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JPS63220440A - 光磁気記録方法 - Google Patents

光磁気記録方法

Info

Publication number
JPS63220440A
JPS63220440A JP62052897A JP5289787A JPS63220440A JP S63220440 A JPS63220440 A JP S63220440A JP 62052897 A JP62052897 A JP 62052897A JP 5289787 A JP5289787 A JP 5289787A JP S63220440 A JPS63220440 A JP S63220440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic layer
recording
magnetic
magnetization
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62052897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0522306B2 (ja
Inventor
Yoichi Osato
陽一 大里
Hidekazu Fujii
英一 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP62052897A priority Critical patent/JPS63220440A/ja
Priority to CA 541367 priority patent/CA1340058C/en
Priority to AU75306/87A priority patent/AU593364C/en
Priority to AT87306038T priority patent/ATE172047T1/de
Priority to EP87306038A priority patent/EP0258978B1/en
Priority to AT98200007T priority patent/ATE216528T1/de
Priority to KR1019870007322A priority patent/KR960003420B1/ko
Priority to DE3752222T priority patent/DE3752222T2/de
Priority to EP98200007A priority patent/EP0838815B1/en
Priority to EP98200006A priority patent/EP0838814B1/en
Publication of JPS63220440A publication Critical patent/JPS63220440A/ja
Priority to US07/475,941 priority patent/US5132945A/en
Publication of JPH0522306B2 publication Critical patent/JPH0522306B2/ja
Priority to US08/296,163 priority patent/US5525378A/en
Priority to US08/312,930 priority patent/US5481410A/en
Priority to US08/613,431 priority patent/US5783300A/en
Priority to US09/080,215 priority patent/US6028824A/en
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気カー効果を利用して読出しすることので
きるキュリー点書込みタイプの光磁気記録媒体を用いた
重ね書き可能な光磁気記録方法に関する。
(従来の技術〕 消去可能な光デイスクメモリとして光磁気ディスクが知
られている。光磁気ディスクは、従来の磁気ヘッドを使
った磁気記録媒体と比べて高密度記録、非接触での記録
再生などが可能であるという長所がある反面、記録前に
一度記録部分を消去しなければならない(一方向に着磁
しなければならない)という欠点があった。この欠点を
補う為に、記録再生用ヘッドと消去用ヘッドを別々に設
ける方式、あるいは、レーザーの連続ビームを照射しつ
つ、同時に印加する磁場を変調しながら記録する方式な
どか提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、これらの方法は、装置が大がかりとなり、コス
ト高になる欠点あるいは高速の変調ができないなどの欠
点を有する。
上述の公知技術の欠点を除去し、従来の装置構成に簡単
な構造の磁界発生手段を付設するだけで、磁気記録媒体
と同様な重ね書き(オーバーライド)を可能とした、光
磁気記録方法を本出願人は昭和61年7月8日に特願昭
61−158787号(該出願は昭和62年2月2日の
国内優先の基礎出願となる)で提案した。
しかし、この方法は全く新しい記録法であるが故に、い
まだ多くの研究課題が残っていた。すなわち、長期間に
わたる再生における。再生信号の品質の劣化の防止策等
である。
そこで本発明者は更に研究を進めた結果、いくつかの成
果が得られた。
本発明はこうして完成されたものであり、その目的は重
ね書き可能な記録方法を提供するだけでなく、その記録
信号を長期間にわたり良好に再生可能な方法の提供にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成可能な本発明は、 低いキュリー点(”rt、)と高い保磁力(HH)とを
有する第1磁性層およびこの磁性層に比べて相対的に高
いキュリー点(T、)と低い保磁力(HL)とを有する
第2磁性層から構成される二層構造の交換結合している
垂直磁化膜を基板上に有して成り、第2磁性層の飽和磁
化をMs、膜厚をh、二つの磁性層間の磁5壁エネルギ
ーをσWとすると、 H・〉H・〉2M5h を満たしている光磁気記録媒体を使用し、外部磁場Bを
利用して二値の記録を行なうもので、保磁力HH1外部
磁界Bが、H8≧1.5にOe且っ0.2 XHo −
0,3>B (KOe )を満足することを特徴とする
記録方法である。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図(a) 、(b)は各々本発明に用いられる光磁
気記録媒体の一実施例を示す模式断面図である。第1図
(a)の光磁気記録媒体は、プリグループが設けられた
透光性の基板1上に、第1の磁性層2と第2の磁性層3
が積層されたものである。
第1磁性層2は低いキュリー点(TL ’)と高い保磁
力(HH)を有し、第2磁性層3は、高いキュリー点(
TH)と低い保磁力(HL )を有する。
ここで「高い」、「低い」とは両磁性層を比較した場合
の相対的な関係を表わす(保磁力は室温における比較)
。ただし、通常は第1磁性層2のTLは70〜180℃
、Hoは、3〜1OKOe、第2磁性層3のT、は10
0〜400℃、HLは0.5〜2にOe程度の範囲内に
するとよい。
各磁性層の主成分には、垂直磁気異方性を示し且つ磁気
光学効果を呈するものが利用できるが。
希土類元素と遷移金属元素との非晶質磁性合金が好まし
い。例えば、Gd(:o、 GdFe 、 TbFe、
 DyFe。
GdTbFe、 TbDyFe、GdTbFe1;o、
 TbFa(:o、 GdTbCo等が挙げられる。
本発明の光磁気記録方法においては、第1磁性層2が主
に再生に関与する。即ち、第1磁性層2が呈する磁気光
学効果が主に再生に利用され、第2磁性層3は記録に重
要な役割りを果たす。
一方、従来の光磁気記録方法における、交換結合二層膜
では、逆に、低いキュリー点と高い保磁力とを存する磁
性層は主に記録に関与し、高いキュリー点と低い保磁力
とを有する磁性層が主に再生に関与した。
かかる従来の交換結合二層膜では、主に再生に関与する
磁性層の飽和磁化Msと、膜厚りと、二層間の磁壁エネ
ルギーσ胃の間に、次の様な関係があるのが望ましかっ
た。
HH>     >Hし Msh しかし、本発明に使用する記録媒体の交換結合二層膜で
は、第2磁性層3の飽和磁化Msと膜厚りと、二磁性層
間の磁壁エネルギーσWの間に、次の関係が必要である
HH> HL >□ Msh これは、記録によって最終的に完成されるビットの磁化
状態(第2図(f)に示す)を、安定にするためである
(詳しい理由は後述する)。
したがって、内磁性層2,3(垂直磁化膜)が上の関係
式を満たすように、各層の膜厚、保磁力、飽和磁化の大
きさ、磁壁エネルギーなどを適当に設定すればよい。
なお、内磁性層2.3は、記録時の交換力による実効的
バイアス磁界の大きさ、あるいは二値の記録ビットの安
定性などを考えると、交換結合をしていることが望まし
い。
第1図(b)において、4.5は内磁性層の耐久性を向
上させるためのあるいは光磁気効果を向上させるための
保護膜である。
6は、貼り合わせ用基板7を貼り合わすための接着層で
ある。貼り合わせ用基板7にも、2から5までの層を積
層し、これを接着すれば両面で記録・再生が可能となる
以下、第2図〜第4図を用いて記録の過程を示すが、記
録前、内磁性層2と3の磁化の安定な向きは平行(同じ
向き)でも反平行(逆方向)でも良い。第2図では磁化
の安定な向きが平行な場合について説明する。
第3図の35は、上述したような構成を有する光磁気デ
ィスクである。例えば、この磁性層のある一部の磁化状
態が初め第2図(a)のようになっているとする。光磁
気ディスク35はスピンドルモータにより回転して、磁
界発生部34を通過する。このとき、磁界発生部34の
磁界の大きさを内磁性層2と3の保磁力の間の所定範囲
内に設定すると(磁界の向きは本実施例では上向き)、
第2図(b)に示す様に第2磁性層3は一様な方向に磁
化され、一方、第1Wl性層2の磁化は初めのままであ
る。
次に光磁気ディスク35が回転して記録・再生ヘッド3
1を通過するときに、記録信号発生器32からの信号に
従って、2種類(第1種と第2種)のレーザーパワー値
を持つレーザービームをディスク而に照射する。第1種
のレーザーパワーは該ディスクを第1磁性層2のキュリ
ー点付近まで昇温するだけのパワーであり、第2種のレ
ーザーパワーは該ディスクを第2磁性層3のキュリー点
付近まで昇温可能なパワーである。即ち、内磁性層2.
3の保磁力と温度との関係の概略を示した第4図におい
て、第1種のレーザーパワーはTL付近、第2種のレー
ザーパワーはT□付近までディスクの温度を上昇できる
第1種のレーザーパワーにより第1磁性層2は、キュリ
ー点付近まで昇温するが第2磁性層3はこの温度でビッ
トが安定に存在する保磁力を有しているので記録時のバ
イアス磁界を適正に設定しておくことにより、第2図(
b)のいづれからも第2図(C)のようなビットが形成
される(第1種の予備記録)。
こ゛こでバイアス磁界を適正に設定するとは、次のよう
な意味である。即ち、第1種の予備記録では、第゛2磁
性層3の磁化の向きに対して安定な向きに(ここでは同
じ方向に)第1磁性層2の磁化が配列する力(交換力)
を受けるので9本来はバイアス磁界は必要でない。しか
し、バイアス磁界は後述する第2種のレーザーパワーを
用いた予備記録では第2磁性層3の磁化反転を補助する
向き(すなわち、第1種の予備記録を妨げる向き)に設
、定される。そして、このバイアス磁界は、第1種、第
2種どち、らのレーザーパワーの予備記録でも、大きさ
、方向を同じ状態に設定しておくことが便宜上好ましい
かかる観点からバイアス磁界の設定は次記に示す原理に
よる第2種のレーザーパワーの予備記録に必要最小限の
大きさに設定しておくことが好ましく、これを考慮した
設定が前でいう適正な設定である。
次に第2種の予備記録について説明する。
第2種のレーザーパワーにより、第2磁性層3のキュリ
ー点近くまで昇温させる(第2種の予備記録)と、上述
のように設定されたバイアス磁界により第2磁性層3の
磁化の向きが反転する。続いて第1磁性層2の磁化も第
2磁性層3に対して安定な向きに(ここでは同じ方向に
)配列する。
即ち、第2図(b)のいづれからも第2図(d)のよう
なビットが形成される。
このように、バイアス磁界と、信号に応じて変わる第1
種及び第2種のレーザーパワーとによって、光磁気ディ
スクの各箇所は第2図(C)か(d)の状態に予備記録
されることになる。
次に光磁気ディスク35を回転させ、予備記録のビット
(e) 、 (d)が磁界発生部34を再び通過すると
、磁界発生部34の磁界の大きさに起因して、記録ビッ
ト(C)は、変化が起こらずに(e)の状態である(最
終的な記録状態)。一方、記録ビット(d)は第2磁性
層3が磁化反転を起こして(f)の状態になる(もう一
つの最終的な記録状態)。
(f)の記録ビットの状態が安定に存在する為には、第
2磁性層3の飽和磁化の大きさをMs、膜厚をh、磁性
層2.3間の磁壁エネルギーをσWとすると、前述した
ように次の様な関係があれば良い。
−<   HL  <   HH Msh ここで0w72M5hは第2磁性層に働く交換力の強さ
を示す。つまり、0w72M5hの大きさの磁界で第2
磁性層3の磁化の向きを、第1磁性層2の磁化の向きに
対して安定な方向へ(この場合は同じ方向)向けようと
する。そこで第2磁性層3がこの磁界に抗して磁化が反
転しないためには第2磁性層3の保磁力をH,としてH
,>0w72M5hであればよい。
記録ビットの状態(e)と(f)は、記録時のレーザー
のパワーで制御され、記録前の状態には依存しないので
、重ね書き(オーバーライド)が可能である。記録ビッ
ト(e)と(f)は、再生用のレーザービームを照射し
、再生光を記録信号再生器33で処理することにより、
再生できる。
第2図の説明では第1磁性層2と第2磁性層3の磁化の
向きが同じときに安定な例を示したが、磁化の向きが反
平行のときに安定な磁性層についても同様に考えられる
。第5図に、この場合の記録過程の磁化状態を第2図に
対応させて示しておく。
次に、以上の記録プロセスで形成された記録ビット(e
)と(f)を長期間にわたって再生を行なう場合につい
て検討する。
記録ビット(e)と(f)に対する再生が、従来の再生
法と違うのは、記録時、再生時に、常に磁界発生部34
からの磁界の影響を受ける点である。再生中は、記録時
の程度の173〜1/lO程度のエネルギーのレーザー
照射があり、記録再生中の温度上昇を考慮すると、光磁
気ディスクの温度は磁界発生部34を通過中に最大70
℃程度まで上昇すると考えられる。
そして、我々の実験によれば、記録再生装置にセットし
た媒体を記録を行なわずに、再生だけを行なった場合、
保磁力H11よりも小さい磁界発生部34からの磁界B
により、長い時間再生を行なう(繰り返し再生1010
回程度)うちには、第1磁性層2の磁化の反転が起こる
そこで、この反転を防止できるように更に研究を重ねた
結果、後の実施例2に示すように、第1磁性層の保磁力
H1と磁界Bの大きさの値を、今までのH)I>Bとい
う範囲内に設定するよりも、上記再生条件での安全性を
見込んでQ、2XH,−0,3>B (KOe )とい
う範囲内、更にはこの条件を満たし且つHu>5にOe
を満たす範囲内に設定することが好ましいことが明らか
になった。
〔実施例〕
実施例1 3元のターゲット源を備えたスバシタ装置内に、プリグ
ループ、プリフォーマット信号の刻まれたポリカーボネ
ート製のディスク状基板を、ターゲットとの間の距jl
llOc+nの間隔にセットし、回転させた。
アルゴン中で、第1のターゲットより、スパッタ速度1
00人/min、スパッタ圧5X 1O−3Torrで
ZnSを保護層として1000人の厚さに設けた。次に
アルゴン中で、第2のターゲットよりスパッタ速度10
0人/min、スパッタ圧5x 1O−3TorrでT
bFe合金をスパッタし、膜厚300人、TL=約14
0℃、HH=約10KOeのTb、8Fe6□の第1磁
性層を形成した。
次にアルゴン中でスパッタ圧5X 10−’ Torr
でかTbFt3GO合金をスパッタし、膜厚500 J
、 To =約250℃、HL=約I KOeのTb2
3FesoCO+ y  の第2磁性層を形成した。
次にアルゴン中で第1のターゲットよりスパッタ速度1
00人/l1lin、スパッタ圧5x to−3Tor
rで、ZnSを保護層として3000人の厚さに設けた
次に膜形成を終えた上記の基板を、ホットメルト接着剤
を用いて、ポリカーボネートの貼り合わせ用基板と貼り
合わせ光磁気ディスクのサンプルを作成した。
この光磁気ディスクを記録再生装置にセットし、2にO
Cの磁界発生部を、線速度約8 m/secで通過させ
つつ、約1μに集光した830mmの波長のレーザービ
ームを50%のデユーティで2 MHzで変調させなが
ら、4mWと8IIIWの2値のレーザーパワーで記録
を行なった。バイアス磁界は1000eであった。
本実施例では、第1磁性層の保磁力HHがIOにOe 
、磁界発生部の磁界Bが2 KOaなので、本発明のH
HとBの関係、つまりMHz1.5にOeと0.2 x
 H,、−0,3>B (KOe )との関係を満足し
ている。
その後1.0mWのレーザービームを照射して再生を行
なフたところ、2値の信号の再生ができた。
次に、上記と同様の実験を、全面記録された後の光磁気
ディスクについて行なった。この結果前に記録された信
号成分は検出されず、オーバーライドが可能であること
が確認された。
さらに、再生パワー1、OmWで同様に記録信号の再生
を同一トラックにおいて1010回繰り返したが、再生
信号の劣化はなかった。
実施例2 ↓廣侑1と同様な方法により、第1磁性層2の材料組成
と保磁力H,iとキュリー温度TLを変化させた以外は
、実施例1と同じ材料と同一の膜厚で同一の構成にて、
成膜した光磁気ディスクのサンプルを作製した。
作製したサンプルを実施例1と同じ条件で記録後、磁界
発生部34の磁界の大きさBを変化させながら、同一ト
ラックを1010回、実施例1と同じ手法で再生した後
の、再生信号内のノイズ成分の変化を調べた。
次に、記録再生装置の機内温度を30℃、45℃、60
℃と順に設定し、各々の温度において、再生信号のノイ
ズ成分の増加が起きる磁界の値をチェックした。結果を
表1に示す。
表1は、″41磁性層の保磁力H1(が小さくなるほど
、また記録再生装置の機内温度が上昇するほど、再生信
号内のノイズ成分の増加が起こる磁界Bの値が、小さく
なることを示している。また、この関係は第1磁性層の
材料組成によっては変わらないことを示している。
上の実験結果を基に、第6図のグラフに各サンプルのH
,の値と、ノイズ増加の起こるBの値との関係を示す。
図より、60℃までの、ノイズ増加が起こらないための
HHとBの関係は少なくとも0.2 xHH−0、:l
>Bである。
また、H,が少なくとも1.5に00以上でないと、B
が小さな値でもノイズの増加が起きることが分る。
ところで、記録再生装置の実際の機内温度は60℃を越
えることはないので、一般的に上記条件を満たせば、長
期間再生を行なったとしてもノイズ増加が起こらない。
上記条件を満たすようにするばかりでなく、次の2つの
理由により、H,の値を5に00以上とするのが、より
好ましい。
(1)必要最小限のBの値は第2磁性層の保磁力HLと
第2磁性層に働く交換力による磁界を加えた値である。
実用的には1〜2にOe程度と考えられる。磁界発生部
Bを1〜2にOeに設定し、機内温度60℃までで連続
再生を行なってもノイズの発生が軽微であるのは、第6
図からH,の値が5KOe以上のときである。
(2)第6図に、それぞれの機内温度において、磁界発
生部Bの大きさと、設定されたBの値でノイズの発生が
ないために必要なHHの値が示されている。例えば、機
内温度60℃でHH<5にOeの範囲では、H,=5 
(B+0.3 )と表わせる。つまり、磁界発生部Bを
一定量ΔBだけ大きく設定すると、対応してHoの値を
5×ΔBだけ大きくしなければならないことを示す。
ところが、H,が5に00以上の範囲では、30〜60
℃の機内温度で磁界発生部Bの値を一定量増加したとき
も、対応して増加しなければならないHH値が、5にO
e以下の範囲の関係に比して小さくすむことが分る。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、光磁気記録媒体として、低
いキュリー点(”rt、 )と高い保磁力(HH)を有
する第1の磁性層と、相対的に高いキュリー点(TH)
と低い保磁力(HL、 )を有する第2の磁性層とから
なる二層構造の磁性層を有するものを用い、記録時に、
記録ヘッドと別位置に磁界発生部を設け、第1磁性層の
保磁力と磁界発生部からの磁界Bを所定の関係を満たす
ように設定し、2値レーザーパワーで記録することによ
って、重ね書き(オーバーライド)が可能になり、長期
間の再生も良好に行なえるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b)は各々本発明で使用する光磁
気媒体の一例構成を示す図、第2図は、本発明の記録法
を実施中の、磁性層2,3の磁化の向きを示す図、第3
図は、記録・再生装置の概念図、第4図は内磁性層2と
3の保磁力と温度との関係を示す概略図である。第5図
は本発明の他の実施例における磁性層の磁化状態を示す
図、第6図は実施例のサンプルのHoと、ノイズ増加の
おきるBの値との関係を示す図である。 1ニブリグルーブ付の透光性基板、 2.3:磁性層 4.5:保護層、 6:接着層、 7:貼り合わせ用基板、 31:記録・再生用ヘッド、 32:記録信号発生器、 33:記録信号再生器 34 :ii磁界発生 部5:光磁気ディスク、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)低いキュリー点(T_L)と高い保磁力(H_H)
    とを有する第1磁性層およびこの磁性層に比べて相対的
    に高いキュリー点(T_H)と低い保磁力(H_L)と
    を有する第2磁性層から構成される二層構造の交換結合
    をしている垂直磁化膜を基板上に有して成り、第2磁性
    層の飽和磁化をMs、膜厚をh、二つの磁性層間の磁壁
    エネルギーをσwとすると、 H_H>H_L>σw/2Msh を満たしている光磁気記録媒体を使用して、次の二値の
    記録を行なうもので、保磁力H_H、外部磁界Bが、H
    _H≧1.5KOe且つ 0.2×H_H−0.3>B(KOe)を満足すること
    を特徴とする記録方法。 (a)該媒体に対して、記録用ヘッドと異なる場所で、
    保磁力H_Lの第2磁性層を一方向に磁化させるのに充
    分で保磁力H_Hの第1磁性層の磁化の向きを反転させ
    ることのない大きさの磁界Bを加え、 (b)次に、記録ヘッドにより、バイアス磁界を印加す
    ると同時に低いキュリー点(T_L)付近まで該媒体が
    昇温するだけのレーザーパワーを照射することにより、
    第2磁性層の磁化の向きを変えないまま第1磁性層の磁
    化の向きを第2磁性層に対して安定な向きにそろえる第
    1種の予備記録か、バイアス磁界を印加すると同時に高
    いキュリー点(T_H)付近まで該媒体が昇温するだけ
    のレーザーパワーを照射することにより、第2磁性層の
    磁化の向きを反転させて同時に第1磁性層も第2磁性層
    に対して安定な向きに磁化する第2種の予備記録かを、
    信号に応じて実施し、 (c)次に、該媒体を運動させて、予備記録されたビッ
    トを前記磁界Bを通過させることにより、第1種の予備
    記録により形成されたビットについては第1磁性層、第
    2磁性層とも磁化の向きをそのまま変化させず、 第2種の予備記録により形成されたビットについては、
    第2磁性層の磁化の向きを前記磁界Bと同方向に反転さ
    せ、第1磁性層については磁化の向きをそのまま変化さ
    せないとする、二値の記録。
JP62052897A 1986-06-18 1987-03-10 光磁気記録方法 Granted JPS63220440A (ja)

Priority Applications (15)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62052897A JPS63220440A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 光磁気記録方法
CA 541367 CA1340058C (en) 1986-07-08 1987-07-06 Magnetooptical recording medium allowing overwriting with tow or more magnetic layers and recording method utilizing the same
AU75306/87A AU593364C (en) 1986-07-08 1987-07-07 Magnetooptical recording medium allowing overwriting with two or more magnetic layers and recording method utilizing the same
KR1019870007322A KR960003420B1 (ko) 1986-07-08 1987-07-08 2층이상의 자성막을 가지고 중복기록이 가능한 광자기 기록매체 및 그의 매체를 사용한 기록방법
EP98200006A EP0838814B1 (en) 1986-07-08 1987-07-08 Magnetooptical recording medium allowing overwriting with two or more magnetic layers and recording method utilizing the same
EP87306038A EP0258978B1 (en) 1986-07-08 1987-07-08 Magnetooptical recording medium allowing overwriting with two or more magnetic layers and recording method utilizing the same
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