「金口木舌」の記事一覧

　古い日記帳の一文に目が止まった。「世の中が月世界旅行の時代になっても、幼い時からの年中行事だけはなくしたくない」。地域を大切にする人柄が文面に表れている ▼日 ...

　大谷翔平選手と山本由伸選手が所属するドジャースが米大リーグのワールドシリーズを制した。試合は日本でも中継され、多くのファンが海の向こうで奮闘する選手らを後押し ...

　中国語に「没文化」という言い回しがある。「没」は「持っていない」の意。直訳すると「学問がない」「教養がない」となる。「そんなことも知らないのか」と突っ込む形で ...

　米大リーグでワールドシリーズを制覇したドジャースの大谷翔平とベッツ、フリーマンの「MVPトリオ」はスーパースターながら「利他的」「無私無欲」でチームのために献 ...

　旧コザ市と美里村の合併で沖縄市が生まれて、今年で50年。本紙では同僚が担当した連載「チャンプルー半世紀」も始まった ▼「沖縄の縮図」と言われ、米軍嘉手納基地と ...

　「変節」「言行不一致」「敵前逃亡」とさんざん批判される中で石破茂首相初の衆院選が終わった。結果は与党大敗、野党の躍進。これほどの議席減を石破首相は予想していた ...

　宮古島では、虹を「ティンパブ」（天の蛇）と呼ぶ。気象予報士の島尻勝さんの本紙コラム「島尻勝の天気をヨム」で学んだ。「宮古島にはティン（太陽）を母神、パウ（蛇） ...

　運動会に家族、親戚が集まり、弁当を囲む。そんな風景は消えつつある。コロナ禍を経て、運動会を午前中で終える学校が増加している ▼名護市汀間の小中一貫校「緑風学園 ...

　シンガー・ソングライター斉藤和義さんのアルバム収録曲「僕は眠い」は、政治家への皮肉を歌詞に込める。選挙で笑顔を見せる候補者の姿を描きながらも、本当は裏の顔があ ...

　きょうは衆院選の投開票日。選挙期間中、若者の選挙への関心を高めようという取り組みが県外で行われていた。茨城県笠間市は期日前投票の立ち会い人に高校生らを起用した ...

　辺野古で抗議する人々が日当をもらっているという「伝聞」を裏取りせず「軽率」に流した、弘兼憲史氏の連載漫画「社外取締役　島耕作」。別のコマでは抗議船の監視に当た ...

　昨年の10月25日夕、米国メーン州ルイストンのボウリング場やバーで陸軍予備役兵の銃乱射により18人が亡くなった。父と共に14歳の子どもも死亡した ▼事件を伝え ...

　「苗字帯刀」は江戸時代の武士ら一部の特権で、平民は名字はあっても公に名乗れなかった。許されたのは明治時代の１８７０年。「平民苗字許可令」が出てからだ。それが一 ...

　国指定史跡の浦添城跡にある琉球王国時代の王墓「浦添ようどれ」で先日、落書きが見つかった。黒いスプレーでアルファベットや模様のようなものが書かれていた ▼遺跡や ...

　1995年に始まった伊平屋ムーンライトマラソンは19日、30回の記念大会が開催された。島を挙げての温かな歓迎でランナーを出迎え、気温30度超の中でも、沿道で多 ...

　現場記者の頃、夜間に外出したり取材相手の自宅前で待機したりした。行動が不審に見えたのか、警察の職務質問も受けた。取材だと伝えると理解してくれるが、警察に声をか ...

　理系の女子学生や女性研究者のことを「リケジョ」（理系女子）と呼んだのは10年ほど前。男性比率が高い職種で活躍する女性をしばしば「○○女子」と紹介した。最近は空 ...

　聞き慣れた国民体育大会（国体）ではなく「国民スポーツ大会（国スポ）」。15日に閉幕した佐賀国スポ（ＳＡＧＡ２０２４）は名称変更後の最初の大会だった ▼スポーツ ...

　日がな一日車で移動していると渋滞地獄にたびたびはまって疲れもするが、心躍る発見もある。夕刻からの運転中、木から木へと夜空を縦横無尽に滑空する大きく黒い影 ▼本 ...

　「北海道から九州、沖縄まで基地を提供する義務を負う。これが日米同盟」。12日の日本記者クラブの党首討論で石破茂首相は、今の同盟をこう定義した ▼「基地の提供義 ...

　先日、中学校の教員から興味深い話を聞いた。教員が、課題を抱えている生徒の保護者に質問しても「生徒の様子をうまく聞き取れないことがある」と言う。しかし、そんな保 ...

　名護市の「我部祖河食堂」を営む金城源治さん（95）と妻・文子さん（97）が、現役で働く世界最高齢の夫婦としてギネス世界記録に認定された。今でも元気に厨房（ちゅ ...

　秋の味覚がスーパーに並び始めた。柿、栗、新米が代表格か。心弾む季節だが価格が気になる。今年は豊漁というサンマも決して安くはない。コメに至っては数百円単位の値上 ...