掛かり)を有
効に防止することができる。
10から入った水は、その大部分が中間保護カバー10
4の側面や内側保護カバー100の側面に当たり、ガス
センサ10内方への水の浸入が阻止される。即ち、水の
センサ素子12への浸入が阻止され、水は外側保護カバ
ー102の外側ガス導入孔110を通じて遅滞なく外部
に排出されることになる。
導入孔110から入った被測定ガスは、中間保護カバー
104の中間ガス導入孔(スリット118)と内側保護
カバー100の内側ガス導入孔106を通じてセンサ素
子12に達し、その後、内側保護カバー100の底部に
形成された内側ガス排出孔108と外側保護カバー10
2の外側ガス導入孔110を通じて排出されることにな
るが、内側保護カバー100の底部の内側ガス排出孔1
08付近が負圧となるため、被測定ガスは前記流通経路
を急速に流れることになる。その結果、被測定ガスの拡
散律速が小さくなり、速い応答性を図ることができる。
NOx吸蔵触媒の下流側に取り付けて、触媒に吸蔵され
たNOxを還元するために、排気ガスの空燃比をリーン
から理論空燃比又はリッチに切り換え、触媒からNOx
が完全に放出された段階で再びリーンに戻すというサイ
クルを考えたとき、触媒からNOxが完全に放出された
ことを早期に検出できるようになり、触媒から漏洩する
未燃ガスを少なくすることができる。
0Bについて図5を参照しながら説明する。なお、図1
と対応するものについては同符号を付してその重複説明
を省略する。
Bは、図5に示すように、第1の具体例に係る保護カバ
ー200Aとほぼ同様の構成を有するが、中間保護カバ
ー104の側周面のうち、内側保護カバー100の内側
ガス導入孔106と外側保護カバー102の外側ガス導
入孔110に対向しない位置に中間ガス導入孔130が
形成されている点と、フランジ部114が横方向に屈曲
された板片132で構成されている点で異なる。
=約1.4mmであり、6等配に形成されている。
導入孔130の軸方向における最近接間隔L1は約1
4.1mmであり、中間ガス導入孔130と内側ガス導
入孔106の軸方向における最近接間隔L2は約2.4
mmである。
Bにおいても、エンジン始動時に発生する凝縮水の付着
(いわゆる水掛かり)を有効に防止することができ、し
かも、被測定ガスの拡散律速をできるだけ小さくするこ
とができ、速い応答性を図ることができる。
0Cについて図6を参照しながら説明する。なお、図1
と対応するものについては同符号を付してその重複説明
を省略する。
Cは、図6に示すように、第2の具体例に係る保護カバ
ー200Bとほぼ同様の構成を有するが、中間ガス導入
孔130が、内側ガス導入孔106の形成位置よりも外
側保護カバー102の底部寄りの位置に形成されている
点で異なる。
導入孔130の軸方向における最近接間隔L1は約7.
9mmであり、中間ガス導入孔130と内側ガス導入孔
106の軸方向における最近接間隔L2は約3.0mm
である。
縮水の付着(いわゆる水掛かり)を有効に防止すること
ができ、被測定ガスの拡散律速をできるだけ小さくする
ことができ、速い応答性を図ることができる。
0Dについて図7及び図8を参照しながら説明する。な
お、図6と対応するものについては同符号を付してその
重複説明を省略する。
Dは、図7に示すように、第3の具体例に係る保護カバ
ー200Cとほぼ同様の構成を有するが、内側保護カバ
ー100の先端部が絞られて、その先端に直径約2mm
の内側ガス排出孔108が形成されている点と、中間保
護カバー104が、外側保護カバー102の内周壁に接
する円筒部300と、該円筒部300の下部において内
方に屈曲する屈曲部302とで一体に形成されている点
で異なる。なお、内側保護カバー100の内側ガス導入
孔106の径は約1.4mmであり、外側保護カバー1
02の外側ガス導入孔110の径は約2.0mmであ
る。
内側保護カバー100を挿通させるための貫通孔304
が形成され、更に、この貫通孔304の周囲に例えば半
楕円状の切欠き306が例えば5等配で形成されてい
る。この切欠き306は、その深さkが約0.8mmで
あり、中間保護カバー104における中間ガス導入孔1
30を構成することになる。
06の軸方向における最近接間隔L1は約5.5mmで
あり、切欠き306と内側ガス導入孔106の軸方向に
おける最近接間隔L2は約6.3mmである。
縮水の付着(いわゆる水掛かり)を有効に防止すること
ができ、被測定ガスの拡散律速をできるだけ小さくする
ことができ、速い応答性を図ることができる。
0Eについて図9及び図10を参照しながら説明する。
なお、図7と対応するものについては同符号を付してそ
の重複説明を省略する。
Eは、図9に示すように、第4の具体例に係る保護カバ
ー200Dとほぼ同様の構成を有するが、中間保護カバ
ー104が、内側保護カバー100の外周壁に接する円
筒部310と、該円筒部310の下部において外方に屈
曲するフランジ部312とで一体に形成されている点で
異なる。
に、内側保護カバー100を挿通させるための中空部3
14が形成され、更に、このフランジ部312の周端縁
に例えば半楕円状の切欠き316が例えば5等配で形成
されている。この切欠き316は、その深さkが約0.
8mmであり、中間保護カバー104における中間ガス
導入孔130を構成することになる。
16の軸方向における最近接間隔L1は約5.5mmで
あり、切欠き316と内側ガス導入孔106の軸方向に
おける最近接間隔L2は約6.3mmである。
縮水の付着(いわゆる水掛かり)を有効に防止すること
ができ、被測定ガスの拡散律速をできるだけ小さくする
ことができ、速い応答性を図ることができる。
第2の実験例)を示す。第1の実験例は、2.0リット
ルのガソリンエンジン(1800rpm・4kgm)の
条件で、実施例1〜7に係るガスセンサと比較例1及び
2に係るガスセンサをそれぞれコントローラセンサとし
て使用し、リッチとリーンを繰り返す周波数を測定した
ものである。
ー200Bとほぼ同じ構成を有し、実施例2は、第3の
具体例に係る保護カバー200Cとほぼ同じ構成を有す
る。実施例3〜実施例5は、第1の具体例に係る保護カ
バー200Aとほぼ同じ構成を有し、特に、実施例3
は、最近接間隔L1と最近接間隔L2との合計を18.
4mmとしたものであり、実施例4は、最近接間隔L1
と最近接間隔L2との合計を17.4mmとしたもので
あり、実施例5は、最近接間隔L1と最近接間隔L2と
の合計を16.4mmとしたものである。実施例6は、
第4の具体例に係る保護カバー200Dとほぼ同じ構成
を有し、実施例7は、第5の具体例に係る保護カバー2
00Eとほぼ同じ構成を有する。
第1の具体例に係る保護カバー200Aから中間保護カ
バー104を取り外して、外側保護カバー102と内側
保護カバー100からなる二重構造とし、更に、内側保
護カバー100のうち、センサ素子12と対向する位置
に内側ガス導入孔106を形成し、外側保護カバー10
2に形成された外側ガス導入孔110と前記内側ガス導
入孔106との軸方向における最近接間隔を短くして応
答性を向上させたものである。
具体例に係る保護カバー200Aから中間保護カバー1
04を取り外して、外側保護カバー102と内側保護カ
バー100からなる二重構造とし、更に、耐飛水性を改
善するために、内側保護カバー100の側周面のうち、
センサ素子12と対向しない位置に内側ガス導入孔10
6を形成し、外側保護カバー102の側周面のうち、前
記内側ガス導入孔106よりも後部寄りに外側ガス導入
孔110を形成し、外側保護カバー102の底部にガス
排出孔140を形成したものである。
結果から、比較例1は、リミットサイクル周波数が0.
79Hzと大きく、応答性が速いことがわかる。一方、
比較例2は、耐飛水性を考慮した構造となっているた
め、リミットサイクル周波数が0.56Hzと小さく、
応答性が遅くなっている。
0.75Hz以上であり、中間保護カバー104を設け
ることによって応答性が向上していることがわかる。
0.75Hz、実施例3では0.78Hz、実施例4で
は0.8Hz、実施例5では0.81Hz、実施例6で
は0.75Hz、実施例7では0.75Hzという結果
から、第3の具体例に係る保護カバー200Cのよう
に、フランジ部116に屈曲部130を一体形成する構
造を採用することによって、応答性の向上のみを図った
比較例1のリミットサイクル周波数0.79Hzとほぼ
同じかそれ以上の周波数を得ることができ、応答性の向
上の点で有利であることがわかる。
センサと比較例1及び2に係るガスセンサにおいて、水
掛かりの状況とセンサ素子12へのクラックの発生度合
いをみたものである。
近傍に100ccの墨汁等により着色した水を溜め、
1.5分間、ガスセンサを暖気した後、エンジンをスタ
ートし、アイドル状態を10秒間維持させた後に、50
00rpmのレーシングを1回実施し、センサ素子12
への凝縮水の付着状態を10段階でみたものである。
定は目視により行い、水滴付着率を算定した。
は、各比較例及び各実施例毎に所定数のサンプルを用意
し、これらサンプルのセンサ素子にクラックが発生して
いる場合を「1」として累積し、この累積値を10段階
評価したものである。
図14において、水掛かりの状況におけるn/10は、
センサ素子12全体に対してどのくらい凝縮水が付着し
たかを示す指標であって、nの数が10に近づくほど凝
縮水が多く付着していることを示す。表現としては、n
の数が大きいほど水掛かり状況が悪く、nの数が小さい
ほど水掛かり状況が良好という表現に統一する。従っ
て、10/10は、センサ素子12全体に凝縮水が付着
した状態で、水掛かり状況が最悪であることを示し、0
/10は、センサ素子12に凝縮水がまったく付着しな
かった状態で、水掛かり状況が最良であることを示す。
は、センサ素子12にクラックが発生する度合い(確
率)を示すものであって、mの値が大きくなるほどクラ
ックが発生し易いことを示し、0/10はクラックが全
く発生しなかったことを示す。
性の向上を目的として構成されているため、水掛かり状
況が10/10であってセンサ素子12全体に凝縮水の
付着があり、センサ素子12にクラックが発生してい
た。
って凝縮水の付着がなく、センサ素子12へのクラック
の発生もなかった。これは、比較例1の保護カバーが、
主に耐飛水性の向上を目的として構成されているため、
応答性は第1の実験例(図13参照)からもわかるよう
に低下している。
7において水掛かり状況が3/10〜4/10と比較的
水掛かり状況が悪くなっているが、全体としてみた場
合、水掛かり状況は良好で、耐飛水性が改善されている
ことがわかる。また、センサ素子12へのクラックの発
生はなかった。
する耐飛水性の向上と応答性の向上を共に実現させるこ
とができる。
0Fについて図15を参照しながら説明する。なお、図
1と対応するものについては、同符号を付してその重複
説明を省略する。
は、図15に示すように、第1の具体例に係る保護カバ
ー200Aとほぼ同様の構成を有するが、中間保護カバ
ー104が有底円筒状に形成され、該中間保護カバー1
04の前端部で内側保護カバー100の前端部を覆うよ
うに構成されている点で異なる。
中央に、直径d5=約2.0mmの中間ガス排出孔14
2が形成され、内側保護カバー100の内側ガス排出孔
108の直径=径d3は約4.5mmとされている。
縮水の付着(いわゆる水掛かり)を有効に防止すること
ができ、しかも、被測定ガスの拡散律速をできるだけ小
さくすることができ、速い応答性を図ることができる。
の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱すること
なく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
センサによれば、耐飛水性のある保護カバーにおいて、
ガスの拡散律速をできるだけ小さくすることができ、高
い耐飛水性と速い応答性とを兼ね備えることができる。
実施の形態に係るガスセンサを一部省略して示す断面図
である。
構成を内側保護カバーの前端側から見て示す図である。
素子の一例を示す断面図である。
素子の他の例を示す断面図である。
実施の形態に係るガスセンサを一部省略して示す断面図
である。
実施の形態に係るガスセンサを一部省略して示す断面図
である。
実施の形態に係るガスセンサを一部省略して示す断面図
である。
を保護カバーの前端側から見て示す図である。
実施の形態に係るガスセンサを一部省略して示す断面図
である。
成を保護カバーの前端側から見て示す図である。
示す特性図である。
を示す表図である。
本実施の形態に係るガスセンサを一部省略して示す断面
図である。
バー 104…中間保護カバー 106…内側ガス導
入孔 108…内側ガス排出孔 110…外側ガス導
入孔 114…フランジ部 116…屈曲部 118…スリット 130…中間ガス導
入孔 142…中間ガス排出孔 200A〜200F
…保護カバー
Claims (7)
- 【請求項1】導入された被測定ガスのうちの所定ガス成
分を測定するセンサ素子と、該センサ素子を取り囲むよ
うに配置された保護カバーを有するガスセンサにおい
て、 前記保護カバーは、前記センサ素子の少なくとも先端部
を覆う内側保護カバーと、 前記内側保護カバーを覆う外側保護カバーと、 前記内側保護カバーと前記外側保護カバーとの間に設置
された中間保護カバーとを具備し、 前記内側保護カバーは、有底筒状に形成され、前記セン
サ素子に対向する位置に形成された内側ガス導入孔と、
底部に形成された内側ガス排出孔とを有し、 前記外側保護カバーは、有底筒状に形成され、前記内側
保護カバーの前記内側ガス導入孔に対向しない位置に外
側ガス導入孔を有し、 前記中間保護カバーは、前記内側保護カバーの前記内側
ガス導入孔と前記外側保護カバーの前記外側ガス導入孔
に対向しない位置に中間ガス導入孔を有することを特徴
とするガスセンサ。 - 【請求項2】請求項1記載のガスセンサにおいて、 前記外側ガス導入孔と前記中間ガス導入孔の軸方向にお
ける最近接間隔と、前記中間ガス導入孔と前記内側ガス
導入孔の軸方向における最近接間隔との合計が、少なく
とも10mm以上であることを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項3】請求項1又は2記載のガスセンサにおい
て、 前記外側保護カバーと前記中間保護カバーとの径方向の
間、並びに前記外側保護カバーと前記内側保護カバーと
の径方向の間に、界面張力により水が溜まらない空隙を
有することを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス
センサにおいて、 前記中間保護カバーは、筒状に形成され、その前部に前
記内側保護カバーを挿通する開口が形成され、後部に前
記外側保護カバーの内壁に当接するフランジ部を有する
ことを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス
センサにおいて、 前記中間保護カバーは、有底筒状に形成され、その底部
に中間ガス排出孔が形成されていることを特徴とするガ
スセンサ。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス
センサにおいて、 前記外側保護カバーの前記外側ガス導入孔の一部は、該
外側保護カバーの側面のうち、前記内側ガス排出孔ある
いは中間ガス排出孔と外側保護カバーの底部との間に設
けられていることを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項7】請求項4〜6のいずれか1項に記載のガス
センサにおいて、 前記中間保護カバーにおけるフランジ部に前記中間ガス
導入孔が形成されていることを特徴とするガスセンサ。
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