地域清掃活動「品川港南エリア ピカピカプロジェクト（通称＝品ピカ）」が8月27日、開催100回目を迎える。主催は品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局。

活動初期の集合写真（写真提供＝品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局）

　「品ピカ」は品川シーズンテラス開業の2015（平成27）年にスタートし、毎月第4火曜に活動している。コロナ禍で中断した期間もあったが、約9年間活動を続けてきた。

　同事務局スタッフは「品川港南は高層ビルが立ち並ぶビジネス街のイメージが先行するが、そこで働く私たち、そこに住む私たちが、快適に心地よく過ごせる街にしていきたいという思いがきっかけだった」と振り返る。

　清掃エリアは品川駅前や飲食店の路地、品川シーズンテラス近辺など。活動時間は通勤ラッシュ前の朝8時から30分ほどで、空き缶やタバコの吸い殻を拾ったり、運河の欄干に付着した鳥のフンを拭き取ったりしている。

　参加者は港南エリアで働いている人や団体、近隣住民など。年々人数が増え、現在では毎回100人ほどが参加しているという。当日は企業や団体、個人の垣根をなくしてグループ分けし、お互いにコミュニケーションを取りながら清掃を行う。

　同スタッフは「参加者からは『地域に貢献できた気がした』『品川で生まれ育って働いているため、何かやりたかった』など、前向きなコメントが寄せられている」と話す。「当初の参加者は1桁台だった。その後、毎月ゆるやかに集まって気楽に楽しんできからこそ、ここまで多くの仲間ができ、続けられたのだと思う。品川港南エリアをより好きになっていけるように、今後も地道に活動を続けていきたい」とも。

　開催時間は7時50分～8時40分（予定）。参加無料。申し込みはPeatixで受け付ける。