JPS6264367A - 骨形成に適する人工骨材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は骨形成を助長する骨基質の代用品（以下人工骨
材という）に関するものである。

従来の技術及び問題点 一次骨質又は二次骨質物質の損耗又は消失は常に整形、
再形成外科医に対して再形成、復元の問題を提起してき
た。たとえば腸骨稜、置端及びたとえば大腿骨及び脛骨
を包含する骨中間部（ｍｅｔａ−ｐＨｙｓｅｓ）のよう
なある特定の骨部分についてはそれらを提供者に機械的
損傷を惹起すことなしに該提供者から取出すことができ
るとしても、骨組織の全系統についてそれらの交換部材
を無尽蔵に供給することは不可能である。

人間及び動物の骨を包含する骨保存銀行はその適用技術
の問題を提起し、したがって骨保存銀行から得られる骨
物質は必ずしも満足にその役割シを果していなかった◇
したがって多少とも有機物起源の前桟用物質を探求する
努力がなされてきた。

これらの前桟用物質は永久的なものでも一時的なもので
もよい。永久的な前桟用物質の場合には、か＼る物質Ｏ
使用によって骨細胞プロニーが生じそしてこれらのコロ
ニーは無視し得ないかつサンゴに類似した初期機械的耐
性をもつ、一時的な前桟用物質の場合には、時間が経過
するにつれてかつ強制的に骨組織の機械的及び組織的特
性を徐々に取得し得る骨様組織が形成される。

問題点を解決するための手段７作用及び効果本発明の一
目的は上述した第二の場合、すなわち一時的な前桟用物
質の場合に該当し、骨質物質の損耗又は消失が生起した
外傷を受けた組織の処理において骨形成を助長する能力
をもつ骨基質に相当する組成物を形成するバイオ材料を
提供するにある。

本発明の別の目的は骨と縫合材料的に類似のものであシ
かつ骨形成を助長する能力をもつ人工骨材を提供するに
ある。

骨が硬い（ｒｉｇｉｄ）連結組織からなり、骨細胞及び
細胞外基質（ｍａｔｒｉｘ）を包含するものであること
は既知である。基質は本質的にコラーゲン繊維。

プロテオグリカン類（ｐｒｏｔｅｏｇｌｙｃａｎｓ）及
び無＠質から構成される。蛋白質部分は主としてきわめ
て網状化された１型コラーゲンを含有する。この顕著な
網状化のために該コラーゲンの完全な抽出はまず最初に
酵素処理を行なわなければ不可能である。ムコ多糖類部
分は本質的に酸性コンドロイチン−４−に酸からなる。

無機質部分は約８５％のヒドロキシアパタイト、炭酸カ
ルシウム及び少量のフッ化カルシウム及びフッ化マグネ
シウムを含有する。この基質は二つの作用をもつ。第一
の作用は支持体としての機械的役割であり、第二の作用
は生命を維持するため及び骨細胞、すなわち遺骨細胞の
発育のだめの選択位置を構成する生物学的作用である。

コラーゲン−ヒドロキシアパタイトの混合物に基づいて
興味ある実験がこの分野においてすでに行なわれた（林
ら、　Ａｒｃｈ、　０ｒｔｈｏｐ−Ｔｒａｕｍａｔ、　
ａｎｄＳｕｒｇ、　、　９９　、２６５〜２６９　、１
９８２　）。その結果、この物質はコラーゲンそれ自体
よシも大きい骨形成効果をもたらすことが認められた。

この物質は常に若干の空腔（ｃａｖｉｔｉｅｓ　）を含
むことに留意する必要がある・特にコラーゲンは、自然
のま＼の形態（ｎａｔｉｖｅ　）であっても又は網状構
造を解除するように処理されたもの（ｄｅｒｅｔｉｃｕ
Ｊａｔｅｄ）であっても、コラーゲン分解酵素（ｃｏｌ
ｌａｇｅｎａｓｅｓ　）の作用に敏感で、生体内で分解
される。

他方、動物起源のコラーゲンはきわめてしばしば人間の
治療に使用されるバイオ材料の製造に使用される。

コラーゲンの免疫原性効果はきわめて低く、特にそれが
螺旋状構造をもつ場合に然りであるが、種々の動物種の
蛋白質の人間への適用における使用はなお宿主生物によ
る拒否反応（ｎｅｊｅｃｔｉｏｎ）をもたらし得る。

さらに、グリコサミノグリカン類は細胞の生合成活性に
おいて及び物質移ｔｍ　（ｍｉ　ｇｒａ　ｔ　ｉｏｎ　
）及び細胞増殖において重要な役割夛を果す（１，Ｙａ
ｎｎａｓｙＧ、　５ｋｏｙｅｒ及びり、　Ｍｉ　ｃｈａ
ｅ　ｌ　ｉ　）。

本発明者はさらに、コラーゲンの生分解性及び免疫原性
は非熱水的網状化（ｄｅｈｙｄｒｏｔｈｅｒｍｉｃｎｅ
ｔｉｃｕｌａｔｉｏｎ）処理によってコラーゲンに結合
されたグリコサミノグリカン類を使用するととくよって
本質的に減少せしめ得ることを確認することができた。

従って、第１の本発明の要旨とするところは、コラーゲ
ンとヒドロキシアパタイトとグリコサミノグリカンとの
複合物（ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）から成ることを特徴
とする、骨形成（オステオゲネシス）を容易にする能力
をもつ人工骨材用組成物にある。

第１の本発明において、コラーゲンは網状構造をなくし
たコラーゲンであるのが好ましい。またヒドロキシアパ
タイトの割合は１５％乃至２５％の閣であり、グリコサ
ミノグリカンの割合は１％乃至２％の間であるのが好ま
しい（これらの割合のチは１チコラーゲン・ゲルの１を
当りに基づく−である）。

また、コラーゲンは天然産コラーゲンであることもでき
る。コラーゲンの割合は、ヒドロキシアパタイトの割合
と同じであって且つグリコサミノグリカンの割合の６倍
の量であることができる。

グリコサミノグリカンは酸性のコンドロイチン−４−硫
酸であることができる。

＠２の本発明の要旨とするところは、アテロ間シタイド
・コラーゲンと酸性コンドロイチン−４−硫酸とヒドロ
キシアパタイトとの複合物よりなる人工骨材用組成物を
製造する方法において、屠殺したでの小牛から取った小
牛の皮を洗い、つき潰し、皮の毛及び皮下組織を除き、
残った小牛の皮を細断及び粉砕し、こうして得た細断、
粉砕済みの小牛の皮を−７，８のリン酸塩緩衝液で洗い
、こうして洗った細断、粉砕済みの小牛の皮を遠心分離
して皮の細断、粉砕物を採取し、この皮の細断、粉砕物
を良く水で洗い、次に、この皮の細断。

粉砕物を…１４のＮａＯＨ溶液を加えて撹拌下に処理し
、このアルカリ処理されている皮の細断、粉砕物を約８
時間放置し、得られたアルカリ性の混合物を…２になる
まで塩酸で酸性化し、次にＮａＣｌ娩度が１０％になる
までＮａＣ／：を添加し、次いで得られた混合物を、無
菌の脱イオン水に対して透析することによってコラーゲ
ン（溶液）を作る工１ｐ４（ａ）と：小牛の鼻の中隔部
をＮａＣｌの水溶液（水１０００部当りＮａＣｌの９部
〕で洗い、この洗った鼻中隔部物負を細断及び粉砕し、
この鼻中隔部物質の細断、粉砕物を０・５ＮのＫＯＨ溶
液を加えて処理し、得られた混合物を撹拌し、その混合
物を２４時間放置して上清液と沈澱とを形成させ、この
上清液を遠心分離で回収し、この上ｍ液に純粋な酢酸を
加えて水酸化カリウム分を中和し、中和された上清液を
真空蒸発により５倍に濃縮し、この上清液濃縮物を３倍
量（容量）のエタノールの添加で希釈し、生じた沈澱を
傾しやによって採取し、この洗絨を脱イオン水に溶かし
、得られた水溶液を凍結乾燥することによって酸性のコ
ンドロイチン−４−硫酸を作る工程（ｂ）と：０．５Ｍ
のＣａＣ１ｚ溶液と０．５ＭのＮａ　２　ＨＰＯ４溶液
との夫々等量を容器中に撹拌下に注入して沈澱を作り、
この沈澱を傾しやＫより分取し更にこの沈澱を水で洗っ
て懸濁物を作り、この懸濁物を蒸留水に加え、得られた
懸濁液を調製したての４０％ＮａＯＨ溶液の添加で処理
し、得られた混合物を１時間煮沸し、上清液を傾しゃＫ
よシ捨て、得られた沈澱を水洗後、沈澱を−６，８の０
．１Ｍ燐酸ナトリウム緩衝液の添加で処理して懸濁液を
形成させ、この懸濁液を煮沸し、さらに水を除去してヒ
ドロキシアパタイトを採取スルことによってヒドロキシ
アパタイトを作る工程＜Ｃ）と；前記の工程（ｂ）で作
った酸性のコンドロイチン−４−硫酸と工程（ｃ）で作
ったヒドロキシアパタイトとを工程（ａ）で得たコラー
ゲン溶液へ添加する工程（ｄ）と：工程（ｄ）で得られ
た生成物を凍結乾燥する工程（ｅ）とから成ることを特
徴とする、アテロペプチド・コラーゲンと酸性コンドロ
イチン−４−硫酸とヒドロキシアパタイトとの複合物よ
りなる人工骨材用組成物の製造法にある。

更に、第３の本発明の要旨とするところは、天然産コラ
ーゲンと酸性コンドロイチン−４−硫酸とヒドロキシア
パタイトとの複合物よりなる人工骨材用組成物を製造す
る方法において、屠殺したでの小牛から取った小牛の皮
を洗い、つき潰し、皮の毛及び皮下組織を除き、残った
小牛の皮を細断及び粉砕し、こうして得た細断、粉砕済
みの小牛の皮をメ１７．８のリン酸塩緩衝液で洗い、こ
うして洗った細断、粉砕済みの小牛の皮を遠心分離して
皮の細断、粉砕物を採取し、この皮の細断、粉砕物を良
く水で洗い、次に、この皮の細断、粉砕物に酢酸を加え
て処理し、この酢酸処理に際し、溶液中のコラーゲンの
濃２度が１０％で且つ酢酸の一度がコラーゲンについて
４０％であるようＫし、こうしてＲ−スト状物を形成し
、このＲ−スト状物を無菌の蒸留水で希釈して３チコラ
ーゲン溶液を作り、このコラーゲン溶液をホモジナイズ
化してコラーゲン・ゲルを作る工程（ａ）と；小牛の鼻
の中隔部をＮａＣｌの水溶液（水１０００部当りＮａＣ
ｌの９部）で洗い、この洗った鼻中隔部物質をｉ断及び
粉砕し、この鼻中隔部物質の細断、粉砕物を０．５Ｎの
ＫＯＨ溶液を加えて処理し、得られた混合物を撹拌し、
その混合物を２４時間放置して上清液と沈澱とを形成さ
せ、この上清液を遠心分離で回収し、この上清液に純粋
な酢酸を加えて水酸化カリウム分を中和し、中和された
上清液を真空蒸発により５倍に濃縮し、この上清液濃縮
物を３借貸（容ＩＦ）のエタノールの添加で希釈し、生
じた沈澱を傾しやによって採取し、この沈澱を脱イオン
水に溶かし、得られた水溶液を凍結乾燥することによっ
て酸性のコンドロイチン−４−硫酸を作る工８（ｂ）と
：ｏ、ｓＭのＣａＣ４２溶液と０．５ＭのＮａ　２　Ｈ
ＰＯａ溶液との夫々等量を容器中に撹拌下に注入して沈
澱を作り、この沈澱を傾しゃによシ分取し更にとの沈澱
を水で洗って懸濁物を作り、この懸濁物を蒸留水に加え
、得られた懸濁液を陶製したでの４０％ＮａＯＨ溶液の
添加で処理し、得られた混合物を１時間煮沸し、上清液
を傾しやにより捨て、得られた沈澱を水洗後、沈澱をｐ
ｉ４５．ｇの０．１Ｍ燐酸ナトリウム緩衝液の添加で処
理して懸濁液を形成させ、この懸濁液を煮沸し、さらに
水金除去してヒドロキシアパタイトを採取することによ
ってヒドロキシアパタイトを作る工程（ｃ）と；前記の
工程（ｂ）で作った酸性のコンドロイチン−４−覚醒と
工程（ｃ）で作ったヒドロキシアノぞタイトとを工程（
ａ）で得たコラーゲン溶液へ添力ａする工程（ｄ）と；
工程（ｄ）で得られた生成物を凍結乾燥する工程（ｅ）
とから成ることを特徴とする、天然産のコラーゲンと酸
性コンドロイチン−４−硫酸とヒドロキシアノ４タイト
との複合物よりなる人工骨材用組成物の製造法にある。

本発明の人工骨材は骨の形成を容易にし、実際、コラー
ゲン−ヒドロキシアパタイトとグリコースアミノグリカ
ンとの係合によシ構成される新規なバイオ材料である。

グリコースアミノグリカンの濃度はｌチコラーゲンゲル
１を当り１〜２％であることが好ましい。よシ一層好ま
しい製品においてはヒドロキシアパタイトとコラーゲン
の濃度はほぼ等しく、この濃度はグリコースアミノグリ
シン成分の６倍以上である。

本発明の製品はスポンジ状であることが好ましく、以下
にその製造を例示する。

実施例１ 網状組織を持たないコラーゲン−酸性コンドロイチン−
４−硫醒一ヒドロキシアパタイトからなるスポンジ状製
品の調製 （ａ）網状組織を持たないコラーゲンの調製屠殺した直
後の子牛から得られた子牛皮革を先ず水で洗浄しついで
フラー装置ｉｌｔ　（ｆｕｌｌｅｒ　装り　内で１時間
、播潰（ｍａｓｈ）ｌ、た。

回転羽根を有する分離装置を使用して毛と皮下組織を皮
革から分離した。

回収した皮革を細断し、粉砕した。粉砕皮革を３基の連
続浴内で−１７，８の燐酸塩緩衝液によシ洗浄した。各
々の浴の間で、４０００　ｒｐｍで連続的に遠心分離す
ることにより粉砕皮革からなる材料を緩衝液から分離し
た。残渣を脱イオン水を含有する２基の連続する浴中で
すすぎついで粉砕材料から前記洗浄操作と同様の方法で
脱イオン水を分離した。最初の処理は非コラーゲン物質
を除去する働きをする。ついで皮革組織（ｔｉｓｓｕｅ
　）を…１４のＮａＯＨ溶液を含有するバットに装入し
た。約３０分撹拌した後、該材料を８時間放置した。こ
の混合物を塩酸を用いて声２に酸性化した。ついでこの
混合物にＮａＣｔをその濃度が１０％になるまで添加し
た。ついで沈澱したコラーゲンを殺艷脱イオン水で透析
した。

（ｂ）酸性コンドロイチン−４−硫酸の調製この酸は子
牛の鼻中隔から抽出した。鼻中隔を最初、１０００部当
り９部の塩化ナトリウム溶液で注意深く洗浄しついで細
断し、粉砕した。ついで粉砕物を０．５Ｎ水酸化カリウ
ム溶液にＩＦ４／ｌの割合で添加した。撹拌後、混合物
を洗浄しついで周囲温度で２４時間放置した。この時間
の経過後、３０．１）００ｙ−で３部分間遠心分離する
ことによシ上泄液から不溶性物質を分離した。上澄液に
純粋な酢酸を添加してアルカリを中和した。ついで溶液
を真空烹発により５倍の濃度に績縮した。濃縮物をその
容量の３倍のエタノールに注入した。沈澱を傾瀉により
取出しついで脱イオン水に溶解した。

この溶液を凍結乾燥して酸性コンドロイチン−４−硫酸
を得た。

（ｃ）ヒドロキシア／＜タイトの調製 ０．５　Ｍ　ＣａＣｌ２と０．５　Ｍ　Ｎａ２ＨＰＯ４
との溶液２容シＣＶ）を撹拌下、等しい速度でビーカー
に注入した。

生成した沈澱を傾瀉しついで容ｉ２Ｖの水で４回洗浄し
た。懸濁液を８＃２Ｖの蒸留水で希釈しついでこの懸濁
液に、調製した直後の４０％ＮａＯＨ溶液を１００ｗｄ
／４１の割合で添加した。得られた混合物を沸点で１時
間保持した。傾瀉後、上蛭液を除去した。回収した沈澱
を４回水で洗浄した。この沈ｆｌｌｌＫ　Ｏ，０１Ｍの
燐酸ナトリウム緩衝液を−６，８で添加しついで得られ
た懸濁液を沸騰させた。

傾瀉後、上澄液を除去しついで新たに緩衝液を添加した
。ついで懸濁液を５分間沸騰させた。傾瀉後、沈澱を上
記と同一の緩衝液中で１５分間沸騰させついで０．００
１Ｍの燐酸塩緩衝剤溶液により２回処理した。水を除去
してヒドロキシアパタイトを粉末の形で得た。

（ｄ）混合物の調製およびスポンジ状製品の製造２０９
−のアパタイトと１．６１の酸性コンドロイチン−４−
硫酸を蒸留水中のアテロコラーゲンゲ／ｌ／　（ａｔｅ
ｌｏｃｏｌｌａｇｅｎｉｃ　ｇｅｌ）　Ｉ　Ｌ中に田６
．５で装入した。均質化後、混合物を槽に注入しついで
凍結乾燥した。ついで凍結乾燥物を３５　ｘ　２０　ｘ
　１０朋の寸法の小片に粉砕した。かく得られたスポン
ジ状製品を０．　Ｉ　ｚｔｔＨｆの真空下、８０°Ｃで
４８時間乾燥した。

実施例２ 天然産コラーゲン−酸性コンドロイチン−４−硫酸−ヒ
ドロキシアパタイトを含有するスポンジ状製品の製造 （ａ）均質なコラーゲ／ｌ＠濁物の調製屠殺したての子
牛から得られた子牛皮革を先ず水で洗浄し次いでフラー
装置内で１時間痛潰した。

回転羽根を有する分離装置を使用して毛と皮下組織とを
皮革から分離した〇 回収した残シの皮革を細断し粉砕した。皮革よりなる粉
砕材料を３基の連続浴内で田７．８の燐酸塩緩衝液によ
シ洗浄した。各々の洗浄浴の間で、４０００　ｒ　ｐ　
ｍで連続的に遠心分離することにより粉砕材料を緩衝液
から分離した。残渣を脱イオンを含有する２基の浴中で
すすぎ、次いで前記の洗浄操作と同様の方法で粉砕材料
から脱イオン水を分離した。次いで皮革組織を酢酸溶液
中に装入した。

この酢酸溶液中でコラーゲンの濃度は１０％でなければ
ならず酢酸の濃度はコラーゲンに関して４０チでなけれ
ばならない。

次いで得られたば一スト状物を３チのコラーゲン溶液を
得るような仕方で無菌蒸留水で蒸留した。

この新しいコラーゲン溶液をウルトラーツラツクス（Ｕ
ｌｔｒａ−Ｔｕｒｒａｘ）型の粉砕機中で均質化（ホモ
ジナイズ〕した。

（ｂ）酸性コンドロイチン−４−硫酸の調製は実施例１
の小牛の真中隔部によシ達成された。

（ｃ）　　ヒドロキシアパタイトの調製は実施例１と同
条件によシ実施した。

（ｄ）　　混合物の調製及びスポンジ状製品の製造コラ
ーゲンゲルに３２−の固体ヒドロキシアパタイトとグリ
コサミノグリカンとを添加し、コラーゲンゲルの最終濃
度は６倍以下であった。最低でも１時間の期間撹拌した
後に該混合物を遠心分離した。次いで残渣を楢又は他の
使用可能な容器に装入し、凍結乾燥した。得られたスポ
ンジ材料の硬度は遠心分離の速度及び期間に正比例して
変化した。

スポンジ状表品の試験 実験的な偽関節のモデル（試験体）を用いて動物による
試験を実施した。この試験は２０〜２５朋分の大腿骨を
犬から取去り、生じた空間に供試バイオ材料の試料若干
を充填した。かくして得られる組立体の剛性は分離した
骨部分に結合させた金属板により確保する。犬の若干は
コラーゲン−酸可溶性ヒドロキシアパタイト及びグリコ
サミノグリカンより骨髄栓子片を移植し得るためにドリ
ル及びカッターを用いて大転子が穿孔されている。

穿孔されていない他の犬は対照群とする。この試験目的
のために、同側性の腸骨稜から取出したスポンジ状骨か
らの骨幹物質の欠損部を補充する人工骨材移植物を犬に
施用する。骨を取出した空間にアテロ（天然〕コラーゲ
ンーヒドロキシアパタイト−グリコサミノグリカンの複
合物よりなる試料を充填した。これらの人工骨材の移植
後に１〜６ケ月の間隔で犬を屠殺した。

これらの試験結果が示す処によればバイオ材料によって
急性の炎症反応は生起せず、コラーゲンによる免疫反応
は生起しなかった。骨の欠損物質の充填が達成され、成
る場合には均質的に濃密な且つ放射線学的な外貌と組織
学的に純粋な骨化前線とを有する骨の植接用片が見出さ
れた。更には人工骨材試料は代用が進むにつれて長期の
使用中に骨と人工骨材との一体化を妨害する傷痕線維組
織の形成を排除すると思われる。最後に、人工骨材試料
は骨とバイオ材料との間の接合がガラチリしたま＼であ
るならば偽関節の形成は生じない。

前記のバイオ材料は整形外科及び整復外科の分野に多大
の有用性がある。

手続補正書く方式） ％式％ １、事件の表示 昭和６１年　特許願　第１７６８６１号２、発明の名称 骨形成国運する人工骨材 ３、補正をする者 事件との関係　　　特許出願人 住所　　　　フランス国、ローヌ、リヨン・７．リュ・
フレマン・マロ。

名称　　ビョエテイカ ４、代理人 〒１０５住所　東京都港区西新橋１丁目１番１５号物産
ビル別館　電話（５９１）　０２６１６、補正の内容 出願時にゼロックスの明細書を提出したため、タイプ印
書により浄書したもの

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コラーゲンとヒドロキシアパタイトとグリコサミノ
   グリカンとの複合物から成ることを特徴とする、骨形成
   （オステオゲネシス）を容易にする能力をもつ人工骨材
   用組成物。 ２、コラーゲンは網状構造をなくしたコラーゲンである
   特許請求の範囲第１項記載の組成物。 ３、ヒドロキシアパタイトの割合は１５％乃至２５％の
   間であり、グリコサミノグリカンの割合は１％乃至２％
   の間であり、これらの割合の％は１％コラーゲン・ゲル
   の１ｌ当りに基づく％である特許請求の範囲第１項記載
   の組成物。 ４、コラーゲンは天然産コラーゲンである特許請求の範
   囲第１項記載の組成物。 ５、コラーゲンの割合は、ヒドロキシアパタイトの割合
   と同じであつて且つグリコサミノグリカンの割合の６倍
   の量である特許請求の範囲第１項記載の組成物。 ６、グリコサミノグリカンは酸性のコンドロイチン−４
   −硫酸である特許請求の範囲第１項記載の組成物。 ７、アテロペプタイド・コラーゲンと酸性コンドロイチ
   ン−４−硫酸とヒドロキシアパタイトとの複合物よりな
   る人工骨材用組成物を製造する方法において、屠殺した
   ての小牛から取つた小牛の皮を洗い、つき潰し、皮の毛
   及び皮下組織を除き、残つた小牛の皮を細断及び粉砕し
   、こうして得た細断、粉砕済みの小牛の皮をｐＨ７．８
   のリン酸塩緩衝液で洗い、こうして洗つた細断、粉砕済
   みの小牛の皮を遠心分離して皮の細断、粉砕物を採取し
   、この皮の細断、粉砕物を良く水で洗い、次に、この皮
   の細断、粉砕物をｐＨ１４のＮａＯＨ溶液を加えて撹拌
   下に処理し、このアルカリ処理されている皮の細断、粉
   砕物を約８時間放置し、得られたアルカリ性の混合物を
   ｐＨ２になるまで塩酸で酸性化し、次にＮａＣｌ濃度が
   １０％になるまでＮａＣｌを添加し、次いで得られた混
   合物を、無菌の脱イオン水に対して透析することによつ
   てコラーゲン（溶液）を作る工程（ａ）と；小牛の鼻の
   中隔部をＮａＣｌの水溶液（水１０００部当りＮａＣｌ
   の９部）で洗い、この洗つた鼻中隔部物質を細断及び粉
   砕し、この鼻中隔部物質の細断、粉砕物を０．５ＮのＫ
   ＯＨ溶液を加えて処理し、得られた混合物を撹拌し、そ
   の混合物を２４時間放置して上清液と沈澱とを形成させ
   、この上清液を遠心分離で回収し、この上清液に純粋な
   酢酸を加えて水酸化カリウム分を中和し、中和された上
   清液を真空蒸発により５倍に濃縮し、この上清液濃縮物
   を３倍量（容量）のエタノールの添加で希釈し、生じた
   沈澱を傾しやによつて採取し、この沈澱を脱イオン水に
   溶かし、得られた水溶液を凍結乾燥することによつて酸
   性のコンドロイチン−４−硫酸を作る工程（ｂ）と；０
   ．５ＭのＣａＣｌ＿２溶液と０．５ＭのＮａ＿２ＨＰＯ
   ＿４溶液との夫々等量を容器中に撹拌下に注入して沈澱
   を作り、 この沈澱を傾しやにより分取し更にこの沈澱を水で洗つ
   て懸濁物を作り、この懸濁物を蒸留水に加え、得られた
   懸濁液を調製したての４０％ＮａＯＨ溶液の添加で処理
   し、得られた混合物を１時間煮沸し、上清液を傾しやに
   より捨て、得られた沈澱を水洗後、沈澱をｐＨ６．８の
   ０．１Ｍ燐酸ナトリウム緩衝液の添加で処理して懸濁液
   を形成させ、この懸濁液を煮沸し、さらに水を除去して
   ヒドロキシアパタイトを採取することによつてヒドロキ
   シアパタイトを作る工程（ｃ）と；前記の工程（ｂ）で
   作つた酸性のコンドロイチン−４−硫酸と工程（ｃ）で
   作つたヒドロキシアパタイトとを工程（ａ）で得たコラ
   ーゲン溶液へ添加する工程（ｄ）と；工程（ｄ）で得ら
   れた生成物を凍結乾燥する工程（ｅ）とから成ることを
   特徴とする、アテロペプチド・コラーゲンと酸性コンド
   ロイチン−４−硫酸とヒドロキシアパタイトとの複合物
   よりなる人工骨材用組成物の製造法。 ８、天然産コラーゲンと酸性コンドロイチン−４−硫酸
   とヒドロキシアパタイトとの複合物よりなる人工骨材用
   組成物を製造する方法において、屠殺したての小牛から
   取つた小牛の皮を洗い、つき潰し、皮の毛及び皮下組織
   を除き、残つた小牛の皮を細断及び粉砕し、こうして得
   た細断、粉砕済みの小牛の皮をｐＨ７．８のリン酸塩緩
   衝液で洗い、こうして洗つた細断、粉砕済みの小牛の皮
   を遠心分離して皮の細断、粉砕物を採取し、この皮の細
   断、粉砕物を良く水で洗い、次に、この皮の細断、粉砕
   物に酢酸を加えて処理し、この酢酸処理に際し、溶液中
   のコラーゲンの濃度が１０％で且つ酢酸の濃度がコラー
   ゲンについて４０％であるようにし、こうしてペースト
   状物を形成し、このペースト状物を無菌の蒸留水で希釈
   して３％コラーゲン溶液を作り、このコラーゲン溶液を
   ホモジナイズ化してコラーゲン・ゲルを作る工程（ａ）
   と；小牛の鼻の中隔部をＮａＣｌの水溶液（水１０００
   部当りＮａＣｌの９部）で洗い、この洗つた鼻中隔部物
   質を細断及び粉砕し、この鼻中隔部物質の細断、粉砕物
   を０．５ＮのＫＯＨ溶液を加えて処理し、得られた混合
   物を撹拌し、その混合物を２４時間放置して上清液と沈
   澱とを形成させ、この上清液を遠心分離で回収し、この
   上清液に純粋な酢酸を加えて水酸化カリウム分を中和し
   、中和された上清液を真空蒸発により５倍に濃縮し、こ
   の上清液濃縮物を３倍量（容量）のエタノールの添加で
   希釈し、生じた沈澱を傾しやによつて採取し、 この沈澱を脱イオン水に溶かし、得られた水溶液を凍結
   乾燥することによつて酸性のコンドロイチン−４−硫酸
   を作る工程（ｂ）と；０．５ＭのＣａＣｌ＿２溶液と０
   ．５ＭのＮａ＿２ＨＰＯ＿４溶液との夫々等量を容器中
   に撹拌下に注入して沈澱を作り、この沈澱を傾しやによ
   り分取し更にこの沈澱を水で洗つて懸濁物を作り、この
   懸濁物を蒸留水に加え、得られた懸濁液を調製したての
   ４０％ＮａＯＨ溶液の添加で処理し、得られた混合物を
   １時間煮沸し、上清液を傾しやにより捨て、得られた沈
   澱を水洗後、沈澱をｐＨ６．８の０．１Ｍ燐酸ナトリウ
   ム緩衝液の添加で処理して懸濁液を形成させ、この懸濁
   液を煮沸し、さらに水を除去してヒドロキシアパタイト
   を採取することによつてヒドロキシアパタイトを作る工
   程（ｃ）と；前記の工程（ｂ）で作つた酸性のコンドロ
   イチン−４−硫酸と工程（ｃ）で作つたヒドロキシアパ
   タイトとを工程（ａ）で得たコラーゲン溶液へ添加する
   工程（ｄ）と；工程（ｄ）で得られた生成物を凍結乾燥
   する工程（ｅ）とから成ることを特徴とする、天然産の
   コラーゲンと酸性コンドロイチン−４−硫酸とヒドロキ
   シアパタイトとの複合物よりなる人工骨材用組成物の製
   造法。