JPS62289659A - シ−ト構造物およびその製造方法 - Google Patents
シ−ト構造物およびその製造方法Info
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- JPS62289659A JPS62289659A JP61128228A JP12822886A JPS62289659A JP S62289659 A JPS62289659 A JP S62289659A JP 61128228 A JP61128228 A JP 61128228A JP 12822886 A JP12822886 A JP 12822886A JP S62289659 A JPS62289659 A JP S62289659A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base material
- sheet structure
- web
- layer
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
3、発明の詳細な説明
[産業上の利用分野コ
本発明は通気性、透湿性を有し、有害蒸気あるいは臭気
を吸衿する性質を有するシート構造物およびその製造方
法に関するものである。
を吸衿する性質を有するシート構造物およびその製造方
法に関するものである。
[、従来の技術]
近年人体へ悪影響をおよぼす有害物質のスプレ一作業、
または霧状、基体状物質の製造、使用あるいは悪臭を発
散する作業環境下におっては、作業代役・として産業用
ロボットが尊大されつつある。
または霧状、基体状物質の製造、使用あるいは悪臭を発
散する作業環境下におっては、作業代役・として産業用
ロボットが尊大されつつある。
しかしながら、まだまだ手作業を必要とりろ部分が多々
存在し、作業員の東金管理の面から、より安全な保護衣
服の提供が望まれている。一方、産業用建築分野にあっ
ては、建物の密閉性が高まり、室内の脱臭、除湿態の開
発が行なわれ、これらの要求に対して過去にいくつかの
提案がなされている。例えば、活性炭粉末を高密度織物
にはさみ込み、刺し子縫いする方法、あるいは活性炭粉
末を接析剤で結合させ織物と接着させる方法、更にはプ
ラスチックの表面に吸着性を有する物質を練り込む方法
等が行なわれている。しかしながら、これらの方法によ
り作られたものは、脱臭、吸着効果は認められるものの
反面作業衣としての機能性、例えば、透湿性、通気性が
悪く、発汗をさまたげるものでおり、かつ、風合が硬く
なって作業性を低下させ、しかも衣料として表面品位が
限定されたものとなり、満足すべきものではなかった。
存在し、作業員の東金管理の面から、より安全な保護衣
服の提供が望まれている。一方、産業用建築分野にあっ
ては、建物の密閉性が高まり、室内の脱臭、除湿態の開
発が行なわれ、これらの要求に対して過去にいくつかの
提案がなされている。例えば、活性炭粉末を高密度織物
にはさみ込み、刺し子縫いする方法、あるいは活性炭粉
末を接析剤で結合させ織物と接着させる方法、更にはプ
ラスチックの表面に吸着性を有する物質を練り込む方法
等が行なわれている。しかしながら、これらの方法によ
り作られたものは、脱臭、吸着効果は認められるものの
反面作業衣としての機能性、例えば、透湿性、通気性が
悪く、発汗をさまたげるものでおり、かつ、風合が硬く
なって作業性を低下させ、しかも衣料として表面品位が
限定されたものとなり、満足すべきものではなかった。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は、従来の技術がかかえていた上記の諸問
題を解決し、脱臭性および有害蒸気の吸着性にすぐれ、
かつ、通気性、透湿性などの機能性や、風合、表面品位
にも浸れたシート構造物およびその製造方法を提供する
ことにある。
題を解決し、脱臭性および有害蒸気の吸着性にすぐれ、
かつ、通気性、透湿性などの機能性や、風合、表面品位
にも浸れたシート構造物およびその製造方法を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らは、上記諸問題に対して鋭意検討した結果、
遂に本発明に到達したものである。
遂に本発明に到達したものである。
その骨子は次の通りである。
(1) 臭気および/または蒸気を吸着する基材が中
間層に介在し、該基材の片面側には極1111繊維ウェ
ブからなる(八)層が、該基材の細面側には極細繊維ウ
ェブまたは極細繊維織編物からなる((3)層がそれぞ
れ配置されており、該基材は(^)層および(B)層と
不離一体溝造を形成していることを特徴とするシート構
造物。
間層に介在し、該基材の片面側には極1111繊維ウェ
ブからなる(八)層が、該基材の細面側には極細繊維ウ
ェブまたは極細繊維織編物からなる((3)層がそれぞ
れ配置されており、該基材は(^)層および(B)層と
不離一体溝造を形成していることを特徴とするシート構
造物。
(2〉 極細9A維ウエブあるいは極細繊維織編物の
いずれかの上に、臭気および/または蒸気を吸着する基
材を積層し、次に該暴村上に、極fiIl繊維ウェブを
積層して絡合処理することを特徴とするシート構造物の
製造方法。
いずれかの上に、臭気および/または蒸気を吸着する基
材を積層し、次に該暴村上に、極fiIl繊維ウェブを
積層して絡合処理することを特徴とするシート構造物の
製造方法。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明に用いる臭気および/蒸気を吸着する基材(以後
、吸着性基材と記す)とは、活性炭粉末、活性化された
炭素繊維、あるいは、植物、例えば、ツバキ科植物、特
に茶樹、サカキ、山茶花などの主として葉部から得られ
る消臭有効成分を繊維に吸着させたウェブ、織物、編物
をいう。
、吸着性基材と記す)とは、活性炭粉末、活性化された
炭素繊維、あるいは、植物、例えば、ツバキ科植物、特
に茶樹、サカキ、山茶花などの主として葉部から得られ
る消臭有効成分を繊維に吸着させたウェブ、織物、編物
をいう。
本発明に用いられる活性炭粉末の粒径は、約50μ〜約
800μ、好ましくは約100μ〜約700μの範囲を
有するものが良い。粒径が約50μ未満であると、絡合
処理時に表面に飛散し、また約800μを越えると風合
が悪くなり、吸着効率も低下し好ましくない。
800μ、好ましくは約100μ〜約700μの範囲を
有するものが良い。粒径が約50μ未満であると、絡合
処理時に表面に飛散し、また約800μを越えると風合
が悪くなり、吸着効率も低下し好ましくない。
活性化された炭素繊維とは、コールタールピッチ、石油
ピッチ、コールタール、エチレンタール留出物、アクリ
ロニトリルおよびその共重合体、ポリビニールアルコー
ル等の炭素繊維化可能物質から公知の炭素繊維化する活
性化技術を用いて作られたものである。これらの炭素繊
維をウェブ状あるいは織物状にして用いるものである。
ピッチ、コールタール、エチレンタール留出物、アクリ
ロニトリルおよびその共重合体、ポリビニールアルコー
ル等の炭素繊維化可能物質から公知の炭素繊維化する活
性化技術を用いて作られたものである。これらの炭素繊
維をウェブ状あるいは織物状にして用いるものである。
これらの基材はシート構造物の全重量に対して、10〜
80重量%の範囲が好ましい。10重量%未満でおると
脱臭吸着効果が低下し、80重量%を越えると、絡合処
理時に製品表面に活性炭粉末、炭素繊維が露出しやすく
なり好ましくない。
80重量%の範囲が好ましい。10重量%未満でおると
脱臭吸着効果が低下し、80重量%を越えると、絡合処
理時に製品表面に活性炭粉末、炭素繊維が露出しやすく
なり好ましくない。
また、植物より抽出された消臭有効成分を繊維に吸着さ
せたものを使用する場合の絡合処理は二一ドルバンヂ法
が好ましい。この時の繊維は例えば、テトロン、ナイロ
ン等の合成繊維類、麻、綿、羊毛等の天然繊維類が使用
され、特に限定するものではない。
せたものを使用する場合の絡合処理は二一ドルバンヂ法
が好ましい。この時の繊維は例えば、テトロン、ナイロ
ン等の合成繊維類、麻、綿、羊毛等の天然繊維類が使用
され、特に限定するものではない。
次に本発明に用いる(A) 1ffiまたはCB) 層
のウェブあるいは(B)層の極細繊維織編物を形成する
繊維は、0.5デニール以下が好ましい。0.5デニー
ルを越えると、絡合処理時に極細繊維層から活性炭粉末
が飛散しやすく、かつ、製品風合、表面タッチが低下し
好ましくない。これらの極細繊維としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートあるい
は、これらを主体とする共重合体、ナイロン6.12.
66等で代表されるポリアミド類、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、アクリル系重合体類、ポリビニールアルコ
ール類等が挙げられる。特に限定するものではないがこ
の中でも特にポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ナイロン等が得られる製品の物性及
び実用性能の点から好ましく使用される。これらの繊維
形成性高1分子重合体からの極細繊維化手段としては、
公知・の海島型複合繊維技術、ブレンド型複合繊゛維:
技術′12分割型複合IIfi技術、あるいはメルトプ
ロー技′術等′が良く知られている。用途、製品表面品
位位゛、組合−わせるam形成性高分子重合体、等によ
づて適′宜−選択すればよい。これらの繊維を用いて公
知“のウェブ化′技術、・織編物技術をもって積層用基
材を作成し、必要に応じて溶剤、熱処理、機械的処理等
、によって極細化する。
のウェブあるいは(B)層の極細繊維織編物を形成する
繊維は、0.5デニール以下が好ましい。0.5デニー
ルを越えると、絡合処理時に極細繊維層から活性炭粉末
が飛散しやすく、かつ、製品風合、表面タッチが低下し
好ましくない。これらの極細繊維としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートあるい
は、これらを主体とする共重合体、ナイロン6.12.
66等で代表されるポリアミド類、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、アクリル系重合体類、ポリビニールアルコ
ール類等が挙げられる。特に限定するものではないがこ
の中でも特にポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ナイロン等が得られる製品の物性及
び実用性能の点から好ましく使用される。これらの繊維
形成性高1分子重合体からの極細繊維化手段としては、
公知・の海島型複合繊維技術、ブレンド型複合繊゛維:
技術′12分割型複合IIfi技術、あるいはメルトプ
ロー技′術等′が良く知られている。用途、製品表面品
位位゛、組合−わせるam形成性高分子重合体、等によ
づて適′宜−選択すればよい。これらの繊維を用いて公
知“のウェブ化′技術、・織編物技術をもって積層用基
材を作成し、必要に応じて溶剤、熱処理、機械的処理等
、によって極細化する。
本発明によるシート構造物は、・基本的には極細繊維ウ
ェブ(^)層/吸着性基材l極細″破維、つ・ニブ(B
)、または極細1維つ・エア(All!/吸着性基材/
極細繊維織編物(B) IIからなる組合ね、ぜを示す
が、用途によっては、上記基材の中に′本発明の効果を
妨げない範囲において、羊毛、木゛綿、麻、絹、羽毛、
レーヨン、ビニロン、ガラ“ス繊゛維、・岩石ウール、
アスベス゛″ト繊維等を混在さ7せても良い。また、製
品の強度、他〜の“機能性を付′与させるために、上記
各種繊維の不織布、織編物を本発明のシートIpJ造物
のどちらか一面、あるいは両面に積層し同時に絡合処理
するか、風合をそこなわない程度の接谷剤を用いて張り
合わせても良い。
ェブ(^)層/吸着性基材l極細″破維、つ・ニブ(B
)、または極細1維つ・エア(All!/吸着性基材/
極細繊維織編物(B) IIからなる組合ね、ぜを示す
が、用途によっては、上記基材の中に′本発明の効果を
妨げない範囲において、羊毛、木゛綿、麻、絹、羽毛、
レーヨン、ビニロン、ガラ“ス繊゛維、・岩石ウール、
アスベス゛″ト繊維等を混在さ7せても良い。また、製
品の強度、他〜の“機能性を付′与させるために、上記
各種繊維の不織布、織編物を本発明のシートIpJ造物
のどちらか一面、あるいは両面に積層し同時に絡合処理
するか、風合をそこなわない程度の接谷剤を用いて張り
合わせても良い。
本発明でいう不離一体構造とは例えば(八)層の極細繊
維が吸@基材を貫入して(B)層の編織物類の組織に入
り込み、ランダムに絡°み合っているばかりでなく、極
18繊維どうしもその形態を維持しながら絡み合ってい
て、相当の応力で剥離してもWa織吻と不織布ウェブは
剥離せず、さらに応力が強くなると剥離よりもシート構
造物の組織破壊となるような絡合の強い構造をいう。
維が吸@基材を貫入して(B)層の編織物類の組織に入
り込み、ランダムに絡°み合っているばかりでなく、極
18繊維どうしもその形態を維持しながら絡み合ってい
て、相当の応力で剥離してもWa織吻と不織布ウェブは
剥離せず、さらに応力が強くなると剥離よりもシート構
造物の組織破壊となるような絡合の強い構造をいう。
本発明で言う不離一体構造とする絡合処理は、バッチ方
式あるいは連続方式によって作られた(八)層/吸着性
基材/(B)層からなる積層基材をニードルパンチある
いは高速流体処理あるいは、・その組合せ処理により、
中間に一介在する吸着性基材層を少なくとも表裏一方の
極細繊維が貫通し絡合した状態、あるいは吸着性基材と
絡合し一体化する。高速流体処理とは、一般にはウォー
タージェットパンチが作業性、安全面、コスト面から好
ましく用いられる。この絡合処゛理におけるニードルパ
ンヂ密度、高速流体噴射圧力は用途、積7層する繊維目
付、形体により一概に□限定・されるものではないが、
通常ニードルパンチにおいては50“O木/Ci以上6
000本/−以下、好□ましくは1500本/一本土−
500本10+f以下が良い。ウォータージェットパン
チにおいては10−/−以上300kg/cJ以下、好
ましくは20に9/・d以上100に9/−以下がよい
。前記範囲外においては得られるシート構造物の絡合不
足、製品風合の硬化、あるいは活性炭粉末の流出、吸着
性成分の繊維表面からの脱落が発生し好ましくない。
式あるいは連続方式によって作られた(八)層/吸着性
基材/(B)層からなる積層基材をニードルパンチある
いは高速流体処理あるいは、・その組合せ処理により、
中間に一介在する吸着性基材層を少なくとも表裏一方の
極細繊維が貫通し絡合した状態、あるいは吸着性基材と
絡合し一体化する。高速流体処理とは、一般にはウォー
タージェットパンチが作業性、安全面、コスト面から好
ましく用いられる。この絡合処゛理におけるニードルパ
ンヂ密度、高速流体噴射圧力は用途、積7層する繊維目
付、形体により一概に□限定・されるものではないが、
通常ニードルパンチにおいては50“O木/Ci以上6
000本/−以下、好□ましくは1500本/一本土−
500本10+f以下が良い。ウォータージェットパン
チにおいては10−/−以上300kg/cJ以下、好
ましくは20に9/・d以上100に9/−以下がよい
。前記範囲外においては得られるシート構造物の絡合不
足、製品風合の硬化、あるいは活性炭粉末の流出、吸着
性成分の繊維表面からの脱落が発生し好ましくない。
本発明のシート構造物は製品表面品位の向上、繊維密度
を高めるために、その製造中または後において、熱処理
を施してもよい。また、製品fiffi値を更に高める
ために、スプレー等によりシート表面への戻水処理、水
系エマルジョン付与を行なってもよい。更には、ファシ
ョン性を高めるうえから、脱臭性有害物質蒸気の吸着性
の機能をそこなわない範囲で染色処理、例えば、スヂー
ミング染色を行なってもよい。また、原着化極細繊維を
用いてもよい。
を高めるために、その製造中または後において、熱処理
を施してもよい。また、製品fiffi値を更に高める
ために、スプレー等によりシート表面への戻水処理、水
系エマルジョン付与を行なってもよい。更には、ファシ
ョン性を高めるうえから、脱臭性有害物質蒸気の吸着性
の機能をそこなわない範囲で染色処理、例えば、スヂー
ミング染色を行なってもよい。また、原着化極細繊維を
用いてもよい。
ざらに本発明のシート構造物表面をよりタッチ、外観品
位を付与させるために、サンドペーパー、サンドクロス
、゛針布等で起毛処理を施してもよい。
位を付与させるために、サンドペーパー、サンドクロス
、゛針布等で起毛処理を施してもよい。
本発明のシード構造物は、悪臭や有害性蒸気の発生する
作業における保護衣料、ガスマスク、スプレー用マスク
、医料用脱臭服、家庭用脱臭マット、イス用衷張りカバ
ー、ベッドマット、鑑賞用魚類の水槽的脱臭濾過マット
、自動車クーラ用脱臭基材笠に広く使用する′ことが出
来る。
作業における保護衣料、ガスマスク、スプレー用マスク
、医料用脱臭服、家庭用脱臭マット、イス用衷張りカバ
ー、ベッドマット、鑑賞用魚類の水槽的脱臭濾過マット
、自動車クーラ用脱臭基材笠に広く使用する′ことが出
来る。
[実施例]
次に実施例を示すが、本発明の有効性は、これらによっ
て何ら制限されたり、限定解釈されるものではない。゛
むしろ次の応用展開をもたらすものである。
て何ら制限されたり、限定解釈されるものではない。゛
むしろ次の応用展開をもたらすものである。
実施例および比較例
次に示した高分子相互配列体繊維を準漸した。
島成分(A):ポリエチレンテレフタレート、恒限粘度
0.71 海成分(B):ポリスチレン A/B比率:57/43重四% カット長:約51m+n ケン線数:約13山/in 島成分本数:16本 上記の複合繊維を用いて、カード・クロスラッパー)1
/Cを通してウェブを作成した。このウェブを更にニー
ドルバンチ)f/Cで針密度1000本/dとなるよう
にバンチし、目付175ff/m2のウェブ(1)を得
た。次に活性化された繊維デニール約0.6dの石炭系
ピッチ炭素繊維をy2inにカットしたものを抄紙法に
よって、目付923/T112のウェブ(2)を作成し
た。次にウェブ(1)をトリクレンによって脱ボリスチ
を行ない、目付989/m2の極細繊維ウェブを作成し
た。このウェブ(1)の上にウェブ(2)を積層し、そ
の上にウェブ(1)を更に積層し、次いで、ニードルバ
ンチH/Cを用い、針密度2000本/−になるように
バンチし、目付2959/Tr12の極wi域維つェブ
/炭素繊維ウェブ/極細繊維ウェブが不離一体となった
三層構造不織布からなるシート構造物を得た。
0.71 海成分(B):ポリスチレン A/B比率:57/43重四% カット長:約51m+n ケン線数:約13山/in 島成分本数:16本 上記の複合繊維を用いて、カード・クロスラッパー)1
/Cを通してウェブを作成した。このウェブを更にニー
ドルバンチ)f/Cで針密度1000本/dとなるよう
にバンチし、目付175ff/m2のウェブ(1)を得
た。次に活性化された繊維デニール約0.6dの石炭系
ピッチ炭素繊維をy2inにカットしたものを抄紙法に
よって、目付923/T112のウェブ(2)を作成し
た。次にウェブ(1)をトリクレンによって脱ボリスチ
を行ない、目付989/m2の極細繊維ウェブを作成し
た。このウェブ(1)の上にウェブ(2)を積層し、そ
の上にウェブ(1)を更に積層し、次いで、ニードルバ
ンチH/Cを用い、針密度2000本/−になるように
バンチし、目付2959/Tr12の極wi域維つェブ
/炭素繊維ウェブ/極細繊維ウェブが不離一体となった
三層構造不織布からなるシート構造物を得た。
比較例として、テトロン高密度タフタ(70D−72f
、9テYaX3 m密[= 121 X 105本/
in)を表裏に配置し、その中間に実施例1に用いた炭
素繊維を同量介在さ、その俊、刺し子縫いしたシートを
準備した。
、9テYaX3 m密[= 121 X 105本/
in)を表裏に配置し、その中間に実施例1に用いた炭
素繊維を同量介在さ、その俊、刺し子縫いしたシートを
準備した。
次にこれら実施例と比較例のシートを下面を密閉した円
筒形の容器の上部に詰め込み、その後円筒容器中にトリ
クレンガスを注入(濃度420Dpm> L/た。40
分放置復、3人のパネラ−に容器上部の臭気をかいでも
らい官能評価を行なった。
筒形の容器の上部に詰め込み、その後円筒容器中にトリ
クレンガスを注入(濃度420Dpm> L/た。40
分放置復、3人のパネラ−に容器上部の臭気をかいでも
らい官能評価を行なった。
その結果を第1表に示した。この結果が示すように、本
発明品は有毒蒸気吸着性を有し、かつ透湿性、通気性に
優れた、風合、表面タッチの良好なシートであった。こ
れに対し、比較例は、透湿性、通気性が著しく劣るもの
であった。また、シートの裁ち切りを行なったところ、
比較量は内層から炭素繊維がほつれやすかったが、本発
明品は極細繊維との不離一体1i13造を有するため、
裁ち切り性は極めて良好であった。通気性、透湿性は次
に示した方法で測定した。
発明品は有毒蒸気吸着性を有し、かつ透湿性、通気性に
優れた、風合、表面タッチの良好なシートであった。こ
れに対し、比較例は、透湿性、通気性が著しく劣るもの
であった。また、シートの裁ち切りを行なったところ、
比較量は内層から炭素繊維がほつれやすかったが、本発
明品は極細繊維との不離一体1i13造を有するため、
裁ち切り性は極めて良好であった。通気性、透湿性は次
に示した方法で測定した。
(1)通気性(フラジール形法)
試験法の根拠はJIS L 1079r化学繊維織
物試験方法」に準じた。
物試験方法」に準じた。
(2) 透湿性(透湿カップ法)
試験法の根拠はJIS Z 0208r防湿包装材
お1の透湿度試験方法(カップ法)」に準じた。
お1の透湿度試験方法(カップ法)」に準じた。
木 (官能評価基準)
全く臭いを感じない A
はんの少し臭いを感じる B
臭いを感じる C
きつく臭いを感じる D
[発明の効果1
本発明のシート構造物は、次のような効果が得られる。
有毒蒸気の吸容、悪臭の脱臭効果に優れる。しかも多層
構造シートでありながら、主として極細繊維の絡合によ
る不離一体構造を有するため適度な通気性、透湿性を有
しかつ風合、外観品位、タッチが良好である。
構造シートでありながら、主として極細繊維の絡合によ
る不離一体構造を有するため適度な通気性、透湿性を有
しかつ風合、外観品位、タッチが良好である。
Claims (5)
- (1)臭気および/または蒸気を吸着する基材が中間層
に介在し、該基材の片面側には極細繊維ウェブからなる
(A)層が、該基材の他面側には極細繊維ウェブまたは
極細繊維織編物からなる(B)層がそれぞれ配置されて
おり、該基材は(A)層および(B)層と不離一体構造
を形成していることを特徴とするシート構造物。 - (2)臭気および/または蒸気を吸着する基材の含有量
が、シート構造物全重量に対して10〜80重量%であ
る特許請求の範囲第(1)項に記載のシート構造物。 - (3)極細繊維が0.5デニール以下である特許請求の
範囲第(1)項に記載のシート構造物。 - (4)極細繊維ウェブあるいは極細繊維織編物のいずれ
かの上に、臭気および/または蒸気を吸着する基材を積
層し、次に該基材上に、極細繊維ウェブを積層して絡合
処理することを特徴とするシート構造物の製造方法。 - (5)絡合処理が、ニードルパンチ処理および/または
高速流体処理で行なわれる特許請求の範囲第(4)項記
載のシート構造物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61128228A JPS62289659A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | シ−ト構造物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61128228A JPS62289659A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | シ−ト構造物およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62289659A true JPS62289659A (ja) | 1987-12-16 |
Family
ID=14979661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61128228A Pending JPS62289659A (ja) | 1986-06-04 | 1986-06-04 | シ−ト構造物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62289659A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02289158A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-11-29 | Lainiere De Picardie Sa | 貼合せ用布及びその製造方法 |
JP2019089294A (ja) * | 2017-11-17 | 2019-06-13 | 新和産業株式会社 | 透湿性防水シート |
-
1986
- 1986-06-04 JP JP61128228A patent/JPS62289659A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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