JP2000085485A - 車載用工具の格納構造 - Google Patents
車載用工具の格納構造Info
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Abstract
ペアタイヤボード上の荷室床面をフラットにすることが
でき、しかも車載用工具の視認性の向上を図ることがで
き、さらに各々のスペアタイヤ幅にそれぞれ対応し得る
ように成形されるスペアタイヤボードの製作の簡易化を
も図り得るような車載用工具の格納構造を提供する。 【解決手段】 スペアタイヤ収納用凹部3の上部開口4
を覆うスペアタイヤボード5を樹脂成形品とし、樹脂成
形品から成るスペアタイヤボード5に車載用工具(例え
ば、ジャッキハンドル9及びホールレンチ10等)の形
状に対応する形状を有しかつスペアタイヤボード5の裏
面側に窪んだ凹形状部12,16を一体成形し、これら
の凹形状部12,16内に車載用工具9,10を嵌め込
んで格納する。
Description
用される車載用工具の格納構造に関し、さらに詳しく
は、スペアタイヤ収納用凹部の上部開口を覆うスペアタ
イヤボードにジャッキハンドルやホイールレンチ等の車
載用工具を固定するための構造に関するものである。
設けてこの凹部をスペアタイヤ収納用凹部とすることに
より、車体後部空間の有効利用を図るようにしたものが
従来より公知となっている。この種の四輪自動車にあっ
ては、通常、ハードボード(硬質ボード)から成るスペ
アタイヤボードをスペアタイヤ収納用凹部の蓋部材とし
て用い、このスペアタイヤボードにてスペアタイヤ収納
用凹部の上部開口を覆ってリヤフロアを面一とし、スペ
アタイヤボードの上部部分を荷室として利用し得るよう
にしている。
ンチ等の車載用工具の格納の便宜のために上述のスペア
タイヤボード或いはスペアタイヤ収納用凹部に車載用工
具を組付けて格納するように構成する場合がある。この
ような場合には、従来、図13〜図15にそれぞれ示す
ような格納構造を採用している。まず、図13の場合
は、スペアタイヤボードを構成するハードボード30に
鉄クリップ31をカシメピン32にてかしめ、これによ
りハードボード30に装着された鉄クリップ31のフッ
ク部31aとハードボード30との間に車載用工具(ジ
ャッキハンドル等)33を嵌め込んで固定するようにし
ている。また、図14の場合は、ハードボード30に樹
脂クリップ34を装着し、この樹脂クリップ34の係着
部34a内に車載用工具33を嵌め込んで固定するよう
にしている。また、図15の場合は、フロアパネル35
に形成されたスペアタイヤ収納用凹部36とこのスペア
タイヤ収納用凹部36内に格納されたスペアタイヤ37
との間に車載用工具33を挟み込んだ状態で固定するよ
うにしている。さらに、図示を省略したが、樹脂製のス
ペアタイヤボードに裏面側(下方側)に窪んだ凹部を形
成し、この凹部に車載用工具を格納することにより車載
用工具をスペアタイヤボードの上側に乗せた状態で固定
するようにした構造も提案されている(実開平5−63
997号参照)。
如き従来の車載用工具の格納構造では、次のような問題
点がある。すなわち、図13及び図14に示すように鉄
クリップ31や樹脂クリップ34を使用して車載用工具
33をハードボード30に固定する場合には、鉄クリッ
プ31や樹脂クリップ34の分だけ部品点数が多くなっ
てしまう不具合がある。また、鉄クリップ31や樹脂ク
リップ34の一部がハードボード30の上面から上方に
向けて突出した状態で配設されることになるため、ハー
ドボード30部分においてその上面がフラットになら
ず、従ってフラットな荷室床面を得ることができないと
いう不具合がある。なお、この荷室床面をフラットにす
るためには、車載用工具33をハードボード30の裏面
側に格納したり、或いは図15に示す如く車載用工具3
3をスペアタイヤ37の下に格納することが考えられる
が、このような格納構造を採用した場合には、非常時
(緊急時)等において車載用工具33を即座に見つけに
くく、例えば、車載用工具33の格納箇所や格納の有無
が即座に視認できない等という不具合を生じる。また、
既述のように車載工具をスペアタイヤボードの凹部に入
れてスペアタイヤボードの上側に乗せた状態で格納する
ようにした場合には、スペアタイヤ交換時にスペアタイ
ヤボードを外してその裏面を外方に向けた状態で立てか
けておくと、その状態のままでは車載用工具33を即座
に見つけにくく視認性に欠けるという問題点がある。
てなされたものであって、その目的は、部品点数の削減
を図ることができると共にスペアタイヤボード上の荷室
床面をフラットにすることができ、しかも車載用工具の
視認性の向上を図ることができ、さらに各々のスペアタ
イヤ幅にそれぞれ対応するスペアタイヤボードを1つの
共通の成形型で容易に樹脂成形し得てスペアタイヤボー
ドの製作の簡易化をも図り得るような車載用工具の格納
構造を提供することにある。
めに、本発明では、スペアタイヤ収納用凹部の上部開口
を覆うスペアタイヤボードを樹脂成形品とし、前記樹脂
成形品から成るスペアタイヤボードに車載用工具の形状
に対応する形状を有しかつ前記スペアタイヤボードの裏
面側に窪んだ凹形状部を一体成形し、前記凹形状部内に
車載用工具を嵌め込んで格納するようにしている。ま
た、本発明では、前記凹形状部内に前記車載用工具を固
定するための係合突起を前記凹形状部に設けると共に、
前記係合突起の配設箇所に対応する前記凹形状部の部分
に開口部を形成するようにしている。また、本発明で
は、前記凹形状部の一端部に前記車載用工具の一端を差
し込むことができる喰い切り部又は窪み部を設け、前記
喰い切り部又は窪み部に前記車載用工具の一端を固定す
ると共に、前記係合突起にて前記車載用工具の他端側の
部分を固定するようにしている。また、本発明では、ス
ペアタイヤ押さえ用の脚部を有するスペアタイヤボード
及びスペアタイヤ押さえ用の脚部を有しないスペアタイ
ヤボードを入れ子式成形型により樹脂成形するようにし
ている。
図1〜図12を参照して説明する。
を備えた四輪自動車のフロアパネル1の後部部分を示す
ものであって、図1に示すようにフロアパネル1の後部
部分(リヤフロアパネル)1aにスペアタイヤ2を収納
するための凹部(スペアタイヤ収納用凹部)3が設けら
れている。このスペアタイヤ収納用凹部3は、図1及び
図8に示すように、リヤシート11の後方側のフロアパ
ネル1の後部部分1aを基本面より一段低くして下方に
落ち込ませた凹形状部から成るものであって、スペアタ
イヤ収納用凹部3の上部開口4をスペアタイヤボード5
にて覆うことによりフロアパネル1の後部部分1aの床
面をフラットにして、その床面上にカーペット6(図8
参照)等を敷設してその上部空間を荷室として利用し得
るように構成している。なお、本実施形態においては、
スペアタイヤボード5は取外し可能に構成されており、
スペアタイヤ交換時等には図8に示す如く開蓋されるよ
うになっている。また、スペアタイヤボード5の閉蓋時
すなわちスペアタイヤボード5にてスペアタイヤ収納用
凹部3の上部開口4を覆ったときには、スペアタイヤボ
ード5の後端縁に設けられた一対の係合穴20a,20
b(図2参照)内に図外のテールメンバトリムの突起部
が挿入された状態となされて、スペアタイヤボード5の
ガタツキの防止が図られるようになっている。
体成形品から成り、スペアタイヤボード5には図1及び
図2に示すように車載用工具を格納するための格納部
7,8が設けられている。本実施形態においては、前記
格納部7に車載用工具の1種であるジャッキハンドル9
が格納され、前記格納部8には車載用工具の1種である
ホイールレンチ10が格納されるようになっている。な
お、上述のジャッキハンドル9及びホイールレンチ10
は2本1組となって使用される型式のものであって、図
3に示すようにホイールレンチ10の貫通孔にジャッキ
ハンドル9を挿通してホイールレンチ10を回転させる
ことによってジャッキハンドル9の回転作業を行なうよ
うになっている。
ると、次の通りである。まず、格納部7について述べる
と、この格納部7には、スペアタイヤボード5を樹脂成
形する際に、格納すべきジャッキハンドル9の形状に合
わせた形状を有しかつスペアタイヤボード5の裏面側に
湾曲状に窪んだ凹形状部12が形成されるようになって
いる(図2,図4及び図5参照)。そして、図2及び図
4に示す如く、前記凹形状部12内であってかつこの凹
形状部12の長手方向における中間箇所(2箇所)に、
ジャッキハンドル9の棒状操作部9aを挟み込んで固定
するための二対の係合突起13a,13bが一体成形さ
れると共に、前記凹形状部12のうち前記係合突起13
a,13bの配設箇所にそれぞれ対応する部分には開口
部14a,14bが形成されてこの部分が表裏両面にお
いて開放されている。また、ジャッキハンドル9のフッ
ク部9bが収容される凹形状部12の端部部分とは反対
側の端部部分には、前記凹形状部12の端部とスペアタ
イヤボード5の本体部5aとの間に、ジャッキハンドル
9の棒状操作部9aの先端部9cを挿入し得るジャッキ
ハンドル挿通用空隙として喰い切り部15(図4に示す
如くスペアタイヤボード5の本体部5aと凹形状部12
とを互いに段違いに成形して成る成形部)が設けられて
いる。
5を樹脂成形する際に、格納すべきホイールレンチ10
の形状に合わせた形状を有しかつスペアタイヤボード5
の裏面側に湾曲状に窪んだ凹形状部16が形成されるよ
うになっている。そして、前記凹形状部16内であって
かつこの凹形状部16の長手方向における中間箇所(2
箇所)に、ホイールレンチ10の棒状操作部10aを挟
み込んで固定するための二対の係合突起17a,17b
が既述の係合突起13a,13bと同様に一体成形され
ると共に、前記凹形状部16のうち前記係合突起17
a,17bの配設箇所に対応する部分には開口部18
a,18bが形成されてこの部分が表裏両面において開
放されている(図2参照)。また、ホイールレンチ10
の係合操作部10bが収容される凹形状部16の端部部
分には開口部18cが形成されてこの部分が開放されて
おり、その端部部分とは反対側の端部部分には、前記凹
形状部16の端部とスペアタイヤボード5の本体部との
間に、ホイールレンチ10の棒状操作部10aの先端部
10cを挿入し得るジャッキハンドル挿通用空隙として
前記喰い切り部15と同様の喰い切り部19(図2参
照)が設けられている。
が収容される格納部7の凹形状部12の端部部分(凹
部)12a、並びに、ホイールレンチ10の係合操作部
10bが収容される格納部8の開口部18cの寸法形状
は、前記フック部9b及び係合操作部10bがその内部
に収容配置された状態の下で作業者の指が前記端部部分
12a,開口部18cの端面と前記フック部9b及び係
合操作部10bとの間の空間に差し入れられるように設
定されている。
ンドル9を格納するに当たっては、図5において一点鎖
線で示すように、格納部7の喰い切り部15にジャッキ
ハンドル9の棒状操作部9aの先端部9cを斜め方向か
ら差し込んでスペアタイヤボード5の本体部5aの下部
位置に配置した状態とし、この状態の下でジャッキハン
ドル9のフック部9bを支点Pを中心に矢印α方向に回
動させてジャッキハンドル9の棒状操作部9aを2箇所
においてそれぞれ係合突起13a,13b間をこれらの
弾性力に抗して下方に通過させることにより、前記棒状
操作部9aを係合突起13a,13bと凹形状部12と
の間にクリック係合させる。これに伴い、ジャッキハン
ドル9の先端部9cが喰い切り部15の箇所においてス
ペアタイヤボード5の本体部5aと凹形状部12との間
に挟持されることとなるので、この挟持作用と上述のク
リック係合との2種類の係止効果によりジャッキハンド
ル9が格納部7内にしっかりと固定される。かくして、
ジャッキハンドル9のフック部9bは凹形状部12の端
部部分12a内に収容配置され、ジャッキハンドル9が
スペアタイヤボード5の表面上に出っ張りを生じること
なく格納部7内に格納(固定)される。
ンチ10を格納するに当たっては、上述のジャッキハン
ドル9の格納作業の場合と同様にホイールレンチ10の
棒状操作部10aの先端部10cを格納部8の喰い切り
部19に差し込んでホイールレンチ10を回動させるこ
とにより前記棒状操作部10aを2箇所において係合突
起17a,17bと凹形状部16との間にクリック係合
させる。これに伴い、ホイールレンチ10の先端部10
cが喰い切り部19の箇所においてスペアタイヤボード
5の本体部5aと凹形状部16との間に挟持されること
となるので、この挟持作用と上述のクリック係合との2
種類の係止効果によりホイールレンチ10が格納部8内
にしっかりと固定される。かくして、ホイールレンチ1
0の係合操作部10bは前記開口部18c内に収容配置
され、ホイールレンチ10がスペアタイヤボード5の表
面上に出っ張りを生じることなく格納部8内に格納(固
定)される。
取外す際には、凹形状部12の端部部分12a内に指を
差し入れてジャッキハンドル9のフック部9bを図6に
おいて矢印β方向(上側方向)に回動させることによ
り、ジャッキハンドル9の棒状操作部9aと係合突起1
3a,13bとの係合状態を解除して棒状操作部9aの
先端部9cを喰い切り部15から引き抜くようにすれば
よい。また、ホイールレンチ10を格納部8から取外す
際には、開口部18c内に指を差し入れてホイールレン
チ10の係合操作部10aを図7において矢印γ方向
(上側方向)に回動させることにより、ホイールレンチ
10の棒状操作部10aと係合突起17a,17bとの
係合状態を解除して棒状操作部10aの先端部10cを
喰い切り部19から引き抜くようにすればよい。
よれば、上述の如く、喰い切り部15及び19と係合突
起13a,13b及び17a,17bとによる2種類の
固定構造による相乗効果にてジャッキハンドル9及びホ
イールレンチ10を格納部7及び8にそれぞれしっかり
と固定することができる。そして、従来用いていたよう
な鉄クリップや樹脂クリップ等を使用せずに済むため、
スペアタイヤボード上の荷室床面をフラットにすること
ができる。
レンチ10を格納部7及び8にそれぞれ格納した状態の
下では、スペアタイヤボード5の表裏の何れの側からも
これらの車載用工具の存在の有無、並びに、その配設場
所を即座にかつ確実に視認することが可能である。すな
わち、スペアタイヤ収納用凹部3の上部開口4をスペア
タイヤボード5にて覆った閉蓋状態にある時に図8にお
いて矢印Mで示す方向からスペアタイヤボード5の表面
側を見た場合には、図9に示す如くジャッキハンドル9
及びホイールレンチ10の棒状操作部9a,10aの先
端部分9c,10cを除く部分を視認することができ
る。また、図8において矢印Nで示す方向から開蓋状態
のスペアタイヤボード5の裏面を見た場合には、図10
に示す如く開口部14a,14bび18a,18b,1
8cをそれぞれ通してジャッキハンドル9及びホイール
レンチ10の棒状操作部9a,10aを部分的に視認す
ることができる。なお、図9及び図10において斜線R
で示す複数の箇所は視認可能な部分である。
9及びホイールレンチ10を確実に固定するために凹形
状部12及び16内に係合突起13a,13b及び17
a,17bを一体成形するようにしている。この場合、
係合突起13a,13b及び17a,17bを設けて、
上述のような車載用工具を受ける底壁として凹形状部1
2及び16をスペアタイヤボード5の本体部5aに設け
るようにすると、スペアタイヤボード5の樹脂成型をス
ライド型構造にしなければならないので、本実施形態に
おいては、凹形状部12のうち係合突起13a,13b
に対応する底壁部分を開口部(穴部)14a,14b及
び凹形状部16のうち係合突起17a,17bに対応す
る底壁部分を開口部(穴部)18a,18bとしてお
り、これにより、スライド型構造の樹脂成形型を使用す
ることなく簡素な構造の安価な樹脂成形型を使用すれば
よく、従ってスペアタイヤボード5のコストダウンを図
ることができる。
寸法のものがあるため、スペアタイヤ収納用凹部3内に
収容するスペアタイヤ2の幅(スペアタイヤ幅)に応じ
てスペアタイヤボード5を製作する必要がある。具体的
には、スペアタイヤ幅が狭い場合には図11(A)に示
す如くスペアタイヤ押さえ用の脚部21をスペアタイヤ
ボード5の本体部5aに設けるようにし、スペアタイヤ
幅が広い場合には図12(A)において一点鎖線で示す
ような脚部21をスペアタイヤボード5の本体部5aに
設けないようにする必要がある。そのため、各々のスペ
アタイヤ幅ごとに専用の成形型を用意してスペアタイヤ
ボード5の樹脂成形を行なうことが要求されるが、本実
施形態においては、入れ子式成形型(入れ子を用いた成
形型)22にてスペアタイヤボード5を樹脂成形するこ
とにより、1つの共通の成形金型22にて、様々なスペ
アタイヤ幅にそれぞれ対応する各種のスペアタイヤボー
ド5を樹脂成形するようにしている。
樹脂成形するに際しては、図11(B)に示すように入
れ子式成形型22を構成する上金型22a及び下金型2
2bの成形用凹部23a,23b内に前記脚部21に対
応する形状の入れ子24a,24bを嵌着してボルト締
め等にて固定してスペアタイヤボード5の樹脂成形を行
なうようにすればよい。また、脚部21のないスペアタ
イヤボード5を樹脂成形するに際しては、図12(B)
に示すように、上金型22a及び下金型22bの凹部2
3a,23bを入れ子25a,25bにて充填した状態
でボルト締め等にて固定して樹脂成形を行なうようにす
ればよい。なお、前記脚部21の高さに応じた入れ子を
用いることにより各種の高さの脚部21を有するスペア
タイヤボード5を樹脂成形することが可能である。
とにより、スペアタイヤ幅が異なるスペアタイヤ2にそ
れぞれ対応するスペアタイヤボード5を1つの共通の入
れ子式成形型22にて容易に製作可能となり、スペアタ
イヤボード5の製作コストの削減を図ることができる。
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可
能である。例えば、係合突起及びこれに対応して設けら
れる開口部の数は必要に応じて任意に設定可能である。
また、ジャッキハンドル9及びホールレンチ10以外の
各種の車載用工具(ドライバやスパナ等)もスペアタイ
ヤボード5に格納するように構成することが可能であ
る。また、既述の喰い切り部15,19に代えて、ジャ
ッキハンドル9及びホールレンチ10の先端部9c,1
0cをそれぞれ差し込むことができる窪み部を設けるよ
うにしてもよい。
ヤ収納用凹部の上部開口を覆うスペアタイヤボードを樹
脂成形品とし、この樹脂成形品から成るスペアタイヤボ
ードに車載用工具の形状に対応する形状を有しかつスペ
アタイヤボードの裏面側に窪んだ凹形状部を一体成形
し、この凹形状部内に車載用工具を嵌め込んで格納する
ようにしたものであるから、車載用工具の取付けのため
に鉄クリップや樹脂クリップ等の別部品を必要とするこ
とがなくなり、従って部品点数の削減を図ることができ
る。また、鉄クリップや樹脂クリップ等を用いずに済む
ため、スペアタイヤボード上の荷室床面をフラットにす
ることができる。
タイヤボードの凹形状部内に車載用工具を固定するため
の係合突起を前記凹形状部内に設けると共に、前記係合
突起の配設箇所に対応する前記凹形状部の部分に開口部
を形成したものであるから、スペアタイヤボードの凹形
状部に格納された車載用工具をスペアタイヤボードの表
面側から視認できると共に、スペアタイヤボードの裏面
側からも前記開口部を通して格納状態の車載用工具を視
認することができる。従って、スペアタイヤボードがど
のような状態の下に置かれていても、スペアタイヤボー
ドへの車載用工具の格納の有無、並びに、車載用工具の
格納場所を即座に見つけることができ、車載用工具の視
認性の向上を図ることができる。
タイヤボードの凹形状部の一端部に車載用工具の一端を
差し込むことができる喰い切り部又は窪み部を設け、こ
の喰い切り部又は窪み部に車載用工具の一端部を固定す
ると共に、前記係合突起にて車載用工具の他端側の部分
を固定するようにしたものであるから、喰い切り部又は
窪み部による固定作用と係合突起による固定作用の相乗
効果により、車載用工具をスペアタイヤボードの凹形状
部内にしっかりと固定することができる。
タイヤ押さえ用の脚部を有するスペアタイヤボード及び
スペアタイヤ押さえ用の脚部を有しないスペアタイヤボ
ードを入れ子式成形型により樹脂成形するようにしたも
のであるから、各々のスペアタイヤ幅にそれぞれ対応す
るスペアタイヤボードを1つの共通の成形型で容易に樹
脂成形し得てスペアタイヤボードの製作の簡易化を図る
ことができる。
輪自動車のフロアパネル後部部分を示す分解斜視図であ
る。
るスペアタイヤボードの斜視図である。
み合わせて使用している状態を示す斜視図である。
ンドルが格納されている状態を示す断面図である。
ンドルを格納する際の操作を示す断面図である。
るジャッキハンドルのフック部の斜視図である。
ールレンチの係合操作部の斜視図である。
後部の断面図である。
た状態のスペアタイヤボードを表面側から見た平面図で
ある。
れた状態のスペアタイヤボードを裏面側から見た平面図
である。
を有するスペアタイヤボードの要部の断面図、図11
(B)はこのスペアタイヤボードを樹脂成形する入れ子
式成形金型を示す断面図である。
を有しないスペアタイヤボードの要部の断面図、図12
(B)はこのスペアタイヤボードを樹脂成形する入れ子
式成形金型を示す断面図である。
のであって、スペアタイヤボードに鉄クリップを介して
車載用工具を取付けるようにした従来例を示す断面図で
ある。
すものであって、スペアタイヤボードに樹脂クリップを
介して車載用工具を取付けるようにした従来例を示す断
面図である。
造を示すものであって、スペアタイヤ収納用凹部とスペ
アタイヤとの間に車載用工具を固定するようにした従来
例を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 スペアタイヤ収納用凹部の上部開口を覆
うスペアタイヤボードを樹脂成形品とし、前記樹脂成形
品から成るスペアタイヤボードに車載用工具の形状に対
応する形状を有しかつ前記スペアタイヤボードの裏面側
に窪んだ凹形状部を一体成形し、前記凹形状部内に車載
用工具を嵌め込んで格納するようにしたことを特徴とす
る車載用工具の格納構造。 - 【請求項2】 前記凹形状部内に前記車載用工具を固定
するための係合突起を前記凹形状部に設けると共に、前
記係合突起の配設箇所に対応する前記凹形状部の部分に
開口部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の車
載用工具の格納構造。 - 【請求項3】 前記凹形状部の一端部に前記車載用工具
の一端を差し込むことができる喰い切り部又は窪み部を
設け、前記喰い切り部又は窪み部に前記車載用工具の一
端を固定すると共に、前記係合突起にて前記車載用工具
の他端側の部分を固定するようにしたことを特徴とする
請求項2に記載の車載用工具の格納構造。 - 【請求項4】 スペアタイヤ押さえ用の脚部を有するス
ペアタイヤボード及びスペアタイヤ押さえ用の脚部を有
しないスペアタイヤボードを入れ子式成形型により樹脂
成形するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の
何れか1項に記載の車載用工具の格納構造。
Priority Applications (1)
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JP10261220A JP2000085485A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 車載用工具の格納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10261220A JP2000085485A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 車載用工具の格納構造 |
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ID=17358820
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-
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- 1998-09-16 JP JP10261220A patent/JP2000085485A/ja active Pending
Cited By (5)
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DE102010052749B4 (de) * | 2009-12-04 | 2013-12-24 | Suzuki Motor Corporation | Fahrzeugeigene Werkzeugaufbewahrungsanordnung |
US8696045B2 (en) | 2009-12-04 | 2014-04-15 | Suzuki Motor Corporation | On-board tool storage structure |
CN107380275A (zh) * | 2017-07-26 | 2017-11-24 | 南通市通润汽车零部件有限公司 | 一种随车工具及备胎的集合装置 |
US11498489B2 (en) | 2020-08-27 | 2022-11-15 | Honda Motor Co., Ltd. | Storage system for a vehicle and interior compartment of a vehicle having same |
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