JPWO2012165354A1 - ケイ素系液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
下記の式(1)で表されるアルコキシシラン及び下記の式(3)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサン(A)を含有することを特徴とする液晶配向剤。
R1Si(OR2)3 (1)
(R1は下記式(2)の構造を表し、R2は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)
(化1)
(Y1は単結合など、Y2は単結合など、Y3は単結合など、Y4はベンゼン環、シクロへキシル環、または複素環から選ばれる2価の環状基など、Y5はベンゼン環、シクロへキシル環および複素環よりなる群から選ばれる2価の環状基など、nは0〜4の整数、Y6は水素原子などを表す。)
R3Si(OR4)3 (3)
(R3は、アクリル基などで置換された炭素数1〜30のアルキル基、R4は炭素数1〜5のアルキル基を表す。)
Description
そこで、ポリマー分子中に光反応性の側鎖を導入したポリマーを用いた液晶配向剤を基板に塗布し、焼成して得られた液晶配向膜に接触させた液晶層を設け、この液晶層に電圧を印加しながらUVを照射して液晶表示素子を作製することにより、液晶中に重合性化合物を添加せずとも、応答速度の速い液晶表示素子を得ることが出来る技術が提案されている(特許文献2参照)。
〔1〕下記の式(1)で表されるアルコキシシランと式(3)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランとを重縮合して得られるポリシロキサン(A)を含有する液晶配向剤。
R1Si(OR2)3 (1)
(R1は、下記式(2)の構造を表し、R2は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)
R3Si(OR4)3 (3)
(R3は、アクリル基、アクリロキシ基、メタクリル基、メタクリロキシ基又はスチリル基で置換された炭素数1〜30のアルキル基であり、R4は炭素数1〜5のアルキル基である。)
〔3〕さらに、式(5)で表されるアルコキシシランを50%〜100%含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサン(B)を含有する上記〔1〕又は〔2〕に記載の液晶配向剤。
Si(OR15)4 (5)
(R15は炭素数1〜5のアルキル基を表す。)
〔4〕ポリシロキサン(B)が、さらに、式(3)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンである上記〔3〕に記載の液晶配向剤。
〔5〕ポリシロキサン(B)が、さらに、式(6)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンである上記〔3〕又は〔4〕に記載の液晶配向剤。
R16Si(OR17)3 (6)
(R16は、炭素数1〜5のアルキル基、R17は炭素数1〜5のアルキル基を表す。)
(R13)nSi(OR14)4−n (4)
(式(4)中、R13は、水素原子、又はヘテロ原子、ハロゲン原子、アミノ基、グリシドキシ基、メルカプト基、イソシアネート基、ウレイド基で置換されていてもよい、炭素原子数1〜10の炭化水素基であり、R14は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、nは0〜3の整数を表す。)
〔9〕上記〔8〕に記載の液晶配向膜を有する液晶表示素子。
〔10〕上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の液晶配向剤を塗布し、焼成された2枚の基板で液晶が挟持された液晶セルに、電圧を印加した状態でUVを照射した液晶表示素子。
〔11〕上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の液晶配向剤を塗布し、焼成した2枚の基板で液晶を挟持し、電圧を印加した状態でUVを照射する液晶表示素子の製造方法。
本発明の液晶配向剤に含有されるポリシロキサン(A)は、式(1)で表されるアルコキシシランと式(3)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランとを重縮合して得られるポリシロキサンである。なお、シランからのシロキサンの製造は、詳しくは、加水分解・重縮合と表現されるが、本明細書では、単に重縮合と記載する。
R1Si(OR2)3 (1)
式(1)で表されるアルコキシシランのR1(以下、特定有機基ともいう)は、下記式(2)の構造を表し、R2は炭素原子数1〜5、好ましくは1〜3のアルキル基を表す。)
R3は、アクリル基、アクリロキシ基、メタクリル基、メタクリロキシ基若しくはスチリル基で置換された、炭素数1〜30、好ましくは3〜10のアルキル基であり、R4は炭素数1〜5 のアルキル基を表す。
式(2)中、Y3は単結合、−(CH2)c−(cは1〜15の整数である)、−O−、−CH2O−、−COO−または−OCO−のうちのいずれかである。なかでも、単結合、−(CH2)c−(cは1〜15の整数である)、−O−、−CH2O−、−COO−または−OCO−のうちのいずれかを選択することは、側鎖構造の合成を容易にする観点から好ましい。そして、単結合、−(CH2)c−(cは1〜10の整数である)、−O−、−CH2O−、−COO−または−OCO−のうちのいずれかを選択することがより好ましい。
式(2)中、nは0〜4の整数である。好ましくは、0〜2の整数である。
このような側鎖と光反応性基を導入したポリシロキサンを用いた液晶配向剤が、なぜ応答速度特性と良好な垂直配向性を両立出来るのかについては定かではないが、液晶骨格と類似した構造を有する側鎖を用いることで、通常はトレードオフの関係にある応答速度と垂直配向性を両立しているものと推察される。
このような式(1)で表されるアルコキシシランは、公知の合成方法(例えば、特開昭61−286393号公報)によって合成することが出来る。以下にその具体例を挙げるが、これに限定されるものではない。
上述した式(1)で表されるアルコキシシランは、公知の方法で製造することが可能である。
上述した式(1)で表されるアルコキシシランは、ポリシロキサンを得るために用いる全アルコキシシラン中において、良好な液晶配向性を得るため、1モル%以上が好ましい。より好ましくは1.5モル%以上である。更に好ましくは2モル%以上である。また、形成される液晶配向膜の充分な硬化特性を得るためには、30モル%以下が好ましい。より好ましくは25モル%以下である。
式(3)で表されるアルコキシシランのR4は、炭素数1〜5のアルキル基であり、好ましくは炭素数1〜3であり、特に好ましくは炭素数1又は2である
式(3)で表されるアルコキシシランは、ポリシロキサンを得るために用いる全アルコキシシラン中において、良好な液晶応答速度を得るため、5モル%以上が好ましい。より好ましくは10モル%以上である。更に好ましくは20モル%以上である。また、垂直配向性を高くするために、70ル%以下が好ましい。より好ましくは60モル%以下である。
(R13)nSi(OR14)4−n (4)
(式(4)中、R13は、水素原子、又はヘテロ原子、ハロゲン原子、アミノ基、グリシドキシ基、メルカプト基、イソシアネート基若しくはウレイド基で置換されていてもよい、炭素原子数1〜10の炭化水素基である。R14は炭素原子数1〜5、好ましくは1〜3のアルキル基であり、nは0〜3、好ましくは0〜2の整数を表す。)
このような式(4)においてnが0であるアルコキシシランとしては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン又はテトラブトキシシランがより好ましく、特に、テトラメトキシシラン又はテトラエトキシシランが好ましい。
本発明では、式(1)で表されるアルコキシシランが、ポリシロキサン(A)の製造に使用される全アルコキシシラン中、好ましくは2〜20モル%、特に好ましくは3〜15モル%含まれ、かつ式(3)で表されるアルコキシシランが、ポリシロキサン(A)の製造に使用される全アルコキシシラン中、5〜80モル%、特に好ましくは10〜70モル%含まれるのが好ましい。
ポリシロキサン(B)は、式(5)で表されるアルコキシシランを50モル%〜100モル%含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンである。
Si(OR15)4 (5)
式(5)で表されるアルコキシシランのR15は、炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキル基を表す。
このような式(5)で表されるアルコキシシランの具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン又はテトラブトキシシランがより好ましく、特に、テトラメトキシシラン又はテトラエトキシシランが好ましい。
ポリシロキサン(B)は、式(5)で表されるアルコキシシランの他に、さらに、上述したポリシロキサン(A)の製造において記載した、式(3)で表されるアルコキシシラン、 R3Si(OR4)3を含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンであっても良い。式(3)で表されるアルコキシシランについての説明は、上述したポリシロキサン(A)における説明が適用される。
R16Si(OR17)3 (6)
式(6)で表されるアルコキシシランのR16は、炭素数1〜5のアルキル基である。アルキル基の炭素原子数は1〜4が好ましく、より好ましくは1〜3である。
式(6)で表されるアルコキシシランのR17は、炭素数1〜5のアルキル基であり、好ましくは炭素数1〜3であり、特に好ましくは炭素数1又は2である。
特に、式(5)で表されるアルコキシシランの他に、さらに式(6)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサン(B)を含有する液晶配向剤は、垂直配向力が高く、望ましい。
式(4)で表されるアルコキシシランは、ポリシロキサンに種々の特性を付与させることが可能であるため、必要特性に応じて一種又は複数種を選択して用いることができる。
ポリシロキサン(A)及びポリシロキサン(B)を混合した液晶配向剤を製造する場合、ポリシロキサン(A)とポリシロキサン(B)の混合割合については、(A)と(B)の重量比が好ましくは10:90〜50: 50であり、特に、20:80〜40:60であることが好ましい。
本発明に用いるポリシロキサンを得る方法は特に限定されない。ポリシロキサン(A)においては、上記した式(1)及び式(3)を必須成分とするアルコキシシランを、また、ポリシロキサン(B)においては、上記した式(5)を必須成分とし、好ましくは式(3)及び式(6)を任意成分とするアルコキシシランを、有機溶媒中で縮合させて得られる。通常、ポリシロキサンは、このようなアルコキシシランを重縮合して、有機溶媒に均一に溶解した溶液として得られる。
本発明においては、上記反応に用いる水の量は、所望により適宜選択することができるが、通常、アルコキシシラン中の全アルコキシ基の0.5〜2.5倍モルであるのが好ましい。
ポリシロキサンを得る際に、アルコキシシランを複数種用いる場合は、アルコキシシランをあらかじめ混合した混合物として混合してもよいし、複数種のアルコキシシランを順次混合してもよい。
本発明においては、上記の重合溶媒を複数種混合して用いてもよい。
本発明においては、上記の方法で得られた重合溶液をそのままポリシロキサンの溶液としてもよいし、必要に応じて、上記の方法で得られた溶液を、濃縮したり、溶媒を加えて希釈したり又は他の溶媒に置換して、ポリシロキサンの溶液としてもよい。
その際、用いる溶媒(以下、添加溶媒ともいう)は、重合溶媒と同じでもよいし、別の溶媒でもよい。この添加溶媒は、ポリシロキサンが均一に溶解している限りにおいて特に限定されず、一種でも複数種でも任意に選択して用いることができる。
これらの溶媒は、液晶配向剤の粘度の調整、又はスピンコート、フレキソ印刷、インクジェット等で液晶配向剤を基板上に塗布する際の塗布性を向上できる。
本発明においては、本発明の効果を損なわない限りにおいて、ポリシロキサン以外のその他の成分、例えば、無機微粒子、メタロキサンオリゴマー、メタロキサンポリマー、レベリング剤、更に界面活性剤等の成分が含まれていてもよい。
無機微粒子としては、シリカ微粒子、アルミナ微粒子、チタニア微粒子、又はフッ化マグネシウム微粒子等の微粒子が好ましく、特にコロイド溶液の状態であるものが好ましい。このコロイド溶液は、無機微粒子を分散媒に分散したものでもよいし、市販品のコロイド溶液であってもよい。本発明においては、無機微粒子を含有させることにより、形成される硬化被膜の表面形状及びその他の機能を付与することが可能となる。無機微粒子としては、その平均粒子径が0.001〜0.2μmであることが好ましく、更に好ましくは0.001〜0.1μmである。無機微粒子の平均粒子径が0.2μmを超える場合には、調製される塗布液を用いて形成される硬化被膜の透明性が低下する場合がある。
コロイド溶液の分散媒に用いる有機溶剤としては、メタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコールモノプロピルエーテル等のアルコール類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類;酢酸エチル、酢酸ブチル、γ−ブチロラクトン等のエステル類;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエ−テル類を挙げることができる。これらの中で、アルコール類又はケトン類が好ましい。これら有機溶剤は、単独で又は2種以上を混合して分散媒として使用することができる。
市販品のメタロキサンオリゴマー、メタロキサンポリマーの具体例としては、コルコート社製の、メチルシリケート51、メチルシリケート53A、エチルシリケート40、エチルシリケート48、EMS−485、SS−101等のシロキサンオリゴマー又はシロキサンポリマー、関東化学社製のチタニウム−n−ブトキシドテトラマー等のチタノキサンオリゴマーが挙げられる。これらは単独又は2種以上混合して使用してもよい。
また、レベリング剤及び界面活性剤等は、公知のものを用いることができ、特に市販品は入手が容易なので好ましい。
また、ポリシロキサンに、上記したその他の成分を混合する方法は、ポリシロキサンと同時でも、後であってもよく、特に限定されない。
本発明の液晶配向剤は上述したポリシロキサン、必要に応じてその他の成分を含有する溶液である。その際、溶媒としては、上述したポリシロキサンの重合溶媒および添加溶媒からなる群から選ばれる溶媒が用いられる。液晶配向剤におけるポリシロキサンの含有量は、SiO2換算濃度が好ましくは0.5〜15質量%、より好ましくは1〜6質量%である。このようなSiO2換算濃度の範囲であれば、一回の塗布で所望の膜厚を得やすく、充分な溶液のポットライフが得られ易い。
また、液晶配向剤中におけるポリシロキサンの含有量を調整する際には、上述したポリシロキサンの重合溶媒及び添加溶媒からなる群から選ばれる溶媒を用いることができる。
本発明の液晶配向膜は、本発明の液晶配向剤を用いて得られる。例えば、本発明の液晶配向剤を、基板に塗布した後、乾燥・焼成を行うことで得られる硬化膜を、そのまま液晶配向膜として用いることもできる。また、この硬化膜をラビングしたり、偏光又は特定の波長の光等を照射したり、イオンビーム等の処理をしたり、液晶充填後の液晶表示素子に電圧を印加した状態でUVを照射することも可能である。
液晶配向剤を塗布する基板としては、透明性の高い基板であれば特に限定されないが、基板上に液晶を駆動するための透明電極が形成された基板が好ましい。
液晶配向剤の塗布方法としては、スピンコート法、印刷法、インクジェット法、スプレー法、ロールコート法などが挙げられるが、生産性の面から工業的には転写印刷法が広く用いられており、本発明でも好適に用いられる。
この硬化膜の厚みは、必要に応じて選択することができるが、好ましくは5nm以上、より好ましくは10nm以上の場合、液晶表示素子の信頼性が得られ易いので好適である。また、硬化膜の厚みが好ましくは300nm以下、より好ましくは150nm以下の場合は、液晶表示素子の消費電力が極端に大きくならないので好適である。
本発明の液晶表示素子は、上記の方法により、基板に液晶配向膜を形成した後、公知の方法で液晶セルを作製して得ることができる。液晶セル作製の一例を挙げると、液晶配向膜が形成された1対の基板を、スペーサーを挟んで、シール剤で固定し、液晶を注入して封止する方法が一般的である。その際、用いるスペーサーの大きさは1〜30μmであるが、好ましくは2〜10μmである。
液晶を注入する方法は特に制限されず、作製した液晶セル内を減圧にした後、液晶を注入する真空法、液晶を滴下した後に封止を行う滴下法などを挙げることができる。
透過型の液晶素子の場合は、上記のような基板を用いることが一般的であるが、反射型の液晶表示素子では、片側の基板のみに光を反射するアルミニウムのような材料を用いることも可能であり、シリコンウエハー等の不透明な基板も用いることが可能である。
マグネチックスターラーを備えた500ml四口フラスコに、金属マグネシウムを1.71g仕込み、容器内を窒素置換し密閉した。THF(脱水)2mlを加えた後、強攪拌させた状態で、20.68gの化合物7をTHF(脱水)155mlに溶かした溶液を1時間かけて滴下した。その後、55℃に昇温し、2時間攪拌させ、金属マグネシウムが消失していることを確認した。次に、氷冷下(内温4℃)、テトラメトキシシランを30.53g一括で加えた後、加熱還流し、3時間攪拌した。反応液を室温まで冷却した後、飽和塩化アンモニウム水溶液を210ml加え、生成した不溶物を減圧濾過にて除去した。さらに、260mlのn−ヘキサンで濾物を洗浄した。ろ液の水相部分を除去し、有機相を純水 200mlで洗浄した。有機相を濃縮乾燥し、粗物 21.65gを得た。これを減圧蒸留し、外温220〜230℃/圧力0.8torrの条件で留出させ、化合物8を5.74g得た(収率25%)。
1H-NMR(400MHz) in CDCl3:0.90ppm(t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.00-1.09ppm(m, 2H), 1.20-1.34ppm(m, 9H), 1.40-1.52ppm(m, 2H), 1.83-1.91ppm(m, 4H), 2.41-2.51ppm(m, 1H), 3.62ppm(s, 9H), 7.23ppm(d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.56ppm(d, J = 8.2 Hz, 2H)
マグネチックスターラーを備えた500ml四口フラスコに、化合物9を30.00g、炭酸カリウムを25.24g、DMFを120gを仕込み、室温下、臭化アリルを22.10g滴下した。その後、50℃にて11時間攪拌した。反応液を500gの酢酸エチルで希釈し、有機相を200gの純水で3回洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、これを濾過した後、濾液を濃縮乾燥し、化合物10を34.80g得た(収率100%)。
1H-NMR(400MHz) in CDCl3: 0.90ppm(t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.99-1.09ppm(m, 2H), 1.18-1.46ppm(m, 11H), 1.84-1.89ppm(m, 4H), 2.37-2.44ppm(m, 1H), 4.51ppm(dt, J = 5.4 Hz, 1.6 Hz, 2H), 5.26ppm(dq, J = 10.6 Hz, 1.6 Hz, 1H), 5.40ppm(dq, J = 17.2 Hz, 1.6 Hz, 1H), 6.07ppm(ddd, J = 17.2 Hz, 10.6 Hz, 5.4 Hz, 1H), 6.83ppm(dd, J = 8.8 Hz, 2.9 Hz, 2H), 7.10ppm(dd, J = 8.8 Hz, 2.9 Hz, 2H)
マグネチックスターラーを備えた300ml四口フラスコに、化合物10を20.00g、トルエンを120g仕込み、室温にて攪拌した。次に、karstedt触媒(白金(0)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体 0.1mol/L キシレン溶液)700μlを添加した後、トリメトキシシランを12.4ml滴下した。室温にて29時間攪拌後、反応液を濃縮乾燥し、粗物を得た。これを減圧蒸留し、外温245℃/圧力0.8torrの条件で留出させ、化合物11を12.15g得た(収率43%)。
1H-NMR(400MHz) in CDCl3: 0.76-0.82ppm(m, 2H), 0.89ppm(t, J = 7.2 Hz, 3H), 0.98-1.08ppm(m, 2H), 1.18-1.45ppm(m, 11H), 1.84-1.93ppm(m, 6H), 2.36-2.43ppm(m, 1H), 3.58ppm(s, 9H), 3.91ppm(t, J = 6.8 Hz, 2H), 6.81ppm(d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.08ppm(d, J = 8.8 Hz, 2H)
TEOS:テトラエトキシシラン
C18:オクタデシルトリエトキシシラン
ACPS:3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン
MPMS:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
M8MS:3−メタクリロキシオクチルトリメトキシシラン
MTES:メチルトリエトキシシラン
HG:2−メチル−2,4−ペンタンジオール(別名:ヘキシレングリコール)
BCS:2−ブトキシエタノール
UPS:3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHGを21.5g、BCS7.2g、TEOS32.9g、合成例1で得られた化合物8を4.1g、及びMPMSを5.0g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予め10.7gのHG、3.6gのBCS、10.8gの水及び触媒として0.4gの蓚酸を混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、0.3gのHG及び0.1gのBCSの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[K1]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中で20.8gのHG、6.9gのBCS、22.5gのTEOS、合成例3で得られた化合物11を3.5g、及びMPMSを19.9g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予め10.4gのHG、3.5gのBCS、10.8gの水及び触媒として1.1gの蓚酸を混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHG23.8g、BCS7.9g、TEOS37.1g、及びMTES3.6g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG11.9g、BCS4.0g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.4gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤中間体(U1)を得た。
得られた液晶配向剤中間体(S2)と液晶配向剤中間体(U1)を、2:8の比率で混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[K2]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHG20.5g、BCS6.9g、TEOS22.5g、合成例3で得られた化合物11を4.1g、及びMPMSを19.9g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG10.3g、BCS3.4g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤中間体(S3)を得た。
得られた液晶配向剤中間体(S3)と実施例2で得られた液晶配向剤中間体(U1)を、2:8の比率で混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[K3]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHG19.1g、BCS6.3g、TEOS16.3g、合成例3で得られた化合物11を8.2g、及びMPMSを24.8g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG9.5g、BCS3.2g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.3gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤中間体(S4)を得た。
得られた液晶配向剤中間体(S4)と実施例2で得られた液晶配向剤中間体(U1)を、2:8の比率で混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[K4]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHGを17.9g、BCS6.0g、TEOS25.0g、合成例3で得られた化合物11を8.2g、及びM8MSを19.1g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG9.0g、BCS3.0g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して60分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[S5]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHGを23.8g、BCS7.9g、TEOS37.1g、及びMTES3.6g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG11.9g、BCS4.0g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.4gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤中間体(U2)を得た。
得られた液晶配向剤中間体(S5)と液晶配向剤中間体(U2)を、2:8の比率で混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[K5]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHGを19.4g、BCS6.5g、TEOS22.5g、合成例3で得られた化合物11を8.2g、MPMSを14.9g、及びM8MSを3.2g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG9.7g、BCS3.2g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤中間体(S6)を得た。
得られた液晶配向剤中間体(S6)と実施例5で得られた液晶配向剤中間体(U2)を、2:8の比率で混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[K6]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHG22.1g、BCS7.3g、TEOS35.0g、C18を4.2g、及びMPMSを5.0g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG11.0g、BCS3.7g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.4gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[L1]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHG22.6g、BCS7.5g、TEOS39.2g、C18を4.2g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG11.3g、BCS3.7g、水10.8g及び触媒として蓚酸0.2gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤中間体(S5)を得た。
得られた液晶配向剤中間体(S5)と合成例2で得られた液晶配向剤中間体(U1)を、2:8の比率で混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤[L2]を得た。
温度計、還流管を備え付けた200mLの四つ口反応フラスコ中でHG20.5g、BCS6.8g、TEOS22.5g、C18を4.2g、及びMPMSを19.9g混合して、アルコキシシランモノマーの溶液を調製した。この溶液に、予めHG10.3g、BCS3.4g、水10.8g及び触媒として蓚酸1.1gを混合した溶液を、室温下で30分かけて滴下し、さらに室温で30分間撹拌した。その後オイルバスを用いて加熱して30分間還流させた後、予めUPS含有量92質量%のメタノール溶液0.6g、HG0.3g及びBCS0.1gの混合液を加えた。更に30分間還流させてから放冷してSiO2換算濃度が12重量%のポリシロキサン溶液を得た。
得られたポリシロキサン溶液10.0g、BCS20.0gを混合し、SiO2換算濃度が4重量%の液晶配向剤中間体(L3)を得た。
実施例1で得られた液晶配向剤[K1]を、ベタITO電極が形成されているITO電極基板のITO面にスピンコートした。80℃のホットプレートで2分間乾燥した後、200℃もしくは220℃の熱風循環式オーブンで30分間焼成を行い、膜厚100nmの液晶配向膜を形成した。この基板を2枚用意し、一方の基板の液晶配向膜面上に4μmもしくは6μmのビーズスペーサーを散布した後、その上からシール剤を印刷した。他方の基板を液晶配向膜面を内側にし、張り合わせた後、シール剤を硬化させて空セルを作製した。液晶MLC−6608(メルク社製商品名)を、空セルに減圧注入法によって、前記液晶を注入した液晶セルを作製した。
その後、得られた液晶セルを100℃の循環式オーブンで30分のアニールを行った。取り出したセルを、偏光板をクロスニコルにした状態で、顕微鏡観察を行い、液晶の配向乱れであるドメインの状態を観察した。その結果を表1示した。
実施例2で得られた液晶配向剤[K2]を、画素サイズが100×300ミクロンで、ライン/スペースがそれぞれ5ミクロンのITO電極パターンが形成されているITO電極基板のITO面にスピンコートした。80℃のホットプレートで2分間乾燥した後、200℃もしくは220℃の熱風循環式オーブンで30分間焼成を行い、膜厚100nmの液晶配向膜を形成した。合成例2で得られた液晶配向剤[K2]を、電極パターンが形成されていないITO面にスピンコートし、80℃のホットプレートで2分間乾燥した後、上記基板同様に200℃もしくは220℃の熱風循環式オーブンで30分間焼成を行い、膜厚100nmの液晶配向膜を形成した。これらの2枚の基板を用意し、一方の基板の液晶配向膜面上に4μmのビーズスペーサーを散布した後、その上からシール剤を印刷した。他方の基板を液晶配向膜面を内側にし、張り合わせた後、シール剤を硬化させて空セルを作製した。液晶MLC−6608(メルク社製商品名)を、空セルに減圧注入法によって、前記液晶を注入した液晶セルを作製した。
後述する方法により測定した。
その後、この液晶セルに20VのDC電圧を印加した状態で、この液晶セルの外側からUVを20J照射した。その後、再び応答速度特性を測定し、UV照射前後での応答速度を比較した。その結果を表2に示した。
その後、得られた液晶セルを100℃の循環式オーブンで30分のアニールを行った。取り出したセルを、偏光板をクロスニコルにした状態で、顕微鏡観察を行い、液晶の配向乱れであるドメインの状態を観察した。その結果も表2に合わせて示した。
液晶配向剤[K2]を実施例3で得られた液晶配向剤[K3]に変更した以外は、セル実施例2と同様にして液晶セルを作製し、応答速度を測定し、アニール後の配向乱れであるドメインを観察した。その結果を表2に示した。
液晶配向剤[K2]を実施例4で得られた液晶配向剤[K4]に変更した以外は、セル実施例2と同様にして液晶セルを作製し、応答速度を測定し、アニール後の配向乱れであるドメインを観察した。その結果を表2に示した。
液晶配向剤[K2]を実施例5で得られた液晶配向剤[K5]に変更した以外は、セル実施例2と同様にして液晶セルを作製し、応答速度を測定し、アニール後の配向乱れであるドメインを観察した。その結果を表2に示した。
液晶配向剤[K2]を実施例6で得られた液晶配向剤[K6]に変更した以外は、セル実施例2と同様にして液晶セルを作製し、応答速度を測定し、アニール後の配向乱れであるドメインを観察した。その結果を表2に示した。
液晶配向剤[K1]を比較例1で得られた液晶配向剤[L1]に変更した以外は、セル実施例1と同様にして液晶セルを作製した。その後、得られた液晶セルを100℃の循環式オーブンで30分のアニールを行った。取り出したセルを、偏光板をクロスニコルにした状態で、顕微鏡観察を行い、液晶の配向乱れであるドメインの状態を観察した。その結果を表1に示した。
液晶配向剤[K2]を比較例2で得られた液晶配向剤[L2]に変更した以外は、セル実施例2と同様にして液晶セルを作製し、応答速度を測定し、アニール後の配向乱れであるドメインを観察した。その結果を表2に示した。
液晶配向剤[K1]を比較例3で得られた液晶配向剤[L3]に変更した以外は、セル実施例1と同様にして液晶セルを作製し、応答速度を測定し、アニール後の配向乱れであるドメインを観察した。その結果を表2に示した。
液晶セルに、±5VのAC電圧、周波数1kHzの矩形波を印加した際の、液晶パネルの輝度の時間変化をオシロスコープにて取り込んだ。電圧を印加していない時の輝度を0%、±5Vの電圧を印加し、飽和した輝度の値を100%として、輝度が10%〜90%まで変化する時間を立ち上がりの応答速度とした。
更にセル実施例5、6においても、UV照射後の応答速度が速く、且つアニール後のドメイン観察結果でも非常に良好な結果を示した。
Claims (11)
- 下記の式(1)で表されるアルコキシシラン及び下記の式(3)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサン(A)を含有することを特徴とする液晶配向剤。
R1Si(OR2)3 (1)
(R1は下記式(2)の構造を表し、R2は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す。)
R3Si(OR4)3 (3)
(R3は、アクリル基、アクリロキシ基、メタクリル基、メタクリロキシ基若しくはスチリル基で置換された炭素数1〜30のアルキル基であり、R4は炭素数1〜5のアルキル基である。) - 前記式(3)において、R3が、アクリル基、アクリロキシ基、メタクリル基、メタクリロキシ基若しくはスチリル基で置換された炭素数3〜10のアルキル基である請求項1に記載の液晶配向剤。
- さらに、下記の式(5)で表されるアルコキシシランを50%〜100%含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンポリシロキサン(B)を含有する請求項1又は2に記載の液晶配向剤。
Si(OR15)4 (5)
(R15は炭素数1〜5のアルキル基を表す。) - ポリシロキサン(B)が、さらに式(3)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンである、請求項3に記載の液晶配向剤。
- ポリシロキサン(B)が、さらに下記の式(6)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンである、請求項3または4に記載の液晶配向剤。
R16Si(OR17)3 (6)
(R16は、炭素数1〜5のアルキル基、R17は炭素数1〜5のアルキル基を表す。) - ポリシロキサン(A)及びポリシロキサン(B)の少なくとも一方が、さらに、下記式(4)で表されるアルコキシシランを含有するアルコキシシランを重縮合して得られるポリシロキサンである、請求項1〜5のいずれかに記載の液晶配向剤。
(R13)nSi(OR14)4−n (4)
(式(4)中、R13は、水素原子、又はヘテロ原子、ハロゲン原子、アミノ基、グリシドキシ基、メルカプト基、イソシアネート基、ウレイド基で置換されていてもよい、炭素原子数1〜10の炭化水素基であり、R14は炭素原子数1〜5のアルキル基であり、nは0〜3の整数を表す。) - 前記式(1)で表されるアルコキシシランが、ポリシロキサン(A)に用いられる全アルコキシシラン中、2〜20モル%含まれ、かつ前記式(3)で表されるアルコキシシランが、ポリシロキサン(A)に用いられる全アルコキシシラン中、5〜80モル%含まれる請求項1〜6のいずれかに記載の液晶配向剤。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の液晶配向剤を基板に塗布し、乾燥、焼成して得られる液晶配向膜。
- 請求項8に記載の液晶配向膜を有する液晶表示素子。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の液晶配向剤を塗布し、焼成された2枚の基板で液晶が挟持された液晶セルに、電圧を印加した状態でUVを照射した液晶表示素子。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の液晶配向剤を塗布し、焼成した2枚の基板で液晶を挟持し、電圧を印加した状態でUVを照射する液晶表示素子の製造方法。
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