JPS63305024A - 車両用スライドドアの開閉構造 - Google Patents
車両用スライドドアの開閉構造Info
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- JPS63305024A JPS63305024A JP13876487A JP13876487A JPS63305024A JP S63305024 A JPS63305024 A JP S63305024A JP 13876487 A JP13876487 A JP 13876487A JP 13876487 A JP13876487 A JP 13876487A JP S63305024 A JPS63305024 A JP S63305024A
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- JP
- Japan
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- door
- rack
- gear
- sliding member
- support arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、車両用スライドドアの開閉構造に関する。
「従来の技術」
スライドドアを有する車両としては、従来、例えば実開
昭60−152777号公報に示されるものがある。こ
の公報の従来構造においては、車体のドア開口部にブラ
ケットが取り付けられ、このブラケットには、前アーム
及び後アームの一端が枢着され、該両アームの他端は、
摺動体に枢着されており、これらのブラケット、両アー
ム、及び摺動体により平行リンクが形成されるようにな
っている。この平行リンクにより、摺動体は、車体に対
して平行な状態にて、車体に対して回転できるようにな
っている。また、前記摺動体は、ドアの前後方向に固定
されたレールに摺動自在であって、該レールと協働して
ドアを車体前後方向に移動可能であるようにしている。
昭60−152777号公報に示されるものがある。こ
の公報の従来構造においては、車体のドア開口部にブラ
ケットが取り付けられ、このブラケットには、前アーム
及び後アームの一端が枢着され、該両アームの他端は、
摺動体に枢着されており、これらのブラケット、両アー
ム、及び摺動体により平行リンクが形成されるようにな
っている。この平行リンクにより、摺動体は、車体に対
して平行な状態にて、車体に対して回転できるようにな
っている。また、前記摺動体は、ドアの前後方向に固定
されたレールに摺動自在であって、該レールと協働して
ドアを車体前後方向に移動可能であるようにしている。
そして、ドアを開くときには、まず、ドアは、平行リン
クにより車体に対して回転し、その後、ドアのレールが
摺動体に対して移動して、全開状態になる。
クにより車体に対して回転し、その後、ドアのレールが
摺動体に対して移動して、全開状態になる。
「発明が解決しようとする問題点」
上記の構造においては、ドアの開作動の際にはドアを車
体に対して回転しその後にドアを車体に対して後方に移
動させており、一方、ドアの閉作動の際にはドアを車体
に対して前方に移動させその後にドアを車体に対して回
転させているので、ドアの前後方向の移動の際に移動距
離が長く操作力が増大する。
体に対して回転しその後にドアを車体に対して後方に移
動させており、一方、ドアの閉作動の際にはドアを車体
に対して前方に移動させその後にドアを車体に対して回
転させているので、ドアの前後方向の移動の際に移動距
離が長く操作力が増大する。
本発明の目的は、ドアの前後方向の移動の際に操作力を
軽減することができる車両用スライドドアの開閉構造を
提供することにある。
軽減することができる車両用スライドドアの開閉構造を
提供することにある。
「問題点を解決するための手段」
本発明は、車体に固定されたベース部と、ドアの前後方
向に固定されたレールと、該レールに摺動自在に配設さ
れており該レールと協働してドアを車体前後方向に移動
可能にするための摺動部材と、第1の垂直軸のまわりで
回転できるようにベース部に一端が枢着され第2の垂直
軸のまわりで回転できるように摺動部材に他端が枢着さ
れておりドアを車体に対して回転させる回転支持アーム
と、及びドアの回転の際にドアを前後方向に移動するド
ア移動機構と、を含み、前記ドア移動機構は、回転支持
アームに設けられており該回転支持アームの回転により
作動させられる駆動部材と、ドアに設けられて奢り前記
駆動部材により駆動させられてドアを前後方向に移動さ
せる被駆動部材と、を備えることを特徴とする。
向に固定されたレールと、該レールに摺動自在に配設さ
れており該レールと協働してドアを車体前後方向に移動
可能にするための摺動部材と、第1の垂直軸のまわりで
回転できるようにベース部に一端が枢着され第2の垂直
軸のまわりで回転できるように摺動部材に他端が枢着さ
れておりドアを車体に対して回転させる回転支持アーム
と、及びドアの回転の際にドアを前後方向に移動するド
ア移動機構と、を含み、前記ドア移動機構は、回転支持
アームに設けられており該回転支持アームの回転により
作動させられる駆動部材と、ドアに設けられて奢り前記
駆動部材により駆動させられてドアを前後方向に移動さ
せる被駆動部材と、を備えることを特徴とする。
「作 用」
本発明においては、ドア移動機構により、ドアの回転の
際にドアが前後方向に移動するように構成され、すなわ
ち、ドアの開作動の際には、ドアの回転とともにドアが
後方に移動させられるようになっており、一方、ドアの
閉作動の際には、ドアの回転とともにドアが前方に移動
させられるようになっている。このように、ドアの回転
の際にドアが前方又は後方に移動するので、ドアを前後
方向に移動させる際の移動距離が短くなる。
際にドアが前後方向に移動するように構成され、すなわ
ち、ドアの開作動の際には、ドアの回転とともにドアが
後方に移動させられるようになっており、一方、ドアの
閉作動の際には、ドアの回転とともにドアが前方に移動
させられるようになっている。このように、ドアの回転
の際にドアが前方又は後方に移動するので、ドアを前後
方向に移動させる際の移動距離が短くなる。
「実施例」
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する
。
。
第1A、IB、IC,ID図には、従来の車両用スライ
ドドアの開閉構造の作動が示され、第2A、2B、2C
,2D図には、本発明の実施例による車両用スライドド
アの開閉構造の作動が示されている。
ドドアの開閉構造の作動が示され、第2A、2B、2C
,2D図には、本発明の実施例による車両用スライドド
アの開閉構造の作動が示されている。
従来の開閉構造
まず、従来構造について説明すると、第1A図において
、車体(図示せず)にはベース部lOが固定され、該ベ
ース部10には第1の垂直シャフト12が固定されてい
る。一方、ドア14には、その前後方向にレール16が
固定され、該レール16には摺動部材18が摺動自在に
配設され、この摺動部材18は、レール16と協働して
ドア14を前後方向に移動可能にしている。更に、摺動
部材18には、第2の垂直シャフト20が固定されてい
る。前記ベース部12と摺動部材18とは、回転支持ア
ーム22により連結されており、すなわち、回転支持ア
ーム22は、その一端24がベース部10の第1の垂直
シャフト12に枢着され、その他端26が摺動部材18
の第2の垂直シャフト20に枢着されている。これによ
り、摺動部材18及びドア14は、ベース部10に対し
て回転できるようになっている。
、車体(図示せず)にはベース部lOが固定され、該ベ
ース部10には第1の垂直シャフト12が固定されてい
る。一方、ドア14には、その前後方向にレール16が
固定され、該レール16には摺動部材18が摺動自在に
配設され、この摺動部材18は、レール16と協働して
ドア14を前後方向に移動可能にしている。更に、摺動
部材18には、第2の垂直シャフト20が固定されてい
る。前記ベース部12と摺動部材18とは、回転支持ア
ーム22により連結されており、すなわち、回転支持ア
ーム22は、その一端24がベース部10の第1の垂直
シャフト12に枢着され、その他端26が摺動部材18
の第2の垂直シャフト20に枢着されている。これによ
り、摺動部材18及びドア14は、ベース部10に対し
て回転できるようになっている。
そして、第1A、IB、IC,ID図に基づいて従来構
造の作動を説明する。
造の作動を説明する。
第1A図においては、ドア14の全開状態が示され、第
1B図では、ドア14がベース部10に対して回転し、
第1C図では、ドア14のベース部10に対する回転が
終了している。従来構造においては、ドア14の回転の
際にドア14は摺動部材18に対して固定状態にあり、
第1A、IB。
1B図では、ドア14がベース部10に対して回転し、
第1C図では、ドア14のベース部10に対する回転が
終了している。従来構造においては、ドア14の回転の
際にドア14は摺動部材18に対して固定状態にあり、
第1A、IB。
IC図において、ドア14の先端28と摺動部材18の
先端30との間の距離11As1111、llcは等し
くなっており、すなわち、 11A:βIll”j!IC である。
先端30との間の距離11As1111、llcは等し
くなっており、すなわち、 11A:βIll”j!IC である。
従って、第1C図にふいて、ドア14を摺動部材18に
対して後方に移動させてドア14を第1D図の全開状態
にするときには、移動距離が長くなり操作力が増大する
。
対して後方に移動させてドア14を第1D図の全開状態
にするときには、移動距離が長くなり操作力が増大する
。
実施例の開閉構造
次に、本発明の実施例による構造について説明すると、
第2A図において、ドア14及び回転支持アーム22に
は、ドア移動機構(図示せず)が設けられ、このドア移
動機構は、ドア140回転の際に回転支持アーム22の
回転により作動させられてドア14を前方又は後方に移
動させるようにする。なお、ドア移動機構については後
で詳細に述べられる。
第2A図において、ドア14及び回転支持アーム22に
は、ドア移動機構(図示せず)が設けられ、このドア移
動機構は、ドア140回転の際に回転支持アーム22の
回転により作動させられてドア14を前方又は後方に移
動させるようにする。なお、ドア移動機構については後
で詳細に述べられる。
そして、第2A、2B、2C12D図に基づいて実施例
構造の作動を説明する。
構造の作動を説明する。
第2A図は、前記第1A図と同様の図であってドア14
の全閉状態を示し、第2B図では、ドア14がベース部
IOに対して回転している。このドア14の回転の際に
、ドア移動機構は、回転支持アーム22の回転により作
動させられてドア14を後方に移動させる。それゆえ、
第2B図での距離12.は第2A図での距離12Aより
も小さくなり、すなわち、 1□B<j!2A である。
の全閉状態を示し、第2B図では、ドア14がベース部
IOに対して回転している。このドア14の回転の際に
、ドア移動機構は、回転支持アーム22の回転により作
動させられてドア14を後方に移動させる。それゆえ、
第2B図での距離12.は第2A図での距離12Aより
も小さくなり、すなわち、 1□B<j!2A である。
第2C図においては、ドア14のベース部10に対する
回転が終了しており、ドア移動機構によりドア14は第
2B図の状態から更に移動させられている。それゆえ、
第2C図での距離i2cは第2B図での距離j2211
よりも小さくなり、すなわち、j!we< Ilxm
(< jLA)である。
回転が終了しており、ドア移動機構によりドア14は第
2B図の状態から更に移動させられている。それゆえ、
第2C図での距離i2cは第2B図での距離j2211
よりも小さくなり、すなわち、j!we< Ilxm
(< jLA)である。
従って、第2C図において、ドア14を摺動部材18に
対して後方に移動させて第2D図の全開状態にするとき
には、ドア14は、ある距離だけ既に後方に移動させら
れているので、ドア14の後方への移動距離が短くなり
、操作力が軽減される。
対して後方に移動させて第2D図の全開状態にするとき
には、ドア14は、ある距離だけ既に後方に移動させら
れているので、ドア14の後方への移動距離が短くなり
、操作力が軽減される。
以上のように、本発明の実施例による構造においては、
従来構造と比較して、ドア14の回転の際にドア移動機
構によりドア14が後方に移動させられるので、ドア1
4の後方への移動の際に移動距離が短くなる。なお、上
記の説明では、ドア14の開作動について説明したが、
ドア14の閉作動の際にも同様の作用を得ることができ
る。
従来構造と比較して、ドア14の回転の際にドア移動機
構によりドア14が後方に移動させられるので、ドア1
4の後方への移動の際に移動距離が短くなる。なお、上
記の説明では、ドア14の開作動について説明したが、
ドア14の閉作動の際にも同様の作用を得ることができ
る。
実施例の開閉構造の詳細
次に、第3図には、本発明の実施例による車両用スライ
ドドアの開閉構造が平面図にて詳細に示され、第4図に
は、回転支持アーム内の歯車列が斜視図にて示されて詣
り、以下、上述したドア移動機構について説明する。
ドドアの開閉構造が平面図にて詳細に示され、第4図に
は、回転支持アーム内の歯車列が斜視図にて示されて詣
り、以下、上述したドア移動機構について説明する。
ベース部10には第1の垂直シャフト12が固定され、
この第1の垂直シャフト12には、回転支持アーム22
の一端24が枢着され、すなわち、アーム22の上板3
2、下板34の一端36.38が枢着されている。摺動
部材18には第2の垂直シャフト20が固定され、この
第2の垂直シャフト20には、回転支持アーム22の他
端26が枢着され、すなわち、アーム22の上板32、
下板34の他端40,42が枢着されている。
この第1の垂直シャフト12には、回転支持アーム22
の一端24が枢着され、すなわち、アーム22の上板3
2、下板34の一端36.38が枢着されている。摺動
部材18には第2の垂直シャフト20が固定され、この
第2の垂直シャフト20には、回転支持アーム22の他
端26が枢着され、すなわち、アーム22の上板32、
下板34の他端40,42が枢着されている。
前記第1の垂直シャフト12には歯車44が固定され、
アーム22の上板32、下板34にはシャフト46の上
下端が取り付けられており、該シャフト46に枢着され
た歯車48は、前記歯車44に噛合している。また、第
2の垂直シャフト20には歯車50が枢着され、該歯車
50と同軸一体の歯車52は、アーム22の上板32、
下板34に取り付けられたシャフト54に枢着された歯
車56に噛合しており、この歯車56と同軸一体の歯車
58は、アーム22の上板32、下板34に取り付けら
れたシャフト60に枢着された歯車62に噛合している
。更に、アーム22のほぼ中間部の上板32、下板34
には、シャフト64が取り付けられ、該シャフト64に
は、回転バー66が枢着されており、この回転バー66
の一端の歯部68は、前記歯車48と同軸一体の歯車7
0に噛合し、また、回転バー66の他端の歯部72は、
前記歯車62と同軸一体の歯車74に噛合している。
アーム22の上板32、下板34にはシャフト46の上
下端が取り付けられており、該シャフト46に枢着され
た歯車48は、前記歯車44に噛合している。また、第
2の垂直シャフト20には歯車50が枢着され、該歯車
50と同軸一体の歯車52は、アーム22の上板32、
下板34に取り付けられたシャフト54に枢着された歯
車56に噛合しており、この歯車56と同軸一体の歯車
58は、アーム22の上板32、下板34に取り付けら
れたシャフト60に枢着された歯車62に噛合している
。更に、アーム22のほぼ中間部の上板32、下板34
には、シャフト64が取り付けられ、該シャフト64に
は、回転バー66が枢着されており、この回転バー66
の一端の歯部68は、前記歯車48と同軸一体の歯車7
0に噛合し、また、回転バー66の他端の歯部72は、
前記歯車62と同軸一体の歯車74に噛合している。
従って、ドア14の開作動のときに、回転支持アーム2
2が矢印方向に回転すると、歯車44が固定された状態
で、歯車48.70、回転バー66、歯車74.62.
58.56.52がそれぞれ矢印方向に回転して、最終
の歯車50が矢印方向に回転する。この歯車50には、
ドア14に取り付けられたラック80が噛合しているの
で、歯車50の矢印方向の回転により、ラック80及び
ドア14が後方に移動させられることとなる。
2が矢印方向に回転すると、歯車44が固定された状態
で、歯車48.70、回転バー66、歯車74.62.
58.56.52がそれぞれ矢印方向に回転して、最終
の歯車50が矢印方向に回転する。この歯車50には、
ドア14に取り付けられたラック80が噛合しているの
で、歯車50の矢印方向の回転により、ラック80及び
ドア14が後方に移動させられることとなる。
また、前記歯車62.74と同軸一体に歯車76が形成
されており、更に、第2の垂直シャフト20には、歯車
78が固定され、該歯車78は、前記歯車76に噛合し
ている。この歯車78及び76の構成により、ドア14
が回転するときに、摺動部材18、ラック80及びドア
14をベース部10に対して平行に保つことができる。
されており、更に、第2の垂直シャフト20には、歯車
78が固定され、該歯車78は、前記歯車76に噛合し
ている。この歯車78及び76の構成により、ドア14
が回転するときに、摺動部材18、ラック80及びドア
14をベース部10に対して平行に保つことができる。
すなわち、ドア14の開作動のときには、回転支持アー
ム22が矢印方向に回転され、歯車44が固定された状
態で、上述したように、歯車74.62が矢印方向に回
転する。このため、歯車74.62と同軸一体の歯車7
6が矢印方向に回転して、これに噛合している歯車78
は、矢印方向に回転する。この歯車78は、第2の垂直
シャフト20を介して摺動部材18に固定されているの
で、該歯車78の回転により、摺動部材18は、回転支
持アーム22に対して回転し、これにより、摺動部材1
8は、ベース部10に対して平行に保たれることとなる
。
ム22が矢印方向に回転され、歯車44が固定された状
態で、上述したように、歯車74.62が矢印方向に回
転する。このため、歯車74.62と同軸一体の歯車7
6が矢印方向に回転して、これに噛合している歯車78
は、矢印方向に回転する。この歯車78は、第2の垂直
シャフト20を介して摺動部材18に固定されているの
で、該歯車78の回転により、摺動部材18は、回転支
持アーム22に対して回転し、これにより、摺動部材1
8は、ベース部10に対して平行に保たれることとなる
。
摺動部材
次に、第5.6.7.8図には、それぞれ、摺動部材が
側面図、正面図、外観斜視図、一部破断斜視図にて示さ
れている。
側面図、正面図、外観斜視図、一部破断斜視図にて示さ
れている。
摺動部材18は、車体側に突設された水平方向の上部ロ
ーラ保持板82、及び下部ローラ保持板84を有し、上
部ローラ保持板82には、孔86.88が形成され、番
孔86.88には、ローラ90.92が配置され、軸9
4.96により軸支されている。同様にして、下部ロー
ラ保持板84には、孔98.100が形成され、番孔9
8.100には、ローラ102.104が配置され、軸
106.108により軸支されている。これらのローラ
90.92.102.104には、レール16が摺動自
在に配置されており、レール16の上部110は、ロー
ラ90.92により案内され、レール16の下部112
は、ローラ102.104により案内されている。レー
ル16の前端及び後端(図示せず)は、それぞれ、ドア
14の前部及び後部(図示せず)に固定されており、従
って、ドア14及びレール16は、ローラ90.92.
102.104により摺動部材18に対して前後方向に
摺動できるようになっている。なお、第5図において、
符号114は、ドア14の車体側に設けられており上部
及び下部ローラ保持板82.84、レール16を覆うカ
バーである。
ーラ保持板82、及び下部ローラ保持板84を有し、上
部ローラ保持板82には、孔86.88が形成され、番
孔86.88には、ローラ90.92が配置され、軸9
4.96により軸支されている。同様にして、下部ロー
ラ保持板84には、孔98.100が形成され、番孔9
8.100には、ローラ102.104が配置され、軸
106.108により軸支されている。これらのローラ
90.92.102.104には、レール16が摺動自
在に配置されており、レール16の上部110は、ロー
ラ90.92により案内され、レール16の下部112
は、ローラ102.104により案内されている。レー
ル16の前端及び後端(図示せず)は、それぞれ、ドア
14の前部及び後部(図示せず)に固定されており、従
って、ドア14及びレール16は、ローラ90.92.
102.104により摺動部材18に対して前後方向に
摺動できるようになっている。なお、第5図において、
符号114は、ドア14の車体側に設けられており上部
及び下部ローラ保持板82.84、レール16を覆うカ
バーである。
前記摺動部材18の下部のドア側には、ラック収納部1
16が形成され、該収納部116には、ラック80が前
後方向に移動可能に収納されている。ラック収納部11
6の一部には、前後方向の孔118が形成され、この孔
118から、前述した歯車50が突出してラック80と
噛合しており、それゆえ、歯車50の回転によりラック
80が収納部116内で前後方向に移動するようになっ
ている。
16が形成され、該収納部116には、ラック80が前
後方向に移動可能に収納されている。ラック収納部11
6の一部には、前後方向の孔118が形成され、この孔
118から、前述した歯車50が突出してラック80と
噛合しており、それゆえ、歯車50の回転によりラック
80が収納部116内で前後方向に移動するようになっ
ている。
ストッパ機構
次に、ドア14、ラック80、及び摺動部材18相互間
のストッパ機構について、第3.5.6.7.8図に基
づいて説明する。このストッパ機構は、ドア14の回転
のときには、ドア14とラック80とを固定状態にし、
かつ、ラック80を摺動部材18に対して移動可能状態
にして、歯車50の回転によりラック80及びドア14
が摺動部材18に対して前後方向に移動するのを許し、
一方、ドア14の前後方向の移動のときには、ラック8
0と摺動部材18とを固定状態にし、かつ、ドア14を
ラック80に対して移動可能状態にして、ドア14がラ
ック80及び摺動部材18に対して前後方向に移動する
のを許すように構成されている。
のストッパ機構について、第3.5.6.7.8図に基
づいて説明する。このストッパ機構は、ドア14の回転
のときには、ドア14とラック80とを固定状態にし、
かつ、ラック80を摺動部材18に対して移動可能状態
にして、歯車50の回転によりラック80及びドア14
が摺動部材18に対して前後方向に移動するのを許し、
一方、ドア14の前後方向の移動のときには、ラック8
0と摺動部材18とを固定状態にし、かつ、ドア14を
ラック80に対して移動可能状態にして、ドア14がラ
ック80及び摺動部材18に対して前後方向に移動する
のを許すように構成されている。
ラック80の後端120は、ドア14の車体側の後部に
形成されたストッパ部122により規制され、ラック8
0の前部の切欠部124には、ドア14の前部に配置さ
れた係止体126が係合している。この係止体126は
、第9図に拡大して斜視図にて示されており、係止体1
26は、2つのボルト128.130によりドア14に
取り付けられ、ボルト128.130と係止体126と
の間に配置されたスプリング132.134により矢印
方向すなわち車体側に付勢されている。係止体126は
、車体側に突設された水平方向の係止部136及び被押
圧部138を有し、係止部136は、ラック80の前部
の切欠部124に係合してラック80の前部を規制する
ようにし、また、被押圧部138は、後述する制御レバ
ーの押圧部により押圧される部分である。
形成されたストッパ部122により規制され、ラック8
0の前部の切欠部124には、ドア14の前部に配置さ
れた係止体126が係合している。この係止体126は
、第9図に拡大して斜視図にて示されており、係止体1
26は、2つのボルト128.130によりドア14に
取り付けられ、ボルト128.130と係止体126と
の間に配置されたスプリング132.134により矢印
方向すなわち車体側に付勢されている。係止体126は
、車体側に突設された水平方向の係止部136及び被押
圧部138を有し、係止部136は、ラック80の前部
の切欠部124に係合してラック80の前部を規制する
ようにし、また、被押圧部138は、後述する制御レバ
ーの押圧部により押圧される部分である。
前記係止体126を押圧し、及び、ラック80に係合す
るために、摺動体18には、制御レバー140が設けら
れており、この制御レバー140は、第10図に拡大し
て斜視図にて示されている。
るために、摺動体18には、制御レバー140が設けら
れており、この制御レバー140は、第10図に拡大し
て斜視図にて示されている。
摺動部材18の水平板142には、垂直シャフト144
が設けられ、この垂直シャフト144に、制御レバー1
40の基部146が軸支されている。
が設けられ、この垂直シャフト144に、制御レバー1
40の基部146が軸支されている。
基部146から前方に腕部148が伸びており、該腕部
148の先端には、ドア側に向かう押圧部150及びラ
ック係合部152が形成されている。
148の先端には、ドア側に向かう押圧部150及びラ
ック係合部152が形成されている。
押圧部150は、係止体126の被押圧部138を押圧
するように構成され、また、ラック係合部152は、ラ
ック80と係合して摺動部材18とラック80とを固定
状態にするように構成されている。
するように構成され、また、ラック係合部152は、ラ
ック80と係合して摺動部材18とラック80とを固定
状態にするように構成されている。
制御レバー140の基部146から、ドア側に突出部1
54が形成され、更に、ドア14の車体側には、前後方
向にガイド部156が形成されており、ドア14及びガ
イド部156の前後方向の移動により、ガイド部156
は、前記突出部154に係合し又は突出部154との係
合を解除して制御レバー140を回転させるようになっ
ている。
54が形成され、更に、ドア14の車体側には、前後方
向にガイド部156が形成されており、ドア14及びガ
イド部156の前後方向の移動により、ガイド部156
は、前記突出部154に係合し又は突出部154との係
合を解除して制御レバー140を回転させるようになっ
ている。
また、制御レバー140は、スプリング(図示せず)に
よりドア側に付勢され、このスプリングの付勢力は、前
記係止体126のスプリング132.134の付勢力よ
りも大であるように設定されており、制御レバー140
の押圧部150が係止体126の被押圧部138と整合
したときに、押圧部150が被押圧部138を押圧する
ようになっている。
よりドア側に付勢され、このスプリングの付勢力は、前
記係止体126のスプリング132.134の付勢力よ
りも大であるように設定されており、制御レバー140
の押圧部150が係止体126の被押圧部138と整合
したときに、押圧部150が被押圧部138を押圧する
ようになっている。
ストッパ機構の作動
次に、第11A、11B、I IC図に基づいて、スト
ッパ機構の作動について説明する。なお、第11A、1
1B、I IC図は、それぞれ、前記第2A、2C,2
D図に対応している。また、第11A、IIB、I I
C図においては、係止体126の係止部136は示され
ているが、被押圧部138は示されておらず、及び、制
御レバー140のラック係合部152及び突出部154
は示されているが、押圧部150は示されていないこと
に注意されたい。
ッパ機構の作動について説明する。なお、第11A、1
1B、I IC図は、それぞれ、前記第2A、2C,2
D図に対応している。また、第11A、IIB、I I
C図においては、係止体126の係止部136は示され
ているが、被押圧部138は示されておらず、及び、制
御レバー140のラック係合部152及び突出部154
は示されているが、押圧部150は示されていないこと
に注意されたい。
第11A図において、ドア14は、全閉状態にあり、ド
ア14のガイド部156は、制御レバー140の突出部
154に係合して、制御レバー140をスプリングの付
勢力に抗して車体側に回転させている。このため、制御
レバー140のラック係合部152は、ラック80と係
合することがなく、ラック80は、摺動部材18に対し
て後方に移動することができる。
ア14のガイド部156は、制御レバー140の突出部
154に係合して、制御レバー140をスプリングの付
勢力に抗して車体側に回転させている。このため、制御
レバー140のラック係合部152は、ラック80と係
合することがなく、ラック80は、摺動部材18に対し
て後方に移動することができる。
また、係止体126の係止部136は、スプリング13
2.134の付勢力により矢印方向すなわち車体側に付
勢されているので、該係止部136は、ラック80の前
部の切欠部124に係合してラック80の前部を規制し
ている。更に、ラック80の後端120は、ドア14の
車体側の後部に形成されたストッパ部122により規制
されている。それゆえ、ラック80とドア14とは、一
体・ とじて摺動部材18に対して後方に移動するこ
とができる。
2.134の付勢力により矢印方向すなわち車体側に付
勢されているので、該係止部136は、ラック80の前
部の切欠部124に係合してラック80の前部を規制し
ている。更に、ラック80の後端120は、ドア14の
車体側の後部に形成されたストッパ部122により規制
されている。それゆえ、ラック80とドア14とは、一
体・ とじて摺動部材18に対して後方に移動するこ
とができる。
従って、ドア14が第11A図の全閉状態から回転する
と、前述したドア移動機構により歯車50が矢印方向に
回転し、該歯車50に噛合しているラック80、及び、
ラック80に固定状態にあるドア14は、一体として摺
動部材18に対して後方に移動させられることとなる。
と、前述したドア移動機構により歯車50が矢印方向に
回転し、該歯車50に噛合しているラック80、及び、
ラック80に固定状態にあるドア14は、一体として摺
動部材18に対して後方に移動させられることとなる。
第11B図において、ドア14のベース部10に対する
回転が終了しており、ドア移動機構により、ラック80
及びドア14は、摺動部材18に対して後方に移動し終
わっている。この第11B図においては、ドア14のガ
イド部156は、制御レバー140の突出部154との
係合が解除される。
回転が終了しており、ドア移動機構により、ラック80
及びドア14は、摺動部材18に対して後方に移動し終
わっている。この第11B図においては、ドア14のガ
イド部156は、制御レバー140の突出部154との
係合が解除される。
また、制御レバー140の押圧部150は、係止体12
6の被押圧部138と整合している。ここで、前述した
ように、制御レバー140のスプリングの付勢力は、係
止体126のスプリング132.134の付勢力よりも
大であるように設定されているので、制御レバー140
はドア側に回転して、該制御レバー140の押圧部15
0は、係止体126の被押圧部138を押圧する。この
ため、係止体126の係止部 136は、ラック80の
前部の切欠部124との係合が解除され、ドア14の前
部は、規制されなくなってラック80に対して後方に移
動できる状態である。
6の被押圧部138と整合している。ここで、前述した
ように、制御レバー140のスプリングの付勢力は、係
止体126のスプリング132.134の付勢力よりも
大であるように設定されているので、制御レバー140
はドア側に回転して、該制御レバー140の押圧部15
0は、係止体126の被押圧部138を押圧する。この
ため、係止体126の係止部 136は、ラック80の
前部の切欠部124との係合が解除され、ドア14の前
部は、規制されなくなってラック80に対して後方に移
動できる状態である。
また、制御レバー140のドア側への回転により、制御
レバー140のラック係合部152は、ラック80と係
合して、摺動部材18とラック80とは固定状態になる
。このため、ドア14がラック80に対して後方に移動
するときに、ラック80は摺動部材18とともに静止状
態になる。
レバー140のラック係合部152は、ラック80と係
合して、摺動部材18とラック80とは固定状態になる
。このため、ドア14がラック80に対して後方に移動
するときに、ラック80は摺動部材18とともに静止状
態になる。
従って、第11B図の状態では、摺動部材18とラック
80とは固定状態であり、ドア14はラック80に対し
て移動可能状態であるので、ドア14は、ラック80に
対して後方に移動することができる。
80とは固定状態であり、ドア14はラック80に対し
て移動可能状態であるので、ドア14は、ラック80に
対して後方に移動することができる。
そして、このドア14の後方への移動が終了すると、第
11C図の状態になり、第11C図は、ドア14の全開
状態を示している。
11C図の状態になり、第11C図は、ドア14の全開
状態を示している。
上記の開作動とは逆に、閉作動について説明すると、ま
ず第11C図の全開状態からドア14がラック80に対
して前方に移動して第11B図の状態になる。この第1
1B図において、ドア14がわずかに前方に移動すると
、ドア14のガイド部156は制御レバー140の突出
部154と係合するので、制御レバー140は車体側に
回転する。このため、係止体126は、スプリング13
2.134の付勢力により車体側に移動し、その係止部
136がラック80の前部の切欠部124に係合するの
で、ドア14の前部が規制され、ラック80とドア14
とは固定状態になる。また、制御レバー140のラック
係合部152は、ラック80との係合が解除されるので
、ラック80は、摺動部材18に対して前方に移動でき
る状態になる。そして、ドア14を回転させると、ドア
移動機構により歯車50が回転し、ラック80及びドア
14は、一体として摺動部材18に対して前方に移動さ
せられることとなり、第11A図の全開状態になる。
ず第11C図の全開状態からドア14がラック80に対
して前方に移動して第11B図の状態になる。この第1
1B図において、ドア14がわずかに前方に移動すると
、ドア14のガイド部156は制御レバー140の突出
部154と係合するので、制御レバー140は車体側に
回転する。このため、係止体126は、スプリング13
2.134の付勢力により車体側に移動し、その係止部
136がラック80の前部の切欠部124に係合するの
で、ドア14の前部が規制され、ラック80とドア14
とは固定状態になる。また、制御レバー140のラック
係合部152は、ラック80との係合が解除されるので
、ラック80は、摺動部材18に対して前方に移動でき
る状態になる。そして、ドア14を回転させると、ドア
移動機構により歯車50が回転し、ラック80及びドア
14は、一体として摺動部材18に対して前方に移動さ
せられることとなり、第11A図の全開状態になる。
以上のように、本発明の実施例による車両用スライドド
アの開閉構造によれば、ドア移動機構及びストッパ機構
により、ドア14の回転の際に、ドア14及びラック8
0は、摺動部材18に対して前方又は後方に移動させら
れるので、ドア14の前後方向への移動の際に、ドア1
4がラック80及び摺動部材18に対して移動する移動
距離が短くなり、操作力が軽減される。
アの開閉構造によれば、ドア移動機構及びストッパ機構
により、ドア14の回転の際に、ドア14及びラック8
0は、摺動部材18に対して前方又は後方に移動させら
れるので、ドア14の前後方向への移動の際に、ドア1
4がラック80及び摺動部材18に対して移動する移動
距離が短くなり、操作力が軽減される。
更に、実施例の構造においては、単一の回転支持アーム
22を用いているが、歯車76.78の構成により、ド
ア14の回転の際に、ドア14は回転支持アーム22に
対して回転させられるので、ドア14はベース部10に
対して平行に保たれる。
22を用いているが、歯車76.78の構成により、ド
ア14の回転の際に、ドア14は回転支持アーム22に
対して回転させられるので、ドア14はベース部10に
対して平行に保たれる。
他の実施例の開閉構造
次に、第12図には、本発明の他の実施例による車両用
スライドドアの開閉構造が示されている。
スライドドアの開閉構造が示されている。
第12図において、車体側のベース部158には、垂直
シャフト160.162が固定され、ドア側の摺動部材
164には、垂直シャフト166.168が固定されて
いる。ベース部158と摺動部材164とは、回転支持
アーム170.172により連結されており、すなわち
、回転支持アーム170は、その一端174が垂直シャ
フト160に枢着されその他端176が垂直シャフト1
66に枢着され、同様にして、回転支持アーム172は
、その一端178が垂直シャフト162に枢着されその
他端180が垂直シャフト168に枢着されている。こ
のようにして、ベース部158、両回転支持アーム17
0.172、及び摺動部材164により平行リンク機構
が形成されることとなり、該平行リンク機構により、摺
動部材164は、ベース部158に対して平行な状態に
て、ベース部158に対して回転することができる。
シャフト160.162が固定され、ドア側の摺動部材
164には、垂直シャフト166.168が固定されて
いる。ベース部158と摺動部材164とは、回転支持
アーム170.172により連結されており、すなわち
、回転支持アーム170は、その一端174が垂直シャ
フト160に枢着されその他端176が垂直シャフト1
66に枢着され、同様にして、回転支持アーム172は
、その一端178が垂直シャフト162に枢着されその
他端180が垂直シャフト168に枢着されている。こ
のようにして、ベース部158、両回転支持アーム17
0.172、及び摺動部材164により平行リンク機構
が形成されることとなり、該平行リンク機構により、摺
動部材164は、ベース部158に対して平行な状態に
て、ベース部158に対して回転することができる。
なお、摺動部材164には、前述したのと同様のローラ
及びレール機構を介して、ドア182が設けられており
、このローラ及びレール機構により、ドア182は、摺
動部材164に対して前後方向に移動できるようになっ
ている。
及びレール機構を介して、ドア182が設けられており
、このローラ及びレール機構により、ドア182は、摺
動部材164に対して前後方向に移動できるようになっ
ている。
次に、ドア182の回転の際に回転支持アーム170.
172の回転により作動させられてドア182を前方又
は後方に移動させるためのドア移動機構について説明す
る。
172の回転により作動させられてドア182を前方又
は後方に移動させるためのドア移動機構について説明す
る。
前記摺動部材164に固定された垂直シャフト168に
は、歯車184が固定されており、また、摺動部材16
4にはシャフト186が取り付けられ、該シャフト18
6に枢着された歯車188は、前記歯車184に噛合し
ている。この歯車188と同軸一体に歯車190が形成
されており、また、摺動部材164にはシャフト192
が取り付けられ、該シハヤフト192に枢着された歯車
194は、前記歯車190に噛合している。この歯車1
94と同軸一体の歯車196は、ドア182に配置され
たラック198と噛合している。
は、歯車184が固定されており、また、摺動部材16
4にはシャフト186が取り付けられ、該シャフト18
6に枢着された歯車188は、前記歯車184に噛合し
ている。この歯車188と同軸一体に歯車190が形成
されており、また、摺動部材164にはシャフト192
が取り付けられ、該シハヤフト192に枢着された歯車
194は、前記歯車190に噛合している。この歯車1
94と同軸一体の歯車196は、ドア182に配置され
たラック198と噛合している。
従って、ドア182の開作動のときに、回転支持アーム
170.172が回転すると、歯車184が固定された
状態で、歯車188.190.194.196がそれぞ
れ矢印方向に回転する。最終の歯車196は、ラック1
98に噛合しているので、該歯車196の矢印方向の回
転により、ラック198、及びドア182が後方に移動
させられることとなる。
170.172が回転すると、歯車184が固定された
状態で、歯車188.190.194.196がそれぞ
れ矢印方向に回転する。最終の歯車196は、ラック1
98に噛合しているので、該歯車196の矢印方向の回
転により、ラック198、及びドア182が後方に移動
させられることとなる。
なお、この第12図の構造においても、前述したのと同
様のストッパ機構が設けられている。それゆえ、ドア1
82の開作動のときに、ドア182とラック198とが
固定状態にされ、かつ、ラック198が摺動部材164
に対して移動可能状態にされて、歯車196の回転によ
りドア182及びラック198が摺動部材164に対し
て後方に移動するのを許され、一方、ドア182の後方
の移動のときに、ラック198と摺動部材164とが固
定状態にされ、かつ、ドア182がラック198に対し
て移動可能状態にされて、ドア182がラック198及
び摺動部材164に対して後方に移動するのを許されて
いる。
様のストッパ機構が設けられている。それゆえ、ドア1
82の開作動のときに、ドア182とラック198とが
固定状態にされ、かつ、ラック198が摺動部材164
に対して移動可能状態にされて、歯車196の回転によ
りドア182及びラック198が摺動部材164に対し
て後方に移動するのを許され、一方、ドア182の後方
の移動のときに、ラック198と摺動部材164とが固
定状態にされ、かつ、ドア182がラック198に対し
て移動可能状態にされて、ドア182がラック198及
び摺動部材164に対して後方に移動するのを許されて
いる。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明によれば、ドア移動機構に
よりドアの回転の際にドアが前方又は後方に移動させら
れるようになっているので、ドアの前後方向の移動の際
には移呻距離が短くなり、それゆえ、操作力を軽減する
ことができる。
よりドアの回転の際にドアが前方又は後方に移動させら
れるようになっているので、ドアの前後方向の移動の際
には移呻距離が短くなり、それゆえ、操作力を軽減する
ことができる。
第1A、IB、IC,ID図は、従来の車両用スライド
ドアの開閉構造の作動を示す図、第2A、2B、2C,
2D図は、本発明の実施例による車両用スライドドアの
開閉構造の作動を示す図、 第3図は、本発明の実施例による車両用スライドドアの
開閉構造を詳細に示す平面図、第4図は、回転支持アー
ム内の歯車列を示す斜視図、 第5.6.7.8図は、それぞれ、摺動部材の側面図、
正面図、外観斜視図、一部破断斜視図、第9図は、係止
体の外観斜視図、 第10図は、制御レバーの外観斜視図、第11A、II
B、110図は、ストッパ機構の作動を示す図、及び 第12図は、本発明の他の実施例による車両用スライド
ドアの開閉構造の平面図である。 10・・・ベース部、 12・・・第1の垂直シャフト、 14・ ・・ドア、 16・・・レール、 18・・・摺動部材、 20・・・第2の垂直シャフト、 22・・・回転支持アーム、 24・・・回転支持アームの一端、 26・・・回転支持アームの他端、 50・・・歯車、 80・・・ラック、 90.92.102.104・ ・・ローラ、110・
・・レールの上部、 112・・・レールの下部、 116・・・ラック収納部、 120・・・ラックの後端、 122・・・ストッパ部、 124・・・切欠部、 126・・・係止体、 140・・・制御レバー、 158・・・ベース部、 160.162・・・垂直シャフト、 164・・・摺動部材、 166.168・・・垂直シャフト、 170.172・・・回転支持アーム、174.178
・・・回転支持アームの一端、176.180・・・回
転支持アームの他端、182・・・ドア、 196・・・歯車、 198・・・ラック。 第6図 第7図 第9図 第10図
ドアの開閉構造の作動を示す図、第2A、2B、2C,
2D図は、本発明の実施例による車両用スライドドアの
開閉構造の作動を示す図、 第3図は、本発明の実施例による車両用スライドドアの
開閉構造を詳細に示す平面図、第4図は、回転支持アー
ム内の歯車列を示す斜視図、 第5.6.7.8図は、それぞれ、摺動部材の側面図、
正面図、外観斜視図、一部破断斜視図、第9図は、係止
体の外観斜視図、 第10図は、制御レバーの外観斜視図、第11A、II
B、110図は、ストッパ機構の作動を示す図、及び 第12図は、本発明の他の実施例による車両用スライド
ドアの開閉構造の平面図である。 10・・・ベース部、 12・・・第1の垂直シャフト、 14・ ・・ドア、 16・・・レール、 18・・・摺動部材、 20・・・第2の垂直シャフト、 22・・・回転支持アーム、 24・・・回転支持アームの一端、 26・・・回転支持アームの他端、 50・・・歯車、 80・・・ラック、 90.92.102.104・ ・・ローラ、110・
・・レールの上部、 112・・・レールの下部、 116・・・ラック収納部、 120・・・ラックの後端、 122・・・ストッパ部、 124・・・切欠部、 126・・・係止体、 140・・・制御レバー、 158・・・ベース部、 160.162・・・垂直シャフト、 164・・・摺動部材、 166.168・・・垂直シャフト、 170.172・・・回転支持アーム、174.178
・・・回転支持アームの一端、176.180・・・回
転支持アームの他端、182・・・ドア、 196・・・歯車、 198・・・ラック。 第6図 第7図 第9図 第10図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車両に固定されたベース部と、 ドアの前後方向に固定されたレールと、 該レールに摺動自在に配設されており該レールと協働し
てドアを車体前後方向に移動可能にするための摺動部材
と、 第1の垂直軸のまわりで回転できるようにベース部に一
端が枢着され第2の垂直軸のまわりで回転できるように
摺動部材に他端が枢着されておりドアを車体に対して回
転させる回転支持アームと、及び ドアの回転の際にドアを前後方向に移動するドア移動機
構と、 を含み、前記ドア移動機構は、 回転支持アームに設けられており該回転支持アームの回
転により作動させられる駆動部材と、ドアに設けられて
おり前記駆動部材により駆動させられてドアを前後方向
に移動させる被駆動部材と、 を備えることを特徴とする車両用スライドドアの開閉構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13876487A JPS63305024A (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 | 車両用スライドドアの開閉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13876487A JPS63305024A (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 | 車両用スライドドアの開閉構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63305024A true JPS63305024A (ja) | 1988-12-13 |
Family
ID=15229642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13876487A Pending JPS63305024A (ja) | 1987-06-02 | 1987-06-02 | 車両用スライドドアの開閉構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63305024A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4945677A (en) * | 1988-05-11 | 1990-08-07 | Gebr. Bode & Co. Gmbh | Swinging and sliding door for a vehicle, especially a motor vehicle |
FR2703005A1 (fr) * | 1993-03-26 | 1994-09-30 | Renault | Dispositif d'articulation d'un hayon sur un élément de carrosserie. |
FR2717143A1 (fr) * | 1994-03-11 | 1995-09-15 | Renault | Dispositif d'articulation d'un hayon arrière de véhicule automobile comportant des moyens perfectionnés d'équilibrage. |
CN105059094A (zh) * | 2015-08-04 | 2015-11-18 | 北京汽车研究总院有限公司 | 一种车门结构及汽车 |
-
1987
- 1987-06-02 JP JP13876487A patent/JPS63305024A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4945677A (en) * | 1988-05-11 | 1990-08-07 | Gebr. Bode & Co. Gmbh | Swinging and sliding door for a vehicle, especially a motor vehicle |
FR2703005A1 (fr) * | 1993-03-26 | 1994-09-30 | Renault | Dispositif d'articulation d'un hayon sur un élément de carrosserie. |
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CN105059094A (zh) * | 2015-08-04 | 2015-11-18 | 北京汽车研究总院有限公司 | 一种车门结构及汽车 |
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