JPS6311013B2 - - Google Patents
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- JPS6311013B2 JPS6311013B2 JP54151287A JP15128779A JPS6311013B2 JP S6311013 B2 JPS6311013 B2 JP S6311013B2 JP 54151287 A JP54151287 A JP 54151287A JP 15128779 A JP15128779 A JP 15128779A JP S6311013 B2 JPS6311013 B2 JP S6311013B2
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- ray
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- Image Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、X線断層像を再構成するための装置
に関し、特に所望のデータ処理を施すことにより
X線断層像を再構成できるようにした装置に関す
る。
に関し、特に所望のデータ処理を施すことにより
X線断層像を再構成できるようにした装置に関す
る。
一般に、工業および医療界において、製品や人
体の内部構造を知るために、X線による検査が広
く行なわれているが、このように製品や人体の内
部構造を知ることのできる装置として従来からX
線コンピユータ断層撮影装置(これを略して
「CT」という。)の開発が盛んである。
体の内部構造を知るために、X線による検査が広
く行なわれているが、このように製品や人体の内
部構造を知ることのできる装置として従来からX
線コンピユータ断層撮影装置(これを略して
「CT」という。)の開発が盛んである。
ところで、この種の従来のX線コンピユータ断
層撮影装置では、まず第1図に実線で示すごと
く、X線発生装置aからX線被検査体bへ向けて
X線ビーム束を照射することにより、X線検出器
cにてそのX線射影分布を計測し、ついで第1図
に鎖線で示すごとく、X線発生装置aおよびX線
検出器cを所定の角度α(例えば1゜)だけ回転移
動させてこの位置から再度X線ビーム束をX線被
検査体bへ向けて照射することにより、角度αだ
け移動させた場合のX線射影分布を計測し、以下
同様の操作を合計60ないし360回行なつたのちに、
これら多数のX線射影分布から得られたデータ
を、フーリエ変換法や重畳積分法を用いて演算処
理し、その後この処理結果に基づきX線被検査体
bの断層像を再構成することが行なわれている。
層撮影装置では、まず第1図に実線で示すごと
く、X線発生装置aからX線被検査体bへ向けて
X線ビーム束を照射することにより、X線検出器
cにてそのX線射影分布を計測し、ついで第1図
に鎖線で示すごとく、X線発生装置aおよびX線
検出器cを所定の角度α(例えば1゜)だけ回転移
動させてこの位置から再度X線ビーム束をX線被
検査体bへ向けて照射することにより、角度αだ
け移動させた場合のX線射影分布を計測し、以下
同様の操作を合計60ないし360回行なつたのちに、
これら多数のX線射影分布から得られたデータ
を、フーリエ変換法や重畳積分法を用いて演算処
理し、その後この処理結果に基づきX線被検査体
bの断層像を再構成することが行なわれている。
しかしながら、このような従来のX線コンピユ
ータ断層撮影装置では、被検査体bの断層像を再
構成するために、多数のX線射影分布を必要と
し、これにより次のような問題点がある。
ータ断層撮影装置では、被検査体bの断層像を再
構成するために、多数のX線射影分布を必要と
し、これにより次のような問題点がある。
(1) データ採取に多大の時間を必要とする(数秒
から数分)ため、動く被検査体bについては、
その断層像を再構成することができない。
から数分)ため、動く被検査体bについては、
その断層像を再構成することができない。
(2) X線被曝量が多くなるため、被検査体bが人
体のごとき生体の場合には、この生体に悪影響
を与えるおそれがある。
体のごとき生体の場合には、この生体に悪影響
を与えるおそれがある。
(3) 処理に必要なデータが非常に多いため、デー
タ処理が非常に複雑になり、これを処理するた
めの装置も大型で高価なものとなる。
タ処理が非常に複雑になり、これを処理するた
めの装置も大型で高価なものとなる。
本発明は、これらの問題点を解決しようとする
もので、被検査体の断層像を再構成するためのデ
ータとして単一のX線射影分布を使用するだけ
で、精度のよい再構成像を得ることができるよう
にした単一X線射影式断層像再構成装置を提供す
ることを目的とする。
もので、被検査体の断層像を再構成するためのデ
ータとして単一のX線射影分布を使用するだけ
で、精度のよい再構成像を得ることができるよう
にした単一X線射影式断層像再構成装置を提供す
ることを目的とする。
このため、本発明の単一X線射影式断層像再構
成装置は、X線被検査体Bの断層面を含み且つ縦
にm個横にn個の画素をそなえてなる仮想断層平
面Sについて単位X線ビームが各画素1〜mnの
コーナー部を少なくとも1個所は通過するように
上記X線被検査体Bへ向けて所定方向から複数の
単位X線ビームを照射するX線発生装置Aと、同
X線発生装置Aから上記X線被検査体Bへ向けて
上記の複数の単位X線ビームを照射することによ
り得られた単一のX線射影分布Dについてその一
端から他端へ向けてM[>N(=m×n)]個のX
線濃度d1〜dMを計測するX線濃度計測装置Eと、
同X線濃度計測装置Eで得られた上記M個のX線
濃度d1〜dMを複数のX線濃度よりなる複数組の計
測値群に分けるデータ選択装置DSとをそなえ、
上記の各計測値群における複数のX線濃度に基づ
き上記仮想断層平面Sを複数の画素よりなる複数
の画素群に区分し、各画素群を構成する各画素の
X線吸収係数μを演算すべく、基本画素1だけを
通過する単位X線ビームにより得られるX線濃度
d1を同基本画素1のX線吸収係数μ1とし以後X線
濃度dk^からX線濃度dk^-1(k^は2以上の自然数)を
減算することにより画素のX線吸収係数μk^を求
める手段と、X線吸収ベクトル〓を未知量として
X線濃度ベクトル〓、係数行列〓および非負の要
素よりなる残差ベクトル〓から決定される関係式
〓〓≦〓+〓,〓〓≧−〓+〓を求める手段とを
もつた演算装置と、演算された上記X線吸収係数
を記憶しうる記憶装置Gとから成る射影変換装置
Fが設けられるとともに、同射影変換装置Fから
の信号を受けて上記仮想断層平面Sを構成する上
記N個の各画素1〜mnの位置に上記X線吸収係
数μ1〜μnoをあてはめて上記X線被検査体Bの断
層像を再構成する再構成装置Hと、同再構成装置
Hからの出力に基づいて上記X線被検査体Bの断
層像を表示する表示装置Jとが設けられたことを
特徴としている。
成装置は、X線被検査体Bの断層面を含み且つ縦
にm個横にn個の画素をそなえてなる仮想断層平
面Sについて単位X線ビームが各画素1〜mnの
コーナー部を少なくとも1個所は通過するように
上記X線被検査体Bへ向けて所定方向から複数の
単位X線ビームを照射するX線発生装置Aと、同
X線発生装置Aから上記X線被検査体Bへ向けて
上記の複数の単位X線ビームを照射することによ
り得られた単一のX線射影分布Dについてその一
端から他端へ向けてM[>N(=m×n)]個のX
線濃度d1〜dMを計測するX線濃度計測装置Eと、
同X線濃度計測装置Eで得られた上記M個のX線
濃度d1〜dMを複数のX線濃度よりなる複数組の計
測値群に分けるデータ選択装置DSとをそなえ、
上記の各計測値群における複数のX線濃度に基づ
き上記仮想断層平面Sを複数の画素よりなる複数
の画素群に区分し、各画素群を構成する各画素の
X線吸収係数μを演算すべく、基本画素1だけを
通過する単位X線ビームにより得られるX線濃度
d1を同基本画素1のX線吸収係数μ1とし以後X線
濃度dk^からX線濃度dk^-1(k^は2以上の自然数)を
減算することにより画素のX線吸収係数μk^を求
める手段と、X線吸収ベクトル〓を未知量として
X線濃度ベクトル〓、係数行列〓および非負の要
素よりなる残差ベクトル〓から決定される関係式
〓〓≦〓+〓,〓〓≧−〓+〓を求める手段とを
もつた演算装置と、演算された上記X線吸収係数
を記憶しうる記憶装置Gとから成る射影変換装置
Fが設けられるとともに、同射影変換装置Fから
の信号を受けて上記仮想断層平面Sを構成する上
記N個の各画素1〜mnの位置に上記X線吸収係
数μ1〜μnoをあてはめて上記X線被検査体Bの断
層像を再構成する再構成装置Hと、同再構成装置
Hからの出力に基づいて上記X線被検査体Bの断
層像を表示する表示装置Jとが設けられたことを
特徴としている。
ただし
ここで
〓=(μi,μi+1,……,μi+u-1)T
〓=(di,di+1,……,di+v-1)T
〓=(ri,ri+1,……,ri+v-1)T
〓はv×uの帯行列。
また、i,u,vは自然数で、u,vは0<u
<v<mnを満足する。
<v<mnを満足する。
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、第2〜4図はその第1実施例としての単
一X線射影式断層像再構成装置を示すもので、第
2図はそのX線射影分布の測定手段を示す模式
図、第3図はそのシステム構成図、第4図はその
作用を説明するための模式図である。
すると、第2〜4図はその第1実施例としての単
一X線射影式断層像再構成装置を示すもので、第
2図はそのX線射影分布の測定手段を示す模式
図、第3図はそのシステム構成図、第4図はその
作用を説明するための模式図である。
第3図(特許請求の範囲に対応する図)に示す
ごとく、X線発生装置AとX線検出器Cとの間
に、X線被検査体Bが位置するようになつてい
て、これによりこのX線被検査体Bへ所定方向か
らX線を照射することができ、その結果X線被検
査体Bを透過してきたX線によつて、単一のX線
射影分布D(第4図参照)を得ることができるよ
うになつている。
ごとく、X線発生装置AとX線検出器Cとの間
に、X線被検査体Bが位置するようになつてい
て、これによりこのX線被検査体Bへ所定方向か
らX線を照射することができ、その結果X線被検
査体Bを透過してきたX線によつて、単一のX線
射影分布D(第4図参照)を得ることができるよ
うになつている。
なお、このX線発生装置Aは、第4図に示すご
とく、縦にm個、横にn個の画素をそなえてなる
仮想断層平面S(この平面SはX線被検査体Bの
断層面を含む)について、単位X線ビームが各画
素1〜mnの左下コーナー部を少なくとも1個所
は通過するようにX線被検査体Bへ向けて所定方
向θから複数の単位X線ビームを照射するもの
で、検査の対象となるX線被検査体Bに適合する
線質(透過力)と線量とを有するX線を発生でき
るようになつており、その発生X線の波長は印加
される電圧に比例し、またX線の線質はその波長
によつて決まるようになつている。
とく、縦にm個、横にn個の画素をそなえてなる
仮想断層平面S(この平面SはX線被検査体Bの
断層面を含む)について、単位X線ビームが各画
素1〜mnの左下コーナー部を少なくとも1個所
は通過するようにX線被検査体Bへ向けて所定方
向θから複数の単位X線ビームを照射するもの
で、検査の対象となるX線被検査体Bに適合する
線質(透過力)と線量とを有するX線を発生でき
るようになつており、その発生X線の波長は印加
される電圧に比例し、またX線の線質はその波長
によつて決まるようになつている。
そして、印加電圧は、適用用途によつて異な
り、医学診断に用いるときは5万ボルトから12万
ボルトの範囲で、非破壊検査に用いるときは10万
ボルトから30万ボルトの範囲でそれぞれ使用され
る。
り、医学診断に用いるときは5万ボルトから12万
ボルトの範囲で、非破壊検査に用いるときは10万
ボルトから30万ボルトの範囲でそれぞれ使用され
る。
X線被検査体Bとは、X線の照射を受け、その
透過線量分布(X線射影分布)を測定されること
によつて、所望の断層面における像を再生される
べきものをいい、例えば医学診断の場合は人体
(一般には生体)であり、非破壊検査の場合はい
わゆる工業製品である。
透過線量分布(X線射影分布)を測定されること
によつて、所望の断層面における像を再生される
べきものをいい、例えば医学診断の場合は人体
(一般には生体)であり、非破壊検査の場合はい
わゆる工業製品である。
さらに、X線検出器Cとしては、X線フイル
ム、シンチレーシヨン検出器、半導体検出器やキ
セノンガス検出器等が用いられる。
ム、シンチレーシヨン検出器、半導体検出器やキ
セノンガス検出器等が用いられる。
ところで、X線検出器Cで得られた単一のX線
射影分布データDは、X線射影分布測定手段(X
線濃度計測装置)Eにより、上記X線射影分布D
の一端から他端へ至るまで、相互に等しい間隔w
をあけたmn+m−1(=M)個の位置kにおける
各値dk(これらの計測値d1〜dMは、後述のデータ
選択装置DSによつて計測値d1〜d2n,dn+1〜d3n,
……,dM-2n+1dMからそれぞれ成る第1〜nの計
測値群にわけられる。が計測されるようになつて
いる(第4図参照)。
射影分布データDは、X線射影分布測定手段(X
線濃度計測装置)Eにより、上記X線射影分布D
の一端から他端へ至るまで、相互に等しい間隔w
をあけたmn+m−1(=M)個の位置kにおける
各値dk(これらの計測値d1〜dMは、後述のデータ
選択装置DSによつて計測値d1〜d2n,dn+1〜d3n,
……,dM-2n+1dMからそれぞれ成る第1〜nの計
測値群にわけられる。が計測されるようになつて
いる(第4図参照)。
このX線射影分布測定手段Eとしては、X線検
出器CがX線フイルムの場合は、このフイルム上
に黒化度の濃淡として得られたX線濃度分布(い
わゆるレントゲン写真)上の複数組の値を計測し
うるマイクロデンシトメータが用いられる。
出器CがX線フイルムの場合は、このフイルム上
に黒化度の濃淡として得られたX線濃度分布(い
わゆるレントゲン写真)上の複数組の値を計測し
うるマイクロデンシトメータが用いられる。
このようにX線射影分布Dの一端から他端へ至
るまで、相互に等しい間隔wをあけた複数位置k
における各値dkを計測する手段として、上述の例
の他に、X線検出器CがX線被検査体Bを透過し
てくるX線を受けてX線濃度に対応する信号を出
力するシンチレーシヨン検出器の場合は、1台の
シンチレーシヨン検出器とこれを上記X線射影分
布Dの一端から他端へ至るまで移動させうる機構
とを組合わせたり、多数のシンチレーシヨン検出
器をX線射影分布Dの全幅に亘つて配置したりす
ることが行なわれる。
るまで、相互に等しい間隔wをあけた複数位置k
における各値dkを計測する手段として、上述の例
の他に、X線検出器CがX線被検査体Bを透過し
てくるX線を受けてX線濃度に対応する信号を出
力するシンチレーシヨン検出器の場合は、1台の
シンチレーシヨン検出器とこれを上記X線射影分
布Dの一端から他端へ至るまで移動させうる機構
とを組合わせたり、多数のシンチレーシヨン検出
器をX線射影分布Dの全幅に亘つて配置したりす
ることが行なわれる。
またX線検出器Cが、同じくX線被検査体Bを
透過してくるX線を受けてX線濃度に対応する信
号を出力する半導体検出器の場合は、上記手段と
して上述のシンチレーシヨン検出器の場合と同様
に、1台の半導体検出器とこれを移動させうる機
構とを組合わせたり、多数の半導体検出器を配設
したりすることが行なわれる。
透過してくるX線を受けてX線濃度に対応する信
号を出力する半導体検出器の場合は、上記手段と
して上述のシンチレーシヨン検出器の場合と同様
に、1台の半導体検出器とこれを移動させうる機
構とを組合わせたり、多数の半導体検出器を配設
したりすることが行なわれる。
さらにX線検出器Cがキセノンガス検出器の場
合は、上記手段として上述のシンチレーシヨン検
出器や半導体検出器の場合と同様に、1台のキセ
ノンガス検出器とこれを移動させうる機構とを組
合わせたり、多数のキセノンガス検出器を配設し
たりすることが行なわれる。
合は、上記手段として上述のシンチレーシヨン検
出器や半導体検出器の場合と同様に、1台のキセ
ノンガス検出器とこれを移動させうる機構とを組
合わせたり、多数のキセノンガス検出器を配設し
たりすることが行なわれる。
このようにしてマイクロデンシトメータ、シン
チレーシヨン検出器や半導体検出器により得られ
た信号は、アナログ信号であるので、これをデイ
ジタルコンピユータへ入力するためにこの信号を
アナログ―デイジタル変換器E′(以下、「A/D変
換器」という。)にてデイジタル信号に変換して、
その後デイスク等に記憶することが行なわれる。
チレーシヨン検出器や半導体検出器により得られ
た信号は、アナログ信号であるので、これをデイ
ジタルコンピユータへ入力するためにこの信号を
アナログ―デイジタル変換器E′(以下、「A/D変
換器」という。)にてデイジタル信号に変換して、
その後デイスク等に記憶することが行なわれる。
つぎに、このA/D変換器からのデータ出力
(デイジタル信号)は、データ選択装置DSを経て
射影変換装置Fへ順次入力されるようになつてい
る。
(デイジタル信号)は、データ選択装置DSを経て
射影変換装置Fへ順次入力されるようになつてい
る。
データ選択装置DSは、M個のX線濃度d1〜dM
をn組の計測値群d1〜d2n,dn+1〜d3n,……,
dM-2n+1〜dMに分けるものである。すなわちデー
タ選択装置DSによつて、2m個ずつの計測値群が
n組選択される。
をn組の計測値群d1〜d2n,dn+1〜d3n,……,
dM-2n+1〜dMに分けるものである。すなわちデー
タ選択装置DSによつて、2m個ずつの計測値群が
n組選択される。
また、射影変換装置Fは、上記A/D変換器か
らデータ選択装置DSを経て入力された上記計測
値群ごとのデイジタルデータ出力(1次元デー
タ)に基づき、それぞれ上記計測値群における計
測値の個数2mよりも少ないm個の画素より成る
n組の画素群における各画素の各X線吸収係数
(2次元データ)を2m個(但し第n番目の画素群
についてはm個)ずつ順次算出して出力すべく、
基本画素1だけを通過する単位X線ビームにより
得られるX線濃度d1を同基本画素1のX線吸収係
数μ1として以後X線濃度dk^からX線濃度dk^-1(k^は
2以上の自然数)を減算することにより画素のX
線吸収係数μk^を求める手段と、X線吸収ベクトル
〓を未知量としてX線濃度ベクトル〓、係数行列
〓および非負の要素よりなる残差ベクトル〓から
決定される関係式〓〓≦〓+〓,〓〓≧〓+〓を
求める手段とをもつた演算装置と、演算されたX
線吸収係数を記憶する記憶装置G(後述のごとく
3次元内部構造記憶装置がこの記憶装置をかねて
いる。)とから成り、その具体例としては、所望
のプログラムを内蔵したデイジタルコンピユータ
が挙げられる。
らデータ選択装置DSを経て入力された上記計測
値群ごとのデイジタルデータ出力(1次元デー
タ)に基づき、それぞれ上記計測値群における計
測値の個数2mよりも少ないm個の画素より成る
n組の画素群における各画素の各X線吸収係数
(2次元データ)を2m個(但し第n番目の画素群
についてはm個)ずつ順次算出して出力すべく、
基本画素1だけを通過する単位X線ビームにより
得られるX線濃度d1を同基本画素1のX線吸収係
数μ1として以後X線濃度dk^からX線濃度dk^-1(k^は
2以上の自然数)を減算することにより画素のX
線吸収係数μk^を求める手段と、X線吸収ベクトル
〓を未知量としてX線濃度ベクトル〓、係数行列
〓および非負の要素よりなる残差ベクトル〓から
決定される関係式〓〓≦〓+〓,〓〓≧〓+〓を
求める手段とをもつた演算装置と、演算されたX
線吸収係数を記憶する記憶装置G(後述のごとく
3次元内部構造記憶装置がこの記憶装置をかねて
いる。)とから成り、その具体例としては、所望
のプログラムを内蔵したデイジタルコンピユータ
が挙げられる。
次に、各画素のX線吸収係数を求める手法につ
いて説明する。
いて説明する。
最初に、単一のX線射影分布D上の2m個の各
値dk(1次元データ)から成る各計測値群に基づ
いて、X線被検査体Bの断層面を含んだ仮想断層
平面S(この平面Sはn組の画素群から成る。)の
構成要素としてのmn個の画素の各X線吸収係数
μt(2次元データ)を求める手法について説明す
る。
値dk(1次元データ)から成る各計測値群に基づ
いて、X線被検査体Bの断層面を含んだ仮想断層
平面S(この平面Sはn組の画素群から成る。)の
構成要素としてのmn個の画素の各X線吸収係数
μt(2次元データ)を求める手法について説明す
る。
まず、X線被検査体Bの断層像再構成面として
の仮想断層平面Sを、第4図に示すごとく、小さ
く区分されたm個の画素からなる上記断層像再構
成面の列部分平面としての画素群が、n組集まつ
たものと考え、また平面Sの中心をx―y座標の
原点にとる。
の仮想断層平面Sを、第4図に示すごとく、小さ
く区分されたm個の画素からなる上記断層像再構
成面の列部分平面としての画素群が、n組集まつ
たものと考え、また平面Sの中心をx―y座標の
原点にとる。
なお、1つの画素内は同一のX線吸収係数をも
つものと仮定し、説明の都合上、m,nは偶数と
し、1画素の大きさはΔ×Δの正方形とする。
つものと仮定し、説明の都合上、m,nは偶数と
し、1画素の大きさはΔ×Δの正方形とする。
また、この仮想平面Sを通過するX線ビームは
θ=tan-1mを満足する方向θから平行に照射す
るものとし、各単位X線ビームのビーム径は各画
素に比べ十分に小さいものとする。
θ=tan-1mを満足する方向θから平行に照射す
るものとし、各単位X線ビームのビーム径は各画
素に比べ十分に小さいものとする。
まず、第1の画素群Q1における各画素1〜m
のX線吸収係数μ1〜μnを求めるのであるが、本実
施例ではm個よりも多いv1(=2m)個の射影濃度
d1〜d2nを採用する。このようにすれば次式が得
られる。
のX線吸収係数μ1〜μnを求めるのであるが、本実
施例ではm個よりも多いv1(=2m)個の射影濃度
d1〜d2nを採用する。このようにすれば次式が得
られる。
〓Q1〓=〓Q1 ……(1)
ただし、
なお
〓=(μ1,μ2,μ3,……,μ2n)T
〓Q1=(d1,d2,d3,……,d2n)T
〓Q1は2m×2mの正方行列である。
また、αは画素を透過するX線ビームの長さで
α=Δ√1+2であり、記号Tは転置を表わ
している。
α=Δ√1+2であり、記号Tは転置を表わ
している。
そして、式(1)を解くと、次のようになる。
ただし、
〓=(p1,p2,……,p2n)T=〓Q1/α
ここで、μ1,μk^,μk^′を求めるに当つて、1画
素を透過するX線ビームの長さαを用いるのは、
各画素の正確なX線吸収係数を求めるためであ
り、したがつて係数行列〓Q1中にαを含ませなく
ても、1次元データdkから2次元データμkを求め
ることができる。この場合の解は次のとおりであ
る。
素を透過するX線ビームの長さαを用いるのは、
各画素の正確なX線吸収係数を求めるためであ
り、したがつて係数行列〓Q1中にαを含ませなく
ても、1次元データdkから2次元データμkを求め
ることができる。この場合の解は次のとおりであ
る。
しかしながら、実際のX線被検査体Bにおいて
は、一般に測定誤差も含まれるため、式(1)で算出
される2次元データμ1〜μ2nがよい結果になるこ
とは期待しがたい。
は、一般に測定誤差も含まれるため、式(1)で算出
される2次元データμ1〜μ2nがよい結果になるこ
とは期待しがたい。
そこで、数理計画法を用いて非負の補正値r1,
r2,r3,……,r2nを導入する。また、物体を透過
するX線ビームの吸収係数は一般には、非負でか
つある正の上限値Uを超えないので、それらの制
約条件を付加して式(1)を次のように表わす。
r2,r3,……,r2nを導入する。また、物体を透過
するX線ビームの吸収係数は一般には、非負でか
つある正の上限値Uを超えないので、それらの制
約条件を付加して式(1)を次のように表わす。
ここで、p1=d1/α,p2=d2/α,……,p2n
=d2n/α さらに、非負のスラツク変数s1,s2,s3,……,
s3(2n)を導入すると、式(3)の連立一次不等式は次
式の連立一次方程式となる。
=d2n/α さらに、非負のスラツク変数s1,s2,s3,……,
s3(2n)を導入すると、式(3)の連立一次不等式は次
式の連立一次方程式となる。
上式(4)の制約条件式のもとに目的関数
F=2n
〓k=1
rk ……(5)
を最小とする解を数理計画法によつて求めると、
有限回の計算後には循環することなく、最適な2
次元データμ1〜μ2nが算出されるのである。
有限回の計算後には循環することなく、最適な2
次元データμ1〜μ2nが算出されるのである。
上例では、制約条件式における補正値の絶対値
の総和を最小とする目的関数のもとに2次元デー
タμtを算出したが、それに対して次の式(6)の制約
条件式のもとに式(7)の目的関数を最小とする方法
もある。
の総和を最小とする目的関数のもとに2次元デー
タμtを算出したが、それに対して次の式(6)の制約
条件式のもとに式(7)の目的関数を最小とする方法
もある。
F=r ……(7)
上式を解けば、制約条件式における絶対値の最
大補正値が最小となる条件のもとに、断層2次元
データμ1〜μ2nが算出されるのである。
大補正値が最小となる条件のもとに、断層2次元
データμ1〜μ2nが算出されるのである。
さらに、式(4)の制約条件式のもとに目的関数
F=2n
〓k=1
rk 2 ……(8)
を最小とする方法、あるいは、式(6)の制約条件式
のもとに目的関数 F=r2 ……(9) を最小とする方法によつて実施することも可能で
ある。
のもとに目的関数 F=r2 ……(9) を最小とする方法によつて実施することも可能で
ある。
このようにして得られた2次元データμ1〜μ2n
の中で最初のm個だけすなわちμ1〜μnだけが3次
元内部構造記憶装置(メモリ)Gに転送される。
の中で最初のm個だけすなわちμ1〜μnだけが3次
元内部構造記憶装置(メモリ)Gに転送される。
次に第2の画素群Q2における各画素m+1〜
2mのX線吸収係数μn+1〜μ2nを求めるために、v2
(=v1=2m)個の射影濃度dn+1〜d3nと、今求め
たX線吸収係数とを採用すると、上述の手法とほ
ぼ同様にして、演算装置により、2m個のX線吸
収係数μn+1〜μ3nを求めることができる。
2mのX線吸収係数μn+1〜μ2nを求めるために、v2
(=v1=2m)個の射影濃度dn+1〜d3nと、今求め
たX線吸収係数とを採用すると、上述の手法とほ
ぼ同様にして、演算装置により、2m個のX線吸
収係数μn+1〜μ3nを求めることができる。
さらに、前述の第1の画素群Q1における各画
素のX線吸収係数を求めた場合と同様にして、適
宜数理計画法を用いて最適なX線吸収係数(断層
2次元データ)μn+1〜μ3nを求めることが行なわ
れ、その後これらの2次元データμn+1〜μ3nのう
ちの最初のm個だけすなわちμn+1〜μ2nだけがメ
モリGへ転送される。
素のX線吸収係数を求めた場合と同様にして、適
宜数理計画法を用いて最適なX線吸収係数(断層
2次元データ)μn+1〜μ3nを求めることが行なわ
れ、その後これらの2次元データμn+1〜μ3nのう
ちの最初のm個だけすなわちμn+1〜μ2nだけがメ
モリGへ転送される。
以下ほぼ同様の操作を繰り返して、後続の第3
〜nの画素群Q3〜Qoにおける各画素のX線吸収
係数が求められ、それぞれのうちの最初のm個の
2次元データだけがメモリGへ順次転送されるの
である。
〜nの画素群Q3〜Qoにおける各画素のX線吸収
係数が求められ、それぞれのうちの最初のm個の
2次元データだけがメモリGへ順次転送されるの
である。
なお、最後の画素群Qoにおける各画素のX線
吸収係数μno-n+1〜μnoを求めるに際しては、X線
濃度データの方が求めるX線吸収係数の数よりも
多いから、前述の数理計画法によつてX線吸収係
数μno-n+1〜μnoの最適解を求めることが行なわれ
る。
吸収係数μno-n+1〜μnoを求めるに際しては、X線
濃度データの方が求めるX線吸収係数の数よりも
多いから、前述の数理計画法によつてX線吸収係
数μno-n+1〜μnoの最適解を求めることが行なわれ
る。
すなわち、上記の数理計画法によれば、既述し
たことから明らかなように次の関係式が成立する
が、この関係式における残差ベクトル(補正値ベ
クトル)〓Qoの要素rno-n+1〜rMの自乗和M 〓i=mn-m+1 ri
2[式(8)参照]または絶対値和M 〓i=mn-m+1 ri[式(5)参照]
を最小にするようなX線吸収係数μno-n+1〜μnoの
最適解が求められるのである。
たことから明らかなように次の関係式が成立する
が、この関係式における残差ベクトル(補正値ベ
クトル)〓Qoの要素rno-n+1〜rMの自乗和M 〓i=mn-m+1 ri
2[式(8)参照]または絶対値和M 〓i=mn-m+1 ri[式(5)参照]
を最小にするようなX線吸収係数μno-n+1〜μnoの
最適解が求められるのである。
ここで、関係式は、上記の式(3)から、
(〓Qo/α)〓Qo≦〓Qo} (9)′
(〓Qo/α)〓Qo≧−〓Qo+〓Qo
すなわち
〓Qo〓Qo≦〓Qo+〓Qo} (9)″
〓Qo〓Qo≧−〓Qo+〓Qo
となる。
そして、
〓Qo=(μno-n+1,……,μno)T
〓Qo=(rno-n+1,……,rM)T
〓Qo=(pno-n+1,……,pM)T
=〓Qo/α
〓Qo=(dno-n+1,……,dM)T
また、〓Qoは(M−mn+m)×mの帯行列であ
る。
る。
ところで、係数行列〓Qoが式(9)″のようになる
のは、第4図において第n番目の画素群Qoを透
過する単位X線ビームの様子を見れば明らかであ
る。
のは、第4図において第n番目の画素群Qoを透
過する単位X線ビームの様子を見れば明らかであ
る。
ところで、記憶装置を兼ねる3次元内部構造記
憶測置Gは、前述のごとく、射影変換装置Fから
のn個1組の信号を受けて各画素群Q1〜Qoをそ
れらの相互順序に従い組立てる、すなわち第1〜
第nの画素群を左からその序数順に組立てるべ
く、射影変換装置Fからの信号を記憶しうるメモ
リをいい、さらにX線被検査体Bの3次元内部構
造データを算出するメモリをいう。
憶測置Gは、前述のごとく、射影変換装置Fから
のn個1組の信号を受けて各画素群Q1〜Qoをそ
れらの相互順序に従い組立てる、すなわち第1〜
第nの画素群を左からその序数順に組立てるべ
く、射影変換装置Fからの信号を記憶しうるメモ
リをいい、さらにX線被検査体Bの3次元内部構
造データを算出するメモリをいう。
ところで、射影変換装置Fからm個ずつ順次n
組送られてくる2次元データμt(t=1,2,3,
……,mn)は、X線被検査体Bのある断面につ
いてのものであるが、X線射影分布測定手段Eで
測定個所を変えることによつて他のX線射影分布
D′を得、これにより他の断面についての2次元
データμt′を前述の場合とほぼ同様にして容易に
得られるから、異なつたいくつかの断面について
の2次元データμt,μt′,μt″,……を集積するこ
とによつてX線被検査体Bの3次元的な内部構造
を記憶させることが可能になるが、完全な3次元
内部構造を構成するためには、各断面データ間の
補間等が必要になるので、そのための算出機能を
保有したメモリ装置としても本メモリGが使用さ
れるのである。
組送られてくる2次元データμt(t=1,2,3,
……,mn)は、X線被検査体Bのある断面につ
いてのものであるが、X線射影分布測定手段Eで
測定個所を変えることによつて他のX線射影分布
D′を得、これにより他の断面についての2次元
データμt′を前述の場合とほぼ同様にして容易に
得られるから、異なつたいくつかの断面について
の2次元データμt,μt′,μt″,……を集積するこ
とによつてX線被検査体Bの3次元的な内部構造
を記憶させることが可能になるが、完全な3次元
内部構造を構成するためには、各断面データ間の
補間等が必要になるので、そのための算出機能を
保有したメモリ装置としても本メモリGが使用さ
れるのである。
このメモリGには、任意断層像構成装置(再構
成装置)Hが接続されており、この任意断層像構
成装置Hは、メモリGに記憶されているX線被検
査体Bの3次元内部構造データからこのX線被検
査体Bの指定された任意断面についての2次元デ
ータを選択抽出して断層像を構成する装置であ
る。
成装置)Hが接続されており、この任意断層像構
成装置Hは、メモリGに記憶されているX線被検
査体Bの3次元内部構造データからこのX線被検
査体Bの指定された任意断面についての2次元デ
ータを選択抽出して断層像を構成する装置であ
る。
なお、ここでいう任意断面とは、X線被検査体
Bの水平,垂直あるいは斜め方向等の断面を指す
ものである。
Bの水平,垂直あるいは斜め方向等の断面を指す
ものである。
このようにしてこの任意断層像構成装置Hによ
つて得られる任意断層像の2次元データは、X線
射影分布測定手段Eで求めたX線射影分布をもと
にして一貫して数学的に矛盾なく算出されてきた
ものであるから、これを適宜のデイジタル―アナ
ログ変換器F′(以下「D/A変換器」という。)を
介し任意断層像表示装置Jへ送つて仮想断層平面
Sを構成するN個の各画素1〜mnの位置にX線
吸収係数μ1〜μnoをあてはめて表示すれば、X線
被検査体Bの断層像を表示することが可能となる
が、この像では雑音やボケ等の画質劣下の要素も
含まれているので、好適な画像が得られるという
保証はない。
つて得られる任意断層像の2次元データは、X線
射影分布測定手段Eで求めたX線射影分布をもと
にして一貫して数学的に矛盾なく算出されてきた
ものであるから、これを適宜のデイジタル―アナ
ログ変換器F′(以下「D/A変換器」という。)を
介し任意断層像表示装置Jへ送つて仮想断層平面
Sを構成するN個の各画素1〜mnの位置にX線
吸収係数μ1〜μnoをあてはめて表示すれば、X線
被検査体Bの断層像を表示することが可能となる
が、この像では雑音やボケ等の画質劣下の要素も
含まれているので、好適な画像が得られるという
保証はない。
したがつて、この任意断層像構成装置Hからの
データを修正するため、このデータは任意断層像
画質改善装置Iへ送られる。
データを修正するため、このデータは任意断層像
画質改善装置Iへ送られる。
この任意断層像画質改善装置Iは、任意断層像
構成装置Hから送られてきた任意断層像データに
ついての雑音の除去,平滑化および尖鋭度の強調
等を施して画像の質を向上させるもので、雑音の
除去用としてはデイジタルフイルタが用いられ、
平滑化用としては平滑化回路が用いられ、尖鋭度
の強調用としては微分回路が用いられる。
構成装置Hから送られてきた任意断層像データに
ついての雑音の除去,平滑化および尖鋭度の強調
等を施して画像の質を向上させるもので、雑音の
除去用としてはデイジタルフイルタが用いられ、
平滑化用としては平滑化回路が用いられ、尖鋭度
の強調用としては微分回路が用いられる。
このようにして画質を改善された信号はD/A
変換器F′を介して上記任意断層像表示装置Jへ送
られる。
変換器F′を介して上記任意断層像表示装置Jへ送
られる。
この任意断層像表示装置Jは、任意断層像画質
改善装置Iから送られてくる信号を受けてカラー
または白黒の陰極線管(ブラウン管)モニタ上に
X線被検査体Bの任意断層像を可視像として表示
する装置をいい、一般的には上述のごとくブラウ
ン管が使用される。
改善装置Iから送られてくる信号を受けてカラー
または白黒の陰極線管(ブラウン管)モニタ上に
X線被検査体Bの任意断層像を可視像として表示
する装置をいい、一般的には上述のごとくブラウ
ン管が使用される。
上述の構成により、X線被検査体Bの断層像を
再構成するには、まずX線発生装置AよりX線被
検査体Bへ所定方向からX線を照射することによ
りX線検出器Cで得られた単一のX線射影分布D
について、X線射影分布測定手段Eを用いて、上
記X線射影分布Dの一端から等しい相互間隔wを
あけたM個の位置kでの各値dkを上記X線射影分
布Dの他端へ至るまで計測することにより、1次
元データdkが求められる。
再構成するには、まずX線発生装置AよりX線被
検査体Bへ所定方向からX線を照射することによ
りX線検出器Cで得られた単一のX線射影分布D
について、X線射影分布測定手段Eを用いて、上
記X線射影分布Dの一端から等しい相互間隔wを
あけたM個の位置kでの各値dkを上記X線射影分
布Dの他端へ至るまで計測することにより、1次
元データdkが求められる。
ついで、これらの1次元データdkは適宜アナロ
グ―デイジタル変換されてから、射影変換装置F
にて、前述の手法を用いて、2m個1組の画素群
ごとに各画素のX線吸収係数を求め、更にこれら
のX線吸収係数のうち最初のm個だけをそれぞれ
メモリGに転送することにより、仮想断層平面S
におけるmn個の画素の各X線吸収係数μ1〜μno
(2次元データ)が求められ、これらのX線吸収
係数が所定の順序に従つてメモリGの記憶され
る。
グ―デイジタル変換されてから、射影変換装置F
にて、前述の手法を用いて、2m個1組の画素群
ごとに各画素のX線吸収係数を求め、更にこれら
のX線吸収係数のうち最初のm個だけをそれぞれ
メモリGに転送することにより、仮想断層平面S
におけるmn個の画素の各X線吸収係数μ1〜μno
(2次元データ)が求められ、これらのX線吸収
係数が所定の順序に従つてメモリGの記憶され
る。
その後、これらの2次元データμ1〜μnoは、メ
モリG、任意断層像構成装置H、任意断層像画質
改善装置IおよびD/A変換器F′を経由して、任
意断層像表示装置Jで、X線被検査体Bの断層像
として再構成表示されるのである。
モリG、任意断層像構成装置H、任意断層像画質
改善装置IおよびD/A変換器F′を経由して、任
意断層像表示装置Jで、X線被検査体Bの断層像
として再構成表示されるのである。
第5図は本発明の第2実施例としての単一X線
射影式断層像再構成装置の作用を説明するための
模式図である。
射影式断層像再構成装置の作用を説明するための
模式図である。
この第2実施例の場合は、X線発生装置Aと、
X線被検査体Bとが接近している場合で、すなわ
ちX線ビームがフアンビームの場合であるが、こ
の場合は第5図のような変形極座標をした画素で
断層2次元データを構成すれば、式(1)が得られ上
述の理論がそのまま適用できる。
X線被検査体Bとが接近している場合で、すなわ
ちX線ビームがフアンビームの場合であるが、こ
の場合は第5図のような変形極座標をした画素で
断層2次元データを構成すれば、式(1)が得られ上
述の理論がそのまま適用できる。
第5図において、X線源を原点O、極座標画素
の内側の半径をRI、外側の半径をROとし、画素
はm×nで構成する。画素には第5図に示すよう
な番号をつけ、OO′を通る直線を角度の基準とす
る。半径R1,R2と角φ1,φ2,φ3,φ4を次式のよ
うに表わす。
の内側の半径をRI、外側の半径をROとし、画素
はm×nで構成する。画素には第5図に示すよう
な番号をつけ、OO′を通る直線を角度の基準とす
る。半径R1,R2と角φ1,φ2,φ3,φ4を次式のよ
うに表わす。
いま、点(R1,φ1)と(R2,φ3)を通る直線
をL1,点(R1,φ2)と(R2,φ4)を通る直線を
L2とすれば、画素tは半径R1,R2と2直線L1,
L2で囲まれる面積となる。
をL1,点(R1,φ2)と(R2,φ4)を通る直線を
L2とすれば、画素tは半径R1,R2と2直線L1,
L2で囲まれる面積となる。
ただし、θ′は極座標画素の内側(半径RI)のは
る頂角とする。
る頂角とする。
このようにX線ビームがフアンビームの場合で
も、前述の第1実施例のごとく平行ビームの場合
と同様にして2m個ずつの1次元データから断層
像の列部分平面ごとに2次元データを求めてゆく
ことができ、これにより単一のX線射影分布Dか
らX線被検査体Bの断層像を再構成できるのであ
る。
も、前述の第1実施例のごとく平行ビームの場合
と同様にして2m個ずつの1次元データから断層
像の列部分平面ごとに2次元データを求めてゆく
ことができ、これにより単一のX線射影分布Dか
らX線被検査体Bの断層像を再構成できるのであ
る。
なお、前述の各実施例のごとく、m個の画素か
らなる各画素群で、X線被検査体Bの断層像の列
部分平面を構成する代わりに、2m〜m(m−1)
個の画素から成る画素群を適宜組合わせて、上記
断層像の列部分平面を構成するようにしてもよ
い。
らなる各画素群で、X線被検査体Bの断層像の列
部分平面を構成する代わりに、2m〜m(m−1)
個の画素から成る画素群を適宜組合わせて、上記
断層像の列部分平面を構成するようにしてもよ
い。
また、上記の各画素群が上記断層像の列部分平
面を構成すべく、この画素群をm〜m・(n−1)
個の画素で構成するほか、上記断層像の行部分平
面を構成すべく、この画素群をn〜(m−1)・
n個の画素で構成してもよい。
面を構成すべく、この画素群をm〜m・(n−1)
個の画素で構成するほか、上記断層像の行部分平
面を構成すべく、この画素群をn〜(m−1)・
n個の画素で構成してもよい。
さらに、各画素群をm,nよりも少ない数の画
素で構成することもできる。
素で構成することもできる。
すなわち1つの画素群は、mn個よりも少ない
数であるならば、いくらの数の画素ででも構成す
ることができるが、1つの画素群を構成する画素
の数は、データ処理のための処理装置の容量とデ
ータ処理時間とから最適な数に決めることが望ま
しい。
数であるならば、いくらの数の画素ででも構成す
ることができるが、1つの画素群を構成する画素
の数は、データ処理のための処理装置の容量とデ
ータ処理時間とから最適な数に決めることが望ま
しい。
なお、1次元データとして2m個ずつの計測値
を用いる代わりに、m個よりも多い数の計測値で
あるならば、適宜の数の計測値を用いることも可
能である。
を用いる代わりに、m個よりも多い数の計測値で
あるならば、適宜の数の計測値を用いることも可
能である。
以上詳述したように、本発明の単一X線射影式
断層像再構成装置によれば、次のような効果ない
し利点が得られる。
断層像再構成装置によれば、次のような効果ない
し利点が得られる。
(1) 単一のX線射影分布DからX線被検査体Bの
断層像を再構成することができるので、データ
採取の時間が非常に短くてすみ(30ミリ秒以
下)、これにより動くX線被検査体B(例えば心
臓)についても、その断層像を鮮明に再構成す
ることができる。
断層像を再構成することができるので、データ
採取の時間が非常に短くてすみ(30ミリ秒以
下)、これにより動くX線被検査体B(例えば心
臓)についても、その断層像を鮮明に再構成す
ることができる。
(2) またX線被曝量が非常に少ない(従来の手段
に比べ数十分の1ないし数百分の1)ため、X
線被検査体Bが生体の場合でも、悪影響を与え
ることがない。
に比べ数十分の1ないし数百分の1)ため、X
線被検査体Bが生体の場合でも、悪影響を与え
ることがない。
(3) u個の画素から成る各画素群ごとに、u個よ
りも多い個数の計測値から成る計測値群に基づ
いて、上記u個の画素の各X線吸収係数を求め
ることができるので、1個の処理に必要なデー
タが大幅に減少し、これによりデータ処理の大
幅な簡素化をもたらすことができ、ひいてはデ
ータ処理装置の小型化および低廉化を十分に達
成できる。
りも多い個数の計測値から成る計測値群に基づ
いて、上記u個の画素の各X線吸収係数を求め
ることができるので、1個の処理に必要なデー
タが大幅に減少し、これによりデータ処理の大
幅な簡素化をもたらすことができ、ひいてはデ
ータ処理装置の小型化および低廉化を十分に達
成できる。
(4) X線被検査体Bを含んだ断層平面Sの部分平
面としての画素群を構成する画素の数uよりも
多い数の計測値に基づいて、X線断層像を再構
成することが行なわれるため、再生精度を大幅
に向上できる。
面としての画素群を構成する画素の数uよりも
多い数の計測値に基づいて、X線断層像を再構
成することが行なわれるため、再生精度を大幅
に向上できる。
第1図は従来のX線断層像の再構成手段を説明
するための模式図であり、第2〜4図は本発明の
第1実施例としての単一X線射影式断層像再構成
装置を示すもので、第2図はそのX線射影分布の
計測手段を示す模式図、第3図はそのシステム構
成図、第4図はその作用を説明するための模式図
であり、第5図は本発明の第2実施例としての単
一X線射影式断層像再構成装置の作用を説明する
ための模式図である。 A…X線発生装置、B…X線被検査体、C…X
線検出器、D…X線射影分布、DS…データ選択
装置、E…X線射影分布測定手段(X線濃度計測
装置)、E′…A/D変換器、F…射影変換装置、
F′…D/A変換器、G…記憶装置を兼ねる3次元
内部構造記憶装置(メモリ)、H…任意断層像構
成装置(再構成装置)、I…任意断層像画質改善
装置、J…任意断層像表示装置、Q1〜Qo…画素
群、S…仮想断層平面。
するための模式図であり、第2〜4図は本発明の
第1実施例としての単一X線射影式断層像再構成
装置を示すもので、第2図はそのX線射影分布の
計測手段を示す模式図、第3図はそのシステム構
成図、第4図はその作用を説明するための模式図
であり、第5図は本発明の第2実施例としての単
一X線射影式断層像再構成装置の作用を説明する
ための模式図である。 A…X線発生装置、B…X線被検査体、C…X
線検出器、D…X線射影分布、DS…データ選択
装置、E…X線射影分布測定手段(X線濃度計測
装置)、E′…A/D変換器、F…射影変換装置、
F′…D/A変換器、G…記憶装置を兼ねる3次元
内部構造記憶装置(メモリ)、H…任意断層像構
成装置(再構成装置)、I…任意断層像画質改善
装置、J…任意断層像表示装置、Q1〜Qo…画素
群、S…仮想断層平面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 X線被検査体Bの断層面を含み且つ縦にm個
横にn個の画素をそなえてなる仮想断層平面Sに
ついて単位X線ビームが各画素1〜mnのコーナ
ー部を少なくとも1個所は通過するように上記X
線被検査体Bへ向けて所定方向から複数の単位X
線ビームを照射するX線発生装置Aと、同X線発
生装置Aから上記X線被検査体Bへ向けて上記の
複数の単位X線ビームを照射することにより得ら
れた単一のX線射影分布Dについてその一端から
他端へ向けてM[>N(=m×n)]個のX線濃度
d1〜dMを計測するX線濃度計測装置Eと、同X線
濃度計測装置Eで得られた上記M個のX線濃度d1
〜dMを複数のX線濃度よりなる複数組の計測値
群に分けるデータ選択装置DSとをそなえ、上記
の各計測値群における複数のX線濃度に基づき上
記仮想断層平面Sを複数の画素よりなる複数の画
素群に区分し、各画素群を構成する各画素のX線
吸収係数μを演算すべく、基本画素1だけを通過
する単位X線ビームにより得られるX線濃度d1を
同基本画素1のX線吸収係数μ1とし以後X線濃度
dk^からX線濃度dk^-1(k^は2以上の自然数)を減算
することにより画素のX線吸収係数μk^を求める手
段と、X線吸収ベクトル〓を未知量としてX線濃
度ベクトル〓、係数行列〓および非負の要素より
なる残差ベクトル〓から決定される関係式〓〓≦
〓+〓,〓〓≧−〓+〓を求める手段とをもつた
演算装置と、演算された上記X線吸収係数を記憶
しうる記憶装置Gとから成る射影変換装置Fが設
けられるとともに、同射影変換装置Fからの信号
を受けて上記仮想断層平面Sを構成する上記N個
の各画素1〜mnの位置に上記X線吸収係数μ1〜
μmnをあてはめて上記X線被検査体Bの断層像を
再構成する画構成装置Hと、同再構成装置Hから
の出力に基づいて上記X線被検査体Bの断層像を
表示する表示装置Jとが設けられたことを特徴と
する、単一X線射影式断層像再構成装置。 ただし ここで 〓=(μi,μi+1,……,μi+u-1)T 〓=(di,di+1,……,di+v-1)T 〓=(ri,ri+1,……,ri+v-1)T 〓はv×uの帯行列。 また、i,u,vは自然数で、u,vは0<u
<v<mnを満足する。 2 上記X線濃度計測装置Eが、X線フイルム上
に得られたX線濃度分布上の複数組のX線濃度の
値を計測しうるマイクロデンシトメータと、この
マイクロデンシトメータからのアナログ信号をデ
イジタル信号に変換しうるアナログ―デイジタル
変換器とで構成された特許請求の範囲第1項に記
載の単一X線射影式断層像再構成装置。 3 上記X線濃度計測装置Eが、上記X線被検査
体Bを透過してくるX線を受けてX線濃度に対応
する信号を出力する移動機構付きシンチレーシヨ
ン検出器と、同シンチレーシヨン検出器からのア
ナログ信号をデイジタル信号に変換しうるアナロ
グ―デイジタル変換器とで構成された特許請求の
範囲第1項に記載の単一X線射影式断層像再構成
装置。 4 上記X線濃度計測装置Eが、上記X線被検査
体Bを透過してくるX線を受けてX線濃度に対応
する信号を出力する多数のシンチレーシヨン検出
器と、これらのシンチレーシヨン検出器からのア
ナログ信号をデイジタル信号に変換しうるアナロ
グ―デイジタル変換器とで構成された特許請求の
範囲第1項に記載の単一X線射影式断層像再構成
装置。 5 上記X線濃度計測装置Eが、上記X線被検査
体Bを透過してくるX線を受けてX線濃度に対応
する信号を出力する移動機構付き半導体検出器
と、同半導体検出器からのアナログ信号をデイジ
タル信号に変換しうるアナログ―デイジタル変換
器とで構成された特許請求の範囲第1項に記載の
単一X線射影式断層像再構成装置。 6 上記X線濃度計測装置Eが、上記X線被検査
体Bを透過してくるX線を受けてX線濃度に対応
する信号を出力する多数の半導体検出器と、これ
らの半導体検出器からのアナログ信号をデイジタ
ル信号に変換しうるアナログ―デイジタル変換器
とで構成された特許請求の範囲第1項に記載の単
一X線射影式断層像再構成装置。 7 上記X線濃度計測装置Eが、上記X線被検査
体Bを透過してくるX線を受けてX線濃度に対応
する信号を出力する移動機構付きキセノンガス検
出器と、同キセノンガス検出器からのアナログ信
号をデイジタル信号に変換しうるアナログ―デイ
ジタル変換器とで構成された特許請求の範囲第1
項に記載の単一X線射影式断層像再構成装置。 8 上記X線濃度計測装置Eが、上記X線被検査
体Bを透過してくるX線を受けてX線濃度に対応
する信号を出力する多数のキセノンガス検出器
と、これらのキセノンガス検出器からのアナログ
信号をデイジタル信号に変換しうるアナログ―デ
イジタル変換器とで構成された特許請求の範囲第
1項に記載の単一X線射影式断層像再構成装置。 9 上記射影変換装置Fが、上記の計測値群ごと
のデータ出力に基づき上記の各画素のX線吸収係
数に対応するデイジタル信号を演算して出力する
デイジタルコンピユータを含んで構成された特許
請求の範囲第1項ないし第8項のいずれかに記載
の単一X線射影式断層像再構成装置。 10 上記記憶装置Gが、上記X線被検査体Bに
おける複数の断層部分について、各々の断層部分
における断層像情報を記憶して上記表示装置Jで
任意の断層像を表示しうるメモリを兼ねている特
許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記
載の単一X線射影式断層像再構成装置。 11 上記の再構成装置Hと表示装置Jとの間
に、上記表示装置Jで表示される画像の質を向上
させるべく、デイジタルフイルタが介装された特
許請求の範囲第1項ないし第10項のいずれかに
記載の単一X線射影式断層像再構成装置。 12 上記の再構成装置Hと表示装置Jとの間
に、上記表示装置Jで表示される画像の質を向上
させるべく、平滑化回路が介装された特許請求の
範囲第1項ないし第10項のいずれかに記載の単
一X線射影式断層像再構成装置。 13 上記の再構成装置Hと表示装置Jとの間
に、上記表示装置Jで表示される画像の質を向上
させるべく、微分回路が介装された特許請求の範
囲第1項ないし第10項のいずれかに記載の単一
X線射影式断層像再構成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15128779A JPS5672853A (en) | 1979-11-21 | 1979-11-21 | Method of regenerating tomographing image and its regenerating device |
US06/186,425 US4418387A (en) | 1979-09-18 | 1980-09-12 | Method of reconstructing a computed tomographic image from a single X-ray projection |
DE19803034559 DE3034559A1 (de) | 1979-09-18 | 1980-09-12 | Verfahren zur rekonstruktion einer roentgentomographie |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15128779A JPS5672853A (en) | 1979-11-21 | 1979-11-21 | Method of regenerating tomographing image and its regenerating device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5672853A JPS5672853A (en) | 1981-06-17 |
JPS6311013B2 true JPS6311013B2 (ja) | 1988-03-10 |
Family
ID=15515376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15128779A Granted JPS5672853A (en) | 1979-09-18 | 1979-11-21 | Method of regenerating tomographing image and its regenerating device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5672853A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521274A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 | Ito Kikai Seisakusho:Kk | Stroke device |
JPS5248484A (en) * | 1974-05-09 | 1977-04-18 | Emi Ltd | Radiation camera device |
-
1979
- 1979-11-21 JP JP15128779A patent/JPS5672853A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5248484A (en) * | 1974-05-09 | 1977-04-18 | Emi Ltd | Radiation camera device |
JPS521274A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 | Ito Kikai Seisakusho:Kk | Stroke device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5672853A (en) | 1981-06-17 |
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