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JPS6341878B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6341878B2
JPS6341878B2 JP58212252A JP21225283A JPS6341878B2 JP S6341878 B2 JPS6341878 B2 JP S6341878B2 JP 58212252 A JP58212252 A JP 58212252A JP 21225283 A JP21225283 A JP 21225283A JP S6341878 B2 JPS6341878 B2 JP S6341878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous solution
fertilizer
sprayed
fatty acid
potassium phosphate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58212252A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60108392A (ja
Inventor
Sho Tozawa
Masahiro Endo
Ichiro Maejima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP58212252A priority Critical patent/JPS60108392A/ja
Publication of JPS60108392A publication Critical patent/JPS60108392A/ja
Publication of JPS6341878B2 publication Critical patent/JPS6341878B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、植物の葉面にスプレー散布するに適
した葉面スプレー用肥料に関する。 尿素とシヨ糖脂肪酸エステルを含有する葉面散
布肥料は特開昭56―78484号公報、特開昭56―
78485号公報などに記載されているが、いずれも
散布時に溶液に溶かし噴霧器等によつて散布する
ものである。従つて、家庭園芸など栽培規模が小
さい場合には、散布の都度少量ずつを調整して労
力、時間がかかるため、より簡便に散布できる肥
料が望まれていた。 本発明者等は、尿素とシヨ糖脂肪酸エステルを
含有する肥料において少量でも容易に散布できる
肥料を得るべく種々検討した結果、尿素とシヨ糖
脂肪酸エステルに特定の塩を加えた水溶液を噴射
剤と共に封入すれば容易にスプレー散布でき、か
つこの肥料は保存性に優れ、肥効も向上すること
を知得して本発明に到達した。 すなわち、本発明の要旨は、尿素0.02〜2重量
%(以下、特記しない限り、%は重量%を示す)、
HLB9以上のシヨ糖脂肪酸エステル0.001〜1.0%、
並びに合計濃度0.002〜0.04モル/の第一リン
酸カリウム及び第二リン酸カリウムを含有するPH
6〜7.5の水溶液を、噴射剤と共に加圧封入して
なる葉面スプレー用肥料に存する。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明において、尿素は水溶液中で0.02〜2%
の濃度として使用する。該濃度が0.02%未満では
尿素の肥効が発現せず、2%以上で使用すると植
物に薬害が生じるため好ましくない。 シヨ糖脂肪酸エステルは、炭素数8〜20の飽和
又は不飽和脂肪酸の単独物又は混合物とシヨ糖と
のエステルであり、モノ、ジ、トリあるいはそれ
以上のエステルの単独又は混合物であつて、この
シヨ糖脂肪酸エステルの中でHLBが9以上、好
ましくは11以上のものを濃度0.001〜1.0%として
使用する。HLBが9未満では、水溶液への溶解
性が悪く、溶液状態での保存性が問題となる。ま
た、水溶液中の濃度が0.001%より低いと養分吸
収促進等の効果が発現せず、1.0%を超えると水
溶液の粘度が高くなつて取り扱いにくくなり、ス
プレー散布に適さなくなる。 第一リン酸カリウム及び第二リン酸カリウムは
溶液中の合計として0.002〜0.04モル/、好ま
しくは0.002〜0.03モル/使用用し、両成分の
添加比率の加減によつてPHを6〜7.5、好ましく
は6.5〜7.5に調節する。上記成分の添加比率は他
に特別な物質を用いなければKH2PO4:K2HPO4
として約2:3が好ましい。PHが6未満ではブリ
キ等の缶に入れて保存した際に缶に錆が発生する
などの腐触が発生するため適さず、PH7.5を超え
ると散布する植物に悪影響を与える。また、上記
濃度は0.002モル/未満では水溶液に対する緩
衝能力が及びがたく、0.04モル/を超えると塩
類濃度上昇に伴なつて植物に薬害が生じがちとな
る。 本発明における尿素、シヨ糖脂肪酸エステル等
を含有する水溶液の調整方法は特に限定されず、
例えば各成分の単独濃厚水溶液を混合し、好まし
い濃度に希釈することが可能である。また、含有
する成分は上記物質に限らず、混合後の液のPHが
6〜7.5であれば他の肥効成分、ホウ素、マンガ
ン等の微量要素及び場合によつては芳香材等も添
加でき、特に0.01〜0.08%程度のキレート鉄を添
加することが好ましい。しかしながら、最終的に
得た水溶液の塩類濃度を過度に高くすると葉面に
濃度障害が生じるため、各成分を加えた後の水溶
液の電気伝導度は7mv/cm以下、特に5mv/cm以
下とすることが好ましい。 尿素等を含みPH6〜7.5に調整された水溶液は
噴射剤と共に2〜8Kg/cm2G、通常約5Kg/cm2
程度に加圧しブリキ缶、アルミニウム缶などの通
常のエアゾール用容器の機能を有する容器に封入
し、実際のスプレー用肥料として用いられる。噴
射剤は、LPG、ジメチルエーテル等通常のエア
ゾールに用いられるものは単独、混合物いずれで
も使用し得るが、加圧容器内で水に溶解して噴霧
する際に改めて混合する必要がないジメチルエー
テルを単独で用いることが特に好ましい。噴射剤
の封入量は、噴射剤1重量に対し肥料成分を含む
水溶液を約2重量とするのが通常であるが、使用
する噴射剤及び封入時の圧力等によつて種々変化
させることができる。 得られた葉面スプレー用肥料は、屋内外を問わ
ず種々の樹木、草本等の葉面にスプレー散布する
ことができるが、家庭園芸、特に室内で栽培する
観葉植物類、ゴム、ポトス、ベゴニア等に対して
用いるのが好ましい。散布量は、1回あたり全面
が濡れ、落滴しない程度が良く、2、3日から1
週間に1回程度散布することが好ましい。 以上の本発明の葉面スプレー用肥料は主要要素
の窒素、リン、カリを含み、植物に対して施用す
ると葉の緑色が鮮化しつやが良くなるなど外観が
向上し、樹勢も良くなる。また、シヨ糖脂肪酸エ
ステルによつて各養分の葉面への吸収が促進され
るため、肥効の発現が速やかとなる。 特に、第一リン酸カリウム及び第二リン酸カリ
ウムを用いて水溶液のPHを調整することによつ
て、保存時の容器への腐触防止を行えると共に、
肥効成分であるリン及びカリウムを吸収効率の良
い無機態で供給することが可能となる。従つて、
緩衝液として他の物質を用いた場合と比較する
と、多量に供給しても障害が生じ難い第一、第二
リン酸カリウムを用いる本発明の肥料は極めて優
れたものである。 以下、実施例によつて本発明を更に詳細に説明
する。 実施例 1 尿素0.47%、リヨートーシユガーエステル
LWA―1540(菱糖株式会社製、商品名。脂肪酸の
約50%はラウリン酸であり、モノエステルが約70
%のシヨ糖脂肪酸エステル)をシヨ糖脂肪酸エス
テルとして0.032%、及びリン酸カリウム0.25%
を含む水溶液であつて、リン酸カリウム中の第一
リン酸カリウムと第二リン酸カリウムの増減によ
つて第1表の各PHに調節した水溶液150gを、ジ
メチルエーテル78gと共に内面をエポキシ樹脂で
被覆したブリキ缶へ約5Kg/cm2Gの圧力で封入し
た葉面スプレー用肥料を、30℃の恒温室内に置
き、1ケ月後、3ケ月後の缶の錆の発生状況及び
水溶液の変化の様子を観察した。この結果を第1
表に示す。
【表】 なお、上記ブリキ缶の代りに内面をエポキシ樹
脂で被覆したアルミニウム缶を用いた以外は同様
に行なつたところ、錆の発生はどのPHにおいても
見られず、水溶液の変化は第1表とほぼ同様であ
つた。 実施例 2 6月上旬にデイフエンバキア・コンパクターの
幼株を株分けし、これを水ゴケ、川砂、腐葉土を
等容量ずつ混合した土を入れた1容の鉢合計4
個へ各鉢2、3株ずつ移植し、12日目に各鉢にN
―P2O5―K2O各10%の化成肥料2g、P2O5約30%
の緩効性リン酸肥料1gを土の表面に施肥した。
移植後15日目から7日毎に合計8回、実施例1と
同組成(但し、第一リン酸カリウム0.10%、第二
リン酸カリウム0.15%でありPH約7)の葉面スプ
レー用肥料を2鉢へ毎回葉が全面濡れる程度散布
し、他の2鉢へは水のみを同様に散布した以外は
全て同様に管理した。 移植から4ケ月後に観察したところ、葉面スプ
レー用肥料を散布した鉢は水散布のものと比較し
て外見がつしりし、葉のつや、茂り具合も良く、
根の張りも良好であつた。同時に、初めに移植し
た親株、移植後に分れて出た幼株及び全体の重量
を計量し、幼株の斑の入つていない葉のクロロフ
イル含量(a+b)をグリーンメーター(富士写
真フイルム(株)製、GMI型)により測定した。
その結果を葉面スプレー用肥料を散布した鉢、及
び水のみ散布した鉢それぞれの平均として第2表
に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 尿素0.02〜2重量%、HLB9以上のシヨ糖脂
    肪酸エステル0.001〜1.0重量%並びに合計濃度
    0.002〜0.04モル/の第一リン酸カリウム及び
    第二リン酸カリウムを含有するPH6〜7.5の水溶
    液を、噴射剤と共に加圧封入してなる葉面スプレ
    ー用肥料。 2 上記噴射剤がジメチルエーテルであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の葉面スプ
    レー用肥料。
JP58212252A 1983-11-11 1983-11-11 葉面スプレ−用肥料 Granted JPS60108392A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58212252A JPS60108392A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 葉面スプレ−用肥料

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JP58212252A JPS60108392A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 葉面スプレ−用肥料

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Publication Number Publication Date
JPS60108392A JPS60108392A (ja) 1985-06-13
JPS6341878B2 true JPS6341878B2 (ja) 1988-08-19

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ID=16619488

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JP58212252A Granted JPS60108392A (ja) 1983-11-11 1983-11-11 葉面スプレ−用肥料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4482344B2 (ja) * 2004-02-09 2010-06-16 サンアグロ株式会社 葉面散布剤
JP2015063428A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 株式会社Nicher エアゾール容器入り有機質肥料

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Publication number Publication date
JPS60108392A (ja) 1985-06-13

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