JPS6350118Y2 - - Google Patents
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- JPS6350118Y2 JPS6350118Y2 JP1309883U JP1309883U JPS6350118Y2 JP S6350118 Y2 JPS6350118 Y2 JP S6350118Y2 JP 1309883 U JP1309883 U JP 1309883U JP 1309883 U JP1309883 U JP 1309883U JP S6350118 Y2 JPS6350118 Y2 JP S6350118Y2
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- JP
- Japan
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- core
- electrolytic iron
- reinforcing layer
- foil
- cardboard
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Landscapes
- Cartons (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、強化段ボールに関するものであ
る。段ボールは適度な強度と緩衝性を有し、軽量
で取扱いやすいという特性を有するため、各種の
包装資材として広く使用されるようになつてきた
が、重量のある例えば罐詰や金属製品等を段ボー
ル箱に収納すると、箱を高く積み重ねた際の積圧
で主として側壁が折り曲がりやすいという難点が
あつた。従来はこれを防止するために、複両面段
ボールや複々両面段ボールのように中芯の多重構
造で解決していたので、価格が非常に高くなるこ
とは勿論、段ボールの厚みが大きくなるために、
物品の包装箱としてトラツク等に積むと、嵩ばつ
て積載個数が大巾に減少する不利益があり、また
箱を組み立てるために折る線に沿つてV字形の切
欠溝を刻設する必要がある不都合もあつた。
る。段ボールは適度な強度と緩衝性を有し、軽量
で取扱いやすいという特性を有するため、各種の
包装資材として広く使用されるようになつてきた
が、重量のある例えば罐詰や金属製品等を段ボー
ル箱に収納すると、箱を高く積み重ねた際の積圧
で主として側壁が折り曲がりやすいという難点が
あつた。従来はこれを防止するために、複両面段
ボールや複々両面段ボールのように中芯の多重構
造で解決していたので、価格が非常に高くなるこ
とは勿論、段ボールの厚みが大きくなるために、
物品の包装箱としてトラツク等に積むと、嵩ばつ
て積載個数が大巾に減少する不利益があり、また
箱を組み立てるために折る線に沿つてV字形の切
欠溝を刻設する必要がある不都合もあつた。
そこでこの考案者等は、アルミ箔やスチール箔
等の金属箔を段ボール構造内に組み入れることに
よつて段ボールの強化を図つたが、特にスチール
の金属箔は圧延されている関係で、切断面が非常
に鋭利であつて、段ボール箱の取扱い中に手傷を
負う危険があること、また従来の金属箔は厚みを
小さくできる技術的限界が80μ程度であるため、
特にスチール箔を用いる場合は硬くて加工性が悪
いばかりか段ボール箱の軽量化に適しないこと等
の問題があつた。
等の金属箔を段ボール構造内に組み入れることに
よつて段ボールの強化を図つたが、特にスチール
の金属箔は圧延されている関係で、切断面が非常
に鋭利であつて、段ボール箱の取扱い中に手傷を
負う危険があること、また従来の金属箔は厚みを
小さくできる技術的限界が80μ程度であるため、
特にスチール箔を用いる場合は硬くて加工性が悪
いばかりか段ボール箱の軽量化に適しないこと等
の問題があつた。
この考案は上記の問題を解決するために鋭意実
験と研究を重ねた結果、ある種の金属箔を使つた
場合に、段ボールの有利な諸特性を失うことな
く、その強度を極めて大きく高め得ることが解
り、所望の強化段ボールを得ることに成功したも
のである。
験と研究を重ねた結果、ある種の金属箔を使つた
場合に、段ボールの有利な諸特性を失うことな
く、その強度を極めて大きく高め得ることが解
り、所望の強化段ボールを得ることに成功したも
のである。
次にこの考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図ないし第4図はこの考案による部分強化
段ボールおよびその使用例を示したもので、その
強化された箇所の段ボール構造は、コルゲート加
工された紙製中芯1の一面にその屈曲に沿つて補
強層2を設け、中芯1を挾む表裏ライナー3,4
のうち、表ライナー3が補強層2に接着され、補
強層2は電解鉄箔からなつている。
段ボールおよびその使用例を示したもので、その
強化された箇所の段ボール構造は、コルゲート加
工された紙製中芯1の一面にその屈曲に沿つて補
強層2を設け、中芯1を挾む表裏ライナー3,4
のうち、表ライナー3が補強層2に接着され、補
強層2は電解鉄箔からなつている。
電解鉄箔は、鉄粉を電気鋳造法により固めた薄
い純鉄の箔であつて、製法上の特徴から、従来の
圧延箔では最小にできる厚みの限界が80μ程度で
あつたのに対して電解鉄箔のその限界は20μ程度
であり、しかも切断面が圧延箔に比べて鋭利さが
なく、また塑性変形がきわめて容易である。また
電解工程中に不純物の混入がないため、表面が清
潔であつて、表面の脱脂工程を省いても接着剤の
所謂「のり」が良いという諸特性を有している。
い純鉄の箔であつて、製法上の特徴から、従来の
圧延箔では最小にできる厚みの限界が80μ程度で
あつたのに対して電解鉄箔のその限界は20μ程度
であり、しかも切断面が圧延箔に比べて鋭利さが
なく、また塑性変形がきわめて容易である。また
電解工程中に不純物の混入がないため、表面が清
潔であつて、表面の脱脂工程を省いても接着剤の
所謂「のり」が良いという諸特性を有している。
この電解鉄箔による補強層は、段ボールFを包
装箱Gとして使用した場合に、積圧を最も受けや
すい側壁5となる箇所にのみ設けて電解鉄箔の節
約が図られている。またこのように補強層2を限
定しても、段ボール箱は一般的に第3図に示す展
開図のように側壁5となる部分が長手方向に連続
し、その一側に上蓋6となる部分が、他側に底蓋
7となる部分がそれぞれ付設された形態となつて
いるから、段ボールFの製造工程中に電解鉄箔を
所定の箇所に挿入するか、あるいは中芯1の原紙
に予め電解鉄箔を接着しておくことによつて、段
ボールの製造工程を大きく変えることなく量産が
可能である。また段ボールF全体に電解鉄箔を使
うよりも箱Gの軽量化に適することは勿論、この
ような型では蓋6,7を開閉する際に電解鉄箔が
手に擦れるおそれは全くない。ところで電解鉄箔
は可塑性があるが、このように切断部分に電解鉄
箔がないと、切断面が目つぶれしない利点があ
る。また継ぎしろ8も補強されているから、堅牢
に箱を組み立てることができる。
装箱Gとして使用した場合に、積圧を最も受けや
すい側壁5となる箇所にのみ設けて電解鉄箔の節
約が図られている。またこのように補強層2を限
定しても、段ボール箱は一般的に第3図に示す展
開図のように側壁5となる部分が長手方向に連続
し、その一側に上蓋6となる部分が、他側に底蓋
7となる部分がそれぞれ付設された形態となつて
いるから、段ボールFの製造工程中に電解鉄箔を
所定の箇所に挿入するか、あるいは中芯1の原紙
に予め電解鉄箔を接着しておくことによつて、段
ボールの製造工程を大きく変えることなく量産が
可能である。また段ボールF全体に電解鉄箔を使
うよりも箱Gの軽量化に適することは勿論、この
ような型では蓋6,7を開閉する際に電解鉄箔が
手に擦れるおそれは全くない。ところで電解鉄箔
は可塑性があるが、このように切断部分に電解鉄
箔がないと、切断面が目つぶれしない利点があ
る。また継ぎしろ8も補強されているから、堅牢
に箱を組み立てることができる。
しかし段ボールの全面を電解鉄箔で補強しても
この考案の趣旨に反するものではない。なお電解
鉄箔と紙との接着にはホツトメルト系接着剤やビ
ニル系またはクロロピレン系の接着剤が適当であ
る。
この考案の趣旨に反するものではない。なお電解
鉄箔と紙との接着にはホツトメルト系接着剤やビ
ニル系またはクロロピレン系の接着剤が適当であ
る。
次に第5図ないし第9図はそれぞれこの考案の
他の実施例を示したもので、それを順次説明す
る。
他の実施例を示したもので、それを順次説明す
る。
まず第5図では紙製中芯1の両面に補強層2,
2を屈曲に沿つて設けられている。このようにし
た場合は、中芯1が補強層によつて非常に強化さ
れるばかりか、中芯1の吸湿、吸水が防止される
ため、多湿状態においても中芯の強度が減じられ
るおそれがない。
2を屈曲に沿つて設けられている。このようにし
た場合は、中芯1が補強層によつて非常に強化さ
れるばかりか、中芯1の吸湿、吸水が防止される
ため、多湿状態においても中芯の強度が減じられ
るおそれがない。
また第6図では紙製中芯1の中間に補強層2が
設けてある。すなわち電解鉄箔の両面に紙1a,
1aを接着した構造である。なおこの場合の接着
は、予め紙面にホツトメルト系接着剤を塗布して
おき、その塗布面を電解鉄箔に貼着していく方法
が好ましい。
設けてある。すなわち電解鉄箔の両面に紙1a,
1aを接着した構造である。なおこの場合の接着
は、予め紙面にホツトメルト系接着剤を塗布して
おき、その塗布面を電解鉄箔に貼着していく方法
が好ましい。
このように構成すると、中芯1の強化が図られ
ることは勿論、中芯1の両面が紙1a,1aであ
るから、一般的な段ボールの製造機械であるコル
ゲートマシンをそのまま使つて生産が可能であつ
て中芯原紙にコルゲート加工を施す場合に段ロー
ルに電解鉄箔が接触しないので段ロールの摩耗を
防止でき、また中芯とライナーの接着に一般的に
使用されている澱粉糊を使用できる利点がある。
ることは勿論、中芯1の両面が紙1a,1aであ
るから、一般的な段ボールの製造機械であるコル
ゲートマシンをそのまま使つて生産が可能であつ
て中芯原紙にコルゲート加工を施す場合に段ロー
ルに電解鉄箔が接触しないので段ロールの摩耗を
防止でき、また中芯とライナーの接着に一般的に
使用されている澱粉糊を使用できる利点がある。
さらに第7図では表ライナー3の内面に補強層
2が設けてある。このようにすると外部からの衝
撃に対する表面の破れが防止され、また外部から
段ボールF内へ雨水が侵入するのが防止されるた
め、段ボール箱の耐湿、耐水性が有効に強化され
る。なお図には示さないが、裏ライナー4にも同
様に補強層を設けると、さらに耐湿、耐水性が強
化され、殊に野菜や水産物、海産物等、水分の多
い物品を包装する段ボール箱として最適である。
またライナー3,4に単なる電解鉄箔を使用する
ことができ、この場合は、電解鉄箔が外面に表わ
れるから、メツキ等により美粧性を高めておくの
が良い。このように電解鉄箔をライナー側に使用
した場合は、磁石を吸い付けることのできるライ
ナーとして新たな用途開発が期待できる。
2が設けてある。このようにすると外部からの衝
撃に対する表面の破れが防止され、また外部から
段ボールF内へ雨水が侵入するのが防止されるた
め、段ボール箱の耐湿、耐水性が有効に強化され
る。なお図には示さないが、裏ライナー4にも同
様に補強層を設けると、さらに耐湿、耐水性が強
化され、殊に野菜や水産物、海産物等、水分の多
い物品を包装する段ボール箱として最適である。
またライナー3,4に単なる電解鉄箔を使用する
ことができ、この場合は、電解鉄箔が外面に表わ
れるから、メツキ等により美粧性を高めておくの
が良い。このように電解鉄箔をライナー側に使用
した場合は、磁石を吸い付けることのできるライ
ナーとして新たな用途開発が期待できる。
また第8図では紙製表ライナー3の中間に補強
層2が設けてある。このようにすると第6図の場
合と同様に一般的コルゲートマシンの使用によつ
て段ボールの量産が可能である。
層2が設けてある。このようにすると第6図の場
合と同様に一般的コルゲートマシンの使用によつ
て段ボールの量産が可能である。
また裏ライナー4にも同様に補強層を設けると
さらに補強効果が大きくなる。
さらに補強効果が大きくなる。
第9図では表裏ライナー3,4をプラスチツク
フイルム3a,3aおよび4a,4aの間に補強
層2を挾んだ耐水構造に形成してあつて、このよ
うにすると、補強層2の電解鉄箔が腐食するおそ
れがなく、耐久性が良好である。
フイルム3a,3aおよび4a,4aの間に補強
層2を挾んだ耐水構造に形成してあつて、このよ
うにすると、補強層2の電解鉄箔が腐食するおそ
れがなく、耐久性が良好である。
第10図は表裏ライナー3,4が電解鉄箔に熱
溶着性フイルム8をラミネートしたものであつ
て、それを中芯1にフイルム8の熱溶着で接着し
てあつて、段ボールFの表裏両面に補強層2を有
する。このようにすると製造が容易であり、また
水によつて表裏ライナー3,4が剥れるおそれが
ない。
溶着性フイルム8をラミネートしたものであつ
て、それを中芯1にフイルム8の熱溶着で接着し
てあつて、段ボールFの表裏両面に補強層2を有
する。このようにすると製造が容易であり、また
水によつて表裏ライナー3,4が剥れるおそれが
ない。
第11図は中芯1が紙9,9の間に電解鉄箔の
補強層2を挾むラミネート構造であり、表裏ライ
ナー3,4が紙10にクロス11をラミネートし
た構造である。このようにすると圧縮および引張
りの両強度が兼備する。この場合のクロス11と
してはポリプロピレンまたはポリエチレンの延伸
フイルムからなるフラツトヤーンで織つたものが
良好である。
補強層2を挾むラミネート構造であり、表裏ライ
ナー3,4が紙10にクロス11をラミネートし
た構造である。このようにすると圧縮および引張
りの両強度が兼備する。この場合のクロス11と
してはポリプロピレンまたはポリエチレンの延伸
フイルムからなるフラツトヤーンで織つたものが
良好である。
なお図示はしないが、段ボール構造体中の中芯
やライナーの全体にこの電解鉄箔を採用して、よ
り強力な又は電磁波シールド用の箱となすことが
できる。
やライナーの全体にこの電解鉄箔を採用して、よ
り強力な又は電磁波シールド用の箱となすことが
できる。
以上の他に複両面や複々両面の構造にも適用で
きるなど数多くの段ボール構造が考えられるが、
いずれにしても弾性を保有している圧延箔と違つ
て電解鉄箔は中芯1の段頂に表裏ライナー3,4
が万遍なく接着する抵抗にならないため、中芯1
と表裏ライナー3,4が強力に接着する。
きるなど数多くの段ボール構造が考えられるが、
いずれにしても弾性を保有している圧延箔と違つ
て電解鉄箔は中芯1の段頂に表裏ライナー3,4
が万遍なく接着する抵抗にならないため、中芯1
と表裏ライナー3,4が強力に接着する。
この考案は、以上説明したように電解鉄箔の材
質を巧みに利用して段ボール構造体にそれと一体
的に強力に結合した補強層を設けたものであるか
ら、段ボールをほとんど厚くすることなく、その
強度を大巾に高めることができる。特に段の方向
に垂直な圧力に対する強度が増大するため、箱と
して使用した場合に、積圧に耐えやすく、重量物
の運搬、保管に適し、箱を高く積み重ねることが
できる。しかも包装材料として余りスペースを取
らないし軽量でもあるので、商品を有利に運搬し
あるいは保管することができる。また、この包装
材料を廃棄する場合に、電解鉄箔は焼却により粉
状に変化し箔の形が残らないので、廃棄後処理が
非常に容易である。
質を巧みに利用して段ボール構造体にそれと一体
的に強力に結合した補強層を設けたものであるか
ら、段ボールをほとんど厚くすることなく、その
強度を大巾に高めることができる。特に段の方向
に垂直な圧力に対する強度が増大するため、箱と
して使用した場合に、積圧に耐えやすく、重量物
の運搬、保管に適し、箱を高く積み重ねることが
できる。しかも包装材料として余りスペースを取
らないし軽量でもあるので、商品を有利に運搬し
あるいは保管することができる。また、この包装
材料を廃棄する場合に、電解鉄箔は焼却により粉
状に変化し箔の形が残らないので、廃棄後処理が
非常に容易である。
更に、電解鉄箔の切断面には鋭さがないため、
段ボールの端にその電解鉄箔が露出していても手
傷を負うおそれがなく、また加工性も良好である
ので、従来の圧延鉄箔使用のものでは鋭さがあつ
て危険であり、しかも加工性も悪かつた欠点を一
挙に解決し、格段に実用的になし得たものであ
る。
段ボールの端にその電解鉄箔が露出していても手
傷を負うおそれがなく、また加工性も良好である
ので、従来の圧延鉄箔使用のものでは鋭さがあつ
て危険であり、しかも加工性も悪かつた欠点を一
挙に解決し、格段に実用的になし得たものであ
る。
なおこの考案の段ボールは強度が大きく且つ電
磁波シールド効果があるから、テレビやラジオの
裏板として使用するのに適するものである。
磁波シールド効果があるから、テレビやラジオの
裏板として使用するのに適するものである。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示
し、第1図は強化段ボールを使つた包装箱の斜視
図、第2図は第1図A−A線矢視の拡大断面図、
第3図は前記包装箱の展開平面図、第4図は同包
装箱に使用する段ボールの一部切欠した斜視図で
ある。第5図ないし第11図はそれぞれこの考案
の他の実施例を示す段ボールの断面図である。 F……段ボール、G……箱、1……中芯、2…
…補強層、3……表ライナー、4……裏ライナ
ー。
し、第1図は強化段ボールを使つた包装箱の斜視
図、第2図は第1図A−A線矢視の拡大断面図、
第3図は前記包装箱の展開平面図、第4図は同包
装箱に使用する段ボールの一部切欠した斜視図で
ある。第5図ないし第11図はそれぞれこの考案
の他の実施例を示す段ボールの断面図である。 F……段ボール、G……箱、1……中芯、2…
…補強層、3……表ライナー、4……裏ライナ
ー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 コルゲート加工された中芯の片面若くは両面
にライナーを接着してなる段ボールにおいて、
上記中芯に、又は上記片面若くは両面のライナ
ーの少なくとも一層のライナーに、鉄粉が電気
鋳造法により固められた電解鉄箔からなる補強
層を設けたことを特徴とする強化段ボール。 2 包装箱用であつて補強層を設けた箇所が側壁
部分に限られていることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載の強化段ボール。 3 補強層の位置が紙製中芯の中間であることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項また
は第2項記載の強化段ボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309883U JPS59120131U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | 強化段ボ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309883U JPS59120131U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | 強化段ボ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59120131U JPS59120131U (ja) | 1984-08-13 |
JPS6350118Y2 true JPS6350118Y2 (ja) | 1988-12-22 |
Family
ID=30144489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1309883U Granted JPS59120131U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | 強化段ボ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59120131U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59140825U (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-20 | 昭和ラミネ−ト印刷株式会社 | 金属層を有する段ボ−ル紙 |
-
1983
- 1983-02-01 JP JP1309883U patent/JPS59120131U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59120131U (ja) | 1984-08-13 |
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