WO2001075218A1

WO2001075218A1 - Composition d'appretage liquide pour des produits textiles

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Publication number: WO2001075218A1
Application number: PCT/JP2001/002573
Authority: WO
Inventors: Naoyuki Egawa; Hiroo Miyasaka
Original assignee: Lion Corporation
Priority date: 2000-04-04
Filing date: 2001-03-28
Publication date: 2001-10-11
Also published as: DE60126257T4; AU2001244591A1; US20030136937A1; EP1270798A4; US6852244B2; BR0109823A; EP1270798B1; DE60126257D1; DE60126257T2; JP4478370B2; EP1270798A1

Description

繊維製品用液体仕上げ剤組成物技術分野

本発明は、衣料等の繊維製品に使用する繊維製品用液体仕上げ剤組成物に関する。特に本発明は、仕上がりに柔軟性や自然なハリが要求されるシャヅ類、パンヅ類、ブラウス類などの各種の繊維品に使用するのに好適な繊維製品用液体仕上げ剤組成物に関する。発明の背景

従来から、洗濯後の繊維製品に柔軟性を付与することを目的として、様々な 4級アンモニゥム塩を主成分として含む繊維製品用仕上げ剤が用いられている。 4級アンモニゥム塩としてはジ長鎖型の 4級アンモニゥム塩が一般的に使用されている。しかしながらジ長鎖型の 4級アンモニゥム塩を主成分とする繊維製品用仕上げ剤は、良好な柔軟性付与効果が得られるものの、繊維や衣類の種類によってはハリゃコシを失い好ましくない場合がある。また、洗濯によるシヮ低減効果も小さい。

一方、繊維製品用仕上げ剤の各種特性を向上させることを目的としてシリコーン系化合物を 4級アンモニゥム塩と併用することが試みられている。例えば、特開平 1一 1 6 2 8 7 8号公報には、水分散性陽イオン性柔軟剤と特定のシロキサンからなる非ィォン性柔軟剤を含む、水性基材織物用コンディショニング処方物が開示されている。また、特開平 2—1 9 1 7 7 4号公報には 4級アンモニゥム塩と特定のシリコーン誘導体を含有することを特徴とする、濃縮型の衣料用柔軟仕上げ剤が開示されている。しかしながら、繊維製品に好ましい柔軟性を付与すると同時に、繊維製品のハリ、コシを維持し、且つ洗濯によるシヮを低減することが可能な繊維製品用仕上げ剤は得られていないのが現状であった。発明の開示

本発明は、繊維や衣料等の繊維製品に好ましい柔軟性を付与し、かつ繊維製品のハリ、コシを維持するとともに、洗濯によるシヮを低減させる効果を有する繊維製品用液体仕上げ剤組成物を提供することを目的とする。

本発明者らは上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、特定の変性シリコーンとアミン化合物またはその中和物または 4級化物を特定の比率で併用し、さらに特定の脂肪酸化合物を併用することにより、上記課題を達成することができることを見出し、本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明は、

(A) 少なくとも 1種の、一般式（I ) で示される変性シリコーン；

(式中、 Rは同一でも異なっていてもよく、いずれも炭素数 1〜4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、 R！は炭素数 1〜 4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、 R ₂は水素原子または炭素数 1〜 4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、 Xはポリオキシアルキレン基を表し、 L、 M、 Nはそれぞれ繰り返し単位数の平均値を示し、 Lは 0〜5の数を表し、 Mは 1〜 100の数を表し、 Nは 10〜1000の数を表す。ただし、ポリオキシァルキレン基 X中のポリォキシェチレン鎖の部分の質量割合は、分子全体の質量を基準として 10%以上 50%未満である）

(B) 分子内に少なくとも 1個の炭素数 6〜 26の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を有するァミン化合物またはその中和物または 4級化物あるいはこれらの混合物であって、分子内に少なくとも 1個の炭素数 6〜26の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を 2つ以上有する化合物の割合が、（B)成分の全質量を基準として 70質量％以上であるァミン化合物またはその中和物または 4級化物あるいはこれらの混合物；及び

(C) C_1Q〜C₂₂の脂肪酸、 C_1Q〜C₂₂の脂肪酸塩、及び C_1Q〜C₂₂の脂肪酸とアルコールとのエステル化物からなる群より選ばれる 1種以上の化合物；

を含み、

(A)成分：（B)成分の質量比が 5 ： 95〜50 ： 50であることを特徴とする、繊維製品用液体仕上げ剤組成物を提供する。図面の簡単な説明

図 1は、自立性収納袋の斜視図及び横断面図を示す。発明を実施するための最良の形態

本発明で用いる（A)

(I)で表される、変性シリコーンである。

一般式（I ) において、 Rで表される置換基は、互いに同一でも異なっていてもよく、いずれも炭素数 1〜4の飽和もしくは不飽和の炭化水素基である。置換基 Rとしては、メチル基、ェチル基、プロビル基、ブチル基などの飽和炭化水素基が好ましく、中でもメチル基が好ましい。

R iで表される置換基は、炭素数 1〜 4の飽和もしくは不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基である。置換基 1^としては、メチレン基、エチレン基、プロ. ピレン基、プチレン基などの飽和炭化水素基が好ましく、中でもプロピレン基が好ましい。

R ₂で表される置換基は、水素原子または炭素数 1〜4の飽和もしくは不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基である。置換基 R ₂が炭化水素基である場合には、メチル基、ェチル基、プロビル基、ブチル基などの飽和炭化水素基が好ましい。置換基 R ₂が水素原子であるのが特に好ましい。

Xは、ポリオキシアルキレン基を表す。ポリオキシアルキレン基は、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレン基等であつてもよく、あるいはォキシエチレン単位、ォキシプロピレン単位、またはォキシプチレン単位などが、ブロック状あるいはランダムに配列してなる基であってもよい。ただし、ポリオキシアルキレン基 X中のポリオキシエチレン鎖の部分の質量割合が、繊維製品に好ましい柔軟性を付与し、かつ洗濯シヮを低減するという観点から、分子全体の質量を基準として 1 0 %以上であり、 50%未満であることを要する。ポリオキシアルキレン基 X中のポリオキシエチレン鎖の部分の質量割合は、好ましくは、分子全体の質量を基準として 15 %〜 45%であり、さらに好ましくは 20%〜35%である。また、ポリオキシアルキレン基 Xの質量を基準とするポリオキシエチレン鎖の部分の質量割合は、 50%〜100%であるのが好ましく、

65〜： 100%であるのがより好ましい。

L、 Mおよび Nは、いずれも各繰返し単位の数の平均値を表し、 Lは 0〜 5、好ましくは 0〜 1であり、 Mは 1〜 100、好ましくは 1〜 50であり、 Nは 10〜； ί 000、好ましくは 20〜500である。なお、一般式（ェ）で表される変性シリコーンは、各繰返し単位がブロック状に配列しているプロックコポリマーの構造を有するものであってもよく、あるいは、各繰返し単位がランダムに配列しているランダムコポリマ一の構造を有するものであつてもよい。

(Α) 成分としては、一般式（I) で表される単一の変性シリコーンを使用してもよく、複数の異なる変性シリコーンを使用してもよい。

一般式（I) で表される変性シリコーンの製造方法は、特に限定されるものではないが、一般に、 S i—H基を有するシリコーンオイルと炭素一炭素二重結合を末端に有するポリエーテルとの付加反応により、製造することができる。

本発明で用いる（A)成分の変性シリコーンの分子量は、 3， 000〜20 0,000の範囲であるのが好ましく、 5, 000〜 100, 000の範囲であるのがさらに好ましい。

(A) 成分の変性シリコーンは、十分な仕上げ効果を得るという観点および仕上げ剤の粘度を適度なものとするという観点から、本発明の仕上げ剤組成物中に 0.5〜 30質量％配合するのが好適であり、さらに好ましくは 1〜 2 0質量％配合される。なお、本明細書において、各成分の配合量は、精製水又は水性溶媒でバランスをとつた場合の値を意味する。

本発明で用いる（B ) 成分は、分子内に少なくとも 1個の炭素数 6〜2 6 の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を有するァミン化合物またはその中和物または 4級化物あるいはこれらの混合物である。（B )成分のァミン化合物またはその中和物または 4級化物は、分子内に少なくとも 1個、好ましくは 1 〜3個、最も好ましくは 2個の、炭素数 6〜 2 6、好ましくは 1 4〜2 2の飽和あるいは不飽和の、アルキル基又はアルケニル基などの炭化水素基を有する。該炭化水素基は、鎖中にエステル基、逆エステル基、アミド基、逆ァミド基、ェ一テル基等を有していてもよい。なお、これらの炭化水素基は、通常工業的に使用される牛脂由来の未水添脂肪酸や不飽和部を水添或いは部分水添して得られる脂肪酸、パ一ム椰子、油椰子などの植物由来の未水添脂肪酸ゃ脂肪酸エステル或いは不飽和部を水添或いは部分水添して得られる脂肪酸ゃ脂肪酸エステル等を使用することにより、導入することができる。

( B )成分であるァミン化合物またはその中和物または 4級化物としては、たとえば、次の一般式（II )〜（IV) で表されるァミン化合物またはその中和物または 4級化物を挙げることができる。 '

式中、 R ₃はエステル基などの分断基を含まない炭素数 8〜 22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基であって、不飽和の炭化水素基である場合にはそのシス/トランス比は 40/60以上であるのが好ましく、

R₄は R₃または R₅であり、

R ₅は炭素数 1〜 3のアルキル基またはヒドロキシアルキル基あるいは— (CH₂-CH (Y) —0) n-H (式中、 Yは水素又は C H ₃であり、 nは 2 〜10の数である）で表される基であり、

R₆はエステル基、逆エステル基、アミド基、逆アミド基またはエーテル基で分断された炭素数 6〜 26の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基であって、不飽和の炭化水素基である場合にはそのシス 7トランス比は 40 /60以上であるのが好ましく、

R ₇および R ₈は R ₆または R ₄である。

ァミン化合物の中和は、通常の酸を用いて行う。酸としては、具体的には塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、安息香酸、クェン酸、リンゴ酸、コハク酸、ァクリル酸等の有機酸を挙げることができる。

ァミン化合物の 4級化物は、過アルキル化法により長鎖アルキル基を有する 3級ァミンに更にアルキル基を結合することにより得てよい。過アルキル化剤としてはジメチル硫酸又は塩化べンジルを使用することができる。また、これらの過アルキル化剤の代わりに、沃化メチル、塩化メチル、塩化工チル、臭化ブチル等の低級ハロゲン化アルキル、ジェチル硫酸、又はェピクロロヒドリン等を使用してもよい。

ァミン化合物の 4級化物はまた、低級 3級ァミンに長鎖ハロゲン化アルキルを作用させることにより得てもよい。長鎖ハロゲン化アルキルは、鎖中にェ一テル結合を有するものであってもよい。長鎖ハロゲン化アルキルの代わりに、脂肪酸のクロロメチルエステル、クロ口ェチルエステル、又はクロ口プロピルエステル等のクロ口アルキルエステル、あるいはクロロメチル化酸アミド等を使用してもよい。

上記のァミン化合物又はその中和物あるいは 4級化物を、単独で、又は 2 種以上の混合物として使用することができる。

本発明に用いられる（B ) 成分中に占める、 2つ以上の炭化水素基をもつァミン化合物、その中和物、 4級化物又はこれらの混合物の比率が 7 0質量％以上、好ましくは 7 5〜1 0 0質量％にすることにより、更に良好な柔らかさを付与することができる。

( B ) 成分のァミン化合物またはその中和物または 4級化物は、十分な仕上げ効果を得るという観点および仕上げ剤の粘度を適度なものとするという観点から、本発明の仕上げ剤組成物中に 3〜 5 0質量％配合するのが好適であり、さらに好ましくは 5〜3 0質量％配合される。

本発明の繊維製品用仕上げ剤組成物中の（A)成分：（B )成分の質量比は、繊維製品に好ましい柔軟性を付与すると同時に繊維製品のハリゃコシを維持し、洗濯によるシヮを低減するという観点から、 5 ： 9 5 ~ 5 0 ： 5 0の範囲内であり、 1 0 : 9 0〜4 0 ： 6 0の範囲内であるのが好ましい。 (C)成分は〇₁。〜（ ₂₂の脂肪酸、（^。〜( ^の脂肪酸塩、及び c₁₀〜

C₂₂の脂肪酸とアルコールとのエステル化物からなる群より選ばれる 1種以上の化合物である。（C) 成分を配合することにより、衣類に対してより良い柔軟性能を付与することができる。

c₁₀〜c₂₂、好ましくは c₁₂〜c₂₀の炭化水素部分としては、直鎖又は分岐鎖の脂肪族又は環式炭化水素基をあげることができる。このような脂肪酸としては、動植物油脂及び動植物油脂から誘導される脂肪酸があげられ、具体的には、牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、大豆油脂肪酸、豚脂脂肪酸、ヒマヮリ油脂肪酸、オリ一ブ油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸又はこれらの動植物油の部分水素化物もしくは完全水素化物、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ォレイン酸又はエライジン酸等があげられるが特にこれらに限定されない。このうち、ノレミチン酸、ステアリン酸、ォレィン酸又はエライジン酸が好ましい。

脂肪酸の中和塩を用いる場合は Na塩、 K塩、 Ca塩、 Mg塩、トリェ夕ノールァミン塩が好ましく、 Na塩、 Ca塩がより好ましい。

(C) 成分のエステル化物としては具体的に次のものを例示できる。メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコールや、グリセリン、ペン夕エリスリトール、ソルビトール、トリエタノールァミンなどの 3〜 6価の多価アルコールとラウリン酸、ノ^レミチン酸、ステアリン酸、ォレイン酸、エライジン酸などの長鎖脂肪酸とのエステル化物をあげることができる。多価アルコ一ルとのエステル化物の場合にはすべての OH基をェステル化するよりも、一部の OH基のみエステル化したものの方が好ましい。

(C) 成分のエステル化物として特に好ましいものは、ステアリン酸メチル、パルミチン酸メチル、ォレイン酸メチル、エライジン酸メチル、モノステアリン、ペン夕エリスリト一ルモノステアレートである。 ( C ) 成分の配合量は本発明の仕上げ剤組成物に対して 0 . 5〜5質量％、好ましくは 0 . 8〜3質量％配合される。この配合量がこの範囲内にあると良好な柔軟性能を付与することができ、しかも繊維製品のハリ、コシを維持するので好ましい。

本発明の仕上げ剤組成物はァミン化合物の繊維に対する吸着性を向上させる為に、 p Hを 1〜 6の範囲であるのが好ましく、 p H 2〜5の範囲であるのがより好ましい。

本発明の仕上げ剤組成物には、本発明の効果を妨げない範囲で、通常の家庭用仕上げ剤に使用されている添加剤などを使用することができる。そのような添加剤として、具体的には、 C ₈〜C _{2 2}の直鎖又は分岐鎖を有する高級アルコール、ァミン又は脂肪酸メチルエステルに、アルキレンォキシドを平均で 5〜 1 0 0モル付加したノニオン界面活性剤；高級アルコール；食塩、塩化アンモニゥム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等の水溶性塩；エチルアルコール、イソプロピルアルコ一ル、エチレングリコール、プロピレングリコ一ル、イソプロピレングリコ一ル、へキシレングリコ —ル等の溶剤；尿素；殺菌剤；酸化防止剤；染料；顔料；炭化水素；セル口ース誘導体；紫外線吸収剤；蛍光增白剤；及び香料等が挙げられる。

上記ノニオン界面活性剤を形成するアルキレンォキサイドとしては、ェチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、プチレンオキサイドがあげられるが、このうち、エチレンォキサイドが好ましい。エチレンォキサイドとともに、プロピレンオキサイド、プチレンオキサイドを付加したものもまた含まれる。

上記ノニオン界面活性剤としては、 C ₈〜 C _{2 2}の直鎖又は分岐鎖を有する高級アルコールにエチレンォキサイドを 5〜1 0 0モル付加したものが好ましい。上記ノニオン界面活性剤を形成する高級アルコールの炭素鎖長は、、好ましくは c₁₀〜c₁₆、より好ましくは c₁₂〜c₁₄である。上記ノニオン界面活性剤を形成するァミン又は脂肪酸メチルエステルの炭素鎖長は、好ましくは c₁₀〜c₁₈、より好ましくは c₁₂〜c₁₈である。

エチレンォキシドの平均付加モル数は、 10〜80モルが好ましく、特に好ましくは 20〜60モルである。エチレンォキサイドとともに付加するプロピレンォキサイド、ブチレンォキサイドの平均付加モル数としては好ましくは 1〜5であり、より好ましくは 1〜3モルである。上記ノニオン界面活性剤は、 C₈〜C₂₂の直鎖又は分岐鎖を有する高級アルコール、ァミン又は脂肪酸メチルエステルにエチレンォキサイドを付加した後、プロピレンォキ' サイド又はプチレンォキサイドを付加することにより製造しても、あるいはプロピレンォキサイド、ブチレンォキサイドを付加した後、エチレンォキサイドを付加することにより製造しても、さらにエチレンオキサイド、プロピレンォキサイド、プチレンォキサイドをランダムに付加することにより製造してもよい。

これらの任意成分の配合量は、本発明の仕上げ剤組成物の効果を妨げない範囲であれば特に制限されない。例えば、前記ノニオン界面活性剤は、 0. ：!〜 10質量％で配合するのが好ましく、 0. 5〜 5質量％で配合するのがより好ましい。高級アルコールは、 0. 1〜5質量％で配合するのが好ましく、 0. 1〜3質量％で配合するのがより好ましい。食塩や塩化カルシウム等の水溶性塩は、 0. 05〜3質量％で配合するのが好ましく、 0. 1〜2 質量％で配合するのがより好ましい。エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール等の溶剤は、 0. 1〜20質量％で配合するのが好ましく、 0.. 1〜10質量％で配合するのがより好ましい。

本発明品を収める容器としては、以下の計量キャップ、ノズルキャップ本体からなるものを使用することができる。この際、計量キャップの材質の代表例としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフ夕レート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの材質のものが選ばれ、内容積は 1 0〜8 O m Lが望ましい。計量キャップの断面形状は円状が一般的であるが、四角形、六角形、八角形などの多角形でも良い。また必要に応じて内面または外面に容量表示のための刻印または印刷、またはすベり止めのためのローレットを施すことができる。また、顏料、帯電防止剤、紫外線吸収剤、スリヅビング剤などを含むこともできる。

また、ノズルキャップは本体の口筒に組みつくキャップ体であって、筒形状の組み付き筒内に、ぞれを上下に隔てる隔壁を設け、この隔壁に内容物を注出する注出口を有する。ここで用いられる部材の材質は高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフ夕レート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの材質のものが選ばれる。また、顔料、帯電防止剤、紫外線吸収剤、スリツビング剤などを含むこともできる。

容器本体は、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフ夕レート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの材質のものが選ばれる。本体の横断面形状は円状、楕円状などいずれでもよいが、内容量は 2 0 0〜3 0 0 O mL程度のものが使用される。取っ手、ラベルなどを付与して使用性を向上することもできる。また、顔料、帯電防止剤、紫外線吸収剤、スリッビング剤などを含むこともできる。

また、本発明品は多層フィルムからなる収納袋にいれることもできる。図 1に本発明を収容することができる収納袋を示すが、図 1はそのような一態様を示すものであってこれに制限されるものではない。

図 1の自立性収納袋 1は、プラスチックフィルムをヒートシールして形成されたシール部 2に、収納袋本体 3と切除部 4とを分画する切断誘導線 5を有すると共に収納袋本体の液剤収容部 6から前記切断誘導線 5を越える位置まで延びる管状の閉路 7を有している。この閉路 7は、切断誘導線 5に沿つて切除部 4を切断したとき切断誘導線 5の位置を注出口 9とする液剤の注出路 8を形成する。注出路 8は、外側に膨出した筒状になっており、移液が容易に行えるようになつている。また、注出路近傍には、リブ 11が存在し、移液時に詰め替え用容器が折れ曲がって注出路が閉塞するのを防ぐ役割を果たしている。

また、注出路 8の少なくとも注出口 9近傍が、その上下に形成されているシール部 2 a、 2 aを伴って収納袋本体 3から突出するように形成されている。注ぎ口 10の形状は、特に限定されない。注出路の位置は、容器上部の特に角が好ましい。注ぎ口はハサミで切れる、または手で切れるどちらの方法を備えた収納袋でも構わない。手で切れる場合は、フィルムの構成で対応したり、または炭酸ガスレーザ一による少なくとも 1本の連続の切れ目線ないし、不連続のミシン目状切れ目線であってもよい。また、注ぎ口にパイプを備え付けたものでも構わない。

多層フィルムを構成する材料としては、内容物の性状安定性 ·香気安定性、収納袋の強度、経済性、容器使用性の点から、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアルコール共重合体、及びポリエチレンテレフタレートなどを挙げることができる。多層フィルムは 2種以上を用いるが、また同一のフィルムを 2層以上用いることもできる。この中でも特に、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ夕レートの内から 2種以上を組み合わせて使用することが望ましい。多層フィルムを使用して、収納袋を製造する場合、各層に使用するフィルムをラミネートし、ヒートシールする方法によることができるが、特定の成型方法に限定されるものではない。収納袋の厚さは、内容物の性状安定性 ·香気安定性、包装体の強度、経済性の点から、 20〜400〃mの範囲内であるのが好ましい。 20 mより小さいと包装体の強度が弱くなり、輸送中の落下などにより内容物が洩れる恐れがある。また 400 /mより大きいと、経済的でなく環境への負荷が大きいばかりでなく、包装体全体が硬くなり消費者が使用する際に使用性が劣本発明の繊維製品用仕上げ剤組成物は、（A)成分、（B)成分、（C)成分および必要に応じて任意成分を、精製水または水性溶媒中に溶解あるいは分散させることにより、調製することができる。この場合、使用可能な溶媒としては、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、ェチレングリコ一ル、プロピレングリコ一ル、グリセリン、へキシレングリコ一ル等の多価アルコールなどが挙げられる。

また、本発明の繊維製品用仕上げ剤組成物は、実際に繊維製品の仕上げを行う際の全使用水量に対し、（B)成分の濃度が 2 Ορρπ！〜 300ppmとなるような量で使用するのが望ましく、 45ρρπ！〜 200ppmとなるような量で使用するのがさらに望ましい。実施例

以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。

(a) 成分

変性シリコ一ンとして、次の表 1に示す構造を有する本発明の変性シリコ —ン A— 1〜A— 5及び比較のための変性シリコーン A— 6を使用した。

4 ィ造にヌる

R Rl R2 L M N 基 X中の POE鎖 (

醒眙 (%) *1

A-1 CH₃ C₃H₆ H 0 3 75 20(POE/POF^1∞/0)

A- 2 GH₃ ^C3^H6 H 0 3 45 28(POE/POF^100/0)

A- 3 CH₃ G₃H_e H 0 3 28 38(POE/POR=100/0)

A— 4 CH₃ H 1 6 150 20(POE/POP=100/0)

A— 5 CH₃ ^C3^He H 0 10 115 32(POE/POP=50/50)

A— 6 CH₃ H 0 3 7 67(POE/POP=100/0)

*1：( )はポリアルキレン基の構成モル比を示す。

POE：ポリォキシェチレン基、 POP：ポリォキシプロピレン基 ( B ) 成分

+ ァミン化合物又はその中和物又は 4級化物として、以下の表 2に示す構造を有する B— 1〜； B— 1 4を使用した。

5 表 2

化学構造

B— 1 一般式（II) で表されるァミン化合物を、塩化メチルで 4 級化したもの（ただし、 R₃および R₄は、炭素数 18の炭化水素基であり、 R_sはメチル基である)

B— 2 —般式（II) で表されるァミン化合物を、塩化メチルで 4 級化したもの（ただし、 R₃は、炭素数 18の直鎖の炭化水素基であり、 R₄および R₅はメチル基である）

B-3 一般式（III) で表されるァミン化合物を、塩化メチルで 4 級化したもの（ただし、 R₆および R₇は、総炭素数 20 のァシルォキシェチル基であり、 R ₈はメチル基である）

B-4 一般式（III) で表されるァミン化合物を、塩化メチルで 4 級化したもの（ただし、 R₆は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基であり、 R₇は（^ 0Η基であり、 R₈はメチル基である）

B- 5 一般式（III) で表されるァミン化合物を、ジメチル硫酸で

4級ィ匕したもの（ただし、 R₆および R₇は、総炭素数 20 のァシルォキシェチル基であり、 R₈は C₂ 0H基である）

B— 6 —般式（III) で表されるァミン化合物を、ジメチル硫酸で

4級化したもの（ただし、 R₆は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基であり、 R ₇および R ₈は C₂ 0H基である）

B-7 一般式（III) で表されるァミン化合物を、ジメチル硫酸で

4級ィ匕したもの（ただし、 R₆、 R₇および R₈は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基である）表 2 (続き）

化学構造

B- 8 一般式（III) で表されるァミン化合物を、塩化メチルで 4 級化したもの（ただし、 R₆は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基であり、 R₇は、総炭素数 21のァシルァミノプロピル基であり、 R₈はメチル基である）

B- 9 一般式（II) で表されるァミン化合物の、塩酸塩（ただし、

R₃および R₄は、炭素数 18の炭化水素基であり、 R₅ はメチル基である）

B- 10 一般式（III) で表されるァミン化合物の、塩酸塩（ただし、

R₆および R₇は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基であり、 R₈はメチル基である）

B— 1 1 一般式（III) で表されるァミン化合物の、メチル硫酸塩

(ただし、 R₆および R₇は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基であり、 R₈は C 0H基である）

B- 12 一般式（III) で表されるァミン化合物の、塩酸塩（ただし、

R₆は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基であり、

R₇は、総炭素数 21のァシルァミノプロピル基であり、

R₈はメチル基である）

B— 13 —般式（IV) で表されるァミン化合物（ただし、

R 3は、炭素数 17の炭化水素基であり、 R ₇は総炭素数

20のァシルアミノエチル基である）

B- 14 一般式（ΙΠ) で表されるァミン化合物の、メチル硫酸塩

(ただし、 R₆、 R ₇および R ₈は、総炭素数 20のァシルォキシェチル基である。）上記 B— 1、 B— 2、および B— 9、 B— 13記載の長鎖炭ィ匕水素基は、炭素数 18の飽和脂肪酸と炭素数 18の不飽和基を 1個有する不飽和脂肪酸とを混合したものから合成され、最終的に、飽和炭化水素基/不飽和炭ィ匕水素基の割合が、質量比で 80Z 20であり、また、不飽和炭化水素基の立体異性体のシストランス比は 45/55であった。また、上記のァシルォキシェチル基、ァシルアミノエチル基（B— 3〜： B— 7および B— 10、 B— 11、 B— 13、 B- 14) は、炭素数 18の飽和脂肪酸と炭素数 18の不飽和基を 1個有する不飽和脂肪酸とを混合したものを原料とし、最終的に、飽和ァシル Z不飽和ァシルの割合が、質量比で 60 40であり、また、不飽和ァシルの立体異性体のシス/トランス比は 45ノ55であった。また、上記のァシルォキシェチル基、ァシルアミノブ口ピルェチル基（B— 8、 B- 12) は、炭素数 18の飽和脂肪酸と炭素数 16 の飽和脂肪酸を原料とし、最終的に 18/16の比率が質量比で 70/30であつた。

(C) 成分

C₁₀〜C₂₂の脂肪酸、脂肪酸塩又はそのエステル化物として、以下の表 3に示す C— 1〜C— 3及び比較のための C— 4を使用した。

(C)成分 ¾3

C— 1 ステアリン酸

C-2 ステアリン酸/パルミチン酸メチル =7/3 (質量比）

C一 3 ペン夕エリスリト一ルモノステアレート

C-4 へキサン酸仕上げ剤組成物の調製

以下の表 4及び 5に示す組成により、（A) 〜（C) 成分に、任意成分としてイソトリデシルアルコールェチレンォキシド付加物（平均 4 0モル付加）を 1質量％、塩化カルシウム 0 . 3質量％、エチレングリコ一ル 3質量％、香料 6 質量％、ブルシン変性エタノール 3質量％、ポリエチレングリコ一ル（平均分子量 1 5 0 0 ) 0 . 2質量％、ケーソン C G (口一ム&ハース（株）製） 0 . 0 1 質量％、ァシヅドレヅド 1 3 8を 1 0 p p m、及び p H調整剤（塩酸、水酸化ナトリゥム）をバランス量の精製水に乳化分散させて仕上げ剤組成物を調製した。配合した香料の組成は表 6に示す。表 4

A (質量⁰） B (質量⁰ /₀) C (質量⁰ /₀) A (B)成分に占める 2つ

以上の長鎖炭化水素基

をもつァミン、アミン塩、 4級化

物の割合 (質量％)

比較例

B-l(9.4) 0/100 95

B-2(0.5)

B-9C0.1)

2 A-6(2.0) B-l(7.5) 20/80 95

B-2(0.4)

B-9C0.1)

3 A-l(7.0) B-l(3.0) 70/30 100

4 A-l(2.0) B-3(6.2) C-4(1.0) 20/80 81

B-4(1.5)

B-10(0.3)

5 A-l(2.0) B-5(1.0) C-l(2.0) 20/80 12

B-6(7.0)

*A B=質量比表 5

A (質量⁰ /₀) B (質量％) C (質量％) A/B (B)成分に占める 2つ以上の長鎖炭化水素基をもつァミン、アミン塩、 4級化物の割合 (質量％) 実施例

1 Λ

Ά_1 (0· Γυ\

D · ϋノ Γ一 1 · Πυ) OR

2 Α-2ί2 0) ·υ ?f)/Rn

3 A- 1(2 0) Β-3(6 2) C-2 tj(l 5) 20/80 81

B-10(0.3)

4 A-5(4.3) B - 8(10.0) C- 3(1.0) 30/70 100

5 A- 3(5.4) B- 12(8.0) C- 1(1.0) 40/60 100

6 A- 2(1.5) B-13(10.0) C- 3(1.0) 13/87 100

7 A-2(L5) B-5(5.6) C - 1(2.0) 12/88 7Y

B-6(2.6)

B - 7(1.6)

B-1K0.2)

B-14(1.5)

8 A-K3.5) B - 5(7.4) C-2(1.0) 19/81 77

B-6(3.4)

B-7(2.0)

B-ll(0.2)

B-14(2.0)

* A/B =質量比香料繊表 6

成分配合量 (質量％) オイゲノール 0. 5 ゲラニオール 1. 0 バクダノール 2. 0 ジプロピレングリコール 3. 0 リナロール 3. 0 フェニルエチルアルコール 5， 0 9—デセン 1—オール 0. 1 シトロネロ一ル 2. 0 イソオイゲノール 0. 1 セドロール 0. 4 シス一 3—へキセノール 3， 0 ネロール 1. 0 夕一ビネオール 3. 0 ボルネオ一ル 0. 2 シス一 3—へキセニルサリシレート 3. 0 ジブチルヒドロキシトルエン 0. 5 メチルァトラレート 0. 1 メントール 0. 3 ノナナール 0， 2 デカナール 0. 2 ゥンデカナール 0. 2

2—メチルゥンデカナール 0. 1 ァニスアルデヒド 2. 0 ヘリオト口ピン 1. 0 へキシルシンナミックアルデヒド 2. 0 リリアール 4. 0 リラール 2. 0 表 6 (続き)

成分配合量 (質量％) バニリン 0. 1 ェチルバ二リン 0. 1 ムスコノ、 0. 1 シクロへキサデセノン 1. 0 ムスクケトン 0. 5 トナリド 5. 0

3ノン 0. 2 メチルョノン 3. 0 イソィースーパ一 6. 0 3—メチルナフチルケトン 0. 1 カシメラン 0. 2 ダマスコン 0. 3 ゲラニルアセテート 0. 2 シトロネリルアセテート 0. 5 フエニルェチルアセテート 1. 0 メチルジヒドロジヤスモネート 5. 0 ベンジルアセテート，4. 0 リナリルアセテート 2. 0 夕一ピニルアセテート 2. 0 ァセチルセドレン 2. 0 p— tert—ブチルシクロへキシルアセテート 2. 0 2— tert—ブチルシクロへキシルアセテート 0. 3 メチルアンスラニレート 0. 2 ジメチルベンジルカービニールアセテート 2. 0 表 6 (続き)

成分配合量 (質量％)

リモネン 6. 0

ピネン 2. 0

ミルセン 1. 0

カリオフィレン 1. 0

シクロペン夕デカノリド 1. 0

7一" ^カラクトン 0. 1

ァーゥンデカラクトン 0. 2

クマリン 1. 0

ガラクゾリド 6. 0

オレンジ油 2. 0

アンプロキサン 0. 3

ファレナール 0. 2

ゲラニルニ 0， 3

ラバンディン油 1. 0

ィンドール 0， 2

計 00 なお i ^列:!〜 4、 ^Sf列 1〜2は pH5. 0に纏し、 il^i列 5、 »!|3〜8は p H3. 0に調膣した。

仕上げ剤組成物の評価方法

(1)仕上げ剤による仕上げ処理

市販ダンガリ一シャヅ（綿 100%) を市販洗剤「スーパ一トップ」（ライオン

(株）社製）により電気洗濯機を用いて洗浄した。ついですすぎ 3回目に表 5に示す仕上げ剤組成物を水量 3 0 Lに対して 2 0 g加えて衣料の仕上げ処理を行つた。その後、衣料をハンガーに掛け、 2 0 °C；、 4 0 %R Hの条件で自然乾燥し、以下の評価を行った。

( 2 ) 表 4中の比較例 1の組成物を使用して仕上げ処理したダンガリ一シャツを対照として専門パネラ一 5人による官能一対比較を行ない、以下の表 7に示す基準で評価を行った。

ダンガリー -シャヅ

評点柔らかさハリ、コシシヮの少なさ

+ 2 ：対照よりはっきり

+ 1 ：対照よりやや柔らかいハリゃコシ乾燥後のシヮ

0 ：対照とほぼ同じがあるが少ない

一 1 ：対照の方がやや

—2 ：対照の方がはっきり結果を表 8に示す c

表 8

ダンガリ -シャヅ

柔らかいハリゃコシ乾燥後のシヮ比較例があるが少ない

1 0 0 0

2 0 0 0

3 - 2 + 1 - 1

4 0 + 2 + 2

5 一 1 + 2 + 1

実施例

1 + 1 + 2 + 2

2 + 1 + 2 + 1

3 + 1 + 2 + 2

4 + 1 + 1 + 1

5 + 1 + 2 + 1

6 + 1 + 2 + 2

7 + 1 + 1 + 2

8 + 1 + 2 + 1 本発明によれば、特定の変性シリコーンとァミン化合物またはその中和物または 4級化物及び特定の脂肪酸化合物を併用することにより、繊維製品に好ましい柔軟性を付与すると同時にハリゃコシを維持し、洗濯によるシヮを低減するという効果を得ることができる。

Claims

請求の範囲

(A)少なくとも 1種の、一般式（I)で示される変性シリコーン

(式中、 Rは同一でも異なっていてもよく、いずれも炭素数 1〜4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、 R！は炭素数 1〜 4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、 R ₂は水素原子または炭素数 1〜 4の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を表し、 Xはポリオキシアルキレン基を表し、 L、 M、 Nはそれぞれ繰り返し単位数の平均値を示し、 Lは 0〜5の数を表し、 Mは 1〜 100の数を表し、 Nは 10〜1000の数を表す。ただし、ポリオキシァルキレン基 X中のポリォキシエチレン鎖の部分の質量割合は、分子全体の質量を基準として 10%以上 50%未満である）

(B) 分子内に少なくとも 1個の炭素数 6〜 26の飽和あるいは不飽和の炭化水素基を有するァミン化合物またはその中和物または 4級化物あるいはこれらの混合物であって、炭化水素基を 2つ以上有する化合物の割合が、（B) 成分の全質量を基準として 70質量％以上であるアミン化合物またはその中和物または 4級化物あるいはこれらの混合物；及び

(C) C_1Q〜C₂₂の脂肪酸、 C₁₍₎〜C₂₂の脂肪酸塩、及び (^。〜( ^の脂肪酸とアルコールとのエステル化物からなる群より選ばれる 1種以上の化合物；

を含み、

(A)成分：（B)成分の質量比が 5 ： 95〜50 ： 50であることを特徴とする、繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

2. 一般式（I) において、

Rが、メチル基、ェチル基、プロピル基又はプチル基であり、

が、メチレン基、エチレン基、プロピレン基又はプチレン基であり、

R₂が、水素原子、メチル基、ェチル基、プロピル基又はブチル基であり、ポリォキシアルキレン基 X中のポリォキシェチレン鎖の部分の質量割合が、分子全体の質量を基準として 10%以上 50%未満であり、

Lが 0〜1であり、

Mが 1~50であり、

Nが 20~500である、

請求項 1記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

3. 一般式（I) で表される（A)成分の変性シリコーンの分子量が、 3, 000〜 200, 000である請求項 1又は 2記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

4. 一般式（I)で表される（A)成分の変性シリコーンの分子量が、 5, 000〜 100， 000である請求項 3記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

5. —般式（I) で表される（A) 成分の変性シリコーンが、組成物の全質量を基準として 0. 5〜30%含まれる請求項 1記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

6. (B) 成分が、以下の一般式（II) 〜（IV) のいずれかで表されるァミン化合物又はその中和物又は 4級化物の 1種又は 2種以上である請求項 1 記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

(式中、

R 3は、分断基を含まない炭素数 8〜 22の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基である；

R₄は、 R₃又は R₅と同じである；

R₅は、炭素数 1〜 3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基あるいは一 (CH₂-CH (Y) -0) n-H (式中、 Yは水素又は C H ₃であり、 nは 2 〜10の数である）で表される基である；

R₆は、エステル基、逆エステル基、アミド基、逆アミド基またはエーテル基で分断された炭素数 6 ~ 26の飽和又は不飽和の直鎖又は分岐の炭化水素基である；

R₇および R₈は、 R₆または R₄と同じである。）

7. (B)成分が、一般式（III) で表されるァミン化合物又はその中和物又は 4級化物の 1種又は 2種以上である請求項 6記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

8. (B)成分中に含まれる炭化水素基を 2つ以上有する化合物の割合が、

(B) 成分の全質量を基準として 75〜100質量％である請求項 1記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

9 . ( C ) 成分が、牛脂脂肪酸、パ一ム油脂肪酸、大豆油脂肪酸、豚脂脂肪酸、ヒマヮリ油脂肪酸、ォリーブ油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸又はこれらの動植物油の部分水素化物もしくは完全水素化物；ラウリン酸、ミリスチン酸、ノルミチン酸、ステアリン酸又はォレイン酸；これらの脂肪酸の Na 塩、 K塩、 Ca塩、 Mg塩又はトリエタノールアミン塩；及びこれらの脂肪酸と低級アルコール又は 3〜 6価の多価アルコールとのエステル化物からなる群から選ばれる請求項 1項記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

1 0 . ( C ) 成分が、パルミチン酸、ステアリン酸、ォレイン酸、エライジン酸；これらの脂肪酸の Na塩、 Ca塩；及びステアリン酸メチル、パルミチン酸メチル、ォレイン酸メチル、エライジン酸メチル、モノステアリン及びべン夕エリスリト一ルモノステアレートからなる群から選ばれる請求項 9項記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

1 1 . ( C ) 成分が、組成物の全質量を基準として 0 . 5〜5質量％配合される請求項 1項記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

1 2 . さらに、 C 8 ~ C 2 2の直鎖又は分岐鎖を有する高級アルコール、ァミン又は脂肪酸メチルエステルにアルキレンォキシドを平均で 5〜 1 0 0モル付加したノニオン界面活性剤を含有する請求項 1項記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

1 3 . さらに、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコ一ル、プロピレングリコ一ル、イソプロピレングリコ一ル及びへキシレングリコ一ルからなる群から選ばれる 1種以上を含有する請求項 1項記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

1 4 .残部が精製水である請求項 1項記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

1 5 . p Hが 1〜 6である請求項 1項記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

16. 多層フィルムからなる収納袋と、該収納袋に充填される請求項 1記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物とを含む、収納袋入り繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

17. 多層フィルムが、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリエチレンテレフ夕レートからなる群から選ばれる 2種以上であり、収納袋の厚さが 20〜40 O^mである請求項 16記載の収納袋入り繊維製品用液体仕上げ剤組成物。

18. 使用水量に対する（B) 成分の濃度が 2 Ορρπ！〜 30 Oppmとなる量での請求項 1記載の繊維製品用液体仕上げ剤組成物の使用。