JP2000139611A - ガススプリングの操作機構 - Google Patents
ガススプリングの操作機構Info
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- JP2000139611A JP2000139611A JP10342359A JP34235998A JP2000139611A JP 2000139611 A JP2000139611 A JP 2000139611A JP 10342359 A JP10342359 A JP 10342359A JP 34235998 A JP34235998 A JP 34235998A JP 2000139611 A JP2000139611 A JP 2000139611A
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- gas spring
- operation arm
- shaft
- wire
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- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 claims description 5
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 claims description 5
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を減少すると共に組立性を良くす
る。 【解決手段】 基端部65に形成した軸部39を中心に
回転可能であると共に回転によりガススプリング31の
調整ピン32を押圧してガススプリング31を伸縮可能
にする操作アーム34と、操作アーム34の軸部39を
回転可能に支持する支持部66を有する支持フレーム3
5とを備えるガススプリングの操作機構33において、
支持部66と支持フレーム35の外縁とを連通して軸部
39を案内する案内部67を有すると共に、軸部39は
基端部65に対して操作アーム34の重心から離れる方
向に偏心して形成される。
る。 【解決手段】 基端部65に形成した軸部39を中心に
回転可能であると共に回転によりガススプリング31の
調整ピン32を押圧してガススプリング31を伸縮可能
にする操作アーム34と、操作アーム34の軸部39を
回転可能に支持する支持部66を有する支持フレーム3
5とを備えるガススプリングの操作機構33において、
支持部66と支持フレーム35の外縁とを連通して軸部
39を案内する案内部67を有すると共に、軸部39は
基端部65に対して操作アーム34の重心から離れる方
向に偏心して形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガススプリングの
長さを変更可能にしたり固定したりするガススプリング
の操作機構に関する。さらに詳述すると、本発明はガス
スプリングの調整ピンを押圧する主に操作アームの改良
に関する。
長さを変更可能にしたり固定したりするガススプリング
の操作機構に関する。さらに詳述すると、本発明はガス
スプリングの調整ピンを押圧する主に操作アームの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子の座の昇降機構やロッキング装置の
ロック機構にガススプリングを使用したものがある。こ
れらの椅子では、ガススプリングの長さを変更または固
定することにより、座の高さや背凭れの傾斜角度を調整
したり固定したりする。
ロック機構にガススプリングを使用したものがある。こ
れらの椅子では、ガススプリングの長さを変更または固
定することにより、座の高さや背凭れの傾斜角度を調整
したり固定したりする。
【0003】これらの椅子に使用されるガススプリング
の操作機構100は、例えば図12及び図13に示すよ
うに、ガススプリング101の先端部にねじ止め等によ
り固定される支持フレーム102と、該支持フレーム1
02に回転可能に支持される操作アーム103とを有し
ている。この操作アーム103は、一端に形成された回
転中心となる回転部104と、他端に形成された遠隔操
作用のワイヤ105が連結される連結部106とを備え
ている。
の操作機構100は、例えば図12及び図13に示すよ
うに、ガススプリング101の先端部にねじ止め等によ
り固定される支持フレーム102と、該支持フレーム1
02に回転可能に支持される操作アーム103とを有し
ている。この操作アーム103は、一端に形成された回
転中心となる回転部104と、他端に形成された遠隔操
作用のワイヤ105が連結される連結部106とを備え
ている。
【0004】回転部104の中心には透孔104aが形
成されている。そして、回転ピン107が支持フレーム
102の支持孔102aと回転部104の透孔104a
とを貫通することにより、操作アーム103を支持フレ
ーム102に対して回転可能に連結している。この回転
ピン107の先端部には、脱落防止用の止めピン108
を取り付けている。
成されている。そして、回転ピン107が支持フレーム
102の支持孔102aと回転部104の透孔104a
とを貫通することにより、操作アーム103を支持フレ
ーム102に対して回転可能に連結している。この回転
ピン107の先端部には、脱落防止用の止めピン108
を取り付けている。
【0005】また、連結部106は、ワイヤ105の係
止球109を挿入して収容する筒状の球保持部110
と、ワイヤ105を球保持部110の内外に連通させる
ワイヤ溝111とを有している。このワイヤ溝111
は、球保持部110の端面から切り込まれて球保持部1
10の中央部で折れ曲がって周方向に沿った形状として
いる。このため、連結部106にワイヤ105を連結す
る際は、ワイヤ105をワイヤ溝111に差し入れなが
ら係止球109を球保持部110に収容する。そして、
ワイヤ105をワイヤ溝111の最も奥部に位置させる
ことにより、操作機構100の組立中の係止球109の
脱落を防止することができる。さらに、ワイヤ105を
摺動可能に収容する管(図示せず)が支持フレーム10
2に取り付けられている。この管はポリ塩化ビニル(P
VC)製とされている。
止球109を挿入して収容する筒状の球保持部110
と、ワイヤ105を球保持部110の内外に連通させる
ワイヤ溝111とを有している。このワイヤ溝111
は、球保持部110の端面から切り込まれて球保持部1
10の中央部で折れ曲がって周方向に沿った形状として
いる。このため、連結部106にワイヤ105を連結す
る際は、ワイヤ105をワイヤ溝111に差し入れなが
ら係止球109を球保持部110に収容する。そして、
ワイヤ105をワイヤ溝111の最も奥部に位置させる
ことにより、操作機構100の組立中の係止球109の
脱落を防止することができる。さらに、ワイヤ105を
摺動可能に収容する管(図示せず)が支持フレーム10
2に取り付けられている。この管はポリ塩化ビニル(P
VC)製とされている。
【0006】このガススプリングの操作機構100を使
用する際は、ワイヤ105を引っ張って操作アーム10
3を回転させて調整ピン112を押圧することによりガ
ススプリング101の長さが可変となるので、座の昇降
や背凭れの傾動を行うことができる。また、ワイヤ10
5を緩めて調整ピン112への押圧を解除することによ
り調整ピン112が突出してガススプリング101の長
さが固定されるので、座の高さや背凭れの傾斜角度を維
持することができる。
用する際は、ワイヤ105を引っ張って操作アーム10
3を回転させて調整ピン112を押圧することによりガ
ススプリング101の長さが可変となるので、座の昇降
や背凭れの傾動を行うことができる。また、ワイヤ10
5を緩めて調整ピン112への押圧を解除することによ
り調整ピン112が突出してガススプリング101の長
さが固定されるので、座の高さや背凭れの傾斜角度を維
持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たガススプリングの操作機構100では、操作アーム1
03及び支持フレーム102の他に操作アーム103を
取り付けるための回転ピン107や止めピン108を使
用しているので、部品点数が多くなってしまう。このた
め、操作機構100の組立性が悪いと共に紛失防止のた
めに管理が煩雑で、部品コストが高くなってしまう。
たガススプリングの操作機構100では、操作アーム1
03及び支持フレーム102の他に操作アーム103を
取り付けるための回転ピン107や止めピン108を使
用しているので、部品点数が多くなってしまう。このた
め、操作機構100の組立性が悪いと共に紛失防止のた
めに管理が煩雑で、部品コストが高くなってしまう。
【0008】また、操作アーム103の連結部106で
は、ワイヤ105をワイヤ溝111に引っ掛けることに
より組立中の係止球109の脱落防止を図っているの
で、操作アーム103を振ったりするとワイヤ105が
揺動してワイヤ溝111から容易に外れて係止球109
が球保持部110から脱落してしまう。このため、球保
持部110を指等で押さえなければならず、組立性が悪
い。
は、ワイヤ105をワイヤ溝111に引っ掛けることに
より組立中の係止球109の脱落防止を図っているの
で、操作アーム103を振ったりするとワイヤ105が
揺動してワイヤ溝111から容易に外れて係止球109
が球保持部110から脱落してしまう。このため、球保
持部110を指等で押さえなければならず、組立性が悪
い。
【0009】しかも、管はPVC製であるので廃棄処理
が困難である。
が困難である。
【0010】そこで、本発明は、部品点数を減少すると
共に組立性の良いガススプリングの操作機構を提供する
ことを目的とする。
共に組立性の良いガススプリングの操作機構を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、ワイヤの操作によって基端
部に形成した軸部を中心に回転すると共に回転によりガ
ススプリングの調整ピンを押圧してガススプリングを伸
縮可能にする操作アームと、ガススプリングに取り付け
られると共に操作アームの軸部を回転可能に支持する支
持フレームとを備えるガススプリングの操作機構におい
て、基端部は軸部に対して操作アームの先端部側に偏心
して形成されると共に、支持フレームは、軸部よりも僅
かに広い幅を有して支持フレームの外縁から調整ピンの
突出方向に切り込んだ形状の案内部と、案内部の最奥部
に形成されて調整ピンの突出方向への軸部の付勢を受け
る支持部と、案内部の側壁のうちのガススプリング側に
位置する方に該側壁の近傍に位置する規制部とを備える
ようにしている。
めに請求項1記載の発明は、ワイヤの操作によって基端
部に形成した軸部を中心に回転すると共に回転によりガ
ススプリングの調整ピンを押圧してガススプリングを伸
縮可能にする操作アームと、ガススプリングに取り付け
られると共に操作アームの軸部を回転可能に支持する支
持フレームとを備えるガススプリングの操作機構におい
て、基端部は軸部に対して操作アームの先端部側に偏心
して形成されると共に、支持フレームは、軸部よりも僅
かに広い幅を有して支持フレームの外縁から調整ピンの
突出方向に切り込んだ形状の案内部と、案内部の最奥部
に形成されて調整ピンの突出方向への軸部の付勢を受け
る支持部と、案内部の側壁のうちのガススプリング側に
位置する方に該側壁の近傍に位置する規制部とを備える
ようにしている。
【0012】したがって、操作機構の組立時には、操作
アームの先端部をガススプリングと反対側に位置させて
操作アームの軸部を支持フレームの案内部に差し入れて
支持部まで案内する。このとき、軸部は基端部に対して
偏芯しているので、基端部が規制部に引っ掛からずに支
持部まで入り込むことができる。さらに、操作アームを
軸部を中心に回転させ、ガススプリングの調整ピンを挟
んで操作アームの先端部にケーブルを取り付けることに
よって、操作アームと支持フレームとを連結する取付ピ
ン等の別部材を用いなくとも操作アームを支持フレーム
に取り付けることができる。
アームの先端部をガススプリングと反対側に位置させて
操作アームの軸部を支持フレームの案内部に差し入れて
支持部まで案内する。このとき、軸部は基端部に対して
偏芯しているので、基端部が規制部に引っ掛からずに支
持部まで入り込むことができる。さらに、操作アームを
軸部を中心に回転させ、ガススプリングの調整ピンを挟
んで操作アームの先端部にケーブルを取り付けることに
よって、操作アームと支持フレームとを連結する取付ピ
ン等の別部材を用いなくとも操作アームを支持フレーム
に取り付けることができる。
【0013】また、軸部は基端部に対して操作アームの
重心から離れる方向に偏心しているので、操作アームの
支点と重心との距離が長くなることにより操作アームが
安定して揺動し難くなる。しかも、操作アームの軸部に
対して基端部が偏芯しているので、操作アームの先端部
をガススプリングと反対側に位置させたとき以外には基
端部と規制部とが当接して操作アームが支持フレームか
ら外れることを防いでいる。よって、操作機構を他の装
置等に組み付ける際に、支持フレームからの脱落を防止
することができる。
重心から離れる方向に偏心しているので、操作アームの
支点と重心との距離が長くなることにより操作アームが
安定して揺動し難くなる。しかも、操作アームの軸部に
対して基端部が偏芯しているので、操作アームの先端部
をガススプリングと反対側に位置させたとき以外には基
端部と規制部とが当接して操作アームが支持フレームか
ら外れることを防いでいる。よって、操作機構を他の装
置等に組み付ける際に、支持フレームからの脱落を防止
することができる。
【0014】さらに、請求項2記載の発明は、遠隔操作
用のワイヤの係止球を開口から挿入して収容する球保持
部と、球保持部の開口の周縁の一部から切り込んだ形状
のワイヤ溝とを有すると共に、回転によりガススプリン
グの調整ピンを押圧してガススプリングを伸縮可能にす
る操作アームを備えるガススプリングの操作機構におい
て、球保持部に収容した係止球よりも開口側の球保持部
に抜け止め突起が形成されるようにしている。
用のワイヤの係止球を開口から挿入して収容する球保持
部と、球保持部の開口の周縁の一部から切り込んだ形状
のワイヤ溝とを有すると共に、回転によりガススプリン
グの調整ピンを押圧してガススプリングを伸縮可能にす
る操作アームを備えるガススプリングの操作機構におい
て、球保持部に収容した係止球よりも開口側の球保持部
に抜け止め突起が形成されるようにしている。
【0015】したがって、球保持部に係止球を保持させ
るときは、ワイヤをワイヤ溝に差し入れながら係止球を
球保持部に挿入する。そして、係止球を押し込むことに
より、係止球が球保持部を押し広げながら抜け止め突起
を乗り越える。このため、球保持部の内部に収容した係
止球は抜け止め突起により容易に抜け落ちることはない
ので、操作アームにワイヤを取り付けた状態で球保持部
を指等で押さえなくても容易に移動等することができ
る。よって、組立性を向上することができる。
るときは、ワイヤをワイヤ溝に差し入れながら係止球を
球保持部に挿入する。そして、係止球を押し込むことに
より、係止球が球保持部を押し広げながら抜け止め突起
を乗り越える。このため、球保持部の内部に収容した係
止球は抜け止め突起により容易に抜け落ちることはない
ので、操作アームにワイヤを取り付けた状態で球保持部
を指等で押さえなくても容易に移動等することができ
る。よって、組立性を向上することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のガススプリングの操作機構において、ワイ
ヤを摺動可能に収容するポリエチレン製の管を備えるよ
うにしている。したがって、管を廃棄する際に溶解して
オレフィン系の材料としてリサイクルすることができ
る。
たは2記載のガススプリングの操作機構において、ワイ
ヤを摺動可能に収容するポリエチレン製の管を備えるよ
うにしている。したがって、管を廃棄する際に溶解して
オレフィン系の材料としてリサイクルすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
11に本発明のガススプリングの操作機構33,63を
椅子1に適用した場合の一実施形態を示す。図1〜図3
に示すように、この操作機構33は、ワイヤ36の操作
によって基端部65に形成した軸部39を中心に回転す
ると共に回転によりガススプリング31の調整ピン32
を押圧してガススプリング32を伸縮可能にする操作ア
ーム34と、ガススプリング32に取り付けられると共
に操作アーム34の軸部39を回転可能に支持する支持
フレーム35とを備えるものである。この操作機構33
では、基端部65は軸部39に対して操作アーム34の
先端部側に偏心して形成されると共に、支持フレーム3
5は、軸部39よりも僅かに広い幅を有して支持フレー
ム35の外縁から調整ピン32の突出方向に切り込んだ
形状の案内部67と、案内部67の最奥部に形成されて
調整ピン32の突出方向への軸部の付勢を受ける支持部
66と、案内部67の側壁のうちのガススプリング31
側に位置する方に該側壁の近傍に位置する規制部70と
を備えるようにしている。規制部70は、コ字形状に折
り曲げた形状の支持フレーム35の中央部分の端部から
成るようにしている。このため、操作機構33の組立時
には、図3に示すように操作アーム34の先端部をガス
スプリング31と反対側に位置させて操作アーム34の
軸部39を支持フレーム35の案内部67に差し入れて
支持部66まで案内する。このとき、軸部39は基端部
65に対して偏芯しているので、基端部65が規制部7
0に引っ掛からずに支持部66まで入り込むことができ
る。さらに、操作アーム34を軸部39を中心に回転さ
せ(図1中、二点鎖線34’で示す)、ガススプリング
31の調整ピン32を挟んで操作アーム34の先端部に
ケーブル36を取り付けることによって、操作アーム3
4を支持フレーム35に取り付けることができる。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1〜図
11に本発明のガススプリングの操作機構33,63を
椅子1に適用した場合の一実施形態を示す。図1〜図3
に示すように、この操作機構33は、ワイヤ36の操作
によって基端部65に形成した軸部39を中心に回転す
ると共に回転によりガススプリング31の調整ピン32
を押圧してガススプリング32を伸縮可能にする操作ア
ーム34と、ガススプリング32に取り付けられると共
に操作アーム34の軸部39を回転可能に支持する支持
フレーム35とを備えるものである。この操作機構33
では、基端部65は軸部39に対して操作アーム34の
先端部側に偏心して形成されると共に、支持フレーム3
5は、軸部39よりも僅かに広い幅を有して支持フレー
ム35の外縁から調整ピン32の突出方向に切り込んだ
形状の案内部67と、案内部67の最奥部に形成されて
調整ピン32の突出方向への軸部の付勢を受ける支持部
66と、案内部67の側壁のうちのガススプリング31
側に位置する方に該側壁の近傍に位置する規制部70と
を備えるようにしている。規制部70は、コ字形状に折
り曲げた形状の支持フレーム35の中央部分の端部から
成るようにしている。このため、操作機構33の組立時
には、図3に示すように操作アーム34の先端部をガス
スプリング31と反対側に位置させて操作アーム34の
軸部39を支持フレーム35の案内部67に差し入れて
支持部66まで案内する。このとき、軸部39は基端部
65に対して偏芯しているので、基端部65が規制部7
0に引っ掛からずに支持部66まで入り込むことができ
る。さらに、操作アーム34を軸部39を中心に回転さ
せ(図1中、二点鎖線34’で示す)、ガススプリング
31の調整ピン32を挟んで操作アーム34の先端部に
ケーブル36を取り付けることによって、操作アーム3
4を支持フレーム35に取り付けることができる。
【0018】支持フレーム35は、ガススプリング31
の先端部にねじ止めされている。そして、案内部67
は、支持部66からガススプリング31の調整ピン32
の押し込み方向に向けて形成されている。このため、操
作アーム34は支持部66と調整ピン32とで反対方向
に支持されるので、操作アーム34が軸部39を中心に
回転して調整ピン32を押し込むときに調整ピン32か
ら反力を受けても支持部66により支持することができ
る。
の先端部にねじ止めされている。そして、案内部67
は、支持部66からガススプリング31の調整ピン32
の押し込み方向に向けて形成されている。このため、操
作アーム34は支持部66と調整ピン32とで反対方向
に支持されるので、操作アーム34が軸部39を中心に
回転して調整ピン32を押し込むときに調整ピン32か
ら反力を受けても支持部66により支持することができ
る。
【0019】また、軸部39は基端部65に対して操作
アーム34の重心Gから離れる方向に偏心しているの
で、操作アーム34の支点と重心との距離が長くなるこ
とにより操作アーム34が安定して揺動し難くなる。し
かも、操作アーム34の軸部39に対して基端部65が
偏芯しているので、操作アーム34の先端部をガススプ
リング31と反対側に位置させたとき以外には基端部6
5と規制部70とが当接して操作アーム34が支持フレ
ーム35から外れることを防いでいる。よって、操作機
構33を他の装置等に組み付ける際に、支持フレーム3
5からの脱落を防止することができるので、組立性を向
上することができる。
アーム34の重心Gから離れる方向に偏心しているの
で、操作アーム34の支点と重心との距離が長くなるこ
とにより操作アーム34が安定して揺動し難くなる。し
かも、操作アーム34の軸部39に対して基端部65が
偏芯しているので、操作アーム34の先端部をガススプ
リング31と反対側に位置させたとき以外には基端部6
5と規制部70とが当接して操作アーム34が支持フレ
ーム35から外れることを防いでいる。よって、操作機
構33を他の装置等に組み付ける際に、支持フレーム3
5からの脱落を防止することができるので、組立性を向
上することができる。
【0020】さらに、操作アーム34の基端部65の先
端部には、遠隔操作用のワイヤ36の先端の係止球68
を引っ掛ける球保持部40が形成されている。そして、
操作アーム34は、球保持部40を力点とすると共に軸
部39を支点として、これら球保持部40と軸部39と
の間で調整ピン32を押圧する。よって、、ワイヤ36
の他端を引っ張って操作アーム34を回転させて調整ピ
ン32を押し込むことにより、ガススプリング31が伸
縮可能となる。また、ワイヤ36を緩めて調整ピン32
が飛び出すことによりガススプリング31の長さが固定
される。
端部には、遠隔操作用のワイヤ36の先端の係止球68
を引っ掛ける球保持部40が形成されている。そして、
操作アーム34は、球保持部40を力点とすると共に軸
部39を支点として、これら球保持部40と軸部39と
の間で調整ピン32を押圧する。よって、、ワイヤ36
の他端を引っ張って操作アーム34を回転させて調整ピ
ン32を押し込むことにより、ガススプリング31が伸
縮可能となる。また、ワイヤ36を緩めて調整ピン32
が飛び出すことによりガススプリング31の長さが固定
される。
【0021】また、ワイヤ36を摺動可能に収容する管
37が支持フレーム35に取り付けられている。ここ
で、管37はポリエチレン(PE)製としている。この
ため、管37を廃棄する際に、溶解してオレフィン系の
材料としてリサイクルすることができる。
37が支持フレーム35に取り付けられている。ここ
で、管37はポリエチレン(PE)製としている。この
ため、管37を廃棄する際に、溶解してオレフィン系の
材料としてリサイクルすることができる。
【0022】一方、ガススプリングの操作機構の他の実
施形態を、図4,図5,図9,図10に示す。この操作
機構63は、回転によりガススプリングの調整ピン47
を押圧してガススプリングを伸縮可能にする操作アーム
50を備えている。この操作アーム50は、遠隔操作用
のワイヤ51の係止球53を開口69から挿入して収容
する球保持部58と、球保持部58の開口69の周縁の
一部から切り込んだ形状のワイヤ溝59とを有してい
る。この操作機構63では、球保持部58に収容した係
止球53よりも開口69側の球保持部58に抜け止め突
起60が形成されている。このため、球保持部58に係
止球53を保持させるときは、ワイヤ51をワイヤ溝5
9に差し入れながら係止球53を球保持部58に挿入す
る。そして、係止球53を押し込むことにより、係止球
53が球保持部58を押し広げながら抜け止め突起60
を乗り越える。これにより、球保持部58の内部に収容
した係止球53は抜け止め突起60に引っ掛かって容易
に抜け落ちることはないので、操作アーム50にワイヤ
51を取り付けた状態で球保持部58を指等で押さえな
くても容易に移動等することができる。よって、組立性
を向上することができる。
施形態を、図4,図5,図9,図10に示す。この操作
機構63は、回転によりガススプリングの調整ピン47
を押圧してガススプリングを伸縮可能にする操作アーム
50を備えている。この操作アーム50は、遠隔操作用
のワイヤ51の係止球53を開口69から挿入して収容
する球保持部58と、球保持部58の開口69の周縁の
一部から切り込んだ形状のワイヤ溝59とを有してい
る。この操作機構63では、球保持部58に収容した係
止球53よりも開口69側の球保持部58に抜け止め突
起60が形成されている。このため、球保持部58に係
止球53を保持させるときは、ワイヤ51をワイヤ溝5
9に差し入れながら係止球53を球保持部58に挿入す
る。そして、係止球53を押し込むことにより、係止球
53が球保持部58を押し広げながら抜け止め突起60
を乗り越える。これにより、球保持部58の内部に収容
した係止球53は抜け止め突起60に引っ掛かって容易
に抜け落ちることはないので、操作アーム50にワイヤ
51を取り付けた状態で球保持部58を指等で押さえな
くても容易に移動等することができる。よって、組立性
を向上することができる。
【0023】また、抜け止め突起60は、周方向に沿っ
て等間隔の3カ所に形成されている。但し、抜け止め突
起60としては少なくとも1カ所にあれば良く、また不
等間隔であっても良い。いずれの場合も係止球53の脱
落を防止することができる。
て等間隔の3カ所に形成されている。但し、抜け止め突
起60としては少なくとも1カ所にあれば良く、また不
等間隔であっても良い。いずれの場合も係止球53の脱
落を防止することができる。
【0024】さらに、ワイヤ溝59は、開口69の周縁
から切り込まれて球保持部58の中央部で折れ曲がって
周方向に沿った形状としている。このため、ワイヤ51
をワイヤ溝59の最も奥部に位置させることにより、係
止球53の脱落を防止することができる。
から切り込まれて球保持部58の中央部で折れ曲がって
周方向に沿った形状としている。このため、ワイヤ51
をワイヤ溝59の最も奥部に位置させることにより、係
止球53の脱落を防止することができる。
【0025】また、ワイヤ51には、例えば椅子1の座
7の裏に設けられたレバー(図示せず)が連結されると
共に、ワイヤ51を摺動可能に収容するPE製の管(図
示せず)が設けられている。このため、管51を廃棄す
る際に、溶解してオレフィン系の材料としてリサイクル
することができる。
7の裏に設けられたレバー(図示せず)が連結されると
共に、ワイヤ51を摺動可能に収容するPE製の管(図
示せず)が設けられている。このため、管51を廃棄す
る際に、溶解してオレフィン系の材料としてリサイクル
することができる。
【0026】ところで、これらのガススプリングの操作
機構33,63を搭載する椅子1は、図1〜図11に示
すように、座受部材2に対して1箇所の回動軸3を中心
に揺動部材4を揺動可能に支持すると共に、揺動部材4
を反力付与機構5により初期位置に向けて付勢するロッ
キング装置6を有している。座受部材2及び揺動部材4
に座7が支持されていると共に、揺動部材4には背凭れ
(図示せず)を支持する背支桿8が取り付けられてい
る。そして、反力付与機構5は、揺動部材4の前端部を
後方に付勢することにより、背凭れ及び座7の傾動に対
して反力を与えて初期位置に戻すように付勢している。
よって、着座者は座7に体重を掛けて背凭れに凭れるこ
とにより、反力付与機構5の反力に抗して揺動部材4を
傾動させてロッキング動作を行うことができる。
機構33,63を搭載する椅子1は、図1〜図11に示
すように、座受部材2に対して1箇所の回動軸3を中心
に揺動部材4を揺動可能に支持すると共に、揺動部材4
を反力付与機構5により初期位置に向けて付勢するロッ
キング装置6を有している。座受部材2及び揺動部材4
に座7が支持されていると共に、揺動部材4には背凭れ
(図示せず)を支持する背支桿8が取り付けられてい
る。そして、反力付与機構5は、揺動部材4の前端部を
後方に付勢することにより、背凭れ及び座7の傾動に対
して反力を与えて初期位置に戻すように付勢している。
よって、着座者は座7に体重を掛けて背凭れに凭れるこ
とにより、反力付与機構5の反力に抗して揺動部材4を
傾動させてロッキング動作を行うことができる。
【0027】そして、反力付与機構5は非線形ばね9を
反力源としている。この非線形ばね9としては、不等ピ
ッチのコイルばねを使用している。ここで、不等ピッチ
のコイルばねとは、コイル径とコイルの線径及び材質を
均一としながらコイルピッチのみを異ならせたものを意
味する。このため、非線形ばね9のばね定数は、荷重の
小さいときに小さく荷重の大きいときに大きく成る。こ
のようなばね定数を有する非線形ばね9を使用すること
により、体重の軽い者にとっては揺動部材4を容易にロ
ッキングできる傾斜角度が広がると共に、体重の重い者
にとっては揺動部材4が揺動限界に達するまでの弾性的
にロッキングできる荷重の範囲が広がる。よって、着座
者の体重に応じて常に適切な反力を与えることができる
ようになるので、椅子1の座り心地を向上することがで
きる。
反力源としている。この非線形ばね9としては、不等ピ
ッチのコイルばねを使用している。ここで、不等ピッチ
のコイルばねとは、コイル径とコイルの線径及び材質を
均一としながらコイルピッチのみを異ならせたものを意
味する。このため、非線形ばね9のばね定数は、荷重の
小さいときに小さく荷重の大きいときに大きく成る。こ
のようなばね定数を有する非線形ばね9を使用すること
により、体重の軽い者にとっては揺動部材4を容易にロ
ッキングできる傾斜角度が広がると共に、体重の重い者
にとっては揺動部材4が揺動限界に達するまでの弾性的
にロッキングできる荷重の範囲が広がる。よって、着座
者の体重に応じて常に適切な反力を与えることができる
ようになるので、椅子1の座り心地を向上することがで
きる。
【0028】また、反力付与機構5は、摺動軸10によ
り案内されて間隔を変更可能な前ばねマウント11及び
後ばねマウント12と、各ばねマウント11,12の間
に介在する非線形ばね9と、非線形ばね9の初期長さを
調整する初圧調整機構13とを備えている。前ばねマウ
ント11と後ばねマウント12とは、非線形ばね9が圧
縮されるときに座屈しないように保持する。そして、揺
動部材4が傾斜して反力付与機構5に外力を与えること
により、非線形ばね9が圧縮される。
り案内されて間隔を変更可能な前ばねマウント11及び
後ばねマウント12と、各ばねマウント11,12の間
に介在する非線形ばね9と、非線形ばね9の初期長さを
調整する初圧調整機構13とを備えている。前ばねマウ
ント11と後ばねマウント12とは、非線形ばね9が圧
縮されるときに座屈しないように保持する。そして、揺
動部材4が傾斜して反力付与機構5に外力を与えること
により、非線形ばね9が圧縮される。
【0029】後ばねマウント12は、後端側に係合フッ
ク14を有している。そして、揺動部材4の前端部に取
り付けられた連結軸15が後ばねマウント12の係合フ
ック14に入り込むことにより、揺動部材4と後ばねマ
ウント12とが回転可能に連結されている。
ク14を有している。そして、揺動部材4の前端部に取
り付けられた連結軸15が後ばねマウント12の係合フ
ック14に入り込むことにより、揺動部材4と後ばねマ
ウント12とが回転可能に連結されている。
【0030】また、前ばねマウント11は、座受部材2
のマウント受けリブ16の中央部に形成された支持孔1
7に前後動可能に嵌入されている。この前ばねマウント
11の支持孔17に嵌入した部分の前端部には、上側を
前側に突出させるように傾斜した摺動面18が形成され
て初圧調整機構13に当接している。
のマウント受けリブ16の中央部に形成された支持孔1
7に前後動可能に嵌入されている。この前ばねマウント
11の支持孔17に嵌入した部分の前端部には、上側を
前側に突出させるように傾斜した摺動面18が形成され
て初圧調整機構13に当接している。
【0031】初圧調整機構13は、前ばねマウント11
に当接して摺動させる当接部材19と、座受部材2に一
体形成されると共に当接部材19が前方に移動すること
を防止する裏当リブ20と、当接部材19を座受部材2
に対して昇降させる昇降ねじ21と、昇降ねじ21を回
転操作するためのグリップ(図示せず)とを備えてい
る。当接部材19には、下側を後側に突出させるように
傾斜した摺動面22が形成されて前ばねマウント11の
摺動面18に当接している。昇降ねじ21は、座受部材
2に形成された取付孔23に抜け落ちることなく回転可
能に取り付けられると共に当接部材19に螺合してい
る。よって、昇降ねじ21を回転させることにより当接
部材19が昇降する。そして、当接部材19が昇降する
ことにより、前ばねマウント11と摺動面18,22同
士が押し合って前ばねマウント11を非線形ばね9の付
勢力を受けながら前後動させる。これにより、非線形ば
ね9の初期長さを変更して反力付与機構5の初圧を調整
することができる。
に当接して摺動させる当接部材19と、座受部材2に一
体形成されると共に当接部材19が前方に移動すること
を防止する裏当リブ20と、当接部材19を座受部材2
に対して昇降させる昇降ねじ21と、昇降ねじ21を回
転操作するためのグリップ(図示せず)とを備えてい
る。当接部材19には、下側を後側に突出させるように
傾斜した摺動面22が形成されて前ばねマウント11の
摺動面18に当接している。昇降ねじ21は、座受部材
2に形成された取付孔23に抜け落ちることなく回転可
能に取り付けられると共に当接部材19に螺合してい
る。よって、昇降ねじ21を回転させることにより当接
部材19が昇降する。そして、当接部材19が昇降する
ことにより、前ばねマウント11と摺動面18,22同
士が押し合って前ばねマウント11を非線形ばね9の付
勢力を受けながら前後動させる。これにより、非線形ば
ね9の初期長さを変更して反力付与機構5の初圧を調整
することができる。
【0032】例えば、非線形ばね9の初期長さを最も長
く設定しておけば、荷重を掛け始めたときにはばね定数
が小さく、荷重を大きくするに従ってばね定数が大きく
なるので、着座者の体重によらず快適なロッキング動作
を行うことができる。また、非線形ばね9の初期長さを
短く設定しておけば、ピッチの短い部分が潰れているの
で、荷重を掛け始めたときから非線形ばね9はばね定数
の大きい線形ばねのように機能する。このため、背凭れ
等を初期位置から傾動させる際に最初から強い反力を得
ることができるので、特に体重の重い着座者にとって座
り心地を向上することができる。このように、背凭れ等
を傾動させるために必要な荷重の大きさを着座者の好み
に応じた強さに設定できるので、座り心地を向上させる
ことができる。さらに、初圧調整機構13により非線形
ばね9を押し縮めるときは、非線形ばね9は十分に長く
てばね定数が小さいので、グリップの回転操作を容易に
行うことができる。
く設定しておけば、荷重を掛け始めたときにはばね定数
が小さく、荷重を大きくするに従ってばね定数が大きく
なるので、着座者の体重によらず快適なロッキング動作
を行うことができる。また、非線形ばね9の初期長さを
短く設定しておけば、ピッチの短い部分が潰れているの
で、荷重を掛け始めたときから非線形ばね9はばね定数
の大きい線形ばねのように機能する。このため、背凭れ
等を初期位置から傾動させる際に最初から強い反力を得
ることができるので、特に体重の重い着座者にとって座
り心地を向上することができる。このように、背凭れ等
を傾動させるために必要な荷重の大きさを着座者の好み
に応じた強さに設定できるので、座り心地を向上させる
ことができる。さらに、初圧調整機構13により非線形
ばね9を押し縮めるときは、非線形ばね9は十分に長く
てばね定数が小さいので、グリップの回転操作を容易に
行うことができる。
【0033】ところで、反力付与機構5の前ばねマウン
ト11が連結する部材、即ち座受部材2には、図6に示
すように反力付与機構5の後ばねマウント12を係合さ
せて仮置き可能な仮置き部24が形成されている。この
仮置き部24は、座受部材2の後ばねマウント12の下
方に位置する部位に形成されており、後ばねマウント1
2の係合フック14の下部や非線形ばね9の付勢力を受
けるフランジ状のばね受け部25の下部に合致する形状
を有している。このため、椅子1を組み立てる際に、前
ばねマウント11及び後ばねマウント12に非線形ばね
9を挟んで組み合わせてから前ばねマウント11をマウ
ント受けリブ16の支持孔17に嵌入して、非線形ばね
9を押し縮めて後ばねマウント12を仮置き部24に填
め合わせて非線形ばね9の付勢力により係合した状態を
維持するように仮置きすることができる。この仮置きし
た状態では、大きな衝撃を与えない限り後ばねマウント
12は仮置き部24から外れないので、作業者が後ばね
マウント12や非線形ばね9を持って押さえておくこと
なく座受部材2をそのまま移動させたり、後ばねマウン
ト12に揺動部材4を組み付けたりすることができる。
よって、組立性を向上することができる。
ト11が連結する部材、即ち座受部材2には、図6に示
すように反力付与機構5の後ばねマウント12を係合さ
せて仮置き可能な仮置き部24が形成されている。この
仮置き部24は、座受部材2の後ばねマウント12の下
方に位置する部位に形成されており、後ばねマウント1
2の係合フック14の下部や非線形ばね9の付勢力を受
けるフランジ状のばね受け部25の下部に合致する形状
を有している。このため、椅子1を組み立てる際に、前
ばねマウント11及び後ばねマウント12に非線形ばね
9を挟んで組み合わせてから前ばねマウント11をマウ
ント受けリブ16の支持孔17に嵌入して、非線形ばね
9を押し縮めて後ばねマウント12を仮置き部24に填
め合わせて非線形ばね9の付勢力により係合した状態を
維持するように仮置きすることができる。この仮置きし
た状態では、大きな衝撃を与えない限り後ばねマウント
12は仮置き部24から外れないので、作業者が後ばね
マウント12や非線形ばね9を持って押さえておくこと
なく座受部材2をそのまま移動させたり、後ばねマウン
ト12に揺動部材4を組み付けたりすることができる。
よって、組立性を向上することができる。
【0034】また、仮置き部24の前側には、非線形ば
ね9と座受部材2との干渉を防止するための凹部26が
形成されている。このため、後ばねマウント12を仮置
き部24に仮置きしたときに、圧縮されて下方に撓んだ
非線形ばね9が座受部材2に当接することを防止できる
ので、仮置きが容易に外れてしまうことを防止できる。
ね9と座受部材2との干渉を防止するための凹部26が
形成されている。このため、後ばねマウント12を仮置
き部24に仮置きしたときに、圧縮されて下方に撓んだ
非線形ばね9が座受部材2に当接することを防止できる
ので、仮置きが容易に外れてしまうことを防止できる。
【0035】一方、この椅子1の揺動部材4は、座受部
材2のほぼ中央部に回動軸3により揺動可能に支持され
ている。この回動軸3は軸部材であり、その先端面には
円錐状の凹みから成る受け部27が形成されている。こ
のため、座受部材2に揺動部材4を組み付けるときに
は、図7に示すような先端に突出部28を有すると共に
回動軸3と同じ径のガイド治具29を座受部材2及び揺
動部材4に貫通しておき、この貫通したガイド治具29
の突出部28に回動軸3の受け部27を嵌合して(図7
中、二点鎖線で示す)、これらガイド治具29と回動軸
3とを軸方向に同時に滑らせる。これにより、回動軸3
を座受部材2と揺動部材4とに嵌入して、座受部材2と
揺動部材4とを回転可能に組み付けるようにできる。こ
こで、ガイド治具29の先端に突出部28を形成できる
ので、ガイド治具29を座受部材2及び揺動部材4へ挿
入する際に突出部28が案内をして容易に嵌入すること
ができるように成る。よって、組立性を向上することが
できる。
材2のほぼ中央部に回動軸3により揺動可能に支持され
ている。この回動軸3は軸部材であり、その先端面には
円錐状の凹みから成る受け部27が形成されている。こ
のため、座受部材2に揺動部材4を組み付けるときに
は、図7に示すような先端に突出部28を有すると共に
回動軸3と同じ径のガイド治具29を座受部材2及び揺
動部材4に貫通しておき、この貫通したガイド治具29
の突出部28に回動軸3の受け部27を嵌合して(図7
中、二点鎖線で示す)、これらガイド治具29と回動軸
3とを軸方向に同時に滑らせる。これにより、回動軸3
を座受部材2と揺動部材4とに嵌入して、座受部材2と
揺動部材4とを回転可能に組み付けるようにできる。こ
こで、ガイド治具29の先端に突出部28を形成できる
ので、ガイド治具29を座受部材2及び揺動部材4へ挿
入する際に突出部28が案内をして容易に嵌入すること
ができるように成る。よって、組立性を向上することが
できる。
【0036】また、座受部材2と揺動部材4とには、こ
れらの間に介在されて揺動部材4の傾動をロック可能な
ロック機構30が設けられている。ロック機構30は、
両端部がそれぞれ座受部材2と揺動部材4とに回転可能
に取り付けられたガススプリング31と、このガススプ
リング31を調整する上述した操作機構33とを備えて
いる。支持フレーム35は、支持軸38を中心に揺動部
材4に対して回転可能に支持されている。また、ワイヤ
51には、例えば座7の裏に設けられたレバー(図示せ
ず)が連結されている。そして、レバーを引いて操作ア
ーム34を回転させてガススプリング31を伸縮可能と
することにより、揺動部材4がロッキング可能と成る。
また、レバーを緩めて調整ピン32を突出させてガスス
プリング31の長さが固定されることにより、座受部材
2と揺動部材4とガススプリング31とが三角形のフレ
ームを形成するので、揺動部材4がロックされてロッキ
ングできなくなる。
れらの間に介在されて揺動部材4の傾動をロック可能な
ロック機構30が設けられている。ロック機構30は、
両端部がそれぞれ座受部材2と揺動部材4とに回転可能
に取り付けられたガススプリング31と、このガススプ
リング31を調整する上述した操作機構33とを備えて
いる。支持フレーム35は、支持軸38を中心に揺動部
材4に対して回転可能に支持されている。また、ワイヤ
51には、例えば座7の裏に設けられたレバー(図示せ
ず)が連結されている。そして、レバーを引いて操作ア
ーム34を回転させてガススプリング31を伸縮可能と
することにより、揺動部材4がロッキング可能と成る。
また、レバーを緩めて調整ピン32を突出させてガスス
プリング31の長さが固定されることにより、座受部材
2と揺動部材4とガススプリング31とが三角形のフレ
ームを形成するので、揺動部材4がロックされてロッキ
ングできなくなる。
【0037】また、座受部材2の上側には座7が取り付
けられている。座7は、心材となる座板とその上に載置
されるクッション並びに該クッションを覆う上張地とか
ら一般に構成されている。この座7は、座受部材2の前
部に形成された座支持孔41に前座支持軸42によって
前部を前後動可能かつ揺動可能に支持されると共に、揺
動部材4に後座支持軸43によって後部を揺動可能に支
持されている。このため、揺動部材4の揺動に伴って座
7の後部が昇降すると共に、座7の前部が前後に微動し
ながら揺動する。これにより、背凭れ及び座7が連動し
てロッキング動作を行うことができる。
けられている。座7は、心材となる座板とその上に載置
されるクッション並びに該クッションを覆う上張地とか
ら一般に構成されている。この座7は、座受部材2の前
部に形成された座支持孔41に前座支持軸42によって
前部を前後動可能かつ揺動可能に支持されると共に、揺
動部材4に後座支持軸43によって後部を揺動可能に支
持されている。このため、揺動部材4の揺動に伴って座
7の後部が昇降すると共に、座7の前部が前後に微動し
ながら揺動する。これにより、背凭れ及び座7が連動し
てロッキング動作を行うことができる。
【0038】さらに、揺動部材4には、揺動できる角度
を規制するストッパ44が形成されている。このストッ
パ44は揺動部材4の傾動に伴い座受部材2の上面に当
接することにより、揺動部材4がそれ以上傾動できない
ように規制すると共にそのときに背凭れ及び座7に作用
する荷重を支持する。
を規制するストッパ44が形成されている。このストッ
パ44は揺動部材4の傾動に伴い座受部材2の上面に当
接することにより、揺動部材4がそれ以上傾動できない
ように規制すると共にそのときに背凭れ及び座7に作用
する荷重を支持する。
【0039】一方、座受部材2は、脚45の上部に嵌合
して座7を支持するためのガススプリング支持部46を
有している。脚45の上端部にはガススプリングが内蔵
されている。ガススプリングの調整ピン47は脚45の
上端に突出している。ガススプリング支持部46の上側
には、上述したガススプリングの操作機構63が設けら
れている。また、ワイヤ51には、例えば座7の裏に設
けられたレバー(図示せず)が連結されている。そし
て、レバーを操作してワイヤ51を引き込むことにより
操作アーム50を回転させて調整ピン47を押圧するこ
とができる。これにより、ガススプリングの長さが可変
となるので、座7を昇降することができる。また、レバ
ーを解放してワイヤ51を引いていないときは、調整ピ
ン47が突出して操作アーム50を押し上げる。よっ
て、ガススプリングの長さを固定することができるの
で、座7の高さを固定することができる。
して座7を支持するためのガススプリング支持部46を
有している。脚45の上端部にはガススプリングが内蔵
されている。ガススプリングの調整ピン47は脚45の
上端に突出している。ガススプリング支持部46の上側
には、上述したガススプリングの操作機構63が設けら
れている。また、ワイヤ51には、例えば座7の裏に設
けられたレバー(図示せず)が連結されている。そし
て、レバーを操作してワイヤ51を引き込むことにより
操作アーム50を回転させて調整ピン47を押圧するこ
とができる。これにより、ガススプリングの長さが可変
となるので、座7を昇降することができる。また、レバ
ーを解放してワイヤ51を引いていないときは、調整ピ
ン47が突出して操作アーム50を押し上げる。よっ
て、ガススプリングの長さを固定することができるの
で、座7の高さを固定することができる。
【0040】操作アーム50は、回転軸49に支持され
る軸受け部52と、調整ピン47に当接して押し下げる
押圧突起57と、上述した球保持部58及び抜け止め突
起60を有してワイヤ51に連結する連結部54とを有
している。軸受け部52は二股に分かれており、座受部
材2の後端部の左右に形成された軸受け部55の内側に
位置すると共に、ロック機構30のガススプリング31
の下部を内側に位置させている。操作アーム50の回転
軸49はロック機構30のガススプリング31の下部を
支持する回転軸と同一部材としているので、部品点数の
増大を防止できる。
る軸受け部52と、調整ピン47に当接して押し下げる
押圧突起57と、上述した球保持部58及び抜け止め突
起60を有してワイヤ51に連結する連結部54とを有
している。軸受け部52は二股に分かれており、座受部
材2の後端部の左右に形成された軸受け部55の内側に
位置すると共に、ロック機構30のガススプリング31
の下部を内側に位置させている。操作アーム50の回転
軸49はロック機構30のガススプリング31の下部を
支持する回転軸と同一部材としているので、部品点数の
増大を防止できる。
【0041】ここで、操作アーム50の軸受け部52の
外側面の上側には、座受部材2の軸受け部55に引っ掛
かって各軸受け部52,55の軸受け孔52a,55a
を重ねた状態に位置決めする位置決めフィン56が形成
されている。この位置決めフィン56は、操作アーム5
0の軸受け部52から側方に突出するフランジ形状とさ
れている。このため、椅子1の組立の際に座受部材2に
操作アーム50とガススプリング31とを組み付けると
き、図8に示すように操作アーム50の位置決めフィン
56を座受部材2の軸受け部55に置くようにする。こ
れにより、操作アーム50を手で持つことなく軸受け孔
52a,55aを重ねた状態に位置決めすることができ
る。さらに、作業者はガススプリング31を持って位置
決めしながら回転軸49を座受部材2と操作アーム50
とガススプリング31に貫通させる。よって、ガススプ
リング31だけを持って位置決めしながら座受部材2と
操作アーム50とガススプリング31との組付けを行う
ことができるので、組立の作業性を向上させることがで
きる。
外側面の上側には、座受部材2の軸受け部55に引っ掛
かって各軸受け部52,55の軸受け孔52a,55a
を重ねた状態に位置決めする位置決めフィン56が形成
されている。この位置決めフィン56は、操作アーム5
0の軸受け部52から側方に突出するフランジ形状とさ
れている。このため、椅子1の組立の際に座受部材2に
操作アーム50とガススプリング31とを組み付けると
き、図8に示すように操作アーム50の位置決めフィン
56を座受部材2の軸受け部55に置くようにする。こ
れにより、操作アーム50を手で持つことなく軸受け孔
52a,55aを重ねた状態に位置決めすることができ
る。さらに、作業者はガススプリング31を持って位置
決めしながら回転軸49を座受部材2と操作アーム50
とガススプリング31に貫通させる。よって、ガススプ
リング31だけを持って位置決めしながら座受部材2と
操作アーム50とガススプリング31との組付けを行う
ことができるので、組立の作業性を向上させることがで
きる。
【0042】また、レバーを操作してワイヤ51を引き
込んで操作アーム50を回転させたときは、押圧突起5
7が調整ピン47を押圧する。このとき、ガススプリン
グ支持部46と脚45の上部との寸法誤差等により図1
1に示すように調整ピン47がガススプリング支持部4
6の上側に十分に突出していなかったとしても、押圧突
起57がガススプリング支持部46の内部に入り込んで
調整ピン47の押圧を行うことができる。よって、ガス
スプリング支持部46と脚45の上部との寸法精度を特
別に高くする必要が無くなるので、例えばガススプリン
グ支持部46の内面のリーマ加工に要される精度等を下
げることができ部品コストを低減することができる。な
お、ガススプリング支持部46と脚45の上部との寸法
誤差等により調整ピン47がガススプリング支持部46
の上側に大幅に突出した場合は、ワイヤ51の張りを緩
めることにより操作アーム50と調整ピン47との位置
関係を適切に調整することができる。よって、この場合
も押圧突起57が調整ピン47を押圧したり、調整ピン
47が突出するようにできる。
込んで操作アーム50を回転させたときは、押圧突起5
7が調整ピン47を押圧する。このとき、ガススプリン
グ支持部46と脚45の上部との寸法誤差等により図1
1に示すように調整ピン47がガススプリング支持部4
6の上側に十分に突出していなかったとしても、押圧突
起57がガススプリング支持部46の内部に入り込んで
調整ピン47の押圧を行うことができる。よって、ガス
スプリング支持部46と脚45の上部との寸法精度を特
別に高くする必要が無くなるので、例えばガススプリン
グ支持部46の内面のリーマ加工に要される精度等を下
げることができ部品コストを低減することができる。な
お、ガススプリング支持部46と脚45の上部との寸法
誤差等により調整ピン47がガススプリング支持部46
の上側に大幅に突出した場合は、ワイヤ51の張りを緩
めることにより操作アーム50と調整ピン47との位置
関係を適切に調整することができる。よって、この場合
も押圧突起57が調整ピン47を押圧したり、調整ピン
47が突出するようにできる。
【0043】一方、座受部材2の底部は、内部機構を覆
い隠して保護を図ると共に見栄えを向上するカバー部6
1とされている。そして、揺動部材4と座受部材2とを
連結する回動軸3や揺動部材4と後ばねマウント12を
連結する連結軸15の下方のカバー部61には、透孔か
ら成るメンテナンス孔62が形成されている。このた
め、椅子1を長期間使用してカバー部61の内側の機構
で油切れが生じたときに、外部からメンテナンス孔62
に注油装置のノズルを差し入れて内部の可動部分に直接
油を噴射することができる。これにより、椅子1を分解
することなく注油を行うことができるので、摩擦音の発
生防止や摩耗防止のためのメンテナンス性を向上するこ
とができる。
い隠して保護を図ると共に見栄えを向上するカバー部6
1とされている。そして、揺動部材4と座受部材2とを
連結する回動軸3や揺動部材4と後ばねマウント12を
連結する連結軸15の下方のカバー部61には、透孔か
ら成るメンテナンス孔62が形成されている。このた
め、椅子1を長期間使用してカバー部61の内側の機構
で油切れが生じたときに、外部からメンテナンス孔62
に注油装置のノズルを差し入れて内部の可動部分に直接
油を噴射することができる。これにより、椅子1を分解
することなく注油を行うことができるので、摩擦音の発
生防止や摩耗防止のためのメンテナンス性を向上するこ
とができる。
【0044】上述したガススプリングの操作機構33,
63の動作を以下に説明する。
63の動作を以下に説明する。
【0045】操作機構33の組立時には、操作アーム3
4の軸部39を支持フレーム35の案内部67に差し入
れて支持部66まで案内させる。そして、支持部66に
よって軸部39を回転可能に支持することにより、操作
アーム34を支持フレーム35に支持させることができ
る。これにより、操作アーム34と支持フレーム35と
を連結する別部材の取付ピン等を不要にできるので、部
品点数を減少することができる。このため、組立性を向
上できると共に、部品コストを低減することができる。
4の軸部39を支持フレーム35の案内部67に差し入
れて支持部66まで案内させる。そして、支持部66に
よって軸部39を回転可能に支持することにより、操作
アーム34を支持フレーム35に支持させることができ
る。これにより、操作アーム34と支持フレーム35と
を連結する別部材の取付ピン等を不要にできるので、部
品点数を減少することができる。このため、組立性を向
上できると共に、部品コストを低減することができる。
【0046】また、この操作機構33を他の部材に組み
付けるときは、操作アーム34の軸部39と重心Gとの
距離が長いため操作アーム34が振れ難いので、多少の
振動を受けても操作アーム34は揺動せず支持フレーム
35から脱落することを防止できる。よって、組立性を
向上することができる。
付けるときは、操作アーム34の軸部39と重心Gとの
距離が長いため操作アーム34が振れ難いので、多少の
振動を受けても操作アーム34は揺動せず支持フレーム
35から脱落することを防止できる。よって、組立性を
向上することができる。
【0047】一方、操作機構63の組立時には、ワイヤ
51をワイヤ溝59に差し入れながら係止球53を球保
持部58に挿入し、係止球53を押し込んで抜け止め突
起60よりも内側に入れ込む。これにより、係止球53
は抜け止め突起60により容易に抜け落ちることはない
ので、操作アーム50にワイヤ51を取り付けた状態で
球保持部58を指等で押さえなくても容易に移動等する
ことができ、組立性を向上することができる。
51をワイヤ溝59に差し入れながら係止球53を球保
持部58に挿入し、係止球53を押し込んで抜け止め突
起60よりも内側に入れ込む。これにより、係止球53
は抜け止め突起60により容易に抜け落ちることはない
ので、操作アーム50にワイヤ51を取り付けた状態で
球保持部58を指等で押さえなくても容易に移動等する
ことができ、組立性を向上することができる。
【0048】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、上述した実施形態では偏心した軸部39
と抜け止め突起60とを別個の操作アーム34,50に
形成しているが、これには限られず同じ操作アームに形
成するようにしても良い。この場合も組立性を向上する
ことができる。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、上述した実施形態では偏心した軸部39
と抜け止め突起60とを別個の操作アーム34,50に
形成しているが、これには限られず同じ操作アームに形
成するようにしても良い。この場合も組立性を向上する
ことができる。
【0049】また、上述した実施形態の椅子1では、偏
心した軸部39抜け止め突起60との両方を有している
が、これには限られずいずれか一方を有していればよ
い。この場合も組立性を向上することができる。
心した軸部39抜け止め突起60との両方を有している
が、これには限られずいずれか一方を有していればよ
い。この場合も組立性を向上することができる。
【0050】さらに、上述した実施形態の椅子1では、
反力付与機構5と、反力付与機構5の仮置き部24と、
回動軸3の受け部27と、操作アーム50の位置決めフ
ィン56と、押圧突起57と、メンテナンス孔62とを
設けているが、これらは無くても良い。
反力付与機構5と、反力付与機構5の仮置き部24と、
回動軸3の受け部27と、操作アーム50の位置決めフ
ィン56と、押圧突起57と、メンテナンス孔62とを
設けているが、これらは無くても良い。
【0051】また、上述した実施形態では、本発明を椅
子1に適用した場合について説明しているが、これには
限られず椅子1以外の例えばテーブル等に適用しても良
い。
子1に適用した場合について説明しているが、これには
限られず椅子1以外の例えばテーブル等に適用しても良
い。
【0052】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載のガススプリングの操作機構によれば、操作アー
ムと支持フレームとを連結する別部材の取付ピン等を不
要にできるので、部品点数を減少することができる。こ
のため、組立性を向上できると共に、部品コストを低減
することができる。
1記載のガススプリングの操作機構によれば、操作アー
ムと支持フレームとを連結する別部材の取付ピン等を不
要にできるので、部品点数を減少することができる。こ
のため、組立性を向上できると共に、部品コストを低減
することができる。
【0053】また、操作アームが安定して揺動し難くな
ると共に操作アームの先端部をガススプリングと反対側
に位置させたときにのみ操作アームが支持フレームから
外れるので、操作機構を他の装置等に組み付ける際に、
支持フレームからの脱落を防止することができる。この
ため、組立性を向上することができる。
ると共に操作アームの先端部をガススプリングと反対側
に位置させたときにのみ操作アームが支持フレームから
外れるので、操作機構を他の装置等に組み付ける際に、
支持フレームからの脱落を防止することができる。この
ため、組立性を向上することができる。
【0054】さらに、請求項2記載のガススプリングの
操作機構によれば、球保持部の内部に収容した係止球は
抜け止め突起により容易に抜け落ちることはないので、
操作アームにワイヤを取り付けた状態で球保持部を指等
で押さえなくても容易に移動等することができる。よっ
て、組立性を向上することができる。
操作機構によれば、球保持部の内部に収容した係止球は
抜け止め突起により容易に抜け落ちることはないので、
操作アームにワイヤを取り付けた状態で球保持部を指等
で押さえなくても容易に移動等することができる。よっ
て、組立性を向上することができる。
【0055】また、請求項3記載のガススプリングの操
作機構によれば、管を廃棄する際に溶解してオレフィン
系の材料としてリサイクルすることができる。
作機構によれば、管を廃棄する際に溶解してオレフィン
系の材料としてリサイクルすることができる。
【図1】本発明のガススプリングの操作機構を示す中央
縦断面側面図である。
縦断面側面図である。
【図2】ガススプリングの操作機構を示す背面図であ
る。
る。
【図3】ガススプリングの操作機構を示す中央縦断面側
面図である。
面図である。
【図4】椅子を示す中央縦断面側面図である。
【図5】椅子を示す平面図である。
【図6】仮置き部を示す中央縦断面側面図である。
【図7】回動軸とガイド治具とを示す平面図である。
【図8】操作アームの軸受け部と位置決めフィンを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】本発明のガススプリングの操作機構の抜け止め
突起を示す側面図である。
突起を示す側面図である。
【図10】操作アームの抜け止め突起とワイヤの係止球
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図11】ガススプリング支持部と脚とを示す中央縦断
面側面図である。
面側面図である。
【図12】従来のガススプリングの操作機構を示す分解
組立斜視図である。
組立斜視図である。
【図13】従来のガススプリングの操作機構の操作アー
ムの連結部を示す斜視図である。
ムの連結部を示す斜視図である。
31 ガススプリング 32 調整ピン 33 ガススプリングの操作機構 34 操作アーム 35 支持フレーム 36 ワイヤ 37 管 39 軸部 47 調整ピン 50 操作アーム 51 ワイヤ 53 係止球 58 球保持部 59 ワイヤ溝 60 抜け止め突起 63 ガススプリングの操作機構 65 基端部 66 支持部 67 案内部 68 係止球 69 開口 70 規制部
Claims (3)
- 【請求項1】 ワイヤの操作によって基端部に形成した
軸部を中心に回転すると共に回転によりガススプリング
の調整ピンを押圧して前記ガススプリングを伸縮可能に
する操作アームと、前記ガススプリングに取り付けられ
ると共に前記操作アームの前記軸部を回転可能に支持す
る支持フレームとを備えるガススプリングの操作機構に
おいて、前記基端部は前記軸部に対して前記操作アーム
の先端部側に偏心して形成されると共に、前記支持フレ
ームは、前記軸部よりも僅かに広い幅を有して前記支持
フレームの外縁から前記調整ピンの突出方向に切り込ん
だ形状の案内部と、前記案内部の最奥部に形成されて前
記調整ピンの突出方向への前記軸部の付勢を受ける支持
部と、前記案内部の側壁のうちの前記ガススプリング側
に位置する方に該側壁の近傍に位置する規制部とを備え
ることを特徴とするガススプリングの操作機構。 - 【請求項2】 遠隔操作用のワイヤの係止球を開口から
挿入して収容する球保持部と、球保持部の前記開口の周
縁の一部から切り込んだ形状のワイヤ溝とを有すると共
に、回転によりガススプリングの調整ピンを押圧して前
記ガススプリングを伸縮可能にする操作アームを備える
ガススプリングの操作機構において、前記球保持部に収
容した前記係止球よりも前記開口側の前記球保持部に抜
け止め突起が形成されていることを特徴とするガススプ
リングの操作機構。 - 【請求項3】 前記ワイヤを摺動可能に収容するポリエ
チレン製の管を備えることを特徴とする請求項1または
2記載のガススプリングの操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342359A JP2000139611A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | ガススプリングの操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10342359A JP2000139611A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | ガススプリングの操作機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000139611A true JP2000139611A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18353123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10342359A Pending JP2000139611A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | ガススプリングの操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000139611A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006000144A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Okamura Corp | 椅子 |
US8310468B2 (en) | 2006-06-28 | 2012-11-13 | Novartis Ag | Control display positioning system |
JP2017079942A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | タカノ株式会社 | 反力調整機構および椅子 |
-
1998
- 1998-11-16 JP JP10342359A patent/JP2000139611A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006000144A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Okamura Corp | 椅子 |
US8310468B2 (en) | 2006-06-28 | 2012-11-13 | Novartis Ag | Control display positioning system |
JP2017079942A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | タカノ株式会社 | 反力調整機構および椅子 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051031 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080313 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080319 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080730 |