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JP2000200417A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JP2000200417A
JP2000200417A JP11310430A JP31043099A JP2000200417A JP 2000200417 A JP2000200417 A JP 2000200417A JP 11310430 A JP11310430 A JP 11310430A JP 31043099 A JP31043099 A JP 31043099A JP 2000200417 A JP2000200417 A JP 2000200417A
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Japan
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address
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track
light beam
output
Prior art date
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Application number
JP11310430A
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English (en)
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JP4307659B2 (ja
Inventor
Tetsuya Shihara
哲也 紫原
Katsuya Watanabe
克也 渡邊
Naohiro Kimura
直浩 木村
Hidemi Takahashi
秀実 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31043099A priority Critical patent/JP4307659B2/ja
Publication of JP2000200417A publication Critical patent/JP2000200417A/ja
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】センサを用いることなく、DCモータ等の構成
で光ビームの光ディスクに対して、高精度に半径位置を
推定する方法及び、アドレス情報がひとつだけ取得でき
た場合にも、情報担体上の目標とする情報を再生及び記
録可能にする方法を提案する。 【解決手段】 光ディスク装置100は、情報担体12
上に光ビーム19を照射して情報トラック12上に記録
された情報を検出する光量検出手段11、21と、光量
検出手段11、21が出力する信号に基づいて、光ビー
ム19が通過したアドレス部が、光ビーム19が走査す
る情報トラックの中心に対して外周側にあるか、内周側
にあるかを判定するアドレス極性判定手段51と、光量
検出手段11,21が出力する信号に基づいて、アドレ
ス部に記録されたアドレス情報を読み取るアドレス情報
読みとり手段52と、アドレス極性判定手段51の判定
結果とアドレス読み取り手段52によって読みとられた
アドレス情報とに基づいて、再生及び記録する前記デー
タ部を確定するアドレス情報確定手段53とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ等の
光源から光ビームを利用して光学的に情報担体上の信号
を再生、もしくは情報担体上へ信号を記録する光ディス
ク装置に関し、特にトラック上に千鳥状(ウォブル状)
に配置されたアドレス部をもつ記録可能なディスクの再
生(あるいは記録)装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD−AUDIO、CD−ROM、DV
D−VIDEO、DVD−ROMなどの情報担体(光デ
ィスク)は、情報が凹凸ピットでかつ、内周から外周へ
同一トラックでかつスパイラル状に記録されている。
【0003】このトラック上の信号を再生するために、
従来の光ディスク装置では、一般に光ディスクを所定の
回転数で回転させる回転制御と、光ディスク上に照射さ
れる光ビームが所定の収束状態になるようなフォーカス
制御と、光ディスク上のトラックを光ビームが正しく走
査するようなトラッキング制御がなされている。
【0004】近年、高密度光ディスク技術の向上に伴
い、記録可能な光ディスクDVD−RAM(DIGIT
AL VERSATILE DISC−RANDOM
ACCESS MEMORY)ディスクが出現した(以
下DVD−RAMと称す。)。
【0005】このような記録可能なDVD−RAMは、
アドレス部と記録可能なデータ部を有する構造となって
いる。また、このような記録可能な光ディスクは光ディ
スクの内周から外周へ、複数の輪切り上のゾーンによっ
て区切られていて、データ部は、ランド及びグルーブと
呼ばれる案内溝で形成されている。
【0006】デ−タ部は図11に示すように凹部である
グルーブトラック207、凸部であるランドトラック2
06で1スパイラル状で構成され、アドレス部205は
グルーブトラック207/ランドトラック206の間に
形成されている。実際のディスク上のビームはトラック
幅より大きくなっており、グルーブトラック206ある
いはランドトラック207をビームが追従すると、その
トラック間のアドレス部205のアドレス情報をも読み
とることが可能になっている。
【0007】アドレス200は、トラック209とトラ
ック202との間に形成される。アドレス201は、ト
ラック202とトラック203との間に形成される。ア
ドレス204は、トラック203とトラック208との
間に形成される。隣接するトラックは、アドレスを共有
する。
【0008】トラック202はアドレス200とアドレ
ス201により確定され、トラック203はアドレス2
01とアドレス204により確定される。このアドレス
を検索することで、記録されたデータを再生し、あるい
は所定のトラックに記録することができる。
【0009】従来のCDあるいはDVD−ROMのよう
なピット列で構成された、スパイラル状のトラックで
は、特にゾーンによっては分割されておらず、内周から
外周まで線速度一定で同じ記録密度になっている。した
がって、このようなディスクにおいては、CLV制御の
み正しく動作させれば、PLLの引き込みが可能とな
り、アドレスあるいはデータの読み取りが可能となる。
【0010】しかし、DVD−RAM等の光ディスクの
場合には、データ領域がランドおよびグルーブ案内溝状
で形成されかつ、ゾーンによって分割されているので、
ゾーンによって回転数、及びPLL目標クロックを設定
するためにゾーン指定が必要となる。
【0011】一般に、光ディスク記録装置の光ヘッドの
トラバース駆動系にはステッピングモータや、エンコー
ダ等が用いられている。例えばエンコーダを用いれば、
最内周の位置を初期値として、そこからのエンコーダの
パルスを管理して、トラバースを制御することで現在光
ビームがいずれのゾーンにいるかを認識できるシステム
を構築することが出来る。
【0012】しかし、精度及びコストの面から、もっと
安価で、構成が簡単なDCモータを用いることが望まれ
ている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】先に説明した従来の光
ディスク装置で、DVD−RAMディスクを再生する場
合に、二つ一組のトラック間アドレスで、一つのトラッ
ク(ランドあるいはグルーブ)を確定する。例えばアド
レス200のアドレス部分にゴミが付いたり、あるいは
光ビームがレンズシフトを起こして、図中矢印Nの方向
に動いた場合に、アドレス200のアドレス情報が読め
なくなるため、アドレス201のみのアドレス情報では
トラック202とトラック203のいずれであるかが判
別できないので、データを読み出す、あるいは記録する
ことが不可能になっていた。
【0014】また、従来の光ディスク装置では、装置の
初期状態で、光ビームの位置はわからないので、各ゾー
ンの回転数とPLLの目標周波数を順次切り替えて、ア
ドレスが読めた位置で、そこのゾーンが初めて確定でき
るため、装置の起動に非常に時間がかかっていた。
【0015】本発明の目的は、アドレス部にゴミが付着
したり、レンズシフトが生ずることによって、片側のア
ドレスが読めなくなっても、所定のトラックを確定で
き、そこに記録されたデータを再生、および所定のトラ
ックにデータを記録することができる光ディスク装置を
提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、光ディスク装置の起
動時、再起動時に現在光ビームがある位置(ゾーン)を
推定することで、アドレスが読めるまでの時間を短縮す
ることができる光ディスク装置を提供することにある。
【0017】本発明のさらに他の目的は、ゾーンで分割
された光ディスクにおいても、高信頼性でかつ、安価に
構成できる光ディスク装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
装置は、情報を記録再生しうる凹凸状の案内溝で形成さ
れる情報トラックであるデータ部と、前記情報トラック
の中心より所定距離の位置に形成され前記情報トラック
に対応するアドレス情報が凹凸ピットで一つ以上記録さ
れるアドレス部とを有する情報担体上に光ビームを照射
して前記情報トラック上に記録された情報を検出する光
量検出手段と、前記光量検出手段が出力する信号に基づ
いて、前記光ビームが通過した前記アドレス部が、前記
光ビームが走査する前記情報トラックの中心に対して外
周側にあるか、内周側にあるかを判定するアドレス極性
判定手段と、前記光量検出手段が出力する信号に基づい
て、前記アドレス部に記録された前記アドレス情報を読
み取るアドレス情報読みとり手段と、前記アドレス極性
判定手段の判定結果と前記アドレス読み取り手段によっ
て読みとられた前記アドレス情報とに基づいて、再生及
び記録する前記データ部を確定するアドレス情報確定手
段とを備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0019】前記アドレス部は、前記アドレス情報が記
録される2つ以上のアドレス領域を含み、前記アドレス
領域は、前記情報トラックの中心より所定距離の位置
に、千鳥状に配置され、隣接する前記情報トラックは、
前記アドレス領域を共有してもよい。
【0020】本発明に係る他の光ディスク装置は、情報
を記録再生しうる凹凸状の案内溝で形成される情報トラ
ックであるデータ部と、前記情報トラックの中心より所
定距離の位置に形成され前記情報トラックに対応するア
ドレス情報が凹凸ピットで一つ以上記録されるアドレス
部とを有する情報担体上に光ビームを照射して前記情報
トラック上に記録された情報を検出する光量検出手段
と、前記光量検出手段の出力に基づいて、前記光ビーム
が前記アドレス部上にあることを検出するアドレス部検
出手段と、前記アドレス部検出手段の出力に基づいて、
前記アドレス部の間隔を計測するパルス間隔計測手段
と、前記パルス間隔計測手段の計測結果に基づいて、前
記光ビームの半径位置を推定する半径位置推定手段と、
前記半径位置推定手段により推定された前記半径位置に
基づいて再生クロックを発生するクロック発生手段とを
備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0021】前記光ディスク装置は、前記アドレス部を
通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するトラ
ックずれ検出手段をさらに含み、前記アドレス部検出手
段は、前記トラックずれ検出手段の出力を二値化する二
値化手段を含み、前記パルス間隔計測手段は、前記二値
化手段の出力パルスの間隔を計測し、前記半径位置推定
手段は、前記情報担体が一回転する時間と前記パルス間
隔計測手段の出力に基づいて、前記光ビームの半径位置
を推定してもよい。
【0022】前記光ディスク装置は、前記アドレス部を
通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するトラ
ックずれ検出手段と、前記トラックずれ検出手段の出力
信号の一定時間内における最大値を計測する最大値計測
手段と、前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時
間内における最小値を計測する最小値計測手段とをさら
に備え、前記アドレス部検出手段は、前記トラックずれ
検出手段の出力を二値化する二値化手段と、前記最大値
計測手段が出力する前記最大値と前記最小値計測手段が
出力する前記最小値とに対して所定の比率に、前記トラ
ックずれ検出手段の出力を二値化するためのしきい値を
設定するしきい値設定手段とを含んでもよい。
【0023】前記光ディスク装置は、前記アドレス部を
通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するトラ
ックずれ検出手段と、前記トラックずれ検出手段の出力
信号の一定時間内における最大値を計測する最大値計測
手段と、前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時
間内における最小値を計測する最小値計測手段と、前記
トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内における
平均値を計測する平均値計測手段とをさらに備え、前記
アドレス部検出手段は、前記トラックずれ検出手段の出
力を二値化する二値化手段と、前記最大値計測手段が出
力する前記最大値と、前記最小値計測手段が出力する前
記最小値とに対して前記平均値計測手段の出力を基準と
して所定の比率に前記トラックずれ検出手段の出力を二
値化するためのしきい値を設定するしきい値設定手段と
を含んでもよい。
【0024】前記光ディスク装置は、前記アドレス部を
通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するトラ
ックずれ検出手段と、前記トラックずれ検出手段の出力
信号の一定時間内における最大値を計測する最大値計測
手段と、前記トラックずれ検出手段の出力信号の振幅の
絶対値をとる振幅絶対値変換手段とをさらに備え、前記
アドレス部検出手段は、前記トラックずれ検出手段の出
力を二値化する二値化手段と、前記最大値計測手段が出
力する前記最大値に対して所定の比率に前記トラックず
れ検出手段の出力を二値化するためのしきい値を設定す
るしきい値設定手段とを含んでもよい。
【0025】前記パルス間隔計測手段は、前記二値化手
段の出力パルスを計測する際に、一定期間よりも短い時
間で連続して出力される前記出力パルスの後に出力され
る前記出力パルスを無効にして前記出力パルスの間隔を
計測してもよい。
【0026】前記光ディスク装置は、前記情報担体上の
前記トラック上を前記光ビームが走査するように前記光
ビームを制御するトラッキング制御手段と、前記光ビー
ムが走査する前記トラックから外れていることを検出す
るトラック流れ検出手段とをさらに備え、前記光ディス
ク装置は、前記トラック流れ検出手段の検出結果に基い
て、前記パルス間隔計測手段を不動作にしてもよい。
【0027】前記光ディスク装置は、前記情報担体上に
おける前記光ビームの収束状態が所定の収束状態になる
ように前記光ビームを制御するフォーカス制御手段をさ
らに備え、前記光ディスク装置は、前記フォーカス制御
手段によるフォーカス制御が外れているあるいは不動作
のとき、前記パルス間隔計測手段を不動作にしてもよ
い。
【0028】本発明に係る光ディスク装置は、他の情報
を記録再生しうる凹凸状の案内溝で形成される情報トラ
ックであるデータ部と、前記情報トラックの中心より所
定距離の位置に形成され前記情報トラックに対応するア
ドレス情報が凹凸ピットで一つ以上記録されるアドレス
部とを有する情報担体上に光ビームを照射して前記情報
トラック上に記録された情報を検出する光量検出手段
と、前記光量検出手段の出力に基づいて、前記光ビーム
が前記アドレス部上にあることを検出するアドレス部検
出手段と、一定時間内に前記アドレス部検出手段が出力
する信号をカウントするパルス個数計測手段と、前記パ
ルス個数計測手段の出力に基づいて、前記光ビームの前
記情報担体に対する半径位置を推定する半径位置推定手
段と、前記アドレス情報が読みとれなくなった場合に前
記半径位置推定手段を動作させ、推定した半径位置に基
づいて、再生クロックを設定するクロック設定手段とを
備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0029】前記光ディスク装置は、前記アドレス部を
通過した際に前記光ビームのトラックずれ量を検出する
トラックずれ検出手段をさらに備え、前記アドレス部検
出手段は、前記トラックずれ検出手段の出力を二値化す
る二値化手段を含み、前記パルス個数計測手段は、前記
二値化手段が出力する2値化パルスの数をカウントし、
前記半径位置推定手段は、前記情報担体が一回転する時
間と前記パルス個数計数手段の出力とに基づいて、前記
光ビームの半径位置を推定してもよい。
【0030】前記光ディスク装置は、前記情報担体上に
おける前記光ビームの収束状態を一定に保つフォーカス
制御手段と、前記フォーカス制御手段が、正常に動作し
ていることを判定する制御状態判定手段とをさらに備
え、前記光ディスク装置は、前記制御状態判定手段の判
定結果に基づいて、前記パルス個数計測手段の出力を使
用しないようにしてもよい。
【0031】前記光量検出手段は、前記情報担体上で反
射した前記光ビームに基づいて、前記情報トラック上に
記録された前記情報を検出してもよい。
【0032】前記光量検出手段は、前記情報担体を透過
した前記光ビームに基づいて、前記情報トラック上に記
録された前記情報を検出してもよい。
【0033】本発明のある局面に従えば、光ビームを光
ディスク上に収束照射し、光ディスクからの反射光及び
透過光を検出し、これらの出力信号によりフォーカス、
トラッキング制御を動作し、アドレス極性判信号を用い
て、デジタルプロセッサ等の信号処理装置により、アド
レス情報を取得する。さらに、アドレス情報がひとつで
も取得できた場合には、アドレス極性判定信号を用いて
アドレスを確定し、光ディスク上の情報を再生及び記録
する。
【0034】本発明の他の局面に従えば、光ビームを情
報担体上に収束照射し、情報担体上で反射、若しくは情
報担体を透化した光を検出し、この検出した光より情報
担体上に記録されているアドレス部を検出し、さらに、
デジタルシグナルプロセッサ等の信号処理装置により、
トラックずれ信号等の検出信号を計測し、さらにアドレ
ス部の間隔を計測することにより、光ビームの情報担体
上の半径位置を推定し、推定した半径位置に応じた、再
生クロック等のパラメータを設定することにより、情報
担体上の情報を再生及び記録する。
【0035】本発明のさらに他の局面に従えば、光ビー
ムを情報担体上に収束照射し、情報担体上で反射、若し
くは情報担体を透化した光を検出し、この検出した光よ
り情報担体上に記録されているアドレス部を検出し、さ
らに、デジタルシグナルプロセッサ等の信号処理装置に
より、トラックずれ信号等の検出信号を計測し、さらに
光ビームが一定時間内に通過するアドレス部の個数をカ
ウントすることにより、光ビームの情報担体上の半径位
置を推定し、推定した半径位置に応じたパラメータを設
定することにより、情報担体上の情報を再生及び記録す
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、図面中、同様の機能
を有する部材には同一の参照符号を付す。
【0037】(実施の形態1)図1に光源の一つである
半導体レーザ光源10を搭載し、記録可能な光ディスク
を再生及び記録する光ディスク装置100のブロック図
を示す。
【0038】図示するように、本発明の光ディスク装置
100は、情報担体である光ディスク12に光ビーム1
9を照射するための半導体レーザ光源10と、半導体レ
ーザ10から出射された光を平行にするカップリングレ
ンズ15と、収束レンズ16と、アクチュエータ17と
を備える。また、4分割光検出器14を含めて、光ヘッ
ド11を構成する。
【0039】半導体レーザ光源10から出射された光ビ
ームはカップリングレンズ15により平行光にされる。
この平行光はその後、偏光ビームスプリッタ18を通過
し、アクチュエータ17によって、フォーカス、トラッ
キング方向に動く集束レンズ16によって収束され、デ
ィスク12へ光ビームスポットが形成される。
【0040】光ディスク装置100は、ディスク12か
らの反射光を受け取るための素子として4分割光検出器
14を備える。ディスク12から反射光は収束レンズ1
6、偏光ビームスプリッタ18を通過し、4分割光検出
器14に入射される。
【0041】4分割光検出器14は、図2に示すように
領域A〜Dに分割される。領域A〜Dの対角の和信号に
基づいて、フォーカスずれ信号とトラックずれ信号とが
得られる。
【0042】図1および図2に示すように、電流電圧変
換アンプ21A、21Bの出力を加算器22Cにて加算
し、電流電圧変換アンプの出力21C、21Dの出力を
加算器22Dにて加算し、加算器22C、22Dの差信
号を差動増幅器24でとることにより、トラッックずれ
信号TEが得られる。
【0043】図1に示すように、フォーカスずれ信号F
Eは、電流電圧変換アンプ21A、21Cの出力を加算
器22Aにて加算し、電流電圧変換アンプの出力21
B、21Dの出力を加算器22Bにて加算し、加算器2
2A、22Bの差信号を差動増幅器23でとることによ
り得られる。
【0044】フォーカスずれ信号FEは、AD変換回路
25にて、デジタル信号となり、デジタルシグナルプロ
セッサ等により構成されるフォーカスフィルタ29に入
力される。このフォーカスフィルタ29の出力に基づい
て、DA変換回路30を介して、アクチュエータ17を
制御することにより、フォーカス制御を実現している。
【0045】トラックずれ信号TEは、ローパスフィル
タ(LPF)26を通過しノイズを除去し、AD変換回
路27にて、デジタル信号となり、デジタルシグナルプ
ロセッサ等により構成されるトラッキングフィルタ28
に入力される。このトラッキングフィルタ28の出力に
基づいて、DA変換回路31を介して、アクチュエータ
17を制御することにより、トラッキング制御を実現し
ている。
【0046】光量検出手段とは光ヘッド11、及び電流
電圧変換アンプ21A〜21Dで構成されるものであ
る。
【0047】次に、本発明のアドレスの読み取り方法、
及びそれを実現する装置の構成について図2,図3A、
図3Bを用いて説明する。
【0048】図2に4分割光検出器14の詳細図と光デ
ィスク上のアドレス部における、ミラー部300、ピッ
ト部301とデータ部302と、アドレス部を通過した
際に出力されるトラックずれ信号303との対応関係を
示す。
【0049】図3Aは、アドレスを読むためのアドレス
極性判定信号を検出するアドレス極性判定回路61のブ
ロック図である。
【0050】図2に示す4分割光検出器14により検出
した信号に基づいて得られるトラックずれ信号TEは、
コンデンサ401と抵抗402から構成されるハイパス
フィルタを通過する。図3Bに示すように、基準電圧4
11をセンタに正負対称になるようにトラックずれ信号
TEのDCレベルを変換する。
【0051】コンパレータ403、コンパレータ406
は、トラックずれ信号TEを二値化し、二値化したパル
ス列をモノマルチ405、モノマルチ408によって繋
ぐことにより、アドレス極性判定信号409、410を
それぞれ生成する。
【0052】しきい値404、しきい値407を基準電
圧411の正側と負側に設定することにより、トラック
ずれ信号TEに基づいて、光ビームが通過したアドレス
部ADのピット部301がトラックセンタに対して外周
側にあるか、内周側にあるかを区別することができる。
【0053】コンパレータ403、及びモノマルチ40
5により、外周側アドレス極性判定信号409が生成さ
れ、コンパレータ406、及びモノマルチ408により
内周側アドレス極性判定信号410が生成される例を示
すが。本発明は、このアドレス極性判定信号生成方法に
何ら限定されない。
【0054】アドレス読み取り回路52は、光ディスク
12上のアドレス部ADのピット部301に記録されて
いるアドレス情報を読みとる。例えば、光ビーム19が
ピット部301を通過した際に得られる信号を二値化し
て二値化したパルス列をデコードする等の信号処理を行
った後に、アドレス情報を生成する。具体的な処理方法
については、本発明とは直接関係がないので、説明を省
略する。
【0055】以下、アドレス部ADを、CAPA(CO
MPLEMENTARY ALLOCATED PIT
ADDRESS)と呼ぶ。また、外周側のアドレス極
性判定信号CPDT1、内周側のアドレス極性判定信号
CPDT2を用いて説明する。
【0056】ピット部301に記録されているアドレス
情報を読みとるアドレス読み取り回路52は、差動増幅
器24の出力に基づいてアドレス情報を取得する。アド
レス極性判定回路51は、差動増幅器24の出力に基づ
いて、上記した構成によってアドレス極性判定信号を生
成する。
【0057】アドレス情報確定回路53は、アドレス極
性判定信号CPDT1、 CPDT2とアドレス情報読
み取り回路52の出力に基づいて、光ビームが走査して
いるトラックのアドレスを確定する。
【0058】ただし、全てのアドレス情報が読みとれる
場合には、アドレス情報確定回路53は読みとった各ア
ドレス情報とその読みとれた順番とに基づいて現在光ビ
ームが走査しているトラックがランドがグルーブかを特
定する。
【0059】図4Aは、光ディスク上のアドレス部とデ
ータ部の関係を示す図である。図4Bは、アドレス極性
判定信号と光ディスク上のアドレス部とデータ部の関係
を示す図である。この図4Aおよび図4Bを用いて、ア
ドレス極性判定信号と光ディスク上のアドレス部とデー
タ部の関係について説明する。
【0060】図5に示すように、先に述べたように光デ
ィスク12上において、各ランドトラック503、グル
ーブトラック504が1スパイラル状につながってお
り、各トラック503、グルーブトラック504の間
に、アドレス領域ADが配置される。アドレス領域AD
には、ビット部501とミラー部502とが千鳥状に配
置される。
【0061】千鳥状に配置されているミラー部502と
ピット部501との境界がトラッキングセンタであり、
光ビームがランド505からランド506へ走査する際
のトラックアドレスは、アドレス情報ADRAとアドレ
ス情報ADRBにより決定される。
【0062】ランド506のアドレスはアドレス情報A
DRA、アドレス情報ADRBの順でアドレス情報が取
得できた時に決定でき、グルーブ508のアドレスはア
ドレス情報ADRC、アドレス情報ADRBの順でアド
レス情報が取得できた時に決定できる。
【0063】アドレス情報ADRA、アドレス情報AD
RB共に取得出来た場合には、現在の光ビームの位置が
確定出来る。しかし、アドレス情報ADRAもしくはア
ドレス情報ADRBのどちらか一方のアドレス情報のみ
しか取得できなかった場合には、現在の光ビームの位置
を特定することができない。
【0064】すなわち、データ部のランド506に記録
されている情報もしくは、情報を記録しようとするとき
に、そのデータ部であるランド506に対応するアドレ
ス情報をアドレス情報ADRAとした場合に、アドレス
情報ADRAとアドレス情報ADRBとのアドレス情報
を共に取得することで、光ビームの位置が特定され、光
ディスク上の情報の再生もしくは記録が可能となる。
【0065】光ディスク上に、ゴミや傷などが存在した
り、または偏心や外部からの衝撃により、レンズシフト
が発生すると、アドレス情報が取得できない状況が発生
する。
【0066】本実施の形態では、光ビームがランド50
5、アドレス情報ADRA、アドレス情報ADRB、ラ
ンド506の順で走査した場合と、光ビームがグルーブ
507、アドレス情報ADRC、アドレス情報ADR
B、グルーブ508と走査した場合について説明する。
【0067】光ビームがランド505からランド506
を通過した場合、アドレス情報ADRAを読み取ること
ができずに、アドレス情報ADRBのアドレス情報のみ
が取得出来たとする。また、光ビームがグルーブ507
から、グルーブ508を通過した場合、アドレス情報A
DRCを読みとることが出来ずにアドレス情報ADRB
のアドレス情報のみが取得できたとする。
【0068】こういった場合には、アドレス情報のみで
は、光ビームがランド505を走査しているのか、グル
ーブ507を走査しているのかを区別することは出来な
い。アドレス情報ADRBの外周側を光ビームが通過し
たのか、アドレス情報ADRBの内周側を光ビームが通
過したのかを判断することができないからである。
【0069】そこで、本実施形態では、このアドレス情
報ADRBを光ビームが通過した際に出力されるアドレ
ス極性判定信号を参照する。
【0070】アドレス情報ADRBのアドレス情報が取
得できていてかつ、外周側アドレス極性判定信号515
が出力されていれば、光ビームはランド505からラン
ド506へ走査していることになる。
【0071】一方、アドレス情報ADRBのアドレス情
報が取得できていてかつ、内周側アドレス極性判定信号
516が出力されていたとすると、光ビームはグルーブ
507からグルーブ508を走査していることになる。
【0072】つまり、アドレス極性判定信号515、5
16を参照することで、千鳥状に配置されているアドレ
ス情報のうち一つでも取得できれば、その取得したアド
レス部のアドレスを確定することが可能となる。
【0073】また、アドレス情報読み取り回路52が、
千鳥状に配置されているアドレス情報の双方を取得でき
た場合には、中央演算処理装置(CPU)54等が、ア
ドレス情報確定回路53の出力結果をそのまま用い、ア
ドレス情報読み取り回路52が、千鳥状に配置されてい
るアドレス情報のうち一方のみ取得できた場合には、C
PU54等によりアドレス情報確定回路53が、アドレ
ス極性判定信号515、516を参照するように切り替
えるようにしてもよい。以上説明したように本発明によ
れば、アドレス部に記録されているアドレス情報が一つ
しか取得できない状況においても、アドレス極性判定信
号を用いることにより、光ビームが走査しているトラッ
クを確定し、データ部み記録された情報の再生及び記録
を可能にする。
【0074】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態について、図5,図6、図7および図8を用いて説明
する。
【0075】図5に本実施の形態の光ディスク装置20
0の構成ブロック図を示す。フォーカス制御、トラッキ
ング制御については、実施の形態1と同様な構成のた
め、説明は省略する。
【0076】図6は、アドレス部の配置とトラックずれ
信号、アドレス部のRF信号、アドレス極性判定信号に
ついての対応関係を示したものである。
【0077】図5を参照して、フォーカスずれ信号FE
及びトラックずれ信号TEは、現在のフォーカス制御と
トラッキング制御の状況を判定する制御状態判定回路9
00に入力される。
【0078】制御状態判定回路900は、フォーカスず
れ信号FEが所定の出力以上になったことを判定し、フ
ォーカスが外れたことを検出する。またトラックずれ信
号TEが所定の出力以上になったあるいは、光ビームが
所定の本数以上トラックを横断したことを判定し、トラ
ッキング制御が不安定であることを検出する。特に、光
ビームが所定の本数以上トラックを横断したことを判定
する回路を流れ検出回路と呼び、シーク終了時のトラッ
キング引き込み確認にも使用されている。
【0079】凹凸ピットで記録されたアドレス部100
1は、図6で示すように、ミラー部1003と凹凸ピッ
ト部1000で形成されている。光ビーム19は、ミラ
ー部1003と凹凸ピット部1000との間の境界線L
6に沿って、トラック方向に走査する。この時、トラッ
クずれ信号TEは、図5ではローパスフィルタ26の出
力として得られ、図6に示すようにS字上になる。
【0080】ローパスフィルタ26が出力するトラック
ずれ信号TEは、AD変換回路27を通過し、制御状態
判定回路900、一定時間内のトラックずれ信号TEの
最大値(VMAX)を計測する最大値計測回路901、
一定時間内の最小値(VMIN)を計測する最小値計測
回路903、一定時間内のトラックずれ信号TEの平均
値(VAVE)を計測する平均値計測回路902、トラ
ックずれ信号TEを所定のレベルにて絶対値信号に変換
する振幅絶対値変換回路904、トラックずれ信号TE
をしきい値設定回路908により得られる設定される値
により二値化する二値化回路907のそれぞれに入力さ
れる。
【0081】アドレス部検出回路906は、二値化回路
907としきい値設定回路908とを含む。
【0082】図7Aは、トラックずれ信号TEと、最大
値1101、平均値1103、基準電圧(VREF)1
110、最小値1104およびアドレス部であることを
知るためのアドレス部検出信号1105の対応関係を示
したものである。
【0083】図7Aに示すように、トラックずれ信号T
Eをしきい値1102で、二値化することにより、パル
ス信号が得られ、このパルス信号がアドレス部検出信号
1105となる。
【0084】図7Aに示しているように、理想的には、
トラックずれ信号TEは所定の基準電圧1110を対称
軸として正負対称に出力される。ここでいう基準電圧1
110はトラッキング制御の目標電圧に相当するが、ト
ラックずれ信号TEの平均値(VAVE)1103と一
致する。
【0085】トラックずれ信号TEは、レンズシフト、
光ヘッドの光学特性等により、基準電圧1110を対称
軸として正負対称に出力されずに非対称になる場合があ
る。こういった場合には二値化回路907のしきい値1
102を適切に設定する必要がある。
【0086】そこで、トラックずれ信号TEの一定時間
内における最大値1101、および最小値1104を用
いてしきい値1102を設定する方法について説明す
る。
【0087】光ビームがトラックセンタにありレンズシ
フト等の外乱がない場合には、閾値1102は、トラッ
クずれ信号TEの変動による影響を受け難くなるよう
に、下記のように設定され得る。
【0088】図7Aを参照して、しきい値1102は、
最大値1101と基準電圧1110と最大値1101と
基準電圧1110との間の差(VPD)1107に対する所
定の比率とに基づいて、基準電圧1110よりも正側に
設定され得る。例えば、所定の比率がm:nである場合
には、下記の(式1)によりしきい値1102が設定さ
れる。
【0089】 閾値1102=(( m×最大値1101+n×基準電圧1110)/(m+ n))・・・(式1) 図7Bを参照して、しきい値1102は、最大値110
1と最小値1104と最大値1101と最小値1104
との間の差に対する所定の比率とに基づいて設定され得
る。例えば、所定の比率がm:nである場合には、下記
の(数2)によりしきい値1102が設定される。
【0090】 閾値1102=((m×最大値1101+n×最小値1104)/(m+n) )・・・(式2) 図7C を参照して、しきい値1102は、基準電圧1
110と最小値1104と基準電圧1110と最小値1
104との間の差(VMD)に対する所定の比率とに基づい
て、基準電圧1110よりも負側に設定され得る。例え
ば、所定の比率がm:nである場合には、下記の(数
3)によりしきい値1102が設定される。
【0091】 閾値1102=(( m×基準電圧1110+n×最小値1104)/(m+ n))・・・(式3) 基準電圧1110よりも正側にしきい値を設定するか、
負側にしきい値を設定するかは、最大値1101と平均
値1103との差(VPD)1107と、最小値110
4と基準電圧1110との差(VMD)1108で判断
する。
【0092】差(VMD)1108より差(VPD)1
107が大きい場合には、しきい値1102を正側に設
定し、差(VMD)1108が差(VPD)1107よ
り小さい場合には、しきい値1102を負側に設定する
ことで、より正確な、アドレス部の検出が可能となる。
【0093】また、トラックずれ信号TEの一定時間内
における最大値1101、最小値1104、及び平均値
1103を用いる場合には、上述の基準電圧1110の
代わりに、平均値1103を用いることにより、しきい
値1102の設定を行うことができる。
【0094】すなわち、しきい値1102を基準電圧1
110よりも正側にするか負側にするかは、最大値11
01と平均値1103との差(VPD)1107と最小
値1104と平均値1103との差(VMD)1108
で判断する。差(VMD)1108より差(VPD)1
107が大きい場合には、しきい値1102を正側に設
定し、差(VMD)1108が差(VPD)1107よ
り小さい場合には、しきい値1102を負側に設定する
ことで、より正確な、アドレス部の検出が可能となる。
【0095】図8A、図8Bを用いて、振幅絶対値変換
回路904(図5)を用いた場合のしきい値設定方法に
ついて説明する。図8Aに示すように、光ディスクの偏
心等により、トラックずれ信号TEが揺らぐと、最大値
最小値の計測の精度が落ちて、しきい値1102(図
7)が設定されても、アドレス部が未検出になってしま
う場合がある。
【0096】そこで、図8Bに示すように、基準電圧1
203を対称軸として、トラックずれ信号TEの振幅の
絶対値をとって、信号を変換する。
【0097】この振幅絶対値変換の後、図7A〜図7C
を参照して前述したように、閾値1200を設定するこ
とにより、アドレス部を検出することが可能となる。
【0098】さらに、振幅絶対値変換後、トラックずれ
信号TEの最大値1202を計測し、しきい値1200
を設定してもよい。このように設定されたしきい値をも
とに、二値化回路907はパルス状のアドレス部検出信
号1105を出力する。
【0099】このアドレス部検出信号1105をパルス
間隔を計測するパルス間隔計測回路909に入力し、入
力されたパルスとパルスとの間の時間間隔を計測するこ
とにより、図7に示すようなアドレス間隔情報(CPT
IME)1106を得ることができる。アドレス間隔情
報1106が取得できたことで、アドレス間隔計測を終
了する。
【0100】次にこのアドレス間隔情報1106は、光
ビーム19の光ディスク12に対する半径位置を推定す
るための半径位置推定回路910に入力される。
【0101】半径位置推定回路910には、スピンドル
モータからの回転数に応じた規則的なパルス、例えば、
モータを周波数制御するための数発のパルス(FG)が
一回転時間計測回路905から入力され、このパルスを
基に、ディスク一回転の時間を知ることができる。
【0102】光ディスク12上にアドレス部とデータ部
とが半径方向にゾーンで区切られている形で形成されて
いる場合には、ゾーンごとに、トラック一周に一定間隔
で記録されているアドレス部の個数が異なる。また、光
ディスク12の一回転する間の回転むらはほとんどない
ため、ディスク一回転の時間ばらつきはほとんどない。
さらに、光ビームが走査しているトラックの半径位置に
おいて、通過するアドレス部も一定間隔で配置される。
光ディスク12が一定の線速度で回転している時には、
光ビームが走査しているトラックの半径位置によって、
アドレス部の間隔が異なってくる。
【0103】よって、アドレス部で検出されるパルスの
間隔と、光ディスクの一回転時間から、現在の光ビーム
の半径位置を推定することが可能となる。
【0104】半径位置推定回路910により推定された
半径位置情報は、線速度に応じた基準信号を発生するク
ロック発生回路911に入力される。クロック発生回路
911は、線速度に応じた基準クロックを出力し、モー
タの目標回転数を設定し、所定のPLLの引き込み範囲
線速度を補正する。このため、PLLを引き込み、アド
レスを読むことができる。
【0105】以上のように、正常な状態では、アドレス
部で出力されるパルスを基に半径位置が推定でき、光ビ
ームが走査しているトラックの半径位置に応じたクロッ
ク設定ができるが、シーク中や、外部からの衝撃が印加
され、フォーカスが外れた場合には、アドレスが読めな
くなるので、クロックの再設定を行って、PLLを再度
引き込みアドレスを読まなければならない。
【0106】このアドレス間隔計測からクロック設定、
PLLの引き込みについて説明する。
【0107】アドレス間隔計測は、トラックずれ信号T
Eを用いているため、クロックが線速度に対応したもの
に設定されていなくても動作する。また、トラッキング
制御やフォーカス制御が不安定な場合には誤動作する。
【0108】アドレスを読めなくなった状態で、まず、
フォーカス制御、トラッキング制御がともに安定な場合
には、アドレス間隔計測の動作を始めて、トラックずれ
信号TEの最大値、最小値、平均値を計測し、これらの
情報を基にしきい値を設定し、トラックずれ信号を二値
化し、出力されたパルスを基にパルス間隔を計測し、パ
ルス間隔により半径位置を推定し、適切なクロックを設
定する。
【0109】トラッキング制御が不安定な場合に、アド
レス間隔を計測するとトラックずれ信号が激しく変動す
るために、間違った、アドレス間隔情報を取得すること
になる。
【0110】そこで、アドレス間隔計測動作を開始しな
いようにしたり、もしくはトラックずれ信号の最大値、
最小値、平均値を計測中にトラッキング制御が不安定に
なった場合には、得られたアドレス間隔情報を用いない
ようにすることで、誤設定を回避することができる。
【0111】同様にフォーカス制御が不安定な場合に
は、間違ったアドレス間隔情報を取得することになる。
そこで、アドレス間隔計測動作を開始しないようにした
り、もしくはトラックずれ信号の最大値、最小値、平均
値を計測中にフォーカス制御が不安定になった場合に
は、得られたアドレス間隔情報を用いないようにするこ
とで、誤設定を回避することができる。
【0112】このようにして、アドレス間隔計測をより
正確に行うことができ、さらには、光ビームの走査して
いるトラックの半径位置をより正確に推定し、最適な基
準クロックを出力し、モータの目標回転数を設定するこ
とで、PLLを再度引き込ませ、光ディスク上の情報の
再生および、記録を実現する。
【0113】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて、図9、図10を用いて説明する。
【0114】図9において、トラッキング制御、フォー
カス制御、実施の形態1と同様な構成のため、同機能の
ものには同じ番号を付し説明は省略する。
【0115】また、トラックずれ信号TE、最大値計測
回路901、最小値計測回路903、平均値計測回路9
02、振幅絶対値変換回路904を用いてのアドレス部
検出信号の生成については、実施の形態2と共通である
ため、説明を省略する。
【0116】図9に示すように、フォーカスずれ信号F
E及びトラックずれ信号TEは、現在のフォーカス制御
とトラッキング制御の状況を判定する制御状態判定回路
900に入力される。
【0117】アドレス部検出回路906の出力パルス
は、一定時間内に入力されたパルスの個数をカウントす
るパルス個数計測回路1300に入力される。
【0118】パルス個数計測回路1300の出力は、ア
ドレス個数情報として、光ビーム19の光ディスクに対
する半径位置を推定する半径位置推定回路910に入力
される。半径位置推定回路910には、スピンドルモー
タ13からの回転数に応じた規則的なパルス、例えば、
モータを周波数制御するための数発のパルス(FG)が
一回転時間計測回路905を介して入力され、このパル
スを基に、ディスク一回転の時間を知ることができる。
【0119】光ディスク12上にアドレス部とデータ部
とが半径方向にゾーンで区切られている場合には、トラ
ック一周に一定間隔で記録されているアドレス部の個数
がゾーンごとに異なる。また、光ディスク12の一回転
の時間ばらつきはほとんどない。
【0120】したがって、光ビーム19が走査している
トラックの半径位置によって、ディスク一回転する間の
アドレスの個数は異なってくる。
【0121】よって、光ディスクが一回転する間にアド
レス部で検出されるパルスの個数と、光ディスクの一回
転時間とから、現在の光ビームが走査しているトラック
の半径位置を推定することが可能となる。
【0122】また、光ディスクの一回転を検出するため
には、上述のようにスピンドルモータ13からの出力パ
ルスを計測する方法の他にトラックずれ信号TEのパタ
ーンから一回転情報を得ることができる。図10を用い
て、トラックずれ信号TEを用いて、光ディスクの一回
転情報を得る方法を説明する。
【0123】実施の形態1に記述したように、光ディス
ク12上にアドレス部とデータ部で区切られ、アドレス
部が千鳥状に記録されている場合には、光ビーム19が
トラック上をトラッキングする際に、一回転おきに、ラ
ンドグルーブ切り換え部を通過する。
【0124】このことから、千鳥状に記録されているア
ドレス部を通過するときに出力されるトラックずれ信号
の極性反転時、もしくはアドレス極性判定信号の順序が
反転した時を一回転の起点とすれば、光ディスクの一回
転を検出することができる。
【0125】図10で、たとえば、ランド上を光ビーム
19が走査していくとすると、アドレス部1404、1
405、1406では、アドレス極性判定信号はアドレ
ス極性判定信号1402、アドレス極性判定信号140
3の順で出力される。
【0126】一方、アドレス部1407、1408で
は、逆にアドレス極性判定信号1403、アドレス極性
判定信号1402の順で出力されるので、光ビーム19
がグルーブ領域を走査していると判定することができ
る。
【0127】よって、アドレス極性判定信号1402、
1403の順序が逆転するという情報を用いて、光ディ
スク12の一回転情報を得、半径位置を推定するとが可
能となる。
【0128】半径位置推定回路910により推定された
半径位置情報は、線速度に応じた基準信号を発生するク
ロック設定回路911に入力され、クロック設定回路9
11は、線速度に応じた基準クロックを出力し、モータ
13の目標回転数を設定し、所定のPLLの引き込み範
囲に線速度を補正することによって、PLLを引き込
み、アドレスを読むことができる。
【0129】以上のように、正常な状態では、アドレス
部で出力されるパルスを基に半径位置が推定でき、光ビ
ームが走査しているトラックの半径位置に応じたクロッ
ク設定ができるが、シーク中や、外部からの衝撃が印加
され、フォーカスが外れた場合には、アドレスが読めな
くなるので、クロックの再設定を行って、PLLを再度
引き込みアドレスを読まなければならない。
【0130】アドレス個数の計測、クロック設定、PL
Lの引き込みについて説明する。
【0131】アドレス個数の計測は、トラックずれ信号
TEを用いているため、クロックが線速度に対応したも
のに設定されていなくても動作する。また、トラッキン
グ制御やフォーカス制御が不安定な場合には誤動作す
る。
【0132】アドレスを読めなくなった状態で、まず、
フォーカス制御、トラッキング制御がともに安定な場合
には、アドレス個数計測動作を開始し、トラックずれ信
号TEの最大値、最小値、平均値を計測し、これらの情
報を基にしきい値を設定し、トラックずれ信号を二値化
し、出力されたパルスを基にパルス個数を計測し、パル
ス個数により半径位置を推定し、適切なクロックを設定
する。
【0133】トラッキング制御が不安定な場合に、アド
レス個数間隔を計測するとトラックずれ信号TEが乱れ
るために、間違った、アドレス個数情報を取得すること
になる。
【0134】そこで、アドレス個数計測動作を開始しな
いようにしたり、もしくはトラックずれ信号TEの最大
値、最小値、平均値を計測中にトラッキング制御が不安
定になった場合には、得られたアドレス個数情報を用い
ないようにすることで、誤設定を回避することができ
る。
【0135】同様にフォーカス制御が不安定な場合に
は、間違ったアドレス個数情報を取得することになる。
【0136】そこで、アドレス個数計測動作を開始しな
いようにしたり、もしくはトラックずれ信号TEの最大
値、最小値、平均値を計測中にフォーカス制御が不安定
になった場合には、得られたアドレス個数情報を用いな
いようにすることで、誤設定を回避することができる。
【0137】このようにして、アドレス個数計測をより
正確に行うことが出来、さらには、光ビームの走査して
いるトラックの半径位置をより正確に推定し、最適な基
準クロックを出力し、モータの目標回転数を設定するこ
とで、PLLを再度引き込ませ、光ディスク上の情報の
再生および、記録を実現する。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ドレス部に記録されているアドレス情報が一つしか取得
できない状況においても、アドレス極性判定信号を用い
ることにより、光ビームが走査しているトラックを確定
することができる。またアドレス部の検出信号を基に、
アドレス間隔を計測することにより光ビームが走査して
いる半径位置を推定し、基準クロックを出力しアドレス
情報を取得することができる。またアドレス部検出信号
を基に、アドレス個数を計測することにより、光ビーム
が走査している半径位置を推定し、基準クロック出力
し、アドレス情報を取得することができる。このように
本発明は、光ディスク上の情報の再生及び記録を実現
し、安価で、高信頼性の高い光ディスク装置を提供する
ことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る光ディスク装置の構成を説
明するためのブロック図。
【図2】実施の形態1に係る光ディスク装置のうち、光
検出器の部分を詳細に示したブロック図。
【図3A】実施の形態1に係るアドレス極性判定回路の
構成ブロック図。
【図3B】実施の形態1に係るアドレス極性判定信号の
説明図。
【図4A】実施の形態1に係る情報担体上のアドレス部
とデータ部の配置を示す模式図。
【図4B】実施の形態1に係る情報担体上のアドレス部
とデータ部の配置とアドレス極性判定信号との関係を示
す模式図。
【図5】実施の形態2に係る光ディスク装置の構成を説
明するためのブロック図。
【図6】アドレス部とアドレス極性判定信号の対応関係
を示した模式図。
【図7A】トラックずれ信号とアドレス検出信号との対
応関係を示した模式図。
【図7B】トラックずれ信号とアドレス検出信号との対
応関係を示した模式図。
【図7C】トラックずれ信号とアドレス検出信号との対
応関係を示した模式図。
【図8A】振幅絶対値変換回路を説明するための波形
図。
【図8B】振幅絶対値変換回路を説明するための波形
図。
【図9】実施の形態3に係る光ディスク装置の構成を説
明するためのブロック図。
【図10】実施の形態3に係るランドグルーブ切り換え
部におけるトラックずれ信号の波形図。
【図11】光ディスク上のアドレス部とトラックの配置
を示す模式図。
【符号の説明】
10 半導体レーザ 12 光ディスク 13 スピンドルモータ 14 光検出器 15 カップリングレンズ 16 収束レンズ 17 アクチュエータ 18 偏光ビームスプリッタ 19 光ビーム 21A、21B、21C、21D 電流−電圧変換アン
プ 22A、22B、22C、22D 加算器 23、24 差動増幅器 25、27 AD変換回路 26 ローパスフィルタ 28 トラッキングフィルタ 29 フォーカスフィルタ 30、31 DA変換回路 51 アドレス極性判定回路 52 アドレス情報読み取り回路 53 アドレス情報確定回路 54 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 直浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高橋 秀実 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録再生しうる凹凸状の案内溝で
    形成される情報トラックであるデータ部と、前記情報ト
    ラックの中心より所定距離の位置に形成され前記情報ト
    ラックに対応するアドレス情報が凹凸ピットで一つ以上
    記録されるアドレス部とを有する情報担体上に光ビーム
    を照射して前記情報トラック上に記録された情報を検出
    する光量検出手段と、 前記光量検出手段が出力する信号に基づいて、前記光ビ
    ームが通過した前記アドレス部が、前記光ビームが走査
    する前記情報トラックの中心に対して外周側にあるか、
    内周側にあるかを判定するアドレス極性判定手段と、 前記光量検出手段が出力する信号に基づいて、前記アド
    レス部に記録された前記アドレス情報を読み取るアドレ
    ス情報読みとり手段と、 前記アドレス極性判定手段の判定結果と前記アドレス読
    み取り手段によって読みとられた前記アドレス情報とに
    基づいて、再生及び記録する前記データ部を確定するア
    ドレス情報確定手段とを備える光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス部は、前記アドレス情報が
    記録される2つ以上のアドレス領域を含み、 前記アドレス領域は、前記情報トラックの中心より所定
    距離の位置に、千鳥状に配置され、 隣接する前記情報トラックは、前記アドレス領域を共有
    する、請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 情報を記録再生しうる凹凸状の案内溝で
    形成される情報トラックであるデータ部と、前記情報ト
    ラックの中心より所定距離の位置に形成され前記情報ト
    ラックに対応するアドレス情報が凹凸ピットで一つ以上
    記録されるアドレス部とを有する情報担体上に光ビーム
    を照射して前記情報トラック上に記録された情報を検出
    する光量検出手段と、 前記光量検出手段の出力に基づいて、前記光ビームが前
    記アドレス部上にあることを検出するアドレス部検出手
    段と、 前記アドレス部検出手段の出力に基づいて、前記アドレ
    ス部の間隔を計測するパルス間隔計測手段と、 前記パルス間隔計測手段の計測結果に基づいて、前記光
    ビームの半径位置を推定する半径位置推定手段と、 前記半径位置推定手段により推定された前記半径位置に
    基づいて再生クロックを発生するクロック発生手段とを
    備える光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記光ディスク装置は、前記アドレス部
    を通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するト
    ラックずれ検出手段をさらに含み、 前記アドレス部検出手段は、前記トラックずれ検出手段
    の出力を二値化する二値化手段を含み、 前記パルス間隔計測手段は、前記二値化手段の出力パル
    スの間隔を計測し、 前記半径位置推定手段は、前記情報担体が一回転する時
    間と前記パルス間隔計測手段の出力に基づいて、前記光
    ビームの半径位置を推定する、請求項3記載の光ディス
    ク装置。
  5. 【請求項5】 前記光ディスク装置は、前記アドレス部
    を通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するト
    ラックずれ検出手段と、 前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内にお
    ける最大値を計測する最大値計測手段と、 前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内にお
    ける最小値を計測する最小値計測手段とをさらに備え、 前記アドレス部検出手段は、前記トラックずれ検出手段
    の出力を二値化する二値化手段と、 前記最大値計測手段が出力する前記最大値と前記最小値
    計測手段が出力する前記最小値とに基づいて、前記トラ
    ックずれ検出手段の出力を二値化するためのしきい値を
    設定するしきい値設定手段とを含む、請求項4記載の光
    ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記光ディスク装置は、前記アドレス部
    を通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するト
    ラックずれ検出手段と、 前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内にお
    ける最大値を計測する最大値計測手段と、 前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内にお
    ける最小値を計測する最小値計測手段と、 前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内にお
    ける平均値を計測する平均値計測手段とをさらに備え、 前記アドレス部検出手段は、前記トラックずれ検出手段
    の出力を二値化する二値化手段と、 前記最大値計測手段が出力する前記最大値と、前記最小
    値計測手段が出力する前記最小値とのいずれかと前記平
    均値計測手段の出力とに基づいて前記トラックずれ検出
    手段の出力を二値化するためのしきい値を設定するしき
    い値設定手段とを含む、請求項4記載の光ディスク装
    置。
  7. 【請求項7】 前記光ディスク装置は、前記アドレス部
    を通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するト
    ラックずれ検出手段と、 前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内にお
    ける最大値を計測する最大値計測手段と、 前記トラックずれ検出手段の出力信号の振幅の絶対値を
    とる振幅絶対値変換手段とをさらに備え、 前記アドレス部検出手段は、前記トラックずれ検出手段
    の出力を二値化する二値化手段と、 前記最大値計測手段が出力する前記最大値と前記平均値
    計測手段の出力とに基づいて前記トラックずれ検出手段
    の出力を二値化するためのしきい値を設定するしきい値
    設定手段とを含む、請求項4記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記パルス間隔計測手段は、前記二値化
    手段の出力パルスを計測する際に、一定期間よりも短い
    時間で連続して出力される前記出力パルスの後に出力さ
    れる前記出力パルスを無効にして前記出力パルスの間隔
    を計測する、請求項4記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記光ディスク装置は、前記情報担体上
    の前記トラック上を前記光ビームが走査するように前記
    光ビームを制御するトラッキング制御手段と、 前記光ビームが走査する前記トラックから外れているこ
    とを検出するトラック流れ検出手段とをさらに備え、 前記光ディスク装置は、前記トラック流れ検出手段の検
    出結果に基いて、前記パルス間隔計測手段を不動作にす
    る、請求項3記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記光ディスク装置は、前記情報担体
    上における前記光ビームの収束状態が所定の収束状態に
    なるように前記光ビームを制御するフォーカス制御手段
    をさらに備え、 前記光ディスク装置は、前記フォーカス制御手段による
    フォーカス制御が外れているあるいは不動作のとき、前
    記パルス間隔計測手段を不動作にする、請求項3記載の
    光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 情報を記録再生しうる凹凸状の案内溝
    で形成される情報トラックであるデータ部と、前記情報
    トラックの中心より所定距離の位置に形成され前記情報
    トラックに対応するアドレス情報が凹凸ピットで一つ以
    上記録されるアドレス部とを有する情報担体上に光ビー
    ムを照射して前記情報トラック上に記録された情報を検
    出する光量検出手段と、 前記光量検出手段の出力に基づいて、前記光ビームが前
    記アドレス部上にあることを検出するアドレス部検出手
    段と、 一定時間内に前記アドレス部検出手段が出力する信号を
    カウントするパルス個数計測手段と、 前記パルス個数計測手段の出力に基づいて、前記光ビー
    ムの前記情報担体に対する半径位置を推定する半径位置
    推定手段と、 前記アドレス情報が読みとれなくなった場合に前記半径
    位置推定手段を動作させ、推定した半径位置に基づい
    て、再生クロックを設定するクロック設定手段とを備え
    る光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記光ディスク装置は、前記アドレス
    部を通過した際に前記光ビームのトラックずれ量を検出
    するトラックずれ検出手段をさらに備え、 前記アドレス部検出手段は、前記トラックずれ検出手段
    の出力を二値化する二値化手段を含み、 前記パルス個数計測手段は、前記二値化手段が出力する
    2値化パルスの数をカウントし、 前記半径位置推定手段は、前記情報担体が一回転する時
    間と前記パルス個数計数手段の出力とに基づいて、前記
    光ビームの半径位置を推定する、請求項11記載の光デ
    ィスク装置。
  13. 【請求項13】 前記光ディスク装置は、前記情報担体
    上における前記光ビームの収束状態を一定に保つフォー
    カス制御手段と、 前記フォーカス制御手段が、正常に動作していることを
    判定する制御状態判定手段とをさらに備え、 前記光ディスク装置は、前記制御状態判定手段の判定結
    果に基づいて、前記パルス個数計測手段の出力を使用し
    ないようにする、請求項11記載の光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記光量検出手段は、前記情報担体上
    で反射した前記光ビームに基づいて、前記情報トラック
    上に記録された前記情報を検出する、請求項1記載の光
    ディスク装置。
  15. 【請求項15】 前記光量検出手段は、前記情報担体を
    透過した前記光ビームに基づいて、前記情報トラック上
    に記録された前記情報を検出する、請求項1記載の光デ
    ィスク装置。
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