JPH0872709A - 搬送装置の走行輪支持装置 - Google Patents
搬送装置の走行輪支持装置Info
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- JPH0872709A JPH0872709A JP21293894A JP21293894A JPH0872709A JP H0872709 A JPH0872709 A JP H0872709A JP 21293894 A JP21293894 A JP 21293894A JP 21293894 A JP21293894 A JP 21293894A JP H0872709 A JPH0872709 A JP H0872709A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送装置がレールのカーブ位置を走行すると
きも走行輪のスリップが殆どなく、走行輪の摩耗を抑制
するとともに騒音の発生を低下させる。 【構成】 搬送体の上部に配設された支持フレーム12に
ブロック13が固定され、ブロック13に支持軸14を介して
ブラケット7が回動可能に支持されている。ブラケット
7に軸受15が固定され、レール2上を転動する従動輪6
を支持する支軸16が軸受15に支持されている。支持軸14
はその軸線が従動輪6の上下方向の中心線とほぼ一致す
る位置に配設されている。ブラケット7に装備された1
対の支持部11a,11b にレール2の起立部8及びガイド突
条9を挟持するようにガイドローラ17a,17b が支持され
ている。走行用モータを支持するブラケットもブラケッ
ト7とほぼ同様に構成されるとともに、同様にして支持
フレーム12に支持されている。走行用モータの出力軸に
駆動輪が固定されている。
きも走行輪のスリップが殆どなく、走行輪の摩耗を抑制
するとともに騒音の発生を低下させる。 【構成】 搬送体の上部に配設された支持フレーム12に
ブロック13が固定され、ブロック13に支持軸14を介して
ブラケット7が回動可能に支持されている。ブラケット
7に軸受15が固定され、レール2上を転動する従動輪6
を支持する支軸16が軸受15に支持されている。支持軸14
はその軸線が従動輪6の上下方向の中心線とほぼ一致す
る位置に配設されている。ブラケット7に装備された1
対の支持部11a,11b にレール2の起立部8及びガイド突
条9を挟持するようにガイドローラ17a,17b が支持され
ている。走行用モータを支持するブラケットもブラケッ
ト7とほぼ同様に構成されるとともに、同様にして支持
フレーム12に支持されている。走行用モータの出力軸に
駆動輪が固定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は搬送装置の走行輪支持装
置に係り、詳しくはモノレール式搬送装置に好適な走行
輪支持装置に関するものである。
置に係り、詳しくはモノレール式搬送装置に好適な走行
輪支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天井に架設されたレールに沿って
移動して、荷を工場あるいは倉庫内のステーションから
ステーションへと搬送するモノレール式搬送装置が提案
され、又、実施されている。この種の搬送装置として実
開平5−40904号公報には、図9及び図10に示す
ように搬送体51がステアリング部52,53に支持さ
れた走行輪としての駆動輪54及び従動輪55を介して
レール56に対して走行可能に支持されたものがある。
又、ステアリング部52,53にはレール56の上端の
折り返し部56aを挟持する2対のガイドローラ57が
それぞれ装備されている。ステアリング部52,53は
搬送体51に対して垂直な軸線を中心に回動可能に取付
けられている。
移動して、荷を工場あるいは倉庫内のステーションから
ステーションへと搬送するモノレール式搬送装置が提案
され、又、実施されている。この種の搬送装置として実
開平5−40904号公報には、図9及び図10に示す
ように搬送体51がステアリング部52,53に支持さ
れた走行輪としての駆動輪54及び従動輪55を介して
レール56に対して走行可能に支持されたものがある。
又、ステアリング部52,53にはレール56の上端の
折り返し部56aを挟持する2対のガイドローラ57が
それぞれ装備されている。ステアリング部52,53は
搬送体51に対して垂直な軸線を中心に回動可能に取付
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】搬送装置がレール56
のカーブ位置にさしかかるとステアリング部52,53
が回動する。前記従来装置ではレール56上を転動する
駆動輪54及び従動輪55を支持するステアリング部5
2,53の回動中心は駆動輪54及び従動輪55の中心
から偏心した位置にある。従って、駆動輪54及び従動
輪55はステアリング部52,53が回動するとスリッ
プしながら移動する。その結果、走行輪が摩耗し易くな
るとともに、騒音も発生するという問題があった。
のカーブ位置にさしかかるとステアリング部52,53
が回動する。前記従来装置ではレール56上を転動する
駆動輪54及び従動輪55を支持するステアリング部5
2,53の回動中心は駆動輪54及び従動輪55の中心
から偏心した位置にある。従って、駆動輪54及び従動
輪55はステアリング部52,53が回動するとスリッ
プしながら移動する。その結果、走行輪が摩耗し易くな
るとともに、騒音も発生するという問題があった。
【0004】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は搬送装置がレールのカーブ位置
を走行するときも走行輪のスリップが殆どなく、走行輪
の摩耗を抑制するとともに騒音の発生を低下させること
ができる搬送装置の走行輪支持装置を提供することにあ
る。
のであって、その目的は搬送装置がレールのカーブ位置
を走行するときも走行輪のスリップが殆どなく、走行輪
の摩耗を抑制するとともに騒音の発生を低下させること
ができる搬送装置の走行輪支持装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、レール上を転動する走行
輪の支軸を支持するブラケットを前記支軸と上下に直交
する方向に延びる支持軸により搬送体に対して回動可能
に取付け、前記支持軸をその軸線が前記ブラケットに支
持される走行輪の上下方向の中心線とほぼ一致する位置
に配設した。
め請求項1に記載の発明では、レール上を転動する走行
輪の支軸を支持するブラケットを前記支軸と上下に直交
する方向に延びる支持軸により搬送体に対して回動可能
に取付け、前記支持軸をその軸線が前記ブラケットに支
持される走行輪の上下方向の中心線とほぼ一致する位置
に配設した。
【0006】請求項2に記載の発明では、前記レールは
走行輪の転動面に対して長手方向に交差する方向に突出
するガイド突条を備え、ブラケットには前記ガイド突条
を挟むように複数のガイドローラが配設されている。
走行輪の転動面に対して長手方向に交差する方向に突出
するガイド突条を備え、ブラケットには前記ガイド突条
を挟むように複数のガイドローラが配設されている。
【0007】又、請求項3に記載の発明では、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記ブラケットは
前記搬送体を懸垂状態で支持するように搬送体に取付け
られている。
又は請求項2に記載の発明において、前記ブラケットは
前記搬送体を懸垂状態で支持するように搬送体に取付け
られている。
【0008】又、請求項4に記載の発明では、請求項1
〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記ブラ
ケットにはレールに沿って配設されたトロリー線と摺接
する集電子が支持されている。
〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記ブラ
ケットにはレールに沿って配設されたトロリー線と摺接
する集電子が支持されている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明では、搬送装置がレール
のカーブ位置にさしかかると、走行輪を支持するブラケ
ットが支持軸を中心に回動される。支持軸は軸心が走行
輪の中心とほぼ一致する位置に配設されているため、ブ
ラケットが回動する際に走行輪はほとんどスリップせず
にレールのカーブに従ってその進行方向が変更される。
のカーブ位置にさしかかると、走行輪を支持するブラケ
ットが支持軸を中心に回動される。支持軸は軸心が走行
輪の中心とほぼ一致する位置に配設されているため、ブ
ラケットが回動する際に走行輪はほとんどスリップせず
にレールのカーブに従ってその進行方向が変更される。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な作用をなす。さらに、ガイドローラが
レールのガイド突条を挟む状態で搬送装置が移動するた
め、レールのカーブ位置においてブラケットがレールの
カーブに合わせて回動される。
載の発明と同様な作用をなす。さらに、ガイドローラが
レールのガイド突条を挟む状態で搬送装置が移動するた
め、レールのカーブ位置においてブラケットがレールの
カーブに合わせて回動される。
【0011】又、請求項3に記載の発明では、搬送装置
は搬送体がブラケットを介してレールに懸垂状態に支持
された状態で移動する。その他の作用は請求項1又は請
求項2に記載の発明と同様である。
は搬送体がブラケットを介してレールに懸垂状態に支持
された状態で移動する。その他の作用は請求項1又は請
求項2に記載の発明と同様である。
【0012】又、請求項4に記載の発明では、レールの
カーブ位置において集電子がレールのカーブに合わせて
旋回し、トロリー線との接触状態がカーブ部分において
も安定する。その他の作用は請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の発明と同様である。
カーブ位置において集電子がレールのカーブに合わせて
旋回し、トロリー線との接触状態がカーブ部分において
も安定する。その他の作用は請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の発明と同様である。
【0013】
【実施例】以下、本発明をモノレール式搬送装置に具体
化した一実施例を図面に従って説明する。
化した一実施例を図面に従って説明する。
【0014】図4〜図6に示すように、搬送装置1は天
井近傍に架設されたレール2に沿って走行する。搬送装
置1を構成する搬送体3は、レール2に対して走行輪と
しての駆動輪4を支持するブラケット5と、走行輪とし
ての従動輪6を支持するブラケット7とを介して懸垂状
態で支持されている。搬送体3には荷を載置する昇降台
をベルトの巻き上げ、繰り出しにより昇降させる昇降装
置(いずれも図示せず)が装備されている。
井近傍に架設されたレール2に沿って走行する。搬送装
置1を構成する搬送体3は、レール2に対して走行輪と
しての駆動輪4を支持するブラケット5と、走行輪とし
ての従動輪6を支持するブラケット7とを介して懸垂状
態で支持されている。搬送体3には荷を載置する昇降台
をベルトの巻き上げ、繰り出しにより昇降させる昇降装
置(いずれも図示せず)が装備されている。
【0015】図1に示すように、レール2は断面ほぼコ
の字状を成し、下側水平部2aの先端にガイド突条とし
ての起立部8がレール2の長手方向に沿って形成されて
いる。起立部8の先端(上端)には基端側より幅広の水
平部8aが形成されている。レール2の上側水平部2b
の先端には下方へ突出するガイド突条9がレール2の長
手方向に沿って形成されている。
の字状を成し、下側水平部2aの先端にガイド突条とし
ての起立部8がレール2の長手方向に沿って形成されて
いる。起立部8の先端(上端)には基端側より幅広の水
平部8aが形成されている。レール2の上側水平部2b
の先端には下方へ突出するガイド突条9がレール2の長
手方向に沿って形成されている。
【0016】図1〜図3に示すように、ブラケット7は
上下方向に延びる本体部7aと、本体部7aの下側に水
平に突設された上下1対の取付け部10a,10bと、
本体部7aの上側に水平に突設された上下1対の支持部
11a,11bとを備えている。両支持部11a,11
b間には一対の補強板7bが本体部7aと当接する状態
で溶接により固着されている。又、図5に示すように、
搬送体3の上部ほぼ中央には角パイプ状の支持フレーム
12がレール2の下方において搬送装置1の前後方向に
沿って延びるように配設されている。図2及び図5に示
すように、支持フレーム12の側面にはブロック13が
固定され、ブロック13には支持軸14が起立部8の下
方に位置する状態で、かつその両端がブロック13から
上下に突出する状態で回動可能に支持されている。そし
て、ブラケット7の両取付け部10a,10bが支持軸
14の両突出端に一体回転可能に固定されている。
上下方向に延びる本体部7aと、本体部7aの下側に水
平に突設された上下1対の取付け部10a,10bと、
本体部7aの上側に水平に突設された上下1対の支持部
11a,11bとを備えている。両支持部11a,11
b間には一対の補強板7bが本体部7aと当接する状態
で溶接により固着されている。又、図5に示すように、
搬送体3の上部ほぼ中央には角パイプ状の支持フレーム
12がレール2の下方において搬送装置1の前後方向に
沿って延びるように配設されている。図2及び図5に示
すように、支持フレーム12の側面にはブロック13が
固定され、ブロック13には支持軸14が起立部8の下
方に位置する状態で、かつその両端がブロック13から
上下に突出する状態で回動可能に支持されている。そし
て、ブラケット7の両取付け部10a,10bが支持軸
14の両突出端に一体回転可能に固定されている。
【0017】図1〜図3に示すように、本体部7aの上
部には軸受15がレール2と対向する側と反対側に突出
する状態で固定され、軸受15には従動輪6が支軸16
を介して起立部8の水平部8a上を転動可能に支持され
ている。支軸16は支持軸14の軸線が従動輪6の上下
方向の中心線とほぼ一致するように、支持軸14と直交
する位置に配置されている。両支持部11a,11bは
従動輪6を上下で挟むように位置し、その前後両端には
各一対のガイドローラ17a,17bが軸18及び軸受
(図示せず)を介して回動可能に支持されている。ガイ
ドローラ17aはガイド突条9を挟持するように、ガイ
ドローラ17bは起立部8を挟持するように配設されて
いる。
部には軸受15がレール2と対向する側と反対側に突出
する状態で固定され、軸受15には従動輪6が支軸16
を介して起立部8の水平部8a上を転動可能に支持され
ている。支軸16は支持軸14の軸線が従動輪6の上下
方向の中心線とほぼ一致するように、支持軸14と直交
する位置に配置されている。両支持部11a,11bは
従動輪6を上下で挟むように位置し、その前後両端には
各一対のガイドローラ17a,17bが軸18及び軸受
(図示せず)を介して回動可能に支持されている。ガイ
ドローラ17aはガイド突条9を挟持するように、ガイ
ドローラ17bは起立部8を挟持するように配設されて
いる。
【0018】又、図1及び図2に示すように、上側の取
付け部10aの先端には支持ブラケット19が溶接によ
り固着され、支持ブラケット19にはレール2に沿って
配設されたトロリー線20から電力の供給や信号を受け
る集電子としての1対の集電ユニット21が支持されて
いる。なお、図1では集電ユニット21は簡略化して表
している。
付け部10aの先端には支持ブラケット19が溶接によ
り固着され、支持ブラケット19にはレール2に沿って
配設されたトロリー線20から電力の供給や信号を受け
る集電子としての1対の集電ユニット21が支持されて
いる。なお、図1では集電ユニット21は簡略化して表
している。
【0019】ブラケット5もブラケット7と同様にブロ
ック13及び支持軸14を介して搬送体3に対して相対
回動可能に支持されている。図7及び図8に示すよう
に、駆動輪4を支持するブラケット5も前記ブラケット
7と同様に本体部5aに1対の取付け部22a,22
b、1組の支持部23a,23bを備えており、取付け
部22a,22bにおいて支持軸14を介して搬送体3
に対して相対回動可能に支持されている。支持部23
a,23bは支持部11a,11bより後方に若干長く
形成されている。本体部5aの上部にはレール2と対向
する側と反対側に走行用モータ24がボルト25及びナ
ット26により固定されている。走行用モータ24には
減速機付のモータが使用され、支軸としてのその出力軸
24aに駆動輪4が一体回転可能に支持されている。走
行用モータ24は駆動輪4が水平部8a上を転動可能
に、かつ支持軸14の軸線が駆動輪4の上下方向の中心
線とほぼ一致するように配設されている。両支持部23
a,23bは駆動輪4を上下で挟むように位置し、その
前後両端には各一対のガイドローラ17a,17bがブ
ラケット7の場合と同様に配設されている。
ック13及び支持軸14を介して搬送体3に対して相対
回動可能に支持されている。図7及び図8に示すよう
に、駆動輪4を支持するブラケット5も前記ブラケット
7と同様に本体部5aに1対の取付け部22a,22
b、1組の支持部23a,23bを備えており、取付け
部22a,22bにおいて支持軸14を介して搬送体3
に対して相対回動可能に支持されている。支持部23
a,23bは支持部11a,11bより後方に若干長く
形成されている。本体部5aの上部にはレール2と対向
する側と反対側に走行用モータ24がボルト25及びナ
ット26により固定されている。走行用モータ24には
減速機付のモータが使用され、支軸としてのその出力軸
24aに駆動輪4が一体回転可能に支持されている。走
行用モータ24は駆動輪4が水平部8a上を転動可能
に、かつ支持軸14の軸線が駆動輪4の上下方向の中心
線とほぼ一致するように配設されている。両支持部23
a,23bは駆動輪4を上下で挟むように位置し、その
前後両端には各一対のガイドローラ17a,17bがブ
ラケット7の場合と同様に配設されている。
【0020】又、上側の取付け部22aの先端には支持
ブラケット27が溶接により固着され、支持ブラケット
27にはトロリー線20の清掃用のブラシ28が取付け
られている。
ブラケット27が溶接により固着され、支持ブラケット
27にはトロリー線20の清掃用のブラシ28が取付け
られている。
【0021】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台運行管理用コンピュータからの指令に基
づいて作動する制御装置(いずれも図示せず)により走
行用モータ24が駆動制御され、搬送装置1がレール2
に沿って移動する。走行用モータ24が駆動されると駆
動輪4が水平部8a上を転動して搬送体3が移動する。
ブラケット5,7に装備されたガイドローラ17a,1
7bがレール2の起立部8及び突条9を挟持しているの
で、図6に示すようにレール2のカーブ部においてブラ
ケット5,7がカーブに従って回動される。
説明する。機台運行管理用コンピュータからの指令に基
づいて作動する制御装置(いずれも図示せず)により走
行用モータ24が駆動制御され、搬送装置1がレール2
に沿って移動する。走行用モータ24が駆動されると駆
動輪4が水平部8a上を転動して搬送体3が移動する。
ブラケット5,7に装備されたガイドローラ17a,1
7bがレール2の起立部8及び突条9を挟持しているの
で、図6に示すようにレール2のカーブ部においてブラ
ケット5,7がカーブに従って回動される。
【0022】ブラケット5,7が回動されると、ブラケ
ット5,7に支持された駆動輪4及び従動輪6の支軸で
ある出力軸24a及び支軸16が水平面内で旋回する。
ブラケット5,7は支持軸14を中心に回動され、支持
軸14の軸線が駆動輪4及び従動輪6の上下方向の中心
線とほぼ一致するように配置されているため、駆動輪4
及び従動輪6の支軸が水平面内で旋回しても駆動輪4及
び従動輪6は殆どスリップせずに転動を続ける。そし
て、駆動輪4及び従動輪6はカーブに従ってその進行方
向が変更される。駆動輪4及び従動輪6のスリップが殆
どないため駆動輪4及び従動輪6の摩耗が抑制されると
ともに、騒音の発生も低下する。
ット5,7に支持された駆動輪4及び従動輪6の支軸で
ある出力軸24a及び支軸16が水平面内で旋回する。
ブラケット5,7は支持軸14を中心に回動され、支持
軸14の軸線が駆動輪4及び従動輪6の上下方向の中心
線とほぼ一致するように配置されているため、駆動輪4
及び従動輪6の支軸が水平面内で旋回しても駆動輪4及
び従動輪6は殆どスリップせずに転動を続ける。そし
て、駆動輪4及び従動輪6はカーブに従ってその進行方
向が変更される。駆動輪4及び従動輪6のスリップが殆
どないため駆動輪4及び従動輪6の摩耗が抑制されると
ともに、騒音の発生も低下する。
【0023】搬送装置1はレール2に沿って配設された
トロリー線20から集電ユニット21を介して電力や信
号を受ける。集電ユニット21がブラケット7に固着さ
れた支持ブラケット19に支持されているため、レール
2のカーブ部において集電ユニット21がカーブに従っ
て旋回される。その結果、集電ユニット21のトロリー
線20に対する摺接状態が安定して確保され、電力や信
号を安定した状態で受けることができる。又、ブラシ2
8は搬送装置1の移動に伴ってトロリー線20に沿って
摺動してトロリー線20の清掃を行う。ブラシ28はブ
ラケット5に支持ブラケット27を介して取付けられて
いるため、レール2のカーブ部においてブラシ28がカ
ーブに従って旋回され、カーブ部のトロリー線20の清
掃も確実になされる。
トロリー線20から集電ユニット21を介して電力や信
号を受ける。集電ユニット21がブラケット7に固着さ
れた支持ブラケット19に支持されているため、レール
2のカーブ部において集電ユニット21がカーブに従っ
て旋回される。その結果、集電ユニット21のトロリー
線20に対する摺接状態が安定して確保され、電力や信
号を安定した状態で受けることができる。又、ブラシ2
8は搬送装置1の移動に伴ってトロリー線20に沿って
摺動してトロリー線20の清掃を行う。ブラシ28はブ
ラケット5に支持ブラケット27を介して取付けられて
いるため、レール2のカーブ部においてブラシ28がカ
ーブに従って旋回され、カーブ部のトロリー線20の清
掃も確実になされる。
【0024】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)ガイドローラ17a,17bを各ブラケット5,
7に上下各2対ずつ設ける代わりに、いずれか一方の支
持部11a,11b,23a,23bを省略してもよ
い。又、ガイドローラ17a,17bを駆動輪4及び摺
動輪6の近傍にそれぞれ1対のみ設けてもよい。この場
合は実施例より構造が簡単となる。
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)ガイドローラ17a,17bを各ブラケット5,
7に上下各2対ずつ設ける代わりに、いずれか一方の支
持部11a,11b,23a,23bを省略してもよ
い。又、ガイドローラ17a,17bを駆動輪4及び摺
動輪6の近傍にそれぞれ1対のみ設けてもよい。この場
合は実施例より構造が簡単となる。
【0025】(2)レール2に駆動輪4及び摺動輪6の
幅とほぼ等しい幅で両輪4,6が離脱不能な深さの溝を
設け、駆動輪4及び摺動輪6が溝内を転動する構成とし
て、ガイドローラ17a,17bをなくした構成として
もよい。この場合は構造がより簡単となる。
幅とほぼ等しい幅で両輪4,6が離脱不能な深さの溝を
設け、駆動輪4及び摺動輪6が溝内を転動する構成とし
て、ガイドローラ17a,17bをなくした構成として
もよい。この場合は構造がより簡単となる。
【0026】(3)駆動輪4及び摺動輪6を従来例のよ
うにほぼコ字状のレール2の下側水平部上を転動する構
成としてもよい。 (4)集電ユニット21やブラシ28をブラケット5,
7以外の箇所に取付けてもよい。
うにほぼコ字状のレール2の下側水平部上を転動する構
成としてもよい。 (4)集電ユニット21やブラシ28をブラケット5,
7以外の箇所に取付けてもよい。
【0027】(5)搬送装置1としてバッテリを動力と
した装置や、非接触給電方式の装置に適用してもよい。 (6)搬送体3を懸垂状態でレール2に支持する構成に
代えて、搬送体3がレール2の上方を移動する構成とし
てもよい。この場合、天井に架設されたレール2上を走
行する搬送装置に限らず、床面上に敷設されたレール上
を走行する搬送装置にも適用できる。
した装置や、非接触給電方式の装置に適用してもよい。 (6)搬送体3を懸垂状態でレール2に支持する構成に
代えて、搬送体3がレール2の上方を移動する構成とし
てもよい。この場合、天井に架設されたレール2上を走
行する搬送装置に限らず、床面上に敷設されたレール上
を走行する搬送装置にも適用できる。
【0028】前記各実施例及び変更例から把握できる請
求項記載以外の発明について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項2に記載の発明において、1対のガイドロ
ーラを走行輪の近傍に設ける。この場合はガイドローラ
の数が少なくなって構造が簡単となる。
求項記載以外の発明について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項2に記載の発明において、1対のガイドロ
ーラを走行輪の近傍に設ける。この場合はガイドローラ
の数が少なくなって構造が簡単となる。
【0029】(2)請求項2に記載の発明において、レ
ールは走行輪の上下両側にガイド突条を備え、ブラケッ
トには両ガイド突条を挟持するように4対のガイドロー
ラを設ける。この場合は搬送体の支持状態が安定する。
ールは走行輪の上下両側にガイド突条を備え、ブラケッ
トには両ガイド突条を挟持するように4対のガイドロー
ラを設ける。この場合は搬送体の支持状態が安定する。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項4
に記載の発明によれば、搬送装置がレールのカーブ位置
を走行するときも走行輪のスリップが殆どなく、走行輪
の摩耗を抑制するとともに騒音の発生を低下させること
ができる。又、請求項2に記載の発明によれば、搬送体
の支持状態が安定する。又、請求項4に記載の発明によ
れば、カーブ位置においても集電子とトロリー線との接
触状態が安定する。
に記載の発明によれば、搬送装置がレールのカーブ位置
を走行するときも走行輪のスリップが殆どなく、走行輪
の摩耗を抑制するとともに騒音の発生を低下させること
ができる。又、請求項2に記載の発明によれば、搬送体
の支持状態が安定する。又、請求項4に記載の発明によ
れば、カーブ位置においても集電子とトロリー線との接
触状態が安定する。
【図1】 本発明を具体化した一実施例の従動輪の支持
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図2】 同じく部分平面図である。
【図3】 同じくブラケットの背面図である。
【図4】 搬送装置の概略側面図である。
【図5】 搬送装置の概略正面図である。
【図6】 作用を示す概略平面図である。
【図7】 駆動輪の支持状態を示す部分平面図である。
【図8】 駆動輪の支持状態を示す断面図である。
【図9】 従来例の概略平面図である。
【図10】 同じく概略正面図である。
1…搬送装置、2…レール、3…搬送体、4…走行輪と
しての駆動輪、6…同じく従動輪、5,7…ブラケッ
ト、8…ガイド突条としての起立部、9…ガイド突条、
14…支持軸、16…支軸、17a,17b…ガイドロ
ーラ、20…トロリー線、21…集電子としての集電ユ
ニット、24…走行用モータ、24a…支軸としての出
力軸。
しての駆動輪、6…同じく従動輪、5,7…ブラケッ
ト、8…ガイド突条としての起立部、9…ガイド突条、
14…支持軸、16…支軸、17a,17b…ガイドロ
ーラ、20…トロリー線、21…集電子としての集電ユ
ニット、24…走行用モータ、24a…支軸としての出
力軸。
Claims (4)
- 【請求項1】 レール上を転動する走行輪の支軸を支持
するブラケットを前記支軸と上下に直交する方向に延び
る支持軸により搬送体に対して回動可能に取付け、前記
支持軸をその軸線が前記ブラケットに支持される走行輪
の上下方向の中心線とほぼ一致する位置に配設した搬送
装置の走行輪支持装置。 - 【請求項2】 前記レールは走行輪の転動面に対して長
手方向に交差する方向に突出するガイド突条を備え、ブ
ラケットには前記ガイド突条を挟むように複数のガイド
ローラが配設されている請求項1に記載の搬送装置の走
行輪支持装置。 - 【請求項3】 前記ブラケットは前記搬送体を懸垂状態
で支持するように搬送体に取付けられている請求項1又
は請求項2に記載の搬送装置の走行輪支持装置。 - 【請求項4】 前記ブラケットにはレールに沿って配設
されたトロリー線と摺接する集電子が支持されている請
求項1〜請求項3のいずれかに記載の搬送装置の走行輪
支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21293894A JPH0872709A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 搬送装置の走行輪支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21293894A JPH0872709A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 搬送装置の走行輪支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872709A true JPH0872709A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16630787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21293894A Pending JPH0872709A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 搬送装置の走行輪支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0872709A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5927657A (en) * | 1996-07-17 | 1999-07-27 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Antenna mounting structure for movable member conveying system |
US6005475A (en) * | 1996-09-09 | 1999-12-21 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Communication method and apparatus for conveyor carriages |
US6089362A (en) * | 1996-09-05 | 2000-07-18 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Non-contact power supply device and method for conveyor carriage |
CN107415961A (zh) * | 2017-08-07 | 2017-12-01 | 西南交通大学 | 一种空轨列车车体及轨道结构 |
CN109435972A (zh) * | 2018-12-05 | 2019-03-08 | 云南电网有限责任公司红河供电局 | 单轨道机器人行走装置 |
CN111086527A (zh) * | 2020-02-25 | 2020-05-01 | 唐山亿铭智行能源科技发展有限公司 | 一种吊轨车 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP21293894A patent/JPH0872709A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5927657A (en) * | 1996-07-17 | 1999-07-27 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Antenna mounting structure for movable member conveying system |
US6089362A (en) * | 1996-09-05 | 2000-07-18 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Non-contact power supply device and method for conveyor carriage |
US6005475A (en) * | 1996-09-09 | 1999-12-21 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Communication method and apparatus for conveyor carriages |
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