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JPS63284469A - 液体、粉体および粒体による混合物の基本流動水量測定法 - Google Patents

液体、粉体および粒体による混合物の基本流動水量測定法

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Publication number
JPS63284469A
JPS63284469A JP11703787A JP11703787A JPS63284469A JP S63284469 A JPS63284469 A JP S63284469A JP 11703787 A JP11703787 A JP 11703787A JP 11703787 A JP11703787 A JP 11703787A JP S63284469 A JPS63284469 A JP S63284469A
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JP
Japan
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powder
mixture
granules
water
amount
Prior art date
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JP11703787A
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JPH0833385B2 (ja
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Yasuro Ito
伊東 靖郎
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Publication date
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Publication of JPS63284469A publication Critical patent/JPS63284469A/ja
Publication of JPH0833385B2 publication Critical patent/JPH0833385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は液体、粉体および粒体による基本流動水量測定
法および該混合系における各種配合物の特性判定法とそ
れら混合物の調整法に係り、セメント混練物などの液体
と粉体および粒体との混合物、特に粒体として砂などの
天然産出粒子や破砕加工した粒子などを用いた混合物に
ついて基本流動水量を測定し、又該混合系における配合
変化時の特性を判定し、更にほこのような混合物におい
て合理的な混合物の調整法を提供しようとするものであ
る。
(産業上の利用分野) セメント、フライアッシュなどの粉体と水その他の液体
および砂その他の細骨材などの粒体および必要に応じて
砂利などの塊体を配合して得られる混合物に関してワー
カビリティ、プリージング、流動性などの特性を測定し
、当該混合系りこおける配合変化時の特性を判定し、更
にはこのような混合物に関し流動性その他の特性を最高
状態として安定に得しめることのできる調整技術。
(従来の技術) 各種土木、建築などに関してセメントなどの水硬性物質
粉末を用い、これに水を主体とした液体と共に砂その他
の細骨材を配合したモルタルを利用することの多いこと
は周知の通りであり、又これに砂利や砕石などの粗骨材
や繊維材などをも配合したコンクリートに関してもその
特性としては上記3者の混合物において基本的に求める
ことが可能で、適宜に添加剤を配合しても同じ関係があ
る。同様のことは各種窯業製品を製造し或いはその他の
物理的、化学的製品を得るための資料調整に関して不可
欠的に必要であるが、斯様な調整に際しては前記したよ
うな資料粉粒の液体存在下における吸着現象(その反面
における分散現象)などがあり、所期する均斉な調整物
を得ることができないことは周知の通りである。このよ
うな現象はそうした調整物を用いて目的製品を得る場合
における成形性ないし充填性、プリージング性ないし分
離性、更には該混練物の成形硬化によって得られる製品
の強度その他の特性に影響し、又該調整物の搬送その他
の荷役取扱いに影響する。同様のことは新しい配合調整
物のみならず、粘土、石粉、スラッジやヘドロその他に
おいてもそれに混入した砂粒や繊維材その他の骨材的物
質との間に認められるところであって、その搬送、荷役
あるいは貯蔵などに関し種々の問題を有し、更には降雨
時などにおける崖や山地などの崩壊の如きにおいても基
本的には前記粉体、液体および粒体による混合物の挙動
であって、その特性如何が大きく影響する。
従ってこの吸着現象などに関してはそれなりに検討が加
えられているが、従来では単に理論的ないし定性的に理
解するものである。このような従来一般の技術的状態に
おいて、本発明者等は嚢に特願昭58−5216号(特
開昭59−131164号)や特願昭58−24523
3号(特開昭60−139407号)のような提案をな
し、特にコンクリートないしモルタルに用いられる細骨
材表面における吸着液の定量化に関する試験測定法ない
しそのような試験測定結果を利用した混練物の調整に関
する1連の手法を提案した。即ちこれらの先願技術は前
記のような粒子ないし粉体表面に耐着介在する水などの
液体に関し、毛細管現象的に粉粒間に保留停滞されたも
のと粉粒表面に吸着されたものに区分して考察し、特に
その後者について定量的に試験測定しようとするもので
、しかも複数個の試料に対し同一遠心力条件による能率
的な測定が可能であり、それだけに上記したようなコン
クリートやモルタルなどの調整に°関し従来の湯熱とし
て同じ液体と理解把握されているものを区分して理解し
、しかもその測定結果を夫々の条件下に即応して定量的
に得しめるものであることからその混練、調整上画期的
な改善結果を得しめている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記したような従来一般的な技術は、JIS規定の如き
により細骨材に関し、例えば表面乾燥飽水状態による吸
水率と粗粒率、実績率等の測定データを用い上記したよ
うな混練物等の液分を把握調整しようとするものであっ
て、具体的な混練物の調整に当ってはその物性を的確に
把握し制御することができない。即ちこのような混練物
に関しては分離プリージング性ないしワーカビリティ、
圧送性、締固め性等の物性が必要であることは周知の通
りであるが、これらの物性は同じ砂であってもセメント
が異ることによってその特性が異り、又反対にセメント
が同じであっても砂が異ることにより得られた混練物の
特性はやはり変動する。
更に斯うした混練物を密実に充填成形するためには振動
その他の圧密処理を加えることが一般的であるが、そう
した振動その他の圧密処理に際して混練物の示す挙動な
いし変化は同じJIS規定による測定値のものであって
も大幅に異っていることが殆んどである。又厚層にコン
クリート打ちをなし或いは型枠を縦形としてコンクリー
トを打設充填した場合において打設充填された生コンク
リートまたはモルタルの示す様相は種々に変動したもの
となる。ところで本発明者等は斯かる混純のための配合
水を分割し、その特定範囲における一部を均等に細骨材
へ耐着させてからセメントを添加して1次混練し、次い
で残部の水を加えて2次混練することにより、プリージ
ングや分離が少く、しかもワーカビリティにおいて優れ
た混練物を得しめ、又それによって得られる成形体の強
度その他を同じ配合条件において相当に高めることの士
きる有利な技術を開発し業界の好評を得ているが、そう
した新技術を採用しても細骨材が異ることによって具体
的に得られる混練物における前記したような諸効果の程
度は種々に異ったものとなる。
このような問題点を解決すべく本発明者等によって提案
された前記先願技術では粒子表面における吸着液と、そ
うでないものとを区分するだけでなく、その吸着液に関
して定量的な解明を図るものであって、頗る有効な手法
と言えるが、この技術に関して具体的な測定をなし、そ
の結果を用いてコンクリートやモルタルの調整をなした
多数の結果について仔細を検討したところ、夫々のモル
タルやコンクリートなどの調整において、なおそれなり
の的確性を有し得ない傾向が認められた。
即ちこれらの実験結果によると、細骨材のような骨材類
と粉体間の相互干渉性(セメントと骨材間のなじみ)お
よび骨材(細骨材を含む)の制御を確保することが容易
でない。つまりこれら資材の表面粗度、材質、形状、表
面吸着力等、従来のJIS規定などで解明できない骨材
の性質がコンクリートやモルタルの分離ブリージング性
、ワーカビリティ、圧送性、締固め性などに大きく関与
しているものと推定されるが、このような関係を的確に
解明し、合理的な混練物を得ることができない。
従って具体的には試し練りを繰返し、できるだけ有利な
配合混線条件を決定することとなるが、斯うした試し練
りは1つの結果を得るために相当の工数と時間を必要と
し、例えば得られる製品の強度まで求めようとすると一
般的に4週間をも必要とする。況して繰返して調整し試
験するとすれば著しい長時間が消費され、具体的施工に
即応できない、この故にこの試し練りは基本的には夫々
の作業者等による経験ないし勘により、又比較的短時間
内に測定結果の求められるもののみを試験して全般を推
定するようなこととならざるを得ず、合理性を欠くと共
に的確な合致を得ることができず、相当の誤差範囲を見
込むことが必要である。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段) セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土などの
粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球その他
の粒体および水その他の液体を加えた混合物を用い、該
混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物に関し前記
混合物における上記粒体の限界相対吸着水率を求めると
共に前記粉体のキャピラリー域における含水率を求め、
上記した最密状態充填物の単位容積当り重量よりその粒
体重量と粉体重量および粒体重量に前記限界相対吸着水
率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量に上記キャピラ
リー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを差引いた水量を
前記最密状態充填物における基本流動水量として求める
ことを特徴とする液体、粉体および粒体による混合物の
基本流動水量測定法。
セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土などの
粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球その他
の粒体および水その他の液体を加えた混合物を用い、該
混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物に関し前記
混合物における上記粒体の限界相対吸着水率を求めると
共に前記粉体のキャピラリー域における含水率を求め、
上記した最密状態充填物の単位容積当り重量よりその粒
体重量と粉体重量および粒体重量に前記限界相対吸着水
率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量に上記キャピラ
リー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを差引いた水量を
前記最密状態充填物における基本流動水量として求め、
この基本流動水量を利用し各種配合物に関し夫々の基本
流動水量に相関した流動水量を求めることを特徴とする
液体、粉体および粒体による混合物の特性判定法。
セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土などの
粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球その他
の粒体および水その他の液体を加えた混合物を調整する
に当り、該混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物
に関し前記混合物における上記粒体の限界相対吸着水率
を求めると共に前記粉体のキャピラリー域における含水
率を求め、上記した最密状態充填物の単位容積当り重量
よりその粒体重量と粉体重量および粒体重量に前記限界
相対吸着水率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量に上
記キャピラリー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを差引
いた基本流動水量が零状態となる条件下で第1次の混練
を行い、次いで目的とする混練物に必要とされる流動性
その他の特性値によって求められた基本流動水量と相関
流動水量による液体を添加して第2次の混練をなすこと
を特徴とする液体、粉体および粒体による混合物の調整
法。
セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土などの
粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球その他
の粒体および水その他の液体と共に砂利、砕石その他の
粗骨材ないし塊状体を加えた混合物を調整するに当り、
該混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物に関し前
記混合物における上記粒体の限界相対吸着水率を求める
と共に前記粉体のキャピラリー域における含水率を求め
、上記した最密状態充填物の単位容積当り重量よりその
粒体重量と粉体重量および粒体重量に前記限界相対吸着
水率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量に上記キャピ
ラリー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを差引いた基本
流動水量を絶乾状態の粒体に関する間隙率として求める
と共に塊状体に関する間隙率を求め、この塊状体に関す
る間隙率とスランプ値を図表化された相関関係から得し
めることを特徴とする液体、粉体および粒体による混合
物の調整法。
(作用) セメント類などの粉体と砂などの粒体および水などの液
体による混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物に
おいて、前記混合物における粒体の限界吸着水率と粉体
のキャピラリー域含水率を求め、上記した最密状態充填
物の単位容量当り重量から該最密状態充填物中の粒体お
よび粉体の各重量と前記粒体重量に限界吸着水率を乗じ
た粒体の限界的吸着水量と前記粉体重量に上記キャピラ
リー域含水率を乗じた粉体の同じく限界的吸着水量を夫
々差引いた水量は上述した最密状態充填物における流動
性その他の特性を支配する基本的な水量として求められ
る。
前記基本的流動水量は前記最密状態充填物の成形性、プ
リージング、凝結後における強度発現などに有意な相関
関係を示し、この基本的流動水量を指標として前記混合
物を調整することにより当該混合物の特性を的確に把握
することができる。
前記した混練物の調整に関して上記した基本流動水量が
零状態となる水量を用いて第1次の混練をなすことによ
り粒体周面にセメント等の粉体を最も安定した状態に覆
着させることができる。又このようにして1次混練され
たものに対して添加される2次混練水量は得られる混練
物の流動性その他の特性に有効に影響し、目的としたそ
れらの特性値から求められる基本流動水量を添加した2
次混練で所期の特性が的確に求められる。
粗骨材などの洗体を配合したコンクリートの場合におい
ては粒体間間隙率と現体間間隙率の関係を複合して適用
することにより同様に好ましい結果がもたらされる。
(実施例) 上記したような本発明について更に説明すると、本発明
者等は上記したような粒体、粉体および液体から成る混
練物について、その配合混線条件により得られる混練物
ないし該混練物によって成形された製品の特性などを的
確に予測し、合理的に混練物を調整することについて多
年に亘る実地的検討と推考を重ねた結果、このような混
練物の最密状態充填を形成したものについてその単位容
積当り重量からその粒体および粉体の各重量と粒体につ
いての限界相対吸着水量と粉体についての限界相対吸着
水量とを夫々差引いた残部水量を該最密状態充填物の基
本流動水量として把握することができ、このような新し
い基本流動水量と前記最密状態充填物における緩み(な
いし充填)率との間に整然たる関係の存することを発見
し、このような関係を利用して配合混線条件を決定する
ことにより得られる混練物の特性を的確に解明し、予測
することに成功した。
本発明における粉体としてはポルトランドセメント類、
アルミナセメント、マグネシアセメント、石こう類、消
石灰などの石灰類、高炉スラグ、膨張セメントなどの特
殊セメント、フライアッシュ、シリカヒユーム、石粉、
粘土ないし泥分その他の無機または有機質の充填ないし
増量目的で用いられる粉状体がある。又粒体としては川
砂や海砂、山砂、砕砂、粒状スラグ、人工細骨材などの
細骨材や金属繊維、無機繊維などの繊維材、更に塊状体
として砂利、砕石などの粗骨材があり、又これら粒体な
いし塊状体としては遮音や断熱あるいは耐火性、原子力
遮断性、軽量性、重量性などを附与するために用いられ
る各種骨材類などがある。
更に液体としては水が代表的であるが、これに減水剤、
急結剤、プラスチック類などの各種助剤ないし添加剤を
混合したものが広(用いられる。
然して本発明者は上記したような細骨材などの粒体に関
して、充分且つ大量に水分を耐着含有させたものに遠心
力などの脱水力を作用させることによりその含水量が脱
水力増大に伴って次第に低下することとなるが、ある一
定限度に達するとそれ以上に脱水力が増大しても殆んど
含水量を低下することのない限界相対吸着水率の存する
ことを確認しており、同様に粉体に関しても粉体相互が
実質的に接触し且つ粉体粒子間に水が充満していてしか
も空気が実質的に存しないキャピラリー域に達した状態
において該粉体の限界的吸着水率の存することが確めら
れている。更に前記粒体についての限界相対吸着水率測
定に関して粉体を併用することにより粒体間における接
点液の如きによる影響を回避し的確な測定結果の得られ
る手法などを確立している。
本発明においてはこれらの本発明者等による新規開発技
術に加えて前述したように最密状態充填物についての解
明を重ね、前記した基本的流動水量を求めるものである
。即ち本発明者等は上記したような細骨材等の骨材に関
してその吸着液量を求めるに当って粉体を併用すること
により骨材間における接点液の如きによる影響を該粉体
の保液量として排除して的確な測定結果を得しめる。又
このような骨材の如き粒状ないし繊維状体と粉体および
液体から成る混合系に対し遠心力を作用させて脱液処理
するならば、作用する遠心力の変化によって吸着液量が
変化し、つまり遠心力の増大に従って骨材に対する吸着
液量が次第に低減することとなるが、斯うした脱液処理
の遠心力がある一定値を超えると、それ以上に遠心力を
増加させても吸着液量に殆んど変動することがなくなり
、前記したような吸着液量の低減傾向の変曲するポイン
トの存することを確認し、このような吸着液低減傾向の
変更点を限界吸着水率として理解することができる。然
してこのような限界吸着水率は用いられた骨材、粉体あ
るいは液体の何れか1つまたは2つ以上が変化すること
によってそれなりに変化し、従って具体的に得られる吸
着水率は相対限界吸着水率となるが、斯うした限界基準
吸着水率なるものは多数の実験結果からどのような混合
系においても存在し、又同じ混合組成のものにおいては
常に一定である。例えば富士月産川砂(Ql、49、F
、M、: 2.65、比重表乾ρ。
: 2.58、ρ、1.52、ρv:1.739、ε:
31%、Sm: 65.3cal/g)と普通ポルトラ
ンドセメントおよび代表的液体である水を用い、砂セメ
ント比(S/C)をOll、2.3と変化させた各試料
について本発明者等が嚢に提案した特願昭58−245
233号(特開昭60−139407号)の方法により
遠心力30G(Gは重力)より100OGに亘る多様な
脱水処理を行った結果は、S/Cが0であるセメントペ
ーストの含水率WP/Cは前記したように作用する遠心
力の如何によってそれなりに異ると共に、これに砂が混
合され、S/Cの値が高くなるに従って含水率が高(な
るが、上記セメントペーストの場合を基点としてS/C
の上昇に伴い含水率の上昇する度合は、一定速心力(例
えば150G〜200G)以上となってもその遠心力増
大にも拘わらず殆んど変化がない。即ち100G以下の
ような重力の比較的低い領域においては30G、60G
、80G、100Gの如く相当に少い遠心力差条件を以
て処理測定しているのに対して、200G以上において
は100G以上のような大きい遠心力差条件で処理測定
したものであるが、150Gから200Gとなることに
よって何れのS/Cの場合においても比較的大きい含水
率の低下があり、それより重力条件が大となることによ
ってもこの含水率低下の程度が大幅に低減する様相が示
され、しかもそのS/Cの増加に伴う図表上の上昇傾斜
角θ1は略一定であって、殆んど変化がない。例えば4
38Gと100OGとでは500G以上の重力増大があ
るに拘わらずその上昇傾斜角θ、は一定状態であり、2
00Gの場合においても上記1000Gの場合と実質的
に平行状態である。
前記したような結果について、その遠心力作用後の全含
水量をW2とし、Cをセメント量、Sを砂量とすると共
に遠心力作用後の粉体の含水量をWP、また遠心力作用
後の砂の含水量をWSとなし、更に遠心力処理後の前記
傾斜角θ、の正接(tan θ1)をβとすると、上記
Wz /Cは次の1式のようになる。
W、/C=W、/C+βS/C・・・ ■又、βは次の
■式のように表わされる。
従って前記W、は、 W3 =W−WP       ”’  ■従ってβは
砂の含水量を砂量で除した含水率となり、これを骨材の
限界相対吸着水率とする。然して具体的にW、/Cを1
式によって求めると共にその精度(r2)を検討すると
、次の第1表の如(であった。
第1表 即ち精度rtは少くとも0.98以上であることが確認
され、頗る高精度のものであることが確認された。
又このような結果について、その遠心力Gと前記β、即
ちW! /Sの関係は前記した200Gまでは相対吸着
水率βが次第に低下するが、200Gを超えることによ
り殆んど相対吸着水率βが低下しないで略水平状の直線
的な脱水結果が得られる様相は明かである。即ち上記し
た200Gまでの相対吸着水率β低下が200G以上の
遠心力作用時における略水平状直線とのなす角度θ2が
求められ、このθ2は夫々の骨材によってそれなりに異
ることになるが、θ2の角度如何は夫々の骨材における
脱水エネルギーの大きさによる脱水特性を代表するIG
当りの界面脱水率ということができる。前記のように遠
心力が増大しても相対吸着水率に殆んど変化のない値は
当該骨材に関する限界吸着水率(β。)と言うことがで
きる。又最大相対吸着水率β。waxはθ2の傾斜直線
と重力0点との交点であり、骨材の全相対吸着水率βG
は限界吸着水率β。にβ。waxを加えたものとなり、
遠心力処理によって、該吸着水率β。maxが脱水され
る関係をなすものであり、又、前記のように遠心力増大
により吸着水率の実質的に変化しない遠心力値をG r
aaxとして求めることができる。
一方粉体のペーストに関してキャピラリー域における含
水率が混練操作時におけるトルクの最高値近辺となるこ
とについては同じく本発明者等により特開昭58−56
815号公報の第4図などに発表されている(該公報で
はファニキュラーないしキャピラリーとされているが、
その後の検討によりキャピラリー域たることが確認され
ている)。
即ち絶乾状態の粉体に対し次第に加水しながら混練した
場合において、その加水量が次第に増加するに従って混
練トルクは増大するが、斯うして水量増加に伴い次第に
増加したトルクがトルク最高点に達した後に更に水量が
増加するならば今度は次第にトルクが減少することとな
る。これはペースト中における水が粉体粒子間の空隙を
完全状態に満たしてスラリー状態となり、しかもその粉
体粒子間水量が次第に増加することによって流動性が大
となることによるものである。つまり粉体粒子間の空隙
が完全に水で満たされる(スラリーとなる)直前のキャ
ピラリー域においては混練トルクが最大状態となるわけ
で、このような混練トルク最大状態で調整された混練物
を用いるときはブリージング水の発生を有効に縮減し、
斯うした混練物による製品は強度その他の特性において
卓越したものとなることが前記公開公報に示されており
、本発明ではこのようなキャピラリー域の含水率(WP
/C)をαとし、前記限界吸着水率β。
と共に重要なファクターとして採用するものである。
ところで本発明者は上述したような粉体、粒体および液
体からなる混練物について前記のようにそれ以上に作用
力を増大しても吸着水率βの実質的に低下しない状態を
遠心力で実施した場合を検討した結果、その遠心力が例
えば150〜200G(粒体の性状によって夫々の場合
に若干の差がある)のように高いことから充填組織内に
気孔が発生し、単に脱水する場合は兎も角としても実際
の充填打設組織と異なることになることに鑑み、上記の
ような気孔を発生しない遠心力以外の方法により前記遠
心力150〜200Gを作用せしめたものと同じ状態を
形成することについて検討した結果、突き固め方式によ
っても同等の状態を形成し得ることを確認した。即ちこ
のような方法として本発明者は多くの細骨材とセメント
粉体との組合わせについて仔細に検討した結果、直径が
11.4cmで高さが9.8 cmの容量1000cc
を有する円筒形容器(容重マス)に練り上がった試料約
500 ccを装入してから重量500gのテーブルフ
ロー用突き棒で容器内全般に亘って平均に25回以上の
突き固め操作を行い、次いで支持台面から2〜3CIm
上げて落下させるスタンピング操作を3回以上行って突
き固め充填状態を平均化し、その後更に約500 cc
の試料を装入して同じ突き固め操作とスタンピングを行
う方法が好ましいものであって、この方法で同じS/C
による試料に対しW/Cを次第に変化させた各種のもの
について検討するな“らば、得られた突き固め充填物に
おいてそのW/Cが特定の値を採った場合に最高の容重
値が得られる。例えば細骨材たる砂の粒径組成と合致し
、しかも形状的に揃った基準材として0.075〜5m
mの径を有するガラス球を用い、これにポルトランドセ
メントを、S/C=1として配合した試料についてW/
Cを順次且つ種々に変化させて上記突き固め方式による
充填を行った場合には次の第2表のような結果が得られ
、W/Cを28%としたものが容重ρにおいて2235
gであって最高状態の充填状態を得しめ、これよりW/
Cが低くても高くても容重ρが小となる。
第2表 同様に同じガラス球とポルトランドセメントを用い、S
/Cを3とした場合にはW/Cが33%程度のときに容
重ρが2227gであって、このW/C値より1%高く
なり或いは低くなった場合には夫々に容重ρの低くなる
様相は第2表の場合と同じであり、更にS/Cを6とし
た場合にはW/Cが48%程度のときに容重ρが最高値
を示し、これよりW/C値が変動することにより高くな
っても低くなっても容重ρは低下する。
斯うした様相は上記基準材としてのガラス球が細骨材と
して一般的に用いられている天然砂(川砂や海砂、山砂
)、人工砂(砕砂やスラグ粒)の場合においても全く同
様であって、このようなW/C値との関係でピーク点の
存在する様相は粉体(セメント)について混練トルクの
ピーク点の存在する様相と共通するものがあり、しかも
上記のように容重ρがピーク点を示すW/Cが前記した
150G〜200Gの遠心力処理したときのそれと実質
的に同じであって測定誤差範囲内の差しか認められない
即ち本発明においてはこのような手法による充填状態を
最密充填状態となし、この状態が実際のこの種混練物の
充填打設状態によく合致していることから好ましい代表
的試験方法として利用することとし、突き棒による突き
固めは上下各層について25回、スタンピングは各層毎
に3回の夫々一定のものとして実施した。
ところで斯うした最密充填状態による試験測定を多くの
混練物試料について実施した結果、この種混練物におけ
る水量に関してそのセメント量、砂量に対し、前記した
α値およびβ値を以てしても解明することのできない要
因の存することを発見した。即ち斯うした要因は、セメ
ントおよび砂を種々に変化させたどのような試料におい
ても求められるものであるが、後述する測定例における
と同じガラス球、相撲用砕砂および富士川砂を粒体とし
て用い、これに普通ポルトランドセメントを粉体として
採用し、S/Cを種々に変化させた多様な混練物を準備
して前記最密充填状態を夫々形成したものにおける水量
W/Cを、そのセメント1に対して前述したようなα、
βにより計算して求めた結果と、実際の混練物について
の実測値とを対比し要約的に示すと第9図の如くである
つまりソリッドの測定点で示された計算値に対して、ブ
ランクの測定点を以て示された実測値は相当にずれてお
り、α、β以外の第3の要因が、斯うしたそれ以上に操
作力を与えても実質的に含水量に変動を来さない最密充
填状態において存在するものと言える。評言すると、成
程S/Cが1程度の相対的に砂の少ない状態においては
砂粒子間において粉体(セメント)が多量に存在するか
ら、そのような多量に存在するセメントが斯うした第3
の要因であるかのように考えられるとしても、このS/
Cが2ないし3以上となって粉体(セメント)が少ない
状態となってもこのような計算値と実測値との間の偏差
は全(減少しないで、規則的に増加する傾向を示すこと
は図示の通りである。
即ちこのような粉体、粒体および液体よりなる混練物に
おける液体においては前記α、βのみならず、更に第3
の要因が作用することは明確である。
そこで本発明者等はこのような第3の要因を解明するこ
とについて検討を重ねた結果、この第3の要因は結局に
おいて充填された混練物の構造ないし組織に原因して内
部に保持される水分と言うべきであるが、このような混
練物の充填組織に関し斯かる構造ないし組織を考察する
場合において、その骨格的機能ないし構造をなすものは
砂であることが明らかであって、そのような骨格的機能
ないし構造を形成している砂のような粒体間の間隙度合
(緩み率ないし充填状態)が支配的機能をなすものと考
えられる。然るにこのような混練物用原料として入手さ
れる砂のような粒体においては前記のような骨格的機能
ないし構造をなさない程度の微粒分(微砂分)を耐着混
入することが不可避であって、斯うした微粒分(微砂分
)を差引いたものを用いなければ適切な解明をなし得な
い。
然して斯うした微粒分(微砂分)を何を以て、どのよう
に求めることが妥当であるかについては従来において細
小フルイ目による分別を行うようなことで考慮されてい
るとしても的確性を有するものでない。本発明者は砂の
実積率測定を従来の絶乾締固め方法の締固め状態におけ
る空隙率を満たす程度の湿潤状態で実施した場合にその
実績率が大きくなる事実を発見したが、これは前記微粒
分(微砂分)によるものであり、この微粒量に関する微
粒率(微粉率)Msは具体的に次の1式によって求める
こととした。
ρS 但し、ρ8は湿潤状態の嵩比重であり、ρ0は絶乾状態
の嵩比重である。
更に上記のようにして微粒率(微粉率)を求めた場合に
おいて、前述したような第3の要因として重要な骨格的
機能を果たす砂のような粒体間の間隙率!、は、現実に
は湿潤状態 〔甲、h = (1−−)xlOO) ρ− であるとしても、絶乾状態を基準として補正されたもの
となるべきで、この絶乾状態の粒体間間隙率甲、Dは次
の■式のようになる。
甲so  =  (t−−)xtOO(%)・・・・・
・■ρD 又絶乾単位容積重量の測定は上記の容器(マス)に絶乾
砂を3層に分けて入れ、その各1層毎に左右両側面を各
10回(計20回)木槌で軽く叩き、充填終了後その上
面を角部を3角状とした定木で平面状に均らし、その重
量を測定した。
更に水中単位容積重量の測定は、500IIllのメス
シリンダーに水を用意し、前記容器(マス)に1ooa
/!の水を入れ、次に容器深さの3分の1に相当した絶
乾砂を入れ、棒でよく攪拌した後左右両側面を各10回
(計20回)木槌で軽く叩き、更に3分の2までの深さ
に相当した砂を入れて同様に攪拌し木槌で合計20回軽
く叩き、この時水が砂の上面に数籠出るように必要に応
じて注水する。同様容器上面から2〜3 mm下となる
ように砂と水を交互に入れ、20回叩き、次に容器上面
で砂面と水面とが同一になるように砂だけを入れ、又必
要に応じては注水するか、ピペットで水を吸い取るかし
、吸い取った水はメスシリンダーに戻すような操作をな
し、容器上面で砂面と水面とが同一で且つ平滑になるよ
うに金べらなどで均らし、その全型ffi (W)を測
定して次式により水中単位容積ρ。を求める。
但し、a:容器の風袋。
b:メスシリンダーに残った水量。
上記したような゛答方法で、径0.075〜5mのガラ
ス球、富士川砂および相撲用砕砂を用い砂(ガラス球)
/セメントの重量比(S/C) をO〜6とした各試料
について測定した結果は次の第3表から第5表に示す如
くである。
なおこれら第3表〜第5表において、W、はセメントの
キャピラリー域含水量、Slは砂の限界相対吸着水量で
あって、WP X CX 100が前記αであり、又S
。/5X100が前記βである。
更にW8は前記セメント(C)、砂(S)とそれらのα
およびβ以外構造内水量であって、その如何が具体的に
流動ないし成形化するか否かは兎も角として、少なくと
も流動ないし成形に潜在的に寄与するものであるからワ
ーカプル水量と言うべきである。更にρ。は正確にはp
SVDとも言うべきものであって、砂の絶乾嵩比重であ
り、これに対するρ8はpsJとも言うべきものであっ
て、ρ、の絶乾条件のものとは反対に砂の湿潤状態にお
ける嵩比重である。
然して上記のようにして本発明者の採用した新しい概念
!、Dを用いて得られた上述第3〜5表のような測定結
果を整理解析したところ、頗る明解な解明をなし得るこ
とを確認した。即ち既述した第3〜5表の測定結果につ
いて、この新しし、)甲、Dとワーカプル水MW1との
関係を要約して示したものが第1図であって、粒体が前
記のようにガラス球、川砂および砕砂という材質的、性
状的に明かに異るものであるに拘わらず、このW。
と甲、Dとの間には整然として殆んど変化のない所定の
関係が得られるものであることを発見した。
つまりこの第1図のような結果によるときは、対数回帰
式または指数回帰式による全回帰曲線または個別回帰曲
線の如きを求めることが可能であり、斯うした結果を用
いることによりこのような混練物において甲、Dが求め
られるならばワーカプル水IW%1を略適切に求めるこ
とが可能であり、従って又そのブリージング水量ないし
流動性更には成形体における強度その他の特性の如きを
も有効に判定することが可能である。
即ち前記全回帰曲線の1例については対数回帰式による
ものが第1図に併せてA・・・A曲線として示しである
が、このような全回帰曲線によるときはこのような混練
物において目的の特性値を得るための略的確な配合関係
を用いられた砂粒子の如何に拘わらず判定することがで
きる。特にV2Oが10〜30%程度の混練物において
は殆んど的中状態と言える。
なおこの第1図のものにおいて富士川砂の場合は他の2
者に対し’PsDが低い範囲においてW%4が高目とな
っており、これは第3〜5表において示されたような微
粒率(微砂率)の差異によるものと認められ、富士川砂
はM、が6%に近いものであるのに対し、ガラス球およ
び相撲用砕砂によるものは何れもM、が約3%である。
従ってこのような微粒率(M、)関係をも考慮して補正
し、あるいは具体的に採用する砂についての第1図に示
したような曲線(ガラス球、相撲用砕砂および富士川砂
の夫々によるもの)に従うならば全回帰曲線よりも一層
精度が向上することとなる。
更に前記第1図のように全回帰曲線が求められ基本流動
水1wuが求められるならば、前記した特開昭60−1
39407号公報による遠心力処理設備を有しない条件
下においても前述した粒体の限界相対吸着水率βを求め
ることが可能である。
即ち、前記最密充填状態形成のための試料調整でS/C
およびW/Cが判明しており、従ってCv(セメントの
単位容積)、Sv (砂の単位容積)も当然に求められ
、これらに加えて該試料の混練調整時におけるトルク最
高点からα・Cも求められる。即ちCvSSv、α・C
とW。が求められるわけであるから、前記第3〜5表に
おいて示した、Σ=Cv+Sv+α・C+β・Sの式に
おけるβ・S以外の要因が求め得られ、一方、W、1=
1000−Σの式におけるWl、Iが前記のように指数
化された全回帰曲線より求められたわけであるから、こ
れらの式から WW +cv +Sv+α−C+β−3=1000とな
り、この式に上記のように求められている各位を代入し
てβ・Sが得られる。
即ちβ値を求めるために既述したような遠心力処理設備
を有しない条件下においても最密充填状態におけるW。
を求めることよりβ値も求められる。
β値は細骨材の特性を解明する上において重要であるこ
とは本発明者等の前記先願において明らかにされている
通りであり、このようなβ値が特殊な遠心力処理設備を
必要としないで求め得ることは工業的な利用価値が大き
い。
本発明によるものの具体的な関係について更に説明する
と以下の如くである。
真比重(ρC)が3.16でキャピラリー域における含
水率(α: WP / C)が25%のポルトランドセ
メントを用いると共に、真比重(ρ3)が2.6で表乾
比重(ρN)が2.63、吸水率(Q)が1.2、F−
Mが2.82、絶乾嵩比重(ρV)が1.748、空隙
率(εV)が乾燥状態で32.8%であって、限界相対
吸着水率(β: SW /s)が4.11%の大井用F
砂を用い、S/Cを1.2.3.4.5および7として
、本発明者等の提案に係るダブルミキシング法(例えば
特開昭55−104958号公報)により混練調整した
混練物についてそのW/Cとフロー値とを測定した結果
は第2図の如くである。即ちこの第2図のような結果に
おいてはフロー値がばらばらであって、同じ流動特性(
フロー値)をもったモルタルを求めることができないと
いうべきである。
然しこの第2図の測定結果に対し、その縦軸における等
フロー値線と各S/Cの測定点を結んだ直線との交点の
W/C値を求めた結果は次の第6表の如くであって、目
的とするフロー値をもったモルタルを得る場合の各S/
C配合条件下でのW/C値として理解することができる
第6表 又この第6表の結果を第1図におけると同じに甲、Dと
ワーカプル水1w。との関係において整理し、前記第1
図の結果(ソリッドの測定点)と併せて示したものが第
3図であって、第1図に示した最密充填状態による結果
とこの等フロー曲線とが有意な相関関係を有しているこ
とは明かである。
特にこの第3図のものについて言うならば、S/Cが1
.2.3.5.7の場合の各直線の延長は′P3Dが1
00%で、W8が10004のポイントを指向している
ものと言うことができ、従って集れん設計が可能となる
ことを示している。
つまりこのような集れん設計は配合関係を設計する基点
が既に決定していることであって、どのようなS/Cを
採用してもその全般の関係が解明されているものと言う
べく、材料特性値の定量化を得しめて頗る容易に、しか
も適切な配合設計を可能ならしめることは明らかである
更に前記したモルタルについて、そのフロー値と混練物
の内部において発生する内部ブリージングを測定した結
果は第4図の如くであって、このような測定点自体から
は整然たる関係を求め得ないことは第2図のものと同じ
である。
然しこの第4図のものにおいてそれらS/C毎の測定結
果を結んだ直線と180龍〜240鶴の範囲での20龍
毎の等フロー線との交点を求めた結果は次の第7表の如
くである。
第7表 然してこの第7表の結果に基いて前記第1.3図と同様
に甲、Dを横軸としそのプリージング率との関係を整理
して示したものが第5図であって、この第5図には第1
図の最密充填状態による結果自体は示さなかったが第3
図の場合と全く同様にその最密充填状態による結果との
間に有意な相関関係を有していることが明かである。
更に上記したような大井用F砂を用い、S/Cを1〜5
および7として調整された各モルタルについて、これを
成形して得られる供試体に関し28日後の圧縮強度(σ
c28)を測定し、その測定結果と用いられたモルタル
のW/Cとの関係 。
を要約して示したものが第6図であって、S/Cが相当
に大幅な範囲で変動しているにも拘わらず、略整然とし
た関係を採っていて、所定の配合条件下において得られ
る製品強度を適切に判定することができる。
本発明において前記した第1図のように常数化された結
果を利用して前記β値を求める具体例は以下の如くであ
る。
FM:2.80、吸水率2.96%、表乾比重が2.6
0で絶乾比重が2.53であり、単位容積重量が172
0kg/rrr(438Gによる相対表面吸着水率β。
が後述のように4.34%)の相撲川砂を用い、S/C
を2.0、W/Cを39.7%としたモルタル(セメン
ト665kg/n?、砂1330kg/d、水263.
9 kg/ nf) ニツイテlk密充填状uノ!、D
は、 であり、一方β、即ちWwは前記した第1図において、
この’PsD= 22.7%に相当した全回帰曲線の交
点を縦軸におけるW。の値として求めると、38、5 
J程度となる。又このW8を具体的に計算すると、 β=16°3.6−40.1 ・loge 22.7 
= 38.642となり、第1図の図表から求めた値と
略合致する。
このようにして甲、DおよびW、1が求められるならば
、βの値が計算によって求め得ることとなり、即ちβの
算出式は、 但し、Cv :セメントの容量=C/3.16Sv :
砂の容量=S/2.53 α・C:セメントの吸着水率=25% であるから、 と計算され、この値は前記した438Gの遠心力処理に
よるβ。値4.34%と実質的に同じであって、遠心力
処理を実施することなしにβ値を求めることができる。
なお従来において前記βを求めるにはS/Cを種々に変
化させた複数個の試料について夫々30分程度の遠心力
処理をなし、得られた結果を回帰式によって計算して求
めるもので、そのような遠心力設備ないし処理操作を必
要としないで求められる本発明によるものの有利性は明
らかである。
父上記のようにしてβが求められるならば、S/Cが種
々に変化したちのその他の解明も頗る簡易であることは
言うまでもない。
上記したところはモルタルについてのものであるが、こ
のようなモルタルに対し更に粗骨材をも配合したコンク
リートについても検討した。
即ち前記した大井用F砂と普通ポルトランドセメントお
よび水と共に、最大25鶴で、絶乾比重2.62、表乾
比重2.69、粗粒率6.96で吸水率が0.67%、
単位容重1632ksr/n?の砕石を用い、その混練
方法としては、砂および砕石に1次水を添加して30秒
混合してからセメントを投入して60秒間混合し、次い
で2次水を添加して30秒間混練し、更に花王石鹸社製
造販売に係る減水剤マイ与イをセメント量の1.0%添
加して60秒間の混練をなしたもので、斯うした方法で
S/Cを1.5〜4.0の範囲で種々に変え調整した各
種生コンクリートに関する特性値を要約して示すと次の
第8表の如くである。
であり、前記混練において用いられた1次水の量は前記
したv、Dが零状態の水量となし、2次水については第
8表に示した各W/C値を満足するための残部水量を採
用したものである。
然してこの第8表のような結果を要約して示したものが
第7図であって、S/C,W/CおよびS/aが夫々に
変化する多様に変動する条件下においても、′PGとス
ランプ値との間に高度の相関関係の存することは明かで
あり、v、、を求めることにより得られた生コンクリー
トのスランプ値を略適切に判定することができる。特に
用いられたモルタルのS/CおよびW/Cが特定された
条件下(第7図における同一形状の測定点の場合)にお
いては略直線状をなすものと言うことができ、即ち用い
られたモルタルの組成が特定ないし解明された条件下に
おいては非常に高精度の判定をなすことができる。
又上記のようにして調整された各コンクリートに関して
、夫々成形体となし、材令28日の圧縮強度を測定した
結果を要約して示しているのが第8図であって、S /
 C= 2.0でW/Cが41%のものにおいて若干の
ばらつきがあるとしても全般的には30〜100kg/
aaの比較的狭い範囲でのばらつきしか有しておらず、
しかもそのS/C値との関係において高い圧縮強度を有
していることが明かであって、頗る優れたコンクリート
の得られていることが確認された。
又本発明者等はこの大井用F砂と砕石を用いた場合のみ
ならず、その他の相撲用、鬼怒用、富士月産川砂や水洗
して準備された海砂および山砂を細骨材として用い、粗
骨材についても各地の河川から得られた多くの川砂利な
どに関して上記した第7表ないし第6.7図の結果に基
いて多様な検討をなし、且つ目的とする生コンクリート
の特性値を得るための配合混線条件を決定して実施した
が、何れも上記したところに準じた結果が得られ、又予
想判定された特性値に対して誤差が極めて少い生コンク
リートを得ることができた。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは、粉体、粒体お
よび液体による混合物に関し従来法における如き試し練
りの繰返しや統計的手法から脱却し、その水などの液体
について新しい粉体のキャピラリー域における含水率や
粒体の限界相対吸着水率と共に最密状態充填物における
基本流動水量、更にはこのような漸新且つ特異な要因と
の関係における流動必要水、ブリージング水などを定量
的に仔細に解明し、実際の混合物、特にコンクリートや
モルタルの如き混練物の実態に即応した合理的な解明を
なし、ばらつきの少い安定した品質を有する製品を予測
し且つ適切に得ることができるなどの効果を有しており
、工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は粒体の粒子間緩み率とワーカプル水量との関係を要約
して示した図表、第2図はポルトランドセメントと大井
用下砂を用いたモルタルについてのW/Cとフロー値と
の関係を要約して示す図表、第3図はこの第2図におけ
る等フロー値線と各S/Cの測定点を結んだ交点のW/
C値を第1図と同様に粒子間緩み率とワーカプル水量と
の関係で整理した図表、第4図は前記モルタルの内部ブ
リージング率とフロー値との関係を要約した図表、第5
図はこの第4図のものにおいて等フロー値線と各S/C
毎の測定結果を結んだ直線との交点について粒子間緩み
率とブリージング率との関係を整理して示した図表、第
6図は上記のように調整されたモルタルを用い成形した
供試体に関し、その28日後における圧縮強度をW/C
との関係で要約して示した図表、第7図は各種S/C1
W/CおよびS / aによって得られた生コンクリー
トについて粗骨材間緩み率!。とスランプ値との関係を
要約して示した図表、第8図は第7図のように調整され
た各生コンクリートについて材令28日の圧縮強度を要
約して示した図表、第9図は最密充填状態混合物におけ
るW/CとS/Cの変化状態を計算値と実測値について
併せて示した図表である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土な
    どの粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球そ
    の他の粒体および水その他の液体を加えた混合物を用い
    、該混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物に関し
    前記混合物における上記粒体の限界相対吸着水率を求め
    ると共に前記粉体のキャピラリー域における含水率を求
    め、上記した最密状態充填物の単位容積当り重量よりそ
    の粒体重量と粉体重量および粒体重量に前記限界相対吸
    着水率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量に上記キャ
    ピラリー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを差引いた水
    量を前記最密状態充填物における基本流動水量として求
    めることを特徴とする液体、粉体および粒体による混合
    物の基本流動水量測定法。 2、最密状態充填物における基本流動水量を粒体間間隙
    率との関係において求める特許請求の範囲第1項に記載
    の液体、粉体および粒体による混合物の基本流動水量測
    定法。 3、粒体間間隙率を絶乾状態の粒体に関する間隙率とし
    て求める特許請求の範囲第2項に記載の液体、粉体およ
    び粒体による混合物の基本流動水量測定法。 4、混練物に用いられた粒体に関し微粒量により補正す
    る特許請求の範囲第1項から第3項の何れか1つに記載
    の液体、粉体および粒体による混合物の基本流動水量測
    定法。 5、最密充填状態を形成するに当り、用いられた試料か
    ら粉体量、粒体量を求めると共に混練時のトルク最高点
    から前記粉体のキャピラリー域における含水率を求め、
    しかも最密充填状態における粒子間間隙率と基本流動水
    量をそれらの指数化された関係から得しめ、該基本流動
    水量と前記した粉体量、粒体量およびキャピラリー域に
    おける粉体含水率から上記粒体の限界相対吸着水量を求
    める特許請求の範囲第1項から第4項の何れか1つに記
    載の液体、粉体および粒体による混合物の基本流動水量
    測定法。 6、セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土な
    どの粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球そ
    の他の粒体および水その他の液体を加えた混合物を用い
    、該混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物に関し
    前記混合物における上記粒体の限界相対吸着水率を求め
    ると共に前記粉体のキャピラリー域における含水率を求
    め、上記した最密状態充填物の単位容積当り重量よりそ
    の粒体重量と粉体重量および粒体重量に前記限界相対吸
    着水率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量に上記キャ
    ピラリー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを差引いた水
    量を前記最密状態充填物における基本流動水量として求
    め、この基本流動水量を利用し各種配合物に関し夫々の
    基本流動水量に相関した流動水量を求めることを特徴と
    する液体、粉体および粒体による混合物の特性判定法。 7、基本流動水量を絶乾状態の粒体間間隙率として求め
    ると共に混練物に用いられた粒体に関して微粒量により
    補正する特許請求の範囲第6項に記載の液体、粉体およ
    び粒体による混合物の特性判定法。 8、絶乾状態の粒体に関する間隙率に対する基本流動水
    量を対数回帰式または指数対数回帰式などによる回帰曲
    線によって求める特許請求の範囲第6項に記載の液体、
    粉体および粒体による混合物の特性判定法。 9、セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土な
    どの粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球そ
    の他の粒体および水その他の液体を加えた混合物を調整
    するに当り、該混合物を圧密充填操作した最密状態の充
    填物に関し前記混合物における上記粒体の限界相対吸着
    水率を求めると共に前記粉体のキャピラリー域における
    含水率を求め、上記した最密状態充填物の単位容積当り
    重量よりその粒体重量と粉体重量および粒体重量に前記
    限界相対吸着水率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量
    に上記キャピラリー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを
    差引いた基本流動水量が零状態となる条件下で第1次の
    混練を行い、次いで目的とする混練物に必要とされる流
    動性その他の特性値によって求められた基本流動水量と
    相関流動水量による液体を添加して第2次の混練をなす
    ことを特徴とする液体、粉体および粒体による混合物の
    調整法。 10、基本流動水量を絶乾状態の粒体間間隙率として求
    めると共に混練物に用いられた粒体に関して微粒量によ
    り補正する特許請求の範囲第9項に記載の液体、粉体お
    よび粒体による混合物の調整法。 11、絶乾状態の粒体間間隙率に対する基本流動水量を
    対数回帰式または指数対数回帰式などによる回帰曲線に
    よって求める特許請求の範囲第9項に記載の液体、粉体
    および粒体による混合物の調整法。 12、基本流動水量と粒体間間隙率の関係を常数式化し
    、この常数式化されたものを用い目的とする混合物特性
    を得るための配合関係を決定し混練する特許請求の範囲
    第10項から第12項の何れか1つに記載の液体、粉体
    および粒体による混合物の調整法。 13、セメント類やフライアッシュ、スラグ粉末、粘土
    などの粉体と、砂や粒状スラグ、人工細骨材、ガラス球
    その他の粒体および水その他の液体と共に砂利、砕石そ
    の他の粗骨材ないし塊状体を加えた混合物を調整するに
    当り、該混合物を圧密充填操作した最密状態の充填物に
    関し前記混合物における上記粒体の限界相対吸着水率を
    求めると共に前記粉体のキャピラリー域における含水率
    を求め、上記した最密状態充填物の単位容積当り重量よ
    りその粒体重量と粉体重量および粒体重量に前記限界相
    対吸着水率を乗じた粒体吸着水量と前記粉体重量に上記
    キャピラリー域含水率を乗じた粉体吸着水量とを差引い
    た基本流動水量を絶乾状態の粒体に関する間隙率として
    求めると共に塊状体に関する間隙率を求め、この塊状体
    に関する間隙率とスランプ値を図表化された相関関係か
    ら得しめることを特徴とする液体、粉体および粒体によ
    る混合物の調整法。 14、基本流動水量が零状態となる条件下で第1次の混
    練を行い、次いで目的とする混練物に必要とされる流動
    性その他の特性値によって求められた基本流動水量と相
    関流動水量による液体を添加して第2次の混練をなす特
    許請求の範囲第13項に記載の液体、粉体および粒体に
    よる混合物の調整法。 15、混練物に用いられた粒体に関し微粒量により補正
    する特許請求の範囲第13項および第14項の何れか1
    つに記載の液体、粉体および粒体による混合物の基本流
    動水量測定法。
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