JPS6235540B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6235540B2 JPS6235540B2 JP54097979A JP9797979A JPS6235540B2 JP S6235540 B2 JPS6235540 B2 JP S6235540B2 JP 54097979 A JP54097979 A JP 54097979A JP 9797979 A JP9797979 A JP 9797979A JP S6235540 B2 JPS6235540 B2 JP S6235540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin
- shift
- pins
- shift drum
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動二輪車における選択摺動式の変速
機構に関する。
機構に関する。
この種の変速機構は一般にシフトペダルの1回
の踏み込み又は蹴上げ操作でもつて該ペダルに連
繋するシフトドラムを定角度ずつ回動させ、それ
によりシフトドラム外周のシフトフオークを軸線
方向にスライドさせて各変速ギヤの噛合い位置を
変更するようになつている。
の踏み込み又は蹴上げ操作でもつて該ペダルに連
繋するシフトドラムを定角度ずつ回動させ、それ
によりシフトドラム外周のシフトフオークを軸線
方向にスライドさせて各変速ギヤの噛合い位置を
変更するようになつている。
また、変速機構の中立位置即ちニユートラルポ
ジシヨンはシフトペダルの半分の踏み込み又は蹴
上げ操作によりシフトドラムを上記定角度の半分
角度だけ回動させ、例えば第1速と第2速の中間
位置に設定するようにしている。
ジシヨンはシフトペダルの半分の踏み込み又は蹴
上げ操作によりシフトドラムを上記定角度の半分
角度だけ回動させ、例えば第1速と第2速の中間
位置に設定するようにしている。
ところで、上記シフトドラムを回動させる手段
はシフトペダルにシフトアームを連繋させると共
に、シフトドラムの側面に複数個のピンを配設し
てなり、前記アームを各ピンに引つ掛けることに
よりシフトドラムを回動させるようになつてい
る。
はシフトペダルにシフトアームを連繋させると共
に、シフトドラムの側面に複数個のピンを配設し
てなり、前記アームを各ピンに引つ掛けることに
よりシフトドラムを回動させるようになつてい
る。
また、シフトドラムを各変速位置に停止保持す
る手段としては、従来シフトドラム側面の隣り合
う2個のピン間にローラを圧接させるようにする
が、その構造を第8図に示す。
る手段としては、従来シフトドラム側面の隣り合
う2個のピン間にローラを圧接させるようにする
が、その構造を第8図に示す。
ピンaは夫々シフトドラム21側面にその均等
分線l上であつて該ドラム21と同心のピツチ円
P1上に配置されている。
分線l上であつて該ドラム21と同心のピツチ円
P1上に配置されている。
そしてこの各ピンa間にレバー22を介して支
持されたローラ23が圧接するようになつてい
る。
持されたローラ23が圧接するようになつてい
る。
ところが、この構造のものはシフトドラム21
を中立位置Nに設定する際に、ローラ23が1個
のピンa上に乗り上げシフトドラム21、ピン
a、ローラ23の各軸心が一直線上に位置し、ピ
ンaに圧接するローラ23が不安定となり第1速
位置I又は第2速位置のいずれかに移行しよう
とし、中立位置Nを保持しにくい即ちニユートラ
ルを出しにくいという不具合があつた。
を中立位置Nに設定する際に、ローラ23が1個
のピンa上に乗り上げシフトドラム21、ピン
a、ローラ23の各軸心が一直線上に位置し、ピ
ンaに圧接するローラ23が不安定となり第1速
位置I又は第2速位置のいずれかに移行しよう
とし、中立位置Nを保持しにくい即ちニユートラ
ルを出しにくいという不具合があつた。
そこで、中立位置Nを安定状態に保つためシフ
トドラム21を中立位置Nに停止保持するストツ
プ機構を別途に設けることが必須であつた。
トドラム21を中立位置Nに停止保持するストツ
プ機構を別途に設けることが必須であつた。
一方、上記不具合を解消するため中立位置に対
応するピンを2個とし、その隣接する2個のピン
c間にローラ23を乗り上げさせるようにしたも
のが案出されている。
応するピンを2個とし、その隣接する2個のピン
c間にローラ23を乗り上げさせるようにしたも
のが案出されている。
このものは2個のピンcを均等分線lを中心と
して左右に振り分けて配置し、更に他のピンaの
ピツチ円P1よりも小径なピツチ円P3上に位置させ
てる。
して左右に振り分けて配置し、更に他のピンaの
ピツチ円P1よりも小径なピツチ円P3上に位置させ
てる。
従つて、中立位置Nにおいてローラ23が2個
のピンcにまたがつて乗り上げ、シフトドラム2
1の中立位置Nを安定に保持することができる。
のピンcにまたがつて乗り上げ、シフトドラム2
1の中立位置Nを安定に保持することができる。
また、ピンcは他のピンaよりも内側に位置す
るから、ローラ23がピンcを乗り越え易くシフ
トドラム21の中立位置Nへの回動及び中立位置
Nからの回動が容易になされるが、しかしその反
面第3速から第2速へシフトダウンする際にシフ
トドラム21が回動し過ぎて第2速を飛び越す惧
れがある。これはシフトドラム21が第2速位置
()においてローラ23の軸心とシフトドラム
21の軸心を結ぶ直線と、ローラ23に接する一
方のピンcの軸心とローラ23の軸心を結ぶ直線
とのなす角αが、従来の1個のピンaとした場合
においてピンaの軸心とローラ23の軸心を結ぶ
直線と、ローラ23の軸心とシフトドラム21の
軸心を結ぶ直線とのなす角αよりも半分以下に小
さくなるため、シフトドラム21の第3速位置
()から第2速位置()への回動時にローラ
23がピンcを乗り越えて第1速位置()側へ
移行し易いからである。
るから、ローラ23がピンcを乗り越え易くシフ
トドラム21の中立位置Nへの回動及び中立位置
Nからの回動が容易になされるが、しかしその反
面第3速から第2速へシフトダウンする際にシフ
トドラム21が回動し過ぎて第2速を飛び越す惧
れがある。これはシフトドラム21が第2速位置
()においてローラ23の軸心とシフトドラム
21の軸心を結ぶ直線と、ローラ23に接する一
方のピンcの軸心とローラ23の軸心を結ぶ直線
とのなす角αが、従来の1個のピンaとした場合
においてピンaの軸心とローラ23の軸心を結ぶ
直線と、ローラ23の軸心とシフトドラム21の
軸心を結ぶ直線とのなす角αよりも半分以下に小
さくなるため、シフトドラム21の第3速位置
()から第2速位置()への回動時にローラ
23がピンcを乗り越えて第1速位置()側へ
移行し易いからである。
本発明は叙上事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とする処はシフトドラムが中立位置に簡単
且つ確実に停止保持されニユートラルが出し易い
と共に、変速位置の飛び越しを有効に防止し得る
ようにした自動二輪車の変速機構を提供せんとす
るものである。
の目的とする処はシフトドラムが中立位置に簡単
且つ確実に停止保持されニユートラルが出し易い
と共に、変速位置の飛び越しを有効に防止し得る
ようにした自動二輪車の変速機構を提供せんとす
るものである。
本発明実施の一例を図面により説明すると、図
中1はシフトペダル、2はシフトドラム、3はシ
フトフオークである。
中1はシフトペダル、2はシフトドラム、3はシ
フトフオークである。
上記シフトペダル1はシヤフト4を介してシフ
トアーム5に連繋し、該ペダル1の回動がシフト
アーム5に伝達されるようになつている。
トアーム5に連繋し、該ペダル1の回動がシフト
アーム5に伝達されるようになつている。
シフトアーム5はシヤフト4に連結される第1
アーム5aと該アーム5aに回動自在に枢支され
る第2アーム5bとからなり、これら両アーム5
a,5bはスプリング6を介して互いに近接する
ように付勢されている。
アーム5aと該アーム5aに回動自在に枢支され
る第2アーム5bとからなり、これら両アーム5
a,5bはスプリング6を介して互いに近接する
ように付勢されている。
また、上記第2アーム5bはその先端及び中間
部下縁に互いに離間対向する爪7,7′が設けら
れる。この爪7,7′は後述するシフトドラム2
に設けられるピンaに係脱可能に係止するように
なつており、シフトペダル1の回動操作に伴つて
第2アーム5bが変位されると爪7,7′がピン
aを引つ掛けてシフトドラム2を回動変位させる
ようにする。
部下縁に互いに離間対向する爪7,7′が設けら
れる。この爪7,7′は後述するシフトドラム2
に設けられるピンaに係脱可能に係止するように
なつており、シフトペダル1の回動操作に伴つて
第2アーム5bが変位されると爪7,7′がピン
aを引つ掛けてシフトドラム2を回動変位させる
ようにする。
前記シフトドラム2にはその外周にカム溝8が
形成され、該溝8にシフトフオーク3が係合する
ようになつている。
形成され、該溝8にシフトフオーク3が係合する
ようになつている。
シフトフオーク3はカム溝8を介してシフトド
ラム2に拘束され、該ドラム2の回動に伴つてそ
の軸線方向にスライドし各変速ギヤ(不図示)を
それぞれの変速位置に移動させるようにする。
ラム2に拘束され、該ドラム2の回動に伴つてそ
の軸線方向にスライドし各変速ギヤ(不図示)を
それぞれの変速位置に移動させるようにする。
しかして、上記シフトドラム2の一端には小径
な軸部9を介して大径をなす鍔部10が形成され
る。そして、この鍔部10とシフトドラム2の端
面との間に渉つてピンa及びbが軸線方向に架設
される。これらピンa及びbは複数個例えば計5
本使用され、それぞれシフトドラム2端面の中心
から該ドラム2を5等分に分割する均等分線l上
に配設されると共に、その内の1本のピンbが他
の4本のピンaよりも大径に形成されている。
な軸部9を介して大径をなす鍔部10が形成され
る。そして、この鍔部10とシフトドラム2の端
面との間に渉つてピンa及びbが軸線方向に架設
される。これらピンa及びbは複数個例えば計5
本使用され、それぞれシフトドラム2端面の中心
から該ドラム2を5等分に分割する均等分線l上
に配設されると共に、その内の1本のピンbが他
の4本のピンaよりも大径に形成されている。
前記4本のピンaはシフトドラム2と同心のピ
ツチ円P1上に配置される。
ツチ円P1上に配置される。
大径な1本のピンbは他のピンaのピツチ円P1
よりも小径なピツチ円P2上に配置され、他のピン
aより内側に位置するようになつている。
よりも小径なピツチ円P2上に配置され、他のピン
aより内側に位置するようになつている。
そして上記ピンa及びbはシフトドラム2の各
変速位置に対応し、それら5本のピンa,b間に
変速位置が設定される。
変速位置に対応し、それら5本のピンa,b間に
変速位置が設定される。
即ち、第4図に示す如くピンbとその左側のピ
ンaとの間より時計方向に第1速位置()から
第5速位置()とされる。
ンaとの間より時計方向に第1速位置()から
第5速位置()とされる。
また、中立位置(N)は第1速位置()と第
2速位置()の中間即ちピンbの中心線上に設
定される。
2速位置()の中間即ちピンbの中心線上に設
定される。
そして、上記ピンa,bにはローラ11が圧接
しシフトドラム2を各変速位置に停止保持させる
ようになつている。
しシフトドラム2を各変速位置に停止保持させる
ようになつている。
このローラ11は揺動自在なレバー12に回転
自在に軸支され、該レバー12にスプリング13
を介してピンa,b側に付勢されている。
自在に軸支され、該レバー12にスプリング13
を介してピンa,b側に付勢されている。
そして、ローラ11は各ピンa,b間に落ち込
んでシフトドラム2を各変速位置に停止保持する
ようにするが、その際ローラ11の中心は各ピン
a,b間を均等に分割する分割線l′上に位置する
ようになつている。
んでシフトドラム2を各変速位置に停止保持する
ようにするが、その際ローラ11の中心は各ピン
a,b間を均等に分割する分割線l′上に位置する
ようになつている。
しかして、上述のように配設されたピンa,b
はその大径なピンbが鍔部10に挿着され、他の
ピンaが鍔部10を貫通してその外端より突出す
る。
はその大径なピンbが鍔部10に挿着され、他の
ピンaが鍔部10を貫通してその外端より突出す
る。
そしてこのピンaの突出部a′外端に係合して固
定板14が鍔部10にビス15止めされる。
定板14が鍔部10にビス15止めされる。
この固定板14と鍔部10外端との間にはシフ
トアーム5の第2アーム5bが挿入され、爪7,
7′を介して上記突出部a′に係止するようになつ
ている。
トアーム5の第2アーム5bが挿入され、爪7,
7′を介して上記突出部a′に係止するようになつ
ている。
次に斯る変速機構の作動について説明する。
第3図は中立状態を示し、ローラ11がピンb
上に乗り上げて該ピンbを押圧しシフトドラム2
を中立位置に停止保持させている。
上に乗り上げて該ピンbを押圧しシフトドラム2
を中立位置に停止保持させている。
そしてこの状態からシフトペダル1を矢印A方
向に踏み込むと、シヤフト2を介してシフトアー
ム5がそれと同方向へ変位し、その第2アーム5
bが先端側の爪7を介してピンaの突出部a′を引
つ掛けシフトドラム2を時計方向に回動させる。
向に踏み込むと、シヤフト2を介してシフトアー
ム5がそれと同方向へ変位し、その第2アーム5
bが先端側の爪7を介してピンaの突出部a′を引
つ掛けシフトドラム2を時計方向に回動させる。
これによりロール11がピンbを乗り越えてそ
の左側に隣接するピンaとの間に落み込み、これ
ら両ピンa,bに圧接してシフトドラム2を第1
速位置()に停止保持する(第6図)。
の左側に隣接するピンaとの間に落み込み、これ
ら両ピンa,bに圧接してシフトドラム2を第1
速位置()に停止保持する(第6図)。
そして、第1速状態からシフトペダル1を矢印
A方向と反対に蹴上げると、シヤフト2を介して
シフトアーム5がそれと同方向に変位し、その第
2アーム5bが中間部の爪7′を介してピンaの
突出部a′を押しやりシフトドラム2を反時計方向
に回動させる。
A方向と反対に蹴上げると、シヤフト2を介して
シフトアーム5がそれと同方向に変位し、その第
2アーム5bが中間部の爪7′を介してピンaの
突出部a′を押しやりシフトドラム2を反時計方向
に回動させる。
これによりローラ11がピンbとその右側に隣
接するピンaとの間に落ち込んで両ピンa,bに
圧接し、シフトドラム2を第2速位置()に停
止保持する。この時、シフトドラム2は途中で中
立位置(N)に移行し更に回動されて第2速位置
()で停止する(第7図)。
接するピンaとの間に落ち込んで両ピンa,bに
圧接し、シフトドラム2を第2速位置()に停
止保持する。この時、シフトドラム2は途中で中
立位置(N)に移行し更に回動されて第2速位置
()で停止する(第7図)。
そして、第2速状態からシフトペダル1を蹴上
げることにより前述した場合とほぼ同様にしてシ
フトドラム2が定角度、即ち第1速から第2速へ
の回動量と同角度ずつ回動し、順次第3速、第4
速第5速へとシフトアツプされる。
げることにより前述した場合とほぼ同様にしてシ
フトドラム2が定角度、即ち第1速から第2速へ
の回動量と同角度ずつ回動し、順次第3速、第4
速第5速へとシフトアツプされる。
また、逆にシフトペダル1を踏み込むことによ
りシフトドラム2が逆方向に回動し、シフトダウ
ンされる。
りシフトドラム2が逆方向に回動し、シフトダウ
ンされる。
このシフトドラム2の回動量は第1速←→第2速
←→第3速←→第4速←→第5速において1/5回転の変
位量であり、第1速←→中立状態←→第2速において
はその半分即ち1/10回転の変位量である。しかし
て、変速機構を中立状態に設定する場合は、第4
図に示す如くシフトドラム2を第1速位置()
又は第2速位置()から1/10回転させローラ1
1をピンbに乗り上げさせるが、このピンbは従
来の同径のピンaを使用したものに比べ大径でし
かも他のピンaより内側に位置するから、その曲
率半径の増大によりローラ11がピンbに安定に
保持されシフトドラム2を確実に停止保持するこ
とができると共に、ピンbの頂上が他のピンaよ
りも低くなりローラ11が乗り易くニユートラル
を出し易い。また、第3速から第2速へシフトダ
ウンする場合は第4図2点鎖線で示す如く第2速
位置()に変位されたシフトドラム2のピン
a,b間にローラ11が落ち込むが、このローラ
11の軸心とシフトドラム2の軸心とを結ぶ直線
と、ローラ11の軸心とピンbの軸心とを結ぶ直
線がなす角βは従来の2本のピンcを使用したも
のに比べ大きく(β>α)なる。
←→第3速←→第4速←→第5速において1/5回転の変
位量であり、第1速←→中立状態←→第2速において
はその半分即ち1/10回転の変位量である。しかし
て、変速機構を中立状態に設定する場合は、第4
図に示す如くシフトドラム2を第1速位置()
又は第2速位置()から1/10回転させローラ1
1をピンbに乗り上げさせるが、このピンbは従
来の同径のピンaを使用したものに比べ大径でし
かも他のピンaより内側に位置するから、その曲
率半径の増大によりローラ11がピンbに安定に
保持されシフトドラム2を確実に停止保持するこ
とができると共に、ピンbの頂上が他のピンaよ
りも低くなりローラ11が乗り易くニユートラル
を出し易い。また、第3速から第2速へシフトダ
ウンする場合は第4図2点鎖線で示す如く第2速
位置()に変位されたシフトドラム2のピン
a,b間にローラ11が落ち込むが、このローラ
11の軸心とシフトドラム2の軸心とを結ぶ直線
と、ローラ11の軸心とピンbの軸心とを結ぶ直
線がなす角βは従来の2本のピンcを使用したも
のに比べ大きく(β>α)なる。
従つて、シフトドラム2を第3速位置()か
ら第2速位置()へ回動変位させた際にローラ
11がピンa,b間に確実に保持されてピンbを
乗り越えず、上記従来構造の欠点とされた第2速
の飛び越しを防止し得る。
ら第2速位置()へ回動変位させた際にローラ
11がピンa,b間に確実に保持されてピンbを
乗り越えず、上記従来構造の欠点とされた第2速
の飛び越しを防止し得る。
本発明は叙上の如く構成したので、それぞれシ
フトドラムの側面に均等分線上に配設された複数
個のピンの内1個のピンが他のピンより大径でし
かも内側に位置するから、従来の同径のピンを使
用したものに比べピンの曲率がゆるやかとなり、
シフトドラムの中立位置においてローラが大径な
ピンに乗り上がつて安定に保持され、シフトドラ
ムを中立位置に確実に停止保持することができる
と共にピンの頂上が他のピンより低くなつてロー
ラがピンに乗り易くなり、シフトドラムの中立位
置への回動が軽い力でなされニユートラルを出し
易い。
フトドラムの側面に均等分線上に配設された複数
個のピンの内1個のピンが他のピンより大径でし
かも内側に位置するから、従来の同径のピンを使
用したものに比べピンの曲率がゆるやかとなり、
シフトドラムの中立位置においてローラが大径な
ピンに乗り上がつて安定に保持され、シフトドラ
ムを中立位置に確実に停止保持することができる
と共にピンの頂上が他のピンより低くなつてロー
ラがピンに乗り易くなり、シフトドラムの中立位
置への回動が軽い力でなされニユートラルを出し
易い。
また、ローラが各ピン間を均等に分割する分割
線上に位置するようになつているから、大径なピ
ンとそれに隣接するピンとの間にローラが圧接し
た場合の変速位置において、従来の2個のピンを
使用したものに比べローラが各ピン間に圧接する
周方向の長さ区間を長くとることができ、ローラ
が大径なピンを乗り越えずにシフトドラムを確実
に停止させ変速位置の飛び越しを有効に防止する
ことができる。
線上に位置するようになつているから、大径なピ
ンとそれに隣接するピンとの間にローラが圧接し
た場合の変速位置において、従来の2個のピンを
使用したものに比べローラが各ピン間に圧接する
周方向の長さ区間を長くとることができ、ローラ
が大径なピンを乗り越えずにシフトドラムを確実
に停止させ変速位置の飛び越しを有効に防止する
ことができる。
依つて所期の目的を達成し得る。
第1図は本発明変速機構を示す斜視図、第2図
はそのシフトドラムを一部分解して示す斜視図、
第3図は変速機構の中立状態を示す拡大断面側面
図、第4図はその要部拡大図、第5図は第3図の
−線断面図、第6図は第1速状態を示す拡大
断面側面図、第7図は第2速状態を示す拡大断面
側面図、第8図は従来例を示す断面側面図であ
る。尚図中、 1……シフトペダル、2,21……シフトドラ
ム、11,23……ローラ、a,b,c……ピ
ン、l……均等分線、l′……分割線、P1,P2,P3
……ピツチ円。
はそのシフトドラムを一部分解して示す斜視図、
第3図は変速機構の中立状態を示す拡大断面側面
図、第4図はその要部拡大図、第5図は第3図の
−線断面図、第6図は第1速状態を示す拡大
断面側面図、第7図は第2速状態を示す拡大断面
側面図、第8図は従来例を示す断面側面図であ
る。尚図中、 1……シフトペダル、2,21……シフトドラ
ム、11,23……ローラ、a,b,c……ピ
ン、l……均等分線、l′……分割線、P1,P2,P3
……ピツチ円。
Claims (1)
- 1 各変速位置に対応して回動するシフトドラム
の側面に複数個のピンを均等分線上に設け、その
内の1個のピンを他のピンより大径に形成すると
共に、この大径なピンを他のピンのピツチ円より
も小径なピツチ円上に配置して他のピンより内側
に位置させ、上記シフトドラムの各変速位置に対
応して各ピンに圧接しシフトドラムを停止保持す
るローラが各ピン間を均等に分割する分割線上に
位置することを特徴とする自動二輪車の変速機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9797979A JPS5622116A (en) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | Variable speed mechanism of motor bicycle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9797979A JPS5622116A (en) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | Variable speed mechanism of motor bicycle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5622116A JPS5622116A (en) | 1981-03-02 |
JPS6235540B2 true JPS6235540B2 (ja) | 1987-08-03 |
Family
ID=14206771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9797979A Granted JPS5622116A (en) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | Variable speed mechanism of motor bicycle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5622116A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57192655A (en) * | 1981-05-21 | 1982-11-26 | Honda Motor Co Ltd | Shift drum speed changer for motor bicycles |
JPH0759722B2 (ja) * | 1985-07-09 | 1995-06-28 | 川崎製鉄株式会社 | 先にガス加熱されたスラブの後続の誘導加熱時の誘導加熱制御方法 |
JPH0375307A (ja) * | 1989-08-16 | 1991-03-29 | Nkk Corp | データトラッキング制御方法 |
DE102012003415A1 (de) * | 2012-02-14 | 2013-08-14 | Getrag Getriebe- Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg | Aktuatoranordnung für einen Kraftfahrzeugantriebsstrang |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129604Y2 (ja) * | 1971-08-05 | 1976-07-26 |
-
1979
- 1979-07-31 JP JP9797979A patent/JPS5622116A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5622116A (en) | 1981-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0785128B1 (en) | Shifting apparatus for bicycles | |
DE69701922T2 (de) | Steuerungseinrichtung für eine Fahrradgangschaltung | |
EP0863070B1 (en) | Bicycle shift control device | |
JP3850808B2 (ja) | 自転車用シフト制御装置 | |
JP3207801B2 (ja) | 自転車ディレーラの位置変速装置 | |
US5354243A (en) | Variable ratio chain drive employing synchronous flexible sprocket shifting | |
US4491031A (en) | Shift drum type speed change mechanism for motorcycles | |
DE69004614T2 (de) | Gangschaltung für ein Fahrrad. | |
JPS5810706Y2 (ja) | 多段スプロケツト装置 | |
EP1564131A1 (en) | Actuation device for a control cable for a bicycle gearshift | |
US20090005210A1 (en) | Internal transmission hub assembly | |
US3973451A (en) | Five speed transmission hub for bicycles | |
JPH0667291U (ja) | 自転車用変速操作装置 | |
JP2007008460A (ja) | 自転車のディレイラーの制御装置 | |
US3938403A (en) | Multiratio power transmitting device | |
US4510820A (en) | Drum type switch-over mechanism for a speed change device | |
JP5937649B2 (ja) | 自転車用シフターおよびこれを備える自転車用電動システム | |
US4135727A (en) | Mounting of the transmission chain of bicycles | |
US4787879A (en) | Fifteen speed variable radius bicycle transmission | |
JPS6235540B2 (ja) | ||
US4124107A (en) | Multistage freewheel for bicycles | |
JPH06123355A (ja) | 自動二輪車の変速装置 | |
JPS6322358Y2 (ja) | ||
JPH0538295Y2 (ja) | ||
JPS6225551B2 (ja) |