JP2000044296A - 合わせガラス用フイルムの製造方法及びその装置 - Google Patents
合わせガラス用フイルムの製造方法及びその装置Info
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- JP2000044296A JP2000044296A JP21688598A JP21688598A JP2000044296A JP 2000044296 A JP2000044296 A JP 2000044296A JP 21688598 A JP21688598 A JP 21688598A JP 21688598 A JP21688598 A JP 21688598A JP 2000044296 A JP2000044296 A JP 2000044296A
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- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/1055—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
- B32B17/10559—Shape of the cross-section
- B32B17/10568—Shape of the cross-section varying in thickness
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な設備で精度の良い断面楔形状の合わせガ
ラス用フイルムを製造する。 【解決手段】本発明は、所定厚さのフイルム20を偏心
回転する一対の圧延ローラ26、28で圧延することに
より、断面楔形状の合わせガラス用フイルム21を製造
する。
ラス用フイルムを製造する。 【解決手段】本発明は、所定厚さのフイルム20を偏心
回転する一対の圧延ローラ26、28で圧延することに
より、断面楔形状の合わせガラス用フイルム21を製造
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合わせガラス用フイ
ルムの製造方法及びその装置に係り、特に所定厚さのフ
イルムから断面楔形状の合わせガラス用フイルムを製造
するその製造方法及び装置に関する。
ルムの製造方法及びその装置に係り、特に所定厚さのフ
イルムから断面楔形状の合わせガラス用フイルムを製造
するその製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、航空機、鉄道車両、建築物等の
窓ガラスに使用される合わせガラスは、一般に二枚の板
ガラスをポリビニルブチラール等の合成樹脂フイルム
(合わせガラス用フイルム)を介して重ね合わせ、そし
て、二枚のガラス板を予備圧着した後、オートクレーブ
に入れて熱圧着することにより製造される。
窓ガラスに使用される合わせガラスは、一般に二枚の板
ガラスをポリビニルブチラール等の合成樹脂フイルム
(合わせガラス用フイルム)を介して重ね合わせ、そし
て、二枚のガラス板を予備圧着した後、オートクレーブ
に入れて熱圧着することにより製造される。
【0003】ところで、合わせガラスを用いた自動車等
のフロントガラスの一部には、しばしばハーフミラーが
設けられることがある。そして、車内のダッシュボード
に配置された情報光投射手段から運転情報光をハーフミ
ラーに向けて照射し、この光を運転者に向けて反射させ
ることにより、走行速度等の運転情報を運転者に視認さ
せることができる。このような構成のシステムはヘッド
アップディスプレイと呼ばれ、運転者が車外前方に向け
た視線を変えることなく運転情報を視認できるものであ
る。ところで、こうしたヘッドアップディスプレイで
は、ハーフミラーでの反射とともに車外側ガラス板での
反射により、運転情報光が別の光路で運転者に向かう。
この結果運転者は運転情報の二重像を視認することにな
る。特開平2−279437号公報、及び米国特許第
5,130,174号には、前記二重像を防止する手段
として、断面楔形状の合わせガラス用フイルムを使用す
ることが有効であると開示されている。
のフロントガラスの一部には、しばしばハーフミラーが
設けられることがある。そして、車内のダッシュボード
に配置された情報光投射手段から運転情報光をハーフミ
ラーに向けて照射し、この光を運転者に向けて反射させ
ることにより、走行速度等の運転情報を運転者に視認さ
せることができる。このような構成のシステムはヘッド
アップディスプレイと呼ばれ、運転者が車外前方に向け
た視線を変えることなく運転情報を視認できるものであ
る。ところで、こうしたヘッドアップディスプレイで
は、ハーフミラーでの反射とともに車外側ガラス板での
反射により、運転情報光が別の光路で運転者に向かう。
この結果運転者は運転情報の二重像を視認することにな
る。特開平2−279437号公報、及び米国特許第
5,130,174号には、前記二重像を防止する手段
として、断面楔形状の合わせガラス用フイルムを使用す
ることが有効であると開示されている。
【0004】前記米国特許第5,130,174号によ
れば、溶融押し出し成形によって断面楔形状の合わせガ
ラス用フイルムを製造している。
れば、溶融押し出し成形によって断面楔形状の合わせガ
ラス用フイルムを製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶融押
し出し成形によって断面楔形状の合わせガラス用フイル
ムを製造する従来の製造装置では、その楔角のバラツキ
が大きく精度が悪いという欠点がある。また、前記従来
の製造装置は、設備が大がかりになるという欠点もあ
る。
し出し成形によって断面楔形状の合わせガラス用フイル
ムを製造する従来の製造装置では、その楔角のバラツキ
が大きく精度が悪いという欠点がある。また、前記従来
の製造装置は、設備が大がかりになるという欠点もあ
る。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、簡単な設備で精度の良い断面楔形状の合わせガ
ラス用フイルムを製造することができる合わせガラス用
フイルムの製造方法及びその装置を提供することを目的
とする。
もので、簡単な設備で精度の良い断面楔形状の合わせガ
ラス用フイルムを製造することができる合わせガラス用
フイルムの製造方法及びその装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、フイルムを偏心回転する一対のローラで
圧延することにより、断面楔形状の合わせガラス用フイ
ルムを製造することを特徴としている。また、本発明
は、前記目的を達成するために、原反ロールに巻き取ら
れた原反フイルムを搬送ローラにより搬送し、一対の圧
延ローラにより圧延する合わせガラス用フイルムの製造
方法において、前記圧延ローラを偏心回転させながら、
前記原反フイルムを一対の圧延ローラ間に搬送して圧延
することにより、断面楔形状の合わせガラス用フイルム
を製造することを特徴としている。
成するために、フイルムを偏心回転する一対のローラで
圧延することにより、断面楔形状の合わせガラス用フイ
ルムを製造することを特徴としている。また、本発明
は、前記目的を達成するために、原反ロールに巻き取ら
れた原反フイルムを搬送ローラにより搬送し、一対の圧
延ローラにより圧延する合わせガラス用フイルムの製造
方法において、前記圧延ローラを偏心回転させながら、
前記原反フイルムを一対の圧延ローラ間に搬送して圧延
することにより、断面楔形状の合わせガラス用フイルム
を製造することを特徴としている。
【0008】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、フイルムを一対のローラで圧延することにより、合
わせガラス用フイルムを製造する合わせガラス用フイル
ムの製造装置において、前記一対のローラは、各々の軸
芯に対して偏心した軸を中心に回転駆動され、前記フイ
ルムを断面楔形状の合わせガラス用フイルムに圧延する
ことを特徴としている。
に、フイルムを一対のローラで圧延することにより、合
わせガラス用フイルムを製造する合わせガラス用フイル
ムの製造装置において、前記一対のローラは、各々の軸
芯に対して偏心した軸を中心に回転駆動され、前記フイ
ルムを断面楔形状の合わせガラス用フイルムに圧延する
ことを特徴としている。
【0009】更に、本発明は、前記目的を達成するため
に、原反ロールに巻き取られた原反フイルムを送り出す
搬送ローラと、該搬送ローラにより搬送されてきた原反
フイルムを圧延する原反フイルムの両面側にそれぞれ配
された一対の圧延ローラとを有する合わせガラス用フイ
ルムの製造装置において、前記一対のローラは、各々の
軸芯に対して偏心した軸を中心に回転駆動されるもので
あり、搬送されてくる原反フイルムを前記一対のローラ
により圧延して断面楔形状の合わせガラス用フイルムを
製造することを特徴としている。
に、原反ロールに巻き取られた原反フイルムを送り出す
搬送ローラと、該搬送ローラにより搬送されてきた原反
フイルムを圧延する原反フイルムの両面側にそれぞれ配
された一対の圧延ローラとを有する合わせガラス用フイ
ルムの製造装置において、前記一対のローラは、各々の
軸芯に対して偏心した軸を中心に回転駆動されるもので
あり、搬送されてくる原反フイルムを前記一対のローラ
により圧延して断面楔形状の合わせガラス用フイルムを
製造することを特徴としている。
【0010】本発明によれば、偏心回転する一対の圧延
ローラによってフイルムを圧延することにより、所定厚
さのフイルムから断面楔形状の合わせガラス用フイルム
を製造する。したがって、本発明によれば、簡単な設備
で精度の良い断面楔形状の合わせガラス用フイルムを製
造することができる。
ローラによってフイルムを圧延することにより、所定厚
さのフイルムから断面楔形状の合わせガラス用フイルム
を製造する。したがって、本発明によれば、簡単な設備
で精度の良い断面楔形状の合わせガラス用フイルムを製
造することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る合わせガラス用フイルムの製造方法及びその装置の好
ましい実施の形態について詳説する。図1は、本実施の
形態に係る合わせガラス用フイルムの製造装置10を示
す斜視図であり、図2は前記製造装置10の側面図であ
る。
る合わせガラス用フイルムの製造方法及びその装置の好
ましい実施の形態について詳説する。図1は、本実施の
形態に係る合わせガラス用フイルムの製造装置10を示
す斜視図であり、図2は前記製造装置10の側面図であ
る。
【0012】図1、図2に示す製造装置10は、フイル
ム供給部12、加熱部14、圧延部16、及び冷却部1
8から構成されている。前記フイルム供給部12には、
合わせガラス用フイルムの元となる一定厚さのフイルム
(原反フイルム)20が巻回されたフイルムロール(原
反ロール)22がセットされている。フイルムロール2
2から巻き戻された前記フイルム20は、加熱部14の
複数の加熱ローラ24、24…にジグザグ状に巻き掛け
られ、この加熱ローラ24、24…を通過中に塑性可能
な温度(フイルム20がポリビニルブチラールの場合に
は100℃〜130℃)に加熱されながら搬送される。
なお、加熱ローラ24の加熱手段としては、前記加熱ロ
ーラ24を中空状に構成し、図示しないヒータで加熱さ
れたオイル(熱媒体)をヒータと加熱ローラ24の中空
部との間で循環させる熱媒体循環手段が例示される。
ム供給部12、加熱部14、圧延部16、及び冷却部1
8から構成されている。前記フイルム供給部12には、
合わせガラス用フイルムの元となる一定厚さのフイルム
(原反フイルム)20が巻回されたフイルムロール(原
反ロール)22がセットされている。フイルムロール2
2から巻き戻された前記フイルム20は、加熱部14の
複数の加熱ローラ24、24…にジグザグ状に巻き掛け
られ、この加熱ローラ24、24…を通過中に塑性可能
な温度(フイルム20がポリビニルブチラールの場合に
は100℃〜130℃)に加熱されながら搬送される。
なお、加熱ローラ24の加熱手段としては、前記加熱ロ
ーラ24を中空状に構成し、図示しないヒータで加熱さ
れたオイル(熱媒体)をヒータと加熱ローラ24の中空
部との間で循環させる熱媒体循環手段が例示される。
【0013】前記加熱部14で加熱された前記フイルム
20は、加熱部14の後段に配置された圧延部16に供
給される。前記圧延部16は図3、図4に示すように前
記フイルム20を圧延する一対の圧延ローラ26、28
を有している。前記圧延ローラ26、28は図2に示す
ように、各々の軸芯26A、28Aに対して偏心した軸
27、29を中心に回転自在に配設されており、図示し
ない回転駆動機構から伝達されるモータの回転力によっ
て前記偏心軸27、29を中心に回転される。
20は、加熱部14の後段に配置された圧延部16に供
給される。前記圧延部16は図3、図4に示すように前
記フイルム20を圧延する一対の圧延ローラ26、28
を有している。前記圧延ローラ26、28は図2に示す
ように、各々の軸芯26A、28Aに対して偏心した軸
27、29を中心に回転自在に配設されており、図示し
ない回転駆動機構から伝達されるモータの回転力によっ
て前記偏心軸27、29を中心に回転される。
【0014】また、図3、図4に示すように前記圧延ロ
ーラ26、28はその回転動作中において、圧延ローラ
26、28間のロール間距離が、圧延ローラ26、28
の半回転で徐々に広く(狭く)なり、また、その後の半
回転で徐々に狭く(広く)なるように連動して回転され
る。これにより、前記圧延ローラ26、28で圧延され
た後の合わせガラス用フイルム21は図5に示すよう
に、厚みが徐々に厚くなり、厚みが最大となると厚みが
徐々に薄くなり、また、厚みが最小となると再び厚みが
厚くなる断面形状を有するフイルム21に、即ち、断面
楔形状のフイルム21に圧延される。この時、圧延ロー
ラ26、28の半回転で圧延されたフイルム21Aが、
図5上二点鎖線で示すように1枚の合わせガラス用ガラ
ス板30に使用される寸法Lと一致するように、圧延ロ
ーラ26、28のロール径と偏心量とが設定されてい
る。通常、前記合わせガラス用フイルム21を用いてヘ
ッドアップディスプレイを構成する場合には、合わせガ
ラス用ガラス板30の上辺部に厚肉部が位置し、下辺部
に薄肉部が位置するように前記フイルム21が2枚のガ
ラス板30、30間に挟まれる。
ーラ26、28はその回転動作中において、圧延ローラ
26、28間のロール間距離が、圧延ローラ26、28
の半回転で徐々に広く(狭く)なり、また、その後の半
回転で徐々に狭く(広く)なるように連動して回転され
る。これにより、前記圧延ローラ26、28で圧延され
た後の合わせガラス用フイルム21は図5に示すよう
に、厚みが徐々に厚くなり、厚みが最大となると厚みが
徐々に薄くなり、また、厚みが最小となると再び厚みが
厚くなる断面形状を有するフイルム21に、即ち、断面
楔形状のフイルム21に圧延される。この時、圧延ロー
ラ26、28の半回転で圧延されたフイルム21Aが、
図5上二点鎖線で示すように1枚の合わせガラス用ガラ
ス板30に使用される寸法Lと一致するように、圧延ロ
ーラ26、28のロール径と偏心量とが設定されてい
る。通常、前記合わせガラス用フイルム21を用いてヘ
ッドアップディスプレイを構成する場合には、合わせガ
ラス用ガラス板30の上辺部に厚肉部が位置し、下辺部
に薄肉部が位置するように前記フイルム21が2枚のガ
ラス板30、30間に挟まれる。
【0015】前記形状に圧延された合わせガラス用フイ
ルム21は、圧延部16の後段に配置された冷却部18
に向けて搬送される。前記冷却部18は、冷却ローラ3
2を有し、前記フイルム21は冷却ローラ32を通過中
に塑性不能な温度(フイルム20がポリビニルブチラー
ルの場合には−2℃)に冷却される。なお、冷却ローラ
32の冷却手段としては、冷却ローラ32を中空状に形
成し、図示しないクーラ装置で冷却された冷媒をクーラ
装置と冷却ローラ24の中空部との間で循環させる冷媒
循環手段が例示される。
ルム21は、圧延部16の後段に配置された冷却部18
に向けて搬送される。前記冷却部18は、冷却ローラ3
2を有し、前記フイルム21は冷却ローラ32を通過中
に塑性不能な温度(フイルム20がポリビニルブチラー
ルの場合には−2℃)に冷却される。なお、冷却ローラ
32の冷却手段としては、冷却ローラ32を中空状に形
成し、図示しないクーラ装置で冷却された冷媒をクーラ
装置と冷却ローラ24の中空部との間で循環させる冷媒
循環手段が例示される。
【0016】前記冷却部18によって冷却されたフイル
ム21は、冷却部18の後段に配置された図示しないカ
ッター装置に向けて搬送される。そして、このカッター
装置によって前記フイルム21は、圧延ローラ26、2
8の半回転分に対応する大きさのフイルム21Aに切断
される。以上が、前記製造装置10による合わせガラス
用フイルム21の製造工程である。
ム21は、冷却部18の後段に配置された図示しないカ
ッター装置に向けて搬送される。そして、このカッター
装置によって前記フイルム21は、圧延ローラ26、2
8の半回転分に対応する大きさのフイルム21Aに切断
される。以上が、前記製造装置10による合わせガラス
用フイルム21の製造工程である。
【0017】したがって、本実施の形態の合わせガラス
用フイルムの製造装置10は、偏心回転する一対の圧延
ローラ26、28によって断面楔形状の合わせガラス用
フイルム21を製造するようにしたので、簡単な設備で
精度の良い断面楔形状の合わせガラス用フイルム21を
製造することができる。なお、圧延ローラ26、28の
ロール径や偏心量を変えることによって、大きさや楔角
の異なるフイルム21Aを製造することができる。ま
た、圧延ローラ26、28としてエンボスローラを採用
すると、フイルム20の表面に凹凸を形成しながら強制
的に圧延することができるので、楔角の精度が更に向上
する。さらに、本実施の形態では、合わせガラス用フイ
ルムとして、ポリビニルブチラールを適用した場合につ
いて説明したが、合わせガラス用フイルムの材質、サイ
ズ、厚さは特に限定されるものではない。
用フイルムの製造装置10は、偏心回転する一対の圧延
ローラ26、28によって断面楔形状の合わせガラス用
フイルム21を製造するようにしたので、簡単な設備で
精度の良い断面楔形状の合わせガラス用フイルム21を
製造することができる。なお、圧延ローラ26、28の
ロール径や偏心量を変えることによって、大きさや楔角
の異なるフイルム21Aを製造することができる。ま
た、圧延ローラ26、28としてエンボスローラを採用
すると、フイルム20の表面に凹凸を形成しながら強制
的に圧延することができるので、楔角の精度が更に向上
する。さらに、本実施の形態では、合わせガラス用フイ
ルムとして、ポリビニルブチラールを適用した場合につ
いて説明したが、合わせガラス用フイルムの材質、サイ
ズ、厚さは特に限定されるものではない。
【0018】
【実施例】フイルム21の所望形状と圧延ローラ26、
28のロール径及び偏心量との関係について一例を挙げ
る。フイルム21の所望形状を、長さ1000mm、楔
角0.5mrad、最小膜圧0.7mm(幅は不問)と
すると、圧延ローラ26、28のロール径636.6m
m、偏心量0.25mm、最小ロール間距離0.7mm
に設定すれば良い。
28のロール径及び偏心量との関係について一例を挙げ
る。フイルム21の所望形状を、長さ1000mm、楔
角0.5mrad、最小膜圧0.7mm(幅は不問)と
すると、圧延ローラ26、28のロール径636.6m
m、偏心量0.25mm、最小ロール間距離0.7mm
に設定すれば良い。
【0019】但し、圧延時のフイルム21の温度、搬送
スピードによっては、圧延成形後に収縮が発生する場合
があるので、その場合には前記収縮分を考慮した設計を
すれば良い。
スピードによっては、圧延成形後に収縮が発生する場合
があるので、その場合には前記収縮分を考慮した設計を
すれば良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る合わせ
ガラス用フイルムの製造方法及びその装置によれば、偏
心回転する一対の圧延ローラによってフイルムを圧延す
ることにより、断面楔形状の合わせガラス用フイルムを
製造するようにしたので、簡単な設備で精度の良い断面
楔形状の合わせガラス用フイルムを製造することができ
る。
ガラス用フイルムの製造方法及びその装置によれば、偏
心回転する一対の圧延ローラによってフイルムを圧延す
ることにより、断面楔形状の合わせガラス用フイルムを
製造するようにしたので、簡単な設備で精度の良い断面
楔形状の合わせガラス用フイルムを製造することができ
る。
【図1】本実施の形態の合わせガラス用フイルムの製造
装置の斜視図
装置の斜視図
【図2】図1に示した合わせガラス用フイルムの製造装
置の側面図
置の側面図
【図3】一対の圧延ローラによるフイルム圧延開始直後
の状態を示す拡大図
の状態を示す拡大図
【図4】一対の圧延ローラが半回転した時の合わせガラ
ス用フイルムの圧延状態を示す拡大図
ス用フイルムの圧延状態を示す拡大図
【図5】一対の圧延ローラで連続圧延された合わせガラ
ス用フイルムの状態を示す図
ス用フイルムの状態を示す図
10…合わせガラス用フイルムの製造装置 20…合わせガラス用フイルムの元のフイルム 22…フイルムロール 24…加熱ローラ 26、28…圧延ローラ 27、29…偏心軸 32…冷却ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F210 AA19 AE01 AG01 QA04 QG01 QG18 QN02 4G061 AA13 AA18 AA25 BA01 BA02 CB05 CB19 CD02 CD18
Claims (4)
- 【請求項1】フイルムを偏心回転する一対のローラで圧
延することにより、断面楔形状の合わせガラス用フイル
ムを製造することを特徴とする合わせガラス用フイルム
の製造方法。 - 【請求項2】原反ロールに巻き取られた原反フイルムを
搬送ローラにより搬送し、一対の圧延ローラにより圧延
する合わせガラス用フイルムの製造方法において、 前記圧延ローラを偏心回転させながら、前記原反フイル
ムを一対の圧延ローラ間に搬送して圧延することによ
り、断面楔形状の合わせガラス用フイルムを製造するこ
とを特徴とする合わせガラス用フイルムの製造方法。 - 【請求項3】フイルムを一対のローラで圧延することに
より、合わせガラス用フイルムを製造する合わせガラス
用フイルムの製造装置において、 前記一対のローラは、各々の軸芯に対して偏心した軸を
中心に回転駆動され、前記フイルムを断面楔形状の合わ
せガラス用フイルムに圧延することを特徴とする合わせ
ガラス用フイルムの製造装置。 - 【請求項4】原反ロールに巻き取られた原反フイルムを
送り出す搬送ローラと、該搬送ローラにより搬送されて
きた原反フイルムを圧延する原反フイルムの両面側にそ
れぞれ配された一対の圧延ローラとを有する合わせガラ
ス用フイルムの製造装置において、 前記一対のローラは、各々の軸芯に対して偏心した軸を
中心に回転駆動されるものであり、搬送されてくる原反
フイルムを前記一対のローラにより圧延して断面楔形状
の合わせガラス用フイルムを製造することを特徴とする
合わせガラス用フイルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21688598A JP2000044296A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 合わせガラス用フイルムの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21688598A JP2000044296A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 合わせガラス用フイルムの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000044296A true JP2000044296A (ja) | 2000-02-15 |
Family
ID=16695444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21688598A Pending JP2000044296A (ja) | 1998-07-31 | 1998-07-31 | 合わせガラス用フイルムの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000044296A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132777A1 (ja) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
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