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JP2000281644A - 殺虫性ヒドラゾン類 - Google Patents

殺虫性ヒドラゾン類

Info

Publication number
JP2000281644A
JP2000281644A JP11084594A JP8459499A JP2000281644A JP 2000281644 A JP2000281644 A JP 2000281644A JP 11084594 A JP11084594 A JP 11084594A JP 8459499 A JP8459499 A JP 8459499A JP 2000281644 A JP2000281644 A JP 2000281644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
examples
general formula
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11084594A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Kodama
聖一郎 児玉
Hisao Wada
久生 和田
Reiji Ichinose
礼司 一ノ瀬
Shigeru Mio
茂 三尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd, Sankyo Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP11084594A priority Critical patent/JP2000281644A/ja
Publication of JP2000281644A publication Critical patent/JP2000281644A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 害虫に高い殺虫効果を有し人畜、有益昆虫、
環境などに害のない新しいタイプの殺虫剤を提供する。 【解決手段】 一般式1のヒドラゾン誘導体。 (Rはハロゲン、C−Cのアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ又はハロアルコキシ基、RはC−C
のアルキルチオ、アルキルスルフィニル又はアルキル
スルホニル基、RとRは独立して水素、C−C
のアルキル、ハロアルキル、アルキルカルボニル、ハロ
アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル又はハロア
ルコキシカルボニル基、Aは−(CR−、R
とRは独立して水素、ハロゲン又はC−Cアル
キル基、nは4〜15である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なヒドラゾン
誘導体またはその農業上許容される塩とその殺虫組成物
としての利用に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−93761号公報には、1
−アルキルベンズアルデヒドヒドラゾン誘導体が殺虫活
性を示すことが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水田、畑地、果樹園、
森林、または環境衛生場面における有害生物防除場面
で、より強い殺虫活性及び有益昆虫、環境等には害を及
ぼさない性質を有し、かつ低毒性の化合物が要求されて
いる。そこで本発明者らは、優れた殺虫剤を開発するた
めに長年にわたり鋭意研究を重ねてきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】その結果、優れた殺虫活
性を持つ下記一般式(1)
【0005】
【化2】 (式中、Rはハロゲン原子、C−Cアルキル基、
−Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基又
はC−Cハロアルコキシ基であり、RはC −C
アルキルチオ基、C−Cアルキルスルフィニル基
又はC−Cアルキルスルホニル基であり、Rおよ
びRは各々独立して水素原子、C−C アルキル
基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルキルカ
ルボニル基、C−Cハロアルキルカルボニル基、C
−Cアルコキシカルボニル基又はC−Cハロア
ルコキシカルボニル基であり、Aは−(CR
−であり、RおよびRは各々独立して水素原子、ハ
ロゲン原子又はC−Cアルキル基であり、nは4〜
15である)で表される新規なヒドラゾン誘導体を見出
し、発明を完成するに至った。
【0006】
【発明の実施の形態】一般式(1)において、ハロゲン
原子としては、フッ素、塩素、臭素又は沃素原子が挙げ
られ、C−Cアルキル基としては、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル又はtert−ブチル基など
が挙げられ、C−Cアルコキシ基としては、例えば
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキ
シ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ又
はtert−ブトキシ基などが挙げられ、C−C
ロアルキル基としては、例えば1−もしくは2−クロロ
エチル、クロロメチル、ジクロロメチル、ブロモメチ
ル、1−もしくは2−ブロモエチル、フルオロメチル、
ジフルオロメチル、1−もしくは2−フルオロエチル又
はトリフルオロメチル基などが挙げられ、C−C
ロアルコキシ基としては、例えば1−もしくは2−ブロ
モエトキシ、3−ブロモ−n−プロポキシ、2,2,2
−トリフルオロエトキシ、1−もしくは2−フルオロエ
トキシ又はトリフルオロメトキシ基などが挙げられ、C
−Cアルキルチオ基としては、例えばメチルチオ又
はエチルチオ基などが挙げられ、C−Cアルキルス
ルフィニル基としては、例えばメチルスルフィニル又は
エチルスルフィニル基などが挙げられ、C−Cアル
キルスルホニル基としては、例えばメチルスルホニル又
はエチルスルホニル基などが挙げられ、C−Cアル
キルカルボニル基としては、例えばアセチル又はエチル
カルボニル基などが挙げられ、C−Cハロアルキル
カルボニル基としては、例えばトリクロロアセチル又は
2−トリフルオロエチルカルボニル基などが挙げられ、
−Cアルコキシカルボニル基としては、例えばメ
トキシカルボニル又はエトキシカルボニル基などが挙げ
られ、C−Cハロアルコキシカルボニル基として
は、例えばトリクロロメトキシカルボニル又は2−トリ
フルオロエトキシカルボニル基などが挙げられる。
【0007】前記一般式(1)の化合物において、好ま
しくは、Rはフッ素又は塩素原子であり、Rはメチ
ルチオ基又はエチルチオ基であり、Aは1〜4個の塩素
原子、塩素原子若しくはメチル基により置換されてもよ
い炭素数が4〜12個のアルキレン基又は炭素数が4〜
12個のパーフルオロアルキレン基であり、R及びR
は各々独立して水素原子、メトキシカルボニル基又は
エトキシカルボニル基であり、より好ましくは、R
塩素原子であり、Rはメチルチオ基であり、Aは炭素
数が4〜10個のアルキレン基であり、R及びR
各々独立して水素原子又はエトキシカルボニル基であ
る。
【0008】前記一般式(1)の化合物において、好ま
しくは、Rは4−クロロ基であり、Rはメチルチオ
基であり、nは8〜12である。
【0009】本発明の一般式(1)で示される化合物
は、農業上許容される塩、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸
塩、リン酸塩などの無機酸塩または有機酸塩とすること
ができる。
【0010】本発明の一般式(1)で表される化合物は
以下の反応式(1)で製造することができるが、これら
のみに限定されるものではない。
【0011】
【化3】 [式中、A、R、R、R、Rは前記と同意義を
示す。] すなわち、一般式(1)で表される本発明の化合物は一
般式(2)で表されるケトン化合物と一般式(3)で表
されるヒドラジン化合物とを縮合させることにより製造
することができる。
【0012】一般式(2)で表されるケトン化合物と一
般式(3)で表されるヒドラジン化合物との反応は、無
溶媒でまたは適当な溶媒中にて行われる。使用し得る溶
媒としては、メタノールやエタノールなどのアルコール
類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ドなどのアミド類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサンなどのエーテル類、ジクロロメタン、クロロホル
ムなどのハロゲン化炭化水素、ペンタン、ヘキサン、ヘ
プタンのような脂肪族炭化水素、シクロヘキサンのよう
な脂環式炭化水素、ピリジンのようなピリジン類が挙げ
られる。場合により、これらの混合物または水との混合
物を溶媒として用いることができる。
【0013】一般式(2)で表されるケトン化合物と一
般式(3)で表されるヒドラジン化合物との使用割合
は、通常前者に対して後者を0.5〜5、好ましくは
0.8〜3倍モル程度とするのがよい。該反応は、通常
−10℃から反応に使用する溶媒の沸点までの温度範囲
で良好に進行し、一般に1〜10時間程度で終了する。
また、酢酸などの酸触媒を添加することにより、反応を
促進させることができる。
【0014】上記反応で、出発原料として使用される一
般式(2)で表されるケトン化合物は公知であり、例え
ば対応するベンゼン化合物と脂肪酸ハロゲン化物とのF
riedel−Craftz反応により合成することが
できる。
【0015】また一般式(3)で表されるヒドラジン化
合物は公知であり、工業的に容易に入手することができ
る。
【0016】上記の方法で得られる本発明化合物は、通
常の分離手段、例えば溶媒抽出法、再結晶法及びカラム
クロマトグラフィー法などにより反応混合物から容易に
単離精製することができる。
【0017】本発明の一般式(1)の化合物を使用する
場合、使用目的に応じてそのままかまたは効果を助長あ
るいは安定にするために農薬補助剤を混用して、農薬製
造分野において一般に行なわれている方法により、粉
剤、細粒剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤、顆粒水和剤
(ドライフロアブル剤)、水溶剤、液剤、EW剤、乳
剤、マイクロカプセル剤、油剤、エアゾール、加熱燻蒸
剤(蚊取線香、電気蚊取など)、フォッギングなどの煙
霧剤、非加熱燻蒸剤、毒餌などの任意の製剤形態の組成
物にして使用できる。
【0018】これらの種々の製剤は実際の使用に際して
は、直接そのまま使用するか、または水で所望の濃度に
希釈して使用することができる。
【0019】ここに言う農薬補助剤としては担体(希釈
剤)およびその他の補助剤、たとえば展着剤、乳化剤、
湿展剤、分散剤、固着剤、崩壊剤等をあげることができ
る。
【0020】担体としては、例えば液体担体や固体担体
が挙げられ、液体担体としては、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素、ブタノール、オクタノール、グリ
コールなどのアルコール類、ジメチルホルムアミド等の
アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、
メチルナフタレン、動植物油、脂肪酸、脂肪酸エステル
などまたは灯油、軽油等の石油分留物や水などがあげら
れる。
【0021】固体担体としては、クレー、カオリン、タ
ルク、珪藻土、シリカ、炭酸カルシウム、モンモリロナ
イト、ベントナイト、長石、石英、アルミナ、鋸屑など
があげられる。
【0022】また乳化剤または分散剤としては通常界面
活性剤が使用され、たとえば高級アルコール硫酸ナトリ
ウム、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ラウリ
ルベタインなどの陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界
面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性イオン系界面活
性剤があげられる。
【0023】また、展着剤としてはポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラウリル
エーテルなどがあげられ、湿展剤としてはポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルジアルキルスルホサクシ
ネートなどがあげられ、固着剤としてカルボキシメチル
セルロース、ポリビニルアルコールなどがあげられ、崩
壊剤としてはリグニンスルホン酸ナトリウム、ラウリル
硫酸ナトリウムなどがあげられる。
【0024】さらに本発明化合物を2種以上配合使用す
ることによって、より優れた殺虫力を発現させることも
可能であり、また他の生理活性物質、たとえばアレスリ
ン、フタルスリン、パーメスリン、デルタメスリン、フ
ェンバレレート、シクロプロトリンなどのピレスロイド
系殺虫剤および各種異性体、除虫菊エキス、DDVP
(ジクロルボス)、フェニトロチオン、ダイアジノン、
テメホスなどの有機リン系殺虫剤、NAC(カルバリ
ル)、PHC(プロポキスル)、BPMC(フェンブカ
ルブ)、ピリミカルブ、カルボスルファンなどのカーバ
メート系殺虫剤、イミダクロプリド、アセタミプリドな
どのクロロニコチニル系殺虫剤、その他の殺虫剤、IG
R剤、殺ダニ剤あるいは殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、植
物生長調整剤、肥料、BT剤、昆虫ホルモン剤その他の
農薬などと混合することによりさらに効力のすぐれた多
目的組成物をつくることもでき、また相剰効果も期待で
きる。
【0025】さらに、たとえばピペロニルブトキサイ
ド、サルホキサイド、サフロキサン、NIA−1682
4(O−sec−ブチル−O−プロパルギルフェニルホ
スホネート)、DEF(S,S,S−トリブチルホスホ
トリチオエート)などのピレスリン用共力剤として知ら
れているものを加えることにより、本発明組成物の効力
を高めることもできる。
【0026】また、本発明組成物に、必要に応じ酸化防
止剤あるいは、紫外線吸収剤、たとえばBHT、BHA
のようなフェノール類、α−ナフチルアミンなどのアリ
ールアミン類あるいはベンゾフェノン系化合物を安定剤
として適宜加えることによって、より効果の安定した組
成物を得ることができる。
【0027】本発明組成物中における有効成分含有量は
製剤形態、施用方法その他の条件により異なり、場合に
よっては有効成分化合物のみでよいが、通常は0.02
〜95%(重量)、好ましくは0.05〜80%(重
量)の範囲である。
【0028】本発明の組成物の使用量は剤形、施用する
方法、時期、その他の条件によって変るが、農園芸用殺
虫剤、森林害虫用殺虫剤及び牧野害虫用殺虫剤として使
用する場合は、通常10アール当り有効成分量で0.5
〜300g、好ましくは2〜200gが使用され、衛生
害虫用殺虫剤としては、通常1m当り有効成分量で1
〜200mg、好ましくは1〜100mgが使用され
る。たとえば10アールあたり、粉剤は有効成分で1〜
120g、粒剤は有効成分で5〜300g、また乳剤、
水和剤、フロアブル剤、顆粒水和剤、EW(emuls
ion in water)剤は有効成分で0.5〜1
00gの範囲で使用する。しかしながら特別の場合に
は、これらの範囲を越えることが、または下まわること
が可能であり、また時には必要でさえある。
【0029】また、寄生虫の防除のために、本発明の一
般式(1)の化合物を使用する場合、ヒトまたは動物の
体重につき、例えば0.1〜200mg/kgに相当す
る投与量で用いることができる。与えられた状態に対す
る正確な投与量は、日常的に決定することができ、種々
の因子、たとえば、用いられる本発明化合物、寄生虫の
種類、用いられる配合、用いられる剤形及び寄生虫に感
染したヒトあるいは動物の状態に依存する。
【0030】本発明の殺虫組成物の適用できる具体的な
害虫名を以下に挙げる。
【0031】半翅目[Hemiptera]として、た
とえばツマグロヨコバイ(Nephotettix c
incticeps)、セジロウンカ(Sogatel
lafurcifera)、トビイロウンカ(Nila
parvata lugens)、ヒメトビウンカ(L
aodelphax striatellus)、ホソ
ヘリカメムシ(Riptortus clavatu
s)、ミナミアオカメムシ(Nezara virid
ula)、ナシグンバイ(Stephanitis n
ashi)、オンシツコナジラミ(Trialeuro
des vaporariorum)、ワタアブラムシ
(Aphis gossypii)、モモアカアブラム
シ(Myzus persicae)、ヤノカネカイガ
ラムシ(Unasqis yanonensis)、鱗
翅目[Lepidoptera]として、たとえばキン
モンホソガ(Phyllonorycter ring
oniella)、コナガ(Plutella xyl
ostella)、ワタミガ(Promalactis
inonisema)、コカクモンハマキ(Adox
ophyes orana)、マメシンクイガ(Leg
uminivora glycinivorell
a)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis
medinalis)、ニカメイガ(Chilo su
pperessalis)、アワノメイガ(Ostri
nia furnacalis)、ヨトウガ(Mame
stra brassicae)、アワヨトウ(Pse
udaletia separata)、ハスモンヨト
ウ(Spodoptera litura)、イネツト
ムシ(Parnaraguttata)、モンシロチョ
ウ(Pieris rapae−crucivor
a)、ヘリオチス(Heliothis spp.)、
ヤガ(Agrotis spp.)、タバコガ(Hel
icoverpa spp.)、鞘翅目[Coleop
tera]として、たとえばドウガネブイブイ(Ano
mala cuprea)、マメコガネ(Popill
ia japonica)、イネゾウムシ(Echin
ocnemus squameus)、イネミズゾウム
シ(Lissorhoptrus oryzophil
us)、イネドロオイムシ(Oulema oryza
e)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus
verbasic)、コクヌスト(Tenebroid
es mauritanicus)、コクゾウムシ(S
itophilus zeamis)、ニジュウヤホシ
テントウ(Henosepilachna vigin
tioctopunctata)、アズキゾウムシ(C
allosobruchuschinensis)、マ
ツノマダラカミキリ(Monochamus alte
rnatus)、ウリハムシ(Aulacophora
femoralis)、レプチノタルサ・デセムリネ
アタ(Leptiontarsa decemline
ta)、フェドン・コクレアリアエ(Phaedon
cochlearias)、ジアブロチカ(Diabr
otica spp.)、膜翅目[Hymenopte
ra]として、たとえばカブラハバチ(Athalia
rosae japonensis)、ルリチュウレ
ンジハバチ(Arge similis)、双翅目[D
iptera]として、たとえばネッタイイエカ(Cu
lex pipiens fatigans)、ネッタ
イシマカ(Aedes aegypti)、ダイズサヤ
タマバエ(Asphondylls sp.)、タネバ
エ(Hylemya platura)、イエバエ(M
usca domestica viclna)、ウリ
ミバエ(Dacus cucurcitae)、イネハ
モグリバエ(Agromyza oryzae)、キン
バエ(Luclliaspp.)、隠翅目[Aphan
iptera]として、たとえばヒトノミ(Pulex
irritans)、ケオブスネズミノミ(Xenop
sylla cheopis)、イヌノミ(Cteno
cephalides canis)、総翅目[Thy
sanoptera]として、たとえばチャノキイロア
ザミウマ(Scirtothrips dorsall
s)、ネギアザミウマ(Thrips tabac
i)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips pal
mi)、イネアザミウマ(Baliothrips b
iformis)、シラミ目[Anoplura]とし
て、たとえばコロモジラミ(Pediculs hum
anus corporis、ケジラミ(Pthiru
s pubis)、チャタテムシ目[Psocopte
ra]として、たとえばコチャタテ(Trogium
pulsatorium)、ヒラタチャタテ(Lipo
scelis bostrychophilus)、直
翅目[Orthoptera]として、たとえばケラ
(Gryllotalpa africana)、トノ
サマバッタ(Locusta migratori
a)、コバネイナゴ(Oxya yezoensi
s)、チャバネゴキブリ(Blattella ger
manlica)、クロゴキブリ(Periplane
ta fuliginosa)、シロアリ目害虫とし
て、たとえばヤマトシロアリ(Reticuliter
mes speratus)、イエシロアリ(Copt
otermes formosanus)、ハダニ類と
して、たとえばナミハダニ(Tetranychus
urticae)、カンザワハダニ(Tetranyc
hus Kanzawai)、ミカンハダニ(Pano
nychus citri)、リンゴハダニ(Pano
nychus ulmi)、イエローマイト(Eote
tranychus carpini)、ミカンサビダ
ニ(Phyllocoptruta oleivor
a)、植物寄生性線虫類として、たとえばサツマイモネ
コブセンチュウ(Meloidogyne incog
nita)、ネグサレセンチュウ(Pratylenc
hus sp.)、ダイズシストセンチュウ(Hete
rodera glycines)、その他有害動物、
不快動物、衛生害虫、寄生虫として、たとえばスクミリ
ンゴガイ(Pomacea canaliculat
a)、ナメクジ(Incilaria sp.)、アフ
リカマイマイ(Achatina fulica)等の
腹足網類(Gastropoda)、ダンゴムシ(Ar
madillidiumsp.)、ワラジムシ、ムカデ
等の等脚目類(Isopoda)、Liposceli
s sp.等のチャタテムシ類、Ctenolepis
ma sp.等のシミ類、Pulex sp.、Cte
nocephalides sp.等のノミ類、Tri
chodectes sp.等のハジラミ類、Cime
x sp.等のトコジラミ類、オウシマダニ(Boop
hilus microplus)、フタトゲチマダニ
(Haemaphysalis longicorni
s)等の動物寄生性ダニ類、ヒョウヒダニ類。
【0032】本発明の式(1)の化合物例として、下記
表1に記載の化合物を挙げることができる。
【0033】
【表1】
【0034】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明するが、
本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【0035】製造例N−(2−(10−メチルチオデシル)−2−(4−ク
ロロフェニル)−1−アザビニル)エトキシホルムアミ
ド(化合物番号1)の製造 1−(4−クロロフェニル)−11−メチルチオウンデ
カン−1−オン410mgを40mlのエタノールとと
もに撹拌した。これに、カルバジン酸エチル440mg
と4.1mlの酢酸を加え、2時間還流させた。室温に
戻した後、減圧下濃縮し、残渣を水と酢酸エチルとで分
配し、酢酸エチル層を重曹水、水、飽和食塩水の順に洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、上記の目的化合物460mgを得た。
【0036】上記製造例と同様に製造した化合物のNM
Rスペクトルは以下の通りである。
【0037】H−NMR(CDCl)δppm;化
合物番号1:7.94(br,1H),7.70(d,
2H),7.34(d,2H),4.32(q,2
H),2.58(t,2H),2.49(t,2H),
2.10(s,3H),1.50−1.61(m,4
H),1.27−1.39(m,15H)。
【0038】H−NMR(CDCl)δppm;化
合物番号6:8.05(br,1H),7.69(d,
2H),7.34(d,2H),4.32(q,2
H),2.61(t,2H),2.49(t,2H),
2.09(s,3H),1.52−1.68(m,6
H),1.37(t,3H)。
【0039】H−NMR(CDCl)δppm;化
合物番号7:8.37(br,1H),7.71(d,
2H),7.34(d,2H),4.31(q,2
H),2.56−2.64(m,4H),2.10
(s,3H),1.64−1.76(m,4H),1.
36(t,3H)。
【0040】次に殺虫組成物を製剤例を用いて具体的に
説明する。
【0041】製剤例1.乳剤 化合物番号1の化合物20部にキシレン−ジメチルスル
ホキシドの混合液65部を加え溶解し、次いでこれにア
ルキルフェノール酸化エチレン縮合物とアルキルベンゼ
ンスルホン酸カルシウムの混合物(8:2)15部を混
合して乳剤とした。
【0042】製剤例2.水和剤 化合物番号1の化合物20部にカオリン35部、クレー
30部、珪藻土 7.5部を混合し、さらにラウリル硫
酸ソーダとジナフチルメタンスルホン酸ナトリウムの混
合物(1:1)7.5部を混合して微粉砕して水和剤を
得た。
【0043】製剤例3.粉剤 化合物番号1の化合物1部に無水珪酸2部と、タルクと
炭酸カルシウムの混合物(1:1)97部を加え混合粉
砕して充分均一になるように混合し粉剤とした。
【0044】製剤例4.粒剤 化合物番号1の化合物2部をベントナイト微粉末48
部、タルク48部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部
と混合した後、水を加え均等になるまで混練した。次に
造粒機を通して造粒し、整粒機、乾燥機、篩を通すこと
により粒径0.6〜1mmの粒剤とした。
【0045】製剤例5.油剤 化合物番号1の化合物0.1部にピペロニルブトキサイ
ド0.5部を加え白灯油に溶解し、全体を100部と
し、油剤を得た。
【0046】製剤例6.フロアブル剤 化合物番号1の化合物5部に、Newkalgen F
S−3(竹本油脂(株)製分散剤)5部、Antifo
rm 422(ローヌ−プーラン製消泡剤)0.2部お
よび蒸留水76.3部を混合し、サンドグラインダーミ
ル(五十嵐機会製)を使用し、1,000rpmで45
分間粉砕した後、プロピレングリコール8部、2%キサ
ンタンガムの水溶液5部およびProxcel GXL
(ゼネカ製防黴剤)0.5部を加えて混合しフロアブル
剤とした。
【0047】次に本発明に係る一般式(1)で表わされ
る化合物の生物効果を試験例により具体的に説明する。
【0048】試験例 コナガ殺虫試験 有効成分が20%になるように上記製剤例に準じて調製
した乳剤を水で希釈して、有効成分を200ppmの濃
度で含有する水溶液とし、展着剤として新グラミンを2
000倍希釈になるように添加した。得られた水溶液に
キャベツの葉を20秒間浸漬し、風乾後250ml入り
のプラスチックカップに入れた。これにコナガ幼虫を1
0頭放ち、25℃の定温室に置き、5日後に死虫数を調
査して死虫率を算出した。
【0049】化合物番号1の化合物は80%以上の死虫
率を示した。
【0050】
【発明の効果】本発明の新規ヒドラゾン誘導体はすぐれ
た殺虫効力を示し、水田、畑地、果樹園、森林または環
境衛生場面における有害生物防除場面で有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一ノ瀬 礼司 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 (72)発明者 三尾 茂 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA03 AB02 TA03 TA05 4H011 AC01 AC02 AC04 DA02 DA15 DA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Rはハロゲン原子、C−Cアルキル基、
    −Cハロアルキル基、C−Cアルコキシ基又
    はC−Cハロアルコキシ基であり、RはC −C
    アルキルチオ基、C−Cアルキルスルフィニル基
    又はC−Cアルキルスルホニル基であり、Rおよ
    びRは各々独立して水素原子、C−C アルキル
    基、C−Cハロアルキル基、C−Cアルキルカ
    ルボニル基、C−Cハロアルキルカルボニル基、C
    −Cアルコキシカルボニル基又はC−Cハロア
    ルコキシカルボニル基であり、Aは−(CR
    −であり、RおよびRは各々独立して水素原子、ハ
    ロゲン原子又はC−Cアルキル基であり、nは4〜
    15である)で示されるヒドラゾン誘導体またはその農
    業上許容される塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヒドラゾン誘導体または
    その農業上許容される塩を有効成分として含有する殺虫
    組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008509128A (ja) * 2004-08-05 2008-03-27 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム フレグランスをコントロールして放出するための動的混合物の使用
JP2022554061A (ja) * 2019-09-19 2022-12-28 ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ、 アズ リプレゼンティッド バイ ザ セクレタリー オブ アグリカルチャー 薬効範囲が広い相乗的抗菌組成物

Cited By (3)

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JP7680437B2 (ja) 2019-09-19 2025-05-20 ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ、 アズ リプレゼンティッド バイ ザ セクレタリー オブ アグリカルチャー 薬効範囲が広い相乗的抗菌組成物

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