JP2000159099A - 有軌道台車 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 台車の高さを低くするために、荷台の台車進
行方向前方および後方に走行用車輪を設けても、台車の
長さを短くすることができる。 【解決手段】 荷台20と、荷台20の台車走行方向前
方および後方に、荷台20に対して水平面内において一
体的に旋回可能に取り付けられた一対の走行手段22
A、22Bと、コントローラー39とを備えている。一
方の走行手段22Aは、レール21A、21B上を転動
する、デファレンシャルギヤ27を介して互いに連結さ
れた左右一対の駆動輪24と、駆動輪24を駆動させる
ための駆動機構25とを備えている。他方の走行手段2
2Bは、レール21A、21B上を転動する、左右の互
いに独立した一対の従動輪33と、一対の従動輪33の
各々に取り付けられた、台車の走行距離に相当するパル
スを発生するためのエンコーダ34とを備えている。コ
ントローラー39は、エンコーダ34からのパルスに基
づいて、台車の走行を制御する。
行方向前方および後方に走行用車輪を設けても、台車の
長さを短くすることができる。 【解決手段】 荷台20と、荷台20の台車走行方向前
方および後方に、荷台20に対して水平面内において一
体的に旋回可能に取り付けられた一対の走行手段22
A、22Bと、コントローラー39とを備えている。一
方の走行手段22Aは、レール21A、21B上を転動
する、デファレンシャルギヤ27を介して互いに連結さ
れた左右一対の駆動輪24と、駆動輪24を駆動させる
ための駆動機構25とを備えている。他方の走行手段2
2Bは、レール21A、21B上を転動する、左右の互
いに独立した一対の従動輪33と、一対の従動輪33の
各々に取り付けられた、台車の走行距離に相当するパル
スを発生するためのエンコーダ34とを備えている。コ
ントローラー39は、エンコーダ34からのパルスに基
づいて、台車の走行を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有軌道台車、特
に、台車の高さを低くするために、荷台の台車進行方向
前方および後方に走行用車輪を設けても、台車の長さを
短くすることができ、しかも、走行制御が簡素化できる
有軌道台車に関するものである。
に、台車の高さを低くするために、荷台の台車進行方向
前方および後方に走行用車輪を設けても、台車の長さを
短くすることができ、しかも、走行制御が簡素化できる
有軌道台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動倉庫内において荷物を搬送
するための有軌道台車としては、特開平5−23838
0号公報に開示されるものがあった。
するための有軌道台車としては、特開平5−23838
0号公報に開示されるものがあった。
【0003】以下、この有軌道台車を従来技術1とい
う。以下、従来技術1の概略を、図面を参照しながら説
明する。図7は、従来技術1を示す概略平面図、図8
は、従来技術1における駆動輪を示す図、図9は、であ
る。従来技術1における従動輪を示す図である。
う。以下、従来技術1の概略を、図面を参照しながら説
明する。図7は、従来技術1を示す概略平面図、図8
は、従来技術1における駆動輪を示す図、図9は、であ
る。従来技術1における従動輪を示す図である。
【0004】図7から図9において、1は、荷台、2
A、2Bは、レール、3は、荷台1の下方に取り付けら
れた一対の駆動輪である。一対の駆動輪3の各々は、一
方のレール2A上を転動する。4は、荷台1の下方に取
り付けられた一対の従動輪である。一対の従動輪4の各
々は、他方のレール2B上を転動する。5は、一対の駆
動輪3の各々に取り付けられたモータ、6は、駆動輪3
および従動輪4がレール2A、2Bから逸脱するのを防
止するためのサイドガイドローラである。駆動輪3は、
モータ5と共に、図8に示すように、旋回軸7によって
自在に旋回可能になっている。従動輪4は、図9に示す
ように、固定旋回軸8および可動旋回軸9によって公転
および自転旋回可能になっている。そして、10は、台
車の走行制御用コントローラである。
A、2Bは、レール、3は、荷台1の下方に取り付けら
れた一対の駆動輪である。一対の駆動輪3の各々は、一
方のレール2A上を転動する。4は、荷台1の下方に取
り付けられた一対の従動輪である。一対の従動輪4の各
々は、他方のレール2B上を転動する。5は、一対の駆
動輪3の各々に取り付けられたモータ、6は、駆動輪3
および従動輪4がレール2A、2Bから逸脱するのを防
止するためのサイドガイドローラである。駆動輪3は、
モータ5と共に、図8に示すように、旋回軸7によって
自在に旋回可能になっている。従動輪4は、図9に示す
ように、固定旋回軸8および可動旋回軸9によって公転
および自転旋回可能になっている。そして、10は、台
車の走行制御用コントローラである。
【0005】上述した従来技術1によれば、台車は、従
動輪4およびコントローラ10によって回転制御される
駆動輪3によって、レール2A、2Bに沿って走行す
る。台車が曲線部を走行する際には、駆動輪3は、旋回
軸7を中心として旋回し、従動輪4は、固定旋回軸8お
よび可動旋回軸9を中心として旋回する。
動輪4およびコントローラ10によって回転制御される
駆動輪3によって、レール2A、2Bに沿って走行す
る。台車が曲線部を走行する際には、駆動輪3は、旋回
軸7を中心として旋回し、従動輪4は、固定旋回軸8お
よび可動旋回軸9を中心として旋回する。
【0006】別の有軌道台車としては、特開平8−30
329号公報に開示されるものがあった。以下、この有
軌道台車を従来技術2という。以下、従来技術2の概略
を、図面を参照しながら説明する。図10は、従来技術
2を示す概略平面図である。
329号公報に開示されるものがあった。以下、この有
軌道台車を従来技術2という。以下、従来技術2の概略
を、図面を参照しながら説明する。図10は、従来技術
2を示す概略平面図である。
【0007】図10において、11は、荷台、12A、
12Bは、レール、13は、荷台11の下方に取り付け
られた一対の駆動輪である。一対の駆動輪13の各々
は、一方のレール12A上を転動する。14は、荷台1
1の下方に取り付けられた一対の従動輪である。一対の
従動輪14の各々は、他方のレール12B上を転動す
る。15は、一対の駆動輪13の各々に取り付けられた
モータ、16は、一方の駆動輪13の車軸17に取り付
けられた、台車の走行距離に相当するパルスを発生する
ためのエンコーダであり、後述するコントローラにパル
スを送る。18は、磁気センサであり、カーブ区間のレ
ールに設けられた磁気テープによるカーブパターンを検
出する。そして、19は、台車の走行制御用コントロー
ラである。
12Bは、レール、13は、荷台11の下方に取り付け
られた一対の駆動輪である。一対の駆動輪13の各々
は、一方のレール12A上を転動する。14は、荷台1
1の下方に取り付けられた一対の従動輪である。一対の
従動輪14の各々は、他方のレール12B上を転動す
る。15は、一対の駆動輪13の各々に取り付けられた
モータ、16は、一方の駆動輪13の車軸17に取り付
けられた、台車の走行距離に相当するパルスを発生する
ためのエンコーダであり、後述するコントローラにパル
スを送る。18は、磁気センサであり、カーブ区間のレ
ールに設けられた磁気テープによるカーブパターンを検
出する。そして、19は、台車の走行制御用コントロー
ラである。
【0008】上述した従来技術2によれば、台車は、従
動輪14およびコントローラ19によって回転制御され
る駆動輪13によって、レール12A、12Bに沿って
走行する。左カーブと右カーブとでは、駆動輪13と従
動輪14との回転数を変える必要があるが、これは、磁
気センサ18によってカーブパターンを検出することに
より行われる。
動輪14およびコントローラ19によって回転制御され
る駆動輪13によって、レール12A、12Bに沿って
走行する。左カーブと右カーブとでは、駆動輪13と従
動輪14との回転数を変える必要があるが、これは、磁
気センサ18によってカーブパターンを検出することに
より行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術1および2は、以下のような問題点を有して
いる。 (1)従来技術1および2において、台車の走行スペー
スが制限されている場合には、できるだけ台車の高さを
低くする必要がある。台車の高さを低くするには、荷台
1および11の台車進行方向前方および後方に荷台1お
よび11を設ければ良い。即ち、台車前後方向の車輪間
に荷台1および11を設ければ良い。
た従来技術1および2は、以下のような問題点を有して
いる。 (1)従来技術1および2において、台車の走行スペー
スが制限されている場合には、できるだけ台車の高さを
低くする必要がある。台車の高さを低くするには、荷台
1および11の台車進行方向前方および後方に荷台1お
よび11を設ければ良い。即ち、台車前後方向の車輪間
に荷台1および11を設ければ良い。
【0010】しかしながら、従来技術1および2は、台
車の前後方向に設けられた各駆動輪3および13にモー
タ5および15が取り付けられているので、台車旋回時
におけるモータ5および15の可動スペースが広くなっ
て、台車全体の長さが長くなる。台車全体の長さが長く
なると、台車の小回りに支障をきたすばかりか、台車の
走行台数が減少する。 (2)従来技術2によれば、台車の走行距離を測定する
ためにエンコーダ16が、何れか一方の車輪に取り付け
られているので、左カーブと右カーブとでは走行距離に
差がでてしまい、そのために何らかの方法で左カーブか
右カーブかを検出する必要があり、制御系が煩雑とな
る。 (3)従来技術2では、1種類の曲率半径しか使用する
ことができず、曲率半径の異なるカーブに対応すること
ができない。 (4)従来技術2によれば、エンコーダ16の故障によ
り正常なパルスが発生しない場合には、走行距離を少な
くカウントして、前方の台車に衝突する恐れがある。
車の前後方向に設けられた各駆動輪3および13にモー
タ5および15が取り付けられているので、台車旋回時
におけるモータ5および15の可動スペースが広くなっ
て、台車全体の長さが長くなる。台車全体の長さが長く
なると、台車の小回りに支障をきたすばかりか、台車の
走行台数が減少する。 (2)従来技術2によれば、台車の走行距離を測定する
ためにエンコーダ16が、何れか一方の車輪に取り付け
られているので、左カーブと右カーブとでは走行距離に
差がでてしまい、そのために何らかの方法で左カーブか
右カーブかを検出する必要があり、制御系が煩雑とな
る。 (3)従来技術2では、1種類の曲率半径しか使用する
ことができず、曲率半径の異なるカーブに対応すること
ができない。 (4)従来技術2によれば、エンコーダ16の故障によ
り正常なパルスが発生しない場合には、走行距離を少な
くカウントして、前方の台車に衝突する恐れがある。
【0011】従って、この発明の目的は、台車の高さを
低くするために、荷台の台車進行方向前方および後方に
走行用車輪を設けても、台車の長さを長くする必要がな
く、しかも、走行制御が簡素化できる有軌道台車を提供
することにある。
低くするために、荷台の台車進行方向前方および後方に
走行用車輪を設けても、台車の長さを長くする必要がな
く、しかも、走行制御が簡素化できる有軌道台車を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
2本のレール上を走行可能な有軌道台車において、荷台
と、前記荷台の台車走行方向前方および後方に、前記荷
台に対して水平面内において一体的に旋回可能に取り付
けられた一対の走行手段と、コントローラーとを備え、
前記一対の走行手段の一方は、前記レール上を転動す
る、デファレンシャルギヤを介して互いに連結された左
右一対の駆動輪と、前記駆動輪を駆動させるための駆動
機構とを備え、前記一対の走行手段の他方は、前記レー
ル上を転動する、左右の互いに独立した一対の従動輪
と、前記一対の従動輪の各々に取り付けられた、台車の
走行距離に相当するパルスを発生するためのエンコーダ
とを備え、前記コントローラーは、前記エンコーダから
のパルスに基づいて、台車の走行を制御することに特徴
を有するものである。
2本のレール上を走行可能な有軌道台車において、荷台
と、前記荷台の台車走行方向前方および後方に、前記荷
台に対して水平面内において一体的に旋回可能に取り付
けられた一対の走行手段と、コントローラーとを備え、
前記一対の走行手段の一方は、前記レール上を転動す
る、デファレンシャルギヤを介して互いに連結された左
右一対の駆動輪と、前記駆動輪を駆動させるための駆動
機構とを備え、前記一対の走行手段の他方は、前記レー
ル上を転動する、左右の互いに独立した一対の従動輪
と、前記一対の従動輪の各々に取り付けられた、台車の
走行距離に相当するパルスを発生するためのエンコーダ
とを備え、前記コントローラーは、前記エンコーダから
のパルスに基づいて、台車の走行を制御することに特徴
を有するものである。
【0013】請求項2記載の発明は、前記荷台は、平面
形状が六角形になるように形成されていることに特徴を
有するものである。請求項3記載の発明は、前記コント
ローラーは、前記一対のエンコーダからのパルス数の平
均値に基づいて、台車の走行を制御することに特徴を有
するものである。
形状が六角形になるように形成されていることに特徴を
有するものである。請求項3記載の発明は、前記コント
ローラーは、前記一対のエンコーダからのパルス数の平
均値に基づいて、台車の走行を制御することに特徴を有
するものである。
【0014】請求項4記載の発明は、前記コントローラ
ーは、前記一対のエンコーダからのパルス数の差に基づ
いて、前記エンコーダの電気的あるいは機械的障害を検
知することに特搬を有するものである。
ーは、前記一対のエンコーダからのパルス数の差に基づ
いて、前記エンコーダの電気的あるいは機械的障害を検
知することに特搬を有するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の有軌道台車の一
実施態様を、図面を参照しながら説明する。図1は、こ
の発明の有軌道台車を示す斜視図、図2は、この発明の
有軌道台車を示す正面図、図3は、荷台を取り除いたこ
の発明の有軌道台車を示す平面図、図4は、図2のA−
A線断面図、図5は、荷台を六角形状に形成した、この
発明の有軌道台車のコーナー部における近接状態を示す
平面図、図6は、荷台を矩形状に形成した、この発明の
有軌道台車のコーナー部における近接状態を示す平面図
である。
実施態様を、図面を参照しながら説明する。図1は、こ
の発明の有軌道台車を示す斜視図、図2は、この発明の
有軌道台車を示す正面図、図3は、荷台を取り除いたこ
の発明の有軌道台車を示す平面図、図4は、図2のA−
A線断面図、図5は、荷台を六角形状に形成した、この
発明の有軌道台車のコーナー部における近接状態を示す
平面図、図6は、荷台を矩形状に形成した、この発明の
有軌道台車のコーナー部における近接状態を示す平面図
である。
【0016】図1から図6において、20は、コーナー
部を切り落として平面形状が六角形になるように形成さ
れた荷台である。荷台20の平面形状を六角形に形成す
ることによって、図5に示すように、曲線部および直線
部における隣接台車間の間隔を一定(L1)に維持でき
るので、直線部と曲線部とで台車の走行制御パターンを
変える必要がなく、台車の走行制御系が簡素化される。
これに対して、荷台20の平面形状を矩形に形成した場
合には、図6に示すように、直線部と曲線部とで隣接台
車間の間隔を(L2)、(L3)、(L4)に変える必
要があるので、直線部と曲線部とで台車の走行制御パタ
ーンを変える必要があり、この分、台車の走行制御系が
煩雑化する。
部を切り落として平面形状が六角形になるように形成さ
れた荷台である。荷台20の平面形状を六角形に形成す
ることによって、図5に示すように、曲線部および直線
部における隣接台車間の間隔を一定(L1)に維持でき
るので、直線部と曲線部とで台車の走行制御パターンを
変える必要がなく、台車の走行制御系が簡素化される。
これに対して、荷台20の平面形状を矩形に形成した場
合には、図6に示すように、直線部と曲線部とで隣接台
車間の間隔を(L2)、(L3)、(L4)に変える必
要があるので、直線部と曲線部とで台車の走行制御パタ
ーンを変える必要があり、この分、台車の走行制御系が
煩雑化する。
【0017】荷台20には、台車の走行方向と直交する
方向にコンベア36が設けられており、所定位置に停止
した台車の荷台20から荷物を、例えば、台車の走行方
向と直交する方向に配された別のコンベアに移送できる
ようになっている。
方向にコンベア36が設けられており、所定位置に停止
した台車の荷台20から荷物を、例えば、台車の走行方
向と直交する方向に配された別のコンベアに移送できる
ようになっている。
【0018】21A、21Bは、レール、22A、22
Bは、一対の走行手段であり、荷台20の台車走行方向
前方および後方に、旋回軸23A、23Bにより、荷台
20に対して水平面内においてそれぞれ一体的に旋回可
能に取り付けられている。このように、一対の走行手段
21A、21Bを、荷台20の台車走行方向前方および
後方に設けることによって、即ち、荷台20を一対の走
行手段21A、21B間に設けることによって、荷台2
0の高さ、即ち、台車の高さを低くすることができる。
Bは、一対の走行手段であり、荷台20の台車走行方向
前方および後方に、旋回軸23A、23Bにより、荷台
20に対して水平面内においてそれぞれ一体的に旋回可
能に取り付けられている。このように、一対の走行手段
21A、21Bを、荷台20の台車走行方向前方および
後方に設けることによって、即ち、荷台20を一対の走
行手段21A、21B間に設けることによって、荷台2
0の高さ、即ち、台車の高さを低くすることができる。
【0019】一対の走行手段の一方22Aは、レール2
1A、21B上を転動する左右一対の駆動輪24と、駆
動輪24を駆動させるための駆動機構25と、レール2
1A、21Bの内面を転動する、レール21A、21B
上からの駆動輪24の逸脱防止用サイドガイドロール2
6とを備えている。一対の駆動輪24は、デファレンシ
ャルギヤ27を介して互いに連結され、一対の駆動輪2
4の間に回転数差が生じても走行抵抗にならないように
なっている。駆動機構25は、モータ28、プーリー2
9、30、タイミングベルト31およびアイドラ32か
らなっている。
1A、21B上を転動する左右一対の駆動輪24と、駆
動輪24を駆動させるための駆動機構25と、レール2
1A、21Bの内面を転動する、レール21A、21B
上からの駆動輪24の逸脱防止用サイドガイドロール2
6とを備えている。一対の駆動輪24は、デファレンシ
ャルギヤ27を介して互いに連結され、一対の駆動輪2
4の間に回転数差が生じても走行抵抗にならないように
なっている。駆動機構25は、モータ28、プーリー2
9、30、タイミングベルト31およびアイドラ32か
らなっている。
【0020】一対の走行手段の他方22Bは、レール2
1A、21B上を転動する、左右の互いに独立した一対
の従動輪33と、一対の従動輪33の各々に取り付けら
れた、台車の走行距離に相当するパルスを発生するため
のエンコーダ34と、レール21A、21Bの内面を転
動する、レール21A、21B上からの従動輪33の逸
脱防止用サイドガイドローラ5とを備えている。
1A、21B上を転動する、左右の互いに独立した一対
の従動輪33と、一対の従動輪33の各々に取り付けら
れた、台車の走行距離に相当するパルスを発生するため
のエンコーダ34と、レール21A、21Bの内面を転
動する、レール21A、21B上からの従動輪33の逸
脱防止用サイドガイドローラ5とを備えている。
【0021】このように、一対の走行手段22A、22
Bの一方にのみモータ28を設けることによって、従来
技術1および2のように、台車の前後方向の駆動輪の各
々にモータを設ける場合に比べて、台車旋回時における
モータ28の可動スペースが狭くなり、これによって、
荷台20を一対の走行手段22A、22B間に設けて
も、台車全体の長さを長くする必要がなくなる。
Bの一方にのみモータ28を設けることによって、従来
技術1および2のように、台車の前後方向の駆動輪の各
々にモータを設ける場合に比べて、台車旋回時における
モータ28の可動スペースが狭くなり、これによって、
荷台20を一対の走行手段22A、22B間に設けて
も、台車全体の長さを長くする必要がなくなる。
【0022】37は、一方のレール12Bの側面に取り
付けられた、モータ28等に電源を供給するためのトロ
リー、38は、一対の走行手段22A、22Bの各々に
取り付けられたトロリー集電子、そして、39は、台車
内に設けられた、エンコーダ34等からの信号により台
車の走行を制御するためのコントローラである。
付けられた、モータ28等に電源を供給するためのトロ
リー、38は、一対の走行手段22A、22Bの各々に
取り付けられたトロリー集電子、そして、39は、台車
内に設けられた、エンコーダ34等からの信号により台
車の走行を制御するためのコントローラである。
【0023】以上のように構成されている、この発明の
有軌道台車によれば、台車は、以下のようにして、レー
ル21A、21B上を走行する。台車の走行に応じて、
各従動輪33のエンコーダ34からのパルスは、コント
ローラ39に送られる。コントローラ39は、両方のパ
ルス数の平均を演算し、台車の走行距離の換算を行う。
これによって、パルスのカウント値は、2本のレール2
1A、21Bの中心線を転動する車輪の距離を表すこと
になる。この結果、左カーブか右カーブかを一々検知す
る必要がない。また、曲率が異なるレール上を車輪が転
動しても、測定距離に誤差は生じない。このように、互
いに独立した一対の従動輪33の各々にエンコーダ34
を設けることによって、台車の走行制御が簡素化され
る。
有軌道台車によれば、台車は、以下のようにして、レー
ル21A、21B上を走行する。台車の走行に応じて、
各従動輪33のエンコーダ34からのパルスは、コント
ローラ39に送られる。コントローラ39は、両方のパ
ルス数の平均を演算し、台車の走行距離の換算を行う。
これによって、パルスのカウント値は、2本のレール2
1A、21Bの中心線を転動する車輪の距離を表すこと
になる。この結果、左カーブか右カーブかを一々検知す
る必要がない。また、曲率が異なるレール上を車輪が転
動しても、測定距離に誤差は生じない。このように、互
いに独立した一対の従動輪33の各々にエンコーダ34
を設けることによって、台車の走行制御が簡素化され
る。
【0024】更に、コントローラ39は、両エンコーダ
34からのパルス数の差を演算し、この差が予め設定し
た範囲外になった場合には、台車を速やかに停止させ
る。これによって、エンコーダ34の電気的および機械
的障害を確実に検知することができる。
34からのパルス数の差を演算し、この差が予め設定し
た範囲外になった場合には、台車を速やかに停止させ
る。これによって、エンコーダ34の電気的および機械
的障害を確実に検知することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 (1)荷台を一対の走行手段間に設けることによって、
台車の高さを低くすることができる。 (2)一対の走行手段の一方にのみモータを設けること
によって、従来技術1および2のように、台車の前後方
向の駆動輪の各々にモータを設ける場合に比べて、台車
旋回時におけるモータの可動スペースが狭くなり、これ
によって、(1)で述べたように、荷台を一対の走行手
段間に設けても、台車全体の長さを長くする必要がなく
なる。 (3)互いに独立した一対の従動輪の各々にエンコーダ
を設けることによって、台車の走行制御が簡素化される
と共に、エンコーダの電気的および機械的障害を確実に
検知することができる。 (4)荷台のコーナー部を切り取り、例えば、荷台の平
面形状が六角形になるよにすれば、曲線部および直線部
における隣接台車間の間隔を一定に維持できるので、直
線部と曲線部とで台車の走行制御を変える必要がなく、
台車の走行制御系が簡素化される。
ば、以下のような有用な効果がもたらされる。 (1)荷台を一対の走行手段間に設けることによって、
台車の高さを低くすることができる。 (2)一対の走行手段の一方にのみモータを設けること
によって、従来技術1および2のように、台車の前後方
向の駆動輪の各々にモータを設ける場合に比べて、台車
旋回時におけるモータの可動スペースが狭くなり、これ
によって、(1)で述べたように、荷台を一対の走行手
段間に設けても、台車全体の長さを長くする必要がなく
なる。 (3)互いに独立した一対の従動輪の各々にエンコーダ
を設けることによって、台車の走行制御が簡素化される
と共に、エンコーダの電気的および機械的障害を確実に
検知することができる。 (4)荷台のコーナー部を切り取り、例えば、荷台の平
面形状が六角形になるよにすれば、曲線部および直線部
における隣接台車間の間隔を一定に維持できるので、直
線部と曲線部とで台車の走行制御を変える必要がなく、
台車の走行制御系が簡素化される。
【図1】この発明の有軌道台車を示す斜視図である。
【図2】この発明の有軌道台車を示す正面図である。
【図3】荷台を取り除いたこの発明の有軌道台車を示す
平面図である。
平面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】荷台を六角形状に形成した、この発明の有軌道
台車のコーナー部における近接状態を示す平面図であ
る。
台車のコーナー部における近接状態を示す平面図であ
る。
【図6】荷台を矩形状に形成した、この発明の有軌道台
車のコーナー部における近接状態を示す平面図である。
車のコーナー部における近接状態を示す平面図である。
【図7】従来技術1を示す概略平面図である。
【図8】従来技術1における駆動輪を示す図である。
【図9】従来技術1における従動輪を示す図である。
【図10】従来技術2を示す概略平面図である。
1:荷台 2A、2B:レール 3:駆動輪 4:従動輪 5:モータ 6:サイドガイドローラ 7:旋回軸 8:固定旋回軸 9:可動旋回軸 10:コントローラ 11:荷台 12A、12B:レール 13:駆動輪 14:従動輪 15:モータ 16:エンコーダ 17:車軸 18:磁気センサ 19:コントローラ 20:荷台 21A、21B:レール 22A、22B:走行手段 23A、23B:旋回軸 24:駆動輪 25:駆動機構 26:サイドガイドロール 27:デファレンシャルギヤ 28:モータ 29:プーリ 30:プーリ 31:タイミングベルト 32:アイドラ 33:従動輪 34:エンコーダ 35:サイドガイドローラ 36:コンベア 37:トロリー 38:トロリー集電子 39:コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 洋史 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 正田 憲昭 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 押田 栄二 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉永 陽一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 宇佐美 一弘 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 川村 樹生 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3F022 JJ11 LL12 LL32 MM01 MM61 QQ03
Claims (4)
- 【請求項1】 2本のレール上を走行可能な有軌道台車
において、荷台と、前記荷台の台車走行方向前方および
後方に、前記荷台に対して水平面内において一体的に旋
回可能に取り付けられた一対の走行手段と、コントロー
ラーとを備え、前記一対の走行手段の一方は、前記レー
ル上を転動する、デファレンシャルギヤを介して互いに
連結された左右一対の駆動輪と、前記駆動輪を駆動させ
るための駆動機構とを備え、前記一対の走行手段の他方
は、前記レール上を転動する、左右の互いに独立した一
対の従動輪と、前記一対の従動輪の各々に取り付けられ
た、台車の走行距離に相当するパルスを発生するための
エンコーダとを備え、前記コントローラーは、前記エン
コーダからのパルスに基づいて、台車の走行を制御する
ことを特徴とする有軌道台車。 - 【請求項2】 前記荷台は、平面形状が六角形になるよ
うに形成されていることを特徴とする、請求項1記載の
有軌道台車。 - 【請求項3】 前記コントローラーは、前記一対のエン
コーダからのパルス数の平均値に基づいて、台車の走行
を制御することを特徴とする、請求項1記載の有軌道台
車。 - 【請求項4】 前記コントローラーは、前記一対のエン
コーダからのパルス数の差に基づいて、前記エンコーダ
の電気的あるいは機械的障害を検知することを特徴とす
る、請求項1または2記載の有軌道台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33769298A JP2000159099A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 有軌道台車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33769298A JP2000159099A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 有軌道台車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159099A true JP2000159099A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18311070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33769298A Pending JP2000159099A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | 有軌道台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000159099A (ja) |
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- 1998-11-27 JP JP33769298A patent/JP2000159099A/ja active Pending
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