[go: up one dir, main page]

JPS63170383A - 脂環式ジカルボン酸イミド化合物 - Google Patents

脂環式ジカルボン酸イミド化合物

Info

Publication number
JPS63170383A
JPS63170383A JP62043732A JP4373287A JPS63170383A JP S63170383 A JPS63170383 A JP S63170383A JP 62043732 A JP62043732 A JP 62043732A JP 4373287 A JP4373287 A JP 4373287A JP S63170383 A JPS63170383 A JP S63170383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dicarboxylic acid
alicyclic dicarboxylic
acid imide
general formula
liver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62043732A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Mochizuki
直樹 望月
Shugo Matsuno
松野 修吾
Kuniaki Goto
邦明 後藤
Kazuaki Hosoda
和昭 細田
Susumu Kotomo
小友 進
Hirokazu Aihara
相原 弘和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd, Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP62043732A priority Critical patent/JPS63170383A/ja
Publication of JPS63170383A publication Critical patent/JPS63170383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な脂環式ジカルボン酸イミド化合物に関す
る。
(従来の技術) ヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸
などの脂環式ジカルボン酸無水物と種々のアニリン類と
を脱水縮合して得られる脂環式ジカルボン酸イミド化合
物は、従来がら多数知られている(たとえば、特公昭4
7−19196号、特開昭59−231057号など)
。しかし、既知の脂環式ジカルボン酸イミド化合物の用
途は農業用殺菌剤やてんかんなどの痙撃を伴う疾患の治
療剤に限られていた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、かかる脂環式ジカルボン酸イミド化合物
の類縁体について鋭意検討を行なった結果、後記一般式
(1)で表わされる文献未記載の新規化合物が実験的に
つくられた病態モデルの肝障害をもった被験動物に対し
て経口的に投与することにより顕著な肝機能の低下抑制
あるいは改善効果をもたらすことを見い出し、本発明を
完成するに到りた。
(問題点を解決するための手段9 かくして本発明により 一般式(I) (式中、nは1〜5の整数を示す。) で表わされる脂環式ジカルボン酸イミド化合物が提供さ
れる。
一般式(I)で表わされる化合物は、種々の方法によっ
て製造することが可能であるが、その中で通常用いられ
る方法の一例を示せば次の如くである0 すなわち、 一般式 (式中、nは前記と同義である。)で表わされる化合物
と、 一般式 で表わされる化合物とを脱水縮合させて、目的の一般式
(I)で表わされる化合物を得ることができるO 本反応においては溶媒を使用する方が好ましく、好適な
溶媒としては、酢酸、プロピオン酸等の低級脂肪酸を挙
げることができる。また溶媒としてベンゼン、トルエン
等の芳香族液状化合物、クロロホルム、クロルベンゼン
等のハロゲン化炭化水素、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類を使用して本反応を行なった場合には、
反応生成物はモノアミドの形で得られるので、加熱処理
あるいtip−)ルエンスルホン酸、硫酸、塩酸等の酸
性触媒、酢酸ンーダ、トリエチルアミン等の塩基性触媒
もしくは無水酢酸、チオニルクロライド等の脱水触媒を
用いてイミド化することにより目的の一般式(I)で表
わされる化合物を得ることができる。
本反応は通常20〜250℃、好ましくは50〜150
℃で行なわれ、反応時間は通常10分〜20時間、好ま
しくは30分〜5時間である0以下に一般式(I)で表
わされる化合物の代表例を示す。
N−(2−フルオロフェニル)−7−オキサビシクロ[
2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシ
イミド、 N−(5−フルオロフェニル)−7−オキサビシクロ[
2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシ
イミド、 N−(4−フルオロフェニル)−7−オキサビシクロ[
2,2,1]ヘプト−5−エン−243−ジカルボキシ
イミド、 N〜(2,4−ジフルオロフェニル)−7−オキサビン
クロ[2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、 N −(3,5〜ジフルオロフエニル)−7−オキサビ
シクロ[2,2i]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、 N−(2,5−ジフルオロフェニル)−7−オキサビシ
クロ[2,2,1]へブドー5−工ン−2,3−ジカル
ボキシイミド、 N−(2,6−ジフルオロフェニル)−7−オキサビシ
クロ(211)ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、 N−(2,4,ロートリフルオロフェニル)−7−オキ
サビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン−2,3−
ジカルボキシイミド、 N −(2,3,5,6−テトラフルオロフエニル)−
7−オキサビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、 N−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル)
−7−オキサビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド、 などが挙げられる。
上記一般式(I)で表わされる化合物は、ヒトや哺乳動
物に対する毒性が極めて低く、一般にマウス(雄性)に
対する急性経口毒性LD5.値は3000 wlky体
重より低毒なレベルにある。
上記一般式(I)で表わされる化合物は、四塩化炭素投
与により実験的につくられた病態そデルの肝障害をもっ
た被験動物に対して経口的に投与することによって顕著
な肝機能の低下抑制あるいは改善効果をもたらす。
急性もしくは慢性の肝臓疾患、たとえば脂肪肝。
アルコール性肝炎、中癲性肝障害、欝血肝、胆汁欝滞性
肝障害または肝硬変などを治療するには、一般式(I)
で表わされる化合物を成人に対して経口投与で1〜30
 rn9/kf体重/日を1日に1〜6回に分けて投与
する。この投与量は患者の年齢1体重、症状により適宜
増減することができる。
一般式(I)で表わされる化合物は、常法により常用の
担体や稀釈剤に分散して調製することにより、錠剤、顆
粒剤、散剤、カプセル剤などの経口投与用固体製剤や液
剤、懸濁剤、乳剤などの経口投与用液体製剤として使用
に供することができる。
経口投与用固体製剤の調製に使用できる担体としては、
乳糖、ブドウ糖、結晶セルロース、マンニトール、コー
ンスターチ、砂糖などの賦形剤、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシグロビルメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ゼラ
チン、アラビヤゴムなどの結合剤、グリセリン、エチレ
ングリコールなどの湿潤剤、とうもろこしでんぷん、ば
れいしょでんぷん、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどの崩
壊剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、ポリエチレングリコール、硬化油などの
滑沢剤があり、この他必要に応じて界面活性剤9着色剤
、矯味剤などを使用することができる。
経口投与用液体製剤の調製に使用できる稀釈剤としては
、水、エタノール、グリセリン、プロピレングリコール
、ポリエチレンクリコール、g天。
トラガントなどがあり、必要に応じて溶解補助剤。
緩衝剤、保存剤、香料9着色剤、呈味剤などを使用する
ことができる。
(発明の効果) 一般式(I)で表わされる化合物は、種々の原因によっ
て生ずるヒトや哺乳動物の急性もしくは慢性の肝臓疾患
、たとえば脂肪肝、アルコール性肝炎、中毒性肝障害、
うっ血肝、胆汁、うつ補性肝障害あるいはそれらの終末
像である肝硬変などの治療に効果があり、これらの肝疾
患の治療剤として使用することができる。
(実施例) 以下、一般式(I)で表わされる化合物の実施例および
試験例を挙けて本発明を具体的に説明する。
実施例1 N−(3−フルオロフェニル)−7−オキサビシクロ[
2,2,1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシ
イミドの合成 3.6−ニンドオキソー1.2.3.6−テトラハイド
ロ無水フタル酸8.0yと6−フルオロアニリン551
を501nl!の酢酸中、4時間還流下に反応させた。
冷却後注水し、析出した粗結晶を戸数した。
次いでエタノールより再結晶を行ない、目的物(以下、
化合物1と称するO )7.29を得た。
収率58%、 m、p、13 &5〜1695℃実施例
2〜10 実施例1に準じて下記構造式で示される化合物2〜10
を得た。これを第1表に示す。
第1表 第 1 表 (つづき) 製剤例1 化合物4 6007.結晶セルロース12C1’。
とうもろこしでんぷん1262を混合して均一な混合粉
体トし、ヒドロキシプロピルセルロース452を結合剤
として湿式造粒法により顆粒を調製した。
これにステアリン酸マグネシウム9?を混合した後打錠
し、直径911m 、重量300ダの錠剤へ000個を
得た。
製剤例2 化合物1 600!、結晶セルロース1sor。
とうもろこしでんぷん1405’、ステアリン酸マグネ
シウム102を均一に混合した。
この混合粉体を1カプセル当り300■ずつ1号硬カプ
セルに充填し、カプセル3.000個を得た。
製剤例3 化合物7 2009.マンニトール300F。
とうもろこしでんぷん4507を混合して均一な混合粉
体とし、ヒドロキシプロピルセルロース505’を結合
剤として湿式造粒法により顆粒を調製し、顆粒剤1. 
Oo o個を得た。
製剤例4 化合物8 200r、乳糖8002を均一に混合して散
剤を調製し、これを1000119ずつ分包して散剤1
. OOO包を得た。
試験例す る作用 ウィスター系雄性ラット(生後7週齢9体重約180f
)6匹を一群とし、水および飼料を自由に摂取させて試
験に供した。
実施例1〜10で得た一般式(I)で表わされる化合物
を0.2%カルボキシメチルセルロース・ナトリウム水
溶液に懸濁して濃度10■/rn!!の被験薬を調製し
た。
各被験薬5ml/kg体重をそれぞれ別個の群の動物に
経口投与し、30分後に5係四塩化炭素オリーブ油溶液
10mj/’j’体重を同様に経口投与し、た。
四塩化炭素投与24時間後K、エーテル麻酔下この動物
から採血を行ない、日立1ns−so型オートアナライ
ザーを用いて酵素法でレートアッセイし、血清のGPT
値を測定した。
対照として0.2%カルボキシメチルセルロース・ナト
リウム水溶液5 rrtl/に7体重を別個の群の動物
に経口投与し、以下前記の処理に準じて処理し、血清の
GPT値を測定した。
その結果を第2表に示す。
第  2  表 四塩化炭素投与による急性肝障害ラットに対する作用(
註) mean −1−8,E。
有意差は四塩化炭素投与群に対するt検定*傘:p〈α
01. *傘車: p<0.001試験例2 急性毒性 ICR系雄性マウス(体重約259)10匹を一群とし
て試験に供した。
化合物1および化合物4をそれぞt″LQ、2%カルボ
キシメチルセルロース・ナトリウム水溶液に懸濁して各
穐濃度の被験薬を調製し、これをそれぞれ別個の群の動
物に等比級数的に1回経口投与したO その後14日間観察を行ない、LD5.値を求めた0 その結果を第3表に示す。
第  3  表 急性毒性試験

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、nは1〜5の整数を示す。) で表わされる脂環式ジカルボン酸イミド化合物。
JP62043732A 1987-02-26 1987-02-26 脂環式ジカルボン酸イミド化合物 Pending JPS63170383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62043732A JPS63170383A (ja) 1987-02-26 1987-02-26 脂環式ジカルボン酸イミド化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62043732A JPS63170383A (ja) 1987-02-26 1987-02-26 脂環式ジカルボン酸イミド化合物

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61202819 Division 1986-08-29 1986-08-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63170383A true JPS63170383A (ja) 1988-07-14

Family

ID=12671954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62043732A Pending JPS63170383A (ja) 1987-02-26 1987-02-26 脂環式ジカルボン酸イミド化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63170383A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004023A1 (en) * 1998-07-14 2000-01-27 The University Of Newcastle Research Associates Limited Anhydride modified cantharidin analogues useful in the treatment of cancer
EP1458723A1 (en) * 2001-12-19 2004-09-22 Bristols-Myers Squibb Company Fused heterocyclic succinimidecompounds and analogs thereof, modulators of nuclear hormone receptor function
JP2009517389A (ja) * 2005-11-28 2009-04-30 モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク 不飽和イミドアルコキシシランの調製方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000004023A1 (en) * 1998-07-14 2000-01-27 The University Of Newcastle Research Associates Limited Anhydride modified cantharidin analogues useful in the treatment of cancer
EP1458723A1 (en) * 2001-12-19 2004-09-22 Bristols-Myers Squibb Company Fused heterocyclic succinimidecompounds and analogs thereof, modulators of nuclear hormone receptor function
EP1458723A4 (en) * 2001-12-19 2005-12-21 Bristol Myers Squibb Co CONDENSED HETEROCYCLIC SUCCINIMIDE COMPOUNDS AND THEIR ANALOGUES, MODULATORS OF THE FUNCTION OF NUCLEAR HORMONE RECEPTORS
JP2009517389A (ja) * 2005-11-28 2009-04-30 モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク 不飽和イミドアルコキシシランの調製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62240619A (ja) 制癌剤
JP3119738B2 (ja) N−フェニル−2−シアノ−3−ヒドロキシクロトンアミド誘導体および免疫調整性を有する医薬品としてのその使用
CN110613726B (zh) 核苷化合物的应用
TW201247681A (en) Process for purifying staurosporine
JPS63170383A (ja) 脂環式ジカルボン酸イミド化合物
EP0787491A1 (en) Preventive and remedy for type i allergic diseases
JPH0723387B2 (ja) ピペラジンカルボン酸、その製造方法およびそれを含有する医薬組成物
JPH01265027A (ja) 肝疾患治療剤
JPS63225381A (ja) 肝疾患治療剤
JP2000264839A (ja) 結腸領域で高まった疼痛感応性と関連する機能障害及び/又は下行腸管の疾患の治療及び/又は予防のための医薬調剤並びにその製造法
JPS641470B2 (ja)
US2746972A (en) Thiophene-2-carboxaldehyde thiosemicarbazone and certain substitution derivatives
JPS6253963A (ja) 肝疾患治療剤
JPH02172920A (ja) 抗潰瘍剤
CN113214065B (zh) 棉酚晶iii型物质及制备方法和其组合物与用途
NO152252B (no) Analogifremgangsmaate for fremstilling av terapeutisk virksomme derivater av 4-(n-(substituert-benzyliden)aminometyl)cykloheksan-1-karboksylsyre
US20200369594A1 (en) Compounds comprising short-chain fatty acid moieties and compositions and methods thereof
US4100287A (en) Pyrimidine derivative
JPH03501387A (ja) ケトブチロラクトン及びフリルブチロラクトンを用いて哺乳類の炎症を治療する方法
WO2004080453A1 (ja) 抗c型肝炎ウイルス剤と抗hiv剤
JP4601309B2 (ja) 抗c型肝炎ウイルス剤と抗hiv剤
JP2799368B2 (ja) 抗原虫剤
CN118388421A (zh) 一种姜黄素衍生物及制备方法、应用
JPS6253964A (ja) 脂環式ジカルボン酸イミド化合物
EP0357092B1 (en) Preparation of diacetoxybenzylidene diacetates