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JP2000185524A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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Publication number
JP2000185524A
JP2000185524A JP10365299A JP36529998A JP2000185524A JP 2000185524 A JP2000185524 A JP 2000185524A JP 10365299 A JP10365299 A JP 10365299A JP 36529998 A JP36529998 A JP 36529998A JP 2000185524 A JP2000185524 A JP 2000185524A
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JP
Japan
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tire
slope
tread
axial direction
groove
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JP10365299A
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Inventor
Minoru Terada
稔 寺田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏摩耗などを抑制しつつワンダリング性能を
向上する。 【解決手段】 トレッド面2に、タイヤ周方向にのびか
つタイヤ軸方向の最外側に配されたショルダ溝10を設
ける。ショルダ溝10の外側の溝縁Pの軸方向外側のト
レッド面は、該ショルダ溝の溝縁Pから、タイヤ軸方向
外側にのびかつ前記溝縁Pにおけるトレッド円弧CTの
接線Nに対してタイヤ半径方向内側へ5〜10゜の角度
αで傾く第1の斜面11と、この第1の斜面11からタ
イヤ軸方向外側にのびかつ該第1の斜面11に対してタ
イヤ半径方向内側へ5〜10゜の角度βで傾いてバット
レス面へと連なる第2の斜面12とを含む。第1の斜面
11のタイヤ軸方向の長さYは、溝縁Pと仮想トレッド
端Qとのタイヤ軸方向距離Lの0.5倍以上かつ0.8
倍以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンダリング性能
を向上しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】空気
入りタイヤ、とりわけ1.5〜3.5屯積みの小型トラ
ックに用いられる小型トラック用空気入りタイヤにあっ
ては、乗用車用タイヤに比べてトレッド部の剛性が高い
ため、路面の轍走行時にその轍斜面にトレッド端が接触
するとハンドルへ反力が作用してハンドルを取られやす
い。またこの種のタイヤでは、特に大型車両によって形
成された大きな轍内から抜け出る轍脱出性能が低いとい
う欠点がある。従って、小型トラック用タイヤについて
は、このような轍走行時の安定性能、すなわちワンダリ
ング性能の向上が強く望まれている。
【0003】従来、このようなワンダリング性能を向上
するために、トレッド面の軸方向の端縁域を、例えば図
3(a)に示す如く曲率半径Raの小さい小円弧bで形
成したり、図3(b)に示すようにテーパー状の斜面c
としたり、さらにはショルダ部にタイヤ周方向の細溝を
設けること(例えば特開平1−95911号公報)など
が提案されている。
【0004】一般に、ワンダリング性能を向上するため
には、トレッド部の端縁部分の剛性を下げることで、前
記ハンドルへの反力を解消し、かつタイヤに轍を登り上
げようとする大きな横力(キャンバースラスト)を発生
させることが効果的である。これにより、タイヤは轍を
難なく登り上がり、またこのとき車両の運転者は、殆ど
ハンドルを取られることがなくなる。
【0005】ところが、空気入りタイヤのトレッド面の
ショルダ部は、旋回時などに大きな荷重が作用するた
め、その剛性低下の方法如何によっては、操縦安定性の
悪化はもとより、トレッド面の端縁部分が他の部分に比
して早期に摩耗する偏摩耗が生じる不具合がある。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑み案出さ
れたもので、ショルダ部に第1の斜面と第2の斜面とを
含ませることを基本として、偏摩耗の発生を抑制しなが
らもトレッドショルダ部の剛性を好適に柔軟化でき、ワ
ンダリング性能を大幅に向上しうる空気入りタイヤ、と
りわけ小型トラック用として最適な空気入りタイヤを提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド面
に、タイヤ周方向にのびかつタイヤ軸方向の最外側に配
されるショルダ溝を設け、かつタイヤ赤道面からこのシ
ョルダ溝のタイヤ軸方向の外側の溝縁Pまでのトレッド
面を実質的に単一のトレッド円弧により形成するととも
に、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負
荷の正規状態におけるタイヤ子午線断面において、前記
ショルダ溝は、タイヤ赤道面Cからタイヤ軸方向外側
に、前記トレッド円弧とバットレス面を形成するバット
レス輪郭線Sとの延長線が交差する仮想トレッド端Q、
Q間のトレッド巾TWの0.2〜0.3倍の距離Xを隔
てた位置に溝中心を有し、かつ前記外側の溝縁Pのタイ
ヤ軸方向外側のトレッド面は、該ショルダ溝の該溝縁P
から、タイヤ軸方向外側にのびかつ前記溝縁Pにおける
前記トレッド円弧の接線に対してタイヤ半径方向内側へ
5゜以上かつ10゜以下の角度αで傾く第1の斜面と、
この第1の斜面からタイヤ軸方向外側にのびかつ該第1
の斜面に対してタイヤ半径方向内側へ5゜以上かつ10
゜以下の角度βで傾いて前記バットレス面へと連なる第
2の斜面とを含み、かつ前記第1の斜面のタイヤ軸方向
の長さYを、前記溝縁Pと、そのタイヤ軸方向外側にあ
る前記仮想トレッド端Qとのタイヤ軸方向距離Lの0.
5倍以上かつ0.8倍以下としてなる空気入りタイヤで
ある。
【0008】ここで、「正規リム」とは、タイヤが基づ
いている規格を含む規格体系において、当該規格がタイ
ヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標
準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETR
TOであれば "Measuring Rim"となる。また、「正規内
圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系に
おいて、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、
JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TI
RE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURE
S" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION P
RESSURE" とし、タイヤが乗用車用のときには180
(kPa)とする。さらに、「正規荷重」とは、タイヤ
が基づいている規格を含む規格体系において、各規格が
タイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば
最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS A
T VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大
値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"とする。
【0009】また前記第1の斜面は、曲率半径が5mm以
上かつ20mm以下の小円弧を介して前記第2の斜面と連
なるとともに、前記第2の斜面は、曲率半径が5mm以上
かつ20mm以下の小円弧を介して前記バットレス面に連
なることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づき説明する。図1には本実施形態の空気入りタ
イヤを正規リムRにリム組みし、かつ正規内圧を充填し
た無負荷の正規状態のタイヤ軸を含む子午線断面図が示
され、図2にはそのトレッド部分を拡大して示してい
る。図において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2か
らサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5
に至るカーカス6と、前記トレッド部2の内方かつカー
カス6のタイヤ半径方向外側に配されたベルト層7とを
具えた小型トラック用空気入りラジアルタイヤを例示し
ている。
【0011】前記カーカス6は、本例では図2に示す如
く、3枚のカーカスプライ6A、6B、6Cから構成さ
れたものが例示され、各プライは、カーカスコードがタ
イヤ赤道に対して例えば70〜90゜の角度に配列され
る。前記カーカスコードには、例えばポリエステル、ナ
イロン、レーヨン等の有機繊維コードが採用されるが、
必要に応じてスチールコードなどを採用しても良い。ま
た前記ベルト層7は、本例ではスチールコードをタイヤ
赤道に対して例えば15〜45°の小角度で傾けて配列
した少なくとも2枚、本例では内、外2枚のベルトプラ
イ7A、7Bを前記コードが互いに交差する向きに重ね
合わせて構成され、トレッド部2においてカーカス6を
タガ締めすることによりその剛性を高めうる。
【0012】また空気入りタイヤ1は、本例ではトレッ
ド面2に、タイヤ赤道の両側に配された周方向に連続す
るクラウン溝9と、その両側に配されて周方向に連続し
かつタイヤ軸方向で最外側となる一対のショルダ溝10
とを具え、これらの各溝9、10によってそれぞれ路面
と接地しうる本例では5列の陸部が区画される。なおこ
れらの陸部は、本例ではタイヤ周方向に連続するリブと
しているが、適宜の横溝、ラグ溝、切り込みなどを設け
たものとしても良い。
【0013】前記ショルダ溝10は、良好な排水機能を
発揮するためにも、溝巾Wが例えばトレッド巾TWの
2.5〜7%、好ましくは3〜6%とするのが好まし
く、また溝深さは6mm以上或いはトレッド巾TWの4〜
9%、好ましくは6〜9%とするのが望ましい。なお本
明細書で「トレッド巾TW」とは、図2に示す如く、ト
レッド円弧CTとバットレス面13を形成するバットレ
ス輪郭線Sとの延長線が交差する仮想トレッド端Q、Q
間のタイヤ軸方向の距離として定める。
【0014】また本実施形態では、タイヤ赤道面Cから
このショルダ溝10のタイヤ軸方向の外側の溝縁Pまで
のトレッド面2Aが、実質的に単一の前記トレッド円弧
CTにより形成されている。このトレッド円弧CTは、
例えばタイヤ赤道面Cに中心0を有し、またトレッド巾
TWの1.5〜3.5倍となる比較的大きな曲率半径T
Rによって形成されたものが例示される。
【0015】また空気入りタイヤの前記正規状態におけ
るタイヤ子午線断面において、前記ショルダ溝10は、
タイヤ赤道面Cからタイヤ軸方向外側に、前記トレッド
巾TWの0.2〜0.3倍の距離Xを隔てた位置に溝中
心を有している。このように、ショルダ溝10のタイヤ
軸方向の位置を規制することで、該ショルダ溝の外側の
溝縁Pのタイヤ軸方向両側に特定の巾を持つショルダの
陸部Shを形成しうる。なお前記距離Xが、トレッド巾
TWの0.2倍未満では、ショルダの陸部Shのタイヤ
軸方向の巾が大きすぎて、後述する第1、第2の斜面1
1、12を形成するとトレッド面の接地性が悪化し、逆
に0.3倍を超えると、ショルダの陸部Shの剛性が過
度に低下し、操縦安定性が低下する傾向がある。
【0016】そして、このショルダ溝10の前記溝縁P
のタイヤ軸方向外側をなすショルダの陸部Shのトレッ
ド面は、第1の斜面11と第2の斜面12とを含むこと
を特徴の一つとしている。
【0017】前記第1の斜面11は、ショルダ溝10の
外側の溝縁Pから、タイヤ軸方向外側にのびかつ該溝縁
Pにおける前記トレッド円弧CTの接線Nに対してタイ
ヤ半径方向内側へ5゜以上かつ10゜以下の角度αで傾
くものとして形成される。また前記第2の斜面12は、
前記第1の斜面11からタイヤ軸方向外側にのびかつ該
第1の斜面11に対してタイヤ半径方向内側へ5゜以上
かつ10゜以下の角度βで傾いて前記バットレス面13
へと連なる。
【0018】このような2つの斜面11、12により、
ショルダの陸部Shは、その剛性を柔軟化でき、轍の傾
斜面との衝突時に衝撃を好適に吸収でき、ハンドルへの
作用力を低減しうる。また、前記第1の斜面11は、前
記外側の溝縁Pのトレッド円弧の接線Nに対して5〜1
0゜の小角度をなして傾くため、トレッド面の中央部分
に比してこの部分の接地圧が著しく低下するのを効果的
に防止できる。従って、第1の斜面11は、例えば路面
との間でのひきずりなどが効果的に抑制され、偏摩耗を
長期に亘って抑制するのに役立つ。
【0019】また、第2の斜面12は、第1の斜面11
に対して5〜10゜の小角度をなして傾くものであるた
め、第1の斜面11との間で急激な剛性変化を防止しう
る。また、トレッド面2Aとタイヤ赤道面Cとが交わる
赤道点CPと、前記第2の斜面12とバットレス面13
とが交わる斜面端Zとの間のタイヤ半径方向距離である
キャンバー量を、ショルダの陸部Shの大きな剛性変化
を伴うことなく大としうる。これは、キャンバー角(轍
の斜面角度に相当)の増加に応じてキャンバ−スラスト
値を滑らかに増大させるのに役立ち、特に轍の脱出性を
より一層容易としてワンダリング性能を向上しうる。
【0020】なお前記第1の斜面11および第2の斜面
12の前記角度α、角度βがいずれも5゜未満のとき、
キャンバースラスト値の効果的な増大が望めず、ワンダ
リング性能の向上が期待できない。逆に前記第1の斜面
11および第2の斜面12の前記角度α、角度βがいず
れも10゜を超えるとき、キャンバースラスト値の増大
は期待しうるが、ショルダ側の接地圧が著しく低下した
り、また路面との接地性が低下するなどにより、ショル
ダ部分が早期に摩耗する偏摩耗を生じやすい。なお前記
角度α、βは、α>β、α=β又はα<βのいずれであ
っても良い。
【0021】ここで、前記第1の斜面11のタイヤ軸方
向の長さYを、前記ショルダ溝10の外側の溝縁Pと、
そのタイヤ軸方向外側にある前記仮想トレッド端Qとの
タイヤ軸方向距離Lの0.5倍以上かつ0.8倍以下と
することが必要であり、より好ましくは0.65倍以上
かつ0.8倍とすることが特に望ましいものである。
【0022】発明者らは、この第1の斜面11のタイヤ
軸方向の長さYを種々変化させて実験を行ったところ、
前記の範囲に規制することによって、より効果的に耐摩
耗性能とワンダリング性能とを両立できることが分かっ
た。他方、前記第1の斜面11のタイヤ軸方向長さY
が、前記タイヤ軸方向距離Lの0.5倍未満であると、
第2の斜面11の占める割合が大きくなりすぎ、斜面端
Zが、タイヤ半径方向内側に偏寄し、偏摩耗を招来した
り、操縦安定性の低下を招く。逆に0.8倍を超える
と、第2の斜面12の占める割合が小さくなって、キャ
ンバースラスト値の増大を望めない他、偏摩耗を抑制効
果が低下する。
【0023】また、前記第1の斜面11は、曲率半径R
Aが5mm以上かつ20mm以下の小円弧C1を介して第2
の斜面12と連なることが望ましく、同様に第2の斜面
12は、曲率半径RBが5mm以上かつ20mm以下の小円
弧C2を介して前記バットレス面13に連なることが望
ましい。これによって、耐摩耗性がさらに向上する。
【0024】以上本発明の実施の一形態を詳述したが、
本発明は図示の形態に限定されることなく、種々の変形
が可能であり、例えばリブ状部は、横溝によってタイヤ
周方向に分断されていても良い。また本発明は、小型ト
ラック用タイヤに好適に実施しうるが、このタイヤカテ
ゴリに限定されるものではない。
【0025】
【実施例】タイヤサイズが205/70R16の小型ト
ラック用空気入りラジアルタイヤを試作し、タイヤのキ
ャンバースラスト値、ワンダリング性能、耐摩耗性能を
テストした。なお本発明に属する実施例の他に、比較の
ために図3(a)(比較例1)に示したラウンドショル
ダのタイヤ(比較例2)、および図3(b)に示すよう
な1つのテーパ状、斜面を有するタイヤについても併せ
て性能を比較した。テスト方法は次の通りである。
【0026】<キャンバースラスト値>試供タイヤに6
00(kPa)の内圧を充填し、9(kN)の荷重を加
えた状態において4゜のキャンバー角を与えたときのキ
ャンバースラスト値を測定した。
【0027】<ワンダリング性能>試験タイヤを小型ト
ラックに装着し、轍内を速度80km/hで走行して車
両のハンドル取られ、車両のふらつき、轍脱出性能など
の総合評価をドライバーの官能により10点法で評価し
た。数値が大きいほど良好である。
【0028】<耐摩耗性能>試験タイヤを小型トラック
に装着し、一般道タイプ及び高速道路タイプのテストコ
ースを合計3000km走行させ、クラウン溝とショル
ダ溝の各平均溝深さの差を求め、比較例1を100とす
る指数で表示している。数値が100に近いほど均一な
摩耗であり、耐摩耗性に優れていることを示す。テスト
の結果などを表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の空気入りタ
イヤは、偏摩耗を抑制しつつ、キャンバースラスト値を
増大させてワンダリング性能を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す空気入りタイヤの
子午線断面図である。
【図2】そのトレッド部を拡大した部分拡大図である。
【図3】(a)、(b)は従来の技術を説明するトレッ
ド面の部分輪郭図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 2A トレッド面 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 10 ショルダ溝 11 第1の斜面 12 第2の斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面に、タイヤ周方向にのびかつタ
    イヤ軸方向の最外側に配されるショルダ溝を設け、かつ
    タイヤ赤道面からこのショルダ溝のタイヤ軸方向の外側
    の溝縁(P)までのトレッド面を実質的に単一のトレッ
    ド円弧により形成するとともに、 正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填した無負荷の
    正規状態におけるタイヤ子午線断面において、 前記ショルダ溝は、タイヤ赤道面(C)からタイヤ軸方
    向外側に、前記トレッド円弧とバットレス面を形成する
    バットレス輪郭線(S)との延長線が交差する仮想トレ
    ッド端(Q)、(Q)間のトレッド巾(TW)の0.2
    〜0.3倍の距離(X)を隔てた位置に溝中心を有し、 かつ前記外側の溝縁(P)のタイヤ軸方向外側のトレッ
    ド面は、該ショルダ溝の該溝縁(P)から、タイヤ軸方
    向外側にのびかつ前記溝縁(P)における前記トレッド
    円弧の接線に対してタイヤ半径方向内側へ5゜以上かつ
    10゜以下の角度αで傾く第1の斜面と、 この第1の斜面からタイヤ軸方向外側にのびかつ該第1
    の斜面に対してタイヤ半径方向内側へ5゜以上かつ10
    ゜以下の角度βで傾いて前記バットレス面へと連なる第
    2の斜面とを含み、 かつ前記第1の斜面のタイヤ軸方向の長さYを、前記溝
    縁(P)と、そのタイヤ軸方向外側にある前記仮想トレ
    ッド端(Q)とのタイヤ軸方向距離(L)の0.5倍以
    上かつ0.8倍以下としてなる空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記第1の斜面は、曲率半径が5mm以上か
    つ20mm以下の小円弧を介して前記第2の斜面と連なる
    とともに、前記第2の斜面は、曲率半径が5mm以上かつ
    20mm以下の小円弧を介して前記バットレス面に連なる
    ことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記第1の斜面は、タイヤ軸方向の長さ
    (Y)が、前記タイヤ軸方向距離(L)の0.65倍以
    上かつ0.8倍以下である請求項1又は2記載の空気入
    りタイヤ。
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JP2008308155A (ja) * 2007-05-17 2008-12-25 Bridgestone Corp 空気入りラジアルタイヤ
CN103517813A (zh) * 2011-03-21 2014-01-15 大陆轮胎德国有限公司 车辆充气轮胎

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