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JP4482344B2 - 葉面散布剤 - Google Patents

葉面散布剤 Download PDF

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JP4482344B2
JP4482344B2 JP2004031887A JP2004031887A JP4482344B2 JP 4482344 B2 JP4482344 B2 JP 4482344B2 JP 2004031887 A JP2004031887 A JP 2004031887A JP 2004031887 A JP2004031887 A JP 2004031887A JP 4482344 B2 JP4482344 B2 JP 4482344B2
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Description

本発明は、葉面散布剤に関し、より詳しくは果樹や果菜(以下「果樹等」ということがある。)の品質、特にその果実の着色等を向上させるとともに、その硬度の低下を伴わない葉面散布剤に関する。
葉面散布剤は、種々の植物に対する栄養成分を含有する薬液であって、基本的にこれをその葉面に散布・浸透させることにより、葉面から当該栄養成分を吸収させる速効性を有する薬剤である。当該薬剤は、主たる施肥方法たる土壌施肥を補完し、例えば農作物の品質向上や生理障害に対する応急対策として以前から好適に使用されている。
従来、リンゴ、ナシ、ミカン等の果実やトマト、ピーマン等の果菜の糖度向上、耐病性改善等の品質向上を目的とする葉面散布剤の有効成分としては、種々のものが知られている。例えば、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、ギ酸カルシウム、炭酸カルシウム、酢酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、エチレンジアミン四酢酸カルシウム、コハク酸カルシウム、乳酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、アスコルビン酸、メチオニン、グリシン、アラニン、バリン、セリン、ロイシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、第一リン酸カルシウム、第一リン酸カリ及びリン酸マグネシウム等が公知である。
しかしながら、これらの成分のほとんどは、主として、果実や果菜(以下「果実等」ということがある。)の糖度向上、生理障害の予防や処置、肥大促進等の肥効を有するものであり、果実等の着色を顕著に向上させるものはほとんど見あたらない。
一般的に、リンゴ、ミカン、カキ等の果実、トマト、イチゴ、メロン等の果菜は、その商品価値を判断する基準として、まずその糖度等の甘み成分が高いことはもちろん第一であるが、表面の色彩(着色)は、消費者の購買意欲を刺激する上で、考慮すべき最大のファクターの一つである。
実際にリンゴ、サクランボ、イチゴ、トマト等の果実が、商品として陳列される際には、その表面が鮮やかでみずみずしい赤色を帯びていることが、消費者の目を引きつけ、注意を喚起する第一歩となる。スーパーマーケット等の生鮮食料品売り場に並べられた商品である真っ赤なリンゴ、サクランボ、イチゴ等は、いわばこの鮮やかな赤色により、その売り場における自らの存在を懸命にアピールしようとしているということができ、また、買い物かご片手に、新鮮で美味な果実等を物色しつつ売り場内を移動する買い物客は、この鮮やかな赤い色彩に魅惑され、経験的にそのリンゴ等が極めて甘く美味であることを認識し、この好印象をもとに当該リンゴ等の購入を決意するに至る。この際、表面の青いリンゴなどは、通常は、まず見向きもされないといってよい。
すなわち、リンゴ、ミカン等は、鮮やかな色彩のものから売れて行き、一方、しからざるものは、結局、空しく売れ残り、廃棄処分の対象ともなる。それ故、栽培業者、販売業者にとって、その果実等の外見の色彩は、商品の売れ行きを左右する極めて重要な意義を有するものであり、決してゆるがせにはできないのである。
このように、リンゴ等果実にとってその色彩はきわめて重要であるが、近年、色づきのよいリンゴ等を得ることが困難になりつつあるという深刻な問題が生じている。
もともと、果実の色づきは、果樹園の所在する地域の昼と夜の温度差が大きいために(例えば標高の高い高原地帯のような、昼間の日照時には比較的暖かく、夜間は満天の星空の下、体の芯までぐっと冷え込むような地域において)、生ずるものであるが、近年における地球温暖化の影響からか、このような高標高地である高原地帯においてさえも、夜間の気温があまり低下しないため、色づきに必須の条件である昼夜の温度差が少なくなっているためとされる。
このような、一般にはまだあまり知られてはいないが、果樹等の栽培業者にとってきわめて重大な環境の変化が着実に進行しつつあるため、これを補い、人為的に果実等の色づきを促進することのできる葉面散布剤の重要性は、ますます大きくなっている。また、栽培業者にとっても、このような葉面散布剤は、のどから手が出るほど渇望されているものである。
本出願人は、かかる観点から、先に、縮合リン酸塩のカリウム塩を有効成分とする果樹等の葉面散布剤が果実等の着色を向上させうることを提案した(特許文献1を参照。)。
当該葉面散布剤によれば、きわめて果実の色づきを向上させることができる。(さらに、果実の表側(つるもと)だけでなく、あまり日光の照射されない裏側(尻の部分)の着色をも、顕著に向上させることができるものであることも確認されている。)
しかしながら、このように着色性を促進させた場合、当該果実は、放置後その硬さが早急に低下し、柔らかさが増加する場合があった。これは果実の「日持ち」として、評価されるものであって、あまり柔らかくなったリンゴ等の果実(例えば、指で押した場合、容易に陥没する状態となったもの)では、新鮮な果実特有のシャキッとした歯ごたえがなくなり、その商品価値は、大きく低下することになる。なお、このように指が容易に貫入する状態となったものは、もはや、ジュース等の加工原料用にも適さず、廃棄せざるを得ないことになるのであるから、日持ち(「棚持ち」ともいう。)が悪化することもまた、きわめて深刻な問題なのである。
特開2003−274761
本発明の目的は、果実等の色づきを促進させるとともに、日持ちのする(硬度低下の少ない)葉面散布剤を提供することである。
本発明に従えば、以下の葉面散布剤が提供される。
〔1〕
少なくともカリウム成分とリン酸成分を有効成分として含有し、その質量比φ(K2O/P25)が式(1)の範囲にあり、

1.0≦φ≦2.5 (1)
散布時の濃度が式(2)及び(3)の範囲にあり、さらに当該カリウム成分は、少なくともその一部が水溶性カリウム塩由来のものであることを特徴とする果樹及び/又は果菜用葉面散布剤。

10≦K2O≦5000ppm (2)
10≦P25≦5000ppm (3)
〔2〕
さらに蔗糖脂肪酸エステルを配合してなる〔1〕項に記載の果樹及び/又は果菜用葉面散布剤。
本発明に従えば、果実等の色づきを促進させるとともに、日持ちのする(硬度低下の少ない)葉面散布剤が提供される。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の葉面散布剤は、有効成分として、基本的に、カリウム成分とリン酸成分を含有し、その質量比φ(K2O/P25)が式(1)の範囲にあるものである。

1.0≦φ≦2.5 (1)
(リン酸成分)
リン酸成分のリン酸源としては、例えば、正リン酸(オルソリン酸)及び/又は縮合リン酸から選択される。
ここで縮合リン酸とは、オルソリン酸(H3PO4)(正リン酸)が2モル以上縮合した縮合リン酸(ポリリン酸ともいう。)である。かかる縮合リン酸としては、特に限定するものではないが、ピロリン酸(H427)、トリポリリン酸(H5310)、トリメタリン酸(H339)、ウルトラリン酸(H2411)、テトラメタリン酸(H4412)、イソテトラポリリン酸(H6413)、テトラポリリン酸(H6413)、ヘキサメタリン酸(H6618)、及びさらなる高縮合リン酸(Hn+2n3n+1)(n>4)等が挙げられる。
これらの縮合リン酸等は、その一種を単独で使用しても良いし、二種以上を混合して使用してもよい。また、少なくともその一部がリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アンモニウム等の塩になっていてもよい。
(カリウム成分)
カリウム成分(以下単に「カリ」ということがある。)のカリ源としては、水溶性のカリウム塩から選択されることが好ましく、例えば以下のものがあげられる。
すなわち、塩化カリ(Kl)、フッ化カリ(KF)、ヨウ化カリ(KI)、臭化カリ(KBr)、硫酸カリ(K2SO4)、硫酸水素カリ(KHSO4)、亜硫酸カリ(K2SO3)、亜硫酸水素カリ(KHSO3)、チオ硫酸カリ(K223)炭酸カリ(K2CO3)、炭酸水素カリ(KHCO3)、硝酸カリ(KNO3)、亜硝酸カリ(KNO2)、ホスフィン酸カリ(KPH22)、ホスホン酸カリ(K2PHO3)、塩素酸カリ(KClO3)、三リン酸カリ(K3PO4)、リン酸水素二カリ(K2HPO4)、リン酸二水素カリ(KH2PO4)、臭素酸カリ(KBrO3)、ヨウ素酸カリ(KIO3)、水酸化カリ(KOH)、硫化カリ(K2S)、K22(二硫化二カリ)、メタホウ酸カリ(KBO2)、硫化水素カリ(KHS)、二亜硫酸カリ(K225)、酢酸カリ(KCH3COO)、シュウ酸カリ(K224)等が好ましい。
これらのカリ塩は、リン酸成分と同様に、その一種または二種以上を混合して使用してよい。
(縮合リン酸カリ塩)
また、リン酸成分とカリ成分の両者を含有する以下のような縮合リン酸カリ塩を使用することもできる。
例えば、ピロリン酸カリ(K427)、トリポリリン酸カリ(K5310)、トリメタリン酸カリ(K339)、ウルトラリン酸カリ(K2411)、テトラメタリン酸カリ(K4412)、イソテトラポリリン酸カリ(K6413)、テトラポリリン酸カリ(K6413)、ヘキサメタリン酸カリ(K6618)、及びさらなる高縮合リン酸カリ(Kn+2n3n+1)(n>4)等が好ましいものとして挙げられる。
ただし、縮合リン酸カリを使用する場合は、上記した水溶性カリウム塩を併用添加することが必須である。これは、カリウム成分とリン酸成分の質量比φを上記(1)式を満足するように調整する必要があること、および縮合リン酸カリ特有の吸湿性を低減し、かつ、水溶液とした場合の加水分解の防止をはかって、後記する本発明の葉面散布剤としての効果を確保するためには、当該カリウム成分は、少なくともその一部が水溶性カリウム塩由来のものであることが要請されるからである。
本発明の葉面散布剤における全カリウムXに対する水溶性カリウム塩由来のカリ量xk
の質量比α(=xk/X)は、少なくとも0.1以上、好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.6以上、最も好ましくは1.0である。
(カリとリン酸の質量比)
本発明の葉面散布込剤における、カリ成分とリン酸成分の質量比φ(K2O/P25)は式(1)の範囲にあるものである。

1.0≦φ≦2.5 (1)
さらに好ましくは、当該質量比φは式(1’)を満足するものである。

1.1≦φ≦2.0 (1’)
質量比φが1.0未満であると、後記実施例に示すように、得られる果実の糖度が低くなり、また、保存時の硬度低下が大きく日持ちが悪くなる。また、質量比φがあまり大となり2.5を超えると、そもそも果実の色づきが非常に悪くなる。
本発明の葉面散布剤は、上記カリ成分及びリン酸成分を有効成分とするものであり、輸送・保管時は濃厚液として扱うことが好ましいが、散布時には、通常、カリ成分及びリン酸成分を含有する希釈された水溶液の形態で使用される。
(カリとリン酸の濃度)
散布時における当該葉面散布剤水溶液中のカリ成分及びリン酸成分の濃度は、対象果樹や果菜の種類、散布回数、散布部位、散布の季節等によって、適宜選択されるが、通常、散布時におけるカリ成分及びリン酸成分の濃度は、それぞれ、
(2)式、(3)式の範囲にあることが好ましい。

10≦K2O≦5000ppm (2)
10≦P25≦5000ppm (3)
そして、さらに好ましくは、(2’)式、(3’)式の範囲にあるものである。

100≦K2O≦1000ppm (2’)
100≦P25≦1000ppm (3’)
ここで、例えば、K2O、P25濃度が、それぞれ400ppmの散布剤を調製するには、K2O及びP25として、それぞれ4質量部の硫酸カリ等のカリウム塩、ポリリン酸等のリン酸に、1000質量部の水を添加(1000倍希釈)して溶解すればよく、また200ppmの散布剤を調製するには、同様に2000質量部の水を添加して(2000倍希釈)、溶解すればよいのである。
(他の成分)
本発明の葉面散布剤においては、必須有効成分であるカリ成分及びリン酸成分とともに、通常葉面散布剤において使用されている種々の成分を適量含有せしめることを排除するものではない。
例えば、カルシウム、マグネシウム、マンガン、モリブデン、ケイ素、ホウ素、鉄、亜鉛、銅、ケイ酸、ホウ酸、ナトリウム等の無機成分;クエン酸、酢酸、グルコン酸、乳酸等の有機酸;グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸、プロリン、ハイドロオキシプロリン、アラニン、フェニルアラニン、リジン、アルギニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、メチオニン、スレオニン、ヒスチジン等のアミノ酸;ビタミンC等のビタミン;蔗糖、砂糖等の糖の各成分を含有することができる。
また、その他の肥料成分、例えば、尿素、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、硫酸グアニル尿素等の窒素質肥料成分を適量、所望により含有させることも可能である。
本発明の葉面散布剤においては、植物体表面への濡れ性等を高め、葉面吸収を向上させるため、所謂展着剤や界面活性剤を添加含有することができる。
界面活性剤としては、通常使用される、蔗糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルソルビトールエステル等のノニオン系界面活性剤、アリル硫酸ナトリウム、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸塩、アルキル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、アルカンスルホン酸ナトリウム等の陰イオン系界面活性剤が挙げられる。
(蔗糖脂肪酸エステル)
このうち、本発明においては、特に蔗糖脂肪酸エステル(シュガーエステルともいう。)が最も好ましい。これは、本発明者らが検討したところによれば、他の界面活性剤の場合しばしば問題となる、葉面散布剤を調製するときの泡立ちがなく、非常に作業性が良好なこと、及び、蔗糖脂肪酸エステルは、代表的な食品添加剤として、アイスクリーム、ココア、マーガリン、チョコレート、パン、めん類、ケーキ、カステラ、醤油、ようかん、さらには化粧品、医薬品等に常用されており、安全性の極めて高いと考えられるものだからである。
蔗糖脂肪酸エステルとは、例えば式(4)で表されるものである。
Figure 0004482344
式(4)において、RCOOは、飽和又は不飽和脂肪酸残基を表す。当該脂肪酸としては、例えば、エナント酸(ヘプタン酸)、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸(テトラデカン酸)、ペンタデシル酸、パルミチン酸(ヘキサデカン酸)、ヘプタデシル酸、ステアリン酸(オクタデカン酸)、ノナデカン酸、アラキジン酸、ベヘン酸(ドコサン酸)等の飽和脂肪酸;
オレイン酸、エライジン酸、セトレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸が好ましいものとして挙げられる。なお、蔗糖には、8個の水酸基があり、式(4)においては、その一つがエステル化されているものを示しているが、もちろんこれに限られるものではなく、所望とする親水性、親油性に応じて、親水性である残りの水酸基を、さらに親油性である炭素数の多い脂肪酸とエステル結合させ、モノエステル、ジエステル、トリエステル・・・としてもよい。また、さらにそれらの任意の混合エステルであってもよい。
蔗糖脂肪酸エステルは、脂肪酸の種類、エステル化度、HLB等により各種のものが入手可能であり、適当なものを選択して使用することができる。
当該蔗糖脂肪酸エステルの配合量(併用量)は、主たる有効成分である、K2OとP25の合計量に対し、30質量%以下、好ましくは20質量%以下、さらに好ましくは10質量%以下1質量%以上である。
本発明の葉面散布剤において、特に上記のような蔗糖脂肪酸エステルを配合することにより、当該葉面散布剤の葉表面や茎表面からの吸収が促進されるため、広大な果樹園において多数の果樹に対して散布する場合でも、その吸収効率が高くなり、散布効果がそれぞれの果樹において平均化し、果樹園全体として、葉面散布剤の効果がより確実に奏される。
本発明の葉面散布剤においては、さらに、ベントナイト、アタパルジャイト、グアガム、キサンタンガム、メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、澱粉等の増粘剤、pH調節剤、殺菌剤や殺虫剤等の農薬、凍結防止剤、着色剤、キレート剤、消泡剤、帯電防止剤を必要に応じて含有させることもできる。
(対象果実等)
本発明の葉面散布剤が対象とする果実等としては、特にその果実の着色が商品価値上、大切であるものであり、例えばリンゴ、ミカン、カキ、ナシ、サクランボ、ブドウ、ビワ、アンズ、モモ、ウメ等が挙げられ、また果菜としては、トマト、イチゴ、スイカ、メロン等が挙げられるが、これに限定されるものではない。なお、さらにまた、ピーマン、ナス、キュウリに対して使用することも可能である。
(噴霧回数等)
本発明のカリウム成分及びリン酸成分を有効成分として含有し、カリウム成分とリン酸成分との質量比φが1.0〜2.5、好ましくは1.1〜2.0の範囲にある葉面散布剤は、好ましくは希釈した状態の水溶液とし、噴霧器等の噴霧手段により、主として、上記対象とする果樹や果菜の葉面(表面及び/又は裏面)に散布される。噴霧時期及び回数は、特に制限されるものではないが、通常、果実の登熟期で、収穫に至る前の時期に間隔をおいて、1〜5回、好ましくは1〜3回程度行われる。場合によっては、1〜2回の散布であっても充分効果を奏することができる。
1回当たりの散布量は、果樹や果菜の種類によっても異なりうるものであるが、およその目安として、果樹1本当たり、K2OとP25濃の合計量として、0.1〜100g、好ましくは0.5〜50g、さらに好ましくは1〜10g程度である。
散布は、通常、朝または夕方に行うことが好ましく、またすでに述べたように、農薬と混合使用することも可能である。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。 但し、これらは単なる実施の態様の一例であり、本発明の技術的範囲がこれらにより何ら限定的に解釈されるものではない。
以下の実施例、比較例において、糖度及び硬度の測定試験は以下にようにして行った。
(1)糖度は、ATAGO社製デジタル糖度計(PR-1)を使用して測定し、ブリックス(Brix糖度)として表示した。すなわち、りんごをたてて赤い部分の側面を縦、横の長さともに5cm程度になるように切断し、その切り取られた部分を搾汁した試料液について、上記糖度計により測定した。
(2)硬度は、貫入型硬度計SHIMPO社製果実硬度計(FGL-30B)を使用して測定した。すなわち、上記の切り取って残った部分(果肉部分)を使用し、当該りんごの切断面に対して垂直に硬度計の先端部分を押して貫入させ、当該先端が停止した時点の貫入硬度(lb/ポンド)を測定した。
(1)長野県下において、リンゴの樹(品種:つがる)について、カリ成分とリン酸成分を有効成分とする葉面散布剤の試験を行った。
まず、カリ成分としては、水溶性カリウム塩である硫酸カリウム(試薬特級)を、リン酸成分として正リン酸(試薬特級)を用いて、カリ成分とリン酸成分の質量比率φ(=K2O/P25)=1.2となるようにして散布剤を調製した。
当該散布剤を希釈して散布試験を行った。すなわち、散布時の濃度として、上記の散布剤1gを1Lに希釈したもの(以下、1000倍希釈品と称する。希釈品中のK2O濃度:440ppmと、P25濃度:400ppm)と、1gを2Lの水に希釈したもの(以下、2000倍希釈品と称する。希釈品中のK2O濃度:220ppmと、P25濃度:200ppm)を、一株当たり5L散布した。試験区は、A、B、C(無散布区)とした。試験条件は表1に示したとおりであり、収穫日の前に1回又は2回散布した。
Figure 0004482344
表中、A−1、B−1は、1000倍希釈品を1回のみ散布したもの、A−2、B−2は、2000倍希釈品を2回散布したものである。
(2) 以上の試験区において得られた代表的なリンゴ試料各10個のうち、5個については収穫日における糖度及び硬度を測定した。また、硬度については、残りの5個の当該リンゴをそのまま室内で室温にて10日間貯蔵した後の硬度測定を行った。結果を表2に示す。
(i)まず、これら試料をならべて目視及びデジタルカメラにより比較・観察・記録した結果によれば、試験区A、Bのものは表側、裏側のいずれも鮮やかな赤色に着色しているリンゴとなっていることが、一目瞭然であった。これに対して、無散布区のリンゴは、表側も裏側も大部分が青いままであり、かつ、表側の一部分が、僅かに赤く着色しているだけであり、両者には歴然たる差異が認められた。
(ii)また表2より、本発明の散布剤を散布した試験区A、Bのものは、無散布区(対照区)Cの試料に比較して、特に、糖度が、大幅に高くなっていることが認められた。
(iii)さらに、硬度については、葉面散布剤を施した試験区A、Bともに、収穫10日後の硬度(又は硬度低下)が、無散布区とほぼ同じであることが特筆される。
すなわち、通常、リン酸成分(P25)濃度の高い葉面散布剤を使用すると、色づきは促進されるものの、日持ちが低下する(すなわち、例えば10日間貯蔵した場合大幅な硬度低下が生ずる。)という問題を伴うのが一般的であったのに対し、本発明の葉面散布剤においては、当該葉面散布を行った試験区A、Bともに、無散布区とほぼ同じ硬度の差となっているという予想外の結果が得られている。(無散布の場合は、色づきは劣るが、その分だけ最も日持ちは優れているものであり、硬度判定の基準となる。)。
なお、この硬度の低下の少ないリンゴ試料について、リンゴ果樹園の栽培者及び果樹栽培研究者3名が、当該収穫してから10日間貯蔵後のリンゴの果肉を試食する官能試験を行ったが、果肉は依然としてまだ充分硬く、食感はシャキッとして、歯ごたえがあり、美味しいリンゴであるという官能評価が得られた。すなわち、葉面散布剤を散布しても、色づきがよく、かつ、日持ちのする商品価値の高いものであることが確認された。
Figure 0004482344
長野県下において、りんごの樹(品種:つがる)について、実施例1と同様なカリ成分とリン酸成分を有効成分とする葉面散布材の散布試験を、K2OとP25の比率をかえて行った。試験区としてK2OとP25の質量比φを、10.0,5.0(比較例),2.0,1.1(実施例),0.5,0.1(比較例)とかえたものを散布区とし、同時に対照として、無散布区も設けた。ただし、P25の希釈後の濃度は、400ppmで一定となるようにした。
散布区については、2000倍希釈品を、各区、収穫日(8月31日)の一ヶ月前(7月30日)と二ヶ月前(7月1日)の2回散布を一株当たり5L散布を行った。
各試験区1株から10個を無作為に収穫し、そのうち5個について、糖度及び硬度の測定を行った。また、残りの5個については、10日後、硬度を測定した。
結果を表3に示す。
Figure 0004482344
(i)これら試料をならべて、実施例1と同様にして目視及びデジタルカメラにより、色づきを比較・観察・記録した結果によれば、φが2.0,1.1のもの(実施例)と、φが小さい0.5,0.1のもの(比較例)は、表側、裏側ともに、鮮やかな赤色に着色したリンゴであることが確認された。また、φの大きい、10.0,5.0のもの(比較例)及び無添加区(対照区)では、ほんどの試料が青いままであり、赤く着色している部分は少なかった。
(ii)また、糖度については、表3より、φが2.0,1.1のもの(実施例)は、糖度が高い。一方、φが10.0,5.0,0.5,0.1のもの(比較例)及び無添加区(対照区)では、糖度はずっと低いものである。
(iii)さらに、硬度については、収穫直後は、φが2.0,1.1のもの(実施例)も、無添加区(対照区)とほとんど差異は認められなかったが、収穫10日後の硬度は、φが0.5,0.1のもの(比較例)は、硬度が画然と低下した。なお、φが10.0,5.0のもの(比較例)は、収穫直後も、10日後も、硬度については無添加区(対照区)よりも大であった。
これらの試料について実施例1と同様に試食する官能試験を行ったが、φが2.0,1.1のもの(実施例)は、無添加区(対照区)と同様に、果肉が依然として充分硬く、食感はシャキッとして、歯ごたえがあり、美味しいリンゴであった。硬度が大幅に低下したφが0.5,0.1のもの(比較例)は、食感も、スカスカ若しくはフカフカした頼りないもので、シャキッとした好ましい歯ごたえはなかった。なお、φが10.0,5.0と大きい青いリンゴ(比較例)は、無散布地区以上に硬くなりすぎて、歯でかみ切るのに苦労する程であった。
実施例1で使用した葉面散布剤(φ=1.2)に対し、さらに蔗糖脂肪酸エステルを配合して、その散布試験を、長野県下において、試験規模を拡大して実施した。
すなわち、蔗糖脂肪酸エステルとして、蔗糖のステアリン酸エステル(DKエステルF110、第一製薬社製、HLB:11)を、K2OとP25の合計量に対して、5%配合した。対象果樹は実施例と同じく、リンゴ(品種:つがる)であり、試験規模は10aとした。
散布スケジュールは表4のように、1000倍希釈品を、A区(1回散布)、B区(2回散布)、C区(3回散布)、D区(無散布)とし、収穫日はいずれも8月22日とした。
Figure 0004482344
試験結果を表5に示した。なお、収穫物のサンプル数は、試験区Aは487個、試験区Bは522個、試験区Cは548個、試験区Dは224個のサンプルの平均値である。また、着色度は、カラーセンサーにより測定した。
Figure 0004482344
(i)表5より明らかなごとく、着色度について、試験区A、B、Cのものは、無散布区(対象区)Dのものと比較して、画然たる差異が認められた。
(ii)また、糖度については、試験区A、B、Cのものは、無散布区Dの試料に比較して、1度以上の大幅な差が認められた。特に、糖度が、大幅に高くなっていることが認められる。
(iii)さらに、硬度については、葉面散布剤を施した試験区A、B、Cともに、収穫時及び収穫10日後の硬度(又は硬度低下)が、無散布区Dとほとんど同じであることが確認された。
すなわち、本発明の葉面散布剤においては、当該葉面散布を行った試験区A、B、Cともに、無散布区Dとほぼ同じ硬度(硬度低下)であり(葉面散布により、日持ちが低下しない)という、実施例1で得られた結果が、規模を大にした試験によっても確認された。(無散布の場合は、着色度は劣るが、その分だけ最も日持ちは優れているものであることは、すでに述べたとおりである。)。
なお、10日間貯蔵後のリンゴの果肉を試食する官能試験において、試験区のものは、糖度が高いため甘く、非常に美味であった。また、食感については、散布区、対象区とも果肉は充分硬く、食感はシャキッとして、歯ごたえがある美味しいリンゴであるという評価であった。このように、本発明の葉面散布剤は、これを散布しても、色づきがよく、かつ、日持ちのする商品価値の高いリンゴが得られるものであることが確認された。
実施例2で使用した葉面散布剤(φ=1.2)に対し、実施例3で使用したものと同じ蔗糖脂肪酸エステルを配合して、実施例2に準じた散布試験を、長野県下において、さらに試験規模を拡大して実施した。
すなわち、蔗糖脂肪酸エステルとして、蔗糖のステアリン酸エステル(DKエステルF110、第一製薬社製)を、K2OとP25の合計量に対して、5%配合した。対象果樹は実施例と同じく、リンゴ(品種:つがる)であり、試験規模は10aとした。
収穫物のサンプル数としては、φ=10.0は234個、φ=5.5は184個、φ=2.0は334個、φ=1.1は382個、φ=0.5は238個、φ=0.1は198個、無散布区は154個であった。
試験結果は表6に示す。
Figure 0004482344
(i)これら試料をならべて、実施例1と同様にして目視及びデジタルカメラにより、色づきを比較・観察・記録した結果によれば、実施例2と同様に、φが2.0,1.1のもの(実施例)と、φが小さい0.5,0.1のもの(比較例)は、全体的に鮮やかな赤色に着色したリンゴであった。また、φの大きい、10.0,5.0のもの(比較例)及び無添加区(対照区)では、ほんどの試料が青いままであり、ごく僅かの部分が赤く着色してだけであった。
(ii)糖度については、表6より、φが2.0,1.1のもの(実施例)は、糖度が高い。一方、φが10.0,5.0,0.5,0.1のもの(比較例)及び無添加区(対照区)では、糖度はずっと低い。
(iii)さらに、硬度については、収穫直後は、φが2.0,1.1のもの(実施例)も、無添加区(対照区)とほとんど差異は認められなかったが、収穫10日後の硬度については、φが0.5,0.1のもの(比較例)は、硬度が大きく低下した。なお、φが10.0,5.0のもの(比較例)は、収穫直後も、10日後も、硬度については無添加区(対照区)よりも大であった。
これらの試料について実施例1と同様に試食試験を行ったが、φが2.0,1.1のもの(実施例)は、無添加区(対照区)と同様に、果肉が充分硬く、食感はシャキッとして、歯ごたえがあるリンゴであった。これに対し、硬度が大幅に低下したφが0.5,0.1のもの(比較例)は、食感も、グニャッとした感じで、へんに柔らかい歯ごたえのないものであった。
本発明によれば、果実等の色づきを促進させているにかかわらず、当該果実等は日持ちのする(硬度低下の少ない)、果樹及び/又は果菜用の葉面散布剤が提供される。特に近年、地球温暖化の影響からか果実の色づきが非常に悪くなっており、本発明の葉面散布剤は、大きな産業上の利用可能性を有するといえる。

Claims (2)

  1. 少なくともカリウム成分とリン酸成分を有効成分として含有し、その質量比φ(K2O/P25)が式(1)の範囲にあり、
    1.0≦φ≦2.5 (1)
    散布時の濃度が式(2)及び(3)の範囲にあり、さらに当該カリウム成分及びリン酸成分は、全て水溶性のリン酸、縮合リン酸、及びその塩由来、及び水溶性カリウム塩由来のものであり、その登熟期で、その収穫に至る前の時期に散布することを特徴とするリンゴ、モモ、カキ、ブドウ、ミカン及びサクランボからなる群より選択される果樹の着色促進用で、かつ、その硬度低下の少ない日持ち性向上用葉面散布剤。
    10≦K2O≦5000ppm (2)
    10≦P25≦5000ppm (3)
  2. さらに蔗糖脂肪酸エステルを配合してなる請求項1に記載の果樹の着色促進用で、かつ、その硬度低下の少ない日持ち性向上用葉面散布剤。
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