JPS63259006A - 高炉の仕込装置における落下通路を修正する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高炉とは独立した機枠に支えられ補整装置によ
って高炉に連結された貯蔵ロック室よりなる仕込装置で
、高炉の無秩序な運動および傾斜を補整するため高炉の
仕込装置における落下通路を修正する方法に関する。本
発明はまたこの方法を実施する装置に関する。

さらに詳しく述べると、本発明は待機ホッパと貯蔵ロッ
ク室とを高炉の上側に中心軸に合せて配置したヨーロッ
パ特許ＥＰ−Ｂｌ−００６２７７０による中央仕込方式
の装置に関する。何年か経つと、高炉は仕込原料による
熱膨張または局部的圧縮の影響で初期の位置に対し僅か
に傾くことはよく知られている。換言すれば、貯蔵ロッ
ク室から落下する仕込原料の落下通路の中心軸が最早や
炉の軸と一致しない。これはロック室が独立の機枠で支
えられているので高炉の運動を受けないからである。高
炉とロックの室との相対運動は炉頭部とロック室の下側
に配置された弁箱との間の補整装置で可能になっている
。

炉頭部のその初期位置または基準位置に対するこの片寄
りは非常に僅かであるが、それでも仕込材料の偏心分配
をおこすのに十分なのは層が累増するのに対する効果が
蓄積するからである。分配シュートに関する限り、この
片寄りの効果は一側ではマイナス、他側ではプラスであ
るので、二倍になる。

本発明の目的は高炉の無秩序な運動および傾斜にも拘ら
ず落下通路が常時炉の中心軸と一致するように落下通路
を修正する方法および装置を提供することにある。

この目的を達成するため、本発明の方法は炉の頭部がロ
ック室に対し横に移動するのを検出し、仕込材料の落下
通路の軸が炉の中心軸と一致するまで貯蔵ロック室が傾
くことを特徴としている。

貯蔵ロック室は好ましくは炉の中心軸が初期の基準中心
軸から偏位した側でもち上げ反対側で下げることにより
傾斜させる。

本発明は数個のつり合いによってロック室が支えられた
装置における修正方法を実施する装置をも提供するもの
で、この装置の特徴は初期基準軸に対し炉の偏位の方向
および範囲を測定するため炉とは独立して補整装置の周
りに環状配置の検出装置と各つり合いを上下させる装置
−を設けたことである。

上記装置は各々がつり合いを支えケーシングを介して垂
直に移動可能なねじ棒と、ベヤリングを介してこのケー
シング内に設置されてモータの作用で無端ねじによって
回転されるピニオンの軸方向ねじとよりなる。この棒は
この棒の回転を防止するが、垂直に移動するのを妨げな
い装置に連結されている。このねじ棒の垂直運動をおこ
させるモータは炉の片寄りを検出する検出装置の制御下
で手動または自動的に駆動する。

貯蔵ロック室はつり合いに支えられるか、つり合いに吊
下げできる。

本発明のその他の特徴は添付の図面を参考におこなう以
下の好ましき実施例の詳細な説明から明白になる。

第１図は高炉１０の頭部の概略図で、仕込材料を分配す
る装ｒＩｌ（図示せず）が配置されている。この分配装
置は回転または揺動するシュートよりなる。このシュー
トは符号１２で概略的に示す公知の機構により作動され
る。高炉１０の上側には炉の中心軸０と合せて、波形補
整装置１４、弁室１６、貯蔵ロック室１８および待機ホ
ッパ２０が配置されている。補整装置上に配置されるも
のは全てが数本の垂直柱に支えられた水平支持補助材よ
り主としてなる機枠で支えられており、垂直柱そのもの
は炉とは独立した横遺体、例えば高炉の周りに通常配置
された方形のタワで支えられている。

冒頭に説明したごとく、高炉は時が経つうちに動き、遂
には中心軸ＯがＯ′で示す位置に移動でき、高炉１０の
この新しい位置を第１図の左側に一点鎖線で示す。高炉
の軸の移動範囲を示す片寄りａを説明上袋［の全体の寸
法番二対し拡大図示されている。この片寄りａは軸０′
と初期基準軸Ｏとの間の転位を特に可能にする補整装置
の部分まで続く。

この片寄りにも拘らず、高炉１０の直軸０′における中
心仕込を確実にするため、ロック室１８は初期軸Ｏに対
し片寄りａと反対側に傾いている。この目的で、ロック
室１８は流出オリフィスの中心高炉１０の直軸１０′の
延長部にくるまでロック室１８をその初期の位置に対し
角度αだけ傾けるために第２図において左側が僅かにも
ち上げられ、反対側で僅かに下げられる。

第３図は数個の、なるべくは４個のつり合いによって補
強材２２に吊下された貯蔵ロック室の傾斜を可能にした
装置の好ましき実施例を概略的に示す。第３図はつり合
い２８の一つに吊下されたロック室１８の上側部分を概
略的をこ示す。このつり合いは、例えば、ストレスセル
３２例えば圧電トランスデユーサを入れたケージ３゜で
構成することができる。ロック室１８の外壁に溶接され
たヨーク３４はケージ３０の底を貫通してセル３２の頭
部にある。圧縮効果にょる重り測定を可能にするセル３
２の代りに、引張り応力を測定するセルを提供すること
も勿論可能である。

つり合い３０は補強材２２を貫通する棒３６の下端に吊
下されている。この棒３６の下側部分３８とこの部分３
８の補強材２２の通過オリフィスとは棒３６がその縦軸
中心の回転するのを防止する一方において棒３６の垂直
方向の摺動を可能にするため横断面が多角形をしている
。

補強材２２上にはケーシング４０があって、これを雄ね
じ４２を有する棒３６の上側部分が貫通している。ケー
シング内には棒３６を垂直方向に作動させる減速装置が
配置されている。

ズ示の例では、この減速装置はハウジング４０内にベヤ
リング４８によって設置されたビニオン４６のリングに
作用するねじ４４よりなる無端ねじギヤで構成されてい
る。このビニオン４０は棒３６のねじ部分４２と係合す
るねじを備えた軸方向通路を有する。従って、装置は、
ビニオン４６の回転の結果、無端ねじ４４が回転するの
でねじ４４の回転方向次第で棒３６が上ったりまた下っ
たりするような装置である。このねじ４４は電気モータ
（図示せず）により駆動される。

符号５０はロック室１８の上側部分を補強材２２につな
ぐ可撓性ストリップを示す。このストリップ５０でロッ
ク室１８の水平および旋回の安定性が保証されると同時
に垂直運動の自由が保持されてつり合い２８による計量
が可能である。

ロック室１８の軸を傾けて中心的落下を確保するため棒
３６を上げ下げするのに必要な範囲を確定するため、一
連の検出装置が補整装置１４の下側部分の周りに配置さ
れることが好都合である。この場合に限っては、これら
検出装置は公知の距離検出器とすることができる。これ
ら距離検出器は高炉の移動を受けないように高炉から独
立して取付けられている。これらの距離検出器によって
補整装置１４が距離検出器への接近および離隔を測定し
片寄りａの範囲の表示が可能になる。勿論、最大測定信
号を送る検出装置は片寄りａの方向づけを表す。これら
の測定値がわかると、ロック室１８の軸が垂直軸に対し
角度αだけ傾斜するまで無端ねじ４４に作用するモータ
の各々を手動的に作動させることができる。

ロック室を傾斜する動作は種々の方法で制御できる。即
ち設計どおりの仔斜に達する時のモーメントは種々の方
法で測定できる。例えば、片寄りａの範囲および方向づ
けをする検出装置を補整装置１４の固定上側カラーと一
体の円形支持体に取付けることができる。これはロック
室１８が傾くことによって検出装置の支持体の、従って
検出装置自体の水平方向の片寄りがおこることを意味す
る。従って、ロック室１８を傾斜する動作は補整装置１
４が完全に再度円筒状になるまで、即ち検出装置が送る
測定信号が消えるまで手動的に制御できる。

勿論、片寄りａを表わす信号からこの片寄りを補整する
に必要なロック室の傾斜角αを計算し、この傾斜の実施
を可能ならしめるモータをコンピュータの制御で手動的
に駆動することができる。

以上はつり合いによって補強材２２に吊下されたロック
室のことを説明したが、本発明を被支持ロック室に、即
ちつり合いで、補強材２２上に設置するロック室に、用
いることもできる。

この場合、つり合いは梓３６の上端に支えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は初期位置に対し僅かに傾斜した高炉の仕込装置
の概略図、第２図は第１図の仕込装置における落下路を
修正する方法の概略図、第３図は貯蔵ロック室の傾斜を
変化させる装置の詳細を示す概略図である。 なお図において、符号１０は高炉、１４は補整装置、１
８はロック室、２８はつり合い、３６はねじ棒、４０は
ケーシング、４６はピニオン、４８はベヤリングである
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、高炉（１０）とは独立した機枠に支えられ補整装置
   （１４）により高炉に連結された貯蔵ロック室（１８）
   よりなる高炉の無秩序な運動および傾斜を補整するため
   高炉の仕込装置における落下通路を修正する方法におい
   て、ロック室に対する高炉（１０）の頭部の横方向移動
   を検出することと、上記貯蔵ロック室（１８）が仕込材
   料の落下通路の軸が高炉（１０）の移動した中心軸（Ｏ
   ′）と一致するまで傾斜するようにしたことを特徴とす
   る方法。 ２、前記ロック室（１８）は高炉の中心軸が初期の基準
   軸（Ｏ）から偏位した側で上がり、反対側で下がるよう
   にしたことを特徴とする請求項１に記載の方法。 ３、前記ロック室（１８）が数個のつり合いによつて支
   えられた装置において、該つり合い（２８）の各々を上
   げ下げする装置と、初期基準軸（Ｏ）に対し高炉（１０
   ）の頭部が偏位する方法と範囲ａとを測定するため高炉
   と独立し補整装置（１４）の下側部分の周りに配置され
   た環状配置の検出装置とを特徴とする請求項１に記載の
   修正方法を実施する装置。 ４、前記装置の各々がつり合い（２８）を支えケーシン
   グ（４０）を介して垂直方向に移動可能なねじ棒（３６
   ）と、該ケーシング（４０）にベヤリング（４８）を介
   して着座し、モータの作用を受けて無端ねじ（４４）に
   より回転するピニオン（４６）の軸方向ねじとよりなる
   こと、および上記ねじ棒（３６）はこれが回転しないよ
   うに、しかし垂直方向に移動はできるようにした装置に
   連結されていることを特徴とする請求項３に記載の装置
   。 ５、前記補整装置（１４）の周りに配置の検出装置が該
   補整装置（１４）の固定された上側カラーと一体の円形
   支持体に取付けられたことを特徴とする請求項３に記載
   の装置。 ６、前記ねじ棒（３６）の垂直運動をおこすモータが手
   動的に制御されることを特徴とする請求項３乃至５のい
   ずれか１項に記載の装置。 ７、前記ねじ棒（３６）の垂直運動をおこすモータは検
   出装置が送る信号の関数としてコンピュータにより自動
   的に制御されることを特徴とする請求項３乃至５のいず
   れか１項に記載の装置。 ８、前記ロック室（１８）がつり合い（２８）に吊下さ
   れていることを特徴とする請求項３乃至６のいずれか１
   項に記載の装置。 ９、前記ロック室（１８）がつり合い（２８）に支えら
   れていることを特徴とする請求項３乃至６のいずれか１
   項に記載の装置。