JPS6410433B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6410433B2 JPS6410433B2 JP56009043A JP904381A JPS6410433B2 JP S6410433 B2 JPS6410433 B2 JP S6410433B2 JP 56009043 A JP56009043 A JP 56009043A JP 904381 A JP904381 A JP 904381A JP S6410433 B2 JPS6410433 B2 JP S6410433B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- temperature
- hydraulic
- cage
- hydraulic oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Elevator Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は油圧エレベータに係り、特に作動油の
油圧を所定の動作指令パターンにしたがつて調節
することによりケージの昇降動作を制御するよう
になされた油圧エレベータに関する。
油圧を所定の動作指令パターンにしたがつて調節
することによりケージの昇降動作を制御するよう
になされた油圧エレベータに関する。
従来、油圧エレベータの昇降動作の制御として
は、上昇制御弁および下降制御弁を所定のプログ
ラムにしたがつて駆動し、シリンダに供給される
作動油の状態を変化させて起動から停止までの全
領域を一速で制御している。しかし、このような
方式においては、油圧エレベータのケージの昇降
速度が負荷および油温の変化(粘性変化)によつ
て大幅に変動する欠点があつた。すなわち、第1
図に示すように、ケージの上昇速度〔各図中A〕
および下降速度〔各図中B〕は通常負荷(曲線
IL)、全負荷(曲線L)、無負荷(曲線L)と負
荷によつて変動し、また、作動油の温度変化に伴
なう粘度の変化によつても曲線T(常温)、T
(高温)、T(低温)のように変動して速度制御
に誤差が生じる。
は、上昇制御弁および下降制御弁を所定のプログ
ラムにしたがつて駆動し、シリンダに供給される
作動油の状態を変化させて起動から停止までの全
領域を一速で制御している。しかし、このような
方式においては、油圧エレベータのケージの昇降
速度が負荷および油温の変化(粘性変化)によつ
て大幅に変動する欠点があつた。すなわち、第1
図に示すように、ケージの上昇速度〔各図中A〕
および下降速度〔各図中B〕は通常負荷(曲線
IL)、全負荷(曲線L)、無負荷(曲線L)と負
荷によつて変動し、また、作動油の温度変化に伴
なう粘度の変化によつても曲線T(常温)、T
(高温)、T(低温)のように変動して速度制御
に誤差が生じる。
かかる対策として、従来はケージの速度パター
ンを高速走行と着床速度走行との二つに区分し、
着床指令の入力が入ると低存の着床速度走行に切
換え安定した低速走行状態でケージを停止させる
所謂二速制御方式がとられている。
ンを高速走行と着床速度走行との二つに区分し、
着床指令の入力が入ると低存の着床速度走行に切
換え安定した低速走行状態でケージを停止させる
所謂二速制御方式がとられている。
この方式では着床誤差を減少させることはでき
るが、低速走行区間を設けているために、上記一
速での制御に比べて全体としての走行時間が長く
なつて動作能率が低下し、かつ油圧系の動作時間
が増大して動力エネルギの損失が生じる。
るが、低速走行区間を設けているために、上記一
速での制御に比べて全体としての走行時間が長く
なつて動作能率が低下し、かつ油圧系の動作時間
が増大して動力エネルギの損失が生じる。
本発明の目的はこのような従来技術の欠点を解
消し、負荷および温度が変動しても着床精度を低
下させることなくケージの昇降動作を一速の制御
で迅速に行なうことのできる油圧エレベータも提
供することにある。
消し、負荷および温度が変動しても着床精度を低
下させることなくケージの昇降動作を一速の制御
で迅速に行なうことのできる油圧エレベータも提
供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、パターン
設定器によつて設定された速度指令パターンにし
たがつて上昇制御弁および下降制御弁を駆動し、
シリンダ内への作動油の給排量を調節することに
よりケージの起動から停止までの全領域にわたる
昇降動作を一速で制御するようにした油圧エレベ
ータにおいて、前記シリンダ内の作動油の油圧を
検出する圧力センサと作動油の温度を検出するセ
ンサを設け、これらの圧力センサまたは温度セン
サの少なくとも一方の検出情報のもとずいて前記
パターン設定器の速度指令パターンの全領域を補
正する演算器を設けたのである。
設定器によつて設定された速度指令パターンにし
たがつて上昇制御弁および下降制御弁を駆動し、
シリンダ内への作動油の給排量を調節することに
よりケージの起動から停止までの全領域にわたる
昇降動作を一速で制御するようにした油圧エレベ
ータにおいて、前記シリンダ内の作動油の油圧を
検出する圧力センサと作動油の温度を検出するセ
ンサを設け、これらの圧力センサまたは温度セン
サの少なくとも一方の検出情報のもとずいて前記
パターン設定器の速度指令パターンの全領域を補
正する演算器を設けたのである。
以下本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明
する。
する。
油圧エレベータの制御系を示す第3図中、エレ
ベータのケージ1はラム2およびシリンダ3より
なる油圧作動機構に対して上昇制御弁4および下
降制御弁5の制御下にポンプ6によつて供給され
るタンク7からの作動油によつて上昇および下降
するようになされている。図示の油圧エレベータ
の動作は基本的には従来技術における油圧エレベ
ータの動作と同一である。
ベータのケージ1はラム2およびシリンダ3より
なる油圧作動機構に対して上昇制御弁4および下
降制御弁5の制御下にポンプ6によつて供給され
るタンク7からの作動油によつて上昇および下降
するようになされている。図示の油圧エレベータ
の動作は基本的には従来技術における油圧エレベ
ータの動作と同一である。
すなわち上昇時にはポンプ6の起動によつてタ
ンク7の作動油がチエツク弁8を介してシリンダ
3に供給されるラム2を作動させてケージ1を上
昇させる。この場合上昇動作についてパターン設
定器16で予め定められた速度指令パターン信号
がドライバ15を経て電磁弁10の電磁石11に
入力されてこれを励磁する。たとえば、この信号
が加速指令信号であるときには、フラツパ12が
ノズル13に近付いて上昇制御弁4の背圧を増加
させ、この上昇制御弁4の開度を減少させること
によりチエツク弁8側への作動油の流量を増加し
て加速を行なう。減速指令信号が入力された場合
には、フラツパ12やノズル13からはなれて上
昇制御弁4の開度を増大させ、ブリード量を増加
させて減速が行なわれる。またケージ1の下降時
にも上昇制御弁14および下降制御弁としての電
磁弁5により同様な態様で増速および減速が行な
われる。その他図中、LS1およびLS2は位置検出
スイツチを示す。
ンク7の作動油がチエツク弁8を介してシリンダ
3に供給されるラム2を作動させてケージ1を上
昇させる。この場合上昇動作についてパターン設
定器16で予め定められた速度指令パターン信号
がドライバ15を経て電磁弁10の電磁石11に
入力されてこれを励磁する。たとえば、この信号
が加速指令信号であるときには、フラツパ12が
ノズル13に近付いて上昇制御弁4の背圧を増加
させ、この上昇制御弁4の開度を減少させること
によりチエツク弁8側への作動油の流量を増加し
て加速を行なう。減速指令信号が入力された場合
には、フラツパ12やノズル13からはなれて上
昇制御弁4の開度を増大させ、ブリード量を増加
させて減速が行なわれる。またケージ1の下降時
にも上昇制御弁14および下降制御弁としての電
磁弁5により同様な態様で増速および減速が行な
われる。その他図中、LS1およびLS2は位置検出
スイツチを示す。
ここで本発明の実施例においては、前記パター
ン設定器16に予め設定される速度指令パターン
を前記従来方式による低速の着床速度走行を含む
二速方式に代えて一速方式とし、かつシリンダ3
に対する作動油の供給回路中にケージ1による負
荷圧力を検知する圧力センサ18を設けると共
に、タンク7中に作動油の温度を検出する温度セ
ンサ19を設けてある。さらにこれら各センサ1
8および19からの検知出力情報としての圧力条
件信号PLおよび温度条件信号Tは信号路によつ
て演算器17の入力側に導かれている。
ン設定器16に予め設定される速度指令パターン
を前記従来方式による低速の着床速度走行を含む
二速方式に代えて一速方式とし、かつシリンダ3
に対する作動油の供給回路中にケージ1による負
荷圧力を検知する圧力センサ18を設けると共
に、タンク7中に作動油の温度を検出する温度セ
ンサ19を設けてある。さらにこれら各センサ1
8および19からの検知出力情報としての圧力条
件信号PLおよび温度条件信号Tは信号路によつ
て演算器17の入力側に導かれている。
演算器17は通常のマイクロプロセツサからな
るものでよく、前記圧力条件および温度条件によ
る着床誤差をこれら条件の関数f(PL,T)とし
て演算し、演算結果をパターン設定器16に入力
して前記速度指令パターンの起動から停止までの
全領域をを変動する条件に応じて補正するように
なされている。
るものでよく、前記圧力条件および温度条件によ
る着床誤差をこれら条件の関数f(PL,T)とし
て演算し、演算結果をパターン設定器16に入力
して前記速度指令パターンの起動から停止までの
全領域をを変動する条件に応じて補正するように
なされている。
ここで本実施例では基準圧力PNおよび基準温
度TNについて設定された一定の減速パターンに
対し、圧力がPLに温度がTに夫々変化したこと
による着床誤差Δxを: Δx=α(PL−PN)β(T−TN) ……(1) とし(式中、α、βは定数を示す)、前記センサ
18および19で検出される実条件PLおよびT
にしたがつて着床誤差Δxを前記式(1)により演算
器17で演算してパターン設定器16に加えられ
る。したがつて、負荷圧力および作動油温度変化
した際には、この変化量によつて生じる着床誤差
に対応する量の補正が速度指令パターンに加えら
れ、ケージは常に正確な精度で着床させられる。
度TNについて設定された一定の減速パターンに
対し、圧力がPLに温度がTに夫々変化したこと
による着床誤差Δxを: Δx=α(PL−PN)β(T−TN) ……(1) とし(式中、α、βは定数を示す)、前記センサ
18および19で検出される実条件PLおよびT
にしたがつて着床誤差Δxを前記式(1)により演算
器17で演算してパターン設定器16に加えられ
る。したがつて、負荷圧力および作動油温度変化
した際には、この変化量によつて生じる着床誤差
に対応する量の補正が速度指令パターンに加えら
れ、ケージは常に正確な精度で着床させられる。
即ち、例えば、上昇運転時において基準温度よ
りも作動油が低い場合には、第2図Aに示すよう
に設定された速度指令パターンTの全領域を高
温時の速度指令パターンTのように補正するこ
とにより、ケージ1は基本の速度指令パターン
Tに沿つたように動作し、着床も正確となる。こ
れと同じことを下降あるいは負荷圧力の変化に応
じて行うのである。
りも作動油が低い場合には、第2図Aに示すよう
に設定された速度指令パターンTの全領域を高
温時の速度指令パターンTのように補正するこ
とにより、ケージ1は基本の速度指令パターン
Tに沿つたように動作し、着床も正確となる。こ
れと同じことを下降あるいは負荷圧力の変化に応
じて行うのである。
前記のように本実施例においては、ケージ1の
上昇および下降を所定の速度指令パターンによつ
て制御するようになされた油圧エレベータにおい
て、着床誤差を生じさせる条件としての負荷圧力
および油温の変化をセンサ18および19で夫々
検出し、この検出出力値を演算器17で演算して
前記パターンにおける着床誤差を補正するように
なされているので、ケージ1を負荷および油温の
変動にかかわらず常に正確に着床させることがで
きる。
上昇および下降を所定の速度指令パターンによつ
て制御するようになされた油圧エレベータにおい
て、着床誤差を生じさせる条件としての負荷圧力
および油温の変化をセンサ18および19で夫々
検出し、この検出出力値を演算器17で演算して
前記パターンにおける着床誤差を補正するように
なされているので、ケージ1を負荷および油温の
変動にかかわらず常に正確に着床させることがで
きる。
さらに本実施例においては、前記条件変化によ
る着床誤差が生じないので、従来の二速度制御の
ように速度パターンに低速の着床速度走行区間を
設ける必要がなく、ケージを高速で効率よく昇降
させることができかつ油圧器作動のため動力エネ
ルギの消費を低減させることができる。
る着床誤差が生じないので、従来の二速度制御の
ように速度パターンに低速の着床速度走行区間を
設ける必要がなく、ケージを高速で効率よく昇降
させることができかつ油圧器作動のため動力エネ
ルギの消費を低減させることができる。
叙上のように本発明によれば、油圧エレベータ
の昇降動作を負荷および温度条件の変動のかかわ
りなく常に良好な着床精度で迅速に行なうことが
できる。
の昇降動作を負荷および温度条件の変動のかかわ
りなく常に良好な着床精度で迅速に行なうことが
できる。
第1図および第2図は従来油圧エレベータの動
作態様を示す説明図、第3図は本発明実施例の制
御系の概要を示す説明図である。 1……ケージ、2……ラム、3……シリンダ、
4,5……上昇および降下制御弁、7……タン
ク、16……パターン設定器、17……演算器、
18……圧力センサ、19……温度センサ。
作態様を示す説明図、第3図は本発明実施例の制
御系の概要を示す説明図である。 1……ケージ、2……ラム、3……シリンダ、
4,5……上昇および降下制御弁、7……タン
ク、16……パターン設定器、17……演算器、
18……圧力センサ、19……温度センサ。
Claims (1)
- 1 パターン設定器によつて設定された速度指令
パターンにしたがつて上昇制御弁および下降制御
弁を駆動し、シリンダ内への作動油の給排量を調
節することによりケージの起動から停止までの全
領域にわたる昇降動作を一速で制御するようにし
た油圧エレベータにおいて、前記シリンダ内への
作動油の油圧を検出する圧力センサと作動油の温
度を検出する温度センサを設け、これら圧力セン
サまたは温度センサの少なくとも一方の検出情報
にもとずいて前記パターン設定器の速度指令パタ
ーンの全領域を補正する演算器を設けたことを特
徴とする油圧エレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56009043A JPS57126378A (en) | 1981-01-26 | 1981-01-26 | Hydraulic elevator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56009043A JPS57126378A (en) | 1981-01-26 | 1981-01-26 | Hydraulic elevator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57126378A JPS57126378A (en) | 1982-08-06 |
JPS6410433B2 true JPS6410433B2 (ja) | 1989-02-21 |
Family
ID=11709608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56009043A Granted JPS57126378A (en) | 1981-01-26 | 1981-01-26 | Hydraulic elevator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57126378A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59114275A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-07-02 | 株式会社日立製作所 | 油圧エレベ−タ |
JPS61140481A (ja) * | 1984-12-14 | 1986-06-27 | 株式会社日立製作所 | 流体圧エレベ−タ |
JPH0751904B2 (ja) * | 1986-09-05 | 1995-06-05 | 日野自動車工業株式会社 | タイミング制御装置 |
JPH075241B2 (ja) * | 1987-07-28 | 1995-01-25 | 川崎重工業株式会社 | 油圧エレベ−タ弁装置 |
JPH075240B2 (ja) * | 1987-07-28 | 1995-01-25 | 川崎重工業株式会社 | 油圧エレベ−タ弁装置 |
JP2525809Y2 (ja) * | 1991-02-22 | 1997-02-12 | 株式会社シマノ | スピニングリール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839322U (ja) * | 1971-09-11 | 1973-05-16 |
-
1981
- 1981-01-26 JP JP56009043A patent/JPS57126378A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57126378A (en) | 1982-08-06 |
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