JPS6316394B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6316394B2 JPS6316394B2 JP19262781A JP19262781A JPS6316394B2 JP S6316394 B2 JPS6316394 B2 JP S6316394B2 JP 19262781 A JP19262781 A JP 19262781A JP 19262781 A JP19262781 A JP 19262781A JP S6316394 B2 JPS6316394 B2 JP S6316394B2
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
Description
本発明は新規なマイカミノシル タイロノライ
ド誘導体、さらに詳しくは、一般式 〔式中、Rは水酸基、ハロゲン原子、または式
ド誘導体、さらに詳しくは、一般式 〔式中、Rは水酸基、ハロゲン原子、または式
【式】(式中、R1およびR2は同一また
は異なつて水素原子、低級アルキル基、アリール
基、アラルキル基または炭素数5〜10個のシクロ
アルキル基を表わす。またR1とR2は互いに結合
して炭素数3〜20個のアルキレン基を形成しても
よい。)で示される基を表わす。〕 で示される19−デカルボニル−4′−デオキシマイ
カミノシル タイロノライド誘導体に関する。 前記における低級アルキル基は炭素数1〜6個
の直鎖状または分枝状のアルキル基を意味し、た
とえばメチル基、エチル基、イソプロピル基、ブ
チル基、ヘキシル基等である。またハロゲン原子
の例としては、塩素原子、ヨウ素原子、臭素原子
等が、アリール基の例としては、フエニル基、ナ
フチル基等が、アラルキル基の例としてはベンジ
ル基、フエネチル基、フエニルプロピル基等が挙
げられる。 本発明化合物はすぐれた抗菌活性、特にグラム
陰性菌に対して強い抗菌力を示し、抗菌剤として
有用な化合物である。 本発明者等はマクロライド系化合物について鋭
意研究した結果、マイカミノシル タイロノライ
ドの4′位を脱オキシ化し、19位を脱カルボニル化
した化合物およびさらに22位にハロゲン原子また
はアミノ系置換基を付けた化合物がすぐれた抗菌
活性を有することを見い出し本発明を完成するに
至つた。 本発明化合物は次の方法によつて製造すること
ができる。 第1製法 一般式〔〕においてRが水酸基である化合物
は構造式 で示される4′−デオキシ マイカミノシル タイ
ロノライドにクロロトリス(トリフエニルホスフ
イン)ロジウム〔C6H5)3P〕3RhClを作用させて
製造することができる。 この反応はベンゼン、トルエン、キシレン等の
有機溶媒中で、室温または加温下に、好ましくは
窒素気流下で行うのが好ましい。 第2製法 一般式〔〕においてRがハロゲン原子である
化合物は第1製法で得られる構造式 で示される19−デカルボニル−4′−デオキシマイ
カミノシル タイロノライドをハロゲン化するこ
とによつて製造することができる。 このハロゲン化は塩素、臭素、ヨウ素、四塩化
炭素、四臭化炭素、四ヨウ化炭素等のハロゲン化
剤を用いて、室温または冷却下、好ましくは氷冷
下で行うのが好ましい。トリフエニルホスフイン
および必要によりピリジンなどの塩基の添加は反
応を促進する上で好ましい。これらの添加剤の中
には溶媒を兼ねることができるものがあるが、必
要により、ピリジン、アセトニトリル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンなどの溶媒を単独または
適宜混合して使用してもよい。 第3製法 一般式〔〕においてRが式
基、アラルキル基または炭素数5〜10個のシクロ
アルキル基を表わす。またR1とR2は互いに結合
して炭素数3〜20個のアルキレン基を形成しても
よい。)で示される基を表わす。〕 で示される19−デカルボニル−4′−デオキシマイ
カミノシル タイロノライド誘導体に関する。 前記における低級アルキル基は炭素数1〜6個
の直鎖状または分枝状のアルキル基を意味し、た
とえばメチル基、エチル基、イソプロピル基、ブ
チル基、ヘキシル基等である。またハロゲン原子
の例としては、塩素原子、ヨウ素原子、臭素原子
等が、アリール基の例としては、フエニル基、ナ
フチル基等が、アラルキル基の例としてはベンジ
ル基、フエネチル基、フエニルプロピル基等が挙
げられる。 本発明化合物はすぐれた抗菌活性、特にグラム
陰性菌に対して強い抗菌力を示し、抗菌剤として
有用な化合物である。 本発明者等はマクロライド系化合物について鋭
意研究した結果、マイカミノシル タイロノライ
ドの4′位を脱オキシ化し、19位を脱カルボニル化
した化合物およびさらに22位にハロゲン原子また
はアミノ系置換基を付けた化合物がすぐれた抗菌
活性を有することを見い出し本発明を完成するに
至つた。 本発明化合物は次の方法によつて製造すること
ができる。 第1製法 一般式〔〕においてRが水酸基である化合物
は構造式 で示される4′−デオキシ マイカミノシル タイ
ロノライドにクロロトリス(トリフエニルホスフ
イン)ロジウム〔C6H5)3P〕3RhClを作用させて
製造することができる。 この反応はベンゼン、トルエン、キシレン等の
有機溶媒中で、室温または加温下に、好ましくは
窒素気流下で行うのが好ましい。 第2製法 一般式〔〕においてRがハロゲン原子である
化合物は第1製法で得られる構造式 で示される19−デカルボニル−4′−デオキシマイ
カミノシル タイロノライドをハロゲン化するこ
とによつて製造することができる。 このハロゲン化は塩素、臭素、ヨウ素、四塩化
炭素、四臭化炭素、四ヨウ化炭素等のハロゲン化
剤を用いて、室温または冷却下、好ましくは氷冷
下で行うのが好ましい。トリフエニルホスフイン
および必要によりピリジンなどの塩基の添加は反
応を促進する上で好ましい。これらの添加剤の中
には溶媒を兼ねることができるものがあるが、必
要により、ピリジン、アセトニトリル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンなどの溶媒を単独または
適宜混合して使用してもよい。 第3製法 一般式〔〕においてRが式
【式】で
示される基である化合物は第2製法で得られる構
造式 (式中、Xはハロゲン原子を表わす。) で示される19−デカルボニル−22,4′−ジデオキ
シ−22−ハロゲノ マイカミノシル タイロノラ
イドと一般式 で示されるアミンとを反応させることによつて製
造することができる。 この反応はテトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等の有機溶媒中で、室温または加
温下に行うのが好ましい。 次に本発明を参考例(出発物質の製造)および
実施例によつてさらに詳細に説明する。 参考例 1 (a) マイカミノシル タイロノライド825mgを8.3
mlの無水エタノールに溶かし、氷冷下で撹拌し
ながら、無水p−トルエンスルホン酸356mgを
加え、室温に戻した後、20分間反応させた。反
応液を再度氷冷し、トリエチルアミン0.3mlを
加えた後、減圧濃縮した。残留物を41mlのクロ
ロホルムに溶かし、10mlの飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液および
水で各1回洗浄し、クロロホルム層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を
40gのシリカゲルカラム上溶媒系クロロホルム
−メタノール(7:1)にてクロマト処理を行
い、マイカミノシル タイロノライド ジエチ
ルアセタールを得た。収量852mg(収率92%) (b) 上記(a)の生成物510mgを2.6mlのアセトニトリ
ルに溶かし、室温で撹拌しながら無水酢酸0.16
mlを加え、30分間反応させた。反応液を濃縮
し、トルエンでよく共沸し、過剰の無水酢酸お
よび酢酸を除去した後、50mlのクロロホルムに
溶かし、25mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
および水で各1回洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧濃縮して、2′,4′−ジ−O−ア
セチル マイカミノシル タイロノライド ジ
エチルアセタールを得た(定量的)。 (c) 上記(b)の生成物574mgを無水塩化メチレン
11.5mlに溶かし、氷冷下撹拌しながら、ジイソ
プロピルエチルアミン590mgを加えた後、クロ
ロメチルメチルエーテル367mgを加え、室温に
戻し、1日反応させた。反応液を29mlの飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液中に注加し、クロロホ
ルム10mlで反応容器を洗いながら、その中に加
え、抽出した。さらに10mlのクロロホルムで2
回抽出をくり返し、クロロホルム層を合わせ、
15mlの飽和塩化ナトリウム水溶液および水で各
1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮して、3,23−ジ−O−メトキシメチル
−2′,4′−ジ−O−アセチル マイカミノシル
タイロノライド ジエチルアセタールを得た
(定量的)。 (d) 上記(c)の生成物641mgを30mlのメタノールに
溶解後、50℃で一夜反応させると、2′,4′位の
アセチル基が脱離され、3,23−ジ−O−メト
キシメチル マイカミノシル タイロノライド
ジエチルアセタールが得られた。収量509mg
(収率88%)。 (e) 前記(d)の生成物489mgを9.8mlの無水ピリジン
に溶解後、−40℃で撹拌しながら、ベンジルス
ルホニルクロリド185mgをゆつくり加え(約5
分間)、2時間反応させた。次いで−40℃のま
ま水0.02mlを加え、室温で30分間反応させ、過
剰のベンジルスルホニルクロライドを分解し、
減圧濃縮後、トルエンでよくピリジンを共沸し
た。反応液を25mlのクロロホルムに溶かし、10
mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩化
ナトリウム水溶液および水で各1回洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、
3,23−ジ−O−メトキシメチル−4′−O−ベ
ンジルスルホニル マイカミノシル タイロノ
ライド ジエチルアセタールを得た。この物質
は不安定であるのでこのまま次の反応を行つ
た。収率約80% (f) 上記(e)の生成物588mgを12mlの無水メチルエ
チルケトンに溶かし、ヨウ化ナトリウム145mg
を加え、密栓し、80℃で20分間反応させた。反
応終了後、析出した固体をグラスフイルターで
過し、アセトンで固体を数回洗浄した後、減
圧濃縮した。残留物にクロロホルム20mlを加え
ると、再度沈澱が生じたのでこれもグラスフイ
ルターで過し、固体をクロロホルムで数回洗
浄後、クロロホルム層を8mlの飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、0.1Mチオ硫酸ナトリウム水
溶液および水で各1回洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を25gの
シリカゲルカラム上溶媒系シクロヘキサン−ア
セトン(7:3)にてクロマト処理を行い、
3,23−ジ−O−メトキシメチル−4′−デオキ
シ−4′−ヨード マイカミノシル タイロノラ
イド ジエチルアセタノールを得た。収量452
mg (g) 上記(f)の生成物452mgを9mlの無水ベンゼン
に溶かし、水素化トリn−ブチルスズ445mg、
次いで反応開始剤であるα,α′−アゾビスイソ
ブチロニトリル8.2mgを加え、窒素気流下、密
栓し、80℃で2時間反応させた。反応液を減圧
濃縮し、40gのシリカゲルカラム上溶媒系シク
ロヘキサン−アセトン(4:1)で展開し、ト
リn−ブチルスズ化合物を溶出(250ml流す)
した後、系をクロロホルム−メタノール(9:
1)に変換し、クロマト処理を行い、3,23−
ジ−O−メトキシメチル−4′−デオキシ マイ
カミノシル タイロノライド ジエチルアセタ
ールを得た。収量311mg(収率82%) (h) 上記(g)の生成物45.5mgを0.23mlのジオキサン
に溶かし、10%トリフルオロ酢酸水溶液2.3ml
を加え、室温で2日間反応を行つた。次いで炭
酸水素ナトリウム301mgをゆつくり加えて中和
し、1mlのクロロホルムで3回抽出した。クロ
ロホルム層を合わせ、1mlの飽和塩化ナトリウ
ム水溶液および水で各1回洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧濃縮した。4gのシリ
カゲルを溶媒系クロロホルム−メタノール−濃
アンモニア水(30:1:0.1)にて充填したカ
ラム上、同じ系で残留物を入れた後、系をクロ
ロホルム−メタノール−濃アンモニア水(8:
1:0.1)に変換しクロマト処理を行い、4′−
デオキシ マイカミノシル タイロノライドを
得た。収量26.0mg(収率73%) 理化学的性状
造式 (式中、Xはハロゲン原子を表わす。) で示される19−デカルボニル−22,4′−ジデオキ
シ−22−ハロゲノ マイカミノシル タイロノラ
イドと一般式 で示されるアミンとを反応させることによつて製
造することができる。 この反応はテトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド等の有機溶媒中で、室温または加
温下に行うのが好ましい。 次に本発明を参考例(出発物質の製造)および
実施例によつてさらに詳細に説明する。 参考例 1 (a) マイカミノシル タイロノライド825mgを8.3
mlの無水エタノールに溶かし、氷冷下で撹拌し
ながら、無水p−トルエンスルホン酸356mgを
加え、室温に戻した後、20分間反応させた。反
応液を再度氷冷し、トリエチルアミン0.3mlを
加えた後、減圧濃縮した。残留物を41mlのクロ
ロホルムに溶かし、10mlの飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液および
水で各1回洗浄し、クロロホルム層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を
40gのシリカゲルカラム上溶媒系クロロホルム
−メタノール(7:1)にてクロマト処理を行
い、マイカミノシル タイロノライド ジエチ
ルアセタールを得た。収量852mg(収率92%) (b) 上記(a)の生成物510mgを2.6mlのアセトニトリ
ルに溶かし、室温で撹拌しながら無水酢酸0.16
mlを加え、30分間反応させた。反応液を濃縮
し、トルエンでよく共沸し、過剰の無水酢酸お
よび酢酸を除去した後、50mlのクロロホルムに
溶かし、25mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
および水で各1回洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧濃縮して、2′,4′−ジ−O−ア
セチル マイカミノシル タイロノライド ジ
エチルアセタールを得た(定量的)。 (c) 上記(b)の生成物574mgを無水塩化メチレン
11.5mlに溶かし、氷冷下撹拌しながら、ジイソ
プロピルエチルアミン590mgを加えた後、クロ
ロメチルメチルエーテル367mgを加え、室温に
戻し、1日反応させた。反応液を29mlの飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液中に注加し、クロロホ
ルム10mlで反応容器を洗いながら、その中に加
え、抽出した。さらに10mlのクロロホルムで2
回抽出をくり返し、クロロホルム層を合わせ、
15mlの飽和塩化ナトリウム水溶液および水で各
1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮して、3,23−ジ−O−メトキシメチル
−2′,4′−ジ−O−アセチル マイカミノシル
タイロノライド ジエチルアセタールを得た
(定量的)。 (d) 上記(c)の生成物641mgを30mlのメタノールに
溶解後、50℃で一夜反応させると、2′,4′位の
アセチル基が脱離され、3,23−ジ−O−メト
キシメチル マイカミノシル タイロノライド
ジエチルアセタールが得られた。収量509mg
(収率88%)。 (e) 前記(d)の生成物489mgを9.8mlの無水ピリジン
に溶解後、−40℃で撹拌しながら、ベンジルス
ルホニルクロリド185mgをゆつくり加え(約5
分間)、2時間反応させた。次いで−40℃のま
ま水0.02mlを加え、室温で30分間反応させ、過
剰のベンジルスルホニルクロライドを分解し、
減圧濃縮後、トルエンでよくピリジンを共沸し
た。反応液を25mlのクロロホルムに溶かし、10
mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩化
ナトリウム水溶液および水で各1回洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、
3,23−ジ−O−メトキシメチル−4′−O−ベ
ンジルスルホニル マイカミノシル タイロノ
ライド ジエチルアセタールを得た。この物質
は不安定であるのでこのまま次の反応を行つ
た。収率約80% (f) 上記(e)の生成物588mgを12mlの無水メチルエ
チルケトンに溶かし、ヨウ化ナトリウム145mg
を加え、密栓し、80℃で20分間反応させた。反
応終了後、析出した固体をグラスフイルターで
過し、アセトンで固体を数回洗浄した後、減
圧濃縮した。残留物にクロロホルム20mlを加え
ると、再度沈澱が生じたのでこれもグラスフイ
ルターで過し、固体をクロロホルムで数回洗
浄後、クロロホルム層を8mlの飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、0.1Mチオ硫酸ナトリウム水
溶液および水で各1回洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物を25gの
シリカゲルカラム上溶媒系シクロヘキサン−ア
セトン(7:3)にてクロマト処理を行い、
3,23−ジ−O−メトキシメチル−4′−デオキ
シ−4′−ヨード マイカミノシル タイロノラ
イド ジエチルアセタノールを得た。収量452
mg (g) 上記(f)の生成物452mgを9mlの無水ベンゼン
に溶かし、水素化トリn−ブチルスズ445mg、
次いで反応開始剤であるα,α′−アゾビスイソ
ブチロニトリル8.2mgを加え、窒素気流下、密
栓し、80℃で2時間反応させた。反応液を減圧
濃縮し、40gのシリカゲルカラム上溶媒系シク
ロヘキサン−アセトン(4:1)で展開し、ト
リn−ブチルスズ化合物を溶出(250ml流す)
した後、系をクロロホルム−メタノール(9:
1)に変換し、クロマト処理を行い、3,23−
ジ−O−メトキシメチル−4′−デオキシ マイ
カミノシル タイロノライド ジエチルアセタ
ールを得た。収量311mg(収率82%) (h) 上記(g)の生成物45.5mgを0.23mlのジオキサン
に溶かし、10%トリフルオロ酢酸水溶液2.3ml
を加え、室温で2日間反応を行つた。次いで炭
酸水素ナトリウム301mgをゆつくり加えて中和
し、1mlのクロロホルムで3回抽出した。クロ
ロホルム層を合わせ、1mlの飽和塩化ナトリウ
ム水溶液および水で各1回洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧濃縮した。4gのシリ
カゲルを溶媒系クロロホルム−メタノール−濃
アンモニア水(30:1:0.1)にて充填したカ
ラム上、同じ系で残留物を入れた後、系をクロ
ロホルム−メタノール−濃アンモニア水(8:
1:0.1)に変換しクロマト処理を行い、4′−
デオキシ マイカミノシル タイロノライドを
得た。収量26.0mg(収率73%) 理化学的性状
【表】
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1)
2960 −CH3
2930 −CH2−
1730 −COO−
1680 >C=O
1590 −C=C−C=C−
(iii) 無色無定形固体(アセトン−n−ヘキサンよ
り精製) (iv) 元素分析値(C31N51NO9として) C(%) H(%) N(%) 理論値 64.00 8.84 2.41 実験値 63.72 8.81 2.21 (v) 〔α〕25 D−12(c1.2、CHCl)3 (vi) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax282.5(ε=
21000) (vii) Rf0.39 ワコーゲルB−5(商品名) クロロホルム−メタノール(6:1) 実施例 1 4′−デオキシ マイカミノシル タイロノライ
ド344mgを8.6mlの無水ベンゼンに溶かし、窒素気
流中、クロロトリス(トリフエニルホスフイン)
ロジウムを懸濁させ、80℃で12時間撹拌しながら
加温した。反応液を過し、液1N塩酸9mlで
3回抽出し、さらに水層を10%水酸化ナトリウム
水溶液で塩基性にして、10mlのクロロホルムで3
回抽出した。クロロホルム層を合わせ、10mlの飽
和硫酸ナトリウム水溶液で3回洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物を
溶媒系クロロホルム−メタノール(10:1)を用
いてシリカゲルカラムで精製し、19−デカルボニ
ル−4′−デオキシ マイカミノシル タイロノラ
イドを得た。収量166.1mg(収率51%) アセトン−n−ヘキサンより再結晶 理化学的性状
り精製) (iv) 元素分析値(C31N51NO9として) C(%) H(%) N(%) 理論値 64.00 8.84 2.41 実験値 63.72 8.81 2.21 (v) 〔α〕25 D−12(c1.2、CHCl)3 (vi) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax282.5(ε=
21000) (vii) Rf0.39 ワコーゲルB−5(商品名) クロロホルム−メタノール(6:1) 実施例 1 4′−デオキシ マイカミノシル タイロノライ
ド344mgを8.6mlの無水ベンゼンに溶かし、窒素気
流中、クロロトリス(トリフエニルホスフイン)
ロジウムを懸濁させ、80℃で12時間撹拌しながら
加温した。反応液を過し、液1N塩酸9mlで
3回抽出し、さらに水層を10%水酸化ナトリウム
水溶液で塩基性にして、10mlのクロロホルムで3
回抽出した。クロロホルム層を合わせ、10mlの飽
和硫酸ナトリウム水溶液で3回洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物を
溶媒系クロロホルム−メタノール(10:1)を用
いてシリカゲルカラムで精製し、19−デカルボニ
ル−4′−デオキシ マイカミノシル タイロノラ
イドを得た。収量166.1mg(収率51%) アセトン−n−ヘキサンより再結晶 理化学的性状
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1) 帰 属
2970 −CH3
2940 −CH2−
1700 −COO−
1675 >C=O
1590 −C=C−C=C−
(iii) 無色プリズム晶(アセトン−n−ヘキサンよ
り再結晶) (iv) 融点181−183℃ (v) 元素分析値(C30H51NO8・H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.02 9.34 2.45 実験値 62.95 9.14 2.34 (vi) 〔α〕25 D+35゜(c1.0、CHCl3) (vii) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax282nm(ε=
23000) 実施例 2 実施例1で得られた19−デカルボニル−4′−デ
オキシ マイカミノシル タイロノライド88.7mg
を無水ピリジン4.4mlに溶かし、トリフエニルホ
スフイン92.2mgを加え、氷冷下に撹拌しながら四
ヨウ化炭素91.3mgを加え、氷冷下90分間撹拌し
た。反応液にメタノール0.06mlを加えて反応を停
止した後、溶媒を留去した。(トルエンでピリジ
ンを数回共沸して除去した。)残留物をクロロホ
ルムに溶かし、不溶物を去した後、クロロホル
ム層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、0.1Mチ
オ硫酸ナトリウム水溶液および飽和硫酸ナトリウ
ム水溶液で各1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系クロロ
ホルム−メタノールを用いてシリカゲルカラムで
精製し、19−デカルボニル−22,4′−デオキシ−
22−ヨード マイカミノシル タイロノライドを
得た。収量94.4mg(収率89%) アセトン−n−ヘキサンより再結晶 理化学的性状
り再結晶) (iv) 融点181−183℃ (v) 元素分析値(C30H51NO8・H2Oとして) C(%) H(%) N(%) 計算値 63.02 9.34 2.45 実験値 62.95 9.14 2.34 (vi) 〔α〕25 D+35゜(c1.0、CHCl3) (vii) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax282nm(ε=
23000) 実施例 2 実施例1で得られた19−デカルボニル−4′−デ
オキシ マイカミノシル タイロノライド88.7mg
を無水ピリジン4.4mlに溶かし、トリフエニルホ
スフイン92.2mgを加え、氷冷下に撹拌しながら四
ヨウ化炭素91.3mgを加え、氷冷下90分間撹拌し
た。反応液にメタノール0.06mlを加えて反応を停
止した後、溶媒を留去した。(トルエンでピリジ
ンを数回共沸して除去した。)残留物をクロロホ
ルムに溶かし、不溶物を去した後、クロロホル
ム層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、0.1Mチ
オ硫酸ナトリウム水溶液および飽和硫酸ナトリウ
ム水溶液で各1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系クロロ
ホルム−メタノールを用いてシリカゲルカラムで
精製し、19−デカルボニル−22,4′−デオキシ−
22−ヨード マイカミノシル タイロノライドを
得た。収量94.4mg(収率89%) アセトン−n−ヘキサンより再結晶 理化学的性状
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1) 帰 属
2970 −CH3
2940 −CH2−
1710 −COO−
1680 >C=O
1590 −C=C−C=C−
(iii) 無色針状晶(アセトン−n−ヘキサンより再
結晶) (iv) 融点209−210℃ (v) 元素分析値(C30H50NO7Iとして) C(%) H(%) N(%) I(%) 計算値 54.30 7.59 2.11 19.12 実験値 54.58 7.51 2.31 19.25 (vi) 〔α〕25 D+97゜(c1.0、CHCl3) (vii) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax282nm(ε=
24000) 実施例 3 実施例2で得られた19−デカルボニル−22,
4′−ジデオキシ−22−ヨード マイカミノシル
タイロノライド63.6mgを1.3mlの無水アセトニト
リルに溶かし、約4Mジメチルアミン−アセトニ
トリル溶液を0.24ml加えた。密栓を施し、80℃で
30分間加温した後、さらに0.24mlの前記溶液を加
え、30分間加温した。溶媒を留去した後、残留物
をクロロホルムに溶かし、クロロホルム層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和炭硫ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系クロロホル
ムメタノール−28%アンモニア水溶液(25:1:
0.1)を用いてシリカゲルカラムで精製し、19−
デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−ジメチ
ルアミノ マイカミノシル タイロノライドを得
た。収量47.8mg(収率86%) 理化学的性状
結晶) (iv) 融点209−210℃ (v) 元素分析値(C30H50NO7Iとして) C(%) H(%) N(%) I(%) 計算値 54.30 7.59 2.11 19.12 実験値 54.58 7.51 2.31 19.25 (vi) 〔α〕25 D+97゜(c1.0、CHCl3) (vii) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax282nm(ε=
24000) 実施例 3 実施例2で得られた19−デカルボニル−22,
4′−ジデオキシ−22−ヨード マイカミノシル
タイロノライド63.6mgを1.3mlの無水アセトニト
リルに溶かし、約4Mジメチルアミン−アセトニ
トリル溶液を0.24ml加えた。密栓を施し、80℃で
30分間加温した後、さらに0.24mlの前記溶液を加
え、30分間加温した。溶媒を留去した後、残留物
をクロロホルムに溶かし、クロロホルム層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和炭硫ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系クロロホル
ムメタノール−28%アンモニア水溶液(25:1:
0.1)を用いてシリカゲルカラムで精製し、19−
デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−ジメチ
ルアミノ マイカミノシル タイロノライドを得
た。収量47.8mg(収率86%) 理化学的性状
【表】
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1) 帰 属
2980 −CH3
2950 −CH2−
1730 −COO−
1680 >C=O
1595 −C=C−C=C−
(iii) 無色無定形固体(アセトン−n−ヘキサンよ
り再結晶) (iv) 元素分析値(C32H56N2O7として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.18 9.72 4.82 実験値 65.94 9.43 4.60 (v) 〔α〕25 D+74゜(c1.0、CHCl3) (vi) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax283nm(ε=
22000) 実施例 4 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド78.5mg
を1.6mlの無水アセトニトリルに溶かし、ジイソ
ブチルアミン76mgを加え、80℃で2日間加温し
た。溶媒を留去した後、残留物を4mlのクロロホ
ルムに溶かし、クロロホルム層を2mlの飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液および水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物
を溶媒系クロロホルム−メタノール−28%アンモ
ニア水溶液(25:1:0.1)を用いてシリカゲル
カラムで精製し、19−デカルボニル−22,4′−ジ
デオキシ−22−ジイソブチルアミノ マイカミノ
シル タイロノライドを得た。収量59.5mg(収率
76%) 理化学的性状
り再結晶) (iv) 元素分析値(C32H56N2O7として) C(%) H(%) N(%) 計算値 66.18 9.72 4.82 実験値 65.94 9.43 4.60 (v) 〔α〕25 D+74゜(c1.0、CHCl3) (vi) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax283nm(ε=
22000) 実施例 4 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド78.5mg
を1.6mlの無水アセトニトリルに溶かし、ジイソ
ブチルアミン76mgを加え、80℃で2日間加温し
た。溶媒を留去した後、残留物を4mlのクロロホ
ルムに溶かし、クロロホルム層を2mlの飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液および水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物
を溶媒系クロロホルム−メタノール−28%アンモ
ニア水溶液(25:1:0.1)を用いてシリカゲル
カラムで精製し、19−デカルボニル−22,4′−ジ
デオキシ−22−ジイソブチルアミノ マイカミノ
シル タイロノライドを得た。収量59.5mg(収率
76%) 理化学的性状
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1) 帰 属
2980 −CH3
2950 −CH2−
1730 −COO−
1680 >C=O
1595 −C=C−C=C−
(iii) 元素分析値(C36H68N2O7として)
C(%) H(%) N(%)
計算値 68.64 10.31 4.21
実験値 68.52 10.21 4.33
(iv) 〔α〕23 D+55゜(c1.0、CHCl3)
(v) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax285nm(ε=
23000) 実施例 5 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド82.5mg
を1.7mlの無水アセトニトリルに溶かし、ピペリ
ジン52.3mgを加え、80℃で60分間加温した。溶媒
を留去した後、残留物を4mlのクロロホルムに溶
かし、2mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およ
び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去した。残留物を溶媒系クロロホルム−メ
タノール−28%アンモニア水溶液(25:1:0.1)
を用いてシリカゲルカラムで精製し、19−デカル
ボニル−22,4′−ジデオキシ−22−ピペリジノ
マイカミノシル タイロノライドを得た。収量
70.7mg(収率92%) 理化学的性状
23000) 実施例 5 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド82.5mg
を1.7mlの無水アセトニトリルに溶かし、ピペリ
ジン52.3mgを加え、80℃で60分間加温した。溶媒
を留去した後、残留物を4mlのクロロホルムに溶
かし、2mlの飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およ
び水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去した。残留物を溶媒系クロロホルム−メ
タノール−28%アンモニア水溶液(25:1:0.1)
を用いてシリカゲルカラムで精製し、19−デカル
ボニル−22,4′−ジデオキシ−22−ピペリジノ
マイカミノシル タイロノライドを得た。収量
70.7mg(収率92%) 理化学的性状
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1) 帰 属
2980 −CH3
2950 −CH2−
1730 −COO−
1680 >C=O
1600 −C=C−C=C−
(iii) 無色固体
(iv) 元素分析値(C35H60N2O7として)
C(%) H(%) N(%)
計算値 67.71 9.74 4.51
実験値 67.65 9.62 4.66
(v) 〔α〕22 D+42゜(c1.0、CHCl3)
(vi) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax284nm(ε=
25000) 実施例 6 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド84mgを
1.7mlの無水アセトニトリルに溶かし、N−メチ
ルシクロヘキシルアミン72mgを加え、80℃で4時
間加温した。溶媒を留去した後、残留物を5mlの
クロロホルムに溶かし、2mlの飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系
クロロホルム−メタノール−28%アンモニア水溶
液(25:1:0.1)を用いてシリカゲルカラムで
精製し、19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ
−22−(N−メチルシクロヘキシルアミノ)マイ
カミノシル タイロノライドを得た。 収量77.7mg(収率92%) 理化学的性状
25000) 実施例 6 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド84mgを
1.7mlの無水アセトニトリルに溶かし、N−メチ
ルシクロヘキシルアミン72mgを加え、80℃で4時
間加温した。溶媒を留去した後、残留物を5mlの
クロロホルムに溶かし、2mlの飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系
クロロホルム−メタノール−28%アンモニア水溶
液(25:1:0.1)を用いてシリカゲルカラムで
精製し、19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ
−22−(N−メチルシクロヘキシルアミノ)マイ
カミノシル タイロノライドを得た。 収量77.7mg(収率92%) 理化学的性状
【表】
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1) 帰 属
2980 −CH3
2950 −CH2−
1730 −COO−
1680 >C=O
1600 −C=C−C=C−
(iii) 無色固体
(iv) 元素分析値(C37H65N2O7として)
C(%) H(%) N(%)
計算値 68.49 9.94 4.32
実験値 68.27 9.83 4.51
(v) 〔α〕22 D+77゜(c1.0、CHCl3)
(vi) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax284nm(ε=
25000) 実施例 7 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド94.3mg
を2mlの無水アセトニトリルに溶かし、N−メチ
ルベンジルアミン86mgを加え、80℃で3時間加温
した。溶媒を留去した後、残留物を5mlのクロロ
ホルムに溶かし、2mlの飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系クロロ
ホルム−メタノール−28%アンモニア水溶液
(25:1:0.1)を用いてシリカゲルカラムで精製
し、19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22
−(N−メチルベンジルアミノ)マイカミノシル
タイロノライドを得た。収量81mg(収率87%) 理化学的性状
25000) 実施例 7 19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22−
ヨード マイカミノシル タイロノライド94.3mg
を2mlの無水アセトニトリルに溶かし、N−メチ
ルベンジルアミン86mgを加え、80℃で3時間加温
した。溶媒を留去した後、残留物を5mlのクロロ
ホルムに溶かし、2mlの飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液および水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を留去した。残留物を溶媒系クロロ
ホルム−メタノール−28%アンモニア水溶液
(25:1:0.1)を用いてシリカゲルカラムで精製
し、19−デカルボニル−22,4′−ジデオキシ−22
−(N−メチルベンジルアミノ)マイカミノシル
タイロノライドを得た。収量81mg(収率87%) 理化学的性状
【表】
(ii) 赤外線吸収スペクトル(KBr)
WN(cm-1) 帰 属
2980 −CH3
2950 −CH2−
1730 −COO−
1680 >C=O
1595 −C=C−C=C−
(iii) 無色固体
(iv) 元素分析値(C38H60N2O7として)
C(%) H(%) N(%)
計算値 69.48 9.21 4.26
実験値 69.20 9.11 4.32
(v) 〔α〕23 D+32゜(c1.0、CHCl3)
(vi) 紫外線吸収スペクトルλMeOH nax284nm(ε=
26000)
26000)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Rは水酸基、ハロゲン原子、または
【式】(式中、R1およびR2は同一また は異つて水素原子、低級アルキル基、アリール
基、アラルキル基または炭素数5〜10個のシクロ
アルキル基を表わす。またR1とR2は互いに結合
して炭素数3〜20個のアルキレン基を形成しても
よい。)で示される基を表わす。〕 で示される19−デカルボニル−4′−デオキシ マ
イカミノシル タイロノライド誘導体。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19262781A JPS5896096A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 19−デカルボニル−4′−デオキシ マイカミノシル タイロノライド誘導体 |
AU85524/82A AU551142B2 (en) | 1981-07-09 | 1982-07-01 | Tylosin derivatives |
US06/395,463 US4477443A (en) | 1981-07-09 | 1982-07-06 | Tylosin derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
ES513827A ES8308333A1 (es) | 1981-07-09 | 1982-07-08 | Un metodo de produccion de un derivado de tilosina. |
EP84201086A EP0134054A1 (en) | 1981-07-09 | 1982-07-09 | Tylosin derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
AT82303622T ATE18055T1 (de) | 1981-07-09 | 1982-07-09 | Tylosinderivate, ihre herstellung und sie enthaltende pharmazeutische zusammensetzungen. |
EP82303622A EP0070170B1 (en) | 1981-07-09 | 1982-07-09 | Tylosin derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
EP84201085A EP0132895A1 (en) | 1981-07-09 | 1982-07-09 | Tylosin derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
DE8282303622T DE3269164D1 (en) | 1981-07-09 | 1982-07-09 | Tylosin derivatives, their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
ES520906A ES520906A0 (es) | 1981-11-30 | 1983-03-23 | Un metodo para la preparacion de un derivado de tilosina. |
SU833622804A SU1209032A3 (ru) | 1981-11-30 | 1983-07-20 | Способ получени тилозиновых производных |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19262781A JPS5896096A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 19−デカルボニル−4′−デオキシ マイカミノシル タイロノライド誘導体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5896096A JPS5896096A (ja) | 1983-06-07 |
JPS6316394B2 true JPS6316394B2 (ja) | 1988-04-08 |
Family
ID=16294389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19262781A Granted JPS5896096A (ja) | 1981-07-09 | 1981-11-30 | 19−デカルボニル−4′−デオキシ マイカミノシル タイロノライド誘導体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5896096A (ja) |
ES (1) | ES520906A0 (ja) |
SU (1) | SU1209032A3 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933298A (ja) * | 1982-08-19 | 1984-02-23 | Microbial Chem Res Found | タイロシン誘導体 |
ES2374950T3 (es) * | 2006-07-28 | 2012-02-23 | Intervet International B.V. | Procedimiento de síntesis de macrolidos. |
-
1981
- 1981-11-30 JP JP19262781A patent/JPS5896096A/ja active Granted
-
1983
- 1983-03-23 ES ES520906A patent/ES520906A0/es active Granted
- 1983-07-20 SU SU833622804A patent/SU1209032A3/ru active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SU1209032A3 (ru) | 1986-01-30 |
ES8405025A1 (es) | 1984-05-16 |
ES520906A0 (es) | 1984-05-16 |
JPS5896096A (ja) | 1983-06-07 |
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