JPS6292230A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPS6292230A JPS6292230A JP23126885A JP23126885A JPS6292230A JP S6292230 A JPS6292230 A JP S6292230A JP 23126885 A JP23126885 A JP 23126885A JP 23126885 A JP23126885 A JP 23126885A JP S6292230 A JPS6292230 A JP S6292230A
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- JP
- Japan
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- resin
- magnetic
- diol
- chain
- polyurethane resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体に
関するものであシ、さらに詳細には非磁性支持体上に形
成される磁性層に含まれる結合剤の改良に関するもので
ある。
関するものであシ、さらに詳細には非磁性支持体上に形
成される磁性層に含まれる結合剤の改良に関するもので
ある。
本発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主
体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において
、 上記磁性層を構成する結合剤に分子鎖中にシロキサン結
合を有し、分子側鎖に極性基として第4級アンモニウム
塩を有するポリウレタン樹脂を用いることによシ、 磁性粉末の分散性や磁性層の表面性の改善を図シ、得ら
れる磁気記録媒体の耐久性、走行安定性、磁気特性、電
磁変換特性等の向上を図ろうとするものである。
体とする磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において
、 上記磁性層を構成する結合剤に分子鎖中にシロキサン結
合を有し、分子側鎖に極性基として第4級アンモニウム
塩を有するポリウレタン樹脂を用いることによシ、 磁性粉末の分散性や磁性層の表面性の改善を図シ、得ら
れる磁気記録媒体の耐久性、走行安定性、磁気特性、電
磁変換特性等の向上を図ろうとするものである。
近年磁気記録媒体、特にVTR(ビデオテープレコーダ
)用の磁気記録媒体においては、短波長記録を行った場
合にも高再生出力を得るために、磁気特性、電磁変換特
性の向上が要望されている。
)用の磁気記録媒体においては、短波長記録を行った場
合にも高再生出力を得るために、磁気特性、電磁変換特
性の向上が要望されている。
そしてその方策として、磁性粉末の微粒子化、高磁力化
が図られるとともに、磁性層中における磁性粉末の充填
密度、いわゆるバンキングデンシティを増大させる傾向
が強くなっている。
が図られるとともに、磁性層中における磁性粉末の充填
密度、いわゆるバンキングデンシティを増大させる傾向
が強くなっている。
一方従来から使用されている磁気記録媒体用の結合剤と
しては、ニトロセルロース、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体等の結合
剤が挙げられる。
しては、ニトロセルロース、ポリエステル樹脂、ポリウ
レタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体等の結合
剤が挙げられる。
ところが、上述のような磁性粉末の微粒子化による比表
面積の増大や高磁力化による凝集力の増大に伴い、前述
の結合剤では満足のいく分散性や表面性が得られず、磁
性粉末のバッキングデンシティを増大させることも困難
なものとなっている。
面積の増大や高磁力化による凝集力の増大に伴い、前述
の結合剤では満足のいく分散性や表面性が得られず、磁
性粉末のバッキングデンシティを増大させることも困難
なものとなっている。
したがって耐久性、磁気特性、電磁変換特性についても
不充分であった。あるいは、例えば界面活性剤を分散剤
として使用する等の方法が考えられているが、この場合
、界面活性剤が低分子であるために、磁性層中にこの界
面活性剤が存在することによって粉落ち、経時変化によ
るブルーミング等の機械的強度や耐久性等に問題が生じ
ている。
不充分であった。あるいは、例えば界面活性剤を分散剤
として使用する等の方法が考えられているが、この場合
、界面活性剤が低分子であるために、磁性層中にこの界
面活性剤が存在することによって粉落ち、経時変化によ
るブルーミング等の機械的強度や耐久性等に問題が生じ
ている。
かかる状況から、このような特性をよシ一層向上させ得
る結合剤が要請され、各種結合剤樹脂の側鎖に親水性極
性基を導入することが試みられている。上記結合剤とし
ては例えばスルホン酸金属塩基を含有するポリエステル
樹脂(特公昭57−3134)、スルホン酸金属塩基を
含有するポリウレタン樹脂(特公昭58−41565
)、−803M。
る結合剤が要請され、各種結合剤樹脂の側鎖に親水性極
性基を導入することが試みられている。上記結合剤とし
ては例えばスルホン酸金属塩基を含有するポリエステル
樹脂(特公昭57−3134)、スルホン酸金属塩基を
含有するポリウレタン樹脂(特公昭58−41565
)、−803M。
有する結合剤樹脂(特開昭59−79427 )等が知
られている。
られている。
しかしながら、上述した結合剤は、極性基の導入されて
いない従来め結合剤と比較して分散性の改良にある程度
の効果は示すものの、超微粒子化された磁性粉末や高い
磁化量を有する磁性粉末に対しての性能は充分とは言え
ない。
いない従来め結合剤と比較して分散性の改良にある程度
の効果は示すものの、超微粒子化された磁性粉末や高い
磁化量を有する磁性粉末に対しての性能は充分とは言え
ない。
さらに上述した各種結合剤樹脂を磁性層の結合剤に用い
た場合、上述した樹脂自体潤滑性に欠け、走行安定性に
問題がある。
た場合、上述した樹脂自体潤滑性に欠け、走行安定性に
問題がある。
このように、超微粒子化した磁性粉末に対しても充分な
分散性を示す結合剤は知られておらず、したがってこの
超微粒子磁性粉末を使用する磁気記録媒体においては所
定の耐久性、磁気特性、電磁変換特性を確保することが
難しかった。
分散性を示す結合剤は知られておらず、したがってこの
超微粒子磁性粉末を使用する磁気記録媒体においては所
定の耐久性、磁気特性、電磁変換特性を確保することが
難しかった。
また結合剤樹脂自体の潤滑性に欠けるため磁気記録媒体
の走行安定性に問題がある。
の走行安定性に問題がある。
そこで本発明は、当該技術分野の前記欠点を解消するた
めに提案されたものであって、磁性粉末の分散性や磁性
層の表面性を大幅に改善し、耐久性及び走行安定性に優
れ磁気特性、電磁変換特性の良好な磁気記録媒体を提供
することを目的とする。
めに提案されたものであって、磁性粉末の分散性や磁性
層の表面性を大幅に改善し、耐久性及び走行安定性に優
れ磁気特性、電磁変換特性の良好な磁気記録媒体を提供
することを目的とする。
本発明者等は、上述の目的を達成せんものと鋭意研究の
結果、分子鎖中にシロキサン結合を有し、分子側鎖に極
性基として第4級アンモニウム塩を有するポリウレタン
樹脂が磁性粉末に対して高い親和性を示し、かつ潤滑性
を示し走行安定性に優れることを見い出し本発明を完成
するに至ったものであって、非磁性支持体上に強磁性粉
末と結合剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気
記録媒体において、上記磁性層が分子鎖中にシロキサン
結合を有し、分子側鎖に極性基として第4級アンモニウ
ム塩を有するポリウレタン樹脂を結合剤として含有する
ことを特徴とするものである。
結果、分子鎖中にシロキサン結合を有し、分子側鎖に極
性基として第4級アンモニウム塩を有するポリウレタン
樹脂が磁性粉末に対して高い親和性を示し、かつ潤滑性
を示し走行安定性に優れることを見い出し本発明を完成
するに至ったものであって、非磁性支持体上に強磁性粉
末と結合剤とを主体とする磁性層が形成されてなる磁気
記録媒体において、上記磁性層が分子鎖中にシロキサン
結合を有し、分子側鎖に極性基として第4級アンモニウ
ム塩を有するポリウレタン樹脂を結合剤として含有する
ことを特徴とするものである。
本発明によるポリウレタン樹脂はポリヒドロキシ化合物
とポリインシアナートとの反応てよシ得られるが、ポリ
ヒドロキシ化合物としては分子量約500〜約5000
の長鎖ジオール及び分子量約50〜約500の短鎖ジオ
ールを用いることが好ましく、またポリイソシアナート
としては有機ジイソシアナートヲ用いることが好ましい
。
とポリインシアナートとの反応てよシ得られるが、ポリ
ヒドロキシ化合物としては分子量約500〜約5000
の長鎖ジオール及び分子量約50〜約500の短鎖ジオ
ールを用いることが好ましく、またポリイソシアナート
としては有機ジイソシアナートヲ用いることが好ましい
。
上記長鎖ジオールは例えばポリエステルジオール、ポリ
エーテルジオール及びポリエーテルエステルグリコール
等に大別される。ポリエステルジオールとしては、具体
的には例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼ
ライン酸等の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソ
フタル酸等の芳香族ジカルボン酸またはそれらの低級ア
ルコールニステルト、エチレングリコール、1.3−プ
ロピレングリコール、1,4−ブチレンクリコール、1
,6−ヘキサンクリコール、ジエチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、あるいはビスフェノールAのエ
チレンオキサイド付加物等またはこれらの混合物とを反
応して得られるポリエステルジオール類またはε−カプ
ロラクトン等のラクトンを開環重合して得られるラクト
ン系のポリエステルジオール等が挙げられる。ポリエー
テルジオールとしては、例えばポリエチレングリコール
、ポリプロピレンエーテルクリコール、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコールなどのポリアルキレンエーテル
グリコール類またはこれらの共重合ポリエーテルグリコ
ール等が挙げられる。また、ポリエーテルエステルグリ
コールとしては、上記ポリアルキレンエーテルグリコー
ルをポリオール成分として脂肪族または芳香族ジカルボ
ン酸と反応させて得られるポリエステルグリコール類が
挙げられる。
エーテルジオール及びポリエーテルエステルグリコール
等に大別される。ポリエステルジオールとしては、具体
的には例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼ
ライン酸等の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソ
フタル酸等の芳香族ジカルボン酸またはそれらの低級ア
ルコールニステルト、エチレングリコール、1.3−プ
ロピレングリコール、1,4−ブチレンクリコール、1
,6−ヘキサンクリコール、ジエチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、あるいはビスフェノールAのエ
チレンオキサイド付加物等またはこれらの混合物とを反
応して得られるポリエステルジオール類またはε−カプ
ロラクトン等のラクトンを開環重合して得られるラクト
ン系のポリエステルジオール等が挙げられる。ポリエー
テルジオールとしては、例えばポリエチレングリコール
、ポリプロピレンエーテルクリコール、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコールなどのポリアルキレンエーテル
グリコール類またはこれらの共重合ポリエーテルグリコ
ール等が挙げられる。また、ポリエーテルエステルグリ
コールとしては、上記ポリアルキレンエーテルグリコー
ルをポリオール成分として脂肪族または芳香族ジカルボ
ン酸と反応させて得られるポリエステルグリコール類が
挙げられる。
この長鎖ジオールの分子量が余り小さすぎると、得られ
るポリウレタン樹脂のウレタン基濃度が犬きくなシすぎ
て樹脂の柔軟性が乏しくなり、まだ溶剤に対する溶解性
が悪くなシ、磁気記録媒体の結合剤として用いるのには
余シ好ましくない。壕だ長鎖ジオールの分子量が余り大
きすぎるときは、樹脂中の長鎖ジオール含有量が多くな
りすぎて相対的にウレタン基濃度が小さくなるため、樹
脂の耐摩耗性及び耐熱性が低下する。
るポリウレタン樹脂のウレタン基濃度が犬きくなシすぎ
て樹脂の柔軟性が乏しくなり、まだ溶剤に対する溶解性
が悪くなシ、磁気記録媒体の結合剤として用いるのには
余シ好ましくない。壕だ長鎖ジオールの分子量が余り大
きすぎるときは、樹脂中の長鎖ジオール含有量が多くな
りすぎて相対的にウレタン基濃度が小さくなるため、樹
脂の耐摩耗性及び耐熱性が低下する。
上記短鎖ジオールは、例えばエチレングリコール、フロ
ピレンゲリコール、1.4−ブチレングリコール、■、
6−ヘキサングリコール、ネオヘンチルグリコール等の
脂肪族グリコールあるいはビスフェノールAのエチレン
オキサイド付加物またはプロピレンオキサイド付加物、
ハイドロキノンのエチレンオキサイド付加物等の芳香族
ジオールなどがあり、ポリウレタン樹脂の所望の性質に
応じてこれらを単独または種々の量比で混合して使用で
きる。
ピレンゲリコール、1.4−ブチレングリコール、■、
6−ヘキサングリコール、ネオヘンチルグリコール等の
脂肪族グリコールあるいはビスフェノールAのエチレン
オキサイド付加物またはプロピレンオキサイド付加物、
ハイドロキノンのエチレンオキサイド付加物等の芳香族
ジオールなどがあり、ポリウレタン樹脂の所望の性質に
応じてこれらを単独または種々の量比で混合して使用で
きる。
さらにグリセリン、グリセリンのエチレンオキサイド付
加物、2−メチルプロパン−1,2,3−トリオール、
4−〔ビス(2−ヒドロキシエチル))−2−ヒドロキ
シペンタン、3−メチルペンタン−1,3,5−トリオ
ール、1,2.6−ヘキサンクリコール、1−ビス(2
−ヒドロキシエチル)アミノ−2−グロパノール、ジェ
タノールアミンのプロピレンオキサイド付加物等のトリ
オールを併用することも可能である。
加物、2−メチルプロパン−1,2,3−トリオール、
4−〔ビス(2−ヒドロキシエチル))−2−ヒドロキ
シペンタン、3−メチルペンタン−1,3,5−トリオ
ール、1,2.6−ヘキサンクリコール、1−ビス(2
−ヒドロキシエチル)アミノ−2−グロパノール、ジェ
タノールアミンのプロピレンオキサイド付加物等のトリ
オールを併用することも可能である。
上記有機ジイソシアナートとしては、テトラメチレンジ
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナートなど
の脂肪族ジイソシアナート、m−フェニレンジイソシア
ナート、p−フェニレンジイソシアナート、2,4−ト
リレンジイソシアナート、2.6−1リレンジイソシア
ナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、3,3′
−ジメトキシ−4,4′−ビフェニレンジイソシアナー
ト、3.3′−ジメチル−4,4′−ビフェニレンジイ
ソシアナート、4,4′−ジイソシアナートジフェニル
エーテル、1.5−ナフタレンジイソシアナート、2,
4−ナフタレンジイソシアナートなどの芳香族ジイソン
アナート、1,3−ジインシアナートメチルシクロヘキ
サン、1,4−ジインシアナートメチルシクロヘキサン
、4.4’−ジイソシアナートジシクロヘキシルメタン
、インホロンジイソシアナートなどの脂環族ジイソシア
ナートなどが挙げられる。
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナートなど
の脂肪族ジイソシアナート、m−フェニレンジイソシア
ナート、p−フェニレンジイソシアナート、2,4−ト
リレンジイソシアナート、2.6−1リレンジイソシア
ナート、ジフェニルメタンジイソシアナート、3,3′
−ジメトキシ−4,4′−ビフェニレンジイソシアナー
ト、3.3′−ジメチル−4,4′−ビフェニレンジイ
ソシアナート、4,4′−ジイソシアナートジフェニル
エーテル、1.5−ナフタレンジイソシアナート、2,
4−ナフタレンジイソシアナートなどの芳香族ジイソン
アナート、1,3−ジインシアナートメチルシクロヘキ
サン、1,4−ジインシアナートメチルシクロヘキサン
、4.4’−ジイソシアナートジシクロヘキシルメタン
、インホロンジイソシアナートなどの脂環族ジイソシア
ナートなどが挙げられる。
また本発明によるポリウレタン樹脂の製造において採用
される反応方法としては、溶融状態で反応させる溶融重
合、酢酸エチル、メチルエチルケめて行なう溶液重合な
どがあるが、磁気記録媒体の結合剤のように溶剤に溶解
し使用することの多いポリウレタン樹脂の製造には、溶
液重合が好ましく、特にプレポリマー調整時は溶融重合
し、鎖延長反応を行う前に上記の不活性溶剤を加えて溶
液重合を行うことがより好ましい。
される反応方法としては、溶融状態で反応させる溶融重
合、酢酸エチル、メチルエチルケめて行なう溶液重合な
どがあるが、磁気記録媒体の結合剤のように溶剤に溶解
し使用することの多いポリウレタン樹脂の製造には、溶
液重合が好ましく、特にプレポリマー調整時は溶融重合
し、鎖延長反応を行う前に上記の不活性溶剤を加えて溶
液重合を行うことがより好ましい。
反応に際して、触媒として有機金属化合物、例えば、オ
クチル酸第1錫、ジブチル錫ジラウレートなどの有機錫
化合物、あるいは三級アミン例えば、N−メチルモルホ
リン、トリエチルアミン等を添加してもよい。また生成
物の安定性を増すために、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
加水分解防止剤等を固形分に対して約5チ以内の量を添
加してもよい。
クチル酸第1錫、ジブチル錫ジラウレートなどの有機錫
化合物、あるいは三級アミン例えば、N−メチルモルホ
リン、トリエチルアミン等を添加してもよい。また生成
物の安定性を増すために、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
加水分解防止剤等を固形分に対して約5チ以内の量を添
加してもよい。
さらに、上記ポリウレタン樹脂に極性基として第4級ア
ンモニウム塩を導入するものであるが、その導入方法と
しては、 (りポリウレタン樹脂の原料として第4級アンモニウム
塩含有化合物を混入しておく方法。
ンモニウム塩を導入するものであるが、その導入方法と
しては、 (りポリウレタン樹脂の原料として第4級アンモニウム
塩含有化合物を混入しておく方法。
(11)ポリウレタン樹脂の末端もしくは側鎖に残存す
る水酸基を第4級アンモニウム塩含有化合物によシ変性
する方法。
る水酸基を第4級アンモニウム塩含有化合物によシ変性
する方法。
が挙げられる。
0)の方法では、上記第4級アンモニウム塩含有化合物
は、他の原料と重合してポリウレタン樹脂のポリマー分
子鎖の一部を構成し、この結果上記ポリウレタン樹脂に
第4級アンモニウム塩が極性基として導入される。
は、他の原料と重合してポリウレタン樹脂のポリマー分
子鎖の一部を構成し、この結果上記ポリウレタン樹脂に
第4級アンモニウム塩が極性基として導入される。
ここで、第4級アンモニウム塩含有化合物としては、第
4級アンモニウム塩含有ジオールが挙げられる。
4級アンモニウム塩含有ジオールが挙げられる。
この第4級アンモニウム塩含有ジオールは、例えば第4
級アンモニウム塩を有しないカルボン酸成分、グリコー
ル成分及び第4級アンモニウム塩を有するジカルボン酸
成分を反応させることによシ合成される。
級アンモニウム塩を有しないカルボン酸成分、グリコー
ル成分及び第4級アンモニウム塩を有するジカルボン酸
成分を反応させることによシ合成される。
上記第4級アンモニウム塩を有しないカルボン酸成分と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸
、1,5−ナフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、p−
オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸
などの芳香族オキシカルボン酸、コハク酸、アジピン酸
、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸な
どの脂肪族ジカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸などのトリ及びテトラカルボン酸などが挙げられる
。
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸
、1,5−ナフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、p−
オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸
などの芳香族オキシカルボン酸、コハク酸、アジピン酸
、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸な
どの脂肪族ジカルボン酸、トリメリット酸、ピロメリッ
ト酸などのトリ及びテトラカルボン酸などが挙げられる
。
上記グリコール成分としては、エチレングリコール、フ
ロピレンゲリコール、1,3−プロパンジオール、1.
4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、l、
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2,
4−トリメチル−1,3−ベンタンジオール、114−
シクロヘキサンジメタツール、ビスフェノールAのエチ
レンオキシド付加物及びプロピレンオキシド付加物、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール等が挙げられる。またトリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトールなどのトリ及びテトラオール
を併用してもよい0 上記第4級アンモニウム塩を有するジカルボン酸成分と
しては、下記に示されるものが挙げられる。
ロピレンゲリコール、1,3−プロパンジオール、1.
4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、l、
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2,
4−トリメチル−1,3−ベンタンジオール、114−
シクロヘキサンジメタツール、ビスフェノールAのエチ
レンオキシド付加物及びプロピレンオキシド付加物、ポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リテトラメチレングリコール等が挙げられる。またトリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ペンタエリスリトールなどのトリ及びテトラオール
を併用してもよい0 上記第4級アンモニウム塩を有するジカルボン酸成分と
しては、下記に示されるものが挙げられる。
0OH
(但しR,、R2,R3は各々炭素数1〜6までのアル
キル基を表わし、XはCA? 、 Br又は■を表わす
。)一方、Gi)の方法は、重合反応によシ所定の分子
量まで鎖延長したポリウレタン樹脂の末端あるいは側鎖
に存在するOH基に対して、第4級アンモニウム塩を有
する化合物を反応させるものである。
キル基を表わし、XはCA? 、 Br又は■を表わす
。)一方、Gi)の方法は、重合反応によシ所定の分子
量まで鎖延長したポリウレタン樹脂の末端あるいは側鎖
に存在するOH基に対して、第4級アンモニウム塩を有
する化合物を反応させるものである。
この場合、先ず、水酸基と第4級アンモニウム塩を有す
る化合物を合成し、これをジインシアナート化合物と等
モル反応させ、ジイソシアナートの一方のNCO基と上
記分子中のOH基との反応物を得て、さらにポリウレタ
ン樹脂のOH基と反応させれば、第4級アンモニウム塩
が導入されたポリウレタン樹脂が得られる。反応式を示
せば次のようになる。
る化合物を合成し、これをジインシアナート化合物と等
モル反応させ、ジイソシアナートの一方のNCO基と上
記分子中のOH基との反応物を得て、さらにポリウレタ
ン樹脂のOH基と反応させれば、第4級アンモニウム塩
が導入されたポリウレタン樹脂が得られる。反応式を示
せば次のようになる。
C1−RA −OH+N(RB ) 3B
0H−RA −N −Ra−C1
(ただし、式中RAは2価の炭化水素基を表し、まだR
Bはアルキル基等の1価の炭化水素基を表す。) 具体的には i ) HOCH2CH(0H)CH2N+(CH3)
s ・C1−ff ) HOCH2CH2N”(C2H
5)s・C/−t!t) HOCHzCLCHzCH2
N+(CHs)s・C1−tV) HOCH2CH2C
ONH(CH2)2N+(CH3)!・C1−等が挙げ
られる。
Bはアルキル基等の1価の炭化水素基を表す。) 具体的には i ) HOCH2CH(0H)CH2N+(CH3)
s ・C1−ff ) HOCH2CH2N”(C2H
5)s・C/−t!t) HOCHzCLCHzCH2
N+(CHs)s・C1−tV) HOCH2CH2C
ONH(CH2)2N+(CH3)!・C1−等が挙げ
られる。
(ii−2)
n
RB
】
RB
(ただし、式中RA + Rcは2価の炭化水素基を表
し、RBはアルキル基等の1価の炭化水素基、RPUは
ポリウレタン樹脂を表す。)さらに、上記ポリウレタン
樹脂の分子鎖(主鎖)にシロキサン結合を導入するもの
であるが、導入法としてはポリウレタン樹脂の出発原料
にシロキサン結合を有する化合物を混入しておく方法が
挙げられる。具体的には前記シロキサン結合を有する化
合物としてシロキサン結合を有するジオールを用い、ポ
リヒドロキシ化合物の一部分に前記シロキサン結合を有
するジオールを混入させればよいO 前記シロキサン結合を有するジオールとしては、下記の
一般式で示される化合物が挙げられる。
し、RBはアルキル基等の1価の炭化水素基、RPUは
ポリウレタン樹脂を表す。)さらに、上記ポリウレタン
樹脂の分子鎖(主鎖)にシロキサン結合を導入するもの
であるが、導入法としてはポリウレタン樹脂の出発原料
にシロキサン結合を有する化合物を混入しておく方法が
挙げられる。具体的には前記シロキサン結合を有する化
合物としてシロキサン結合を有するジオールを用い、ポ
リヒドロキシ化合物の一部分に前記シロキサン結合を有
するジオールを混入させればよいO 前記シロキサン結合を有するジオールとしては、下記の
一般式で示される化合物が挙げられる。
(ただし、Rは二価の炭化水素基を表わす。)上記化合
物の分子量としては300〜10000のものを用いる
ことができる。
物の分子量としては300〜10000のものを用いる
ことができる。
まだポリヒドロキシ化合物の中に予じめシロキサン基合
を導入したものを用いることもできる。
を導入したものを用いることもできる。
例えばポリエステルジオール、ポリエーテルエステルジ
オール等のポリヒドロキシ化合物を合成する際、前記シ
ロキサン結合を有するジオールを用いればよい。
オール等のポリヒドロキシ化合物を合成する際、前記シ
ロキサン結合を有するジオールを用いればよい。
本発明によるポリウレタン樹脂の極性基の導入量は、0
.01〜1、Ommol/yであることが好ましく、よ
シ好ましくは0.1〜0.5 mmol/gの範囲であ
る。上記極性基の導入量が0.01rrLrrIO1/
g未満であると強磁性粉末の分散性に充分な効果が認め
られなくなる。また上記極性基の導入量が1.0mrn
ol/yを越えると、分子間あるいは分子内凝集が起こ
シやすくなって分散性に悪影響を及ぼすばかりか、溶媒
に対する選択性を生じ、通常の汎用溶媒が使えなくなっ
てしまう虞れもある。
.01〜1、Ommol/yであることが好ましく、よ
シ好ましくは0.1〜0.5 mmol/gの範囲であ
る。上記極性基の導入量が0.01rrLrrIO1/
g未満であると強磁性粉末の分散性に充分な効果が認め
られなくなる。また上記極性基の導入量が1.0mrn
ol/yを越えると、分子間あるいは分子内凝集が起こ
シやすくなって分散性に悪影響を及ぼすばかりか、溶媒
に対する選択性を生じ、通常の汎用溶媒が使えなくなっ
てしまう虞れもある。
また本発明によるポリウレタン樹脂のシロキサン基濃度
としては0.03 mmol/g〜3 mmol/gで
あるのが好ましく、0.1 mmol/11〜0.7
mmol/gであるのがよシ好ましい。前記シロキサン
基濃度が0.03 mmol/y未満であると潤滑性を
付与することができず、また前記シロキサン基濃度が3
mmol/Iiを超えると、溶媒との溶解性及び他の結
合剤との相溶性が悪くなるばかシか、磁性塗膜の破断強
度、ヤング率等の物性が劣化する。
としては0.03 mmol/g〜3 mmol/gで
あるのが好ましく、0.1 mmol/11〜0.7
mmol/gであるのがよシ好ましい。前記シロキサン
基濃度が0.03 mmol/y未満であると潤滑性を
付与することができず、また前記シロキサン基濃度が3
mmol/Iiを超えると、溶媒との溶解性及び他の結
合剤との相溶性が悪くなるばかシか、磁性塗膜の破断強
度、ヤング率等の物性が劣化する。
また本発明によるポリウレタン樹脂の数平均分子量は1
0000〜100000、よシ好ましくは10000〜
60000の範囲であることが好ましい。
0000〜100000、よシ好ましくは10000〜
60000の範囲であることが好ましい。
数平均分子量が10000未満であると樹脂の塗膜形成
能が不充分なものとなシ、また数平均分子量が6000
0を越えると塗料製造上、混合、移送、塗布などの工程
において問題を生ずる虞れがある。
能が不充分なものとなシ、また数平均分子量が6000
0を越えると塗料製造上、混合、移送、塗布などの工程
において問題を生ずる虞れがある。
本発明によるポリウレタン樹脂は他の熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂あるいは反応性樹脂と組み合せて使用するこ
とができる。上述した熱可塑性樹脂としては、軟化温度
が150℃以下、平均分子量が10000〜20000
0で重合度が約200〜2000程度のもので、例えば
塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合
体、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、ポリフッ化ビ
ニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブ
タジェン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂
、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体、ポリエス
テル樹脂、ポリブタジェン等の合成ゴム系の熱可塑性樹
脂等が挙げられる。
硬化性樹脂あるいは反応性樹脂と組み合せて使用するこ
とができる。上述した熱可塑性樹脂としては、軟化温度
が150℃以下、平均分子量が10000〜20000
0で重合度が約200〜2000程度のもので、例えば
塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、塩化ビニル−塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合
体、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、ポリフッ化ビ
ニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、ブ
タジェン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂
、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体、ポリエス
テル樹脂、ポリブタジェン等の合成ゴム系の熱可塑性樹
脂等が挙げられる。
また熱硬化性樹脂あるいは反応性樹脂としては例えば、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、ア
クリル系反応樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ニトロ
セルロース−メラミン樹脂、高分子量ポリエステル樹脂
とインシアナートプレポリマーの混合物、メタクリル酸
塩共重合体とジイソシアナートプレポリマーの混合物、
ポリエステルポリオールとポリイソシアナートの混合物
、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高
分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシアナー
トの混合物、ポリアミン樹脂及びこれらの混合物等が挙
げられる。これらのうち、強磁性粉末に対する分散性の
良好なものと組合わせて用いることが望ましい。
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、ア
クリル系反応樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ニトロ
セルロース−メラミン樹脂、高分子量ポリエステル樹脂
とインシアナートプレポリマーの混合物、メタクリル酸
塩共重合体とジイソシアナートプレポリマーの混合物、
ポリエステルポリオールとポリイソシアナートの混合物
、尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高
分子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシアナー
トの混合物、ポリアミン樹脂及びこれらの混合物等が挙
げられる。これらのうち、強磁性粉末に対する分散性の
良好なものと組合わせて用いることが望ましい。
上述の結合剤に強磁性粉末を分散し有機溶剤に溶解して
非磁性支持体上に塗布すること知よシ磁性層が形成され
る。
非磁性支持体上に塗布すること知よシ磁性層が形成され
る。
本発明で使用される強磁性粉末としては、強磁性酸化鉄
粒子、強磁性二酸化クロム、強磁性合金粉末、六方晶系
バリウムフェライト微粒子、窒化鉄等が挙げられる。
粒子、強磁性二酸化クロム、強磁性合金粉末、六方晶系
バリウムフェライト微粒子、窒化鉄等が挙げられる。
上記強磁性酸化鉄粒子としては、一般式1;’eQxで
表した場合、Xの値が1.33≦X≦1.50の範囲に
あるもの、即ちマグネタイト(γ−Fe2O3゜X=1
.50)、マグネタイト(Fe3O4、X= 1.33
)及びこれらの固溶体(FeOx 、 1.33 <
x< 1.50)である。さらに、これら強磁性酸化
鉄には、抗磁力をあげる目的でコバルトを添加してもよ
い。コバルト含有酸化鉄には、大別してドープ型と被着
型の2種類がある。
表した場合、Xの値が1.33≦X≦1.50の範囲に
あるもの、即ちマグネタイト(γ−Fe2O3゜X=1
.50)、マグネタイト(Fe3O4、X= 1.33
)及びこれらの固溶体(FeOx 、 1.33 <
x< 1.50)である。さらに、これら強磁性酸化
鉄には、抗磁力をあげる目的でコバルトを添加してもよ
い。コバルト含有酸化鉄には、大別してドープ型と被着
型の2種類がある。
上記強磁性二酸化クロムとしては、CrO2あるいはこ
れらに抗磁力を向上させる目的でRu、 Sn 。
れらに抗磁力を向上させる目的でRu、 Sn 。
Te、Sb、Fe、’l’i、V、Mn等の少なくとも
一種を添加したものを使用できる。
一種を添加したものを使用できる。
強磁性合金粉末としては、Fe 、 Co 、 Ni
、 Fe−Co 、 Fe −Ni 、 Fe−Co
−Ni 、 Co−Ni 、 Fe −Co −B 、
Fe −Co −Cr −B 、 Mn −Bi 、
Mn −AJI 、 Fe Co−V等が使用でき
、またこれらに種々の特性を改善する目的でM、Si、
Ti、Cr。
、 Fe−Co 、 Fe −Ni 、 Fe−Co
−Ni 、 Co−Ni 、 Fe −Co −B 、
Fe −Co −Cr −B 、 Mn −Bi 、
Mn −AJI 、 Fe Co−V等が使用でき
、またこれらに種々の特性を改善する目的でM、Si、
Ti、Cr。
Mn 、 Cu 、 Zn等の金属成分を添加してもよ
い。
い。
さらに上記磁性層には、前記の結合剤、強磁性微粉末の
他に添加剤として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤
、防錆剤等が加えられてもよい。
他に添加剤として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤
、防錆剤等が加えられてもよい。
上記分散剤(顔料湿潤剤)としては、カプリル酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、
リルン酸、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂
肪酸(RCOOH。
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、
リルン酸、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂
肪酸(RCOOH。
Rは炭素数11〜17個のアルキルまたはアルケニル基
)、前記の脂肪酸のアルカリ金属(LiINa 、 K
等)またはアルカリ土類金属(Mg 、 Ca 。
)、前記の脂肪酸のアルカリ金属(LiINa 、 K
等)またはアルカリ土類金属(Mg 、 Ca 。
Ba )から成る金属石鹸、前記の脂肪酸エステルの弗
素を含有した化合物、前記の脂肪酸のアミド、ポリアル
キレンオキサイドアルキルリン酸エステル、トリアルキ
ルポリオレフィンオキシ第四アンモニウム塩(アルキル
は炭素数1〜5個、オレフィンはエチレン、プロピレン
など)、等が使用される。この他に炭素数12以上の高
級アルコール、及びこれらの他に硫酸エステル等も使用
可能である。これらの分散剤は結合剤100重量部に対
して0.5〜20重量部の範囲で添加される。
素を含有した化合物、前記の脂肪酸のアミド、ポリアル
キレンオキサイドアルキルリン酸エステル、トリアルキ
ルポリオレフィンオキシ第四アンモニウム塩(アルキル
は炭素数1〜5個、オレフィンはエチレン、プロピレン
など)、等が使用される。この他に炭素数12以上の高
級アルコール、及びこれらの他に硫酸エステル等も使用
可能である。これらの分散剤は結合剤100重量部に対
して0.5〜20重量部の範囲で添加される。
上記潤滑剤としては、ジアルキルポリシロキサン(アル
キルは炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリシロキサン
(アルコキシは炭素数1〜4個)、モノアルキルモノア
ルコキシポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、
アルコキシは炭素数1〜4個)、フェニルポリシロキサ
ン、フロロアルキルポリシロキサン(アルキルは炭素数
1〜5個)などのシリコンオイル、グラファイトなどの
導電性徴粉末、二硫化モリブデン、二硫化タングステン
などの無機微粉末、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレン塩化ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエ
チレンなどのプラスチック微粉末、α−オレフィン重合
物、常温で液状の不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフィ
ン二重結合が末端の炭素に結合した化合物、炭素数約2
0)、炭素数12〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素数3
〜12個の一価のアルコールから成る脂肪酸エステル類
、フルオロカーボン類などが使用できる。これらの潤滑
剤は結合剤100重量部に対して0.2〜20重量部の
範囲で添加される。
キルは炭素数1〜5個)、ジアルコキシポリシロキサン
(アルコキシは炭素数1〜4個)、モノアルキルモノア
ルコキシポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、
アルコキシは炭素数1〜4個)、フェニルポリシロキサ
ン、フロロアルキルポリシロキサン(アルキルは炭素数
1〜5個)などのシリコンオイル、グラファイトなどの
導電性徴粉末、二硫化モリブデン、二硫化タングステン
などの無機微粉末、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレン塩化ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエ
チレンなどのプラスチック微粉末、α−オレフィン重合
物、常温で液状の不飽和脂肪族炭化水素(n−オレフィ
ン二重結合が末端の炭素に結合した化合物、炭素数約2
0)、炭素数12〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素数3
〜12個の一価のアルコールから成る脂肪酸エステル類
、フルオロカーボン類などが使用できる。これらの潤滑
剤は結合剤100重量部に対して0.2〜20重量部の
範囲で添加される。
上記研磨剤としては、一般に使用される材料で溶融アル
ミナ、炭化ケイ素、酸化クロム(Cr20り、コランダ
ム、人造コランダム、ダイヤモンド、人造ダイヤモンド
、ザクロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)
等が使用される。これらの研磨剤はモース硬度が5以上
であシ、平均粒子径が0.05〜5μの大きさのものが
使用され、特に好ましくは0.1〜2μである。これら
の研磨剤は結合剤100重量部に対して065〜20重
量部の範囲で添加される。
ミナ、炭化ケイ素、酸化クロム(Cr20り、コランダ
ム、人造コランダム、ダイヤモンド、人造ダイヤモンド
、ザクロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)
等が使用される。これらの研磨剤はモース硬度が5以上
であシ、平均粒子径が0.05〜5μの大きさのものが
使用され、特に好ましくは0.1〜2μである。これら
の研磨剤は結合剤100重量部に対して065〜20重
量部の範囲で添加される。
上記帯電防止剤としては、カーボンブラック、カーボン
ブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末、サポニ
ンなどの天然界面活性剤、アルキレンオキサイド系、グ
リセリン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤
、高級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩類、ピ
リジンその他の複素環類、ホスホニウム類などのカチオ
ン界面活性剤、カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸
エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオ
ン界面活性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミ
ノアルコールの硫酸またはリン酸エステル類等の両性活
性剤などが使用される。上記の導電性微粉末は結合剤1
00重量部に対して0.2〜20重量部が、界面活性剤
は0.1〜10重量部の範囲で添加される。これらの界
面活性剤は単独または混合して添加してもよい。これら
は帯電防止剤として用いられるものであるが、時として
その他の目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性の
改良、塗布助剤として適用される場合もある。
ブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末、サポニ
ンなどの天然界面活性剤、アルキレンオキサイド系、グ
リセリン系、グリシドール系などのノニオン界面活性剤
、高級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩類、ピ
リジンその他の複素環類、ホスホニウム類などのカチオ
ン界面活性剤、カルボン酸、スルホン酸、リン酸、硫酸
エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオ
ン界面活性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミ
ノアルコールの硫酸またはリン酸エステル類等の両性活
性剤などが使用される。上記の導電性微粉末は結合剤1
00重量部に対して0.2〜20重量部が、界面活性剤
は0.1〜10重量部の範囲で添加される。これらの界
面活性剤は単独または混合して添加してもよい。これら
は帯電防止剤として用いられるものであるが、時として
その他の目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性の
改良、塗布助剤として適用される場合もある。
上記防錆剤としては、リン酸、スルファミド、グアニジ
ン、ピリジン、アミン、尿素、ジンククロメート、カル
シウムクロメート、ストロンチウムクロメートなどが使
用できるが、特にジシクロヘキシルアミンナイトライト
、シクロヘキシルアミンクロメート、ジイソプロピルア
ミンナイトライト、ジェタノールアミンホスフェート、
シクロヘキシルアンモニウムカーボネート、ヘキサメチ
レンジアミンカーボネート、プロピレンジアミンステア
レート、グアニジンカーボネート、トリエタノールアミ
ンナイトライト、モルフォリンステアレートなどの気化
性防錆剤(アミン、アミドまたはイミドの無機酸塩また
は有機酸塩)を使用すると防錆効果が向上する。これら
の防錆剤は強磁性微粉末100重量部に対して0.01
〜20重量部の範囲で使用される。
ン、ピリジン、アミン、尿素、ジンククロメート、カル
シウムクロメート、ストロンチウムクロメートなどが使
用できるが、特にジシクロヘキシルアミンナイトライト
、シクロヘキシルアミンクロメート、ジイソプロピルア
ミンナイトライト、ジェタノールアミンホスフェート、
シクロヘキシルアンモニウムカーボネート、ヘキサメチ
レンジアミンカーボネート、プロピレンジアミンステア
レート、グアニジンカーボネート、トリエタノールアミ
ンナイトライト、モルフォリンステアレートなどの気化
性防錆剤(アミン、アミドまたはイミドの無機酸塩また
は有機酸塩)を使用すると防錆効果が向上する。これら
の防錆剤は強磁性微粉末100重量部に対して0.01
〜20重量部の範囲で使用される。
まだ磁性層の構成材料は有機溶剤に溶かして磁性塗料を
調製し、これを非磁性支持体上に塗布するが、その磁性
塗料の溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系
、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、
酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステル系、グ
リコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエー
テル、ジオキサン等のグリコールエーテル系、ヘンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、
ヘプタン等の脂肪族炭化水素、メチレンクロライド、エ
チレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレ
ンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素炭化水素
等が挙げられる。また非磁性支持体の素材としてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のポリオレ、フィン類、セルローストリアセテ
ート、セルロースダイアセテート、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートプロピオネート等
のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド
、ポリアミドイミド等のプラスチックの他に用途に応じ
てアルミニウム、銅、スズ、亜鉛またはこれらを含む非
磁性合金などの非磁性金属類、ガラス、陶器、磁器など
のセラミック類、紙、バライタまたはポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−ブテン共重合体などの炭素数
2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布またはラミネー
トした紙などの紙類も使用できる。又非磁性支持体の形
態はフィルム、テープ、シート、ディスク、カード、ド
ラム等いずれでも良い。
調製し、これを非磁性支持体上に塗布するが、その磁性
塗料の溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系
、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、
酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステル系、グ
リコールジメチルエーテル、グリコールモノエチルエー
テル、ジオキサン等のグリコールエーテル系、ヘンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサン、
ヘプタン等の脂肪族炭化水素、メチレンクロライド、エ
チレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレ
ンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素炭化水素
等が挙げられる。また非磁性支持体の素材としてはポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレート等のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のポリオレ、フィン類、セルローストリアセテ
ート、セルロースダイアセテート、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートプロピオネート等
のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン等のビニル系樹脂、ポリカーボネート、ポリイミド
、ポリアミドイミド等のプラスチックの他に用途に応じ
てアルミニウム、銅、スズ、亜鉛またはこれらを含む非
磁性合金などの非磁性金属類、ガラス、陶器、磁器など
のセラミック類、紙、バライタまたはポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−ブテン共重合体などの炭素数
2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布またはラミネー
トした紙などの紙類も使用できる。又非磁性支持体の形
態はフィルム、テープ、シート、ディスク、カード、ド
ラム等いずれでも良い。
ポリウレタン樹脂中に第4級アンモニウム塩を導入する
ことにより、磁性粉末に対する親和性が大幅に向上する
。したがって、これを結合剤とすることによシ、超微粒
子化された磁性粉末や磁化量の大きい磁性粉末であって
も良好に分散される。
ことにより、磁性粉末に対する親和性が大幅に向上する
。したがって、これを結合剤とすることによシ、超微粒
子化された磁性粉末や磁化量の大きい磁性粉末であって
も良好に分散される。
同時に、シロキサン結合は潤滑作用を有し、これにより
良好な走行性が付与される。
良好な走行性が付与される。
また、ポリウレタン樹脂は汎用溶媒系に可溶であシ、取
シ扱いが簡便であるとともに、優れた塗膜物性を示す。
シ扱いが簡便であるとともに、優れた塗膜物性を示す。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
樹脂合成例
分子中に第4級アンモニウム塩及びシロキサン結合を含
有するポリウレタン樹脂を前述の合成方法に従って合成
した。第1表゛に合成した樹脂の特性を示す。
有するポリウレタン樹脂を前述の合成方法に従って合成
した。第1表゛に合成した樹脂の特性を示す。
(鳳丘余ら)
実施例I
Co被着r Fe2O3100重量部塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体 10〃(U、C,C,社製V
AGH) ポリウレタン樹脂 15〃(樹脂A) 分散剤(レシチン)0.5〃 潤滑剤(シリコンオイル) 1 〃研磨剤(C
rzos) 2 ttメチルエチ
ルケトン 100 ttメチルイソブチ
ルケトン 50〃トルエン
50〃上記組成物をボールミルにて48時間混
合し、3μmフィルタでろ過した後、硬化剤(バイエル
社製、デスモジュールL)2.5重量部添加し、さらに
30分間混合し、これを16μm厚のポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に乾燥後の厚みが6μmとなるよ
うに塗布し、磁場配向処理を行った後乾燥して巻き取っ
た。これをカレンダー処理した後、l/2インチ幅に裁
断しサンプルテープを作成した。
酸ビニル系共重合体 10〃(U、C,C,社製V
AGH) ポリウレタン樹脂 15〃(樹脂A) 分散剤(レシチン)0.5〃 潤滑剤(シリコンオイル) 1 〃研磨剤(C
rzos) 2 ttメチルエチ
ルケトン 100 ttメチルイソブチ
ルケトン 50〃トルエン
50〃上記組成物をボールミルにて48時間混
合し、3μmフィルタでろ過した後、硬化剤(バイエル
社製、デスモジュールL)2.5重量部添加し、さらに
30分間混合し、これを16μm厚のポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に乾燥後の厚みが6μmとなるよ
うに塗布し、磁場配向処理を行った後乾燥して巻き取っ
た。これをカレンダー処理した後、l/2インチ幅に裁
断しサンプルテープを作成した。
実施例2
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わシにポリウレタン樹脂(樹脂B)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わシにポリウレタン樹脂(樹脂B)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
実施例3
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わシにポリウレタン樹脂(樹脂C)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わシにポリウレタン樹脂(樹脂C)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
実施例4
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わシにポリウレタン樹脂(樹脂D)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わシにポリウレタン樹脂(樹脂D)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
実施例5
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わりにポリウレタン樹脂(樹脂E)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わりにポリウレタン樹脂(樹脂E)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
実施例6
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わりにポリウレタン樹脂(樹脂F)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わりにポリウレタン樹脂(樹脂F)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
比較例1
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わシにポリウレタン樹脂(樹脂H)を用贋、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わシにポリウレタン樹脂(樹脂H)を用贋、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
比較例2
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わシにポリウレタン樹脂(樹脂工)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わシにポリウレタン樹脂(樹脂工)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
比較例3
実施例1の組成物中、ポリウレタン樹脂(樹脂A)のか
わシにポリウレタン樹脂(樹脂J)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
わシにポリウレタン樹脂(樹脂J)を用い、実施例1と
同様な方法によシサンプルテープを作成した。
以上のサンプルテープの動摩擦係数、表面光沢、粉落ち
量、粘着特性、スチル特性の測定結果を第2表に示す。
量、粘着特性、スチル特性の測定結果を第2表に示す。
なお、動摩擦係数は低速のテープ速度(0,4mm/s
ee )における磁性層表面とISステンレスとの摩擦
係数(荷重50I)として測定した。表面光沢は、光沢
計を用い、入射角75°8反射角75゜における反射率
を測定した。粉落ち量は、60分シャトル100@走行
後のヘッドドラム、ガイド等への粉落ち量を目視にて観
察し、最高を0点、最低を一5点として評価した。粘着
特性は、サンプルテープをリールに巻いて、温度40℃
、湿度80%の条件下に24時間放置後、サンプルテー
プの剥れ具合を目視によシ評価し、10点法で採点した
ものであり、粘着特性が良好なものほど低い点数とした
。メチル特性は、サンプルテープに4、2 MHzの映
像信号を記録し、再生出力が50%に減衰するまでの時
間を測定した。
ee )における磁性層表面とISステンレスとの摩擦
係数(荷重50I)として測定した。表面光沢は、光沢
計を用い、入射角75°8反射角75゜における反射率
を測定した。粉落ち量は、60分シャトル100@走行
後のヘッドドラム、ガイド等への粉落ち量を目視にて観
察し、最高を0点、最低を一5点として評価した。粘着
特性は、サンプルテープをリールに巻いて、温度40℃
、湿度80%の条件下に24時間放置後、サンプルテー
プの剥れ具合を目視によシ評価し、10点法で採点した
ものであり、粘着特性が良好なものほど低い点数とした
。メチル特性は、サンプルテープに4、2 MHzの映
像信号を記録し、再生出力が50%に減衰するまでの時
間を測定した。
第2表
第2表の結果からも明らかなように、第4級アンモニウ
ム塩及びシロキサン結合を含有するポリウレタン樹脂を
磁性層の結合剤に用いることによシ、動摩擦係数、表面
光沢及び粉落ち量が改善されるとともに、粘着特性及び
メチル特性が大幅に向上する。したがって、磁気記録媒
体の熱的特性、走行性、耐ブロッキング性、耐久性、磁
性粉末の分散性等が大幅に改善される。
ム塩及びシロキサン結合を含有するポリウレタン樹脂を
磁性層の結合剤に用いることによシ、動摩擦係数、表面
光沢及び粉落ち量が改善されるとともに、粘着特性及び
メチル特性が大幅に向上する。したがって、磁気記録媒
体の熱的特性、走行性、耐ブロッキング性、耐久性、磁
性粉末の分散性等が大幅に改善される。
以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
分子中にシロキサン結合及び極性基として第4級アンモ
ニウム塩を有するポリウレタン樹脂を磁性層の結合剤と
しているので、磁性粉末に対して高い親和性を示し、た
とえ超微粒子化した磁性粉末や磁化量の大きい磁性粉末
であっても分散性が良好なものとなる。したがって、得
られる磁気記録媒体の耐久性、表面性が向上し、電磁変
換特性も極めて優れたものとなる。
分子中にシロキサン結合及び極性基として第4級アンモ
ニウム塩を有するポリウレタン樹脂を磁性層の結合剤と
しているので、磁性粉末に対して高い親和性を示し、た
とえ超微粒子化した磁性粉末や磁化量の大きい磁性粉末
であっても分散性が良好なものとなる。したがって、得
られる磁気記録媒体の耐久性、表面性が向上し、電磁変
換特性も極めて優れたものとなる。
まだ、シロキサン結合を含有することによる潤滑性の付
与によシ、摩擦係数が低減し、走行性が改善される。
与によシ、摩擦係数が低減し、走行性が改善される。
さらに、本発明において用いられるポリウレタン樹脂は
、汎用溶媒系に可溶で取シ扱い易く、生産性や作業性等
の点でも有利であるとともに、優れた塗膜物性を有する
。
、汎用溶媒系に可溶で取シ扱い易く、生産性や作業性等
の点でも有利であるとともに、優れた塗膜物性を有する
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁
性層が形成されてなる磁気記録媒体において、 上記磁性層が分子鎖中にシロキサン結合を有し、分子側
鎖に極性基として第4級アンモニウム塩を有するポリウ
レタン樹脂を結合剤として含有することを特徴とする磁
気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23126885A JPH0736214B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23126885A JPH0736214B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6292230A true JPS6292230A (ja) | 1987-04-27 |
JPH0736214B2 JPH0736214B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=16920944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23126885A Expired - Fee Related JPH0736214B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736214B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03153785A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-01 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法 |
JPH03171418A (ja) * | 1989-11-29 | 1991-07-24 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法 |
JPH03188178A (ja) * | 1989-12-18 | 1991-08-16 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法 |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP23126885A patent/JPH0736214B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03153785A (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-01 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法 |
JPH03171418A (ja) * | 1989-11-29 | 1991-07-24 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法 |
JPH03188178A (ja) * | 1989-12-18 | 1991-08-16 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダーの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736214B2 (ja) | 1995-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |