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JPS63283Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS63283Y2
JPS63283Y2 JP15020483U JP15020483U JPS63283Y2 JP S63283 Y2 JPS63283 Y2 JP S63283Y2 JP 15020483 U JP15020483 U JP 15020483U JP 15020483 U JP15020483 U JP 15020483U JP S63283 Y2 JPS63283 Y2 JP S63283Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leather
ball
pieces
groove
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15020483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60113068U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15020483U priority Critical patent/JPS60113068U/ja
Publication of JPS60113068U publication Critical patent/JPS60113068U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS63283Y2 publication Critical patent/JPS63283Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、サツカーボール、バレーボール等表
面に複数枚の皮革片を接着してなる球技用革張り
ボールに関する。
従来技術 第1図は、革張りサツカーボールの一典型例を
示し、ボール表面は、20枚の6角形皮革片と、12
枚の5角形皮革片(ともに図番1で示す)を貼合
せて構成されている。従来この種革張りボールに
は、第2図に示すように2枚の皮革片1,1…の
接合部分に略V字型の溝2が形成されている。こ
溝2は、ボールを把み易くするとともに飛距離を
増し、また、変化球としたときその変化度を増す
というボール本来の機能を大きく向上させると同
時に、デザイン上も亀甲模様を浮き立たせる大き
な作用をなすものである。
第3図は、従来例に係るボール構造の皮革片貼
着以前の状態を示し、皮革片1,1の裏面縁部
は、斜方向に直線状に削り取られ(コバ削ぎ処理
と称される)端部に向うに従つて肉厚が逓減する
傾斜肉薄部3,3が形成される。かかる処理の
後、皮革片1,1はその裏面に接着剤4が塗布さ
れた後、同様に接着剤4が塗布されたボール基体
5に、端部同士が接合する如く位置決めされ押圧
される。このとき傾斜肉薄部3,3もまた、接着
剤4によりボール基体5に接着されるから、その
結果皮革片1,1表面接合部に第1図に示す如
き、略V字状の溝2が形成される。この溝2の大
きさは、通常のサツカーボールでは、把み易さ等
機能上の面及びデザイン上の面から、幅A約8mm
深さ約1mm程度に設計されている。然しながら、
かかる構造では傾斜肉薄部3,3斜面の水平面に
対する傾斜角θは約15゜と浅く、把み易さ、及び
デザイン上のアクセントの点から、未だ不充分で
あつた。これに対処して溝2の幅Aを小さくし、
傾斜角θを大きな値とすることも可能であるが、
かくすると接着時における傾斜肉薄部3の復元力
が大きくなり、かつこの部分の接着面積も減少す
ることから、接着強度が低下し剥離という新たな
問題が発生する。
またデザイン上の美観も悪化することから、実
用的ではない。
考案の目的 本考案は、皮革片接合部に形成される溝の幅
を、従来と殆ど変えることなく、傾斜角を大きく
してボールの把み易さを改善し、かつ溝部分にお
ける皮革片の接着力強化を図ることを目的とする
ものである。
考案の構成 本考案に係る球技用革張りボールは、皮革片裏
面縁部において皮革片端部に近い部分より皮革片
中央に近い部分が急傾斜となるべく曲線状に切除
されてなることを主構成要素とする。
実施例 第4図ないし第6図において、皮革片1,1の
傾斜肉薄部6,6は、その傾斜部が2段となる如
く形成されている。即ち第6図に示す如く傾斜肉
薄部6の皮革片端部に近い部分aは、略平坦に、
またこれより皮革片中央に近い部分bは、急傾斜
に形成されている。具体的には、a=15mm、b=
2.5mm、皮革片1内部の肉厚c=1.5mm、皮革片1
端部の肉厚d=0.5mmとすることができる。従つ
て溝7は幅A8mm、深さ1mmとなる。本例にあつ
ては、急傾斜部bの傾斜角はθ=22゜となる。第
4図は、かかる形状の傾斜肉薄部6,6を有する
皮革片1,1をボール基体5に接着した状態を示
し、溝7断面はU字状に近い形状となる。第5図
は、皮革片1,1接着処理前の状態を示し、皮革
片1,1裏面及びボール基体5表面に接着剤4,
4が塗布された後、皮革片1,1はボール基体5
に押圧される。
かくすれば溝7は、縁の部分において急傾斜で
あつて、底の部分において平坦な形状が得られ
る。上記具体例にあげた数値はこれに限るもので
はなく、溝7の幅Aは、約6mm程度に狭くするこ
ともでき、平坦部及び急傾斜部の比率も、それが
極端でない程度において任意に変更し得る。例え
ば、把み易さを向上せんとすれば、急傾斜部bを
狭くして、幅2mm高さ1mmとすれば、傾斜角θ=
27゜を得ることができる。把み易さ等機能上の面
及びデザイン上の面からこの角度は、約20゜以上
好しくは約25゜前後が適当であることが確認され
ており、上記例によればかかる角度が所望通り得
られることとなる。
皮革片1の材料としては、天然皮革或いは合成
皮革が主に使用される。またボール基体5は、チ
ユーブ、糸巻補強層、ゴム中張層の積層体よりな
るもの、或いはゴム等弾性体単層よりなるもの等
従来公知の構造を有している。
第7図は、本考案他の実施例を示し、傾斜肉薄
部6を円形等連続曲線形状にしたもので、実際に
は、刃物で皮革片1を削ぎ取つた場合、第6図に
示す如く折れ線状に削り取ろうとしてもこのよう
に連続曲線となることが多い。
第8図はさらに他の実施例を示し、傾斜肉薄部
6の端部をこれに近接する内部々分より僅かに肉
厚構造としたものである。こうすると、2枚の皮
革片を接合してボール基体に接着したとき、溝中
央に僅かな凸部が形成され、皮革片の接合線を一
段と際立たせることができる。
尚、上記実施例にあつては、サツカーボールに
ついて説明したが、他の球技用ボール例えばバレ
ーボール、ハンドボール、バスケツトボール、ラ
グビーボール、アメリカンフツトボール等皮革片
を複数枚貼り着けて表皮層が形成されるボールに
は全て適用できる。
考案の効果 本考案によれば、コバ削ぎ処理を施した皮革片
を接合してボール基体に接着したとき、その接合
部に形成される溝は、この部分に特別の外力を加
えることなく、即ち皮革片全面に加えられる一様
の押圧力のみで、自ずと略U字状に近い断面形状
とすることができる。これにより溝の幅を従来と
同一に保つた上で把み易さの向上が図られ、また
従来と同一の溝の深さであるにも拘らず、縁部分
が急傾斜であるために使用者にその深さが強調さ
れ、より深い印象を与えることができ、デザイン
上の効果をあげることができる。
また本考案によれば、傾斜肉薄部の幅は従来と
略同一であるから、接着面積もまた同一でありこ
の部分の接着強度が低下するおそれはなく、逆に
傾斜肉薄部端部の傾斜角が極めて小さいために、
この部分がボール基体に押しつけられて接着され
た際その復元力が小さいから従来例に比し一層の
接着力強化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、サツカーボールの典型的表面構造を
示す正面図、第2図は第1図−断面に対応す
る従来例断面図、第3図は、従来例構造における
皮革片接着前の状態を示す断面図、第4図は、第
1図−断面に対応する本考案一実施例断面
図、第5図は同実施例構造における皮革片接着前
の状態を示す断面図、第6図は要部拡大断面図、
第7図は、本考案他の実施例要部拡大断面図、第
8図は、さらに他の実施例を示す要部断面図であ
る。 1……皮革片、2,7……溝、3,6……傾斜
肉薄部、4……接着剤、5……ボール基体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボール基体表面に複数の皮革片を接着して表皮
    層を形成するとともに皮革片の接合部を溝状に形
    成してなる球技用革張りボールにおいて、上記皮
    革片は、その裏面縁部において皮革片端部に近い
    部分より皮革片中央に近い部分が急傾斜となるべ
    く断面曲線状に切除されてなることを特徴とする
    球技用革張りボール。
JP15020483U 1983-09-27 1983-09-27 球技用革張りボ−ル Granted JPS60113068U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15020483U JPS60113068U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 球技用革張りボ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15020483U JPS60113068U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 球技用革張りボ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60113068U JPS60113068U (ja) 1985-07-31
JPS63283Y2 true JPS63283Y2 (ja) 1988-01-06

Family

ID=30708355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15020483U Granted JPS60113068U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 球技用革張りボ−ル

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JP (1) JPS60113068U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5002164B2 (ja) * 2006-02-08 2012-08-15 モルテックス スポーツ リミテッド 外皮パネル、球技用ボール及びこれらの製造方法
JP5231798B2 (ja) * 2007-12-25 2013-07-10 株式会社モルテン ボール

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60113068U (ja) 1985-07-31

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