[go: up one dir, main page]

JPS63295247A - ラツプアラウンドケ−ス - Google Patents

ラツプアラウンドケ−ス

Info

Publication number
JPS63295247A
JPS63295247A JP62132592A JP13259287A JPS63295247A JP S63295247 A JPS63295247 A JP S63295247A JP 62132592 A JP62132592 A JP 62132592A JP 13259287 A JP13259287 A JP 13259287A JP S63295247 A JPS63295247 A JP S63295247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated
meandering
case
plane
rows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62132592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0788084B2 (ja
Inventor
Hiroo Ichikawa
博夫 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIBU HIYATSUKATEN KK
Tomoku KK
Original Assignee
SEIBU HIYATSUKATEN KK
Tomoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEIBU HIYATSUKATEN KK, Tomoku KK filed Critical SEIBU HIYATSUKATEN KK
Priority to JP62132592A priority Critical patent/JPH0788084B2/ja
Publication of JPS63295247A publication Critical patent/JPS63295247A/ja
Publication of JPH0788084B2 publication Critical patent/JPH0788084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコルゲート芯体に平板ライナー材を接着して構
成した複合コルゲート体を用いて製函してなるラップア
ラウンドケースに関するものである。
(従来の技術) 従来の複合コルゲート体としては、シート材に垂直方向
の山部と谷部とを交互に施して形成したコルゲート条列
を平面直線状に多数配列して]ルゲート芯体を形成し、
このコルゲート芯体の片面に平板ライナーを接着した片
面ダンボールまたはコルゲート芯体の両面に平板ライナ
ーを接着した両面ダンボールが公知となっている。
片面ダンボールと両面ダンボールとを比較した場合、コ
スト的には片面ダンボールの方が断然右利であることか
ら、片面ダンボールを用いてラップアラウンドケースを
作成することが考えられる。
そして、この片面ダンボール1を用いて第11図(B)
に示すようなラップアラウンドケース5を製函しようと
するには、通常、第11図(A>に示すようにコルゲー
ト条列2−2を長手方向に配向して所定の寸法に裁断す
るとともに罫線を付設し、自vJ製函機に供給して製函
する。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の片面ダンボールでは、第11図(
A>のコルゲート条列2に直交するχ方向、即ちダンボ
ールの横目方向における面内圧縮強度が極めて低いもの
となってしまう。従って、例えば第11図(C)のよう
に、コルゲート条列2をケースの長手方向に沿って配列
してラップアラウンドケースを形成した場合には、その
上方からの荷重に対して橿めて弱いケースとなるため、
通常は第11図(△)のように裁断して同図([3)の
ように製函しなければならず、片面ダンボールのta断
方向が限定されることになっていた。更に、これとは別
に第11図(B)のようにラップアラウンドケースを製
函した場合、これを縦にしてχ方向に積み重ねると載荷
荷重に対して極めて弱いケースとなるため、載荷方向に
制限を受けると言った問題があった。
また、従来の片面ダンボールでは、第10図のχ方向に
直交する垂直面方向の面外曲げ強度も極めて低く曲がり
やすいため、第11図(B)におけるχ方向の寸法を所
定のらのより延長したラップアラウンドケースを作成す
ることは実用土出来なかった。
そして、上記のように面内圧縮強度及び面外曲げ強度が
低いため、従来のラップアラウンドケースでは、その開
口部におけるフラップ片(IV>(V)が湾曲したり、
折れ曲がったりして破損しやすくなる。
更に、従来の片面ダンボールでは面外圧縮強度が低いた
め、ケース各面の充分な暖衝性が得られず、その結果と
して、比較的重い内容物を収納運搬するケースとして或
いは比較的大型なラップアラウンドケースとしては全く
不向きであった。
また、従来の片面ダンボール1においては、コルゲート
条列2−2と平板ライナー4との接合部がコルゲート条
列2−2の山部に沿った平行線状となるため、この片面
ダンボールの罫線付は部が上記平行線状部と合致する場
合はその部分に沿って折れ曲げ易いが、その他の罫線付
は部が上記平行線状部に対してずれた場合には罫線に沿
った正確な折曲が困難であった。
即ち、従来の片面ダンボールにおいては、コルゲート条
列の縦目方向くy方向)の罫線付は部の正確な折曲を困
難とし、その製函加工時にケースの司法精度が著しく損
われるため、罫線部の周辺に対応する部位のみを両面ラ
イナー貼つとするかまたは二重中芯として補強を行なう
等、高コストな構造となっていた。
また、従来の片面ダンボールは反り変形が発生し易く、
平板ライナー面に縞状溝ができて印刷適性が劣り、特に
PoSバー等の精密印刷に不適当であった。
また、第11図(A)からも明らかなように、ラップア
ラウンドケースを形成するための片面ダンボールの展開
状シートは、コルゲート条列方向が長手方向となるよう
に裁断しなければならないため、端切れが発生しやすく
、裁断効率が低下すると言った問題が指摘されていた。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は面内圧縮強度、面外曲げ強度及び面外圧縮強
度の全てにおいて充分な強度を有し、これ故コルゲート
条列の配列方向に拘束されることなくコルゲート条列の
任意の方向で裁断して製函することができ、しかも如何
なる方向の載荷荷重に対しても大きな強度を有し、細長
い函状体とすることができ、罫線付は部の正確な寸法開
度が得られ、印刷適正に優れ、裁断効率を向上さけるこ
とができるラップアラウンドケースを提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明に係るラップアラウ
ンドケースでは、シート材に垂直方向の山部と谷部とを
交互に施してコルゲート条列を形成するどともに該コル
ゲート条列を平面波形に蛇行させて該コルゲート条列の
各々の断面波の振幅率1」/L(L:波長、 I−1:
振幅)を0.2以上とし、平面形状における該コルゲー
ト条列間の蛇行重合率D/L (D :平面蛇行波の振
幅)を0.5以−ヒとし、更に平面形状における該コル
ゲート条列の各々の蛇行率D/N (N :平面蛇行波
の波長)を0.15以上としてコルゲート芯体を形成し
、該コルゲート芯体の少なくとも片面に平板ライナーを
接着して強化複合コルゲート体を形成し、該複合コルゲ
ート体にラップアラウンドケース形成用の罫線を付け、
該複合コルゲート体を該罫線に沿って製函してなるので
ある。
(実施例) 以下に本発明の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。
第1図は本発明に係るラップアラウンドケースを構成す
る片面強化複合コルゲート休1oの一例を示し、これは
コルゲート芯体11と平板ライナー12とから構成され
ている。このコルゲート芯体11は垂直方向に山部Mと
谷部Vとを施したものをχ方向に交互に施して形成した
コルゲート条列13を平面的にy方向に波形に蛇行させ
、これらコルゲート条列相互を平行としている。そして
、平板ライナー12はこのコルゲート条列13の山部M
にa3いてコルゲート条列13と一体的に接着されてい
る。
このコルゲート芯体11のコルゲート条列13の形状は
、第1図における振幅率H/ L 、蛇行重合率D/L
及び蛇行率D/Nによって規定される。
ここで振幅率)−1/Lとはコルゲート条列13を第1
図におけるχ方向の垂直面で切断した断面波の振幅1」
と波長りとの関係を示し、第2図(A)〜(F)には1
」を一定にしてLを種々変えた場合の振幅率を示してい
る。この図から明らかなように、振幅率が大きくなるに
つれて断面波は、その底面との間になす角θが徐々に大
きくなって立上がり、その結果断面波の頂点から垂直下
方に加えられる面外圧縮力に対する強度は角度θに比例
して増大すると言うことができる。そして、l−1/ 
Lが余りにも小さい時には面外圧縮強度が小さいだけで
なく、当然のことながら隣接するコルゲート条列間の間
隔が大きくなり、所定面積のコルゲート芯体に含まれる
コルゲート条列の数も少なくなる。従って、実用範囲と
してはH/ L≧0.2とすることである。
蛇行重合率D / 、Lは第1図及び第3図に示されて
いるように、]ルゲート条列を平面的に見た場合におt
ノる各コルゲート条の振幅りと上記断面波の波良りとの
関係を示している。
ここで、コルゲート条の平面波の振幅り及び波長Nを一
定にして断面波の波長りを順次変えた場合の隣接するコ
ルゲート条列13a、13bと平板ライナー12の接合
状態について、第3図(A)〜(E)を参照にして説明
する。これらの図<A)〜(E)はコルゲート条列を平
面的に示し、χ方向に隣接するコルゲート条列13a、
13bの頂部M11M2が実線で蛇行状に示され、この
間に両条列の谷底部■が点線で示され、S2は谷底部■
の上側接線、S3は谷底部■の中央横断線、Bは片面強
化複合コルゲート体10の底面を示している。
第3図(A)におけるD/L−0,4のとき、S、線に
沿った断面位置では、第3図(A1)に示すようにコル
ゲート条13aは頂部のみがコルゲート条の波長Nと等
間隔で平板ライナー12に接合しており、その全体は複
合コルゲート体の底面Bから浮き上がった状態となって
いる。一方、32線に沿った断面位置では第3図(A2
)に示すように、コルゲート条13aは谷底部Vが波長
Nと等間隔で複合コルゲート体の底面Bと同レベルにあ
るが、その全体は平板ライナー12から分離している。
また、S3に沿った断面位置では、第3図(A3)に示
すように両コルゲート条13a、13bの中央部は波長
Nの1/2の間隔で複合コルゲート体の底面Bと同レベ
ルにあるが、その全体は上記Sz線に沿った断面位置の
場合と同様に平板ライナー12から大きく分離している
このようにD/L−0,4のときにはχ方向ど直交する
任意の位置においてy方向に切断すると、その切断位置
におけるコルゲート条は複合口ルゲ−ト体の底面Bから
浮上しているか或いは平板ライナー12から分離してい
る。このような状態はD/L<0.5の場合に常時発生
ずる。
叩も、D/L<0.5の片面強化複合コルグー1一体の
断面(A1)、(A2 )、(A3 )をトラス構造と
して見た場合、トラスのウェッブに相当する部分が複合
コルゲート体の肉厚全体(T)に延長する個所がないた
め、χ方向に直交する垂直面方向の曲げ強度が低い第1
のトラス構造となっている。
次に、D/L=0.5のときは、第3図([3)に示す
よう、S、線と82線とは重複し、この線S4,82に
沿った断面位置では、第3図([31)に示すように、
コルゲート条13aは波長Nと等間隔で平板ライナー1
2に接合するとともに複合コルゲート体10の底面と同
レベルになっている。
このように、D/L=0.5の場合には、D/L=0.
4の場合、その他D/L<0.5の場合と比較し、S、
・5211に沿った断面部をトラス構造として見た場合
、トラスのウェッブが複合コルゲート体の肉厚全体に延
長しているため、D/しく0.5の場合と構造自体が質
的に異なった第2のトラスM4.iに移行したことにな
り、全体としてy方向の面外曲げ強度が顕著に増大する
と言うことができる。すなわち、第2のトラス構造では
、トラスのウエツ1の傾斜角が急になりかつウェッブ材
(傾斜するコルゲート体の線分)とフランジ材(水平な
平板ライナー)で構成する三角トラス単位の数が急に多
くなっている。
そして、上記第2のトラス構造の賀を変えず更に強化し
たものとして、D/Lが0.5を越えて例えばD/L=
0.8となるように形成したものがあり、第3図くC1
)及び(C2)から明らかなように、S、線と82線と
の間では断面y方向の単位長さについて見ると、コルゲ
ート条13aが平板ライナー12に接合する個所及び複
合コルゲート体の底面と同レベルになる個所が増え、ト
ラスの構成密度が更に高まり、このSI線と82線の間
、同じくS′1線とS=p線の間における面外曲げ強度
が増大する。しかし、Si線〜S′1線の間の区間(こ
れらの線上を含まない)では、83線に沿った断面位置
を示す第3図(C3)から明らかなように、これらの断
面位置にお1ノるコルゲート条13a、13bは全て平
板ライナー12から分離している。
そして更に、D/L=1.0となると、第3図(D)に
示すように、S+IilとS3I!11とは重複し、こ
の線に沿った断面位置ではコルゲート条13a。
13bは波長Nの1/2の間隔で平板ライナー12に接
合するとともに複合コルゲート体の底面レベルBまで波
形となって延長している。従って、D/L=1.0の状
態では、第3図(C)において81線〜S−7線で示し
たような区間は消失し、χ方向に直交する任意の断面位
置において、コルゲート条13a、13bは波長Nより
充分に小さい間隔で平板ライナー12に接合するととも
に複合コルゲート体の底面レベルにまで延長しているこ
とになり、これをトラス構造として見た場合、χ方向と
直交する任意の位置において、トラスが複合コルゲート
体の肉厚全体に延長するため、O15≦D/L<1.0
の場合と比較して構造が更に質的変化を遂げた第3のト
ラス構造に移行し、面外最大曲げ強度は0.5≦D/L
<1.0の場合と比較して、一段と増大することになる
。即ち、単位三角トラスのウェッブ傾斜角が第2のトラ
ス構造と比較して更に急となり、しかも平板ライナー1
2との接合個所または複合コルゲート体の底面レベルB
に到達する個所が増え、またウェッブ材と7ランジ材と
からなる三角トラス単位の数が一段と多くなる。
また更に、上記第3のトラス構造の質を変えず更に強化
したものとして、D/Lが1.0を越えて例えば1.2
になるように形成したものがあり、この場合には第3図
(El)、(E2)に示すように、χ方向に直交する任
意の断面位置において、平板ライナー12と複合コルゲ
ート体との間に延長する波形の波頭がD/L=1.0の
場合と比較して鋭角化し、すなわら単位三角トラスのウ
ェッブ傾斜角が更に急となり、しかも平板ライナー12
との接合個所または複合コルグー1一体の底面しベルB
に到達する個所が増え、面外最大曲げ強度が更に増大す
る。この傾向はD/Lが大きくなればそれに比例的に増
大すると考えられる。
以上の蛇行重合率D/Lと面外最大曲げ応力指数Mとの
関係を振幅率(+−1/L= 0.1. 0.2. 0
.3. 0.4. 0,5. 0.6)をパラメータ定
数にしてグラフに示ずと第4図の如くなる。即ち、D/
L〈0.5の場合には、各コルゲート条は第1図の任意
の位置におけるy方向断面において平板ライナー12か
ら分離しているか或いは複合コルグー1〜体の底面(B
)から浮上しているため面外曲げ強度は比較的小さい第
1のトラス構造が、D/Lが0.5に近づくにつれて徐
々に大ぎくなっていく。D/L=0.5になると、コル
ゲート条のy方向断面のうちに平板ライナーに接合する
とともに複合コルゲート体の底面と同レベルになる部分
が生じ、D/L<0.5の場合と比べて質的に異とする
第2のトラス構造に突然移行し、これによって面外曲げ
強度の上昇率はそれ以前と比べて一段と大きくなる。D
/Llfi0.5を越えて大きくなるにつれて上記のよ
うに平板ライナーに接合するとともに、複合コルゲート
体の底面と同レベルになるy方向断面のχ方向区分(第
3図(C)におけるS、〜S2間及びS′、〜S2間)
の構造的に有利な三角トラス単位の数が徐々に増大する
ため、D/Lが0.5を越えるとD/L<0.5の場合
に比べてより大きな上昇率とした急な勾配となり最大曲
げ応力指数が増大する。そして、D/Lが1.0になる
と、y方向断面の任意の位置において、コルゲート条は
平板ライナーに接合するとともに複合コルゲート体の底
面レベルまで延長するようになるため、ここにおいて0
.5≦D/L<1.0の場合と比べて第3のトラス構造
に再び突然移行し、面外曲げ強度は一段と大きくなる。
そして、D/Lが1.0を越えて大きくなるにつれて、
上記コルゲート条が平板ライナーに接合する個所及び複
合コルゲート体の底面まで延長する個所が増えるため、
D/L<0.5の場合に比べてより大きな上昇率とした
更に急な勾配となり最大曲げ応力指数が増大することに
なる。
上記第4図のグラフから明らかなように、大きな面外曲
げ強力を得るために好ましい範囲はD/L≧0.5で、
最も好適な範囲としてはD/L≧1.0とすることであ
る。そして、前述したように、振幅率1」/Lは0.2
以上が好適な範囲であるため、両名を満足する本発明の
好適な範囲はD/L≧0.5.H/L>0.2の斜線で
示した範囲内と言うことができる。
次に、本発明に係るコルゲート芯体11を構成する]ル
ゲート条列13の形状を規定する第3の要素である蛇行
率D/Nについて見ると、この蛇行率は各コルゲート条
を平面的に見た場合の振幅りと波長Nとの関係を示寸も
ので、第5図から明らかなように、Nが一定の場合D/
Nが大きくなるにつれてコルゲー1へ条は深く〈人ぎく
)蛇行するようになる。
ここで、コルゲート条(A)〜(D)の各々について蛇
行波の最大傾斜位置におけるy方向の水平線とのなす角
αについて見ると、D/Nが大きくなるにつれてαが大
きくなり、この蛇行部分においてはχ方向の成分が徐々
に大きくなっている。
このことはχ方向に直交づる方向の曲げ応力に対応し、
D/Nが大きい程大ぎな強度を有することを意味し、実
用上はD/N>0.15であればD/L≧0.5の範囲
において大きな最大曲げ強度を得ることができる。この
関係を第6図のグラフを示すと、斜線で示された曲線部
分が本発明のコルゲート芯体11の好適な蛇行率D/N
と蛇行重合率D/Lの範囲内と言うことができる。
以上の理由から、本発明において使用するコルゲート芯
体は、好ましくは振幅率H/L>0.2゜蛇行重合率D
/L≧0.5.蛇行率D/N>0゜15とすることで、
より好ましくはH/ L > 0 。
2、D/L≧1.0.D/N>0.15とすることであ
る。
次に、上記のようにして得られた本発明に係る片面強化
複合コルゲート体(1−1/L=0.5.D/L=1.
0.D/N=0.3)を従来の第10図に示したような
片面ダンボール(+−1/ L = 0 。
5)と強度の比較をした。
第1表には面内圧縮強度の試験結果が示されている。
この第1表から明らかなように、本発明に使用する複合
コルゲート体と従来の片面ダンボールとを比較1yると
、y方向の面内圧縮強度は両者はぼ同じであるが、χ方
向については複合コルゲート体の方が従来のものよりも
約3倍の強度を有することが明らかである。
第2表には面外圧縮強度の試験結果が示されてJ3す、
この表から本発明に使用する片面強化複合コルゲート体
の方が従来の片面ダンボールよりも約1.7倍の面外圧
縮強度を有することが明らかである。
第3表には第1図及び第10図のχ方向に垂直な面方向
の面外曲げ強度の試験結果が示されており、この表から
本発明に係る片面強化複合コルゲート体は従来の片面ダ
ンボールよりも約20倍もの橿めで大きな曲げ強度を有
することが明らかである。
第1表 面内圧縮強度試験結果 試験り法   コラムクラッシュ試験機による靜的加ノ
コ試験 第2表 面外圧縮強度試験結果 試験方法   コラムクラッシュ試験機による静的加力
試験 第3表 面外曲げ強度試験結果 試験方法   2点支持式曲げ試験機による静的加ノコ
試験 以上のように、各種構造的強度性能において、本発明の
片面強化複合コルゲート体が従来の片面ダンボールより
も大幅に優れていると言える。
上記のように多くの優れた特性を有する片面強化重合コ
ルゲート体を所定の形状に裁断しかつ折曲げて本発明に
係るラップアラウンドケースを得るのである。
第7図(A)には本発明の第1実施例に係るラップアラ
ウンドケースを得るための展開シート15が示され、こ
の展開シート15では王の長手方向に沿ってコルゲート
条列13が蛇行状に配設され、また製函されたケースの
内面にコルゲート芯体11が位置するようにコルゲート
芯体11の片面には平板ライナー材12が接着されてい
る。尚、この展開シートの形状及び罫線位置等は従来の
ラップアラウンドケースを作成する場合の展開シートの
場合と同様である。この展開シートは自vJ製函機に送
入されると点線部分に沿って折曲げられ、同一記号を付
したフラップ部が相互に接着されるとともに前端のフラ
ップ片■が後端シート部■の内面または外面に接着され
ることによって、第7図(B)に示したようなラップア
ラウンドケース16が得られる。
第8図(A)には本発明の第2実施例に係るラップアラ
ウンドケースを得るための展開シート15aが示されて
いる。この展開シートでは、コルゲート条列13の長手
方向が展開シート15aの横手方向に延長し、その伯の
構成は第1実施例の場合と同様である。
上記第1及び第2実施例では、平板ライナー材12が製
函されたり−スの外表面に位置するように接着されてい
るが、これは表面に中頃を施す場合の便利さを考慮して
のことであり、所要の場合には平板ライナー材が内面に
位置するようにしても良い。
また、上記実施例ではコルゲート条列が展開シートの長
手方向または横手方向に沿って延長している場合のみに
ついて説明したが、コルゲート条列を展開シートの長手
方向に対して任意の角度で傾斜させた状態で形成または
裁断しても良い。
次に、本発明の第1実施例に係るラップアラウンドケー
ス(第7図(B))と第11図(B)に示された従来型
ラップアラウンドケース〈K18O−8CP125)と
を第9図に示す3方向からの静的加力試験に供し、その
結果得られた3方向の面外圧縮強度を第4表に示す。
第4表 3方向面外圧縮強度試験結果 この試験結果から明らかなように、本発明品と従来品と
を比較した場合、I−I[[方向では大差はないものの
、IF−IVh向では1.5倍、V−V1方向では約2
倍と言った大幅な面外圧縮強度の向上が見られた。これ
は、V、VIの各壁面における■−IV方向の面内圧縮
強度と、Il、IVの各壁面におけるV−V1方向の面
内圧縮強度が著しく向上したことによる。
尚、ラップアラウンドケースに強く求められる各面白体
の面外圧縮強度、即ち緩衝性能、は本発明品は従来品に
比べて前記第2表に示すように約1.7倍向上すること
は明らかである。
また、上記実施例ではコルゲート芯体の片面に平板ライ
ナーを接着した片面強化複合コルゲート体を用いたラッ
プアラウンドケースの場合について説明したが、このコ
ルゲート芯体の両面に平板ライナーを接着した両面強化
複合コルゲート体を用いてラップアラウンドケースを形
成した場合にも、従来の両面ダンボールを用いてラップ
アラウンドケースを形成した場合と比較して、前記実施
台における片面ダンボールと片面強化複合コルゲート体
の関係と同様な相対関係で優れた効果を奏するものであ
る。
尚、本発明に係る強化複合フルゲート体の素材は紙また
は紙を基材としたものであるが、それは各種紙類の単体
、ないしは各種紙類と各種非紙系物質によるフィルムと
のラミネート複合体、ないしは各種セルロースまたは非
セルロース系物質を塗布、含浸ないしは付着uしめられ
た各加工紙類など、このほかにも様々なものがあり上記
各種素材を適宜組合せたものも本発明に有効である。
(効 果) 以上のように本発明に係るラップアラウンドケースは垂
直方向に山部と谷部とを交互に施してコルゲート条列を
形成するとともにこのコルゲート条列を平面的に蛇行さ
せてなるコルゲート芯体を用いているため、このコルゲ
ート芯体自体の有する優れた面内圧縮強度、鉛直方向面
外圧縮強度及び面外曲げ強度により、製造されたラップ
アラウンドケースは前後及び左右に大きな圧縮強度を有
し、内容物を外部衝撃に対して保護する緩衝性能に層れ
、開口部のフラップ片は大きな曲げ強度を有するために
折曲、湾曲、破損等に対して充分に保護される。
特に、本発明において用いられる片面強化複合コルゲー
ト体はχ方向面内圧縮強度が従来の片面ダンボールに比
べて極めて大きく、y方向面内圧縮強度と同等またはそ
れ以上の強度を有するものであるから、コルゲート条列
を任意の方向として裁断して展開シートを得、そして全
ての面方向に充分な強度を有するラップアラウンドケー
スを製函することができる。
上記のコルゲート条列を任意の方向として裁断し得ると
言うことは、最も軽済的な最大幅で連続的に片面強化複
合コルゲート体を製造するとともにその最大幅の中で展
開シート体を縦横に組合せて最小の端切れとなるように
裁断することができるということになり、幅効率が向上
し、その結果として高い生産性を得ることができる。
また、従来のラップアラウンドケースを構成する芯材は
一方向(y方向)にのみ直線的コルゲート条を平行に形
成してただけであるから、展開型シートの状態において
反り変形を発生しやづく、自vJ製函機内でとかく故障
を起こしがちであるが、本発明のラップアラウンドケー
スの場合にはコルゲート芯体のχ方向、y方向に波形が
形成せられており、展開型シートの状態においても全く
反り変形が発生ぜず、製函後のケース本体にも形状歪み
が全く生じない。
また、従来のラップアラウンドケースを構成する芯材と
平板ライナー材とは平行な直線状に貼合されているため
貼合密度が低く、貼合部と非貼合部とによって縞状凹凸
面を形成しやすく印刷適性が劣っていた。これに対し、
本発明のラップアラウンドケースの場合には]ルグート
芯体と平板シーI−材との貼合が蛇行した平行な曲線上
にあるため、貼合密度が高まり反り変形が防止され、上
記のような縞状凹凸面の発生を阻止し、ケース各面の平
坦性が保持され、POSバー等の精密印刷適性が大幅に
向上する。
また、本発明ではコルゲート芯体と平板ライナー材との
貼合部が蛇行した曲線上にあるため、コルゲート条列の
長手方向に沿った罫線を施す場合、この罫線が、多くの
場合、上記貼合部を断続的に通過するため、罫線折曲を
確実かつ精密に行なうことができる。特に、蛇行重合率
D/L≧1の時には、上記罫線を任意の位置に施しても
必ずコルゲート条列と複数個所で交叉するため、その罫
線折曲はより精密なものとなる。
また、本発明のラップアラウンドケースではコルゲート
芯体をその内側面に設けられるものとその外側面に設け
られるものとがあり、とりわけ11η者のケースの場合
はケース外方からの衝撃などによる強化フルゲートシー
トの破損が防止され、ケース外側面に対する印刷適性が
優れており、一方、後者のケースの場合はこのケースを
?!!数積載し輸送ないしはフォークリフト等により積
み替えする時に、上下または横方向に隣接する各ケース
の外側面における蛇行状コルゲート条列が相Uに噛み合
い、χ、y両方向の滑りを充分に抑制する働きを持つた
め荷崩れを防止することがでると同時に重力を利用して
上方から下方へ平滑なシュート上を移動させるラップア
ラウンドケースとする場合には、滑走性に優れた底面を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる複合コルゲート体の平板ライナ
ー材を一部破断して示す部分斜視図、第2図(A)〜(
E)は複合コルゲート体を構成する]ルゲート条の断面
形状で、その波長とその波高との関係を示す図、第3図
(A)〜(E)は複合コルゲート体を構成する]ルゲー
ト条列の異なった蛇行重合率におけるコルゲート条列間
の位置関係とコルゲート条と平板ライナー材との位置関
係を示す図、第4図は蛇行重合率と振幅率と面外最大曲
げ強度指数との関係を示すグラフ、第5図(A)〜(D
>は複合コルゲート体を構成するコルゲート条の貸なっ
た蛇行率を余す図、第6図は蛇行重合率と振幅率と面外
最大曲げ強度指数との関係を示すグラフ、第7図(A)
及び(B)は、それぞれ本発明の第1実施例に係るラッ
プアラウンドケースの展開シート図と製函図であり、第
8図(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第2実施例に
係るラップアラウンドケースの展開シート図と製函図で
あり、第9図は本発明のラップアラウンドケースを静的
加力試験に供した時の加力方向を示す説明図、第10図
は従来の片面ダンボールの平板ダンボール紙を一部破断
して示す部分斜視図、第11図(A)〜(C)はそれぞ
れ従来のラップアラウンドケースの展開シート図と製函
図である。 10・・・・・・複合コルゲート体 11・・・・・・コルゲート芯体 12・・・・・・平板ライナー材 13・・・・・・コルゲート条 15・・・・・・展開シート 16・・・・・・ラップアラウンドケースM・・・・・
・・・・頂 部  V・・・・・・・・・谷底部特許出
願人      市 川 博 大同        株
式会社 トーモク同        株式会社 西武百
しツ店代 理 人      弁理士 −色 叶輔同 
       弁理士 松本 7W利第12 第2図 (A) (B) (C) (D) (F) 第3図 D/L−0,4 5°8 第3図 %−0,5 第3図 D/L冨Q8 第3図 I)/L冨IO 第3図 DL=L2 第4図 115図 (D) (E) (F) 第6図 第7図 (A) (B) R 第8図 (B) 第9図 第11図 手続上11正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和62年特許願第132592号 2、発明の名称 ラップアラウンドゲース 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 東京都豊島区高田3−19−11渡辺ビル氏 
名 市 川 博 夫  (ほか2名)4、代理人 住 所 東京都港区新橋2丁目12番7号6、補■の対
象 明細書の「図面の簡単な説明Jの欄 7、補正の内容 (1)明細書2つ頁5行目に「(A)〜(E)」とある
を「(A)〜(F)」と訂正する。 (2)明細書29頁13行目に「(A)〜(D)」とあ
るを「(A)〜(F)」と訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート材に垂直方向の山部と谷部とを交互に施し
    てコルゲート条列を形成するとともに該コルゲート条列
    を平面波形に蛇行させて該コルゲート条列の各々の断面
    波の振幅率H/L(L:波長、H:振幅)を0.2以上
    とし、平面形状における該コルゲート条列間の蛇行重合
    率D/L(D:平面蛇行波の振幅)を0.5以上とし、
    更に平面形状における該コルゲート条列の各々の蛇行率
    D/N(N:平面蛇行波の波長)を0.15以上として
    コルゲート芯体を形成し、該コルゲート芯体の少なくと
    も片面に平板ライナーを接着して強化複合コルゲート体
    を形成し、該複合コルゲート体にラップアラウンドケー
    ス形成用の罫線を付け、該複合コルゲート体を該罫線に
    沿って製函してなることを特徴とするラップアラウンド
    ケース。
  2. (2)前記コルゲート芯体を内側にして製函してなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のラップアラ
    ウンドケース。
JP62132592A 1987-05-28 1987-05-28 ラツプアラウンドケ−ス Expired - Lifetime JPH0788084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62132592A JPH0788084B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 ラツプアラウンドケ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62132592A JPH0788084B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 ラツプアラウンドケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63295247A true JPS63295247A (ja) 1988-12-01
JPH0788084B2 JPH0788084B2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=15084945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62132592A Expired - Lifetime JPH0788084B2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 ラツプアラウンドケ−ス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0788084B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02242729A (ja) * 1989-03-10 1990-09-27 Hiroo Ichikawa ラップアラウンドケース

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710579A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Nippon Sheet Glass Co Ltd フレーク状ガラス製造装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710579A (ja) * 1993-06-28 1995-01-13 Nippon Sheet Glass Co Ltd フレーク状ガラス製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02242729A (ja) * 1989-03-10 1990-09-27 Hiroo Ichikawa ラップアラウンドケース

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0788084B2 (ja) 1995-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5495810A (en) Corrugated cardboard tube and pallet using the same
ES2190410T5 (es) Estructura de panal de abeja, en carton ondulado, y procedimiento y dispositivo para su fabricacion.
JP3303298B2 (ja) 厚紙で作成されたパレット
US5393588A (en) Sandwiched structural panel having a bi-directional core structure
JPS62222836A (ja) 容器用フアイバ−ボ−ドシ−ト及びそのブランクとその製造方法
US5463965A (en) Paperboard support structure for supporting a load
US5537936A (en) Support structure for supporting a load
US20190241342A1 (en) Multi-laminate folded materials for construction of boxes and other objects
WO2015075580A1 (en) Structural elements made from corrugated sheets
WO2011072031A1 (en) Panel structure with scored and folded facing
KR20140099175A (ko) 미세골을 갖는 2층 구조의 골판지 및 이를 이용한 포장재
JPS63295247A (ja) ラツプアラウンドケ−ス
JPS63295248A (ja) 組立て式ケ−ス
JP2680667B2 (ja) 組立式トレー
JP3316087B2 (ja) 段ボール紙管およびこれを用いたパレット
JPH07112742A (ja) パレットとその構成部材
JPH09207253A (ja) 緩衝用ハニカムコアおよびその製造方法
JP2842751B2 (ja) 剛性ボード
JP2680668B2 (ja) 組立式箱
JPH02242729A (ja) ラップアラウンドケース
JPH1143147A (ja) 搬送用パレット
JPH0617529Y2 (ja) ハニカム構造体
JPH02242734A (ja) 組立式ケース
JP3099696U (ja) 箱状体のバンド締付け用補強体
JPS607143Y2 (ja) ダンボ−ル製パネル材

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070927

Year of fee payment: 12