JPS6356544A - 難燃性電気絶縁電線 - Google Patents
難燃性電気絶縁電線Info
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- JPS6356544A JPS6356544A JP20084686A JP20084686A JPS6356544A JP S6356544 A JPS6356544 A JP S6356544A JP 20084686 A JP20084686 A JP 20084686A JP 20084686 A JP20084686 A JP 20084686A JP S6356544 A JPS6356544 A JP S6356544A
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- JP
- Japan
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- weight
- parts
- flame retardant
- polyolefin
- butyl
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、各種の電線、ケーブルの被覆材として適して
いる照射架橋性の良好な難燃性組成物に関するものであ
る。
いる照射架橋性の良好な難燃性組成物に関するものであ
る。
電子機器用電線、車両用電線、船舶用電線、あるいはそ
の他の電線、ケーブルなどの絶縁被覆材としては、過酷
な条件下での配線作業や通常の稼動に耐えるように可撓
性並びに機械的特性に優れていること、および難燃性で
あることが要求されている。
の他の電線、ケーブルなどの絶縁被覆材としては、過酷
な条件下での配線作業や通常の稼動に耐えるように可撓
性並びに機械的特性に優れていること、および難燃性で
あることが要求されている。
従来の難燃性組成物の多くは、ハロゲン系の貿餐燃剤を
配合して難燃化されているために、燃焼によって有害な
ハロゲン含有ガスを多量に発生する問題を有することか
ら、最近では、ハロゲンフリーの、換言すれば、低公害
性の難燃性組成物が強く要求されており、したがって、
水酸化マグネシウムなどの非ハロゲン系難燃剤を配合し
た低公害性であってしかも可撓性並びに機械的特性にも
優れているポリオレフィン系難燃性組成物が種々堤案さ
れている。
配合して難燃化されているために、燃焼によって有害な
ハロゲン含有ガスを多量に発生する問題を有することか
ら、最近では、ハロゲンフリーの、換言すれば、低公害
性の難燃性組成物が強く要求されており、したがって、
水酸化マグネシウムなどの非ハロゲン系難燃剤を配合し
た低公害性であってしかも可撓性並びに機械的特性にも
優れているポリオレフィン系難燃性組成物が種々堤案さ
れている。
ところで、ハロゲン系の難燃剤を配合して難燃化された
ポリオレフィン組成物にせよ、非ハロゲン系難燃剤を配
合した低公害性のポリオレフィン組成物にせよ、銅の存
在下において照射架橋を行うと、組成物中にエキセント
リック・トリーが発生する問題がある。特に、該トリー
は非ハロゲン系難燃剤を配合したポリオレフィン組成物
に発生し易い傾向が入る。
ポリオレフィン組成物にせよ、非ハロゲン系難燃剤を配
合した低公害性のポリオレフィン組成物にせよ、銅の存
在下において照射架橋を行うと、組成物中にエキセント
リック・トリーが発生する問題がある。特に、該トリー
は非ハロゲン系難燃剤を配合したポリオレフィン組成物
に発生し易い傾向が入る。
有機高分子を電子線照射によって架橋するにあたって、
必要な架橋度を得るに充分な電子線量を当該有機高分子
に照射した場合、該有機高分子内部に放電劣化が発生し
て劣化痕が生成することがある。この劣化痕が相剋状を
呈すること、および当該現象が予期し得ないものであっ
たことから、かかる相剋状の劣化痕をエキセントリック
・トリーと称しているが、これが生じると当該有機高分
子は実用に供される以前にすでに電気的破壊を被ってい
ることとなり、最早絶縁材料として使用不可能となる問
題がある。
必要な架橋度を得るに充分な電子線量を当該有機高分子
に照射した場合、該有機高分子内部に放電劣化が発生し
て劣化痕が生成することがある。この劣化痕が相剋状を
呈すること、および当該現象が予期し得ないものであっ
たことから、かかる相剋状の劣化痕をエキセントリック
・トリーと称しているが、これが生じると当該有機高分
子は実用に供される以前にすでに電気的破壊を被ってい
ることとなり、最早絶縁材料として使用不可能となる問
題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記した事情から、銅の存在下において照射
架橋を行ってもエキセントリック・トリー発生の問題が
改善された難燃性組成物を提供しようとするものである
。
架橋を行ってもエキセントリック・トリー発生の問題が
改善された難燃性組成物を提供しようとするものである
。
即ち、本発明は、ポリオレフィン、難燃剤、銅害防止剤
、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、並びに硫黄系酸
化防止剤とからなることを特徴とする難燃性組成物に関
する。
、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、並びに硫黄系酸
化防止剤とからなることを特徴とする難燃性組成物に関
する。
難燃剤の他に、ポリオレフィンに銅害防止剤、ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤、並びに硫黄系酸化防止剤と
を合わせ配合することにより、上記したエキセントリッ
ク・トリー発生の問題が改善される。
ドフェノール系酸化防止剤、並びに硫黄系酸化防止剤と
を合わせ配合することにより、上記したエキセントリッ
ク・トリー発生の問題が改善される。
本発明で用いるポリオレフィンとしては、ポリα−オレ
フィン、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリ−4−メチルペンテン−1など、α−オレ
フィン同士のコポリマー、たとエハエチレンーブロピレ
ンーコボリマー、エチレン−ブテンコポリマーなど、α
−オレフィンとその他のコモノマーとのコポリマー、た
とえばエチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−エ
チルアクリレートコポリマーなどである。上記のポリオ
レフィンのうち、特に好ましくは各種密度のポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン(炭素数4〜16のオレ
フィンとエチレンとの共重合体であり、密度が0.90
〜0.94、メルトインデックスが0.1〜20である
本質的に直鎖状のポリエチレンであり、たとえば、上記
のオレフィン原料を触媒の存在下低圧下にて重合させる
ことにより製造されるもの)などのポリ−α−オレフィ
ン、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重
合体、またはエチレン−エチルアクリレート共重合体で
ある。上記直鎖状低密度ポリエチレンの中でも、該ポリ
エチレンを構成するエチレン連鎖に共重合されるコモノ
マーとしてのオレフィンが炭素数4〜10程度のものが
好適であり、より具体的にはコモノマーがブテン−1、
オクテン−1及び4−メチルペンテン−1が最も好適で
ある。また、上記直鎖状低密度ポリエチレンの中でも、
ASTM D1505で測定した密度が約0.91〜
約0.94のものが好ましい。更に上記直鎖状低密度ポ
リエチレンの中でも、ASTM D1238で測定し
たメルトインデックス(MFR)が約0.1〜約10の
ものが好ましく、また密度が約0.91)〜約0.92
5のものが好ましい。更に上記のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体の中でも、チーグラー触媒を用いて重合さ
せた炭素数4〜8のα−オレフィンとエチレンとの共重
合体であって密度が0.86〜0.89、メルトインデ
ックスが0.5〜10のものが好ましい。
フィン、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリ−4−メチルペンテン−1など、α−オレ
フィン同士のコポリマー、たとエハエチレンーブロピレ
ンーコボリマー、エチレン−ブテンコポリマーなど、α
−オレフィンとその他のコモノマーとのコポリマー、た
とえばエチレン−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−エ
チルアクリレートコポリマーなどである。上記のポリオ
レフィンのうち、特に好ましくは各種密度のポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン(炭素数4〜16のオレ
フィンとエチレンとの共重合体であり、密度が0.90
〜0.94、メルトインデックスが0.1〜20である
本質的に直鎖状のポリエチレンであり、たとえば、上記
のオレフィン原料を触媒の存在下低圧下にて重合させる
ことにより製造されるもの)などのポリ−α−オレフィ
ン、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重
合体、またはエチレン−エチルアクリレート共重合体で
ある。上記直鎖状低密度ポリエチレンの中でも、該ポリ
エチレンを構成するエチレン連鎖に共重合されるコモノ
マーとしてのオレフィンが炭素数4〜10程度のものが
好適であり、より具体的にはコモノマーがブテン−1、
オクテン−1及び4−メチルペンテン−1が最も好適で
ある。また、上記直鎖状低密度ポリエチレンの中でも、
ASTM D1505で測定した密度が約0.91〜
約0.94のものが好ましい。更に上記直鎖状低密度ポ
リエチレンの中でも、ASTM D1238で測定し
たメルトインデックス(MFR)が約0.1〜約10の
ものが好ましく、また密度が約0.91)〜約0.92
5のものが好ましい。更に上記のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体の中でも、チーグラー触媒を用いて重合さ
せた炭素数4〜8のα−オレフィンとエチレンとの共重
合体であって密度が0.86〜0.89、メルトインデ
ックスが0.5〜10のものが好ましい。
本発明において用いる難燃剤としては、ハロゲン系tl
[燃剤、非ハロゲン系難燃剤のいずれも使用することが
できるが、好ましくは非ハロゲン系難燃剤である。
[燃剤、非ハロゲン系難燃剤のいずれも使用することが
できるが、好ましくは非ハロゲン系難燃剤である。
ハロゲン系難燃剤としては、デカブロモジフェニルエー
テル、ヘキサブロモベンゼン、トリス(2,3−ジブロ
モプロピル)イソシアヌレート、等の臭素系難燃剤、塩
素化ポリエチレン、塩素化パラフィン等の塩素系離燃剤
等が例示できる。
テル、ヘキサブロモベンゼン、トリス(2,3−ジブロ
モプロピル)イソシアヌレート、等の臭素系難燃剤、塩
素化ポリエチレン、塩素化パラフィン等の塩素系離燃剤
等が例示できる。
非ハロゲン系i1燃剤としては、水酸化アルミニウム等
のアルミナ水和物、水酸化マグネシウム、ハイドロタル
サイトRなどの金属酸化物の水和物類、二酸化アンチモ
ン、五酸化アンチモン、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、酸化アルミニウムなどの金属酸化物類、
または硼酸亜鉛、炭酸マグネシラ仏などのその他の無機
難燃剤、あるいは、有機リン酸エステル、赤リン等のリ
ン系有機難燃剤などである。赤リンとしては、従来から
市販されているものを広く使用することができ、−たと
えば赤リン分が80重量%以上であって、乾燥減量が0
.8重量%以下且つ74メツシュ篩残分が7重量%以下
であるものが好ましい。また、上記の赤リンの表面がフ
ェノール−ホルマリン樹脂等の熱硬化性樹脂で被覆され
たものも好ましい。
のアルミナ水和物、水酸化マグネシウム、ハイドロタル
サイトRなどの金属酸化物の水和物類、二酸化アンチモ
ン、五酸化アンチモン、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
マグネシウム、酸化アルミニウムなどの金属酸化物類、
または硼酸亜鉛、炭酸マグネシラ仏などのその他の無機
難燃剤、あるいは、有機リン酸エステル、赤リン等のリ
ン系有機難燃剤などである。赤リンとしては、従来から
市販されているものを広く使用することができ、−たと
えば赤リン分が80重量%以上であって、乾燥減量が0
.8重量%以下且つ74メツシュ篩残分が7重量%以下
であるものが好ましい。また、上記の赤リンの表面がフ
ェノール−ホルマリン樹脂等の熱硬化性樹脂で被覆され
たものも好ましい。
その具体例としては、ノーバレット#120、ノーバレ
ット#120UF(いずれも燐化学工業社製)などを挙
げることができる。
ット#120UF(いずれも燐化学工業社製)などを挙
げることができる。
銅害防止剤としては、3−(N〜サリシロイル)アミノ
−1,2,4−)リアゾール、2.2′−オキサミドビ
ス−〔4−エチル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ハイドロキシフェニル)プロピオネート〕、アマイド
誘導体、オキサリンクアシッドビス(ベンジリデンヒド
ラジド)、イソフタリンクアシッドビス(2−フェノキ
シプロピオニルヒドラジド)などを挙げることができる
。
−1,2,4−)リアゾール、2.2′−オキサミドビ
ス−〔4−エチル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ハイドロキシフェニル)プロピオネート〕、アマイド
誘導体、オキサリンクアシッドビス(ベンジリデンヒド
ラジド)、イソフタリンクアシッドビス(2−フェノキ
シプロピオニルヒドラジド)などを挙げることができる
。
ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、ポリプチ
レーテフドビスフェノールA 、 2.6−ジーt−ブ
チル−ρ−クレゾール、2.5−ジ−t−アミルハイド
ロキノン、2.5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2
.2−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メチル
−フェノール) 、2.6−ビス(2°ハイドロキシン
−3’ −t−ブチル−5゛−メチル−ベンジル)−4
−メチル−フェノール、2,2−メチレン−ビス(4−
メチル−6−t−ブチル−フェノール) 、4.4’−
メチレン−ビス(2,6−ジーt−ブチル−フェノール
) 、1,3.5− )ジーメチル−2,4,6−トリ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ハイドロキシ−ベン
ジル)ベンゼン、テトラキス〔メチレン−3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ハイドロキシ−フェニル)プロ
ピオネート〕メタン、訃オクタデシル−3−(4”−ハ
イドロキシ−3′5゛〜ジーt−ブチルフェノール)プ
ロピオネート、2.5−ジ−t−ブチルハイドロキノン
、2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−1−ブ
チル−フェノール)、4.4’−ブチリデン−ビス(3
−メチル−6−t−ブチル−フェノール)、■。
レーテフドビスフェノールA 、 2.6−ジーt−ブ
チル−ρ−クレゾール、2.5−ジ−t−アミルハイド
ロキノン、2.5−ジ−t−ブチルハイドロキノン、2
.2−メチレン−ビス−(6−t−ブチル−4−メチル
−フェノール) 、2.6−ビス(2°ハイドロキシン
−3’ −t−ブチル−5゛−メチル−ベンジル)−4
−メチル−フェノール、2,2−メチレン−ビス(4−
メチル−6−t−ブチル−フェノール) 、4.4’−
メチレン−ビス(2,6−ジーt−ブチル−フェノール
) 、1,3.5− )ジーメチル−2,4,6−トリ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ハイドロキシ−ベン
ジル)ベンゼン、テトラキス〔メチレン−3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ハイドロキシ−フェニル)プロ
ピオネート〕メタン、訃オクタデシル−3−(4”−ハ
イドロキシ−3′5゛〜ジーt−ブチルフェノール)プ
ロピオネート、2.5−ジ−t−ブチルハイドロキノン
、2.2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−1−ブ
チル−フェノール)、4.4’−ブチリデン−ビス(3
−メチル−6−t−ブチル−フェノール)、■。
1.3− )リス(2−メチル−4−ハイドロキシ−5
−t−ブチル−フェニル)ブタンなどを挙げることがで
きる。
−t−ブチル−フェニル)ブタンなどを挙げることがで
きる。
硫黄系酸化防止剤としては、ペンタエリスリトールテト
ラキス(β−ラウイルチオブロビオネート) 、2.2
−チオ〔ジエチル−ビス−3(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ハイドロキシフェノール)プロピオネート〕、ラ
ウリル−ステアリルチオジプロピオネート、ジラウリル
チオジプロピオネート、ジステアリルチオプロピオネー
ト、4.4’−チオ−ビス(6−t−ブチル−3−メチ
ル−フェノール)、ジトリデシルチオジプロピオネート
、テレフタロイルジ(2゜6−ジ−メチル−4=t−ブ
チル−3−ハイドロキシベンジルサルファイド)、ビス
(3−メチル−4−ハイドロキシ−5−t−ブチル−ベ
ンジル)サルファイド、ジステアリルβ、β゛−チオジ
プチレートなどを挙げることができる。
ラキス(β−ラウイルチオブロビオネート) 、2.2
−チオ〔ジエチル−ビス−3(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ハイドロキシフェノール)プロピオネート〕、ラ
ウリル−ステアリルチオジプロピオネート、ジラウリル
チオジプロピオネート、ジステアリルチオプロピオネー
ト、4.4’−チオ−ビス(6−t−ブチル−3−メチ
ル−フェノール)、ジトリデシルチオジプロピオネート
、テレフタロイルジ(2゜6−ジ−メチル−4=t−ブ
チル−3−ハイドロキシベンジルサルファイド)、ビス
(3−メチル−4−ハイドロキシ−5−t−ブチル−ベ
ンジル)サルファイド、ジステアリルβ、β゛−チオジ
プチレートなどを挙げることができる。
本発明における上記各成分の配合比率についていえば、
ポリオレフィン100重量部あたり、難燃剤は50〜2
00重量部、銅害防止剤は0.05〜5重量部、ヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤は0.05〜8重量部、硫
黄系酸化防止剤は0.05〜6重量部である。
ポリオレフィン100重量部あたり、難燃剤は50〜2
00重量部、銅害防止剤は0.05〜5重量部、ヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤は0.05〜8重量部、硫
黄系酸化防止剤は0.05〜6重量部である。
難燃剤の配合量が50重量部より少ないと、良好な難燃
性を有する組成物が得られず、−万難燃剤の配合量が2
00重量部より多いと、組成物の機械的特性や加工性が
悪くなる。銅害防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防
止剤、および硫黄系酸化防止剤の各配合量が、それぞれ
0.05重量部、0.05重量部、および0605重量
部より少ないと、銅の存在下での照射架橋時におけるエ
キセントリック・トリーの発生を防止する効果が乏しり
、−方、銅害防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止
剤、および硫黄系酸化防止剤の各配合量がそれぞれ5重
量部、8重量部、および6重量部より多いと、エキセン
トリック・トリーの発生を防止する効果が最早飽和し、
それ以上の配合は経済的に不利となる。
性を有する組成物が得られず、−万難燃剤の配合量が2
00重量部より多いと、組成物の機械的特性や加工性が
悪くなる。銅害防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防
止剤、および硫黄系酸化防止剤の各配合量が、それぞれ
0.05重量部、0.05重量部、および0605重量
部より少ないと、銅の存在下での照射架橋時におけるエ
キセントリック・トリーの発生を防止する効果が乏しり
、−方、銅害防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止
剤、および硫黄系酸化防止剤の各配合量がそれぞれ5重
量部、8重量部、および6重量部より多いと、エキセン
トリック・トリーの発生を防止する効果が最早飽和し、
それ以上の配合は経済的に不利となる。
従って、>iR剤の好ましい配合量は、ポリオレフィン
100重量部あたり70−150重量部、特に80〜1
30重量部であり、銅害防止剤の好ましい配合量は、ポ
リオ1747100重量部あたり0.1〜4重量部、特
に0.2〜3重量部であり、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤の好ましい配合量は、ポリオ1747100重
量部あたり0.1〜6重量部、特に0.2〜4重量部で
あり、また、硫黄系酸化防止剤の好ましい配合量は、ポ
リオ1747100重量部あたり0.1〜5重量部、特
に0.2〜4重量部である。
100重量部あたり70−150重量部、特に80〜1
30重量部であり、銅害防止剤の好ましい配合量は、ポ
リオ1747100重量部あたり0.1〜4重量部、特
に0.2〜3重量部であり、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤の好ましい配合量は、ポリオ1747100重
量部あたり0.1〜6重量部、特に0.2〜4重量部で
あり、また、硫黄系酸化防止剤の好ましい配合量は、ポ
リオ1747100重量部あたり0.1〜5重量部、特
に0.2〜4重量部である。
本発明の¥/I燃性組成物は、たとえば銅導体上に被覆
形成された後、通常の方法により照射架橋することがで
きる。その際、通常用いられている架橋助剤を併用する
と良い、好ましい架橋助剤としては、脂肪族や芳香族の
多官能性化合物類、脂肪族多官能性環状化合物類、含窒
素多官能性環状化金物類、含金属多官能性化合物類、就
中含窒素多官能性環状化合物類、特にトリアリルイソシ
アヌレ−) (TAIC) 、)リメタアリルイソシア
ヌレート (TMAIC) 、)リアリルシアヌレート
(TAC) 、l−リアクロイルへキサヒドロ−1゜3
.5−1−リアジン(TAF)などである。
形成された後、通常の方法により照射架橋することがで
きる。その際、通常用いられている架橋助剤を併用する
と良い、好ましい架橋助剤としては、脂肪族や芳香族の
多官能性化合物類、脂肪族多官能性環状化合物類、含窒
素多官能性環状化金物類、含金属多官能性化合物類、就
中含窒素多官能性環状化合物類、特にトリアリルイソシ
アヌレ−) (TAIC) 、)リメタアリルイソシア
ヌレート (TMAIC) 、)リアリルシアヌレート
(TAC) 、l−リアクロイルへキサヒドロ−1゜3
.5−1−リアジン(TAF)などである。
架橋助剤の使用量は、ポリオレフィン100重量部あた
り0.1〜5重量部、特に0.5〜2重量部である。
り0.1〜5重量部、特に0.5〜2重量部である。
本発明の組成物には、さらに無機充填剤、カンプリング
剤、加工助剤、顔料などを配合してもさしつかえない。
剤、加工助剤、顔料などを配合してもさしつかえない。
本発明の難燃性組成物は、良好な可撓性、機械的特性並
びに難燃性とをあわせ有し、しかも照射架橋によっても
エキセントリック・トリーが発生し難いので耐電圧強度
にも優れている。したがって本発明の難燃性組成物は、
電子機器用電線、車両用電線、船舶用電線、あるいはそ
の他の電線、ケーブルなどの絶縁被覆材として好適に使
用することができる。
びに難燃性とをあわせ有し、しかも照射架橋によっても
エキセントリック・トリーが発生し難いので耐電圧強度
にも優れている。したがって本発明の難燃性組成物は、
電子機器用電線、車両用電線、船舶用電線、あるいはそ
の他の電線、ケーブルなどの絶縁被覆材として好適に使
用することができる。
以下、実施例及び比較例により本発明を一層詳細に説明
する。
する。
付表に示す各種実施例、比較例の組成物(組成比は重量
部)を2本ロールにて混練し、ついで断面積3mm”の
g4線上に押出被覆し、絶縁層厚さ1)mの未架橋被覆
電線を得た。ついで、線量25Mradにて電子線照射
し、架橋被覆電線を製造した。
部)を2本ロールにて混練し、ついで断面積3mm”の
g4線上に押出被覆し、絶縁層厚さ1)mの未架橋被覆
電線を得た。ついで、線量25Mradにて電子線照射
し、架橋被覆電線を製造した。
架橋被覆を剥¥S採取し、採取試料につき、難燃性、機
械的特性、発生したエキセントリック・トリーの有無を
測定し、結果を同表に示した。
械的特性、発生したエキセントリック・トリーの有無を
測定し、結果を同表に示した。
fi・・・JIS K7201に規定された方法によ
り酸素指数を測定。
り酸素指数を測定。
エキセントリック・トリーの有無・・・得られた架橋電
線から長さ約10cmの試料を採取し、中心の銅導体を
除去したのち、絶縁層を厚さ約500μmのスライス片
にカットし、その断面を顕微鏡により透過光観察し、エ
キセントリック・トリーの有無を調査した。
線から長さ約10cmの試料を採取し、中心の銅導体を
除去したのち、絶縁層を厚さ約500μmのスライス片
にカットし、その断面を顕微鏡により透過光観察し、エ
キセントリック・トリーの有無を調査した。
なお、付表中における各注の内容は下記の通りである。
注1・・・住友化学社製 エバチー)H2031、MF
Il、5、VA含有量:20重量%、注2・・・三菱油
化社製 ユカロンZF−30、MFR:1.0、 注3・・・協和化学工業社製 キスマ5B、注4・・・
昭和軽金属社製 ハイジライ) H42注5・・・三菱
化成社製 ダイヤブラックH1注6・・・3r(N−サ
リシロイル)アミノ−L2.4−トリアゾール、 注7・・・ 2,2゛−オキサミドビス−〔4−エチル
−3−(3,5−ジーE−ブチルー4−ハイドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、 注8・・・イソフタリックアシッドビス(2−フェノキ
シプロピオニルヒドラジド)、 注9・・・2,6−ジー(ブチル−p−クレゾール、注
10・・4,4゛−メチレン−ビス(2,6−ジー(−
プチル−フェノール)、 注目・・テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ハイドロキシ−フェニル)プロピオネー
トコメタン、 注12・・ラウリル−ステアリルチオジプロピオネート
、ジラウリルチオジプロピオネート、注13・・シト、
リゾシルチオジプロピオネート、注14・・414°−
チオ−ビス(6−t−ブチル−3−メチル−フェノール
) (風下余白)
Il、5、VA含有量:20重量%、注2・・・三菱油
化社製 ユカロンZF−30、MFR:1.0、 注3・・・協和化学工業社製 キスマ5B、注4・・・
昭和軽金属社製 ハイジライ) H42注5・・・三菱
化成社製 ダイヤブラックH1注6・・・3r(N−サ
リシロイル)アミノ−L2.4−トリアゾール、 注7・・・ 2,2゛−オキサミドビス−〔4−エチル
−3−(3,5−ジーE−ブチルー4−ハイドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、 注8・・・イソフタリックアシッドビス(2−フェノキ
シプロピオニルヒドラジド)、 注9・・・2,6−ジー(ブチル−p−クレゾール、注
10・・4,4゛−メチレン−ビス(2,6−ジー(−
プチル−フェノール)、 注目・・テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ハイドロキシ−フェニル)プロピオネー
トコメタン、 注12・・ラウリル−ステアリルチオジプロピオネート
、ジラウリルチオジプロピオネート、注13・・シト、
リゾシルチオジプロピオネート、注14・・414°−
チオ−ビス(6−t−ブチル−3−メチル−フェノール
) (風下余白)
Claims (3)
- (1)ポリオレフィン、難燃剤、銅害防止剤、ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤、並びに硫黄系酸化防止剤と
からなることを特徴とする難燃性組成物。 - (2)難燃剤が非ハロゲン系難燃剤である特許請求の範
囲第(1)項に記載の難燃性組成物。 - (3)ポリオレフィン100重量部あたり、難燃剤が5
0〜200重量部、銅害防止剤が0.05〜5重量部、
ヒンダードフェノール系酸化防止剤が0.05〜8重量
部、および硫黄系酸化防止剤が0.05〜6重量部であ
る特許請求の範囲第(2)項に記載の難燃性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61200846A JPH0686556B2 (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 | 難燃性電気絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP61200846A JPH0686556B2 (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 | 難燃性電気絶縁電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS6356544A true JPS6356544A (ja) | 1988-03-11 |
JPH0686556B2 JPH0686556B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=16431187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP61200846A Expired - Lifetime JPH0686556B2 (ja) | 1986-08-27 | 1986-08-27 | 難燃性電気絶縁電線 |
Country Status (1)
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- 1986-08-27 JP JP61200846A patent/JPH0686556B2/ja not_active Expired - Lifetime
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