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品川区内公共施設61カ所に「避暑シェルター」 信用金庫や薬局にも

品川第一地域センター前に掲げられた「避暑シェルター」ののぼり旗(写真提供=品川区)

品川第一地域センター前に掲げられた「避暑シェルター」ののぼり旗(写真提供=品川区)

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 品川区が現在、地域センターや文化センターなど公共施設61カ所に「避暑シェルター」を設置している。

「避暑シェルター」の張り紙(写真提供=品川区)

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 「避暑シェルター」は2011(平成23)年度に開始した、暑さをしのぐために、冷房の効いた区内の公共施設を休憩場所として開放する取り組み。開設場所は地域センターや文化センター、児童センター、保健センター、シルバーセンターなど61カ所。6月下旬にオープンしていた例年と比べて開設日を約2カ月前倒ししたほか、新たな避暑シェルターとして一本橋児童センター(品川区大井2)と、北品川ゆうゆうプラザ(北品川1)を追加した。

 避暑シェルターの施設には目印として白いのぼり旗を立てる。一部の施設では、冷たい飲み物や消費期限が1年前後となった防災備蓄品の飲料水を無償で提供する。

 品川区は城南信用金庫(西五反田7)とも提携し、7月1日から区内の同銀行7店舗を避暑シェルターとして開放している。7月8日からは、品川区薬剤師会会員の区内薬局30カ所でも避暑シェルターを開設した。前年度に同薬剤師会から「避暑地としての薬局活用」の提案を受け、本年度から取り組む。避暑シェルターになる薬局入り口には、目印としてステッカーを掲示する。

 7月8日付けの品川区のプレスリリースで、加藤肇品川区薬剤師会会長は「区民が気軽に立ち寄れる避暑の場として、地域の薬局は適している。熱中症患者の早期発見と適切な対処につなげたい」とコメント。森澤恭子品川区長は「専門知識を有する方に、熱中症対策に参加いただけるのは大変心強い。今後も官民連携して、区民の安全・安心を守っていきたい」と述べた。

 今年の避暑シェルター開設期間は9月30日までを予定する。

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