WO2012056643A1

WO2012056643A1 - 建設機械

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Publication number: WO2012056643A1
Application number: PCT/JP2011/005774
Authority: WO
Inventors: 幸士岡田
Original assignee: コベルコ建機株式会社
Priority date: 2010-10-29
Filing date: 2011-10-14
Publication date: 2012-05-03
Also published as: US20130213726A1; EP2634314A4; CN103180517B; EP2634314B1; JP5630216B2; CN103180517A; US8915328B2; EP2634314A1; JP2012097413A

Abstract

　著しいコストアップを伴うことなく、ＮＯｘ還元触媒の設置を可能にしながら油圧ポンプの上方のメンテナンス空間を確保することが可能な建設機械が提供される。この建設機械は、フレームと、フレームの上に設置されるエンジンと、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、エンジンルームを囲むようにフレーム上に配置されるとともに、油圧ポンプのためのメンテナンス口を有するガードパネルと、エンジンルーム内に設けられてエンジンに排気管を介して接続される排ガス浄化装置と、この排ガス浄化装置を含む排ガス後処理装置をエンジンルーム内で油圧ポンプの上方に支持する支持部材と、を備える。この支持部材は、排ガス浄化装置を支持する浄化装置支持部と、排ガス後処理装置に追加的に含まれるＮＯｘ還元触媒を排ガス浄化装置よりもメンテナンス口に近い位置に支持するための触媒支持部とを有する。触媒支持部は、浄化装置支持部及び排ガス浄化装置の下方に形成される空間の上端よりも高い位置に上端を有するメンテナンス用空間を油圧ポンプの上方に形成するように、ＮＯｘ還元触媒を排ガス浄化装置よりも高い位置に支持する。

Description

建設機械

　本発明は、排ガス後処理装置を含むエンジン排気系を備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。

　本発明にかかる背景技術を、油圧ショベルを例にとって説明する。

　図７は油圧ショベルにおける下部走行体上に搭載された上部旋回体を示す。この上部旋回体は、アッパーフレーム１と、エンジンルーム２と、このエンジンルーム２内に設けられるエンジン３と、油圧ポンプ４と、排ガス後処理装置としての排ガス浄化装置（ＤＰＦ：Ｄｉｅｓｅｌ　Ｐａｒｔｉｃｕｌａｔｅ　Ｆｉｌｔｅｒ　排ガスフィルタ、煤浄化装置ともいわれる）５と、熱交換器６と、冷却ファン７と、前記排ガス浄化装置５を支持するためのテーブル９と、ガードパネル１２と、を含む。

　前記アッパーフレーム１は、ブーム、アーム、バケットを備えた図示しない作業アタッチメントが装着される前端部（図７では左側の端部）と、前記エンジンルーム２が形成される後端部と、を有し、このエンジンルーム２内に前記エンジン３が当該エンジンルーム２の左右方向に延びる姿勢で設けられる。前記油圧ポンプ４は、前記左右方向についての前記エンジン３の一方の側、例えば右側（図７では上側）に配置されて当該エンジン３の出力軸に接続されている。前記排ガス浄化装置５は、前記油圧ポンプ４をその上方で横切りながら前後方向に延びるように設置されている。前記熱交換器６及び前記冷却ファン７は前記エンジン３の左側に設置されている。

　前記排ガス浄化装置５は、前記エンジン３にフレキシブル排気管１０を介して接続され、当該エンジン３の排ガス中の有害物質、とくに煤等のＰＭ（Ｐａｒｔｉｃｕｌａｔｅ　Ｍａｔｔｅｒ：粒子状物質）を除去して浄化し、排気筒１１を通じて排気する。

　前記テーブル９は、前記アッパーフレーム１上に支持脚８を介して設けられ、その上に前記排ガス浄化装置５が載置されている。

　前記ガードパネル１２は、図８に示すように、前記エンジンルーム２を形成するように前記アッパーフレーム１上に設けられ、その内側に前記エンジン３や前記油圧ポンプ４が収容される。このガードパネル１２は、その右側壁で開口するメンテナンス口１３を有し、このメンテナンス口１３を通じて外部から油圧ポンプ４（ポンプ上面に設けられたレギュレータ４ａを含む）のメンテナンスが行われる。

　前記エンジンルーム２内には、排ガス浄化装置５と油圧ポンプ４との間を遮断するように隔壁１４が設けられている。この隔壁１４は、その右側で油圧ポンプ４の上方に、メンテナンス口１３から油圧ポンプ４のメンテナンスが可能なメンテナンス空間を形成している。

　しかし、排ガス規制強化の要請がある場合に、特許文献１に記載されるように、排ガス後処理装置の一種である、排ガス中のＮＯｘを低減させるＮＯｘ還元触媒１５が、追加の設備として前記排ガス浄化装置５と並んで設けられることがあり、これにより油圧ポンプ４のメンテナンスに影響を与える可能性がある。

　具体的に、前記図８に示す構造に前記ＮＯｘ還元触媒１５を追加する場合、図９（ａ）に示すように排ガス浄化装置５の右側（メンテナンス口１３に近い側）に、排ガス浄化装置５と並んで設置され、かつ、同装置５とコネクトパイプ１６を介して接続されることが考えられる。この場合、排ガス浄化装置５とＮＯｘ還元触媒１５とに跨るように左右に長いテーブル１７が支持脚１８に支持されながら設けられる。このテーブル１７は、防火用の隔壁を兼ねる。これらのテーブル１７及び支持脚１８は、排ガス浄化装置用とＮＯｘ還元触媒用とに分けて個別に設けられる場合もある。

　このような配置、すなわち、図９（ａ）に示すように排ガス浄化装置５及びＮＯｘ還元触媒１５が比較的低位置で同一水平面上に並ぶような配置では、これらを支持するテーブル１７が油圧ポンプ４の上方空間を塞ぐので、テーブル１７及びＮＯｘ還元触媒１５を取外さない限り、油圧ポンプ４に対するその上方からのメンテナンス、とくに当該油圧ポンプ４のレギュレータ４ａの点検や取替えができない。

　前記油圧ポンプ４の上方のメンテナンス空間は、例えば図９（ｂ）に示すようにテーブル１７及びこれに支持される排ガス浄化装置５及びＮＯｘ還元触媒１５全体の位置を高くすることにより形成されることが可能である。しかし、この配置は前記エンジン３と前記排ガス浄化装置５とを接続するフレキシブル排気管１０の延長を必要とし、これによるコストアップを伴う。また、排ガス浄化装置５の位置を高くすることは、図９（ｂ）に示すようにガードパネル１２の上壁のうち当該排ガス浄化装置５及びＮＯｘ還元触媒１５の設置位置に相当する部分（図例では右側端部）１２ａを上方に突出させる必要を生じさせる。この突出部分１２ａは、前記排ガス浄化装置５及びＮＯｘ還元触媒１５の双方を覆う必要があるために幅方向（左右方向）について大きな寸法を要するから、オペレータの後方視界（正確には斜め後方視界）を著しく狭くする。なお、前記ＮＯｘ還元触媒１５は排ガス規制強化の要請に応じて追加的に設けられる設備であるが、当該ＮＯｘ還元触媒１５が設けられない場合があるにしても、その設置場所を確保しながら前記油圧ポンプ４のメンテナンス性を向上させる要請が存することに変わりはない。

特開２００９－７９４２２号公報

　本発明の目的は、著しいコストアップを伴うことなく、ＮＯｘ還元触媒の設置を可能にしながら油圧ポンプの上方のメンテナンス空間を確保することが可能な建設機械を提供することである。

　本発明が提供する建設機械は、フレームと、このフレームの上に設置されるエンジンと、前記エンジンとその軸方向に並ぶように前記フレームの上に設置され、当該エンジンによって駆動される油圧ポンプと、前記エンジン及び前記油圧ポンプが収容されるエンジンルームを囲むように前記フレーム上に配置されるとともに、外部から前記油圧ポンプのメンテナンスを行うことを可能にする開口であるメンテナンス口を有するガードパネルと、前記エンジンルーム内に設けられ、前記エンジンに排気管を介して接続されて当該エンジンからの排ガスをこのガス中の粒子状物質を除去する排ガス浄化装置と、この排ガス浄化装置を含む排ガス後処理装置を前記エンジンルーム内で前記油圧ポンプの上方に支持する支持部材と、を備え、この支持部材は、前記排ガス浄化装置を支持する浄化装置支持部と、前記排ガス後処理装置に追加的に含まれる設備であって前記排ガス中のＮＯｘを低減させるＮＯｘ還元触媒を前記排ガス浄化装置よりも前記メンテナンス口に近い位置に支持するための触媒支持部とを有し、この触媒支持部は、前記浄化装置支持部及びこの浄化装置支持部に支持される前記排ガス浄化装置の下方に形成される空間の上端よりも高い位置に上端を有するメンテナンス用空間を前記油圧ポンプの上方に形成するように、前記ＮＯｘ還元触媒を前記浄化装置支持部に支持される前記排ガス浄化装置よりも高い位置に支持する。

本発明の第１実施形態に係る建設機械の要部を示す断面背面図である。図１のＩＩ－ＩＩ線断面図である。前記建設機械に含まれるテーブルと支持脚の斜視図である。前記テーブル及び前記支持脚の側面図である。前記テーブル及び前記支持脚の背面図である。本発明の第２実施形態に係る建設機械の要部を示す断面背面図である。本発明の適用対象例である油圧ショベルのアッパーフレームと機器配置を示す平面図である。従来の建設機械の要部を示す断面背面図である。（ａ）は図８に示される排ガス浄化装置に加えてこれと同じ高さ位置にＮＯｘ還元触媒を並べて設置した場合を示す断面背面図、（ｂ）は前記排ガス浄化装置と前記ＮＯｘ還元触媒とを図９（ａ）に示される位置よりも高い位置に並べて設置した場合を示す断面背面図である。

　本発明の第１及び第２実施形態を図１～図６を併せて参照しながら説明する。

　本発明の実施の形態に係る建設機械は、既に述べた、図７に示す上部旋回体を備える。すなわち、この実施の形態に係る上部旋回体も、アッパーフレーム１と、エンジンルーム２と、このエンジンルーム２内に設けられるエンジン３と、油圧ポンプ４と、排ガス後処理装置としての排ガス浄化装置５と、熱交換器６と、冷却ファン７と、を含む。　前記アッパーフレーム１は、ブーム、アーム、バケットを備えた図示しない作業アタッチメントが装着される前端部（図７では左側の端部）と、前記エンジンルーム２が形成される後端部と、を有し、このエンジンルーム２内に前記エンジン３が当該エンジンルーム２の左右方向に延びる姿勢で設けられる。前記油圧ポンプ４は、前記左右方向についての前記エンジン３の一方の側、例えば右側（図７では上側）に配置されて当該エンジン３の出力軸に接続されている。前記排ガス浄化装置５は、前記油圧ポンプ４をその上方で横切りながら前後方向に延びるように設置されている。前記熱交換器６及び前記冷却ファン７は前記エンジン３の左側に設置されている。

　前記排ガス浄化装置５は、前記エンジン３にフレキシブル排気管１０を介して接続され、当該エンジン３の排ガス中の有害物質、とくに煤等のＰＭ（Ｐａｒｔｉｃｕｌａｔｅ　Ｍａｔｔｅｒ：粒子状物質）を除去して浄化し、排気筒１１を通じて排気するもので、後述の支持部材により前記油圧ポンプ４の上方に支持される。さらに、排ガス規制強化の要請がある場合に、排ガス後処理装置の一種である、排ガス中のＮＯｘを低減させるＮＯｘ還元触媒１５が、追加の設備として設けられる。

　次に、本発明の第１実施形態の特徴について、図１～図５を参照しながら説明する。

　前記エンジンルーム２は、これを囲むガードパネル１２によって形成される。このガードパネル１２は、前記アッパーフレーム１上に設けられ、その内側に前記エンジン３や前記油圧ポンプ４が収容される。このガードパネル１２は、天壁と左右側壁と背壁とを有し、そのうち右側壁ではメンテナンス口１３が開口し、このメンテナンス口１３を通じて外部から油圧ポンプ４（ポンプ上面に設けられたレギュレータ４ａを含む）のメンテナンスが行われる。

　前記支持部材は、前記排ガス浄化装置５及び追加的に設けられる可能性のある前記ＮＯｘ還元触媒１５の双方を支持するものであって、図３～図５に示すように、前後方向に並ぶ一対の支持脚２１と、これらの支持脚２１により前記油圧ポンプ４の上方に支持されるテーブル２２とを備える。このテーブル２２は、その上に排ガス浄化装置５が載置される浄化装置支持部２２ｂと、その上に前記ＮＯｘ還元触媒１５が載置可能な触媒支持部２２ａとを有する。

　これらの支持部２２ｂ，２２ａは上部旋回体の左右方向に並び、前記浄化装置支持部２２ｂは左側、前記触媒支持部２２ａは右側、すなわち前記浄化装置支持部２２ｂよりも前記メンテナンス口１３に近い側、にそれぞれ位置する。従って、この実施の形態では、上部旋回体の左右方向が「浄化装置支持部と触媒支持部とが並ぶ方向である支持部並び方向」に相当し、上部旋回体の前後方向が「支持部並び方向に直交する方向であるテーブル幅方向」に相当する。

　この触媒支持部２２ａは、油圧ポンプ４の上方に同ポンプ４をメンテナンスするのに十分なメンテナンス用空間Ｓが形成されるように、より詳しくは、前記浄化装置支持部２２ｂ及びこれに支持される前記排ガス浄化装置５の下方に形成される空間の上端よりも高い位置に上端を有するメンテナンス用空間Ｓを前記油圧ポンプの上方に形成するように、前記ＮＯｘ還元触媒１５を前記浄化装置支持部２２ｂに支持される前記排ガス浄化装置５よりも高い位置に支持する。具体的に、この実施の形態に係るテーブル２２には、前記浄化装置支持部２２ｂと前記触媒支持部２２ａとの間に当該浄化装置支持部２２ｂよりも当該触媒支持部２２ａを高くする段差が与えられている。すなわち、テーブル２２全体が階段状に形成されている。

　このテーブル２２は、排ガス浄化装置５を低い位置に支持しながら、ＮＯｘ還元触媒１５を前記排ガス浄化装置５よりも一段高い位置に支持することで油圧ポンプ４の上方にそのメンテナンス空間Ｓを確保することが可能である。前記のように排ガス浄化装置５の位置を低く抑えることは、例えば図９（ｂ）に示すように排ガス浄化装置５とＮＯｘ還元触媒１５の双方を高い位置に支持する場合と異なり、フレキシブル排気管１０及び支持脚２１を延長する必要をなくしてコストアップを小さく抑えながら、油圧ポンプ４（とくにレギュレータ４ａ）の良好なメンテナンス性を確保することを可能にする。

　一方、ガードパネル１２の天壁、すなわち、前記排ガス浄化装置５及び前記ＮＯｘ還元触媒１５を覆う上側の壁については、図１に示すように、この天壁のうち前記触媒支持部に支持されるＮＯｘ還元触媒の上方に位置する特定部分１２ｂのみを局所的に上方に突出させて当該特定部分１２ｂ以外の部分１２ｃを当該特定部分１２ｂよりも下側に位置させることが可能である。これにより、前記特定部分１２ｂ以外の部分１２ｃの上方の視界、例えばオペレータの後方視界を広げることができる。

　次に、前記支持部材の詳細について説明する。

　前記テーブル２２の触媒支持部２２ａは、図３に示すように、上部旋回体の前後方向すなわち前記テーブル幅方向についてその両端部分を除く中間部分にのみ存在し、その両側のテーブルの部分が前記浄化装置支持部２２ｂと同じ高さに位置して当該浄化装置支持部２２ｂの前記テーブル幅方向の両側部分とともに前後一対の被連結部２２ｃを構成する。一方、前記両支持脚２１は前記被連結部２２ｃのそれぞれに連結され、かつ、前記油圧ポンプ４を挟んで前記テーブル幅方向（この実施の形態では上部旋回体の前後方向）の両側に配置されている。従って、このテーブル２２では、そのテーブル幅方向の両端部である被連結部２２ｃがその浄化装置支持部２２ｂ及び前記触媒支持部２２ａの並び方向である支持部並び方向について一定の高さを有するから、当該被連結部２２ｃに対して支持脚２１が簡素な構造で連結されることが可能である。すなわち、テーブル２２に対する支持脚２１の取付けをすべて同一水平面上で行うことができる。これにより、組立の能率と精度を上げることができる。

　前記両支持脚２１，２１は、テーブル幅方向の両側においてテーブル２２とアッパーフレーム１、正確にはアッパーフレーム１において直立するように設けられる平板状の主脚用ブラケット２３及び補助脚用２４、との間に取付けられる。これら支持脚２１，２１の構成を図３～図５によって詳述する。

　前記各支持脚２１は、テーブル２２とブラケット２３との間に取付けられる主脚２５と、この主脚２５に対して前記支持部並び方向にずれた位置、すなわちこの実施の形態では左側にずれた位置、で主脚２５とブラケット２４との間に取付けられる補助脚２６とを有する、によって構成される。

　主脚２５は、単一の板材で構成され、下半部が少しテーブル幅方向の外向きに開いた形状を有し、前記テーブル２２の被連結部２２ｃに脚取付座２７を介して連結される上端部と、前記フレーム１に着脱可能に連結される下端部とを有する。

　前記脚取付座２７は、ブロック状で前記被連結部２２ｃの下面に固定され、当該脚取付座２７のテーブル幅方向の外側面は上下方向及び支持部並び方向（この実施の形態では左右方向）に広がる平面である上側主脚接合面を構成する。一方、主脚２５の上端部の内側面は、上下方向及び支持部並び方向（この実施の形態では左右方向）に広がる平面であるテーブル接合面を構成し、このテーブル接合面と前記脚取付座２７の外側面である上側主脚接合面とが合わされた状態で当該主脚２５の上端部と当該脚取付座２７とがボルト２８…によって着脱可能に連結されている。

　前記主脚用ブラケット２３は、前記アッパーフレーム１の本体部分の上面から直立し、その外側面は上下方向及び支持部並び方向（この実施の形態では左右方向）に広がる平面である下側主脚接合面を構成する。一方、主脚２５の下端部の内側面は、上下方向及び支持部並び方向に広がる平面である主脚側フレーム接合面を構成し、この主脚側フレーム接合面と前記主脚用ブラケット２３の外側面である下側主脚接合面とが合わされた状態で当該主脚の下端部と当該主脚用ブラケット２３とがそれぞれがボルト及びナットの組み合わせからなる複数の締結具２９によって着脱可能に連結されている。

　このように、前記テーブル２２は前記両支持脚２１に対して着脱自在であり、このことは、排ガス後処理装置（排ガス浄化装置５のみ、または排ガス浄化装置５と追加的に設けられるＮＯｘ還元触媒１５の双方）をテーブル２２ごと着脱することを可能にし、とくに油圧ポンプ４の取り替え等の大がかりなメンテナンス作業を高い能率で行うことを可能にする。

　さらに、この実施の形態では、前記テーブル２２の幅方向の両側すなわち前後両側を、主脚２５と補助脚２６という支持部並び方向すなわち左右方向に並設された２つの部材でアッパーフレーム１上に支持することにより、当該テーブル２２の支持状態、すなわち排ガス後処理装置の支持状態を安定させることができる。

　前記補助脚２６は、それぞれが垂直及び水平の二つの接合面を持ったＬ字形の二つの脚部品である第１脚部品３０及び第２脚部品３１により構成される。具体的に、第１脚部品３０は、上下方向及び支持部並び方向（左右方向）に広がる平面すなわち垂直面である主脚接合面と、支持部並び方向（左右方向）及びテーブル幅方向（前後方向）に広がる平面すなわち水平面である第１接合面と、を有し、前記主脚接合面と前記主脚２５の中間部分の垂直な内側面とが合わされた状態で当該第１脚部品３０と当該主脚２５とが、それぞれボルト及びナットの組み合わせからなる複数の締結具３３によって着脱可能に連結される。前記第２脚部品３１は、上下方向及びテーブル幅方向（前後方向）に広がる平面すなわち垂直面である補助脚側フレーム接合面と、支持部並び方向（左右方向）及びテーブル幅方向（前後方向）に広がる平面すなわち水平面である第２接合面と、を有し、前記補助脚側フレーム接合面と前記補助脚用ブラケット２４の補助脚接合面とが合わされた状態で前記第２脚部品３１と前記補助脚用ブラケット２４とが、それぞれがボルト及びナットの組み合わせからなる複数の締結具３４によって着脱可能に連結されるとともに、前記第１接合面と前記第２接合面とが合わされた状態で前記第１脚部品３０と前記第２脚部品３１とが、それぞれがボルト及びナットの組み合わせからなる複数の締結具３２によって着脱可能に連結される。

　前記各接合面には、いずれも、その接合のために用いられるボルトの外径よりも大きなボルト挿通孔が形成されており、それぞれのボルト挿通孔に前記各ボルトが挿通されることにより、対応する接合面同士が合わされた状態での当該ボルトを含む締結具による連結が行われる。従って、前記各連結箇所においては、前記ボルトと前記ボルト挿通孔との隙間分だけ当該連結箇所を構成する各接合面に沿う２方向についてその連結対象となる部材同士の相対位置が調整自在となっている。

　従って、この支持部材では、テーブル２２に対して主脚２５の上端部が上下及び左右方向（支持部並び方向）に相対位置調整可能となるように連結され、主脚２５に対して補助脚２６の第１脚部品３０が上下及び左右方向（支持部並び方向）に相対位置調整可能となるように連結され、第１脚部品３０に対して第２脚部品３１が前後方向（テーブル幅方向）及び左右方向（支持部並び方向）に相対位置調整可能となるように連結され、主脚２５の下端部がアッパーフレーム１において直立する主脚用ブラケット２３に対して上下及び左右方向（支持部並び方向）に相対位置調整可能となるように連結され、補助脚２６の第２脚部品３１の下端部がアッパーフレーム１において直立する補助脚用ブラケット２４に上下及び前後方向（テーブル幅方向）に相対位置調整可能となるように連結されている。これらの連結は、テーブル２２と支持脚２１との間、及び支持脚２１とアッパーフレーム１（ブラケット２３，２４）との間の上下、前後、左右の各方向の寸法誤差を吸収することを可能にし、組立を容易にする。

　次に、本発明の第２実施形態を図６に基づいて説明する。

　前記第１実施形態では、支持部材のテーブル２２上に排ガス浄化装置５及びＮＯｘ還元触媒１５が載置されるのに対し、第２実施形態では、テーブル２２から排ガス浄化装置５及びＮＯｘ還元触媒１５が異なる高さ位置で吊下げられる。具体的に、第２実施形態に係る支持脚２１は、前記第１実施形態よりも上下方向に長く、当該支持脚２１の上端部がガードパネル１２の天壁の近傍に位置する程度の寸法を有する。前記テーブル２２は、前記第１実施形態と同様に浄化装置支持部２２ｂと触媒支持部２２ａとを有し、浄化装置支持部２２ｂよりも触媒支持部２２ａが高くなるように両者の間に段差が与えられている。前記排ガス浄化装置５及び前記ＮＯｘ還元触媒１５の外周面からはそれぞれフランジ３５，３６が外向きに突出し、それぞれのフランジ３５，３６が吊りブラケット３７，３８をそれぞれ介して前記浄化装置支持部２２ｂの下面及び前記触媒支持部２２ａの下面に連結されている。

　この実施形態では、排ガス浄化装置５及びＮＯｘ還元触媒１５と油圧ポンプ４との間に防火用の隔壁３９が設けられている。この隔壁３９にも、前記テーブル２２の段差に相当する段差が与えられ、これにより、当該隔壁３９のうち前記触媒支持部２２ａの下方に位置する部分３９ａが前記排ガス浄化装置５の下方に位置する部分３９ｂよりも高い位置にある。

　この実施の形態においても、前記触媒支持部２２ａの下方に位置する部分３９ａと前記油圧ポンプ４との間に、当該油圧ポンプ４のためのメンテナンス空間Ｓが形成される。このメンテナンス空間Ｓの上端の位置（この実施の形態では隔壁３９のうちＮＯｘ還元触媒１５の下方に位置する部分３９ｂの下面の位置）は、前記排ガス浄化装置５と前記ＮＯｘ還元触媒１５との高低差の分だけ排ガス浄化装置５の下方に位置する空間の上端よりも高い位置にある。従って、前記第１実施形態と同様、排ガス浄化装置５の位置を低く抑えながら前記メンテナンス空間Ｓを広く確保することが可能である。

　その他、本発明は次のような実施形態をとることが可能である。

　（１）本発明に係る支持脚は主脚のみで構成されてもよい。この場合も、当該主脚が互いに直交する二つの接合面をもつ複数の脚部品によって構成されることにより、前記実施形態と同様の各方向の自由度が確保され得る。ただし、本発明では当該自由度を確保する機能すなわち相対位置調整機能は必須ではない。必要に応じて上下、前後、左右のうちの一または二方向の自由度が与えられてもよいし、自由度が０すなわち位置調整が全く不能のものでもよい。

　（２）前記第１実施形態では、テーブル２２の触媒支持部２２ａが前後方向すなわちテーブル幅方向の中間部のみに設けられているが、触媒支持部２２ａがテーブル幅方向の全域にわたって設けられてもよい。この場合、支持脚２１は少なくとも当該触媒支持部２２ａを支持する部分を含むのが望ましい。

　（３）支持部材を構成するテーブル２２は板状でなくてもよく、梁材を組み合わせた枠体として形成されてもよい。また、テーブル２２及び支持脚２１がそれぞれ排ガス浄化装置５を支持する部分とＮＯｘ還元触媒１５を支持する部分とに分割されてもよい。

　（４）前記実施形態では、エンジン３がエンジンルーム２に左右方向に設けられ、このエンジン３の右側方に油圧ポンプ４が設けられるとともに、この油圧ポンプ４の上方を前後方向に横切る状態で排ガス後処理装置が設置されるが、これらの具体的な方向は限定されず、実機のスペース事情等に応じて適宜変更することができる。すなわち、本発明に係る支持部並び方向やテーブル幅方向は自由に選定が可能である。

　（５）本発明は油圧ショベルに限らず、前記実施形態と同様に機械のフレームに排ガス後処理装置が設けられる建設機械に広く適用することができる。

　以上のように、本発明によれば、著しいコストアップを伴うことなく、ＮＯｘ還元触媒の設置を可能にしながら油圧ポンプの上方のメンテナンス空間を確保することが可能な建設機械が提供される。この建設機械は、フレームと、このフレームの上に設置されるエンジンと、前記エンジンとその軸方向に並ぶように前記フレームの上に設置され、当該エンジンによって駆動される油圧ポンプと、前記エンジン及び前記油圧ポンプが収容されるエンジンルームを囲むように前記フレーム上に配置されるとともに、外部から前記油圧ポンプのメンテナンスを行うことを可能にする開口であるメンテナンス口を有するガードパネルと、前記エンジンルーム内に設けられ、前記エンジンに排気管を介して接続されて当該エンジンからの排ガスをこのガス中の粒子状物質を除去する排ガス浄化装置と、この排ガス浄化装置を含む排ガス後処理装置を前記エンジンルーム内で前記油圧ポンプの上方に支持する支持部材と、を備え、この支持部材は、前記排ガス浄化装置を支持する浄化装置支持部と、前記排ガス後処理装置に追加的に含まれる設備であって前記排ガス中のＮＯｘを低減させるＮＯｘ還元触媒を前記排ガス浄化装置よりも前記メンテナンス口に近い位置に支持するための触媒支持部とを有し、この触媒支持部は、前記浄化装置支持部及びこの浄化装置支持部に支持される前記排ガス浄化装置の下方に形成される空間の上端よりも高い位置に上端を有するメンテナンス用空間を前記油圧ポンプの上方に形成するように、前記ＮＯｘ還元触媒を前記浄化装置支持部に支持される前記排ガス浄化装置よりも高い位置に支持する。

　この建設機械における前記支持部材は、その浄化装置支持部により、レギュラー設備である排ガス浄化装置は比較的低い位置に支持してこの排ガス浄化装置とエンジンとを接続する排気管の延長を回避しながら、その触媒支持部により、前記浄化装置支持部及びこの浄化装置支持部に支持される前記排ガス処理装置の下方に形成される空間の上端よりも高い位置に上端を有するメンテナンス用空間を前記油圧ポンプの上方に形成するように前記ＮＯｘ還元触媒を支持することを可能にし、これにより、上方からの油圧ポンプのメンテナンスを可能にする。

　また、前記のような排ガス浄化装置及び排ガス後処理装置の支持は、前記ガードパネルが前記排ガス浄化装置及び前記ＮＯｘ還元触媒を覆う天壁を有する場合にこの天壁のうち前記触媒支持部に支持されるＮＯｘ還元触媒の上方に位置する特定部分のみを局所的に上方に突出させて当該特定部分以外の部分を当該特定部分よりも下側に位置させることが可能である。これにより、前記特定部分以外の部分の上方の視界、例えばオペレータの後方視界を広げることができる。

　本発明において、前記支持部材は、前記浄化装置支持部及び前記触媒支持部を有するテーブルと、このテーブルを前記油圧ポンプの上方に支持する複数の支持脚と、を含み、このテーブルの浄化装置支持部に前記排ガス浄化装置が支持され、触媒支持部に前記ＮＯｘ還元触媒が支持されることが可能であり、前記浄化装置支持部と前記触媒支持部との間に当該浄化装置支持部よりも当該触媒支持部を高くする段差が与えられているものが、好適である。当該支持部材は、前記段差が与えられたテーブルを有する簡単かつコンパクトな構造で、排ガス浄化装置の位置を低く抑えながら油圧ポンプの上方にメンテナンス用空間を確保することを可能にする。

　この場合、前記浄化装置支持部はその上に前記排ガス浄化装置が載置されるものであり、前記触媒支持部はその上に前記ＮＯｘ還元触媒が載置されるものであって、当該触媒支持部と前記油圧ポンプとの間に前記メンテナンス空間が形成されるのが、より好ましい。この場合のテーブルは、前記油圧ポンプと前記排ガス浄化装置及び前記ＮＯｘ還元触媒との間に介在する隔壁としても機能することが可能であり、また、前記排ガス浄化装置及び前記ＮＯｘ還元触媒の設置も容易である。

　また、前記触媒支持部は前記浄化装置支持部及び前記触媒支持部が並ぶ支持部並び方向と直交する方向であるテーブル幅方向についてその中間部分にのみ存在してその両側のテーブルの部分が前記触媒支持部と同じ高さに位置して当該触媒支持部の前記テーブル幅方向の両側部分とともに被連結部を構成する一方、前記支持脚として前記被連結部のそれぞれに連結されるものを備え、これらの支持脚が前記油圧ポンプを挟んで前記テーブル幅方向の両側に配置されるのが、より好ましい。このテーブルでは、そのテーブル幅方向の両端部である被連結部がその浄化装置支持部及び前記触媒支持部の並び方向について一定の高さを有するから、当該被連結部に対して支持脚が簡素な構造で連結されることが可能である。また組立の能率と精度を上げることができる。

　前記テーブルは、前記各支持脚に対して着脱可能に連結されるのが、好ましい。このような連結は、支持脚をフレーム側に残したまま、排ガス浄化装置のみ、または同装置とＮＯｘ還元触媒の双方をテーブルごと前記支持脚に対して着脱することを可能にする。これにより、とくに油圧ポンプの取替え等の大がかりなメンテナンス作業の能率が高められる。

　また、前記テーブル幅方向の両側に配置される支持脚を備えるものについては、これらの支持脚がそれぞれ、前記テーブルと前記フレームとの間に配置される主脚と、この主脚から前記支持部並び方向にずれた位置に配置されて前記主脚と前記フレームとを連結する補助脚とを有するのが望ましい。これらの支持脚は、その主脚が前記テーブルをそのテーブル幅方向の両側で支持するとともに、各支持脚の補助脚がそれぞれの支持脚を前記テーブル幅方向と直交する支持部並び方向にずれた位置で支持するから、前記テーブル及びその上に載置される排ガス後処理装置は互いに直交する２方向について安定してフレーム上に支持される。

　この場合、前記主脚は、前記テーブルに対する上下方向及び前記支持部並び方向についての相対位置が調整可能となるように当該テーブルに連結される上端部と、前記テーブルに対する上下方向及び前記支持部並び方向についての相対位置が調整可能となるように当該テーブルに連結される下端部とを有し、前記補助脚が、前記テーブルに対する上下方向及び前記支持部並び方向についての相対位置が調整可能となるように当該テーブルに連結される第１脚部品と、前記フレームに対する上下方向及び前記テーブル幅方向についての相対位置が調整可能となるように当該フレームに連結される第２脚部品とを有し、かつ、当該第１脚部品と当該第２脚部品とが前記支持部並び方向及び前記テーブル幅方向についての相対位置が調整可能となるように互いに連結されるものが、好適である。このような主脚及び補助脚の組み合わせは、テーブルと支持脚との間、及び支持脚とフレームとの間の上下、前後、左右の各方向の寸法誤差を吸収できるため、組立を容易にする。

　具体的には、前記テーブルが、前記各主脚について設けられて上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面である上側主脚接合面を有し、前記フレームが、前記各主脚について設けられて上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面である下側主脚接合面と、前記各補助脚について設けられて上下方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面である補助脚接合面と、を有し、前記主脚の上端部が、上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面であって前記テーブルの上側主脚接合面に着脱可能に接合されるテーブル接合面を有し、前記主脚の下端部が、上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面であって前記下側主脚接合面に着脱可能に接合される主脚側フレーム接合面を有し、前記補助脚の第１脚部品が、上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面であって前記主脚に着脱可能に接合される主脚接合面と、前記支持部並び方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面である第１接合面とを有し、前記補助脚の第２脚部品が、上下方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面であって前記補助脚接合面に着脱可能に接合される補助脚側フレーム接合面と、前記支持部並び方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面であって前記上側接合面に着脱可能に接合される第２接合面と、を有するものが、好適である。

　この場合、前記フレームは、例えば、前記下側主脚接合面を有するように直立する主脚用ブラケットと、前記補助脚接合面を有するように直立する補助脚用ブラケットとを有するものが、好適である。

Claims

　建設機械であって、
　フレームと、
　このフレームの上に設置されるエンジンと、
　前記エンジンとその軸方向に並ぶように前記フレームの上に設置され、当該エンジンによって駆動される油圧ポンプと、
　前記エンジン及び前記油圧ポンプが収容されるエンジンルームを囲むように前記フレーム上に配置されるとともに、外部から前記油圧ポンプのメンテナンスを行うことを可能にする開口であるメンテナンス口を有するガードパネルと、
　前記エンジンルーム内に設けられ、前記エンジンに排気管を介して接続されて当該エンジンからの排ガスをこのガス中の粒子状物質を除去する排ガス浄化装置と、
　この排ガス浄化装置を含む排ガス後処理装置を前記エンジンルーム内で前記油圧ポンプの上方に支持する支持部材と、を備え、この支持部材は、前記排ガス浄化装置を支持する浄化装置支持部と、前記排ガス後処理装置に追加的に含まれる設備であって前記排ガス中のＮＯｘを低減させるＮＯｘ還元触媒を前記排ガス浄化装置よりも前記メンテナンス口に近い位置に支持するための触媒支持部とを有し、この触媒支持部は、前記浄化装置支持部及びこの浄化装置支持部に支持される前記排ガス浄化装置の下方に形成される空間の上端よりも高い位置に上端を有するメンテナンス用空間を前記油圧ポンプの上方に形成するように、前記ＮＯｘ還元触媒を前記浄化装置支持部に支持される前記排ガス浄化装置よりも高い位置に支持する、建設機械。
　請求項１記載の建設機械であって、前記ガードパネルは前記排ガス浄化装置及び前記ＮＯｘ還元触媒を覆う天壁を有し、この天壁のうち前記触媒支持部に支持されるＮＯｘ還元触媒の上方に位置する特定部分のみが局所的に上方に突出して当該特定部分以外の部分が当該特定部分よりも下側に位置する、建設機械。
　請求項１または２記載の建設機械であって、前記支持部材は、前記浄化装置支持部及び前記触媒支持部を有するテーブルと、このテーブルを前記油圧ポンプの上方に支持する複数の支持脚と、を含み、このテーブルの浄化装置支持部に前記排ガス浄化装置が支持され、触媒支持部に前記ＮＯｘ還元触媒が支持されることが可能であり、前記浄化装置支持部と前記触媒支持部との間に当該浄化装置支持部よりも当該触媒支持部を高くする段差が与えられている、建設機械。
　請求項３記載の建設機械であって、前記浄化装置支持部はその上に前記排ガス浄化装置が載置されるものであり、前記触媒支持部はその上に前記ＮＯｘ還元触媒が載置されるものであって、当該触媒支持部と前記油圧ポンプとの間に前記メンテナンス空間が形成される、建設機械。
　請求項３または４記載の建設機械であって、前記テーブルは前記各支持脚に対して着脱可能となるように連結される、建設機械。
　請求項３～５のいずれかに記載の建設機械であって、前記触媒支持部は前記浄化装置支持部及び前記触媒支持部が並ぶ支持部並び方向と直交する方向であるテーブル幅方向についてその中間部分に形成されてその両側のテーブルの部分が前記触媒支持部と同じ高さに位置して当該触媒支持部の前記テーブル幅方向の両側部分とともに被連結部を構成する一方、前記支持脚として前記被連結部のそれぞれに連結されるものを備え、これらの支持脚が前記油圧ポンプを挟んで前記テーブル幅方向の両側に配置される、建設機械。
　請求項３～５のいずれかに記載の建設機械であって、前記支持脚として前記テーブル幅方向の両側にそれぞれ配置されるものを備え、これらの支持脚はそれぞれ、前記テーブルと前記フレームとの間に配置される主脚と、この主脚から前記支持部並び方向にずれた位置に配置されて前記主脚と前記フレームとを連結する補助脚とを有する、建設機械。
　請求項７記載の建設機械であって、前記主脚は、前記テーブルに対する上下方向及び前記支持部並び方向についての相対位置が調整可能となるように当該テーブルに連結される上端部と、前記テーブルに対する上下方向及び前記支持部並び方向についての相対位置が調整可能となるように当該テーブルに連結される下端部とを有し、前記補助脚が、前記テーブルに対する上下方向及び前記支持部並び方向についての相対位置が調整可能となるように当該テーブルに連結される第１脚部品と、前記フレームに対する上下方向及び前記テーブル幅方向についての相対位置が調整可能となるように当該フレームに連結される第２脚部品とを有し、かつ、当該第１脚部品と当該第２脚部品とが前記支持部並び方向及び前記テーブル幅方向についての相対位置が調整可能となるように互いに連結される、建設機械。
　請求項８記載の建設機械であって、前記テーブルが、前記各主脚について設けられて上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面である上側主脚接合面を有し、前記フレームが、前記各主脚について設けられて上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面である下側主脚接合面と、前記各補助脚について設けられて上下方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面である補助脚接合面と、を有し、前記主脚の上端部が、上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面であって前記テーブルの上側主脚接合面に着脱可能に接合されるテーブル接合面を有し、前記主脚の下端部が、上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面であって前記下側主脚接合面に着脱可能に接合される主脚側フレーム接合面を有し、前記補助脚の第１脚部品が、上下方向及び前記支持部並び方向に広がる平面であって前記主脚に着脱可能に接合される主脚接合面と、前記支持部並び方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面である第１接合面とを有し、前記補助脚の第２脚部品が、上下方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面であって前記補助脚接合面に接合される補助脚側フレーム接合面と、前記支持部並び方向及び前記テーブル幅方向に広がる平面であって前記第１接合面に着脱可能に接合される第２接合面と、を有する、建設機械。
　請求項９記載の建設機械であって、前記フレームは、前記下側主脚接合面を有するように直立する主脚用ブラケットと、前記補助脚接合面を有するように直立する補助脚用ブラケットとを有する、建設機械。