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JP2000130993A - 誘導飛しょう体用発射筒 - Google Patents

誘導飛しょう体用発射筒

Info

Publication number
JP2000130993A
JP2000130993A JP10304936A JP30493698A JP2000130993A JP 2000130993 A JP2000130993 A JP 2000130993A JP 10304936 A JP10304936 A JP 10304936A JP 30493698 A JP30493698 A JP 30493698A JP 2000130993 A JP2000130993 A JP 2000130993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
flying object
attached
launch tube
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10304936A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tanaka
裕之 田中
Hiroya Hara
浩也 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10304936A priority Critical patent/JP2000130993A/ja
Publication of JP2000130993A publication Critical patent/JP2000130993A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空機の後方に発射される誘導飛しょう体用
の発射筒において、航空機の空力抵抗を低減させるとと
もに、飛しょう体発射時のブラスト逆流による飛しょう
体への熱的影響、ブラストによる母機への荷重伝達を防
止する。また、大気中の障害物の衝突により推進装置の
ノズルが破損する危険から推進装置を保護する。 【解決手段】 航空機の後方に発射される誘導飛しょう
体用の発射筒において、空力抵抗の大きな展開翼5を折
り畳んで収納するとともに、発射時には発射筒7を抜け
るまで展開翼5をガイドするための翼ガイドレール10
と、推進装置4のノズル6等を保護するとともに推進装
置4のブラストAで打ち破られる先端が尖ったカバー8
とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航空機(以下母
機と称する)に搭載され、この母機の後方に位置する目
標体に向けて発射される誘導飛しょう体用の発射筒に関
する技術であり、さらに詳しく述べると、誘導飛しょう
体が母機に搭載された状態、及び誘導飛しょう体が発射
された後における母機の空力抵抗を低減させるととも
に、母機へ搭載された状態での誘導飛しょう体後部を大
気中の鳥や氷などの障害物との衝突から保護するための
装置を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の飛しょう体発射筒に関する技術を
図7を用いて説明する。図7(a)は母機1の方向に向
かって発射される誘導飛しょう体3の発射状況を示す図
であり、、、、は発射後の誘導飛しょう体3の
状態の変化を時系列で示している。また図7(b)は母
機にランチャを介して取り付けられた誘導飛しょう体を
示す図であり、1は母機、2はランチャ、3は誘導飛し
ょう体、4は推進装置、6は推進装置のノズル、19は
誘導飛しょう体をランチャに吊り下げるためのハンガ、
20はランチャレール、21は誘導飛しょう体の翼であ
る。
【0003】図7(a)において、は母機1に搭載さ
れた状態の誘導飛しょう体3を示している。誘導飛しょ
う体3は母機1からランチャレール20に沿って発射さ
れるが、発射された直後は母機1の飛行速度が誘導飛し
ょう体3の飛しょう方向と逆向きのため、その分減速さ
れているが()、時間がたつごとに飛しょう方向に加
速を行い()、飛しょうを続ける()。
【0004】図7(b)において、誘導飛しょう体3は
ハンガ19によってランチャレール20に吊り下げられ
ており、発射時にはランチャレール20に沿って母機1
の飛行方向と逆向きに飛しょうする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の誘導飛しょう体
は、母機1に搭載された状態では翼21等による空力抵
抗が大きいうえに、空力抵抗の大きい推進装置4のノズ
ル6面が飛行方向に正対しているため、母機1の飛行性
能に大きな悪影響を及ぼしていた。また飛行中に、大気
中の鳥や氷などの障害物との衝突により、推進装置4の
ノズル6内部のウエザーシールが破れて、推進装置4の
性能が劣化する危険等があった。
【0006】この発明は、誘導飛しょう体が母機に搭載
された状態、及び誘導飛しょう体が発射された後におけ
る母機の空力抵抗を低減させるとともに、大気中の鳥や
氷などの障害物との衝突により推進装置のノズル内部の
ウエザーシールが破れる等の危険から推進装置を保護す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の誘導飛しょ
う体用発射筒は、空力抵抗の大きな展開翼を折り畳んで
収納するとともに、発射時には前記発射筒を抜けるまで
前記展開翼をガイドするための翼ガイドレールと、推進
装置のノズル等を保護するとともに、ブラストを受け打
ち破られ、前記飛しょう体後端部の空力抵抗を低減させ
るために先端が尖ったカバーとを備えたものである。
【0008】また、第2の発明の誘導飛しょう体用発射
筒は、空力抵抗の大きな展開翼を折り畳んで収納すると
ともに、発射時には前記発射筒を抜けるまで前記展開翼
をガイドするための翼ガイドレールと、推進装置のノズ
ル等を保護するとともに、ブラストを受け打ち破られ、
前記飛しょう体後端部の空力抵抗を低減させるために先
端が尖ったカバーと、前記推進装置のブラストで容易に
打ち破ることが可能なようにカバーに設けられた格子状
の溝とを備えたものである。
【0009】また、第3の発明の誘導飛しょう体用発射
筒は、空力抵抗の大きな展開翼を折り畳んで収納すると
ともに、発射時には前記発射筒を抜けるまで前記展開翼
をガイドするための翼ガイドレールと、推進装置のノズ
ル等を保護するとともにブラストを受けて開き、前記飛
しょう体後端部の空力抵抗を低減させるために先端が尖
った多角錐形状に固定されたカバーと、前記カバーを発
射筒に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバーを多角
錐形状に固定し隙間を密閉する弾性体とを備えたもので
ある。
【0010】また、第4の発明の誘導飛しょう体用発射
筒は、空力抵抗の大きな展開翼を折り畳んで収納すると
ともに、発射時には前記発射筒を抜けるまで前記展開翼
をガイドするための翼ガイドレールと、推進装置のノズ
ル等を保護するとともにブラストを受けて開き、飛しょ
う体後端部の空力抵抗を低減させるために先端が尖った
多角錐形状に固定されたカバーと、前記カバーを発射筒
に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバーを多角錐形
状に固定し隙間を密閉する弾性体と、前記カバーの開く
角度を制限し固定するストッパとを備えたものである。
【0011】また、第5の発明の誘導飛しょう体用発射
筒は、空力抵抗の大きな展開翼を折り畳んで収納すると
ともに、発射時には前記発射筒を抜けるまで前記展開翼
をガイドするための翼ガイドレールと、推進装置のノズ
ル等を保護するとともにブラストを受け開き、前記飛し
ょう体後端部の空力抵抗を低減させるために先端が尖っ
た多角錐形状に固定されたカバーと、前記カバーを前記
発射筒に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバーを多
角錐形状に固定し隙間を密閉する弾性体と、開いた前記
カバーが瞬時に閉じるように前記カバーの前記ヒンジ部
に取り付けられたトーションバーとを備えたものであ
る。
【0012】また、第6の発明の誘導飛しょう体用発射
筒は、空力抵抗の大きな展開翼を折り畳んで収納すると
ともに、発射時には前記発射筒を抜けるまで前記展開翼
をガイドするための翼ガイドレールと、推進装置のノズ
ル等を保護するとともにブラストを受け開き、前記飛し
ょう体後端部の空力抵抗を低減させるために先端が尖っ
た多角錐形状に固定されたカバーと、前記カバーを前記
発射筒に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバーを多
角錐形状に固定し密閉する弾性体と、前記カバー開閉の
ために前記カバーの前記ヒンジ部に取り付けられた駆動
装置と、前記駆動装置を制御信号を送り前記カバーの開
閉角度、速度、タイミングを制御する制御装置とを備え
たものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す図であり、図1(a)は、誘導飛し
ょう体が母機に搭載された状態、図1(b)は誘導飛し
ょう体が発射された直後の状態を示す。図において1は
母機、2はランチャ、3は誘導飛しょう体、4は推進装
置、5は折り畳まれた状態で発射筒に収納された展開
翼、6は推進装置のノズル、7は発射筒、8は発射筒の
後端に取り付けられた先端が尖ったカバー、9は発射筒
内部を外気と遮断するシール材、10は展開翼を折り畳
んで収納するための翼ガイドレール、11は母機のラン
チャに吊り下げるためのフック、Aは推進装置4から噴
出されたブラストを示す。
【0014】この発明においては、誘導飛しょう体3が
母機1に搭載された状態では、誘導飛しょう体3の展開
翼5と推進装置4の後端部は、先端の尖ったカバー8を
有する発射筒7に収納されているため、母機の空力抵抗
を低減させることができる。また、同時に推進装置4の
ノズル6を大気中の鳥や氷などの障害物との衝突から守
ることができる。
【0015】図1(b)では、誘導飛しょう体3が発射
筒7を離れて飛び出した直後を示しているが、カバー8
が推進装置4から噴出されたブラストAを受け打ち破ら
れるため、ブラストAが逆流して誘導飛しょう体3を熱
的に破壊することを防ぐことが可能である。また、カバ
ー8が破れることによりブラストAによる荷重が母機に
伝わらないようにすることができる。
【0016】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す図であり、図2(a)は、誘導飛しょう体が
母機に搭載された状態、図2(b)は誘導飛しょう体が
発射された直後の状態を示す。図において1は母機、2
はランチャ、3は誘導飛しょう体、4は推進装置、5は
折り畳まれた状態で発射筒に収納された展開翼、6は推
進装置のノズル、7は発射筒、8は発射筒の後端に取り
付けられた先端が尖ったカバー、9は発射筒内部を外気
と遮断するシール材、10は展開翼を折り畳んで収納す
るための翼ガイドレール、11は母機のランチャに吊り
下げるためのフック、12はカバーに設けられた格子状
の溝、Aは推進装置4から噴出されたブラストを示す。
【0017】この発明においては、誘導飛しょう体3が
母機1に搭載された状態では、誘導飛しょう体3の展開
翼5と推進装置4の後端部は、先端の尖ったカバー8を
有する発射筒7に収納されているため、母機の空力抵抗
を低減させることができる。また、同時に推進装置4の
ノズル6を大気中の鳥や氷などの障害物との衝突から守
ることができる。
【0018】図2(b)では、誘導飛しょう体3が発射
筒7を離れて飛び出した直後を示しているが、カバー8
が推進装置4から噴出されたブラストAを受け容易に破
られるため、ブラストAが逆流して誘導飛しょう体3を
熱的に破壊することを防ぐことが可能である。また、カ
バー8が容易に破れることによりブラストAによる荷重
が母機に伝わらないようにすることができる。さらに、
格子状の溝12によりカバー8の破片が小片化するた
め、その破片が母機1に衝突しても損傷を与えない。
【0019】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3を示す図であり、図3(a)は、誘導飛しょう体が
母機に搭載された状態、図3(b)は誘導飛しょう体が
発射された直後の状態を示す。図において1は母機、2
はランチャ、3は誘導飛しょう体、4は推進装置、5は
折り畳まれた状態で発射筒に収納された展開翼、6は推
進装置のノズル、7は発射筒、8は発射筒の後端に取り
付けられ先端が尖った多角錐形状に固定されたカバー、
9は発射筒内部を外気と遮断するシール材、10は展開
翼を折り畳んで収納するための翼ガイドレール、11は
母機のランチャに吊り下げるためのフック、13はカバ
ー8を発射筒7に開閉可能に固定するヒンジ、14はカ
バー8を多角錐形状に固定し隙間を密閉する弾性体、A
は推進装置4から噴出されたブラストを示す。
【0020】この発明においては、誘導飛しょう体3が
母機1に搭載された状態では、誘導飛しょう体3の展開
翼5と推進装置4の後端部は、先端の尖った多角錐形状
に固定されたカバー8を有する発射筒7に収納されてい
るため、母機の空力抵抗を低減させることができる。ま
た、同時に推進装置4のノズル6を大気中の鳥や氷など
の障害物との衝突から守ることができる。
【0021】図3(b)では、誘導飛しょう体3が発射
筒7を離れて飛び出した直後を示しているが、カバー8
が推進装置4から噴出されたブラストAを受け開くた
め、ブラストAが逆流して誘導飛しょう体3を熱的に破
壊することを防ぐことが可能である。また、カバー8が
開くことによりブラストAによる荷重が母機に伝わらな
いようにすることができる。さらに、カバー8の破片が
飛散しないため、母機1に損傷を与えない。加えて、弾
性体14を交換することによりカバー8の再利用が可能
になる。
【0022】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4を示す図であり、図4(a)は、誘導飛しょう体が
母機に搭載された状態、図4(b)は誘導飛しょう体が
発射された直後の状態を示す。図において1は母機、2
はランチャ、3は誘導飛しょう体、4は推進装置、5は
折り畳まれた状態で発射筒に収納された展開翼、6は推
進装置のノズル、7は発射筒、8は発射筒の後端に取り
付けられ先端が尖った多角錐形状に固定されたカバー、
9は発射筒内部を外気と遮断するシール材、10は展開
翼を折り畳んで収納するための翼ガイドレール、11は
母機のランチャに吊り下げるためのフック、13はカバ
ー8を発射筒7に開閉可能に固定するヒンジ、14はカ
バー8を多角錐形状に固定し隙間を密閉する弾性体、1
5はカバー8の開く角度を制限しその状態で固定するス
トッパ、Aは推進装置4から噴出されたブラストを示
す。
【0023】この発明においては、誘導飛しょう体3が
母機1に搭載された状態では、誘導飛しょう体3の展開
翼5と推進装置4の後端部は、先端の尖った多角錐形状
に固定されたカバー8を有する発射筒7に収納されてい
るため、母機の空力抵抗を低減させることができる。ま
た、同時に推進装置4のノズル6を大気中の鳥や氷など
の障害物との衝突から守ることができる。
【0024】図4(b)では、誘導飛しょう体3が発射
筒7を離れて飛び出した直後を示しているが、カバー8
が推進装置4から噴出されたブラストAを受け開くた
め、ブラストAが逆流して誘導飛しょう体3を熱的に破
壊することを防ぐことが可能である。また、カバー8が
開くことによりブラストAによる荷重が母機に伝わらな
いようにすることができる。さらに、カバー8がストッ
パ15により開いた状態で固定されるため、母機1に損
傷を与えないとともに空力抵抗も安定する。加えて、弾
性体14を交換することによりカバーの再利用が可能に
なる。
【0025】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5を示す図であり、図5(a)は、誘導飛しょう体が
母機に搭載された状態、図5(b)は誘導飛しょう体が
発射された直後の状態を示す。図において1は母機、2
はランチャ、3は誘導飛しょう体、4は推進装置、5は
折り畳まれた状態で発射筒に収納された展開翼、6は推
進装置のノズル、7は発射筒、8は発射筒の後端に取り
付けられ先端が尖った多角錐形状に固定されたカバー、
9は発射筒内部を外気と遮断するシール材、10は展開
翼を折り畳んで収納するための翼ガイドレール、11は
母機のランチャに吊り下げるためのフック、13はカバ
ー8を発射筒7に開閉可能に固定するヒンジ、14はカ
バー8を多角錐形状に固定し隙間を密閉する弾性体、1
6はヒンジ13部に取り付けられ開いたカバー8を瞬時
に閉じるトーションバー、Aは推進装置4から噴出され
たブラストを示す。
【0026】この発明においては、誘導飛しょう体3が
母機1に搭載された状態では、誘導飛しょう体3の展開
翼5と推進装置4の後端部は、先端の尖った多角錐形状
に固定されたカバー8を有する発射筒7に収納されてい
るため、母機の空力抵抗を低減させることができる。ま
た、同時に推進装置4のノズル6を大気中の鳥や氷など
の障害物との衝突から守ることができる。
【0027】図5(b)では、誘導飛しょう体3が発射
筒7を離れて飛び出した直後を示しているが、カバー8
が推進装置4から噴出されたブラストAを受け開くた
め、ブラストAが逆流して誘導飛しょう体3を熱的に破
壊することを防ぐことが可能である。また、カバー8が
開くことによりブラストAによる荷重が母機に伝わらな
いようにすることができる。さらに、カバー8がトーシ
ョンバー16により瞬時に閉じるため、母機1に損傷を
与えないとともに空力抵抗も発射前の状態と同等に保て
る。加えて、弾性体14を交換することによりカバーの
再利用が可能になる。
【0028】実施の形態6.図6はこの発明の実施の形
態6を示す図であり、図6(a)は、誘導飛しょう体が
母機に搭載された状態、図6(b)は誘導飛しょう体が
発射された直後の状態を示す。図において1は母機、2
はランチャ、3は誘導飛しょう体、4は推進装置、5は
折り畳まれた状態で発射筒に収納された展開翼、6は推
進装置のノズル、7は発射筒、8は発射筒の後端に取り
付けられ先端が尖った多角錐形状に固定されたカバー、
9は発射筒内部を外気と遮断するシール材、10は展開
翼を折り畳んで収納するための翼ガイドレール、11は
母機のランチャに吊り下げるためのフック、13はカバ
ー8を発射筒7に開閉可能に固定するヒンジ、14はカ
バー8を多角錐形状に固定し隙間を密閉する弾性体、1
7はヒンジ13部に取り付けられたカバー8の駆動装
置、18は駆動装置に制御信号を送りカバー8の開閉角
度、速度、タイミングを制御する制御装置を示す。
【0029】この発明においては、誘導飛しょう体3が
母機1に搭載された状態では、誘導飛しょう体3の展開
翼5と推進装置4の後端部は、先端の尖った多角錐形状
に固定されたカバー8を有する発射筒7に収納されてい
るため、母機の空力抵抗を低減させることができる。ま
た、同時に推進装置4のノズル6を大気中の鳥や氷など
の障害物との衝突から守ることができる。
【0030】図6(b)では、誘導飛しょう体3が発射
筒7を離れて飛び出した直後を示しているが、カバー8
が推進装置4から噴出されたブラストAを受け開くた
め、ブラストAが逆流して誘導飛しょう体3を熱的に破
壊することを防ぐことが可能である。また、カバー8が
開くことによりブラストAによる荷重が母機に伝わらな
いようにすることができる。さらに、制御装置18から
送られる制御信号により駆動装置17が動作し、カバー
8が任意の角度、速度、タイミングで開閉するため、発
射直後のブラスト逆流、母機への荷重伝達及び発射後の
母機の空力特性劣化を最適な条件で防止することができ
る。加えて、弾性体14を交換することによりカバーの
再利用が可能になる。
【0031】
【発明の効果】第1の発明によれば、先端が尖ったカバ
ーを備えることにより、誘導飛しょう体が母機に搭載さ
れた状態での空力抵抗を低減させるとともに、大気中の
鳥や氷などの障害物の衝突により推進装置のノズル内部
のウエザーシールが破れる等の危険から推進装置を保護
することができる。また、誘導飛しょう体の発射時にお
いては、推進装置のブラストによりカバーが打ち破られ
るため、推進装置のブラスト逆流を防止して飛しょう体
への熱的影響を低減させるとともに、ブラストによる母
機への荷重伝達を防止することができる。
【0032】また、第2の発明によれば、先端が尖った
カバーを備えることにより、誘導飛しょう体が母機に搭
載された状態での空力抵抗を低減させるとともに、大気
中の鳥や氷などの障害物の衝突により推進装置のノズル
内部のウエザーシールが破れる等の危険から推進装置を
保護することができる。また、誘導飛しょう体の発射時
においては、推進装置のブラストによりカバーが打ち破
られるため、推進装置のブラスト逆流を防止して飛しょ
う体への熱的影響を低減させるとともに、ブラストによ
る母機への荷重伝達を防止することができる。さらに、
カバーに格子状の溝を設けることにより、より容易にカ
バーが打ち破られるとともに、カバーの破片を小破片化
できるため、破片が母機に衝突しても母機に損傷を与え
ないようにすることができる。
【0033】また、第3の発明によれば、先端が尖った
多角錐形状に固定されたカバーを備えることにより、誘
導飛しょう体が母機に搭載された状態での空力抵抗を低
減させるとともに、大気中の鳥や氷などの障害物の衝突
により推進装置のノズル内部のウエザーシールが破れる
等の危険から推進装置を保護することができる。また、
誘導飛しょう体の発射時においては、推進装置のブラス
トによりカバーが開くため、推進装置のブラスト逆流を
防止して飛しょう体への熱的影響を低減させるととも
に、ブラストによる母機への荷重伝達を防止することが
できる。さらに、カバーの破片が飛散しないため母機に
損傷を与えないようにすることができるとともに、カバ
ーの再利用が可能になる。
【0034】また、第4の発明によれば、先端が尖った
多角錐形状に固定されたカバーを備えることにより、誘
導飛しょう体が母機に搭載された状態での空力抵抗を低
減させるとともに、大気中の鳥や氷などの障害物の衝突
により推進装置のノズル内部のウエザーシールが破れる
等の危険から推進装置を保護することができる。また、
誘導飛しょう体の発射時においては、推進装置のブラス
トによりカバーが開くため、推進装置のブラスト逆流を
防止して飛しょう体への熱的影響を低減させるととも
に、ブラストによる母機への荷重伝達を防止することが
できる。さらに、カバーの破片が飛散しないため母機に
損傷を与えないようにすることができるとともに、カバ
ーの再利用が可能になる。加えてストッパを備えること
によりカバーの開く角度が制限され固定されるため、空
力抵抗が安定する。
【0035】また、第5の発明によれば、先端が尖った
多角錐形状に固定されたカバーを備えることにより、誘
導飛しょう体が母機に搭載された状態での空力抵抗を低
減させるとともに、大気中の鳥や氷などの障害物の衝突
により推進装置のノズル内部のウエザーシールが破れる
等の危険から推進装置を保護することができる。また、
誘導飛しょう体の発射時においては、推進装置のブラス
トによりカバーが開くため、推進装置のブラスト逆流を
防止して飛しょう体への熱的影響を低減させるととも
に、ブラストによる母機への荷重伝達を防止することが
できる。さらに、カバーの破片が飛散しないため母機に
損傷を与えないようにすることができるとともに、カバ
ーの再利用が可能になる。加えてヒンジ部にトーション
バーを備えることにより開いたカバーが瞬時に閉じるた
め、誘導飛しょう体発射後の母機の空気抵抗を発射前の
状態と同等に保つことができる。
【0036】また、第6の発明によれば、先端が尖った
多角錐形状に固定されたカバーを備えることにより、誘
導飛しょう体が母機に搭載された状態での空力抵抗を低
減させるとともに、大気中の鳥や氷などの障害物の衝突
により推進装置のノズル内部のウエザーシールが破れる
等の危険から推進装置を保護することができる。また、
誘導飛しょう体の発射時においては、推進装置のブラス
トによりカバーが開くため、推進装置のブラスト逆流を
防止して飛しょう体への熱的影響を低減させるととも
に、ブラストによる母機への荷重伝達を防止することが
できる。さらに、カバーの破片が飛散しないため母機に
損傷を与えないようにすることができるとともに、カバ
ーの再利用が可能になる。加えてカバー開閉のための駆
動装置及び制御装置を備えることによりカバーの開閉角
度、速度、タイミングを任意に実施可能になるため、発
射時の推進装置のブラスト逆流防止、ブラストによる母
機への荷重伝達防止、及び発射後の母機空力抵抗の低減
を最適な条件で実施することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による誘導飛しょう
体用発射筒を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による誘導飛しょう
体用発射筒を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による誘導飛しょう
体用発射筒を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による誘導飛しょう
体用発射筒を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による誘導飛しょう
体用発射筒を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による誘導飛しょう
体用発射筒を示す図である。
【図7】 従来の誘導飛しょう体の運用を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 母機、2 ランチャ、3 誘導飛しょう体、4 推
進装置、5 展開翼、6 ノズル、7 発射筒、8 カ
バー、9 シール材、10 翼ガイドレール、11 フ
ック、12 溝、13 ヒンジ、14 弾性体、15
ストッパ、16トーションバー、17 駆動装置、18
制御装置、19 ハンガ、20 ランチャレール、2
1 翼、A ブラスト。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載される航空機の後方に向けて発射さ
    れる誘導飛しょう体用の発射筒において、前記発射筒の
    後端に取り付けられ、前記飛しょう体の推進装置のブラ
    ストを受けて、打ち破られる先端の尖ったカバーと、前
    記発射筒の前部に取り付けられ、前記発射筒の内部を外
    気と遮断するためのシール材と、前記飛しょう体の機軸
    方向に沿って前記発射筒の内壁に設けられた翼ガイドレ
    ールと、前記発射筒の上部に取付けられ、前記航空機の
    ランチャに吊り下げるためのフックとを備えたことを特
    徴とする誘導飛しょう体用発射筒。
  2. 【請求項2】 搭載される航空機の後方に向けて発射さ
    れる誘導飛しょう体用の発射筒において、前記発射筒の
    後端に取り付けられ、格子状の溝を有する先端の尖った
    カバーと、前記発射筒の前部に取り付けられ、前記発射
    筒の内部を外気と遮断するためのシール材と、前記飛し
    ょう体の機軸方向に沿って前記発射筒の内壁に設けられ
    た翼ガイドレールと、前記発射筒の上部に取付けられ、
    前記航空機のランチャに吊り下げるためのフックとを備
    えたことを特徴とする誘導飛しょう体用発射筒。
  3. 【請求項3】 搭載される航空機の後方に向けて発射さ
    れる誘導飛しょう体用の発射筒において、前記発射筒の
    後端に取り付けられる三角形のカバーと、前記カバーを
    前記発射筒に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバー
    を先端形状が多角錐になるように固定し、前記カバー間
    の隙間を密閉する弾性体と、前記発射筒の前部に取り付
    けられ、前記発射筒の内部を外気と遮断するためのシー
    ル材と、前記飛しょう体の機軸方向に沿って前記発射筒
    の内壁に設けられた翼ガイドレールと、前記発射筒の上
    部に取付けられ、前記航空機のランチャに吊り下げるた
    めのフックとを備えたことを特徴とする誘導飛しょう体
    用発射筒。
  4. 【請求項4】 搭載される航空機の後方に向けて発射さ
    れる誘導飛しょう体用の発射筒において、前記発射筒の
    後端に取り付けられる三角形のカバーと、前記カバーを
    前記発射筒に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバー
    を先端形状が多角錐になるように固定し、前記カバー間
    の隙間を密閉する弾性体と、前記発射筒の前部に取り付
    けられ、前記発射筒の内部を外気と遮断するためのシー
    ル材と、前記ヒンジ部に取り付き、前記カバーの開く角
    度を制限し固定するストッパと、前記飛しょう体の機軸
    方向に沿って前記発射筒の内壁に設けられた翼ガイドレ
    ールと、前記発射筒の上部に取付けられ、前記航空機の
    ランチャに吊り下げるためのフックとを備えたことを特
    徴とする誘導飛しょう体用発射筒。
  5. 【請求項5】 搭載される航空機の後方に向けて発射さ
    れる誘導飛しょう体用の発射筒において、前記発射筒の
    後端に取り付けられる三角形のカバーと、前記カバーを
    前記発射筒に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバー
    を先端形状が多角錐になるように固定し、前記カバー間
    の隙間を密閉する弾性体と、前記発射筒の前部に取り付
    けられ、前記発射筒の内部を外気と遮断するためのシー
    ル材と、前記ヒンジ部に取り付き、前記カバーの開く角
    度を制限し瞬時に閉じることを可能にするトーションバ
    ーと、前記飛しょう体の機軸方向に沿って前記発射筒の
    内壁に設けられた翼ガイドレールと、前記発射筒の上部
    に取付けられ、前記航空機のランチャに吊り下げるため
    のフックとを備えたことを特徴とする誘導飛しょう体用
    発射筒。
  6. 【請求項6】 搭載される航空機の後方に向けて発射さ
    れる誘導飛しょう体用の発射筒において、前記発射筒の
    後端に取り付けられる三角形のカバーと、前記カバーを
    前記発射筒に開閉可能に固定するヒンジと、前記カバー
    を先端形状が多角錐になるように固定し、前記カバー間
    の隙間を密閉する弾性体と、前記発射筒の前部に取り付
    けられ、前記発射筒の内部を外気と遮断するためのシー
    ル材と、前記ヒンジ部に取り付き、前記カバーの開閉を
    行う駆動装置と、前記駆動装置を制御する制御装置と、
    前記飛しょう体の機軸方向に沿って前記発射筒の内壁に
    設けられた翼ガイドレールと、前記発射筒の上部に取付
    けられ、前記航空機のランチャに吊り下げるためのフッ
    クとを備えたことを特徴とする誘導飛しょう体用発射
    筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010196977A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 飛しょう体発射装置

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JP2010196977A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 飛しょう体発射装置

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