JP2000296439A - グリース潤滑転がり軸受の冷却構造 - Google Patents
グリース潤滑転がり軸受の冷却構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】封入グリースを飛散させることなく転がり軸受
の内輪を効率よく冷却することが可能で、その結果、前
記転がり軸受の予圧の増加を抑制してスピンドルの許容
回転数を向上させるスピンドル装置におけるグリース潤
滑の転がり軸受の冷却構造を提供する。 【解決手段】ハウジング2にスピンドル1を回転自在に
支持するグリース潤滑の玉軸受3と、スピンドル1の外
側で玉軸受3,3の内輪3a,3aに接している内輪間
座5,5とを備えた構造において、内輪間座5,5を空
冷する吹出口10,10をハウジング2又はスピンドル
1に設けることによりグリース潤滑の玉軸受3の冷却構
造を構成した。
の内輪を効率よく冷却することが可能で、その結果、前
記転がり軸受の予圧の増加を抑制してスピンドルの許容
回転数を向上させるスピンドル装置におけるグリース潤
滑の転がり軸受の冷却構造を提供する。 【解決手段】ハウジング2にスピンドル1を回転自在に
支持するグリース潤滑の玉軸受3と、スピンドル1の外
側で玉軸受3,3の内輪3a,3aに接している内輪間
座5,5とを備えた構造において、内輪間座5,5を空
冷する吹出口10,10をハウジング2又はスピンドル
1に設けることによりグリース潤滑の玉軸受3の冷却構
造を構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械等に使用
されるスピンドル装置に用いられるグリース潤滑の転が
り軸受の冷却構造に関する。
されるスピンドル装置に用いられるグリース潤滑の転が
り軸受の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スピンドル装置は、通常、スピンドルが
ハウジングに対して転がり軸受を介して支持されて構成
される。このようなスピンドル装置は工作機械等に適用
され、高速回転で使用される。そのため、摩擦熱により
転がり軸受の温度が上昇して予圧が増加し、場合によっ
ては転がり軸受が焼き付いてしまうこともある。よっ
て、スピンドル装置の使用においては、転がり軸受の冷
却が非常に重要であり、これまで種々の冷却方法が知ら
れている。
ハウジングに対して転がり軸受を介して支持されて構成
される。このようなスピンドル装置は工作機械等に適用
され、高速回転で使用される。そのため、摩擦熱により
転がり軸受の温度が上昇して予圧が増加し、場合によっ
ては転がり軸受が焼き付いてしまうこともある。よっ
て、スピンドル装置の使用においては、転がり軸受の冷
却が非常に重要であり、これまで種々の冷却方法が知ら
れている。
【0003】例えば、オイルミスト潤滑やオイルエア潤
滑においては、圧縮空気をオイルと共に転がり軸受に直
接吹き付けることにより、転がり軸受の潤滑と冷却とが
同時に行われる。また、ハウジングの外周面に設けた螺
旋状の溝に油を通して該ハウジングを冷却することによ
り、間接的に転がり軸受を冷却する方法もある。
滑においては、圧縮空気をオイルと共に転がり軸受に直
接吹き付けることにより、転がり軸受の潤滑と冷却とが
同時に行われる。また、ハウジングの外周面に設けた螺
旋状の溝に油を通して該ハウジングを冷却することによ
り、間接的に転がり軸受を冷却する方法もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グリー
ス潤滑の転がり軸受においては、上記のオイルミスト潤
滑やオイルエア潤滑のように圧縮空気の吹き付けを行う
ことがないので冷却効果はなく、高速回転での使用によ
って温度が上昇し予圧の増加が起こりやすい。また、冷
却を目的として、グリース潤滑の転がり軸受に圧縮空気
を直接吹き付けると、封入したグリースが飛散してしま
い、潤滑不良による焼き付きがおこる可能性がある。
ス潤滑の転がり軸受においては、上記のオイルミスト潤
滑やオイルエア潤滑のように圧縮空気の吹き付けを行う
ことがないので冷却効果はなく、高速回転での使用によ
って温度が上昇し予圧の増加が起こりやすい。また、冷
却を目的として、グリース潤滑の転がり軸受に圧縮空気
を直接吹き付けると、封入したグリースが飛散してしま
い、潤滑不良による焼き付きがおこる可能性がある。
【0005】また、ハウジングを油冷する方法では、転
がり軸受を間接的に冷却するため、外輪はハウジングに
接しているので効率よく冷却されるが、内輪は該ハウジ
ングに接していないのであまり効率よく冷却されない。
その結果、前記外輪と前記内輪との間に温度差が生じて
大きく予圧が掛かるので、スピンドルの許容回転数を制
限してしまい好ましくないという問題がある。
がり軸受を間接的に冷却するため、外輪はハウジングに
接しているので効率よく冷却されるが、内輪は該ハウジ
ングに接していないのであまり効率よく冷却されない。
その結果、前記外輪と前記内輪との間に温度差が生じて
大きく予圧が掛かるので、スピンドルの許容回転数を制
限してしまい好ましくないという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、上記のような従来技術
の問題点を解決し、封入グリースを飛散させることなく
転がり軸受の内輪を効率よく冷却することが可能であ
り、その結果、前記転がり軸受の予圧の増加を抑制して
スピンドルの許容回転数を向上させるスピンドル装置に
おけるグリース潤滑の転がり軸受の冷却構造を提供する
ことを目的とする。
の問題点を解決し、封入グリースを飛散させることなく
転がり軸受の内輪を効率よく冷却することが可能であ
り、その結果、前記転がり軸受の予圧の増加を抑制して
スピンドルの許容回転数を向上させるスピンドル装置に
おけるグリース潤滑の転がり軸受の冷却構造を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち本発明
のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造は、ハウジングに
スピンドルを回転自在に支持するグリース潤滑転がり軸
受と、前記スピンドルの外側で前記転がり軸受の内輪に
接している内輪間座とを備えた構造において、前記内輪
間座を空冷する吹出口を前記ハウジング又は前記スピン
ドルに設けたことを特徴とする。
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち本発明
のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造は、ハウジングに
スピンドルを回転自在に支持するグリース潤滑転がり軸
受と、前記スピンドルの外側で前記転がり軸受の内輪に
接している内輪間座とを備えた構造において、前記内輪
間座を空冷する吹出口を前記ハウジング又は前記スピン
ドルに設けたことを特徴とする。
【0008】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構
造は、転がり軸受の内輪に接している内輪間座を空冷す
る吹出口をハウジング又はスピンドルに設けたので、圧
縮空気等の気体を前記吹出口から前記内輪間座に吹き付
けて空冷することにより、前記内輪間座に接している前
記転がり軸受の内輪を間接的に冷却することができる。
その結果、前記転がり軸受の予圧の増加を抑制して、前
記スピンドルの許容回転数を向上させることが可能であ
る。
造は、転がり軸受の内輪に接している内輪間座を空冷す
る吹出口をハウジング又はスピンドルに設けたので、圧
縮空気等の気体を前記吹出口から前記内輪間座に吹き付
けて空冷することにより、前記内輪間座に接している前
記転がり軸受の内輪を間接的に冷却することができる。
その結果、前記転がり軸受の予圧の増加を抑制して、前
記スピンドルの許容回転数を向上させることが可能であ
る。
【0009】また、前記スピンドルは前記内輪間座に接
しているので、同時に前記スピンドルを間接的に冷却す
ることができる。また、前記吹出口を前記スピンドルに
設けた場合は、圧縮空気等の気体が前記スピンドルの内
部を通って前記吹出口に供給されるので、前記スピンド
ルを直接的に冷却することが可能である。前記スピンド
ルが前記転がり軸受とともに冷却されることにより、こ
の点からも前記転がり軸受の予圧の増加を抑制して、前
記スピンドルの許容回転数をさらに向上させることが可
能である。また、前記スピンドルの基準面からの伸びも
抑制される。
しているので、同時に前記スピンドルを間接的に冷却す
ることができる。また、前記吹出口を前記スピンドルに
設けた場合は、圧縮空気等の気体が前記スピンドルの内
部を通って前記吹出口に供給されるので、前記スピンド
ルを直接的に冷却することが可能である。前記スピンド
ルが前記転がり軸受とともに冷却されることにより、こ
の点からも前記転がり軸受の予圧の増加を抑制して、前
記スピンドルの許容回転数をさらに向上させることが可
能である。また、前記スピンドルの基準面からの伸びも
抑制される。
【0010】さらに、本発明のグリース潤滑転がり軸受
の冷却構造は、前記転がり軸受に直接気体を吹き付け
ず、前記内輪間座に気体を吹き付けて間接的に前記転が
り軸受の内輪を冷却するので、前記転がり軸受に封入し
たグリースが飛散せず、前記転がり軸受が潤滑不良によ
り焼き付くことがない。本発明においては、内輪に接し
ている内輪間座が備えられていれば、内輪間座のみでも
よいし、内輪間座と外輪に接している外輪間座との両方
を備えていてもよい。ただし、吹出口をハウジングに設
け且つ外輪間座を備える場合には、同間座に吹出口から
内輪間座に向けて気体を案内する案内路を設けるものと
する。
の冷却構造は、前記転がり軸受に直接気体を吹き付け
ず、前記内輪間座に気体を吹き付けて間接的に前記転が
り軸受の内輪を冷却するので、前記転がり軸受に封入し
たグリースが飛散せず、前記転がり軸受が潤滑不良によ
り焼き付くことがない。本発明においては、内輪に接し
ている内輪間座が備えられていれば、内輪間座のみでも
よいし、内輪間座と外輪に接している外輪間座との両方
を備えていてもよい。ただし、吹出口をハウジングに設
け且つ外輪間座を備える場合には、同間座に吹出口から
内輪間座に向けて気体を案内する案内路を設けるものと
する。
【0011】本発明において使用される内輪間座の形状
は特に限定されるものではないが、気体を吹き付けて冷
却を行うという本発明の趣旨から、表面積が大きい冷却
効率の高い形状とすることは大変好ましい。好ましい形
状としては、例えば、冷却用の気体が接する部分に凹部
を有する形状,複数の凹凸を有する形状,冷却ヒレを有
する形状等があげられる。そして、前記凹部,前記冷却
ヒレ等に気体を吹き付けることにより、効率よく内輪の
冷却を行うことができる。
は特に限定されるものではないが、気体を吹き付けて冷
却を行うという本発明の趣旨から、表面積が大きい冷却
効率の高い形状とすることは大変好ましい。好ましい形
状としては、例えば、冷却用の気体が接する部分に凹部
を有する形状,複数の凹凸を有する形状,冷却ヒレを有
する形状等があげられる。そして、前記凹部,前記冷却
ヒレ等に気体を吹き付けることにより、効率よく内輪の
冷却を行うことができる。
【0012】なお、内輪間座における気体が吹き付けら
れる部分は、転がり軸受の内輪に接している部分のでき
るだけ近傍であることが、冷却効率の点から好ましい。
また、内輪間座の材質は、発明の目的から熱伝導率の優
れた材料であることが好ましい。ただし、強度,耐熱性
等、軸受の間座として必要な性能を備えていることが必
要であることは勿論である。
れる部分は、転がり軸受の内輪に接している部分のでき
るだけ近傍であることが、冷却効率の点から好ましい。
また、内輪間座の材質は、発明の目的から熱伝導率の優
れた材料であることが好ましい。ただし、強度,耐熱性
等、軸受の間座として必要な性能を備えていることが必
要であることは勿論である。
【0013】さらに、内輪間座と外輪間座とを備える場
合には、スピンドルに負荷荷重がかかることにより前記
両間座間のラジアルすきま部が狭まり接触する可能性を
考慮して、耐焼き付き性の良い材料を使用してもよい。
例としては銅,カーボン等があげられる。本発明におい
ては、内輪間座に吹き付けられた後の気体が、転がり軸
受内に流れ込んで封入グリースに悪影響を与えることを
防止するために、該気体の排気口及び排気路をハウジン
グ又はスピンドルに設けることが好ましい。前記排気口
及び前記排気路の数,大きさ,形状等は、気体の排気を
十分に行うことが可能であれば特に限定されない。
合には、スピンドルに負荷荷重がかかることにより前記
両間座間のラジアルすきま部が狭まり接触する可能性を
考慮して、耐焼き付き性の良い材料を使用してもよい。
例としては銅,カーボン等があげられる。本発明におい
ては、内輪間座に吹き付けられた後の気体が、転がり軸
受内に流れ込んで封入グリースに悪影響を与えることを
防止するために、該気体の排気口及び排気路をハウジン
グ又はスピンドルに設けることが好ましい。前記排気口
及び前記排気路の数,大きさ,形状等は、気体の排気を
十分に行うことが可能であれば特に限定されない。
【0014】なお、外輪間座を備える場合には、前記排
気口の断面積は内輪間座と外輪間座との間のラジアルす
きまの断面積よりも大きくする。そしてさらに、前記内
輪間座から前記排気口に前記気体を案内する案内路を前
記外輪間座に設けるものとする。これらのことにより、
前記気体の排気が効率よく行われ、転がり軸受への前記
気体の流入が起こりにくい。
気口の断面積は内輪間座と外輪間座との間のラジアルす
きまの断面積よりも大きくする。そしてさらに、前記内
輪間座から前記排気口に前記気体を案内する案内路を前
記外輪間座に設けるものとする。これらのことにより、
前記気体の排気が効率よく行われ、転がり軸受への前記
気体の流入が起こりにくい。
【0015】本発明において冷却に使用される気体は、
スピンドル,ハウジング,転がり軸受等の材質に腐食等
の悪影響を与える性質を有する物でなければ、特に限定
されるものではない。通常は、空気,窒素等が使用さ
れ、使用される気体の温度は、通常は常温である。ま
た、内輪を冷却する能力は、内輪間座に吹き付ける気体
の温度及び流量により変化する。したがって、スピンド
ルの回転速度,転がり軸受の種類,封入グリースの種類
等の条件によって気体の温度及び流量を変化させ、所望
の冷却能力に設定して内輪の温度を調節し、その結果、
転がり軸受の予圧を調節することが可能である。例え
ば、定位置予圧方式の転がり軸受を使用した場合は、高
速回転時に予圧が増加するが、低温の気体を内輪間座に
吹き付けることにより、温度を下げて予圧の増加を抑制
し、高速回転を可能にすることができる。
スピンドル,ハウジング,転がり軸受等の材質に腐食等
の悪影響を与える性質を有する物でなければ、特に限定
されるものではない。通常は、空気,窒素等が使用さ
れ、使用される気体の温度は、通常は常温である。ま
た、内輪を冷却する能力は、内輪間座に吹き付ける気体
の温度及び流量により変化する。したがって、スピンド
ルの回転速度,転がり軸受の種類,封入グリースの種類
等の条件によって気体の温度及び流量を変化させ、所望
の冷却能力に設定して内輪の温度を調節し、その結果、
転がり軸受の予圧を調節することが可能である。例え
ば、定位置予圧方式の転がり軸受を使用した場合は、高
速回転時に予圧が増加するが、低温の気体を内輪間座に
吹き付けることにより、温度を下げて予圧の増加を抑制
し、高速回転を可能にすることができる。
【0016】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構
造は、内輪と共に、前記内輪に接しているスピンドルも
間接的に冷却することが可能であるが、スピンドルの冷
却をさらに効率よく行うために、該スピンドルの内部に
内輪間座を空冷後の気体を通気する冷却路を設けてもよ
い。このことにより、前記内輪と共に前記スピンドルも
効率よく冷却されて、この点からも転がり軸受の予圧の
増加が抑制され、前記スピンドルの許容回転数をさらに
向上させることが可能となる。この構造によれば、内輪
間座を空冷後の気体をスピンドルの冷却に利用するの
で、スピンドルの冷却のための給気装置等を別途設ける
必要がなく、冷却構造が簡略化され好ましい。
造は、内輪と共に、前記内輪に接しているスピンドルも
間接的に冷却することが可能であるが、スピンドルの冷
却をさらに効率よく行うために、該スピンドルの内部に
内輪間座を空冷後の気体を通気する冷却路を設けてもよ
い。このことにより、前記内輪と共に前記スピンドルも
効率よく冷却されて、この点からも転がり軸受の予圧の
増加が抑制され、前記スピンドルの許容回転数をさらに
向上させることが可能となる。この構造によれば、内輪
間座を空冷後の気体をスピンドルの冷却に利用するの
で、スピンドルの冷却のための給気装置等を別途設ける
必要がなく、冷却構造が簡略化され好ましい。
【0017】また、本発明のグリース潤滑転がり軸受の
冷却構造は、気体を使用して転がり軸受を冷却するもの
であるが、その気体を冷却と併せてスピンドルの前端部
のエアシールに用いてもよい。前記エアシールは、ハウ
ジング前端部に設けた噴気口に気体を送気し、前記噴気
口から前記気体を噴出することにより行われる。その場
合は、ハウジング又はスピンドルに設けた前記吹出口に
気体を供給する給気路と前記噴気口とを連結して、内輪
間座の冷却のための気体を前記噴気口に送気してもよい
し、前記排気路と前記噴気口とを連結して、内輪間座の
冷却に使用した後の気体を前記噴気口に送気してもよ
い。また、スピンドルの冷却をさらに効率よく行うため
に、該スピンドルの内部に設けた前記冷却路と前記噴気
口とを連結して、前記スピンドルの冷却に使用した後の
気体を前記噴気口に送気してもよい。
冷却構造は、気体を使用して転がり軸受を冷却するもの
であるが、その気体を冷却と併せてスピンドルの前端部
のエアシールに用いてもよい。前記エアシールは、ハウ
ジング前端部に設けた噴気口に気体を送気し、前記噴気
口から前記気体を噴出することにより行われる。その場
合は、ハウジング又はスピンドルに設けた前記吹出口に
気体を供給する給気路と前記噴気口とを連結して、内輪
間座の冷却のための気体を前記噴気口に送気してもよい
し、前記排気路と前記噴気口とを連結して、内輪間座の
冷却に使用した後の気体を前記噴気口に送気してもよ
い。また、スピンドルの冷却をさらに効率よく行うため
に、該スピンドルの内部に設けた前記冷却路と前記噴気
口とを連結して、前記スピンドルの冷却に使用した後の
気体を前記噴気口に送気してもよい。
【0018】いずれの場合も、エアシールのための給気
装置や送気路等を別途設ける必要がないのでスピンドル
装置の構造が簡略化され好ましい。なお、本発明のグリ
ース潤滑転がり軸受の冷却構造における転がり軸受の種
類は特に限定されるものではなく、深みぞ玉軸受,アン
ギュラ玉軸受,円筒ころ軸受等の様々な転がり軸受が採
用可能である。スピンドルを複数の転がり軸受で支持す
る場合は、1種又は2種以上の転がり軸受を用いても差
し支えない。そして、2種以上の転がり軸受で支持する
場合は、その種類の組み合わせは特に限定されない。
装置や送気路等を別途設ける必要がないのでスピンドル
装置の構造が簡略化され好ましい。なお、本発明のグリ
ース潤滑転がり軸受の冷却構造における転がり軸受の種
類は特に限定されるものではなく、深みぞ玉軸受,アン
ギュラ玉軸受,円筒ころ軸受等の様々な転がり軸受が採
用可能である。スピンドルを複数の転がり軸受で支持す
る場合は、1種又は2種以上の転がり軸受を用いても差
し支えない。そして、2種以上の転がり軸受で支持する
場合は、その種類の組み合わせは特に限定されない。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係るグリース潤滑転がり
軸受の冷却構造の実施の形態を、図面を参照して説明す
る。図1は本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造
の第一の実施形態を示す縦断面図であり、図2は図1の
要部の一部縦断面図である。
軸受の冷却構造の実施の形態を、図面を参照して説明す
る。図1は本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造
の第一の実施形態を示す縦断面図であり、図2は図1の
要部の一部縦断面図である。
【0020】スピンドル1がハウジング2に挿嵌され、
その前部のグリース潤滑の玉軸受3,3とその後部の円
筒ころ軸受4とで、回転自在に支持されている。玉軸受
3,3及び円筒ころ軸受4は、スピンドル1の外周面及
びハウジング2の内周面に嵌合して、それぞれの内輪3
a,3a,4aがスピンドル1に、そしてそれぞれの外
輪3b,3b,4bがハウジング2に固定されている。
その前部のグリース潤滑の玉軸受3,3とその後部の円
筒ころ軸受4とで、回転自在に支持されている。玉軸受
3,3及び円筒ころ軸受4は、スピンドル1の外周面及
びハウジング2の内周面に嵌合して、それぞれの内輪3
a,3a,4aがスピンドル1に、そしてそれぞれの外
輪3b,3b,4bがハウジング2に固定されている。
【0021】2つの玉軸受3,3の間には2つの内輪間
座5,5と1つの外輪間座8とが介在しており、内輪間
座5は内輪3aに接し、外輪間座8は外輪3b,3bに
接している。内輪間座5は、スピンドル1に接する筒状
部5aと、その端部のフランジ部5bと、その外端から
前記筒状部5aと同心の筒状に連続するリップ部5cと
からなり、これらに囲まれた凹部6を形成しており、フ
ランジ部5bの外面が内輪3aに接している。また、外
輪間座8はハウジング2の内周面に嵌合している。
座5,5と1つの外輪間座8とが介在しており、内輪間
座5は内輪3aに接し、外輪間座8は外輪3b,3bに
接している。内輪間座5は、スピンドル1に接する筒状
部5aと、その端部のフランジ部5bと、その外端から
前記筒状部5aと同心の筒状に連続するリップ部5cと
からなり、これらに囲まれた凹部6を形成しており、フ
ランジ部5bの外面が内輪3aに接している。また、外
輪間座8はハウジング2の内周面に嵌合している。
【0022】ハウジング2の内周面には吹出口10,1
0が設けてあり、またハウジング2の内部には、吹出口
10,10と図示しないエアポンプとを連通する給気路
11が形成されている。さらに、外輪間座8には、前記
エアポンプから圧送される圧縮空気を、吹出口10,1
0から凹部6,6へ案内する案内路12,12が形成さ
れている。
0が設けてあり、またハウジング2の内部には、吹出口
10,10と図示しないエアポンプとを連通する給気路
11が形成されている。さらに、外輪間座8には、前記
エアポンプから圧送される圧縮空気を、吹出口10,1
0から凹部6,6へ案内する案内路12,12が形成さ
れている。
【0023】さらにまた、ハウジング2の内周面の吹出
口10,10と異なる位置には、排気口20,20,2
0が設けてあり、またハウジング2の内部には排気口2
0,20,20とハウジング2の外部とを連通する排気
路21が形成されている。さらに外輪間座8には、内輪
間座5のリップ部5cの外側位置及び2つの内輪間座
5,5が互いに接している位置において、圧縮空気を内
輪間座5から排気口20,20,20へ案内する案内路
22,22,22が径方向に形成されている。
口10,10と異なる位置には、排気口20,20,2
0が設けてあり、またハウジング2の内部には排気口2
0,20,20とハウジング2の外部とを連通する排気
路21が形成されている。さらに外輪間座8には、内輪
間座5のリップ部5cの外側位置及び2つの内輪間座
5,5が互いに接している位置において、圧縮空気を内
輪間座5から排気口20,20,20へ案内する案内路
22,22,22が径方向に形成されている。
【0024】このような構成から、前記エアポンプから
供給された圧縮空気が給気路11を通って吹出口10,
10へ送られ、さらに、外輪間座8内に形成された案内
路12,12により案内されて、内輪間座5,5の凹部
6,6に吹き付けられる。該凹部6,6は、表面積の大
きい形状であること及び内輪間座5の内輪3aと接して
いる部分の近傍に設けられていることから、内輪間座
5,5は内輪3aを効率よく冷却する。
供給された圧縮空気が給気路11を通って吹出口10,
10へ送られ、さらに、外輪間座8内に形成された案内
路12,12により案内されて、内輪間座5,5の凹部
6,6に吹き付けられる。該凹部6,6は、表面積の大
きい形状であること及び内輪間座5の内輪3aと接して
いる部分の近傍に設けられていることから、内輪間座
5,5は内輪3aを効率よく冷却する。
【0025】そして、冷却に使用された後の圧縮空気は
凹部6から、一方ではリップ部5cの先端を迂回し、他
方では筒状部5aと外輪間座8との間を経由して案内路
22に至り、ここから排気口20,排気路21を通って
ハウジング2の外部へ排気される。なお、外輪間座8の
外周面の吹出口10,10に対向する位置には、全周に
わたる周溝14,14が形成されており、外輪間座8が
ハウジング2に対して組み立て時又は運転時に相対的に
回転しても吹出口10,10からの圧縮空気が常に案内
路12,12へ供給される構造となっている。
凹部6から、一方ではリップ部5cの先端を迂回し、他
方では筒状部5aと外輪間座8との間を経由して案内路
22に至り、ここから排気口20,排気路21を通って
ハウジング2の外部へ排気される。なお、外輪間座8の
外周面の吹出口10,10に対向する位置には、全周に
わたる周溝14,14が形成されており、外輪間座8が
ハウジング2に対して組み立て時又は運転時に相対的に
回転しても吹出口10,10からの圧縮空気が常に案内
路12,12へ供給される構造となっている。
【0026】また、ハウジング2の内周面の排気口2
0,20,20の形成された位置には、全周にわたる周
溝15,15,15が形成されており、外輪間座8がハ
ウジング2に対して組み立て時又は運転時に相対的に回
転しても、案内路22,22,22からの圧縮空気が常
に排気口20,20,20へ送気される構造となってい
る。
0,20,20の形成された位置には、全周にわたる周
溝15,15,15が形成されており、外輪間座8がハ
ウジング2に対して組み立て時又は運転時に相対的に回
転しても、案内路22,22,22からの圧縮空気が常
に排気口20,20,20へ送気される構造となってい
る。
【0027】次に、第二の実施形態について説明する。
図3は本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の第
二の実施形態を示す一部縦断面図である。ここでは、外
輪間座8の外周面の軸方向中央部に設けた周溝14に向
けて吹出口10が開口しており、周溝14の底部から径
方向に向けて案内路12が外輪間座8の内周面にまで開
設してある。
図3は本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の第
二の実施形態を示す一部縦断面図である。ここでは、外
輪間座8の外周面の軸方向中央部に設けた周溝14に向
けて吹出口10が開口しており、周溝14の底部から径
方向に向けて案内路12が外輪間座8の内周面にまで開
設してある。
【0028】内輪間座5の筒状部5aの外周面には、多
数の凸凹を有する凹凸面7が形成されている。この凹凸
面7は凹部を螺旋状に連続して形成したもののように、
凹部が筒状部5aの長手方向へ連続しているものが好適
である。なぜなら、吹出口10からの圧縮空気は周溝1
4、案内路12を経て内輪間座5の外周に至り、凹凸面
7の凹部を通ってフランジ部5bに至るようにしてあれ
ば、筒状部5aの冷却に好適だからであり、併せてフラ
ンジ部5bも冷却される。
数の凸凹を有する凹凸面7が形成されている。この凹凸
面7は凹部を螺旋状に連続して形成したもののように、
凹部が筒状部5aの長手方向へ連続しているものが好適
である。なぜなら、吹出口10からの圧縮空気は周溝1
4、案内路12を経て内輪間座5の外周に至り、凹凸面
7の凹部を通ってフランジ部5bに至るようにしてあれ
ば、筒状部5aの冷却に好適だからであり、併せてフラ
ンジ部5bも冷却される。
【0029】また、ハウジング2の内周面の吹出口10
と異なる位置には、排気口20,20が設けてあり、ま
たハウジング2の内部には排気口20,20とハウジン
グ2の外部とを連通する排気路21が形成されている。
さらに外輪間座8には、内輪間座5のリップ部5cの外
側位置において、圧縮空気を内輪間座5から排気口2
0,20へ案内する案内路22,22が径方向に形成さ
れている。
と異なる位置には、排気口20,20が設けてあり、ま
たハウジング2の内部には排気口20,20とハウジン
グ2の外部とを連通する排気路21が形成されている。
さらに外輪間座8には、内輪間座5のリップ部5cの外
側位置において、圧縮空気を内輪間座5から排気口2
0,20へ案内する案内路22,22が径方向に形成さ
れている。
【0030】このような構成から、図示しないエアポン
プから供給された圧縮空気が給気路11を通って吹出口
10へ送られ、さらに、外輪間座8内に形成された案内
路12により案内されて、内輪間座5,5の凹凸面7に
吹き付けられる。凹凸面7は、表面積が大きい形状であ
ることから筒状部5aを効率よく冷却するとともに、フ
ランジ部5bも同時に冷却する。よって、これらにより
内輪3aが効果的に冷却される。そして、冷却に使用さ
れた後の圧縮空気は、内輪間座5のリップ部5cの先端
を迂回し案内路22に至り、ここから排気口20,排気
路21を通って、ハウジング2の外部へ排気される。な
お、他の構成及び作用は図1,図2の前記第一の実施形
態と同一であるから、重複した説明は省略する。
プから供給された圧縮空気が給気路11を通って吹出口
10へ送られ、さらに、外輪間座8内に形成された案内
路12により案内されて、内輪間座5,5の凹凸面7に
吹き付けられる。凹凸面7は、表面積が大きい形状であ
ることから筒状部5aを効率よく冷却するとともに、フ
ランジ部5bも同時に冷却する。よって、これらにより
内輪3aが効果的に冷却される。そして、冷却に使用さ
れた後の圧縮空気は、内輪間座5のリップ部5cの先端
を迂回し案内路22に至り、ここから排気口20,排気
路21を通って、ハウジング2の外部へ排気される。な
お、他の構成及び作用は図1,図2の前記第一の実施形
態と同一であるから、重複した説明は省略する。
【0031】図4は、本発明のグリース潤滑転がり軸受
の冷却構造の第三の実施形態を示す一部縦断面図であ
る。この実施形態は、吹出口10,10をスピンドル1
に設けた場合の例である。すなわち、スピンドル1の外
周面の内輪間座5,5に対向する位置には、内輪間座
5,5に向けた吹出口10,10が設けてあり、また、
スピンドル1の内部には、吹出口10,10と連通する
給気路11が形成されている。給気路11の上流側は、
スピンドル1とハウジング2の端蓋9との間に形成され
た給気室17に連通しており、この給気室17は図示し
ないエアポンプの吐出側に連続している。給気室17は
スピンドル1の外周にリング状に形成されているため、
スピンドル1の回転中は常時、給気路11に給気される
ようになっている。
の冷却構造の第三の実施形態を示す一部縦断面図であ
る。この実施形態は、吹出口10,10をスピンドル1
に設けた場合の例である。すなわち、スピンドル1の外
周面の内輪間座5,5に対向する位置には、内輪間座
5,5に向けた吹出口10,10が設けてあり、また、
スピンドル1の内部には、吹出口10,10と連通する
給気路11が形成されている。給気路11の上流側は、
スピンドル1とハウジング2の端蓋9との間に形成され
た給気室17に連通しており、この給気室17は図示し
ないエアポンプの吐出側に連続している。給気室17は
スピンドル1の外周にリング状に形成されているため、
スピンドル1の回転中は常時、給気路11に給気される
ようになっている。
【0032】内輪間座5の筒状部5aの内周面には、多
数の凸凹を有する凹凸面7が形成されている。この凹凸
面7は凹部を螺旋状に連続して形成したもののように、
凹部が筒状部5aの長手方向へ連続しているものが好適
である。なぜなら、吹出口10からの圧縮空気は周溝1
4を経て内輪間座5の内周に至り、凹凸面7の凹部を通
って内輪間座5を凹凸面7が形成された範囲を主として
効率よく冷却し、その冷熱がフランジ部5bに伝達され
て内輪3aを冷却するからである。
数の凸凹を有する凹凸面7が形成されている。この凹凸
面7は凹部を螺旋状に連続して形成したもののように、
凹部が筒状部5aの長手方向へ連続しているものが好適
である。なぜなら、吹出口10からの圧縮空気は周溝1
4を経て内輪間座5の内周に至り、凹凸面7の凹部を通
って内輪間座5を凹凸面7が形成された範囲を主として
効率よく冷却し、その冷熱がフランジ部5bに伝達され
て内輪3aを冷却するからである。
【0033】また、両内輪間座5,5の間には径方向に
案内路23が形成されている。さらに、外輪間座8には
内輪間座5のリップ部5cの外側位置において、圧縮空
気を内輪間座5から排気口20,20へ案内する案内路
22,22が径方向に形成されている。このような構成
から、図示しないエアポンプから供給された圧縮空気が
給気室17から給気路11を通って吹出口10,10へ
送られ、内輪間座5,5の凹凸面7,7に吹き付けられ
て、これにより冷却された内輪間座5を介して内輪3a
を冷却する。冷却に使用された後の圧縮空気は、両内輪
間座5,5の間の案内路23を通り、内輪間座5と外輪
間座8との間を経由し、さらに内輪間座5のリップ部5
cの先端を迂回して案内路22に至り、ここから周溝1
5,15,排気口20,20,排気路21を通ってハウ
ジング2の外部へ排気される。
案内路23が形成されている。さらに、外輪間座8には
内輪間座5のリップ部5cの外側位置において、圧縮空
気を内輪間座5から排気口20,20へ案内する案内路
22,22が径方向に形成されている。このような構成
から、図示しないエアポンプから供給された圧縮空気が
給気室17から給気路11を通って吹出口10,10へ
送られ、内輪間座5,5の凹凸面7,7に吹き付けられ
て、これにより冷却された内輪間座5を介して内輪3a
を冷却する。冷却に使用された後の圧縮空気は、両内輪
間座5,5の間の案内路23を通り、内輪間座5と外輪
間座8との間を経由し、さらに内輪間座5のリップ部5
cの先端を迂回して案内路22に至り、ここから周溝1
5,15,排気口20,20,排気路21を通ってハウ
ジング2の外部へ排気される。
【0034】さらに、この実施形態の場合は、圧縮空気
が通気される給気路11がスピンドル1の内部に形成さ
れているので、スピンドル1が直接的に空冷される。よ
って、内輪3aと共にスピンドル1も効率よく冷却され
て、これらにより内輪3aが冷却されるから玉軸受3の
予圧の増加が抑制され、スピンドル1の許容回転数をさ
らに向上させることが可能となる。
が通気される給気路11がスピンドル1の内部に形成さ
れているので、スピンドル1が直接的に空冷される。よ
って、内輪3aと共にスピンドル1も効率よく冷却され
て、これらにより内輪3aが冷却されるから玉軸受3の
予圧の増加が抑制され、スピンドル1の許容回転数をさ
らに向上させることが可能となる。
【0035】なお、この実施形態では排気口20はハウ
ジング2の軸方向に2ヵ所設けてあって、図1,図2の
前記第一の実施形態とはこの点で相違する。他の構成及
び作用は前記は第一の実施形態と同一である。なお、内
輪間座5の内周面は凹凸面7ではなく、平滑な円筒面で
あってもよい。図5は第四の実施形態を示しており、こ
れは内輪3aの冷却に使用された圧縮空気を、前記第二
の実施形態のようにハウジング2の排気路21から排気
するものとは別の経路を用いて、スピンドル1の冷却及
びスピンドル1の前端部のエアシールに使用した場合の
例である。
ジング2の軸方向に2ヵ所設けてあって、図1,図2の
前記第一の実施形態とはこの点で相違する。他の構成及
び作用は前記は第一の実施形態と同一である。なお、内
輪間座5の内周面は凹凸面7ではなく、平滑な円筒面で
あってもよい。図5は第四の実施形態を示しており、こ
れは内輪3aの冷却に使用された圧縮空気を、前記第二
の実施形態のようにハウジング2の排気路21から排気
するものとは別の経路を用いて、スピンドル1の冷却及
びスピンドル1の前端部のエアシールに使用した場合の
例である。
【0036】すなわち、スピンドル1の外周面には、内
輪間座5,5に対向する位置に導入口30,30が設け
られ、該導入口30,30が設けられた位置に全周にわ
たる周溝16,16が形成されている。内輪間座5,5
の導入口30,30と対向する位置には、冷却に使用さ
れた後の圧縮空気を導入口30,30に案内する案内路
23,23が、径方向に形成されている。そして、導入
口30,30に連通する冷却路31がスピンドル1の内
部に形成され、該冷却路31はスピンドル1の前端部に
設けられた噴気口40に連結している。この噴気口40
は、スピンドル1とハウジング2の端蓋9との間に形成
されたエアシール室42に連通している。このエアシー
ル室42は、端蓋9とスピンドル1との間からの漏れ量
を超える空気量が冷却路31から供給されて、運転中は
高圧になっている。
輪間座5,5に対向する位置に導入口30,30が設け
られ、該導入口30,30が設けられた位置に全周にわ
たる周溝16,16が形成されている。内輪間座5,5
の導入口30,30と対向する位置には、冷却に使用さ
れた後の圧縮空気を導入口30,30に案内する案内路
23,23が、径方向に形成されている。そして、導入
口30,30に連通する冷却路31がスピンドル1の内
部に形成され、該冷却路31はスピンドル1の前端部に
設けられた噴気口40に連結している。この噴気口40
は、スピンドル1とハウジング2の端蓋9との間に形成
されたエアシール室42に連通している。このエアシー
ル室42は、端蓋9とスピンドル1との間からの漏れ量
を超える空気量が冷却路31から供給されて、運転中は
高圧になっている。
【0037】このような構成により、前記第二の実施形
態と同様に内輪間座5,5の凹凸面7に吹き付けられ内
輪3aの冷却に使用された後の圧縮空気は、凹凸面7か
らリップ部5cの先端を迂回し外側の案内路22に至
り、排気路21より排気される一方、この第四の実施形
態では別経路、すなわち案内路23を通って筒状部5a
の内周面側に至り、導入口30,30から冷却路31に
導入される。そして、冷却路31に通気されることによ
りスピンドル1を冷却し、さらに噴気口40から噴出さ
れてスピンドル1の前端部をエアシールする。
態と同様に内輪間座5,5の凹凸面7に吹き付けられ内
輪3aの冷却に使用された後の圧縮空気は、凹凸面7か
らリップ部5cの先端を迂回し外側の案内路22に至
り、排気路21より排気される一方、この第四の実施形
態では別経路、すなわち案内路23を通って筒状部5a
の内周面側に至り、導入口30,30から冷却路31に
導入される。そして、冷却路31に通気されることによ
りスピンドル1を冷却し、さらに噴気口40から噴出さ
れてスピンドル1の前端部をエアシールする。
【0038】このことにより、内輪3aと共にスピンド
ル1も効率よく冷却されて玉軸受3の予圧の増加が抑制
され、スピンドル1の許容回転数をさらに向上させるこ
とが可能となる。また、スピンドル1の冷却のための給
気装置等及びエアシールのための給気装置,送気路等を
別途設ける必要がない。なお、他の構成及び作用は図3
の前記第二の実施形態と同一であるが、内輪間座5の外
周面は凹凸面7ではなく、図1,図2の前記第一の実施
形態のように平滑な円筒面であってもよい。また、内輪
間座5の冷却手段としては、吹出口10や案内路12の
形状,構造を前記第一の実施形態と同一にすることもで
きる。
ル1も効率よく冷却されて玉軸受3の予圧の増加が抑制
され、スピンドル1の許容回転数をさらに向上させるこ
とが可能となる。また、スピンドル1の冷却のための給
気装置等及びエアシールのための給気装置,送気路等を
別途設ける必要がない。なお、他の構成及び作用は図3
の前記第二の実施形態と同一であるが、内輪間座5の外
周面は凹凸面7ではなく、図1,図2の前記第一の実施
形態のように平滑な円筒面であってもよい。また、内輪
間座5の冷却手段としては、吹出口10や案内路12の
形状,構造を前記第一の実施形態と同一にすることもで
きる。
【0039】次に、図6に示す第五の実施形態は、内輪
3aの冷却に使用された後の圧縮空気を、図3の前記第
二の実施形態の排気路21から分岐させた送気路41を
介して、スピンドル1の前端部のエアシールに使用した
場合の例である。ハウジング2の端蓋9に噴気口40が
設けられ、該噴気口40と排気路21とが送気路41に
より連結されている。噴気口40は、図5の前記第四の
実施形態と同様に端蓋9とスピンドル1との間に形成さ
れたエアシール室42に臨んでおり、エアシール室42
が高圧に保たれている。このような構造により、内輪間
座5,5の凹凸面7に吹き付けられ内輪3aの冷却に使
用された圧縮空気は、排気路21を通ってハウジング2
の外部に排気される途中で、その一部分が排気路21か
ら送気路41に分岐され、噴気口40から噴出されてエ
アシール室42内を高圧に維持しスピンドル1の前端部
をエアシールする。このことにより、エアシールのため
の給気装置等を別途設ける必要がなく、また、図5の前
記第四の実施形態のようにスピンドル1に穴加工をする
必要もない。
3aの冷却に使用された後の圧縮空気を、図3の前記第
二の実施形態の排気路21から分岐させた送気路41を
介して、スピンドル1の前端部のエアシールに使用した
場合の例である。ハウジング2の端蓋9に噴気口40が
設けられ、該噴気口40と排気路21とが送気路41に
より連結されている。噴気口40は、図5の前記第四の
実施形態と同様に端蓋9とスピンドル1との間に形成さ
れたエアシール室42に臨んでおり、エアシール室42
が高圧に保たれている。このような構造により、内輪間
座5,5の凹凸面7に吹き付けられ内輪3aの冷却に使
用された圧縮空気は、排気路21を通ってハウジング2
の外部に排気される途中で、その一部分が排気路21か
ら送気路41に分岐され、噴気口40から噴出されてエ
アシール室42内を高圧に維持しスピンドル1の前端部
をエアシールする。このことにより、エアシールのため
の給気装置等を別途設ける必要がなく、また、図5の前
記第四の実施形態のようにスピンドル1に穴加工をする
必要もない。
【0040】なお、内輪間座5の外周面は凹凸面7では
なく、図1,図2の前記第一の実施形態のように平滑な
円筒面であってもよい。また、内輪間座5の冷却手段と
しては、吹出口10や案内路12の形状,構造を図1,
図2の前記第一の実施形態と同一にすることもできる。
他の構成及び作用は図3の前記第二の実施形態と同一で
ある。
なく、図1,図2の前記第一の実施形態のように平滑な
円筒面であってもよい。また、内輪間座5の冷却手段と
しては、吹出口10や案内路12の形状,構造を図1,
図2の前記第一の実施形態と同一にすることもできる。
他の構成及び作用は図3の前記第二の実施形態と同一で
ある。
【0041】また、図7に示す第六の実施形態は、内輪
間座5,5に吹き付けられる前の圧縮空気をスピンドル
1の前端部のエアシールに使用した場合の例である。こ
の実施形態は、図5の前記第四の実施形態と同様に端蓋
9とスピンドル1との間に形成されたエアシール室42
に、給気路11に連続する送気路41を連結して、送気
路41の前端に噴気口40を形成した。よって、図示し
ないエアポンプから供給された圧縮空気は、内輪間座
5,5に送気される前に、その一部分が給気路11から
送気路41に分岐され、噴気口40から噴出されてスピ
ンドル1の前端部をエアシールする。このことにより、
エアシールのための給気装置等を別途設ける必要がな
い。
間座5,5に吹き付けられる前の圧縮空気をスピンドル
1の前端部のエアシールに使用した場合の例である。こ
の実施形態は、図5の前記第四の実施形態と同様に端蓋
9とスピンドル1との間に形成されたエアシール室42
に、給気路11に連続する送気路41を連結して、送気
路41の前端に噴気口40を形成した。よって、図示し
ないエアポンプから供給された圧縮空気は、内輪間座
5,5に送気される前に、その一部分が給気路11から
送気路41に分岐され、噴気口40から噴出されてスピ
ンドル1の前端部をエアシールする。このことにより、
エアシールのための給気装置等を別途設ける必要がな
い。
【0042】なお、給気路11を経て吹出口10から吹
き出される圧縮空気により玉軸受3の内輪3aが冷却さ
れ、この空気が排気路21から排気される点及び他の構
成及び作用は、図3の前記第二の実施形態と同じであ
る。ただし、内輪間座5の外周面は凹凸面7ではなく、
図1,図2の前記第一の実施形態のように平滑な円筒面
であってもよい。また、内輪間座5の冷却手段として
は、吹出口10や案内路12の形状,構造を、前記第一
の実施形態と同一にすることもできる。
き出される圧縮空気により玉軸受3の内輪3aが冷却さ
れ、この空気が排気路21から排気される点及び他の構
成及び作用は、図3の前記第二の実施形態と同じであ
る。ただし、内輪間座5の外周面は凹凸面7ではなく、
図1,図2の前記第一の実施形態のように平滑な円筒面
であってもよい。また、内輪間座5の冷却手段として
は、吹出口10や案内路12の形状,構造を、前記第一
の実施形態と同一にすることもできる。
【0043】なお、以上説明した各実施形態において
は、本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造を玉軸
受3,3の冷却に適用した例を示したが、円筒ころ軸受
4の冷却に対しても同様に適用可能であることは勿論で
ある。また、各実施形態の冷却構造とともに、ハウジン
グ2を油冷する等の、主として外輪3bのための冷却構
造を併せて採用してもよい。こうすることにより、内外
輪3a,3bを均等に冷却することができる。
は、本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造を玉軸
受3,3の冷却に適用した例を示したが、円筒ころ軸受
4の冷却に対しても同様に適用可能であることは勿論で
ある。また、各実施形態の冷却構造とともに、ハウジン
グ2を油冷する等の、主として外輪3bのための冷却構
造を併せて採用してもよい。こうすることにより、内外
輪3a,3bを均等に冷却することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明のグリース潤滑転が
り軸受の冷却構造は、転がり軸受の内輪に接している内
輪間座を空冷することにより、前記内輪間座に接してい
る前記転がり軸受の内輪を間接的に冷却することができ
る。その結果、前記転がり軸受の予圧の増加を抑制し
て、前記スピンドルの許容回転数を向上させることがで
きる。
り軸受の冷却構造は、転がり軸受の内輪に接している内
輪間座を空冷することにより、前記内輪間座に接してい
る前記転がり軸受の内輪を間接的に冷却することができ
る。その結果、前記転がり軸受の予圧の増加を抑制し
て、前記スピンドルの許容回転数を向上させることがで
きる。
【0045】また、前記スピンドルは前記内輪間座に接
しているので、同時に前記スピンドルを間接的に冷却す
ることができる。さらに、前記吹出口を前記スピンドル
に設けた場合は、前記スピンドルを直接的に冷却するこ
とが可能なので、この点からも前記転がり軸受の予圧の
増加を抑制して、前記スピンドルの許容回転数をさらに
向上させることが可能である。また、前記スピンドルの
基準面からの伸びも抑制される。
しているので、同時に前記スピンドルを間接的に冷却す
ることができる。さらに、前記吹出口を前記スピンドル
に設けた場合は、前記スピンドルを直接的に冷却するこ
とが可能なので、この点からも前記転がり軸受の予圧の
増加を抑制して、前記スピンドルの許容回転数をさらに
向上させることが可能である。また、前記スピンドルの
基準面からの伸びも抑制される。
【0046】さらにまた、本発明では、前記転がり軸受
に直接気体を吹き付けず、前記内輪間座に気体を吹き付
けて間接的に前記転がり軸受の内輪を冷却するので、前
記転がり軸受に封入したグリースが飛散せず、前記転が
り軸受が潤滑不良により焼き付くことがない。
に直接気体を吹き付けず、前記内輪間座に気体を吹き付
けて間接的に前記転がり軸受の内輪を冷却するので、前
記転がり軸受に封入したグリースが飛散せず、前記転が
り軸受が潤滑不良により焼き付くことがない。
【図1】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の
第一の実施形態を示す縦断面図である。
第一の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の
第一の実施形態を示す一部縦断面図である。
第一の実施形態を示す一部縦断面図である。
【図3】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の
第二の実施形態を示す一部縦断面図である。
第二の実施形態を示す一部縦断面図である。
【図4】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の
第三の実施形態を示す一部縦断面図である。
第三の実施形態を示す一部縦断面図である。
【図5】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の
第四の実施形態を示す一部縦断面図である。
第四の実施形態を示す一部縦断面図である。
【図6】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の
第五の実施形態を示す一部縦断面図である。
第五の実施形態を示す一部縦断面図である。
【図7】本発明のグリース潤滑転がり軸受の冷却構造の
第六の実施形態を示す一部縦断面図である。
第六の実施形態を示す一部縦断面図である。
1 スピンドル 2 ハウジング 3 玉軸受 3a 内輪 3b 外輪 5 内輪間座 5a 筒状部 5b フランジ部 5c リップ部 6 凹部 7 凹凸面 8 外輪間座 10 吹出口 11 給気路 12 案内路
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングにスピンドルを回転自在に支
持するグリース潤滑転がり軸受と、前記スピンドルの外
側で前記転がり軸受の内輪に接している内輪間座とを備
えた構造において、前記内輪間座を空冷する吹出口を前
記ハウジング又は前記スピンドルに設けたことを特徴と
するグリース潤滑転がり軸受の冷却構造。
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JP11106936A JP2000296439A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | グリース潤滑転がり軸受の冷却構造 |
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JP11106936A JP2000296439A (ja) | 1999-04-14 | 1999-04-14 | グリース潤滑転がり軸受の冷却構造 |
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ID=14446288
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