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JPH01212578A - 球技用ボールのための表面パネル - Google Patents

球技用ボールのための表面パネル

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JPH01212578A
JPH01212578A JP9995988A JP9995988A JPH01212578A JP H01212578 A JPH01212578 A JP H01212578A JP 9995988 A JP9995988 A JP 9995988A JP 9995988 A JP9995988 A JP 9995988A JP H01212578 A JPH01212578 A JP H01212578A
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JP
Japan
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surface panel
panel
ball
thermoplastic elastomer
ball game
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JP9995988A
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Hideomi Shishido
英臣 宍戸
Shigeru Takagi
高木 滋
Shigeo Doi
重夫 土井
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Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、球技用ボールのための表面パネルに関する。
〈従来の技術〉 球技用ボールの最外層表面パネルの材料として大別して
天然皮革、人工皮革及びゴムの3種類が現在知られてい
る。天然皮革としては、牛等の皮革が使用されている0
人工皮革は、例えばポリエステル短繊維を縦横に順次積
み重ねて軽くプレスした後、ニードルパンチングによっ
て3次元的に交絡させて得た不織布に、高分子エラスト
マーよりなるバインダーを含浸させて基体を作る。この
基体に塗布又はロール転写←よって表面パネルを形成す
るのである。ゴムとしては、例えば天然及び合成ゴムが
使用される。
〈発明が解決しようとする課題〉 天然皮革は、使用後数カ月で摩耗したり、雨水を吸って
固くかつ重くなるという問題がある。また皮革の部位に
よって毛穴の大きさ、形状、密度等にバラツキがあり、
また皺も存在することから、均一な品質のものが得られ
にくいという問題がある。
人工皮革は、表面層が約0.01ないし0.03mと極
めて薄いために、耐摩耗性が悪(かつひつかきに弱いと
いう問題がある。この人工皮革に°施した印刷も同様に
耐摩耗性に劣り1.約6カ月の使用で表面層が消滅し、
不織布層が露出してフェルト状表面となり、文字、模様
等も消え、その判別は極めて困難となる。更に不織布層
には、吸水性があるため、水分を吸収して重くなるとい
う問題がある。
ゴム表皮は、その摩耗係数が極めて大きく、また色合、
光沢感、反発弾性等において天然皮革、人工皮革より劣
り、さらに耐候性が悪いためにヒビ割れを生じるという
問題がある。
天然皮革、人工皮革を用いたボール表面パネルの製造に
際しては、まず皮革原反を所定のパネル形状、例えばサ
ッカーボールの場合6角形及び5角形の形状に裁断され
る。裁断された皮革パネルは、次にコバ削ぎ処理と称さ
れるパネル周縁部の傾斜肉薄化処理がなされる。かかる
コバ削ぎ処理は、皮革不織布層を斜方向に切除するもの
であり、これにより皮革パネル隣接部に溝が形成される
しかしながらこのような皮革を用い上記コバ削ぎ処理を
行うと、緩やかな傾斜をもつ溝しか得られず、縫製ボー
ルに見られる如き立体感は表現できないという問題があ
る。さらに、上記天然皮革、人工皮革にあっては、コバ
削ぎ処理後、その表面にホットスタンプ、シルク印刷、
パッド印刷等により所定の文字、記号、模様等を印刷す
る工程が必要である。このように天然皮革、人工皮革を
用いてボール表皮を製造する場合、多数の工程を経る必
要がある。
本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたもので、
天然皮革、人工皮革に1HGtする艶、漬り感、ソフト
感、反発弾性を有するとともに天然皮革、人工皮革にお
いて劣る耐摩耗性、耐ひっかき性−耐吸水性を備え、さ
らに高い印刷強度を有するボールの表面パネルを実現す
るものである。
また本発明は、ボール用表面パネルを射出成形法を用い
て成形することにより、従来の天然皮革、人工皮革に見
られた裁断、コバ削ぎ、印刷といった一連の工程を不要
とし、ボール表面パネルの製造を極めて簡略化するもの
である。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、圧搾空気が封入される球形中空体のゴム製チ
ェーブ及び該チェープ表面に形成された補強層よりなる
カーカス又は補強機能を有する熱可塑性エラストマーを
球形中空体に形成してなるカーカス上に直接又はゴム薄
層を介して複数枚接着され球技用ボールの表皮を形成す
る表面パネルにおいて、上記表面パネルは、熱可塑性エ
ラストマー材料を射出成形金型に注入して所定形状に成
形されてなるものである。
く実 施 例〉 以下本発明をサッカーボールlに適用した例につき説明
する。第1図及び第2図において、2は、ブチルゴム等
を球形中空体に成形して形成されたチェーブで、バルブ
(図示せず)を介して圧搾空気が注入される。3は、こ
のチューブ2表面に数千m分のナイロン糸を無限軌道上
に巻回して形成した補強層で、ボールに形状維持性、耐
久性、寸法安定性等の特性を与えるとともに反発弾性の
抑制等の作用をなすものである。このチューブ2′&び
補強層3にてカーカスが構成される。尚このチェープ2
及び補強層3を、補強機能を有する熱可塑性エラストマ
ー例えばハイトレル(登録商標)に代えることもでき、
これによると、熱可塑性エラストマーよりなる球形中空
体にてカーカスが構成される。4は、補強層3上に形成
された天然ゴム、合成ゴム等よりなるゴム薄層、5は、
このゴム薄層4上に加硫ゴム用プライマー及びウレタン
糊等よりなる接着剤層6を介して接着形成された表皮層
で、6角形及び5角形の表面パネル7.7・・・を配列
してなるものである。向上記ゴム薄層4は表面パネル7
.7・・・の接着強度を向上させるためのものであるが
必ずしも必要ではな(、これを省き、表面パネル7.7
・・・を直接補強層3に接着することもできる0表面パ
ネル7.7−・・は、硬度(J I S)約50ないし
90をもつ熱可塑性エラストマー材料を射出成形型に注
入して成形される。
ここで熱可塑性エラストマー材料としては、エラストマ
ーAE(東亜合成化学工業株式会社製)、タフプレン(
登録商標、旭化成株式会社製)、ツルプレンT(登録商
標、日本エラストマー株式会社製)等のSBS系熱可熱
可塑性エラストマーラストマー(登録商標、三井石油化
学工業株式会社製)、住友TPE (住友化学株式会社
製)等オレフィン系熱可塑性エラストマー、スミフレッ
クス(登録商標、住友ベークライト株式会社製)、サン
ブレーン(登録商標、三菱化成ビニル株式会社製)、デ
ンカレオマーG(登録商標、電気化学株式会社製) 、
EZ−800(信越ポリマー株式会社製)等のPvC系
熱可熱可塑性エラストマーラプレン(登録商標、日本ポ
リウレタン株式会社製)、エラストラン(登録商標、日
本エラストラン株式会社製)、バンデックス(登録商標
、大日本インキ化学工業株式会社製)等ポリウレタン系
熱可塑性エラストマー、ペルプレン(登録商標、東洋紡
績株式会社製)、ハイトレル(登録商標、デュポン社製
)等ポリエステル系熱可塑性エラストマーを使用するこ
とができる。
熱可塑性エラストマーは、ソフトセグメントと物理的架
橋作用をなすハードセグメントとからなり、常温よりも
低いガラス転移温度を有するために、ボールの使用温度
範囲(約−20t’ないし50℃)では、ボール表面パ
ネルとして適する弾性(J I S硬度で約50ないし
90)を有する。上記物理的架橋は、ゴムにおける加硫
のような化学結合と異なり、高温にすると溶融するため
、射出成形によって所望の形状に成形することができる
射出成形法にて形成された表面パネル7の裏面には、多
数の突起体8.8・・・が所定の間隔をもって形成され
てなり、これら突起体8.8・・・の先端が、ゴム薄層
4に接着固定される。この突起体8.8・・・は、表面
パネル7の柔軟性を増し、衝撃を緩和するとともに、表
面パネル7表面に対し斜方向から力が加わったとき、表
面パネル7がよじれる如く変形し、この方を吸収緩和す
る作用をなす。
かかる作用は、天然皮革にlI44mの作用である。
9は表面パネル7の周縁部に形成された傾斜肉薄部であ
る。
以下突起体8.8・・・の具体的構造につき説明する。
(イ)円形突起体(第3図A、B) 突起体8の間隔をX軸方向P、Y軸方向qとし、突起体
8の直径をaとすると、p=q>aなる関係で配列され
る。ここでp = q −1,5ないし2.5鶴、a 
= 0.5ないし2.0 vanである。また表面パネ
ル7の表層10の厚さtと、突起体8の高さhは、それ
ぞれt = 0.5ないし1.5鶴、h = 0.5な
いし1.5鶴とすることができる。これらの値は、以下
の例においても同様である。向上記構造では、使用を繰
り返すうちに表面パネル7の突起体8上に位置する表面
S部分が早く汚れ、斑点状の汚れ模様が現れることがあ
る。また突起体8の基部に切れ目が入ることがある。
(ロ)4角形状突起体(第4図A、 B)表面パネル7
裏面に4角形例えば正方形断面を有する突起体11を形
成したものである。かがる構造においても、前述の第3
図に示す例と同様の利点が得られる。また同様に表面パ
ネル7の突起体11上に位置する表面Sに4角形の斑点
状の汚れが現れ、或いは突起体1’ 1の基部に切れ目
が入るおそれがある。
(ハ)円形突起体の基部にアールをとったもの(第5図
A、 B) 円形突起体8の基部にアール部1・2を形成したもので
ある。ここでアール部12の直径をbとすると、p ”
 q > b > aなる関係を有する。がくすると、
アール部12の存在により突起体8上に表面Sの汚れは
減少し、また突起体8基部の切れ口も生じにくくなる。
(ニ)アール部を連接したもの(第6図λ、B)隣接す
φアール部12.12・・・が接する如く突起体8.8
−・・を密に配列した構造であり、p−q−b>aなる
SaF!を有する。かかる構造では、表面パネル7表面
の!点状汚れ発生は、更に抑制されるが、アール部12
でカバーできない表層1゜裏面杢がか。なり広(存在す
るた妙に、未だ充分ではない*−、)、2      
        。
(ホ)突起体の列を交互にずらせたもの(第7図A、、
B) 突起体8.8・・・及ダアール部12.12−・・の大
きさ及び間隔を、p = b > q −3/ 2・シ
〉aなる関係としたものである。が、かる構造にすると
、アール部12でカバーきない表層1o裏面3の面積を
最小限とすることができる。これにより、突起体8に対
応すると表面パネル7表面の汚れは殆ど目立たず、また
卑起体8の基部に切れ目が生じることもない。
尚第8図は、上記各具体例において、突起体8の下端に
径大部13を形成し、ゴム薄層4又は補強層3との接着
面積を増大させ、接着強度を向上させ−たものである。
第9図は、本宛、明に係る表面パネル7を示し、外方に
湾曲した辺をもっ略6角形にて形成され、周辺には、傾
斜肉薄部9を有している。この表面パネル7は、地の部
分である白色部14と、記号。
文字、模様等を黒色て表示した印刷部15とからなる。
第1θ図は、上記印刷部15を、箔の転写によって形成
した表面パネル7の断面を示し、これは第11図に示す
金型16.17によって形成される。即ち、パネル7の
表面を形成する金型16と、裏面を形成する金型17と
からなり、両全型16、 1 ’RJニヘースフィルム
18上に被着された印刷用箔19を挟み、両金型16.
17を重ね合わせた状態でノズル2oより白色部14を
構成する□熱可塑性エラストマーを射出注入するのであ
る。
金型16のキャビティ表面には、天然皮革の表面模様に
僚せたシボが形成されており、また金型17のキャビテ
ィ表面に善本、突ii!瞭8の陰型が形成されている。
これにより第10図に示す構造の表面パネル7が成形さ
れる。
第12図は、表面パネル7の印刷部15を2色成形法に
より成形した断面構造を示す、−かかる構造では、印刷
部15−はパネル表面、のみではな(裏面にまで達シて
おり、従って表面が摩耗しても、印刷部15が消滅する
こと眸ない、第13図(A)(B)は、上記構造の表面
バネ7L!7の製造方法を示し、まず、印刷部15の形
状のキャビオイ零〇を有する金型21と、表面パネル7
の裏面を形成する金型22が1重ね合わされ、ノズル2
3より黒色の熱可塑性エラスト、マーが獣出注入される
0次に、金型21は、取、り外され1、パネル表面形状
を有する他の金型24が、金型22に重ね合わされる。
この金型22キ中ビテイ内5は黒色の印刷部15が形成
されたままの状態にある。
かかる状態で、他のノズル25から白色の熱可塑性エラ
予トマーが射出注入される。かくして、第12図に示す
構造をも°つ表面パネル7が成形される。
一般に周辺をコバ削ぎ処理した皮革パネルを多数枚−着
した構造のボールにあっては、皮革パネルの中央が地面
←衝突した場合と、その周辺が地面に衡突し木場合と!
は、バウンド高さが鰐なる、ことが知られており、パネ
ル中央部分の方がパネル周辺部分よりもツメウィドが高
くなるのである。
例えば、上記構造のサッカーボールを1.8 mの高さ
から落下させた場合、よ記?つのバウンド高さには、約
5〜73の差が生じることが確認されている0、本発明
は、ζやようなバウンド高さのボール部位による差をな
(すために以下のような構造を採用した。
即ち、第514図に示すように痺面パネルア中央部分の
突起体8の密度を高(し、周辺にいくに従?てその密度
を低(したものである、カフすると、密度の高い表面パ
ネル7中4央部分では、バウンドが低くなり、密度の低
い表面パネル7周辺部分ではバウンドが高くなり、これ
により両者の差が相殺され、略均−なバウンド高さとす
ることができる。
第15図は、同様の目的を達成する他の構造を示し、表
面パネル7の厚さを、周辺にいくに従って厚くし、かつ
これに応じて突起体8の長さを、周辺部分にいくほど長
くしたのである。かくすれば表面パネル7中央部分が硬
く従って低バウンドとなり、かつ周辺部分が軟らかく従
って高バウンドとなり、バウンド高さの調整を図ること
ができる。かかる構造の表面パネル7は、高硬度のプラ
スチックコンパウンド例えばJIS硬度約80のポリ塩
化ビニルを使用した場合に通している。
第16i!lは、同様の目的を達成するさらに他の構造
を示し、表面パネル7の厚さを周辺にいくに従って厚く
し、かつこれに対応して表層10の厚さを周辺部分にい
くほど厚くしたものである。従ってこの場合突起体8の
長さはミ均一である。かかる構造は、硬度の低いプラス
チックコンパウンド例えばJIS硬度約60のポリ塩化
ビニルを使−用した場合に遺しており、表層10が軟ら
かいために、その厚さが厚い表面パネル7周辺部分ては
軟らかく、従って高バウンドとなり、他方表面パネル7
中央部分では硬く、従って低バウンドとなり、両者は、
均等となるよう調整されるのである。
また、第15図及び第16図に示す構造の表面パネルで
は、周辺部分が厚くなるためにコバ削ぎ部分により形成
される溝が深くなり、そのコントラストが明確になると
いう利点がある。
第17図及び第18図は、サッカーボールに使用される
2枚の6角形表面パネル26A、26Bを2枚連結した
構造を示す。6角形表面パネル26A、26Bは、その
各辺が外方へ湾曲した曲線を有し、任意の一辺の中央部
分において連結されている。この構造は、一方を6角形
表面パネルとし、他方を5角形表面パネルとすることも
できる。
6角形表面パネル26A、26Bの各辺を外方へ湾曲し
た曲線とするのは、カーカスに接着したとき隣接する表
面パネル同士の辺を接合させるためである。6角形表面
パネル26の一辺の長さdに対するその中央部分の連結
部の長さCの割合は、c / d = 1 / 2とす
ることができる。本例の場合d=45m、c”−24m
+である。
第18図(A)に示す如く、傾斜肉薄部27は外方に湾
曲した急傾斜部28と平坦部29とからなり傾斜肉薄部
27の全長は約4鶴、平坦部29の幅は約0.3鶴であ
る。30は、表面パネル26A、26Bの裏面周辺部分
に帯状に形成された接着代であり、その幅gは約3鶴で
ある。この値は約11〜4鶴の範囲が適当である。即ち
この値が約1論より小さければ表面パネル26A、26
B周辺部分の接着強度が低下し、逆に約4鶴より大きく
なれば、接着強度は上昇するが、この部分が中実である
ために、比較的強く曲面に沿わせて接着させた後、反り
返って剥離したり、或いは突起体31を形成した他の領
域との硬度差が目立ってくる等の問題が現れる。
本例の場合、6角形表面パネル26Aの中心から一辺の
中心までの距離は、約40鶴であるから、上記接着代3
0の幅約1〜4鶴は、上記距離の1/40〜1/10−
となる。
平坦部29は、その肉厚が薄いために可撓性を有する。
それ故第19図に示す如く接合される2つの表面パネル
26:26が僅かに重なり合う如く誤差を生じても、こ
の平坦部29.29を押し潰す如くつき合わせ′ること
により、−この誤差を吸収させることができる。
〈発明の効果〉      − 本発明によれば、以下の効果が奏せられる。
(イ)表皮パネルが熱可塑性エラストマーを用いて射出
成形法にて形成されるため辷、ボール表皮として最適な
形状の表面パネルを製造することができる。即ち、表面
パネル周縁部に傾斜肉薄部を形成し、同時に表面パネル
の裏面に一定間隔を隔てて多数の突起体を形成すること
ができるのである。
(ロ)ボール表面パネルに通した熱可塑性エラストマー
の使用により、耐摩耗性、耐ひっかき性、耐候性、耐吸
水性等の特性を向上させることができる。
(ハ)表面パネルの裏面に多数の突起体を形成すること
により、表皮の柔軟性を増し、従ってボ−ルが人体に当
たったときの衝撃を緩和することができる。さらにこの
突起体の存在により、パネル表面に斜め方向から、力が
加わった場合、表皮がよじれる如く変形し、手9足等に
適度にフィツトする。それ故、天然皮革の縫製ボールに
!1偵した感触が得られ、高度の競技テクニックに対し
ても応答性の極めて優れたものとなる。
(ニ)また表面パネルの裏面の周辺に帯状の接着代を形
成することにより、表面パネルの周辺部分の接着を確実
にするととともに、その剥離を防止することができ、か
つ突起体にて形成されるボールの柔軟性を最大限に保持
することができる。
(ホ)サッカーボールのための6角形表面パネルを2枚
以上連結した場合においては、連結部が6角形の一辺の
更にその中央部分とされるから、球体のカーカスにこれ
を接着する際、各表面パネルの辺が一致する。それ故表
面パネル接着作業時間の短縮化と作業の簡易化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、サッカーボールの外観を示す正面図、第2図
は、第1図1−1線断面図、第3図(A)は、表面パネ
ルの第1の具体例を示す断面図、同図(B)は、同側の
表面パ杢ルの底面、図、第4図(A)は、表面パネルの
第2の具体例を示す断面図、同図(B)は、同側表面パ
ネルの底面図、第5図(A)は、表面パネルの第3の具
体例を示す断面図、同図(B)は、同側表面パネルの底
面図、第6図(A)は、表面パネルの第4の具体例を示
す断面図、同図(B)は、同側表面パネルの底面図、第
7図(A)は、表面パネルの第5の具体例を示す断面図
、同図(B)は、同側表面パネルの底面図、第8図は、
突起体を示す断面図、第9図は、印刷部を有する表面パ
ネルの正面図、第10図は、第9図n−n線断面図、第
11図は、第1O図に示す構造の表面パネルを製造する
ための金型構造を示す断面図、第12図は、表面パネル
の他の構造を示す断面図、第13図(A)(B)は、第
12図に示す構造の表面パネルを製造するための金型構
造を示す断面図、第14図ないし第16図は、表面パネ
ルの構造を示す断面図、第17図は、6角形表面パネル
を2枚連結した状態を示す正面図、第18図(A)は第
17図1−1線断面図、同図(B)は第17図mV−m
V線断面図、、第19図は、パネルの接合状態を示す断
面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧搾空気が封入される球形中空体のゴム製チュー
    ブ及び該チューブ表面に形成された補強層よりなるカー
    カス又は補強機能を有する熱可塑性エラストマーを球形
    中空体に形成してなるカーカス上に直接又はゴム薄層を
    介して複数枚接着され球技用ボールの表皮を形成する表
    面パネルにおいて、上記表面パネルは、熱可塑性エラス
    トマー材料を射出成形金型に注入して所定形状に成形さ
    れてなることを特徴とする球技用ボールのための表面パ
    ネル
  2. (2)上記表面パネルは、その周辺に傾斜肉薄部を有す
    るとともに、その裏面に多数の突起体を有してなること
    を特徴とする請求項1記載の球技用ボールのための表面
    パネル
  3. (3)上記表面パネルは、その裏面周辺部分に帯状の接
    着代を有することを特徴とする請求項1又は2記載の球
    技用ボールのための表面パネル
  4. (4)上記表面パネルは、サッカーボールのための6角
    形表面パネルであって、該6角形表面バネルの各辺は外
    方へ湾曲した曲線を有し、任意の一辺の中央部分におい
    て他の6角形表面パネル又は5角形表面パネルの任意の
    一辺の中央部分と連結されてなることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の球技用ボールのための表面パネル
JP63099959A 1987-10-23 1988-04-21 球技用ボールのための表面パネル Expired - Lifetime JP2619913B2 (ja)

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